JPS643675B2 - - Google Patents

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JPS643675B2
JPS643675B2 JP57149414A JP14941482A JPS643675B2 JP S643675 B2 JPS643675 B2 JP S643675B2 JP 57149414 A JP57149414 A JP 57149414A JP 14941482 A JP14941482 A JP 14941482A JP S643675 B2 JPS643675 B2 JP S643675B2
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JP
Japan
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groups
compound
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JP57149414A
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JPS5938089A (ja
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Shunsuke Shioi
Gensuke Matoba
Akira Myake
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE19833330679 priority patent/DE3330679A1/de
Priority to FR8313707A priority patent/FR2532461A1/fr
Publication of JPS5938089A publication Critical patent/JPS5938089A/ja
Publication of JPS643675B2 publication Critical patent/JPS643675B2/ja
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/32Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers one component being a heavy metal compound, e.g. lead or iron
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/128Desensitisers; Compositions for fault correction, detection or identification of the layers
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、金属化合物と配位子化合物との錯体
形成によつて発色像を得るキレート系記録材料用
減感剤組成物に関する。 近年、クリスタルバイオレツトラクトン、ベン
ゾイルロイコメチレンブルー等に代表される電子
供与性発色剤と活性白土、フエノールレジン、芳
香族カルボン酸の多価金属塩およびビスフエノー
ルA等の電子受容性物質とを組合わせた感圧複写
紙、感熱記録紙および通電記録紙などの記録材料
が普及しているが、これらのロイコ系記録材料に
あつては比較的白い基材上に鮮明な発色像が得ら
れるもののその発色像は耐光性が悪く、しかも色
調も経時的に変化し、さらにはラインマーカー、
セロテープ等の使用によつて発色像が薄くなつた
り消えたりするなどの重大な欠陥を有するため
に、重要書類用には使用できなかつた。 一方、配位子化合物と金属化合物との錯体形成
による呈色反応を利用したキレート系記録材料
が、特公昭43−23709号、同43−23710号、同44−
14382号、同44−16137号、同45−4700号、同45−
5617号、同45−5618号、同45−38206号、同45−
41212号、同46−9287号、同46−9288号、同46−
9289号、同49−27133号、同49−32966号、同49−
43566号および同53−31405号等の公報によつて多
数知られている。これらの錯体形成を利用した記
録材料は、その発色像が耐光性に優れ、色調の経
時変化も殆どなく、またラインマーカー、セロテ
ープ等の使用によつても発色像が薄くなつたり消
えたりすることがないという長所を有するが、反
面、ロイコ系記録材料用には既に開発されている
不必要部分のみを発色させない為に用いる減感剤
が、このキレート系記録材料には未だ開発されて
おらず、その為、減感剤を必要としない用途にし
か使用出来ないという欠点を有する。 かかる現状に鑑み本発明者等は、上述の如く多
くの優秀なる性能を有するキレート系記録材料用
の減感剤組成物に関し鋭意研究した結果、極めて
性能のすぐれたキレート系記録材料用の減感剤を
完成するに至つた。 本発明は、(a)P−OH又はP−SH結合を有す
る有機リン系化合物(b)アミノカルボン酸基を有す
る有機化合物および(c)これらの塩から選ばれる少
なくとも一種の有機化合物を含有することを特徴
とするキレート系記録材料用減感剤組成物であ
る。 本発明において用いられる上記、P−OH又は
P−SH結合を有する有機リン系化合物としては、
例えば下記一般式()〜()で示される有
機リン化合物が例示される。 式中、X1、X2、X3、X4、X5はそれぞれ酸素原
子或はイオウ原子を、R1、R2、R3…R25、R26
びR27はアルキル基、アリール基を表わす。 R1〜R27で表わされるアルキル基には、飽和お
よび不飽和の置換および無置換アルキル基が包含
され、直鎖アルキル基、分岐アルキル基およびシ
クロアルキル基のいずれであつてもよい。 これらのアルキル基の具体例としては、例えば
メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−アミ
ル基、i−アミル基、n−ヘキシル基、t−オク
チル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−テ
トラデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタ
デシル基、デセニル基、ドデセニル基、テトラデ
セニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル
基、デシニル基、オクタデシニル基、シクロヘキ
シル基などを挙げることができる。 また、R1〜R27で表わされるアリール基には、
無置換アリール基および置換アリール基の両者が
包含され、その具体例としては、フエニル基、ナ
フチル基、アントリル基などが例示できる。 尚、R1とR2、R3とR4、R5とR6、R11とR12
R13とR14、R15とR16及びR17とR18の如き直接或
は酸素ないしイオウ原子を介して同一リン原子に
ついたアルキル基またはアリール基は互いに結合
して5員環ないし6員環を形成してもよく、又、
その基がアリール基の場合には、同一の芳香環の
異なる位置で結合して5員環ないし6員環を形成
してもよい。 そういつた構造の具体例としては、例えば、二
つのアルキル基が結合して環が形成される場合と
して下記(a)、二つのアリール基が結合して環が形
成される場合として下記(b)、アルキル基とアリー
ル基が結合して環が形成される場合として下記
(c)、同一芳香環のことなる位置で結合して環が形
成される場合として下記(d)、(e)が挙げられる。
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 上記の如きR1〜R27で表わされるアルキル基、
アリール基および5員環ないし6員環を形成する
場合のアルキル基、アリール基に対する置換基と
しては、次のようなものが例示される。 塩素、臭素、弗素などのハロゲン原子、シアノ
基、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル
基、スルホン酸基、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、t−
ブチル基、n−ヘキシル基、t−オクチル基、n
−デシル基、n−ドデシル基、n−テトラデシル
基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、
シクロヘキシル基、メトキシエトキシエチル基、
ベンジル基、アニシル基、α−メチルベンジル基
などの置換もしくは無置換の炭素数1ないし20の
直鎖または分岐アルキル基、フエニル基、ナフチ
ル基などの置換もしくは無置換のアリール基、メ
トキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、メトキシエトキシ基などの置換もしくは無置
換のアルコキシ基、フエノキシ基、トリロキシ
基、ナフトキシ基、メトキシフエノキシ基などの
置換もしくは無置換のアリーロキシ基、メトキシ
カルボニル基、ブトキシカルボニル基、フエノキ
シメトキシカルボニル基などの置換もしくは無置
換アルコキシカルボニル基、フエノキシカルボニ
ル基、トリロキシカルボニル基、メトキシフエノ
キシカルボニル基など置換もしくは無置換のアリ
ーロキシカルボニル基、ホルミル基、アセチル
基、バレリル基、ステアロイル基、ベンゾイル
基、トルオイル基、ナフトイル基、p−メトキシ
ベンゾイル基などの置換もしくは無置換のアシル
基、アセトアミド基、ベンゾイルアミノ基、メト
キシアセトアミド基などの置換もしくは無置換の
アシルアミノ基、N−ブチルカルバモイル基、
N,N−ジエチルカルバモイル基、N−(4−メ
トキシ−n−ブチル)カルバモイル基などの置換
もしくは無置換カルバモイル基、N−ブチルスル
フアモイル基、N,N−ジエチルスルフアモイル
基、N−ドデシルスルフアモイル基、N−(4−
メトキシ−n−ブチル)スルフアモイル基などの
置換もしくは無置換のスルフアモイル基、メチル
スルホニルアミノ基、フエニルスルホニルアミノ
基、メトキシメチルスルホニルアミノ基などの置
換もしくは無置換のスルホニルアミノ基、メシル
基、トシル基、メトキシメタンスルホニル基など
の置換もしくは無置換のスルホニル基など。 又、本発明における有機リン化合物として、こ
の他にp−ビニルフエニルホスホン酸或はp−ビ
ニルフエニルホスフエート等の少なくとも1つの
P−SH、P−OH結合を有するモノマーから成
るホモポリマー或は他のモノマーとのコポリマー
或はそれらのオリゴマー等も挙げられる。 さらに、本発明における有機リン化合物とし
て、各種のアルキレングリコール類のリン酸エス
テルも有効な化合物として挙げられる。 かかるアルキレングリコール類のリン酸エステ
ルの具体例としては、例えば、下記一般式で示さ
れるエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、トリエチレングリコール、トリプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のグリコール類のリン酸エス
テル 〔n=1〜20の整数 Ra=H、CH3〕 或は下記一般式で示られるポリオキシエチレン
アルキルアミンのリン酸エステル 〔Rb=C1〜C18のアルキル基或はベンジル基 x+y=4〜20の整数〕 或は 〔RcはC=2〜6を有するアルキル基 RdはH、CH3 k+1+m+n=4〜24の整数〕 或は 〔x+y+z=3〜24の整数〕 さらには 〔x+y=2〜12の整数〕 等が挙げられる。 上記の如き少なくともP−OH又はP−SH結
合を有する各種の有機リン系化合物のうちでも、
特にアルキレングリコール類のリン酸エステルは
減感性能、減感剤組成物の取扱いの容易さ、さら
には減感印刷後の減感剤のマイグレーシヨンの少
なさ等において優れているためより好ましく用い
られる。 本発明において用いられるアミノカルボン酸基
を有する有機化合物としては、例えば、エチレン
ジアミン四酢酸(EDTA)、エチレンジアミン四
酢酸二アンモニウム、エチレンジアミン四酢酸二
カリウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムカルシ
ウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムバリ
ウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムマグ
ネシウム、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
亜鉛、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、ト
ランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸
(CyDTA)、グリコールエーテルジアミン四酢酸
(GEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸
(DTPA)、トリエチレンテトラミン六酢酸
(TTHA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、テトラ
エチレンペンタミン七酢酸(TPHA)、N−(2
−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン−N,
N′,N′−三酢酸(HEDTA)、エチレンジアミン
−N,N,N′,N′−四プロピオン酸(EDTP)
等、さらには下記一般式で表わされる有機化合物
が挙げられる。 〔RxはH又はアルキル基、 Ry、RzはC1〜C6の直鎖又は分岐アルキレン残
基〕 加えて下記構造式を有するビニール系モノマー
より得られるホモポリマー、コポリマー及びオリ
ゴマー
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 或は次の如きポリマー、或はオリゴマー等も有効
である。
【式】
【式】 上記の如き特定の有機リン系化合物及びアミノ
カルボン酸基を有する有機化合物の塩としては、
これらのLi、Na、K等のアルカリ金属塩、Ca、
Mg等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等
が挙げられる。 なお、上記の如き特定の有機リン系化合物、ア
ミノカルボン酸基を有する有機化合物およびこれ
らの塩は減感剤組成物の調製に際し、所望の性能
に応じて減感成分として単独或は二種以上を併用
して用いられるものであるが、同一分子内にP−
OHおよび/又はP−SH結合とアミノカルボン
酸基を有する化合物及びその塩も勿論有効に用い
ることができるものである。 本発明の減感剤組成物は上記の如き特定の減感
成分を含むものであるが、他の成分については特
に限定されるものではない。ここで他の成分と
は、従来の減感剤組成物に含まれているケトン樹
脂、ポリアミド樹脂、マレイン酸樹脂、フマル酸
樹脂、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、アルキツ
ド樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アクリル樹
脂、ニトロセルロース、メチルセルロース、酢酸
酪酸セルロース、ブチラール樹脂、カゼイン、ゼ
ラチン、ポリビニルアルコールの如き天然又は合
成の高分子化合物(多くの場合、バインダーとし
て使用されるが、必ずしもその目的は限定されな
い);酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム、水酸化マグネシウム、タルクの如き顔料(印
刷適性、白色度、いんぺい力を向上させる);グ
リコール類(例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコールなど)、ア
ルコール類などの溶剤;パラフイン、木ロウの如
き油脂(耐摩擦性を向上させる)乾性油(例えば
アマニ油、キリ油、大豆油)、半乾性油(例えば
綿実油、ナタネ油、米ヌカ油);場合により従来
知られた添加物例えばでんぷんの如き裏うつり防
止剤などを含む。また、本発明の組成物は、例え
ば水溶液、有機溶剤液(例えば、アルコール溶
液)、水性分散液、ペースト又は固体など種々の
形態をとりうる。 この様にして当業者にとつて容易に調製できる
減感剤組成物は、たとえば、凸版、フレキソ、グ
ラビア、オフセツト、UVキユア、EBキユアな
どによる印刷、スプレーなどによる噴霧、クレヨ
ン又は消しゴム状で手書きするなど各種の方法に
より支持体に供給される。 本発明の減感剤組成物は種々のキレート系記録
材料に適用することが出来るが、その例としては
キレート発色反応を利用した感圧複写紙、感熱記
録紙、通電感熱記録紙、その他スピリツト印刷、
ステンシル印刷、自動券売システム、指紋採用シ
ステム、レターライテイングシステムなどを挙げ
ることができる。とくに、これらの記録材料の代
表的なものとしては、感圧複写紙を挙げることが
できる。感圧複写紙の構成については既に周知で
あり、一般に上用紙(CB)、下用紙(CF)、中用
紙(CFB)さらには単体感圧複写紙等がある。 キレート発色反応を起す材料についても各種の
材料が知られているが、本発明の組成物はこれら
の中でも特に、鉄()塩と配位子化合物の系に
おいて極めて優れた減感性能を発揮するため、か
かるキレート反応系を利用する記録材料において
特に好ましく用いられる。 ここで、鉄()塩としては、塩化第二鉄、硫
酸第二鉄等の無機塩及び、例えばP−OH又は
P−SH結合を有する有機リン化合物、カルボ
ン酸、チオ酸、ジチオ酸、P−OH結合を有す
る有機イオウ化合物等の有機酸類の中から選ばれ
る少なくとも一種の有機酸の単独鉄塩或は複合鉄
塩等が挙げられる。 なお、P−OH又はP−SH結合を有する有機
リン化合物としては、例えば本発明において減感
剤用として前述した一般式()〜(X)等の
化合物が挙げられ、又カルボン酸、チオ酸、ジチ
オ酸としては下記一般式()で示される酸が
挙げられる。 〔式中、Rはアルキル基またはアリール基を、
X、Yは酸素原子またはイオウ原子を表わす。な
おRで表わされるアルキル基またはアリール基と
しては、前記有機リン化合物のR1〜R27で例示し
たと同様の、飽和および不飽和の置換および無置
換アルキル基、置換および無置換アリール基が挙
げられる。又、これらのアルキル基およびアリー
ル基に対する置換基としても、前記有機リン化合
物において示した例示が適用されるものである。〕 さらに、S−OH結合を有する有機イオウ化合
物としては、例えば、スルホン酸、スルフイン
酸、硫酸エステル等が挙げられるが、具体的には
ベンゼンスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸、アルキルナフタレン
スルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ジアルキ
ルスルホコハク酸、アルキルベンゼンスルフイン
酸、アルキル硫酸エステル等が挙げられる。 一方、かかる鉄()塩と錯体を形成し発色像
を与える配位子化合物としては、例えばジ−n−
ブチルアンモニウムジ−n−ブチルジチオカルバ
メート、t−オクチルアンモニウムt−オクチル
ジチオカルバメート、ステアリルトリメチルアン
モニウムエチレンビスジチオカルバメート、ジベ
ンゾチアジルジサルフアイド、トルエン−3,4
−ジチオール、ベンゾイルアセトン、ジベンゾイ
ルアセトン、サリチル酸、3,5−ジ(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸、ヒドロキシナフトエ
酸、ナフトエ酸ヒドロキシエチルアミド、ナフト
エ酸アニライド、2−ヒドロキシ−1−ナフトア
ルデヒド、トロポロン、ヒノキチオール、メトキ
シヒドロキシアセトフエノン、レゾルシン、t−
ブチルカテコール、ジヒドロキシベンゼンスルホ
ン酸、没食子酸、没食子酸エチル、没食子酸イソ
アミル、没食子酸ラウリル、没食子酸ベンジル、
タンニン酸、ピロガロールタンニン、プロトカテ
キユ酸、プロトカテキユ酸エチル、ピロガロール
−4−カルボン酸、アリザリン、N−ニトロソナ
フチルヒドロキシアミンアンモニウム塩、ジフエ
ニルカルバジロ、8−ヒドロキシキノリン、ジク
ロル−8−ヒドロキシキノリン、ジブロム−8−
ヒドロキシキノリン、クロロブロモ−8−ヒドロ
キシキノリン、メチル−8−ヒドロキシキノリ
ン、ブチル−8−ヒドロキシキノリン、ラウリル
−8−ヒドロキシキノリン、メチレンビス(8−
ヒドロキシキノリン)、サリチルアルドオキシム、
アントラニル酸、キノリンカルボン酸、ニトロソ
ナフトール、2−ネルカプトイミダゾリン、ジフ
エニルチオカルバゾン、6−エトキシ−2,2,
4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、6
−フエニル−2,2,4−トリメチル−1,2−
ジヒドロキノリン、6−デシル−2,2,4−ト
リメチル−1,2−ジヒドロキノリン、2−イミ
ダゾリン、フエニル−α−ナフチルアミン、フエ
ニル−β−ナフチルアミン、ブチルキサンテート
亜鉛、サリチル酸亜鉛、3,5−ジ(α−メチル
ベンジル)サリチル酸亜鉛などが挙げられる。 上記の如き配位子化合物および金属化合物は感
圧複写紙として用いる場合いずれをマイクロカプ
セル化してもよく、必要に応じてその双方をマイ
クロカプセル化することもできるが、それらをマ
イクロカプセル化する場合には、配位子化合物或
は金属化合物を有機溶媒中に含有させ、微小油滴
としてマイクロカプセルに内包させるが、その際
に用いられる有機溶媒としては、溶解能が高くか
つ不揮発性ないしは低揮発性であるものが望まし
い。以下にその具体例を掲げるが、これらに限定
されるものではなく、またこれらは単独あるいは
混合して用いてもよい。綿実油などの植物油類、
灯油、パラフイン、ナフテン油、塩素化パラフイ
ンなどの鉱物油類、アルキル化ビスフエニル、ア
ルキル化ターフエニル、アルキル化ナフタレン、
ジアリールエタン、トリアリールメタン、ジフエ
ニルアルカンなどの芳香族系炭化水素類、オレイ
ルアルコール、トリデシルアルコール、ベンジル
アルコール、1−フエニルエチルアルコール、グ
リセリンなどのアルコール類、オレイン酸などの
有機酸類、ジメチルフタレート、ジエチルフタレ
ート、ジ−n−ブチルフタレート、ジオクチルフ
タレート、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジ−
n−ブチル、アジピン酸ジオクチルなどのエステ
ル類、トリクレジルホスフエート、トリブチルホ
スフエート、トリブチルホスフアイト、トリブチ
ルホスフインオキサイドなどの有機リン化合物、
フエニルセロソルブ、ベンジルカービトール、ポ
リプロピレングリコール、プロピレングリコール
モノフエニルエーテルなどのエーテル類、トリオ
クチルアミン、ステアリルジメチルアミン、ジラ
ウリルアミン、α−エチルヘキシルアミンなどの
アミン類、N,N−ジメチルラウラミド、N,N
−ジメチルステアラミド、N,N−ジヘキシルオ
クチルアミドなどのアミド類、ジイソブチルケト
ン、メチルヘキシルケトンなどのケトン類等。 配位子化合物或は金属化合物を含有した油滴を
マイクロカプセル化する方法は、従来から公知の
コアセルベーシヨン法、界面重合法、in−situ法
等のいずれの方法も用いることができ、要求され
る記録材料の性質に応じて適宜選択することがで
きるが、なかでも特公昭54−16949号、特開昭53
−84881号の公報に示された尿素ホルマリン樹脂
カプセル化法、メラミンホルマリン樹脂カプセル
化法を用いた場合には、より優れた性能を備えた
カプセルが得られるため特に好ましい。このよう
にして得られたマイクロカプセルは、必要に応じ
て通常の感圧複写紙の分野で使用される水溶性あ
るいはラテツクス系バインダー、カプセル保誤
剤、さらに分散剤、消泡剤、防腐剤、螢光増白
剤、有色染料、有色顔料などが適宜添加されマイ
クロカプセル塗液として調製され、公知の塗布方
法により支持体に塗布される。 一方、配位子化合物或は金属化合物をマイクロ
カプセル化しないで用いる場合には、必要に応じ
てボールミル、アトライター、サンドミル等によ
り粉砕処理が施された後、通常使用される白色顔
料、バインダーさらには分散剤、有色染料、螢光
増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、酸などの安
定剤等の各種助剤とともに塗液として調製され、
公知の塗布方法により支持体に塗布される。 本発明の減感剤組成物は上記の如く作成された
キレート系感圧複写紙の発色像を得る必要のない
部分又は発色像が形成すると困る部分に印刷等の
手段により設けられるものである。 なお、本発明の減感剤組成物は、キレート系と
ロイコ系を併用した場合にも勿論有効でこの場合
には、本発明の減感成分と公知のロイコ系用減感
剤を併用して用いればよい。 以下に本発明の効果をより一層明確なものとす
るために、実施例および比較例を掲げるが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、例中の部および%は特に断らない限り、そ
れぞれ重量部および重量%を表わす。 実施例 1〜8 下用紙(A)の作成 5%の苛性ソーダ水溶液1200部にtert−ブチル
安息香酸267部を添加して調製した水溶液に、水
1000部に塩化第二鉄150部を溶解した水溶液を撹
拌下で添加し、沈澱物であるtert−ブチル安息香
酸の鉄塩を生成させ、濾過・洗浄・風乾して微粉
末を得た。 次いで、水250部にアルキルナフタレンスルホ
ン酸ソーダ1部、ポリビニルアルコール1部を溶
解し、これに上記の微粉末20部、酸化チタン30
部、水酸化アルミニウム50部を添加し、これをサ
ンドグラインダー処理した後、その分散液にスチ
レンブタジエン共重合体ラテツクス(50%濃度)
を15部加えて塗液を得た。 このようにして得られた塗液を40g/m2の紙に
乾燥重量で5g/m2になるようエアーナイフコー
ターで塗布して下用紙(A)を得た。 下用紙(B)の作成 5%の苛性ソーダ水溶液1200部にジフエニルリ
ン酸エステル188部とtert−ブチル安息香酸134部
を添加して調製した水溶液に、水1000部に塩化第
二鉄135部を溶解した水溶液を撹拌下で添加し、
沈澱物であるジフエニルリン酸エステルとtert−
ブチル安息香酸の複合鉄塩を生成させ、濾過・洗
浄・風乾して微粉末を得た。 次いで水250部にアルキルナフタレンスルホン
酸ソーダ1部、ポリビニルアルコール1部を溶解
し、これに上記の微粉末20部、酸化チタン30部、
炭酸カルシウム50部を添加し、これをサンドグラ
インダー処理した後、その分散液にスチレンブタ
ジエン共重合体ラテツクス(50%濃度)を15部加
えて塗液を得た。 このようにして得られた塗液を40g/m2の紙に
乾燥重量で5g/m2になるようエアーナイフコー
ターで塗布して下用紙(B)を得た。 下用紙(C)の作成 5%の苛性ソーダ水溶液800部にt−ブチル安
息香酸89部とリン酸ジフエニル125部とラウリル
ベンゼンスルホン酸ソーダ70部を添加して調製し
た水溶液に、水500部に塩化第二鉄108部を溶解し
た水溶液を強力撹拌下で添加し、微粒子を形成さ
せた後、この分散液に20%のt−ブチル安息香酸
ナトリウムの水溶液500部を添加し、次いで強力
な撹拌下でこの分散液にTiCl25部を徐々に添加
して微粒子分散物とし、濾過・洗浄してスラリー
を得た。 次いで水200部にポリアクリル酸ソーダ1部、
ヒドロキシエチルセルロース1部を溶解し、これ
に上記スラリーを固形分で20部、酸化チタン40
部、炭酸カルシウム40部を添加し、強力に分散し
た後、その分散液にカルボキシ変性スチレンブタ
ジエン共重合体ラテツクス(固型分濃度50%)を
15部加えて塗液を得た。 得られた塗液を40g/m2の紙に乾燥重量で5
g/m2になるようにロツドブレードコーターで塗
布して下用紙(C)を得た。 配位子化合物含有マイクロカプセルと上用紙の
作成 没食子酸ラウリル15部と没食子酸イソアミル5
部をアジピン酸ジエチル70部とアジピン酸ジ−n
−ブチル30部との混合液に加熱溶解して内相油を
得た。スクリプセツト520(モンサント社製、スチ
レン無水マレイン酸共重合体)を少量の水酸化ナ
トリウムと共に溶解して調製したPH5の5%水
溶液100部中にこの内相油を乳化し、平均粒径
4.0μとした。次にメラミン10部、37%ホルマリン
水溶液25部を65部の水に加え水酸化ナトリウムで
PH9とし、80℃で15分加熱して得たメラミン−
ホルマリン初期縮合物に前記乳化液を加え、液温
75℃で1時間撹拌することによりカプセル分散液
を得た。 更に、このカプセル分散液に小麦でんぷん粉末
30部、パルプ粉末10部を添加混合し、固形分濃度
が25%になるように水を加えてカプセル塗液と
し、40g/m2の紙に乾燥重量で5g/m2になるよ
うエアーナイフコーターで塗布して上用紙を得
た。 減感インキの調整 第一表に示す減感剤60部及びバインダーとして
ロジン変性マレイン酸樹脂(商品名ヒタラツク
X24M日立化成工業K、K製)30部を加熱溶解し
たワニスに、酸化チタン10部を3本ロールミルで
混練した後、ポリエチレングリコール(平均分子
量400)3部を加えてインキを得た。 これを各下用紙にインキ量が5g/m2になるよ
うスポツト印刷した。 評 価 減感インキをスポツト印刷した下用紙に上用紙
を重ねタイプライターで発色操作を行ない、非減
感部分と減感部分の発色像を目視判定して、減感
効果を評価し第一表に記載した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)P−OH又はP−SH結合を有する有機リ
    ン系化合物、(b)アミノカルボン酸基を有する有機
    化合物および(c)これらの塩から選ばれる少なくと
    も一種の有機化合物を含有することを特徴とする
    キレート系記録材料用減感剤組成物。 2 キレート系記録材料が配位子化合物と錯体を
    形成する金属化合物として鉄()塩を含有する
    記録材料である請求の範囲第1項記載の組成物。
JP57149414A 1982-08-25 1982-08-28 減感剤組成物 Granted JPS5938089A (ja)

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JP57149414A JPS5938089A (ja) 1982-08-28 1982-08-28 減感剤組成物
US06/522,315 US4602264A (en) 1982-08-25 1983-08-11 Recording materials
GB08322032A GB2130614B (en) 1982-08-25 1983-08-16 Recording materials
DE19833330679 DE3330679A1 (de) 1982-08-25 1983-08-25 Aufzeichnungsmaterial
FR8313707A FR2532461A1 (fr) 1982-08-25 1983-08-25 Materiaux d'enregistrement

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