JPH072642U - 金属軸付樹脂回転体 - Google Patents

金属軸付樹脂回転体

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JPH072642U JP068040U JP6804093U JPH072642U JP H072642 U JPH072642 U JP H072642U JP 068040 U JP068040 U JP 068040U JP 6804093 U JP6804093 U JP 6804093U JP H072642 U JPH072642 U JP H072642U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂回転体の孔径が押し広げられることな
く、抜け止めと割れが防止されて金属軸に樹脂回転体が
確実に固定されて高温環境下でも使用できること。 【構成】 金属軸1の下側の小径部からなる圧入部1′
外周にロ−レット部1aが加工されている。ロ−レット部
1aの下側には軸支部1bが形成されている。太径部1cの下
側は肩部1dとなっている。樹脂回転体2の中心には圧入
孔2aが形成されると共に、圧入孔2aの下端の縁に傾斜面
2bからなる面取り部2′が形成されている。圧入孔2aの
上側には太径部2cが形成されている。太径部2cに圧入孔
2aの孔径より大きい凹状の孔2dが形成されている。圧入
孔2aと孔2dの間に段部2eが形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属軸付樹脂回転体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来金属軸に樹脂回転体が固定される時は、図11のように、金属軸1の先端に ロ−レット部1aを加工し、樹脂回転体2′に形成した圧入孔2iに圧入していた。 しかし、特に高温環境下で使用した場合、金属と樹脂という材料の違いによる 両者の線膨張率の差から、強度が低下して軸抜けしてしまう欠点があった。 そこで圧入強度を上げる目的で、ロ−レット加工を施した部分の圧入代を広 く取る。金属軸をカシメる。という方法を行っていた。 上記では樹脂歯車に割れが発生する問題が有り、では樹脂歯車が図12の丸 で囲むクロスハッチしたカシメの食い込み部aにより部分的に孔径が押し広げら れてロ−レット圧入部での圧入強度が低下する。樹脂歯車が変形することにより 割れが発生する欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、金属軸のロ−レット部を樹脂回転体の圧入孔に圧 入して固定したり、従来の金属軸のカシメでは、軸抜け強度が低下したり、圧入 代を増すと樹脂歯車が変形するので樹脂歯車が割れてしまうことである。 本考案の目的は上記欠点に鑑み、樹脂回転体の孔径が押し広げられることなく 、抜け止めと割れが防止されて金属軸に樹脂回転体が確実に固定されて高温環境 下でも使用できる金属軸付樹脂回転体を提案することである。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本考案は、金属軸の圧入される圧入孔を形成した樹脂回転体の圧入孔に、金属 軸のロ−レット部を圧入した金属軸付樹脂回転体に於いて、樹脂回転体の圧入孔 の縁に、ロ−レット部が形成された圧入部のカシメによる塑性変形部が嵌まる面 取り部を形成したことを要旨とするものである。
【0005】
【作用】
金属軸1と樹脂回転体2が固定される時は、金属軸1のロ−レット部1aが樹脂 回転体2の圧入孔2aに圧入され、圧入部1′の塑性変形部1eが傾斜面や溝部で形 成された面取り部2′に嵌められるから、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し 広げられることなく金属軸1の圧入部1′をカシメることができる。 従って、圧入強度を低下させることなく金属軸のカシメが加わり、高温環境下 でも金属軸付樹脂回転体の使用ができる。
【0006】
【実施例】
以下、図示の実施例で本考案を説明する。図1から図3は第1実施例で樹脂回 転体を歯車で図示すると、図1は金属軸と樹脂回転体を断面にした分解側面図、 図2は金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチでカシメられた要部断面側面 図、図3は金属軸に樹脂回転体が固定された要部断面側面図である。
【0007】 金属軸付樹脂回転体は、金属軸1の下側の小径部からなる圧入部1′外周にロ −レット部1aが加工されている。ロ−レット部1aの下側には軸支部1bが形成され ている。ロ−レット部1aの上側に太径部1cが形成されている。太径部1cの下側は 肩部1dとなっている。 樹脂回転体2の中心には圧入孔2aが形成されると共に、圧入孔2aの下端の縁に 傾斜面2bからなる面取り部2′が形成されている。圧入孔2aの上側には太径部2c が形成されている。太径部2cに圧入孔2aの孔径より大きい凹状の孔2dが形成され ている。圧入孔2aと孔2dの間に段部2eが形成されている。
【0008】 金属軸1と樹脂回転体2が固定される時は、樹脂回転体2の圧入孔2aに金属軸 1の圧入部1′のロ−レット部1aが、金属軸1の肩部1dが樹脂回転体2の段部2e に当たるように上側から圧入されてロ−レット部1aで結合される。 次に圧入部1′の図で下端部にパンチ3が当てられてカシメ加工される。カシ メ加工は圧入部1′の下端部全周でなくともよい。 上記カシメ加工によって圧入部1′の下端部の塑性変形部1eが傾斜面2bからな る面取り部2′に嵌まるように外側に押し出される。
【0009】 上記のように金属軸付樹脂回転体が構成されると、金属軸1の圧入部1′が樹 脂回転体2の圧入孔2aに圧入されてロ−レット部1aで結合され、圧入部1′の下 端部の塑性変形部1eが傾斜面2bからなる面取り部2′に嵌められるから、圧入孔 2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることなく金属軸1の圧入部1′の下端 部をカシメることができる。 又、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることがないので、樹脂回 転体2が割れることがない。 更に樹脂回転体2は金属軸1の肩部1dと塑性変形部1eで挟まれるので、金属軸 1が樹脂回転体2から抜けることがない。 従って、圧入強度を低下させることなく金属軸1のカシメが加わり、高温環境 下でも金属軸付樹脂回転体の使用ができる。 又、樹脂回転体2を薄型化することが出来る。
【0010】 図4、図5は第2実施例で、図4は金属軸と樹脂回転体を断面にした分解側面 図、図5は金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチでカシメられた要部断面 側面図である。
【0011】 第2実施例の金属軸付樹脂回転体は、金属軸1の下側に鍔部1fが設けられ、鍔 部1fの上側の小径部からなる圧入部1′にロ−レット部1aが加工されている。鍔 部1fの下側には軸支部1bが形成されている。圧入部1′の上側には小径部1gが形 成されている。 樹脂回転体2の中心には圧入孔2aが形成されると共に、圧入孔2aの上端の縁に 傾斜面2bからなる面取り部2′が形成されている。圧入孔2aの上側に圧入孔2aの 孔径より大きい凹状の孔2dが形成されている。圧入孔2aの下側に段部2fが形成さ れている。
【0012】 金属軸1と樹脂回転体2が固定される時は、樹脂回転体2の圧入孔2aに金属軸 1の圧入部1′の上端部が、金属軸1の鍔部1fが樹脂回転体2の段部2fに当たる ように下側から圧入されてロ−レット部1aで結合される。 次に圧入部1′の図で上端部にパンチ3が当てられてカシメ加工される。 上記カシメ加工によって圧入部1′の上端部の塑性変形部1eが傾斜面2bからな る面取り部2′に嵌まるように外側に押し出される。
【0013】 第2実施例の場合も第1実施例と同様に、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押 し広げられることなく金属軸1の圧入部1′の上端部をカシメることができる。 又、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることがないので、樹脂回 転体2が割れることがない。 更に樹脂回転体2は金属軸1の鍔部1fと塑性変形部1eで挟まれるので、金属軸 1が樹脂回転体2から抜けることがない。 従って、圧入強度を低下させることなく金属軸1のカシメが加わり、高温環境 下でも金属軸付樹脂回転体の使用ができる。 又、樹脂回転体2を薄型化することが出来る。
【0014】 図6から図10は第1実施例の第1変形例で、図6は金属軸の側面図、図7は金 属軸の底面図、図8は樹脂回転体の要部断面側面図、図9は樹脂回転体の底面図 、図10は樹脂回転体が組み合わされてパンチでカシメられた後の要部断面側面図 である。
【0015】 第1変形例では金属軸1と樹脂回転体2に圧入部1′のロ−レット部1aによる 圧入の他に係合平面部が形成され、かつカシメ部分が全周ではなく一部円周とし たことである。 金属軸1のロ−レット部1aが加工された小径部からなる圧入部1′外周に係合 平面部1gが形成されている。 樹脂回転体2の圧入孔2aに係合平面部2gが形成されている。圧入孔2aの係合平 面部2gがない下端の縁に傾斜面2h、2hからなる面取り部2′が形成されている。 他の構成は上記第1実施例と略同一である。
【0016】 金属軸1と樹脂回転体2が固定される時は、樹脂回転体2の係合平面部2gに金 属軸1の係合平面部1gを合わせて樹脂回転体2の圧入孔2aに金属軸1の圧入部1 ′の下端部が、金属軸1の肩部1dが樹脂回転体2の段部2eに当たるように上側か ら圧入されてロ−レット部1aで結合される。 次に圧入部1′の図で下端部に第1実施例と同様にパンチが当てられてカシメ 加工される。 上記カシメ加工によって圧入部1′の下端部の塑性変形部1eが傾斜面2h、2hか らなる面取り部2′に嵌まるように外側に押し出される。
【0017】 図13から図15は第1実施例の第2変形例で、図13は金属軸と樹脂回転体を断面 にした分解側面図、図14は金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチでカシメ られた要部断面側面図、図15は金属軸に樹脂回転体が固定された要部断面側面図 である。
【0018】 第2変形例では金属軸1の圧入部1′にロ−レット部1aとロ−レット部1aの下 側にカシメ部1hが形成されている。 他の構成は上記第1実施例と略同一である。
【0019】 金属軸1と樹脂回転体2が固定される時は、樹脂回転体2の圧入孔2aに金属軸 1の圧入部1′のロ−レット部1aとカシメ部1hが、金属軸1の肩部1dが樹脂回転 体2の段部2eに当たるように上側から圧入されてロ−レット部1aで結合される。 次に圧入部1′の図で下端部にパンチ3が当てられてカシメ部1hがカシメ加工 される。 上記カシメ加工によって圧入部1′のカシメ部1hがカシメられて塑性変形部1e となり、塑性変形部1eは傾斜面2bからなる面取り部2′に嵌まるように外側に押 し出される。
【0020】 第2変形例のように金属軸付樹脂回転体が構成されると、金属軸1の圧入部1 ′が樹脂回転体2の圧入孔2aに圧入されてロ−レット部1aで結合され、圧入部1 ′のカシメ部1hがカシメられて塑性変形部1eが傾斜面2bからなる面取り部2′に 嵌められるから、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることなく金属 軸1の圧入部1′のカシメ部1hをカシメることができる。 又、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることがないので、樹脂回 転体2が割れることがない。 更に樹脂回転体2は金属軸1の肩部1dと塑性変形部1eで挟まれるので、金属軸 1が樹脂回転体2から抜けることがない。 従って、圧入強度を低下させることなく金属軸1のカシメが加わり、高温環境 下でも金属軸付樹脂回転体の使用ができる。 又、樹脂回転体2を薄型化することが出来る。 更にロ−レット部1aを塑性加工した上記第1実施例でロ−レット部1aは加工硬 化により脆くなる場合もあるが、この第2変形例では圧入部1′をロ−レット部 1aとカシメ部1hに機能分離してカシメ部1hをカシメることにより、更に安定した カシメを行う事ができる。
【0021】 図16、図17は第2実施例の変形例で、図16は金属軸と樹脂回転体を断面にした 分解側面図、図17は金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチでカシメられた 要部断面側面図である。
【0022】 第2実施例の変形例の金属軸付樹脂回転体は、金属軸1の下側に鍔部1fが設け られ、鍔部1fの上側の小径部からなる圧入部1′にロ−レット部1aとロ−レット 部1aの上側にカシメ部1hが形成されている。 他の構成は上記第2実施例と略同一である。
【0023】 金属軸1と樹脂回転体2が固定される時は、樹脂回転体2の圧入孔2aに金属軸 1の圧入部1′のロ−レット部1aとカシメ部1hが、金属軸1の鍔部1fが樹脂回転 体2の段部2fに当たるように下側から圧入されてロ−レット部1aで結合される。 次に圧入部1′の図で上端部にパンチ3が当てられてカシメ部1hがカシメ加工 される。 上記カシメ加工によって圧入部1′のカシメ部1hの塑性変形部1eが傾斜面2bか らなる面取り部2′に嵌まるように外側に押し出される。
【0024】 第2実施例の変形例の場合も第1実施例の第2変形例と同様に、圧入孔2aの孔 径が塑性変形部1eで押し広げられることなく金属軸1の圧入部1′のカシメ部1h をカシメることができる。 又、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることがないので、樹脂回 転体2が割れることがない。 更に樹脂回転体2は金属軸1の鍔部1fと塑性変形部1eで挟まれるので、金属軸 1が樹脂回転体2から抜けることがない。 従って、圧入強度を低下させることなく金属軸1のカシメが加わり、高温環境 下でも金属軸付樹脂回転体の使用ができる。 又、樹脂回転体2を薄型化することが出来る。 更に圧入部1′をロ−レット部1aとカシメ部1hに機能分離してカシメ部1hをカ シメることにより、更に安定したカシメを行う事ができる。
【0025】 図18から図20は第1実施例の第3変形例で、図18は金属軸と樹脂回転体を断面 にした分解側面図、図19は金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチでカシメ られた要部断面側面図、図20は金属軸に樹脂回転体が固定された要部断面側面図 である。
【0026】 第1実施例の第3変形例の金属軸付樹脂回転体では、樹脂回転体2の面取り部 2′が溝部2gで形成されている。 他の構成は上記第1実施例と略同一である。
【0027】 金属軸1と樹脂回転体2が固定される時は、樹脂回転体2の圧入孔2aに金属軸 1の圧入部1′のロ−レット部1aが、金属軸1の肩部1dが樹脂回転体2の段部2e に当たるように上側から圧入されてロ−レット部1aで結合される。 次に圧入部1′の図で下端部にパンチ3が当てられてカシメ加工される。 上記カシメ加工によって圧入部1′の下端部の塑性変形部1eが溝部2gからなる 面取り部2′に嵌まるように外側に押し出される。
【0028】 第3変形例のように金属軸付樹脂回転体が構成されると、金属軸1の圧入部1 ′が樹脂回転体2の圧入孔2aに圧入されてロ−レット部1aで結合され、圧入部1 ′の下端部の塑性変形部1eが溝部2gからなる面取り部2′に嵌められるから、圧 入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることなく金属軸1の圧入部1′の 下端部をカシメることができる。 又、圧入孔2aの孔径が塑性変形部1eで押し広げられることがないので、樹脂回 転体2が割れることがない。 更に樹脂回転体2は金属軸1の肩部1dと塑性変形部1eで挟まれるので、金属軸 1が樹脂回転体2から抜けることがない。 従って、圧入強度を低下させることなく金属軸1のカシメが加わり、高温環境 下でも金属軸付樹脂回転体の使用ができる。
【0029】 上記第1実施例の第3変形例の樹脂回転体2に、図13から図15の第1実施例の 第3変形例の圧入部1′にロ−レット部1aとカシメ部1hが形成された金属軸1を 組み合わせてもよい。 更に上記第1実施例の第3変形例の溝部2gからなる面取り部2′を上記第2実 施例図3から図5のように樹脂回転体2の上側に形成してよい。
【0030】 上記説明では、樹脂回転体を歯車で図示したが、樹脂回転体をプ−リやカムで もよい。
【0031】
【考案の効果】
本考案は上述のように、金属軸のロ−レット部が樹脂回転体の圧入孔に圧入さ れ、圧入部の塑性変形部が傾斜面や溝部で形成された面取り部に嵌められるから 、圧入孔の孔径が塑性変形部で押し広げられることなく金属軸の圧入部をカシメ ることができる。 従って、圧入強度を低下させることなく金属軸のカシメが加わり、高温環境下 でも金属軸付樹脂回転体の使用ができる等実用上優れた効果を奏する金属軸付樹 脂回転体を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、金属軸と樹脂回転体を断面にし
た分解側面図である。
【図2】同金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチ
でカシメられた要部断面側面図である。
【図3】同金属軸に樹脂回転体が固定された要部断面側
面図である。
【図4】第2実施例で、金属軸と樹脂回転体を断面にし
た分解側面図である。
【図5】同金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチ
でカシメられた要部断面側面図である。
【図6】第1実施例の第1変形例で、金属軸の側面図で
ある。
【図7】同金属軸の底面図である。
【図8】同樹脂回転体の要部断面側面図である。
【図9】同樹脂回転体の底面図である。
【図10】同樹脂回転体が組み合わされてパンチでカシメ
られた後の要部断面側面図である。
【図11】従来の金属軸と樹脂回転体を断面にした分解側
面図である。
【図12】同金属軸に樹脂回転体が固定された要部断面側
面図と要部拡大断面側面図である。
【図13】第1実施例の第2変形例で、金属軸と樹脂回転
体を断面にした分解側面図である。
【図14】同金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチ
でカシメられた要部断面側面図である。
【図15】同金属軸に樹脂回転体が固定された要部断面側
面図である。
【図16】第2実施例の変形例で、金属軸と樹脂回転体を
断面にした分解側面図である。
【図17】同金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチ
でカシメられた要部断面側面図である。
【図18】第1実施例の第3変形例で、金属軸と樹脂回転
体を断面にした分解側面図である。
【図19】同金属軸と樹脂回転体が組み合わされてパンチ
でカシメられた要部断面側面図である。
【図20】同金属軸に樹脂回転体が固定された要部断面側
面図である。
【符号の説明】
1 金属軸 1′ 圧入部 1a ロ−レット部 1e 塑性変形部 1h カシメ部 2 樹脂回転体 2′ 面取り部 2a 圧入孔 2b、2h 傾斜面 2g 溝部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属軸の圧入される圧入孔を形成した樹
    脂回転体の圧入孔に、金属軸のロ−レット部を圧入した
    金属軸付樹脂回転体に於いて、樹脂回転体の圧入孔の縁
    に、ロ−レット部が形成された圧入部のカシメによる塑
    性変形部が嵌まる面取り部を形成した金属軸付樹脂回転
    体。
  2. 【請求項2】 上記圧入部をロ−レット部とロ−レット
    部が形成されていないカシメ部としたことを特徴とする
    請求項1記載の金属軸付樹脂回転体。
  3. 【請求項3】 上記面取り部を傾斜面としたことを特徴
    とする請求項1記載の金属軸付樹脂回転体。
  4. 【請求項4】 上記面取り部を溝部としたことを特徴と
    する請求項1記載の金属軸付樹脂回転体。
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