JPS645344B2

JPS645344B2 -

Info

Publication number: JPS645344B2
Application number: JP58013255A
Authority: JP
Inventors: Yoshiki Ikegami; Fumio Matsumoto; Yasuaki Sato; Yoshio Hayakawa
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1983-01-28
Filing date: 1983-01-28
Publication date: 1989-01-30
Also published as: US4663731A; JPS59149526A; EP0115947A2; DE3481143D1; EP0115947A3; EP0115947B1

Description

【発明の詳細な説明】 (A) 発明の技術分野本発明は、フイールド内文書編集処理装置、特
にデイスプレイ表示画面上の予め定められたフイ
ールド内における文書編集機能を有する文書処理
装置において、上記フイールド内における文字の
挿入にあたつて、挿入箇所以後の文字列を、フイ
ールドの末尾に退避させるようにし、文字の挿入
を通常の文字の記入と同様に扱い得るようにし、
フイールドからの文字列のオーバーフロー等の危
険性をなくしたフイールド内文書編集処理装置に
関するものである。

(B) 技術の背景と問題点例えば、デイスプレイ表示画面上に罫線でもつ
て枠を表示し、文字が書き込まれるべき文字フイ
ールドを定義して、その枠の中で文書編集を行う
ことができるようにした文書処理装置が考えられ
ている。例えば、本発明者等が先に特願昭57−
177801（特開昭59−85529号公報）で提案した「カ
ード・イメージ処理データ処理装置」等もその１
つである。該カード・イメージ処理データ処理装
置は、共通の様式を持つ複数個のカードを「ボツ
クス」なる概念によつて管理するようにして、デ
イスプレイ上にカード・イメージを表示し、カー
ド・イメージ上のフイールドへの文字の記入、フ
イールドの内容についての検索、照合処理等を含
む処理を実行できるようにしたものである。本発
明は、このカード・イメージ処理デーダ処理装置
に限られるわけではないが、この種の処理装置に
おいては、フイールドの領域が予め定められてい
るため、各フイールドに書き込むことができる文
字数は限定される。

従来、例えば一般の仮名漢字変換を使用したい
わゆる日本語ワードプロセツサ等においては、文
字挿入指示キーが打鍵されると、現在のカーソル
位置から後にある文字列を一旦画面から消し、文
字挿入処理が完了したあと「実行」キーが入力さ
れたときに、その一旦消した文字列を挿入文字列
の後に結合して表示するようにされている。これ
は、仮名漢字変換の際の仮名入力時の文字長と、
変換結果の文字長とが異なるため、文字の挿入お
よび仮名漢字変換ごとに、後方の文字列が前後に
移動して見にくくなることを避けるために採用さ
れたものである。

ところが、この方式を予め定められたフイール
ド内における文書編集に適用した場合、次のよう
な欠点が生じる。文字フイールドに記入されてい
る文字列中に文字を挿入する場合、フイールドの
領域が固定のため、空きエリア以上の文字を挿入
すると、その挿入の結果、それまで存在していた
文字列の末尾の部分がフイールドからはみ出して
しまい、予期できないまま消えてしまうという欠
点である。また、文字の挿入にあたつては、常に
残りの空きエリアがどれ位あるかを直ちに確認で
きるようになつていれば、文章等の構成上極めて
便利である。

(C) 発明の目的と構成本発明は上記の点の解決を図り、文字の挿入に
よつて、非所望に文字列の末尾の部分がフイール
ドからはみ出て消えてしまう危険性を防止し、ま
た文字の挿入を逐次残りの空きエリアや後続文字
列との関連のもとに行い得るようにすることを目
的としている。そのため本発明のフイールド内文
書編集処理装置は、少なくともキーボードと、該
キーボード上のキー操作によつてカーソル位置制
御を行うカーソル制御部と、デイスプレイと、該
デイスプレイの表示画面上の表示に対応するコー
ド情報が格納される画面バツフアとをそなえ、上
記デイスプレイ表示画面上の予め定められたフイ
ールド内における文書編集機能を有する文書処理
装置において、挿入キーの入力によつて現在のカ
ーソル位置から記入済みの文字の最終位置までの
文字列を、上記最終位置の文字が当該処理対象の
上記フイールドの最終位置に対応するよう移動せ
しめる文字退避処理部と、カーソル位置に新たに
入力した文字を記入する文字記入制御部と、挿入
終了時に上記移動した文字列を文字挿入の最終位
置の後に文字詰めする文字詰め処理部とを少なく
ともそなえ、フイールド内における文字の挿入編
集を行うことを特徴としている。以下図面を参照
しつつ説明する。

(D) 発明の実施例第１図および第２図は、本発明の一実施例処理
態様説明図、第３図は本発明の一実施例構成を示
す。

本発明の一実施例構成を説明するに先立ち、第
１図および第２図を参照して、本発明による処理
態様例を説明する。

第１図および第２図において、符号１はデイス
プレイ表示画面、２はフイールド、３はカーソ
ル、４は挿入キー、５は実行キーを表わす。

例えば第１図に示す如く、フイールド２は、デ
イスプレイ表示画面１上に予め記入された罫線の
枠等によつて定められる。罫線の枠ではなく、適
当なフイールド指定マークを定義し、そのフイー
ルド指定マークによつて、フイールドを定めるよ
うにしてもよい。フイールド２は、通常の文字記
入のための入力において、次に操作されるべき文
字位置を示すカーソル３の移動を制限するものと
考えてよい。もちろん、１つの表示画面上に複数
のフイールドを設けることができる。

例えば、第１図イ図示のような表示状態におい
て、カーソル３の位置に、ある文字を挿入する必
要があるとする。このとき、キーボードに設けら
れた「挿入」キー４を打鍵すると、第１図ロ図示
のようになる。すなわち、カーソル３の位置か
ら、当該フイールド２内の最終文字までの「カー
ド・イメージ上の個々のフイールド」という文字
列が、フイールド２の末尾に退避表示される。そ
して、カーソル３の位置から退避した文字列の先
頭まで、例えば挿入マーク「・」が記入される。
１個の挿入マーク「・」は、１文字分のスペース
に対応しており、従つて操作者は、この挿入マー
クによつて、フイールド２をオーバーフローする
ことなく、挿入できる文字数を、直接視覚によつ
て認知することができる。

この状態で文字キーを打鍵すると、入力した文
字が順次カーソル３上の挿入マークに上書きさ
れ、カーソル３は歩進される。第１図ハは、仮名
漢字変換を行いつつ、「ともにとうがい」の文字
を入力した状態を示している。この文字の入力
は、例えば通常の日本語ワードプロセツサにおけ
る文字の記入および文字の置換と同様に行われる
と考えてよい。また、退避した文字列「カード・
イメージ上・・・・」の上に文字を上書きするこ
とによつて、退避した内容を変更することもでき
る。

挿入すべき文字の入力を終えたならば、「実行」
キー５を打鍵する。これによつて、デイスプレイ
表示画面１は、第１図ニ図示の如くになる。すな
わち、挿入マーク「・・・・・」の部分が圧縮さ
れて、フイールド２の最後に退避表示されていた
文字列「カード・イメージ上・・・」が、挿入文
字の次から表示され、挿入マークが消える。

例えば第１図ロ図示の状態から、「と共に」の
文字を入力し、次にカーソル移動キーによつて、
カーソル３を適当に移動させて「該当」の文字を
入力すると、第２図イ図示の如くになる。こうし
た後に、「実行」キー５を打鍵すると、デイスプ
レイ表示画面１は第２図ロ図示の如くになり、挿
入文字「該当」の後に、退避されていた文字列が
続いて表示され、また「と共に」と「該当」の間
の挿入マーク「・・・」は空白にされる。従つ
て、「空白」キーをいちいち使用することなく、
カーソル移動キーによつて、フイールド２内にお
ける自由なレイアウトを考慮した文字の挿入を、
迅速かつ容易に行うこともできる。

次に本発明の一実施例構成を説明する。第３図
中、１０はキーボード、１１はキーボード制御
部、１２はカーソル制御部、１３はカーソル・レ
ジスタ、１４は画面バツフア、１５はデイスプレ
イ、１６は文字退避処理部、１７は挿入開始位置
検出部、１８は空白検出部、１９は退避開始位置
検出部、２０は文字列転送部、２１は挿入マーク
記入部、２２は挿入開始位置記憶部、２３は退避
開始位置記憶部、２４は文字詰め処理部、２５は
挿入マーク検出部、２６はカウンタ、２７はプラ
ス１回路、２８は文字列復帰部、２９は空白置換
部、３０はフイールド定義情報記憶部、３１は文
字記入制御部、３２は外部記憶装置を表わす。

キーボード制御部１１は、キーボード１０上の
キーが打鍵されると、その入力キーのコードを調
べ、その内容によつて、各制御部・処理部を呼び
出す。入力キーが、カーソル移動キーであれば、
カーソル制御部１２へ通知される。「挿入」キー
であれば、文字退避処理部１６が呼び出される。
「挿入」キーにより、挿入処理中になつていると
きに「実行」キーが入力されると、文字詰め処理
部２４が呼び出される。通常の文字キーは、文字
記入制御部３１に通知される。

カーソル制御部１２は、デイスプレイ１５の表
示画面におけるカーソルの位置をカーソルレジス
タ１３に保持して記憶し、カーソルを制御するも
のである。カーソルは、通常の文字記入時には、
文字の操作毎に１文字分ずつ右方向へ移動するよ
うにされ、フイールドの右端境界までくると、１
行改行されて、フイールドの左端に位置するよう
に制御される。カーソル移動キーによる移動の場
合には、フイールドの境界によつて移動が制限さ
れることはない。

画面バツフア１４は、例えばリフレツシユ・メ
モリで構成され、デイスプレイ１５の表示画面上
の表示に対応するコード情報が格納される。フイ
ールド定義情報記憶部３０は、例えば画面バツフ
ア１４上におけるフイールドの開始座標、フイー
ルドの横方向の桁数、縦方向の行数等の予め定め
られたフイールド定義情報を各フイールド毎に記
憶している。

文字退避処理部１６は、「挿入」キーによつて、
現在のカーソル以後の文字列を、フイールドの末
尾に退避表示させ、空いた部分に挿入マークを表
示するものである。「挿入」キーが打鍵されると、
キーボード制御部１１によつて、文字退避処理部
１６が呼び出され、まず挿入開始位置検出部１７
が起動される。挿入開始位置検出部１７は、カー
ソルレジスタ１３の内容を挿入開始位置記憶部２
２に記憶する。次に空白検出部１８は、カーソル
から後にある空白を、画面バツフア１４またはそ
れと同じ内容をもつバツフア上のコードを判定す
ることによつて、捜し出す。空白の後にまだ文字
がある場合には、途中の空白は、通常の文字とし
て扱う。こうして、空白が検出されて文字の最終
位置が求められると、退避開始位置検出部１９が
呼び出される。

退避開始位置検出部１９は、挿入開始位置記憶
部２２に記憶したカーソル位置から最終文字位置
までの文字数を、フイールドの最終位置から逆算
することによつて、退避開始位置を求め、退避開
始位置記憶部２３に記憶する。文字列転送部２０
は、上記挿入開始位置から最終文字位置までの文
字を後方から順次フイールドの末尾へ転送して退
避する。挿入マーク記入部２１は、挿入開始位置
から退避開始位置の前までの画面バツフア１４の
領域に、挿入マーク、例えば「・」を書き込む。

文字キーが入力されると、文字記入制御部３１
が起動される。文字記入制御部３１は、そのとき
のカーソルレジスタ１３の示すカーソル位置に、
入力した文字を順次記入する。この文字記入制御
部３１による記入制御は、従来の一般のワードプ
ロセツサにおける制御と同様と考えてよく、周知
であるので詳細な説明は省略する。例えば、仮名
漢字変換の指示に対しては、フレキシブル・デイ
スク等の外部記憶装置３２の漢字辞書が参照さ
れ、仮名文字コードが漢字コードに変換される。

文字の挿入が終つて、「実行」キーが投入され
ると、文字詰め処理部２４が起動される。文字詰
め処理部２４は、退避した文字列の復帰および挿
入マークの処理を行うものである。まず、挿入マ
ーク検出部２５は、カウンタ２６を初期設定し、
挿入開始位置記憶部２２に記憶された画面バツフ
ア１４の位置からコードを順次走査し、挿入マー
クを検出する。次にプラス１回路２７によつて、
カウンタ２６を歩進しつつ挿入マークの数をカウ
ントする。退避開始位置記憶部２３に記憶された
位置までくる間に通常の文字があれば、その位置
とカウンタ２６の値とをスタツクに記憶し、カウ
ンタ２６を初期設定して、再度次の挿入マークを
検出する。挿入マークがあれば同様にカウントを
繰り返す。退避開始位置まで走査したならば、最
後のカウンタ２６の値の分だけ、文字列復帰部２
８によつて、退避文字列を前方に移動させ、挿入
マークに順次上書きすると共に、最終文字位置か
らフイールドの最終位置までを空白によつてクリ
アする。また、空白置換部２９は、スタツクに途
中の挿入マーク情報が記憶されているかどうかを
判定し、記憶されている場合には、その挿入マー
クの位置に空白を書き込む。このようにして、例
えば、第１図および第２図に示した処理が実現さ
れる。

(E) 発明の効果以上説明した如く本発明によれば、フイールド
の制限された領域内における文字の挿入操作を、
後続文字列および空きスペースの関連のもとに容
易に行うことができるようになり、長い文字列を
挿入した結果、後続文字列の末尾の部分がフイー
ルドからはみ出て消えてしまうという危険性も防
止できる。また、文字挿入ごとに後続文字列がず
れていくようにした場合等には、画面がちらつい
て見にくくなるが、そのようなこともない。さら
に、挿入する文字のレイアウトも簡単に迅速に行
うことができるようにすることも可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例処理態
様説明図、第３図は本発明の一実施例構成を示
す。図中、１はデイスプレイ表示画面、２はフイー
ルド、３はカーソル、１０はキーボード、１２は
カーソル制御部、１４は画面バツフア、１５はデ
イスプレイ、１６は文字退避処理部、２４は文字
詰め処理部、３１は文字記入制御部、３０はフイ
ールド定義情報記憶部を表わす。

Claims

【特許請求の範囲】１少なくともキーボードと、該キーボード上の
キー操作によつてカーソル位置制御を行うカーソ
ル制御部と、デイスプレイと、該デイスプレイの
表示画面上の表示に対応するコード情報が格納さ
れる画面バツフアとをそなえ、上記デイスプレイ
表示画面上の予め定められたフイールド内におけ
る文書編集機能を有する文書処理装置において、
挿入キーの入力によつて現在のカーソル位置から
記入済みの文字の最終位置までの文字列を、上記
最終位置の文字が当該処理対象の上記フイールド
の最終位置に対応するよう移動せしめる文字退避
処理部と、カーソル位置に新たに入力した文字を
記入する文字記入制御部と、挿入終了時に上記移
動した文字列を文字挿入の最終位置の後に文字詰
めする文字詰め処理部とを少なくともそなえ、フ
イールド内における文字の挿入編集を行うことを
特徴とするフイールド内文書編集処理装置。２上記文字退避処理部は上記文字列の移動によ
つて生じた空白に所定の挿入マークを記入すると
ともに、上記文字詰め処理部は文字詰めした後に
残つた上記挿入マークを空白に置換することを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載のフイールド
内文書編集処理装置。