JPS64119B2 - - Google Patents

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JPS64119B2
JPS64119B2 JP56175793A JP17579381A JPS64119B2 JP S64119 B2 JPS64119 B2 JP S64119B2 JP 56175793 A JP56175793 A JP 56175793A JP 17579381 A JP17579381 A JP 17579381A JP S64119 B2 JPS64119 B2 JP S64119B2
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JP
Japan
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sludge
septic tank
human waste
treatment
tank sludge
Prior art date
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Expired
Application number
JP56175793A
Other languages
English (en)
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JPS5879596A (ja
Inventor
Katsuyuki Kataoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Infilco Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ebara Infilco Co Ltd filed Critical Ebara Infilco Co Ltd
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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、し尿および浄化槽汚泥の改良された
処理プロセスに関するものである。
近年、浄化槽汚泥は浄化槽の設置台数が急増し
たため、その排出量は膨大なものになつており、
しかもBODが10000〜20000mg/と高いためし
尿処理場の運転管理、放流水質に深刻な影響を与
えている。
従来、浄化槽汚泥は、し尿処理場に搬入してそ
のまま汲取りし尿と混合して処理している例が殆
どであるが、この混合処理法は浄化槽汚泥の投入
比率が20%を越えると処理性能が大幅に下がるな
ど、種々問題点があるため、最近では浄化槽汚泥
専用の処理施設を設置する例が多い(これを別途
処理法という)。
しかしながら浄化槽汚泥の別途前記法は、当然
の結果としてし尿処理施設(既存の施設である場
合が多い)とは別個の処理施設の建設を必要とす
るため、二重の施設を要し、運転管理上、建設上
極めて不合理なプロセスであるといわざるを得な
い。
本発明は、し尿と浄化槽汚泥を独自の方法で合
併処理することによつて、従来の混合処理法及び
別途処理法の問題点を解決できる新プロセスを提
供することを目的とするものである。
すなわち本発明は、し尿と予め浄化槽汚泥に少
なくとも鉄系又はアルミニウム系凝集剤を添加し
固液分離した分離液とを生物学的硝化脱窒素工程
にて生物処理したのち、該処理工程の処理水と余
剰汚泥との混合スラリに少なくとも鉄系又はアル
ミニウム系凝集剤を添加して固液分離することを
特徴とするし尿および浄化槽汚泥の混合処理方法
である。
本発明の実施態様を図面を参照しつつ説明する
と、浄化槽汚泥1(又は予めエアレーシヨンを受
けた浄化槽汚泥)に凝集剤2として塩化第2鉄、
ポリ硫酸鉄などの鉄系凝集剤又は硫酸アルミニウ
ム、ポリ塩化アルミニウムなどのアルミニウム系
凝集剤(アルカリ剤、高分子凝集剤を併用しても
よい)を添加して、任意の固液分離工程3(例え
ば遠心濃縮、浮上濃縮、スクリーン濃縮などの濃
縮工程又は各種脱水機による機械脱水工程)にて
濃縮汚泥4又は脱水ケーキとリン酸、CODが高
度に凝集除去された分離水5に分離する。凝集剤
2としては、CODの除去率の高い鉄系凝集剤が
特に好ましい。
この分離水5と除渣生し尿6とを、任意の公知
の生物学的硝化脱窒素工程7(硝化液循環型、ス
テツプ添加型、好気性脱窒素型など)に流入せし
め分離水5、生し尿6に含まれる溶解性BOD成
分、窒素成分を除去する。
このように本発明においては、浄化槽汚泥その
ものをし尿と混合しないで、浄化槽汚泥にリン
酸、CODの除去能力をもつ鉄系又はアルミニウ
ム系凝集剤を添加して固液分離し、リン酸、
CODなどの除去された清澄な分離水をし尿と混
合し、生物学的硝化脱窒素するようにしたことが
第1のポイントである。
なお、分離水5はSSが少なく清澄であり発泡
成分も凝集除去されているため、生物学的硝化脱
窒素工程7の曝気槽の発泡を消泡するための消泡
水として利用するのがよい。
しかして、生物学的硝化脱窒素工程7からの流
出スラリー8を遠心濃縮機9に流入せしめて濃縮
汚泥10を返送する一方、分離液11と流出スラ
リー12との混合スラリー13(このスラリーは
生物学的硝化脱窒素工程7からの余剰汚泥と処理
水との混合液に相当する)に少なくとも鉄系又は
アルミニウム系の凝集剤14を添加し(Ca
(OH)2などのアルカリ剤、高分子凝集剤を併用
してもよい)、固液分離工程15(重力沈殿、浮
上分離、遠心分離などの濃縮工程又はベルトプレ
ス、フイルタプレスなどによる各種機械脱水工
程)にて固液分離し、高度に浄化された処理水1
6と濃縮汚泥17又は脱水ケーキを得る。
このように本発明における第2のポイントは、
生物学的硝化脱窒素工程7から発生する余剰生物
汚泥を従来のように生物処理水と分離せずに、生
物処理水に余剰汚泥を混合せしめたスラリー状と
なし、このスラリーに鉄系凝集剤又はアルミニウ
ム系凝集剤を添加するようにしたことである。
なお、前記固液分離工程3および15として濃
縮工程を採用する場合、濃縮汚泥4および17の
両者の混合汚泥をフイルタプレスなどの機械脱水
機18によつて脱水すると、濃縮汚泥4および1
7に対しカチオンポリマーなどの脱水助剤を何ら
添加することなく容易に脱水でき、含水率60〜65
%の低含水率の脱水ケーキを得ることができる。
以上述べたように本発明によれば、次のような
重要な効果を得ることができ、従来の浄化槽汚泥
処理プロセスを著しく改良することができる。
浄化槽汚泥に鉄系又はアルミニウム系凝集剤
を添加し浄化槽汚泥の脱水性を改善すると同時
に浄化槽汚泥中のリン酸、COD成分を凝集除
去し、溶解性BOD、窒素を含んだ清澄分離水
とし尿とを生物学的硝化脱窒素するので、生物
学的硝化脱窒素工程に浄化槽汚泥中のSS成分
が持ち込まれない。したがつて、生物学的硝化
脱窒素工程内の不活性なSSが少なく、硝化菌、
脱窒素菌のスラツジエイジ(汚泥令)が大きく
なり、高度にBOD、窒素を除去することがで
きる。
さらに、浄化槽汚泥中のリン酸、COD成分
が高度に除去された固液分離水をし尿に添加し
て生物学的硝化脱窒素処理するので、生物処理
水の水質(とくにリン酸、COD)が向上する。
この効果は、従来のように浄化槽汚泥を無薬注
又はポリマー添加により固液分離した分離水
(溶解性リン酸、CODは殆ど除去されていな
い)をし尿に添加する方法では全く得られない
ものである。
浄化槽汚泥の固液分離水の発泡性が少ないの
で、生物学的硝化脱窒素工程の曝気槽の発泡を
防止するための消泡水として利用できる。
浄化槽汚泥の固液分離水をし尿の希釈用水と
して利用できるため、河川水、地下水などの希
釈用水を全く不要にできる。この結果、希釈用
水の水源の乏しい場所でも問題なくし尿処理施
設を設置できる。
従来法では生物学的硝化脱窒素工程から発生
する余剰汚泥を脱水するには、従来カチオンポ
リマーなどの脱水助剤が不可欠であつたが、本
発明においては、生物処理水中のリン酸、
COD、色度を除去するための高度処理用凝集
工程に生物処理工程から発生する余剰汚泥を混
入させることによつて高度処理工程内で余剰汚
泥の脱水性の改善を同時に行なう方法を採用し
た結果、余剰汚泥を無薬注で脱水することがで
きる。従つて、汚泥脱水助剤が不要になり顕著
な省資源効果が得られる。
し尿が、リン酸、CODが高度に除去された
浄化槽汚泥分離水によつて希釈されているの
で、生物学的硝化脱窒素工程処理水中のリン
酸、COD、色度が少なくなり、この結果、高
度処理用の前記凝集剤14の添加量が節減でき
る。
浄化槽汚泥の濃縮汚泥および生物処理工程の
余剰汚泥の脱水性が極めて優れているため、何
ら脱水助剤を添加することなくフイルタプレス
によつて含水率60〜65%の脱水ケーキが得られ
乾燥、焼却、コンポスト化における補助燃料
(重油など)の消費量を著しく節減でき、省エ
ネルギー効果が大きい。
浄化槽汚泥のし尿に対する混合比率を40%以
上にしても、し尿処理系統内に持ち込まれるの
はSS、COD、BOD、リン酸が高度に除去され
た分離水のみであるため、何ら問題なく処理可
能である。
し尿処理系統とは別個の浄化槽汚泥処理施設
を設ける必要がないため、建設費の大幅な節減
が可能であることはもちろん、維持管理性が著
しく合理化される。
次に、本発明の実施例について説明する。
実施例 某し尿処理場に搬入される浄化槽汚泥
(SS13000mg/、BOD8500mg/、COD2000
mg/、PO4280mg/)5m3/日に、FeCl3
1000mg/添加し撹拌したのち、Ca(OH)2でPH
を5.0に中和し、さらに高分子凝集剤を10mg/
添加してスクリーンで固液分離し、清澄な分離水
(SS50mg/、BOD150mg/、COD200mg/、
PO41mg/以下)と、濃度3.2%の濃縮浄化槽汚
泥を得た。
この分離水を除渣し尿5m3/日に混合して、公
知の硝化液循環生物学的硝化脱窒素プロセス(デ
ニパツクプロセス−荏原インフイルコ製品)にて
希釈用水を添加せずに処理した。
次に、生物学的硝化脱窒素プロセスの処理水と
余剰汚泥の混合スラリーにFeCl3を2000mg/添
加したのち、Ca(OH)2でPH5.0に中和し、さらに
高分子凝集剤を15mg/添加してスクリーンで固
液分離し、スクリーン分離水をさらに沈殿池にて
SSを除去した結果、清澄な高度処理水(SS3〜8
mg/、BOD5mg/以下、COD30〜35mg/、
PO4トレース、色度50゜)と濃度3.5%の濃縮汚泥
を得た。
この濃縮汚泥と浄化槽汚泥の濃縮汚泥とを混合
した汚泥の脱水性は極めて優れ、何ら脱水助剤を
添加することなくフイルタプレスで脱水でき、含
水率65%の脱水ケーキが得られ、流動床炉で自燃
し重油などの補助燃料が不要となり、顕著な省エ
ネルギーが達成できた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を示す系統説明図であ
る。 1……浄化槽汚泥、2,14……凝集剤、3,
15……固液分離工程、4,10,17……濃縮
汚泥、5……分離水、6……生し尿、7……生物
学的硝化脱窒素工程、8,12……流出スラリ
ー、9……遠心濃縮機、11……分離液、13…
…混合スラリー、16……処理水、18……機械
脱水機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 し尿に浄化槽汚泥を混入して処理するに際
    し、し尿と予め浄化槽汚泥に少なくとも鉄系又は
    アルミニウム系凝集剤を添加し固液分離した分離
    液とを生物学的硝化脱窒素工程にて生物処理した
    のち、該処理工程の処理水と余剰汚泥との混合ス
    ラリに少なくとも鉄系又はアルミニウム系凝集剤
    を添加して固液分離することを特徴とするし尿お
    よび浄化槽汚泥の混合処理方法。
JP56175793A 1981-11-04 1981-11-04 し尿および浄化槽汚泥の混合処理方法 Granted JPS5879596A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5879596A JPS5879596A (ja) 1983-05-13
JPS64119B2 true JPS64119B2 (ja) 1989-01-05

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JP56175793A Granted JPS5879596A (ja) 1981-11-04 1981-11-04 し尿および浄化槽汚泥の混合処理方法

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JPS6422400A (en) * 1987-07-18 1989-01-25 Kajima Corp Waste water treatment
JPH0659478B2 (ja) * 1990-02-08 1994-08-10 株式会社クボタ 有機性廃水の処理方法

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