JPS5840327B2 - 金属化有機フイルムコンデンサ - Google Patents
金属化有機フイルムコンデンサInfo
- Publication number
- JPS5840327B2 JPS5840327B2 JP50085651A JP8565175A JPS5840327B2 JP S5840327 B2 JPS5840327 B2 JP S5840327B2 JP 50085651 A JP50085651 A JP 50085651A JP 8565175 A JP8565175 A JP 8565175A JP S5840327 B2 JPS5840327 B2 JP S5840327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymerization
- capacitor
- organic film
- average degree
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は自己回復の良好な高耐圧な金属化有機フィル
ムから構成してなる金属化有機フィルムコンデンサに関
する。
ムから構成してなる金属化有機フィルムコンデンサに関
する。
金属化有機フィルムの金属化層の上に、アセチルセルロ
ース膜を形成した多層フィルムを捲回、あるいは所定切
断片にて積層した蓄電器については従来から提案せられ
ていた。
ース膜を形成した多層フィルムを捲回、あるいは所定切
断片にて積層した蓄電器については従来から提案せられ
ていた。
しかし、金属化層上に形成される膜が同じアセチルセル
ロースでも蓄電器とした場合の自己回復性の良否や絶縁
耐圧が極めて不安定であり信頼性の高い電気的高耐圧蓄
電器が得られない欠点があった。
ロースでも蓄電器とした場合の自己回復性の良否や絶縁
耐圧が極めて不安定であり信頼性の高い電気的高耐圧蓄
電器が得られない欠点があった。
この発明は従来の欠点を除去するためアセチルセルロー
スの平均重合度についての研究を行い、その結果平均重
合度が140〜160のアセチルロースを金属化有機フ
ィルムの両面あるいは片面に形成してなる多層フィルム
による蓄電器にち−いてのみ自己回復性が良好で蓄電器
としての高信頼絶縁耐圧が得られることがわかった。
スの平均重合度についての研究を行い、その結果平均重
合度が140〜160のアセチルロースを金属化有機フ
ィルムの両面あるいは片面に形成してなる多層フィルム
による蓄電器にち−いてのみ自己回復性が良好で蓄電器
としての高信頼絶縁耐圧が得られることがわかった。
この発明を図面に基づいて説明する。
第1図にこの発明構成の金属化有機フィルムコンデンサ
(以下コンデンサという。
(以下コンデンサという。
)を断面図で示す。
1は金属化有機フィルム、2は金属化層、3は平均重合
度140〜160のアセチルセルロースによる薄膜層、
をそれぞれ示す。
度140〜160のアセチルセルロースによる薄膜層、
をそれぞれ示す。
次にこの発明に基くアセチルセルロースの重合度におい
てすぐれた作用効果のあることを実施例でもって説明す
る。
てすぐれた作用効果のあることを実施例でもって説明す
る。
実施例のコンデンサの構成としては第1図と同じで、1
の部分として6ミクロン厚さのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを使用し、その両面に真空蒸着にてアルミ
ニウムの金属層を設け2とし、30部はアセチルセルロ
ース膜は平均重合度100〜120,140゜160.
170.1801の各々を、ラッカリング塗布法で形成
した。
の部分として6ミクロン厚さのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを使用し、その両面に真空蒸着にてアルミ
ニウムの金属層を設け2とし、30部はアセチルセルロ
ース膜は平均重合度100〜120,140゜160.
170.1801の各々を、ラッカリング塗布法で形成
した。
この多層フィルムを捲回し電極導出部を設け、リード線
取付けなどを行いコンデンサとした。
取付けなどを行いコンデンサとした。
第2図に使用アセチルセルロースの平均重合度による電
気的絶縁耐圧比較を、印加電圧と破壊時間の関係で示す
。
気的絶縁耐圧比較を、印加電圧と破壊時間の関係で示す
。
図中aはアセチルセルロース平均重合度1. OO〜1
20のものをラッカリング塗布形成した場合中コンデン
サ、bは平均重合度140.cは平均重合度160.d
は平均重合度170.eは平均重合度180の場合のコ
ンデンサをそれぞれ示す。
20のものをラッカリング塗布形成した場合中コンデン
サ、bは平均重合度140.cは平均重合度160.d
は平均重合度170.eは平均重合度180の場合のコ
ンデンサをそれぞれ示す。
ラッカリング形成によるアセチルセルロース膜厚はいず
れも5ミクロンである。
れも5ミクロンである。
第2図からアセチルセルロースの重合度160以下につ
いては170以上に比し著しく電気的耐圧が高いことが
わかる。
いては170以上に比し著しく電気的耐圧が高いことが
わかる。
次に第3図に一般に蓄電器としての特性の中で最も重要
な静電容量について説明する。
な静電容量について説明する。
コンデンサに1000時間、電圧230■印加した後の
静電容量の変化分をパーセントで表わし、各々のアセチ
ルセルロース平均重合度による比較を示す。
静電容量の変化分をパーセントで表わし、各々のアセチ
ルセルロース平均重合度による比較を示す。
第3図より平均重合度100〜120のアセチルセルロ
ース膜を持つコンデンサは静電容量の減少が大きく品質
の悪いコンデンサとなることがわかるO 次に表−1は平均重合度100〜120.160.18
0、のアセチルセルロースを各々使用シたコンデンサの
自己回復作用時の発生ガス分析を行いガスの種類の発生
体積比を測定した結果を示す。
ース膜を持つコンデンサは静電容量の減少が大きく品質
の悪いコンデンサとなることがわかるO 次に表−1は平均重合度100〜120.160.18
0、のアセチルセルロースを各々使用シたコンデンサの
自己回復作用時の発生ガス分析を行いガスの種類の発生
体積比を測定した結果を示す。
表−1より平均重合度180の場合はアセチレンガス分
が極めて少くなっている。
が極めて少くなっている。
これより全体として完全にガス化している炭素の数が平
均重合度180の場合は少く、それだけ自己回復作用の
起る弱点部周辺に自己回復作用後も遊離炭素の残存量が
多く、良好な自己回復が起り難いことを示している。
均重合度180の場合は少く、それだけ自己回復作用の
起る弱点部周辺に自己回復作用後も遊離炭素の残存量が
多く、良好な自己回復が起り難いことを示している。
以上の説明においては、金属化有機フィルムとして、ポ
リエチレンテレフタレートの場合である。
リエチレンテレフタレートの場合である。
しカシ、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネイトフ
ィルム、ポリスルホンフィルムなども同様に全く同じ作
用効果を生ずる。
ィルム、ポリスルホンフィルムなども同様に全く同じ作
用効果を生ずる。
以上の通りこの発明による金属化有機フィルムにアセチ
ルセルロース膜を形成してなるコンデンサにおいては平
均重合度が140〜160のアセチルセルロースを使用
した場合に限り静電容量の経時変化も少く高い電気的耐
圧を有し、良品質なコンデンサを得られるなど、産業上
利用し得る極めて犬なる作用効果を生ずる。
ルセルロース膜を形成してなるコンデンサにおいては平
均重合度が140〜160のアセチルセルロースを使用
した場合に限り静電容量の経時変化も少く高い電気的耐
圧を有し、良品質なコンデンサを得られるなど、産業上
利用し得る極めて犬なる作用効果を生ずる。
第1図はこの発明のコンデンサの断面図、第2図はアセ
チルセルロースの平均重合度による電気的絶縁耐圧を印
加電圧と破壊時間との関係図、第3図は同じ<’100
0時間後にむける静電容量の変化分を%で表わした図、
をそれぞれ示す。 1・・・・・・金属化有機フィルム、2・・・・・・金
属化層、3・・・・・・平均重合度140〜160のア
セチルセルロース薄膜、a・・・・・・平均重合度10
0〜120、b・・・・・・同140Xc・・・・・・
同160.d・・・・・・同17o。 e・・・・・・同180゜
チルセルロースの平均重合度による電気的絶縁耐圧を印
加電圧と破壊時間との関係図、第3図は同じ<’100
0時間後にむける静電容量の変化分を%で表わした図、
をそれぞれ示す。 1・・・・・・金属化有機フィルム、2・・・・・・金
属化層、3・・・・・・平均重合度140〜160のア
セチルセルロース薄膜、a・・・・・・平均重合度10
0〜120、b・・・・・・同140Xc・・・・・・
同160.d・・・・・・同17o。 e・・・・・・同180゜
Claims (1)
- 1 金属化有機フィルムの少く共−面にアセチルセルロ
ースの膜を形成して構成した金属化有機フィルムコンデ
ンサにち−いて、前記アセチルセルロースの平均重合度
を140〜160とした金属化有機フィルムコンデンサ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50085651A JPS5840327B2 (ja) | 1975-07-13 | 1975-07-13 | 金属化有機フイルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50085651A JPS5840327B2 (ja) | 1975-07-13 | 1975-07-13 | 金属化有機フイルムコンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS529852A JPS529852A (en) | 1977-01-25 |
JPS5840327B2 true JPS5840327B2 (ja) | 1983-09-05 |
Family
ID=13864720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50085651A Expired JPS5840327B2 (ja) | 1975-07-13 | 1975-07-13 | 金属化有機フイルムコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840327B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729861A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-17 | Kayaba Ind Co Ltd | Hydraulic pressure reduction structure of spool valve |
JPS60161759U (ja) * | 1984-04-04 | 1985-10-26 | カヤバ工業株式会社 | スプ−ル弁 |
-
1975
- 1975-07-13 JP JP50085651A patent/JPS5840327B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS529852A (en) | 1977-01-25 |
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