JPH024867Y2 - - Google Patents

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JPH024867Y2
JPH024867Y2 JP1983139394U JP13939483U JPH024867Y2 JP H024867 Y2 JPH024867 Y2 JP H024867Y2 JP 1983139394 U JP1983139394 U JP 1983139394U JP 13939483 U JP13939483 U JP 13939483U JP H024867 Y2 JPH024867 Y2 JP H024867Y2
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JP
Japan
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steel pipe
threaded shaft
lock nut
entire circumference
thick
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JP1983139394U
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JPS6047917U (ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、自動車の鋼管製のかじ取引棒に関す
るものである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般的に、自動車の鋼管製のねじ取引棒とその
両端の球接手との拘束はねじ結合され鋼管外周に
鉄製のクランプを使用するか、鋼管の端部にロツ
クナツトを使用してゆるみ止めを実施している。
ロツクナツトを使用する場合、従来の鋼管かじ取
引棒では、たとえば特公昭44−23286号公報に示
されているように、鋼管の端面が小さいため、ロ
ツクナツトによる鋼管と球接手とのゆるみ止めの
確実さを得るために、鋼管の端面の拡大をすえ込
み等によつて図る手段が設けられている。ここに
おいてロツクナツトを締める場合、充分な締付力
を確保するため鋼管の端部の外周面にスパナをか
けるための2面もしくはそれ以上の平面を形成す
ることが要求されるが、そのため鋼管端部をすえ
込みにより成形する場合は、すえ込み量が増大す
る。そこで鋼管の端部の外周面に別の部品を嵌合
して溶接により一体化しているが、コストが増大
する。
これらの問題点を第1図ないし第4図に基づい
てさらに詳しく説明すると、かじ取引棒は、鋼管
1からなり、その端部の内周面にめねじ2を有し
ており、このめねじ2に玉接手3のねじ付軸4が
ねじこまれている。さらに鋼管1と玉接手3とを
拘束するためにロツクナツト5の締付けにより生
ずる鋼管1の端面とロツクナツト5の端面との摩
擦およびねじ付軸4の軸力の発生によりねじを固
定している。
上記鋼管1の端部にロツクナツト5に対する接
触座面を得るための手段として、第3図に示すよ
うに、(特公昭44−23286号公報にも示されるよう
に、)鋼管1の端部にすえ込みにより肉厚部6を
形成することが知られているが、このようなすえ
込みだけで成形される接触座面7は、鋼管である
ための制限をうける。
すなわち、上記肉厚部6がロツクナツト5を締
込むための対応する2面もしくは4ないし6面か
らなるスパナかけ用の平面8を備える場合は、肉
厚部6に所定長さが必要となり、すえ込み量の増
加を伴ない、すえ込み加工だけでは所定の肉厚部
6を成形できない。
一般に直径d0の丸棒のすえ込み長さlfは、3d0
下にとられ、安定した作業においては2.5d0以下
が採用されており、そのすえ込み量はlf×π/4d0 2 となる。鋼管においては肉厚tの影響により、例
えば外径17.5mm、t=3.2mmの鋼管においては9
mmのすえ込み量においても鋼管内側に座屈現象が
みられる。
したがつて充分な接触座面とスパナかけ用平面
とを備えるかじ取引棒を得る場合は、第1図に示
すように多角形部品9を鋼管1の外周に嵌合し溶
接により固定し、使用しているが、コストがかか
る。
〔考案の目的〕
本考案は、ロツクナツトに対する充分な接触座
面およびスパナかけ用の平面を鋼管の一体成形で
確保するとともにねじのゆるみ止めの効果もある
鋼管かじ取引棒を提供しようとするものである。
〔考案の概要〕
本考案の鋼管かじ取引棒は、鋼管で製作されね
じ付軸がねじこまれかつこのねじ付軸に螺合した
ロツクナツトが端面に圧着されることにより上記
ねじ付軸が一体的に接続される動力車輌用のかじ
取引棒において、上記鋼管の端部を圧縮して全周
が外方に膨出するように曲げることにより、この
端部を鋼管の外径より半径方向に拡大して肉厚部
を形成し、この肉厚部の外周面にスパナかけのた
めの対応する平面を形成し、この肉厚部の内周面
に全周にわたつて凹部を形成したことを特徴とす
る構成のものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を第5図ないし第8図に示す実施
例を参照して詳細に説明する。
第5図および第6図は、鋼管1の端部成形のた
めのプレス型構造を示す断面図であり、ダイ11
の内側の面12は必要とされる前記スパナかけ用
の平面8に対応する多角形状となつている。パン
チ13は、このダイ11の内側の面12に嵌合す
る多角形状の面14を備えている。
そうして、上記ダイ11内に挿入された鋼管1
はパンチ13によりダイ11内に密閉された空間
の中で圧縮される。この場合、鋼管1の端部では
座屈現象が発生するが、さらに強く圧縮されるこ
とによつて第6図に示すように鋼管1の内面15
において曲がりが発生する。
このように鋼管1の端部を圧縮して全周が外方
に膨出するように曲げることにより、最終の圧縮
状態においては、第7図に示すように鋼管1の端
部を鋼管1の外径より半径方向に拡大して肉厚部
16が形成され、この肉厚部16の内周面に全周
にわたつてV形状の凹部17が形成され、また肉
厚部16の外周面には上記ダイ11の内側の面1
2によつて6角形状のスパナかけのための平面8
(従来例を参照)が形成される。
プレス成形後、第8図に示すように、鋼管1の
内側はめねじの内径精度確保のためにわずかな取
代で内径切削され、その後ねじ加工を施される
か、もしくはプレス成形後直接ねじ加工が実施さ
れ、めねじ2が形成される。
この第8図に示すように、完成状態においても
上記凹部17は存在し、ロツクナツト5のゆるみ
防止に貢献する。これは、肉厚部16の成形が圧
縮曲げによつて行われるため、鋼管1の端面部1
8がプレス成形後の鋼管内部の応力の解放により
やや弾性復帰し、端面19が管端の中心よりやや
外側を頂点とした円錐形状となるからである。こ
の円錐状の端面19の内径側と外径側との軸方向
の差はわずかに0.05〜0.1mm程度であるが、この
差がロツクナツト5を締込んだ場合、ばね座金の
ような効果を与え、ねじのゆるみ防止に寄与す
る。
なお鋼管1の両端部にこのような圧縮曲げによ
る肉厚部16を成形する場合、両端部を同時に加
工することは容易であり、この両端同時成形加工
の場合は、さらに上記効果がある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、圧縮曲げによつて鋼管の端部
に肉厚部を形成したから、鋼管の外周面が曲げに
よつて肉厚部の端面となるためこの肉厚部の端面
にロツクナツトとの充分な接触座面を確保でき、
また肉厚部は圧縮曲げによつてダイ側に充分膨出
するから、確実な締付けのためのスパナかけの平
面を肉厚部の外周面に明確に形成でき、また肉厚
部の内周面に凹部を形成でき、この凹部によりロ
ツクナツト締付け面への弾性的な反力が得られ、
ねじのゆるみ防止の効果が得られる。また鋼管に
別部品を溶接したものに比べ、鋼管のプレスによ
り肉厚部を一体成形することにより、コストを低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鋼管かじ取引棒の一例を示す断
面図、第2図は第1図の−線断面図、第3図
は従来の鋼管ねじ取引棒の他の例を示す断面図、
第4図は第3図の−線断面図、第5図ないし
第8図は本考案の鋼管かじ取引棒の製造工程を示
し、第5図および第6図はプレス型構造の断面
図、第7図および第8図は鋼管かじ取引棒の断面
図である。 1……鋼管、4……ねじ付軸、5……ロツクナ
ツト、8……スパナかけ用の平面、16……肉厚
部、17……凹部、19……端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼管で製作されねじ付軸がねじこまれかつこの
    ねじ付軸に螺合したロツクナツトが端面に圧着さ
    れることにより上記ねじ付軸が一体的に接続され
    る動力車輌用のかじ取引棒において、上記鋼管の
    端部を圧縮して全周が外方に膨出するように曲げ
    ることにより、この端部を鋼管の外径より半径方
    向に拡大して肉厚部を形成し、この肉厚部の外周
    面にスパナかけのための対応する平面を形成し、
    この肉厚部の内周面に全周にわたつて凹部を形成
    したことを特徴とする鋼管かじ取引棒。
JP13939483U 1983-09-08 1983-09-08 鋼管かじ取引棒 Granted JPS6047917U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13939483U JPS6047917U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 鋼管かじ取引棒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13939483U JPS6047917U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 鋼管かじ取引棒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6047917U JPS6047917U (ja) 1985-04-04
JPH024867Y2 true JPH024867Y2 (ja) 1990-02-06

Family

ID=30312449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13939483U Granted JPS6047917U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 鋼管かじ取引棒

Country Status (1)

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JP (1) JPS6047917U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124660A (en) * 1974-08-23 1976-02-28 Ikegami Kanegata Kogyo Kk Insaatobuzaino hojihoho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124660A (en) * 1974-08-23 1976-02-28 Ikegami Kanegata Kogyo Kk Insaatobuzaino hojihoho

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6047917U (ja) 1985-04-04

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