JPS596520A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPS596520A
JPS596520A JP11575182A JP11575182A JPS596520A JP S596520 A JPS596520 A JP S596520A JP 11575182 A JP11575182 A JP 11575182A JP 11575182 A JP11575182 A JP 11575182A JP S596520 A JPS596520 A JP S596520A
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JP
Japan
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film
electrode
capacitor
metallized
metal foil
Prior art date
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Pending
Application number
JP11575182A
Other languages
English (en)
Inventor
純一郎 平塚
久米 信行
健治 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS596520A publication Critical patent/JPS596520A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチックフィルムや紙等の誘電体フィルム
の表面に金属電極を蒸着等により形成した金属化フィル
ムを用いて巻回することにより構成されるコンデンサに
関するものである。
従来のフィルムコンデンサにおいては、第1図寸たけ第
2図の代表的な例で示すように、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム(以下、PETフィルムという)等の誘
電体フィルム2と、電極としてのアルミニウム箔1とを
用い、フィルム幅方向に1.0〜6.0 M程度の絶縁
溝部(通常マージン部と呼ばれており、以下マージン部
という)を設けて、2枚の誘電体フィルム2と2枚のア
ルミニウム箔1を重ねて巻回し、電極引き出しとしてリ
ード線3をアルミニウム箔1に溶接などにより接続して
コンデンサ素子とする方法がとられている。
しかし、この方法では巻回時、フィルム幅方向に対する
アルミニウム箔1の蛇行等が生じやすく、その結果マフ
ジン部および電極対向幅の寸法精度が十分量ない欠点が
あった。そして、このように寸法精度が十分量ないと、
必要以上にマージン部が形成されるとともに、巻回後の
静電容量分布が安定しないため、静電容量不良発生の原
因となりやすい欠点があった。また、電極にアルミニウ
ム箔1を用いているため、自己回復作用がなく、誘電体
フィルム2を薄くすることなどによる小型。
軽量化が困難であった。
一方、従来の金属化フィルムコンデンサにおいては、P
ETフィルムなどの誘電体フィルムの幅方向の端部に0
.5〜6.0脇程度のマージン部が設けられるように、
電極として誘電体フィルムの片面または両面に金属を真
空蒸着等により形成した金属化フィルムを使用している
第3図はこの金属化フィルムを用いてコンデンサを得る
場合の代表的な従来例で、2枚の金属化フィルム4を重
ね合せて巻回し、その巻回した金属化フィルム40両端
面にZn、Snなどの金属材料を溶射して形成した電極
引き出し部6にリード線3を溶接などにより接続してコ
ンデンサ素子としている。この金属化フィルムコンデン
サは、電極としてアルミニウム箔等の金属箔を電極とし
て用いるものより′も、マージン部および電極対向幅の
寸法精度の安定化が容易であるため、巻回後の静電容量
分布が安定するとともに、自己回復作用があり、誘電体
フィルムを薄くすることも容易に可能で、小型、軽量化
できることから広く使用されてきているが、金属材料を
溶射して、電極引き出し部6を形成する工程が必要なた
め、生産性が本発明はこのような従来の問題を改善し、
マージン部および電極対向幅の寸法精度を向上させ、静
電容量分布を安定させるとともに、自己回復作用を持た
せ、さらに生産性を高めることを目的とするものである
。以下、本発明の内容について、第4図〜第9図の図面
を用いて説明する。
第4図に本発明の一実施例による金属化フィルムコンデ
ンサの要部構造を示しており、この実施例のものは、表
面粗さが平均0.04μm−0,2μmのPETフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィル
ム等の誘電体フィルム7aの両面に幅方向の端部にマー
ジン部7Cを設けるように電極7bを真空蒸着等により
形成して構成した金属化フィルム7と誘電体フィルム8
を用い、その金属化フィルム7の各々の電極7b面およ
び誘電体フィルム8面に、補助電極として金属箔9を電
極7bの長さの60%以上の長さの部分で重ね合せて巻
回し、コンデンサ素子を構成したものである。
ここで、本発明のコンデンi°においては技術的な最大
のポイントは、金属化プラスチックフィルムコンデンサ
の長所を失なうことなく、従来より非常に困難とされて
いた蒸着法等により作成した電極から直接電極引き出し
を金属箔を物理的に重ね合せるという、ごく簡単なこと
で、可能とする条件を見出したことである。その条件は
、0表面粗さが平均0.04μm−0,2μm の誘電
体フィルムを使用すること、■電極への金属箔の重ね合
せは、電極長さの50%以上行うことである。
第6図に金属化フィルムの誘電体フィルムの表面粗さと
充放電試験100サイクル後の結果を示している。
第5図より明らかなように、誘電体フィルムの表面粗さ
の平均を0.04μm以上にすれば、充放電試験100
サイクル後においても、誘電正接は初期値が0.4〜O
,S%であることからも、はとんど変化がなく安定する
ことが判る。これは、一般に金属化フィルムの表面が粗
いほど、その表面突起数が増加し、接する金属箔との接
触面積を増加せしめることにより電流密度を減少させる
ことが放電による蒸着飛散に対して有効であることを示
している。すなわち金属化面と金属箔の接続は、部分的
点接触の集りであり、誘電体フィルムの表面粗さが金属
化面の厚み(一般には350〜5soA )を無視でき
るほど大きい場合、フィルム表面の粗さは金属化後も維
持され、接する金属箔との接触面積が大きくなり、電流
密度を低減できるのに対し、フィルム表面粗さの平均が
0.04μm以下の場合突起数も少なくフィルム表面の
凹凸に対する金属化面の厚みの割合が大きくなるため、
金属化後のフィルム表面は比較的なめらかな表面状態を
呈し、金属箔との接触面積を増大することはない。
従って、本発明のコンデンサにおいては、誘電体フィル
ムの表面粗さは、その平均が0.04μm以上のものを
使用しなければ満足するコンデンサを得ることはできな
い。なお、この時の充放電試験の条件は、定格電圧の2
倍の電圧を端子間に1秒間印加し次に1秒間短絡する動
作を1サイクルとした。
また・、第6図は、同様に誘電体フィルムの表面粗さと
、耐電圧の歩留を示したものである。
すなわち、それぞれのコンデンサに定格電圧の3倍の直
流電圧を2〜3秒印加し、(バンクの発生しなかった良
′品個数)/(試験個数)×1ooで歩留りを表した直
流耐圧試験結果である。
この第6図より明らかなように、誘電体フィルムの表面
粗さの平均が0.2μmを超えると、表面粗さの大きな
個所で絶縁破壊が発生し、直流耐圧レベルは低下する。
これらの第5図、第6図より明らかなように本発明のコ
ンデンサにおいては、誘電体フィルムの表面粗さが平均
0.04μm〜0.2μm のものを使用しなければ満
足なコンデンサを得ることができないO 第7図に補助電極として使用する金属箔の電極への重ね
合せ長さ率と充放電試験10oサイクル後の誘電正接の
値を示している。なお、試験前の値はいずれも0.4〜
0.6%であった。
この第7図から明らかなように、金属箔の補助電極の電
極への重ね合せ長さ率が50%以上でなければ品質の安
定したコンデンサが得られないのである。
以上説明したように本発明の構成によれば、金属化フィ
ルムの電極対向面で静電容量は形成されているため、巻
回時のフィルム幅方向の金属箔の蛇行は静電容量には全
く関係しなく、静電容量精度は金属化フィルムのマージ
ン部および電極対向幅の寸法精度および電極長さにより
決定され、さらに本発明のコンデンサは自己回復機能を
持たせることができる。また、金属化フィルムの各々の
電極面に補助電極として金属箔を用いるため、この金属
箔で従来の金属箔タイプのコンデンサと同じような方法
で非常に容易に電極引き出しが可能となり、従来品のよ
うに金属化フィルムの両端面にZn、Snなどの金属材
料を溶射する電極引き出し工程は不要となる。
第8図は本発明によるコンデンサと従来のコンデンサ(
金属箔タイプ、金属化フィルムタイプ)の静電容量分布
を比較して示した図である。また第9図は本発明のコン
デンサと従来の2種類のコ  ノンデンザの現時点の誘
電体フィルム(特に、PETフィルムに限定)での生産
性可能電位傾度(V/μm)を比較して示した図である
このように本発明のコンデンサにおいては、表面粗さの
平均が0.04μm−0,2μm の金属化フィルムを
用いて巻回して構成されるコンデンサにおいて、各々の
電極面に補助電極として金属箔を同電位になるように電
極長さの60%以上の長さで重ね合せ、この金属箔で電
極を引き出すものであり、従来の金属箔タイプのコンデ
ンサと同様な優れた生産方式を用いて生産することがで
きるとともに、静電容量を形成する電極部を寸法精度の
よい金属化フィルムにより行っているため、静電容量分
布の安定化が容易である。また、自己回復機能を有して
いるので、誘電体フィルムを薄くでき、小型、軽量化を
図ることができる。さらに、従来の金属化フィルムコン
デンサでは必ず必要とされている溶射工程が不要である
ため、生産性を飛躍的に高めることが出きるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ従来のコンデンサの要部構造
を示す断面図、第4図は本発明の一実施例による金属化
フィルムコンデンサの要部構造を示す断面図、第6図〜
第9図はそれぞれ本発明による金属化フィルムコンデン
サの効果を説明するだめの特性図である。 7II111I・・・金属化フィルム、7a、8@・・
・・・誘電体フィルム、7bII・・・・・電極、9・
・・・・・金属箔。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図 第5図 o、o2 o、oa o、oc DO8o、+ Q10
 41!2手均表fO組さc力兜ン − 第6図 o、I       o、2     03早均表釘征
z(Jt飢)→ 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面粗さが平均0.04μm〜0.2μm の誘電体フ
    ィルムの表面に電極を形成した金属化フィルムを巻回す
    ることにより構成し、かつ前記金属化フィルムの電極面
    に補助電極として前記電極の50%以上の長さに金属箔
    を重ねて電極面と同電位とし、この金属箔により電極引
    き出しを行ったことを特徴とするコンデンサ。
JP11575182A 1982-07-02 1982-07-02 コンデンサ Pending JPS596520A (ja)

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JP11575182A JPS596520A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 コンデンサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939922U (ja) * 1982-09-03 1984-03-14 ニチコン株式会社 乾式金属化フイルムコンデンサ
JPS63142624A (ja) * 1986-12-04 1988-06-15 松下電器産業株式会社 コンデンサ及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5939922U (ja) * 1982-09-03 1984-03-14 ニチコン株式会社 乾式金属化フイルムコンデンサ
JPH0121542Y2 (ja) * 1982-09-03 1989-06-27
JPS63142624A (ja) * 1986-12-04 1988-06-15 松下電器産業株式会社 コンデンサ及びその製造方法

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