JPS6411539B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシート積上体からシートの束を分離し
かつそのシートの束をシート処理機械に案内する
装置に関する。

大きな寸法の板紙等を印刷したり裁断したりす
る紙加工機即ち処理機械へ供給する作業は一般に
作業員がなさねばならない骨のおれる作業をなく
すため自動化により行なわれている。

処理機械へシートを自動的に供給するために採
用されている解決策の１つとしてシート積上体を
垂直方向から水平方向の位置に、適当なコンベヤ
装置により移すこと、その後、シート積上体が、
水平位置にある時、シートが屋根いた状即ちうろ
こ状の流れを形成し、処理機械の供給部所まで運
ばれる様に、シート積上体からシートを移動する
こと、である。その部所に案内された後、シート
の流れは、再度シート処理機械にて用いられてい
る供給方式に適合するように、積み重ねられる。
このような作業をする装置については、米国特許
第3982750号に詳細にのべられている。しかしな
がらこの装置では巾が1600〜2000mm長さ1100〜
1270mmのシートが約1600〜1700mmの高さの積上体
の形で板紙加工機械へ供給される。このため該機
械にこの積上体が供給されるときにこの積上体は
非常に重くなつている。

上記特許はシート積上体の取扱いを比較的容易
にしているけれども、この機械は、かなり大型で
かつ非常に高価かつ複雑な組立てを必要とする
種々の結合コンベアを非常に多く必要とする欠点
を有している。これに加えて、シート積上体をシ
ート流に変え、そしてこのシート流に新たな作業
工程を付与することなく再び該シート流をシート
積上体へ戻すことは非常に非能率的なことであ
る。

本発明は処理機械へ大きな寸法のシートを供給
するのに含まれる上記問題への解決に貢献する目
的を有している。

この目的のために、本発明によつて特定化され
た装置は、特許請求の範囲第１項及び以下に述べ
られる。

実施例 本発明によるシート束分離案内装置３を第１図
に示す。装置３はシートの束１をパレツト４上の
シート積上体２から分離し、分離した束１をコン
ベヤ９に導入し、コンベヤ９はシートの束を図示
しない処理機械に搬送する。

装置３は枠３９等の部材から成る枠体を有し、
かつ固定ストツパ１３３及びこれと整合している
可動ストツパ１３２を有する。装置３は積上体を
動かす装置を有し、例えばチエーン駆動装置で作
動する積上体持上装置５とし、該積上体上端が可
動ストツパ１３２に接する位置までシート積上体
２を固定ストツパに沿つて動かす。図示の通り、
別のシート積上体６がローラコンベヤ８上の待機
位置にあるパレツト７上に積んであり、パレツト
４上のシート積上体２がコンベヤ９にシートの束
１を供給し終えたらすぐにシート積上体持上装置
５上に移動する。新しいシート積上体６の装入は
次の通りである。シート積上体２からコンベヤ９
に最後の束を供給した後に、（ある場合には数枚
のシート１０が残つたまま）パレツト４は最下方
位置まで降下され、ローラコンベヤ１１上のパレ
ツト４′の位置に動かす。次に新しいシート積上
体６が積上体持上装置５上に動かされると共に、
図示しない別の新しいシート積上体がこれまでシ
ート積上体６の占めた位置に供給される。持上装
置５上の残つたシートがパレツト４′の位置に動
いた後に、モータ１２が始動されピニオン１３を
駆動する。このピニオン１３はラツク１４に係合
する。ラツク１４は棒１５に接続され、棒１５が
パレツト４′をコンベヤ９の走行方向（矢印１６）
に対して垂直に移動する。この後に、パレツト
４′上の残存シート１０は処理待機中の図示しな
いシート積上体上に手で積上げる。

コンベヤ９は矢印１６で示す一定方向に移動す
る下部移送ベルト１７を含む。ベルト１７の上方
にプーリ１９によつて担持される上部ベルト１８
を設ける。プーリ１９は軸２１によつて上部枠体
２０ａに取付けたレバー２０に回転自在に取付け
られる。プーリ１９の自重によつて上部ベルト１
８はシートの束１に押圧される。図示の通り、コ
ンベヤ９はシートの束１の中央に係合し、束１の
縁部は図示しない支持台上に載つている。

シート積上体２の一端を可動ストツパ１３２に
接する位置に持上げる手段を形成する積上体持上
装置５に加えて、シート束分離案内装置３はシー
ト積上体２からシート束１を分離する手段、及び
分離された束を開口を経て移動させる手段を有し
ている。開口とは可動ストツパ１３２がコンベヤ
９の方に移動した位置１３２′となつた時に可動
ストツパ１３２が形成する空所をいう。

シートの束１を移動する手段は第５図に示す通
り、２個の外側案内部材２２，２３を備えた補助
枠体を有する。案内部材２２，２３は横棒２４と
端部部材１２６，１２７とによつて互いに接続さ
れる。更に、端部部材１２６，１２７と横棒２４
とは一対の内側案内部材２５，２６を所定位置に
保持する。

図示の通り、内側案内部材２５は外側案内部材
２２と共働し、内側案内部材２６は外側案内部材
２３と共働する。少なくとも１個の束押付機２７
は内側案内部材２５と外側案内部材２２との間に
支持位置決めされ、少なくとも１個の束押付機２
８は案内部材２３，２６の間に位置決めされる。
各束押付機２７，２８は駆動装置２９に接続され
る。第５，６図に示す通り、駆動装置２９は前部
スプロケツト３１、後部スプロケツト３２、中部
スプロケツト３３、駆動スプロケツト３４を廻る
チエーン３０を含む。両束押付機の駆動スプロケ
ツト３４は駆動軸３５によつて互いに連結され、
軸３５上に取付ける。軸３５の一端に継手スリー
ブ３６を有し、駆動軸３５と流体モータ３７との
間を結合する案内部材２２，２３，２５，２６、
横棒２４、端部部材１２６，１２７によつて形成
する補助枠上に支持部材３８によつて流体モータ
３７を取付ける。流体モータ３７は前後方向に回
転制御可能なため選択した。図示の通り、各スプ
ロケツト３１，３２，３３は夫々軸４４，４６，
４５に取付ける。第２図に示す通り、これらの軸
はねじ４３，４３によつて固着した軸受板４１，
４２によつて案内部材２２，２３，２５，２６に
取付けられる。

チエーン３０は第２図に示す台４８へ取付具４
７によつて連結する。第４図に示す通り、台４８
は２本の軸５２，５３を有し、軸の支持する球又
はローラー軸受４９の外側レースを２本のレール
５０，５１の形成する溝内に係合させる。レール
５０，５１は第２図に示す夫々の案内部材２２，
２５等に取付ける。各台４８は中央支持体５４を
含み、束押付機２７，２８の軸５７を受ける軸受
を有する部分５５を含む。各束押付機は基部を有
し、基部上に２個のフラツプ５６を溶接し、フラ
ツプが軸５７を回転自在に支承する。各束押付機
の他端付近に２個のフラツプ５８を設けてローラ
ー６０を支持する軸５９を支承する。ローラー６
０は後述する通り、目詰りを防止する手段を形成
する。フラツプ５６は図示しないストツパに係合
して第４図の位置からの押付機２７の回動を防
ぎ、押付機２７の軸５７を中心とする矢印１３
７″の方向の回動を可能にする。束押付機２８は
上述の押付機２７と同様の構造とする。

各案内部材２５，２６の内面に支持体６１，６
１′を有し、これらの支持体６１，６１′は案内溝
６２，６２′で終る。受け台６４は２個の側壁６
５，６６を有し、これらの側壁６５，６６は横棒
１０５，１０６（第３図）によつて離間される。
側壁６５（第２図）は２個のローラー６７を有し
案内溝６２に係合する。側壁６６は２個のローラ
ー６８を有し、案内溝６２′に係合する。各ロー
ラー６７，６８は球軸受又はローラー軸受の外レ
ースをローラーとする。分離部材６３は受け台６
４の側壁６５，６６間に取付ける。分離部材６３
は２個の平行なレバー６９，７０（第３図）によ
つて受け台に連結する。部材６３に２個の翼部材
８１，８２を有しこれに軸８３，８４を係合させ
てレバー６９，７０を回動可能に枢支する。レバ
ー６９，７０の他端は軸８５，８６を介して受け
台６４に固着した部材８７，８８に連結する。分
離部材６３の外面に長手方向に延長する溝を有す
る歯付面８９を有し、分離される束内のシートの
保持を改善する。枢支連結部間のレバー６９，７
０の腕の長さが等しいため、リンク装置の平行四
辺形運動を生ずる。上部レバー７０に調節可能の
停止ねじ９０を有し、横棒９１に係合してレバー
６９，７０の第３図の時計方向の回転を制限す
る。第３図に示す通りレバー６９，７０は水平に
対して15〜30゜の範囲の角度をなしている。この
角度を約20゜としたとき実験的に分離部材６３が
最適な作動を行なつた。部材６３の上部位置は、
ストツパ９２がレバー７０に固着したローラー９
５に係合した位置とする。ストツパ９２はナツト
９３とロツクナツト９４によつて調節し、ばね作
用を受けスイツチ１３７′を作動させて分離部材
６３の動きを停止させる。

第２図に示す通り、２個の積上体押圧部材７
１，７２を受け台６４の外側に取付ける。第３図
に示す通り、押圧部材７１，７２を軸８５を中心
として回動可能に取付ける。各部材７１，７２の
一端にローラー軸受７３の形成するカム従動子を
有し、ブロツク７７によつて板７６に固着した直
線カム７５に係合する。押圧部材７２用のカム７
５を支持する板７６は内側案内部材２６に固着
し、他方の板７６′は内側案内部材２５に固着す
る。夫々の押圧部材７１，７２の軸受７３はばね
７４等の引張装置によつて保持される。第３図に
示す通り、ばね７４は押圧部材７２上の歯止め９
６と受け台６４の側壁６６の内面のばね取付体９
７との間に存在する。

更に、カム７５を支持するために、板部材７６
は可動ストツパ１３２に対する積上体の高さチエ
ツク装置７８を支持する。この装置７８は積上体
から取出す束の寸法を制御する。積上体高さチエ
ツク装置７８は調節可能の支持体９８（第３図）
を有し、棒部材１００に連結した棒部材９９に調
節可能に連結する。棒部材９９はストロークの一
端でピン１０１に接触する。棒部材１００はレバ
ー１０２に連結し、軸１０３を中心として回動
し、カムローラー１０４を有して受け台６４の側
壁６６に固着した直線カム７９に係合させる。板
７６に電磁スイツチ１０７を固着し、棒部材９９
が第３図の位置から上り第３図のレバー１０８が
軸１０９を中心として回動した時にスイツチを作
動する。

受け台６４を第２の方向に沿つて動かすため、
横棒１０６を第１図の流体ピストン１１１のロツ
ド１１０に固着する。ピストン１１１は枠体に連
結する。

第２，４図に示す通り、シート位置制御装置８
０を板７６′に固着する。シート位置制御装置は
積上体内のシート位置が正しくない、又はシート
が一致していないことを決定する。制御装置８０
は第４図の曲り板１１２を有し、両端に支持板１
１３を有する。板１１３は板１１２にねじ１１４
で取付け、板１１２の端部のスロツト１１５内に
ねじを通す。板１１２の他端はねじ１１７でブロ
ツク１１６に固着する。板１１２とブロツク１１
６から成る組立体は軸１１８を中心として回動す
る。制御装置８０の休止位置はストツパ１１９に
よつて定める。鎖線で示すシート１２１が積上体
１２２の縁部から突出して板１１３に接触すれば
曲り板１１２は上昇積上体１２２によつて上方に
押され板１１２は軸１１８を中心として回動し、
ブロツク１１６はスイツチ１２０を作動して装置
を停止する。

装置３の主枠体を第５図において、枠３９，４
０を側方板１２５によつて互いに連結した枠体に
よつて示している。板１２５に溝１２４を設け、
上述の補助枠を形成する外側案内部材２２，２３
に固着したローラー１２３を受ける。端部部材１
２６にナツト１２８を取付け、ねじ１２９を係合
させる。他方の端部部材１２７は軸受１３０を有
する。ねじ１２９を流体モータ１３１で作動し、
モータは枠３９に取付ける。ねじ１２９の他端は
枠４０に係合した軸受によつて保持する。ねじ１
２９の回転方向に応じて補助枠は第１図に示す固
定ストツパ１３３の直上の可動ストツパ１３２に
近接離間する。これによつて装置は各種寸法のシ
ートを取扱い得る。

上述した通り、装置の枠にストツパ１３３の直
上の位置とした可動ストツパ１３２を含む。第７
図に示す通り、可動ストツパは流体圧又は空気圧
ピストン１３７によつて作動し、ピストンの一端
は補助枠の端部部材１２６に連結する。支持体１
３８を側方板１２５に接して枠体の枠３９に固着
する。支持体１３８に軸受１３９を取付け、レバ
ー１４０を係合させる。流体圧又は空気圧ピスト
ン１３７はロツド取付具１４２付のピストンロツ
ド１４１を有し、軸１４３によつてレバー１４０
に連結する。可動ストツパ１３２は図示の例では
単ブレード型とし、レバー１４０に固着した横板
１４４に連結する。

装置の作動を第１，３，８，９，１０図を使用
して説明する。

始動位置では分離部材６３は第３図に示す後端
位置にあり、積上体２は第１図の位置に上昇す
る。積上体２の上面がシート積上体高さチエツク
装置７８の調節可能のストツパ９８に接触すれば
棒部材９９の動きによつて電磁スイツチ１０７が
作動して積上体の上昇を停止する。受け台６４が
流体ピストン１１１によつて動き、分離部材６３
を積上体２のシートの縁部に接触させる。ピスト
ン１１１が受け台６４を可動ストツパ１３２に向
けて動かせば、一群のシート１３４（第８図）が
分離部材６３に係合し、レバー６９，７０の回動
によつて、シートを第８図に示す束１３４として
揚げる。受け台６４が可動ストツパ１３２に向け
て更に動けば、シート押圧部材７１，７２が揚が
つた束１３４と残りの積上体の頂部との間に入り
直線カム７５の従動ローラー７３によつて第８図
の位置に動く。この作動間、固定及び可動ストツ
パ１３２，１３３は第８図に示す第１の位置即ち
下部位置にある。

積上体押圧部材７１，７２が束１３４と残部の
積上体との間に挿入された後に、第２段階を開始
する。束押付機２７，２８は駆動装置２９によつ
て第８図に示す引込位置から第９図に示す束１３
４の縁部に係合する位置に動く。束押付機が束１
３４の縁部に係合すると同時に、可動ストツパ１
３２は第１，１０図の第２の位置即ち上昇位置１
３２′に動いて開口を形成し束は束押付機２７，
２８によつて押されて第１０図のコンベヤ９のベ
ルト間に束を挿入する。束押付機２７，２８が束
１３４の後縁に接触すれば、分離部材６３積上体
押圧部材７１，７２は受け台６４を動かす流体ピ
ストンによつて後方に動く。

更に、束形成過程の初期の間、受け台６４が可
動ストツパ１３２に向けて動く時に受け台上の直
線カム７９はレバー１０２の腕を回動させ、積上
体高さチエツク装置７８の調節可能のストツパ９
８を動かして引込位置とし、束１３４の上昇と積
上体からの移動とを可能にする。受け台６４が初
期位置に戻れば、カム７９の動きによつてチエツ
ク装置７８は第１０図に示す初期位置に動く。束
押付機２７，２８が後端位置に引込み、可動スト
ツパ１３２が第８図の第１の位置に戻れば、スイ
ツチ１０７が作動して新しいサイクルを開始す
る。

各束押付機２７，２８はローラー６０を有し、
束１３４のコンベヤ９への前進間に、第１０図に
鎖線で示す曲つた又は変形したシート１３５が存
在しても押付機の前進を阻害しない。更に、各積
上体押圧部材７１，７２の自由端に拡大突出部１
３６を有し、束１３４内のシートが束押付機２
７，２８に係合する前に外れて積上体２に戻るの
を防ぐ。

かくして、本発明の装置３は大型シートの束を
シート処理機械の供給装置に容易に装入できる。
この装置の他の利点はシートの束を屋根板状に並
べて流すことによる蛇行を生ずることなく、紙処
理機械に自動供給可能とする。これは、装入作業
を損う作動の廃止となる。

本発明を各種の変形が可能であり、実施例並び
に図面は例示であつて発明を限定するものではな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるシート束分離・案内装置
の一部を除去した側面図、第２図は第１図のＡ方
向の端面図、第３図は第２図の−線に沿う断
面図、第４図は第２図の−線に沿う断面図、
第５図は第１図の装置の平面図、第６図は第５図
の−線に沿う断面図、第７図は可動ストツパ
の側面図、第８，９，１０図はシート束分離・押
付過程間の装置の作動を示す図である。 １，１３４…シート束、２…シート積上体、３
…シート束分離・案内装置、４…パレツト、５…
積上体持上装置、９…コンベヤ、１２…モータ、
１７…下部移送ベルト、２２，２３…案内部材、
補助枠、２５，２６…案内部材、２７，２８…束
押付機、２９…駆動装置、３０…チエーン、３７
…流体モータ、３９，４０…枠、４７…取付具、
４８…台、５０，５１…レール、６２…案内溝、
６３…分離部材、６４…受け台、６７，６８…球
軸受、６９，７０…レバー、７１，７２…積上体
押圧部材、７５，７９…直線カム、７８…積上体
高さチエツク装置、８０…シート位置制御装置、
１０７…電磁スイツチ、１１１…流体ピストン、
１３２…可動ストツパ、１３３…固定ストツパ、
１３６…突出部、１３７ａ…流体圧ピストン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ シート積上体からシートの束を分離してこの
   束をシート処理機械のコンベヤへ案内するシート
   束分離・案内装置であつて、 固定ストツパを備え該ストツパ付近の枠に取付
   けた可動ストツパを有する枠と、 固定ストツパに整合した第１位置と、固定スト
   ツパと可動ストツパとの間の排出開口を形成する
   ための第２位置と、の間で可動ストツパを移動さ
   せる第１手段と、 シート積上体の一端が可動ストツパ付近にある
   シートの面に垂直な第１方向方向にシート積上体
   を移動させる第２手段と、 第１位置にて第１手段により保持されている可
   動ストツパと共働しシート積上体の前記一端から
   シートの束を分離する分離手段と、 該シートの束をシート処理機械のコンベヤ内に
   導入するため該排出開口を介して該積上体内のシ
   ート面に平行な第２方向へ移動させる第３手段
   と、から成るシート束分離案内装置。 ２ 前記シートの束を分離させる分離手段が、第
   ２方向に沿つて動くように枠へ載置された受け台
   を含み、該受け台が枢動運動するように載置され
   た一対のシート積上体押圧部材と、該一対の押圧
   部材間にて受け台へ枢動自在に載置された一対の
   同長のレバーと、該一対のレバーの端部に枢動自
   在に接続され平行四辺形リンクを形成している分
   離部材と、第２方向に沿つて受け台を移動する第
   ４手段と、を含み、これによつて受け台が可動ス
   トツパの方へ移動すると分離部材が複数のシート
   の縁部に接してシートを該ストツパの方へ移動し
   次にシートを持上げて束を形成し束押圧部材が束
   とシート積上体の残存部との間に差込まれる特許
   請求の範囲第１項に記載のシート束分離・案内装
   置。 ３ シート積上体からシートの束を分離してこの
   束をシート処理機械のコンベヤへ案内するシート
   束分離案内装置であつて、 固定ストツパを備え該ストツパ付近の枠に取付
   けた可動ストツパを有する枠と、 固定ストツパに整合した第１位置と排出開口を
   形成するための第２位置との間で可動ストツパを
   移動させる手段と、 シート積上体の一端が可動ストツパ付近にある
   シートの面に垂直な第１方向にシート積上体を移
   動させる手段であつて、該ストツパに対しシート
   積上体の一端の位置を整えるための手段を含むシ
   ート積上体移動手段と、 第１位置の可動ストツパと共働してシート積上
   体の前記一端からシートの束を分離する手段であ
   つて、分離部材と、分離部材の両側に配置された
   可動のシート積上体押圧部材と、分離部材と押圧
   部材とを移動する手段であつて分離部材を可動ス
   トツパの方へ移動させてシートの縁部に接触させ
   てシートの束をシート積上体から分離持上し束押
   圧部材を持上げたシートの束と残存積上体との間
   に差込む手段と、を有する束分離手段と、 処理機械のコンベア上へシートの束を案内する
   ため排出開口を経てシート積上体のシート面に平
   行な第２方向へ束を移動する手段であつて、両可
   動シート積上体押圧部材の両側に配置された少な
   くとも１個の束押付機と、該束押付機を動かす駆
   動手段とを有する束移動手段と、から成るシート
   束分離・案内装置。 ４ 前記分離部材と押圧部材とを移動する手段が
   前記第２方向に沿つて動くように枠内に取付けた
   受け台を有し、該受け台が第２方向と15〜30゜の
   範囲の角度をなす静止位置から枢動運動するよう
   に取付けた一対のレバーを有し、該一対のレバー
   が分離部材に枢支され静止位置から上昇位置まで
   移動可能な分離部材と共に平行四辺形リンク装置
   を形成し、シート積上体押圧部材が受け台上に取
   付けられ自由端にシートの束と積上体との間に差
   込む突出部を有し、分離部材と押圧部材とを駆動
   する手段が受け台を第２方向に駆動する特許請求
   の範囲第３項に記載のシート束分離・案内装置。 ５ 前記受け台が枠内での受け台の運動を可能に
   するため枠上の案内溝に係合する複数のローラー
   を含み、該受け台が枠内での運動のため枠に対し
   て流体ピストンにより接続され、各シート積上体
   押圧部材が受け台６４上の枢支点を中心として回
   動可能に取付けられ、この回動が枠に固定された
   直線カムに接触するカム従動子を有する各押圧部
   材によつて制御される特許請求の範囲第４項に記
   載のシート束分離・案内装置。 ６ 前記束押付機を駆動する駆動手段が枠内のレ
   ールに沿つて滑動可能の台を有し、該台が束押付
   機を支持する手段を有しかつ駆動チエーンへ接続
   されている特許請求の範囲第３項に記載のシート
   束分離・案内装置。 ７ 前記各束押付機が台に回動自在に取付けられ
   かつ変形シートを処理する間の不作動を防止する
   安全手段を有し、該安全手段が束押付機の下端付
   近に取付けたローラーを含む特許請求の範囲第６
   項に記載のシート束分離・案内装置。 ８ 前記枠が枠に可動に取付けた補助枠を有し、
   該補助枠にシート束押付機とシート積上体からシ
   ートの束を分離する手段とを取付け、前記可動ス
   トツパを移動させる手段が補助枠に接続されたピ
   ストンとし、ピストンの起動が停止位置即ち前記
   第１位置から排出開口形成第２位置まで移動させ
   る特許請求の範囲第３項に記載のシート束分離・
   案内装置。 ９ 前記分離部材が束を形成するシートの縁部に
   係合するための溝付面を有する特許請求の範囲第
   ３項に記載のシート束分離・案内装置。 １０ 前記枠に取付けられシート積上体の一端付
   近の不整合シートを検出する手段を含む特許請求
   の範囲第３項に記載のシート束分離・案内装置。