JPS63930B2 - - Google Patents

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JPS63930B2
JPS63930B2 JP11775678A JP11775678A JPS63930B2 JP S63930 B2 JPS63930 B2 JP S63930B2 JP 11775678 A JP11775678 A JP 11775678A JP 11775678 A JP11775678 A JP 11775678A JP S63930 B2 JPS63930 B2 JP S63930B2
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JP
Japan
Prior art keywords
deposited
film
copper
vapor
synthetic polymer
Prior art date
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Expired
Application number
JP11775678A
Other languages
English (en)
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JPS5544820A (en
Inventor
Takakazu Sawamura
Shozo Matsui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication of JPS5544820A publication Critical patent/JPS5544820A/ja
Publication of JPS63930B2 publication Critical patent/JPS63930B2/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は無酸素銅を真空中にて合成高分子フイ
ルムに真空蒸着した、コンデンサ用金属蒸着高分
子フイルムに関する。 さらに詳しくは、蒸着膜の化学的安定性の改善
とコンデンサの特性の向上を目的とした金属蒸着
高分子フイルムである。 従来より使用されているコンデンサ用金属蒸着
合成高分子フイルムは亜鉛もしくはアルミニウム
が蒸着金属として使用されて来ている。これら金
属蒸着合成高分子フイルムは、蒸着が容易である
という利点は有しているが次に述べるような欠点
も有している。 亜鉛蒸着高分子フイルムは、蒸着膜を形成して
いる亜鉛が水分の影響を受け容易に水酸化亜鉛に
変化するため、亜鉛蒸着後の保存方法が難しく、
又、保存期間は6ケ月位が限度である。又、亜鉛
の体積固有抵抗は、5.9×10-6Ω・cmと大きいた
め、必要とする蒸着膜抵抗値に対し、蒸着膜厚が
大きすぎるため、金属蒸着高分子フイルムの自己
回復作用が劣り、そのため、コンデンサの絶縁破
壊電圧は低くなる。アルミニウム蒸着合成高分子
フイルムは、アルミニウムの体積固有抵抗は2.65
×10-6Ω・cmと小さく、又、蒸着膜表面に酸化ア
ルミ層が形成され、蒸着膜は化学的に非常に安定
であるが、該アルミニウム蒸着合成高分子フイル
ムを使用し、コンデンサを製造する場合、リード
線接続用のため、溶融ハンダを吹きつける(一般
にメタリコンと云う)がアルミニウムがハンダと
相溶性が悪いこと及び、アルミニウムの標準電極
電位が−1.7Vと大きいため、ハンダとアルミニ
ウム間で腐蝕が起りやすく、コンデンサの寿命に
安定性を欠いている。 本発明は以上のような問題点を解決し更に新た
な特徴を有する金属蒸着高分子フイルムである。 銅の体積固有抵抗は、1.72×10-6Ωcmとアルミ
ニウム、亜鉛より小さいため、合成高分子フイル
ム上に蒸着された銅蒸着膜厚は、アルミニウム、
又は亜鉛を蒸着した蒸着膜厚さより、薄くするこ
とが出来、これがため、コンデンサの絶縁破壊電
圧は、高くなる。 銅の標準電極電位は、0.337Vとアルミニウム、
亜鉛より低く、ハンダとの親和力が大きいため、
該蒸着高分子フイルム使用のコンデンサは、メタ
リコン部の腐蝕も少なく、メタリコン及びリード
線の接続は極めて容易でこの部分でのコンタクト
抵抗を極めて小さく出来、これに起因する損失が
低くなる。又、銅は熱伝導率が大きいため該蒸着
フイルム使用のコンデンサは、コンデンサ製作時
の熱プレスは、通常アルミニウム又は亜鉛蒸着ポ
リエステルフイルムの場合、140℃〜160℃の温度
が必要であるが、該蒸着ポリエステルフイルムの
場合は100〜130℃の温度で十分であり、かつコン
デンサ作動時の熱放散がすぐれているため、コン
デンサの温度上昇が押えられるすぐれた特徴を有
している。 銅蒸着合成高分子フイルムは、以上のようなす
ぐれた特徴を有しているが反面、銅は一般に、
0.04%位の酸素を含むため、通常の銅を使用し、
該蒸着高分子フイルムを得る場合、銅中に含まれ
ている酸素のため、蒸着装置の排気量を大きくし
ないと、真空低下が起り、蒸着が困難になるこ
と、又、0.04%の酸素が蒸着時に活性の強い銅蒸
気と結合しやすく、酸化銅を含んだ銅蒸着合成高
分子フイルムとなる。この場合、蒸着膜に酸化銅
を含むと、蒸着膜が酸化されやすくなる。これら
欠点は、無酸素銅を使用し、該蒸着合成高分子フ
イルムを作成することにより改善可能となる、即
ち、蒸着時の真空低下は起らず、蒸着が容易にな
り、又、蒸着膜中に含まれる酸化銅が少なくな
り、蒸着膜は酸化されにくくなるのでその選択的
利用価値は工業的に大である。 以下実施例を示し詳しく説明する。 実施例 1 通常の酸素を含んだ銅を使用し、6μのポリエ
ステルフイルムに4Ω/口の厚さの蒸着膜を形成
せしめた、銅蒸着合成高分子フイルムと、無酸
素銅を使用し、6μのポリエステルフイルムに
4Ω/口の厚さの蒸着膜を形成せしめた、銅蒸着
合成高分子フイルムを85℃の熱風乾燥器中に放
置し、時間の経過につれ、蒸着抵抗値の変化を求
めると表―の如く、通常の銅を使用したの抵
抗値は酸化を受け膜抵抗値が高くなるが、無酸素
銅使用の試料は膜抵抗値の変化がほとんどな
い。
【表】 蒸着膜抵抗値が、10Ω/口を超える銅蒸着合成
高分子フイルムは、無酸素銅を使用しても、蒸着
膜が酸化されやすくなるため、10Ω/口以下の蒸
着膜厚さが望ましい。 又、銅蒸着合成高分子フイルムの蒸着膜の内部
摩擦は、アルミニウム、又は、亜鉛蒸着合成高分
子フイルムの蒸着膜の内部摩擦より低いため、該
銅蒸着合成高分子フイルムをスピーカーネツトワ
ーク用、アンプカツプリング用等の音質改善用コ
ンデンサに使用すると、これの音質が非常に改善
される。特に無酸素銅を使用した該蒸着合成高分
子フイルムを使用した音質改善用コンデンサを音
響機器に使用した場合は、該蒸着膜は、不純物原
子による格子欠陥がないため、格子振動の非調和
性による音波吸収が起りにくく20Hz〜20000Hzの
可聴周波数帯で一様な増幅が可能となり、きわめ
て音質は良好となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸着膜抵抗が10Ω/口以下の蒸着膜厚を有す
    るコンデンサ用金属蒸着合成高分子フイルムにお
    いて、蒸着金属として、無酸素銅を用いることを
    特徴とするコンデンサ用金属蒸着高分子フイル
    ム。
JP11775678A 1978-09-25 1978-09-25 Evaporated film Granted JPS5544820A (en)

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JP11775678A JPS5544820A (en) 1978-09-25 1978-09-25 Evaporated film

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JP11775678A JPS5544820A (en) 1978-09-25 1978-09-25 Evaporated film

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Publication Number Publication Date
JPS5544820A JPS5544820A (en) 1980-03-29
JPS63930B2 true JPS63930B2 (ja) 1988-01-09

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ID=14719538

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JP11775678A Granted JPS5544820A (en) 1978-09-25 1978-09-25 Evaporated film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822157A (ja) * 1981-08-03 1983-02-09 松下電工株式会社 金属箔張り積層板
JPS60231314A (ja) * 1984-04-27 1985-11-16 松下電器産業株式会社 コンデンサ
JPS63318120A (ja) * 1987-06-19 1988-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属化プラスチックフィルムコンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5544820A (en) 1980-03-29

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