JPS6392859A

JPS6392859A - 後進機構付き変速装置

Info

Publication number: JPS6392859A
Application number: JP23801186A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Hori; 良昭堀; Masanori Masumura; 増村　正紀
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1986-10-08
Filing date: 1986-10-08
Publication date: 1988-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｌｌ上立且皿±１本発明は車両の変速装置に関し、特に後進機構を備えた
変速装置に関する。

史米且Ｉスポーツ系の自動二輪車またはバギー車にお（プるシフ
トペダルのシフト位置は、下方から１速→ニユートラル
→２速→３速・・・という順に設定されているのが一般
的である。このような変速装置に後進機構を組込む場合
、後進への切替えはニュートラル位置から行われるよう
にするのが望ましいので、ニュートラルから１速、２速
および１娶進の３位置への切替えが行えるように、第１
および第２の操作部例えば前進用シフトペダルと後進用
シフトペダルを備え、曲名により１速または２速への切
替えを行い、後者により後進切替えを行うようにした３
輪または４輪のバギー車がある。

このようなバギー車に組込まれる後進機構付き変速装置
として、第１の操作部によって回転操作される前進用シ
フトドラムと、第２の操作部によって回転操作される後
進用シフトドラムとを各別個に支持して設け、これらの
前進用あるいは後進゛用シフトドラムを個々に回転操作
することにより、各シフトドラムの外周に設けたリード
溝に係合させているシフトフォークを移動させ、同シフ
トフォークと一体的に移動するジッタにより目的とする
前進用ギヤあるいは後進用ギヤを駆動軸に連結させる構
造のものがある。

しかし、上記のように前進用および後進用のシフトドラ
ムを各別個に支持した装置は大型化する。

そこで、本出願人はさきに特願昭６０−２９４７０７号
により、前進用シフトドラムと後進用シフトドラムとを
同軸状にオーバラップさせて小型化することを近業した
。

口が　°１しよ　と（１１本発明は、このような後進機構付き変速装置を、さらに
小型軽最化し、かつ簡素化しようとするものである。

【、　　を　■するためのニー　および…このため、本
発明においては、第１の操作部によって回転操作される
前進シフトスピンドルと、第２の操作部によって回転操
作される後進シフトスピンドルと、前記前進シフトスピ
ンドルを介して回転するシフトドラムとを有し、該シフ
トドラムの周面に設けられた前進リード溝に嵌合する前
進シフトフォークを備えた後進機構付き変速装置におい
て、前記前進シフトスピンドルと後進シフトスピンドル
とを同一軸線上にかつ互いに独立して回転可能に配設し
、前記後進シフトスピンドルに後進シフトフォークを、
該後進シフトスピンドルに設けた係合部材を該後進シフ
トフォークに設けた係合溝に係合させることにより、該
後）Ｗシフトスピンドルの回転に応じて軸線方向に摺動
可能にＦＭ着するとともに、さらにこの後進シフトフＡ
−りを、前記シフトドラムの周面に円周方向に設けられ
かつニュートラル位置において軸線方向に分岐した分岐
部分を有する世道リード溝に嵌合させる。

本発明によれば、後進シフトスピンドルに設けた係合部
材と後進シフトフォークに設けた係合溝との係合により
後進シフトスピンドルの回転に応じて後進シフトフォー
クが軸線方向に移動する。

７ｉｔＪわち後進シフトフォーク自体がシフトドラムと
しての機能を有し、また後進シフトスピンドルはシフ１
−フォークガイド軸を兼ねている。従って後進操作用の
シフトドラムとシフトフォークガイド軸を必要とせず、
装置全体が小型１’！ｆｆｉ化し、簡素化する。

さらに、前進操作中は、後進シフトフォークがシフトド
ラムの後進リード溝によって軸線方向の移動を阻止され
、後進操作中は、後進シフトフォークが前記後進リード
溝の分岐部分に嵌入することにより、シフトドラムの回
転が阻止され、これにより前進シフトフォークの軸線方
向の移動が阻止されるので、前進機構と後進機構とが機
能上完全に独立しており、互いに干渉することがない。

尖」Ｌ贋以下、本発明を図示の実施例について説明する。

第１図は本発明による変速装置の成る断面を示す。

この変速装置はクランクケース１内に収納支持されてお
り、図示してないエンジンのクランクシャフトからの動
力がメインシャフト２に伝えられ、さらに、後述する各
種の歯車により変速されてカウンタシャフト３に伝達さ
れる。カウンタシャフト３に伝達された動力はスプロケ
ット４を介して車両の駆動輪に伝えられる。

クランクケース１の図において左側の壁を與いて前進シ
フトスピンドル５が回転可能に軸支されており、該前進
シフトスピンドル５は第１の操作部すなわち前進シフト
ペダル（図示してない）に連結されている。クランクケ
ース１の図において、右側の壁には後進シフトスピンド
ル６が日通軸支されており、該後進シフトスピンドル６
は第２の操作部すなわち後進シフトペダル７に連結され
ている。これらの前進シフトスピンドル５および後進シ
フトスピンドル６はその内端を共通の軸受部８に回転自
在に支持されて、同一軸線上に、かつ互いに独立して回
転できるように配設されている。

シフトスピンド゛ル５，６に隣接して、該スピンドル５
．６に平行に、シフトドラム９が回転自在に支承されて
いる。このシフトドラム９の端部に固定された連結部材
１０が、前記前進シフトスピンドル５に固定された腕部
片１１に設けられた半径方向の長穴に係合しており、前
進シフトスピンドル５が回転操作されることにより、腕
部片１１．連結部材１０を介してシフトドラム９が回転
する。

シフトドラム９の外周面には３本の前進リード溝１２．
１３．１４が刻設されており、これらのリード溝にそれ
ぞれ前進シフトフォーク１５．１６．１７に突設された
ビン１５ａ、　１６ａ、　１７ａが嵌合している。

前進シフトフォーク１５．１６．１７はシフトフォーク
ガイド軸１８に軸線方向に１習初可能に嵌装されている
。前進シフトフォーク１５はその２股状の先端部（第２
図参照）にシフタ１９を回転自在に挟持している。シフ
タ１９はカウンタシャフト３に、該シャフトと一体的に
回転しかつ軸線方向には摺動できるようにスプライン係
合している。前進シフトフＡ−り１６は同様にカウンタ
シャフト３にスプライン係合したシフタ２０を挾持して
いる。ただし前進シフトフォーク１７はメインシャフト
２にスプライン係合したシフタ２１に係合している。第
２図に上記前進シフトフォーク１５．１６．１７と各軸
との関係が側面図で示されている。同図においてＯｇ。

Ｏｓ　＋　Ｏ＋　＠＊　Ｏｓおよび０２はそれぞれ後進
シフトスピンドル６、シフトドラム９．シフトフォーク
ガイド軸１８．カウンタシャフト３およよびメインシャ
フト２の軸線を示す。

カウンタシャフト３の右端部には１速用の歯車Ｇｓ＋が
遊嵌されており、メインシャフト２に固定された歯車Ｇ
２１　と噛合っている。シフタ１９が前進シフトフォー
ク１５によって右方へ動かされ、該シフタ１９に設けら
れた係合突起１９ａが歯車Ｇ３１にに設けられた係合孔
５０に係合すると、メインシャフト２の回転が歯車Ｇ２
１．Ｇｓ　＋およびシフタ１９を介してカウンタシャフ
ト３に伝達される。その時のメインシャフト２からカウ
ンタシャフト３への変速比は歯車Ｇ２１　とＧ３１の歯
数比によって決まる。前進シフトフォーク１５の移動は
シフトドラム９の回転によりビン１５ａが前進リード溝
１２に案内されることにより行われる。第３図にシフ１
−ドラム９上の前進リード溝１２．１３．１４の形状を
展開して示しであるが、ニュートラル時には各ビン１５
ａ、１６ａ、１７ａはそれぞれ１２ｎ。

１３ｎ、１４ｎで示す位置に在る。この状態からシフト
ドラム９が前進シフトスピンドル５により矢印Ｂ方向に
回転させられると、ビン１５ａは右方へ屈曲した前進リ
ード溝１２に沿って１２１で示す一速位置へ移動し、上
記のように前進シフトフォーク１５が右方へ移動する。

シフトドラム９をニュートラル状態から矢印へ方向へ回
転させると、ビン１６ａが前進リード溝１３に案内され
て順次２速位置１ｈ。

３速位置１３３を占め、これに応じて前進シフトフォー
ク１６が右方または左方へ移動して、シフタ２０が歯車
Ｇ３２または歯車Ｇ３３と係合する。かくして歯巾Ｇ２
２．歯車Ｇ３２．シフタ２０を介する２速の変速伝動ま
たは歯車Ｇ２３．歯車Ｇ９３゜シフタ２０を介する３速
の変速伝動がシトフト２゜３間に設定される。歯車Ｇ２
３はシフタ２１に設けられているが、この時シフタ２１
は第３図から分るようにニュートラル時と同じ左右位置
を占めている。ざらにシフトドラム９をへ方向に回転さ
せるとビン１７ａが前進リード溝１４の４速位置１４４
に達し、前進シフトフォーク１７を介してシフタ２１が
右方へ移動して歯車Ｇ２４と係合する。歯車Ｇ２４はメ
インシャフト２に遊嵌され、前記シック２０に設けられ
た歯車Ｇ３４と噛合っている。この時シフタ２０は歯車
Ｇ３２．歯車Ｇｓｓのいずれとも係合していないので、
シフタ２１、歯車Ｇ２４．歯巾Ｇｓ　４１シフタ２０を
介してメインシャフト２からカウンタシャフト３への回
転が伝達される。シフトドラム９がさらに回転してビン
１７ａが５速位置１４５に達すると、シフタ２１が左方
へ摺動して歯車Ｇ２５と係合し、シフタ２１．歯車Ｇ２
５．歯車Ｇ３ｓを介して５速の変速伝動が得られる。

次に模進機構について述べる。前記後進シフトスピンド
ル６に後進シフトフォーク２２が軸線方向に摺動自在に
嵌装されている。後進シフトフォーク２２は第４図に示
すようにボス部２２ａとフォーク部２２ｂとから成り、
ボス部２２ａが後進シフトスピンドル６に嵌合している
。ボス部２２ａには係合溝２３が設けられており、後進
シフトスピンドル６に圧入され半径方向外方へ突出した
係合部材すなわちガイドビン２４が前記係合溝２３に係
合している。

係合溝２３は後進シフトスピンドル６が回転すると後進
シフトフォーク２２がガイドピン２４に案内されて軸線
方向に移動するように傾斜させである。ボス部２２ａに
はビン２５が設けられており、このビン２５はシフトド
ラム９の周面に設けられた後進り一ド溝２６に嵌合して
いる、後進リード渦２６は第３図に示すようにシフトド
ラム９の周面に円周方向に直線状に延びており、ニュー
トラル時にビン２５が位置する箇所に右方へ直角に分岐
した分岐部２７が設けられている。後進シフトフォーク
２２のフォーク部２２ｂは、第１図に示すように、前記
シフタ１９に隣接してその左側においてカウンタシャフ
ト３に遊嵌された歯車ＧｓＲに係合している。

カウンタシャフト３とメインシャフト２との間には、第
５図および第６図に示すように、中間軸２８が軸支され
、一体のアイドルギヤ１１．Ｉ２がこの中間軸２８に遊
嵌されている。なお、第５図および第６図は前記第１図
とは異なった断面を示し、第２図における軸線０嗜、Ｏ
ｓ　、０３に順次沿いさらに中間軸２８の軸線および軸
ＩＩ　Ｏ２を含む面で切断して、これを展開して示した
断面図に相当する。前記歯車Ｇ３Ｒはアイドルギヤ１２
と係脱し、アイドルギヤ１１はメインシャフト２に固定
された歯車Ｇ２Ｒと噛合っている。

シフトドラム９が前進シフトスピンドル５を介して回転
操作されている時には、ビン２５は第３図に２５８で示
すように後進リード溝２６の直線部に嵌合しており、従
って歯車ＧｓＲは軸線方向に移動せず、歯車ＧｓＲとシ
フタ１９とは第１図に示すように互いに離隔している。

第５図には一連時の状態が示されており、前述のように
してシフタ２１が右方へ変位して歯車Ｇｓ＋　と係合し
ている。後進操作は、シフトドラム９をビン２５が第２
図に示すように分岐部２７の位置に在るニュートラル状
態とした後、後進シフトペダル７を操作して後進シフト
スピンドル６を回動させることにより行われる。第３図
の上方に後進シフトフォーク２２のボス部２２ａの周面
が展開して示されているが、後進シフトスピンドル６の
回動によりガイドピン２４は第３図においてへ方向に移
動して係合溝２３に関して２４ａで示す位置に進む。し
かしガイドピン２４の左右位置は変らないので、ボス部
２２ａが矢印ａで示ずように右方へ移動する。この時ピ
ン２５は２５ｂで示すように分岐部２７内に進入して後
進シフトフォーク２２の右方への移動を許す。この結果
、後進シフトフォーク２２のフォーク部２２ｂに支承さ
れている歯車Ｇ３Ｒがカウンタシャフト３上を右方へ開
動し、第６図に示すように、アイドルギヤＩ２と噛合う
とともにシフタ２１と係合する。かくしてメインシャフ
ト２の回転が歯車Ｇ２Ｒ，アイドルギヤＩＸ、アイドル
ギヤＩ２．歯車Ｇ３Ｒ，シフタ２１を介してカウンタシ
ャフト３に伝えられ、歯車Ｇ２Ｒと歯車Ｇ３Ｒとの間に
アイドルギヤが介在しているので、カウンタシャフト３
は後進方向に回転する。

以上から分るように、本実施例においては、後進シフト
フォーク２２のボス部２２ａが後進用のシフトドラムの
機能を果し、また後進シフトスピンドル６が後進シフト
フォーク２２のガイド軸を兼ねているので、構成部品数
が少なくてすみ、装置全体が軽量になるとともに簡素化
する。さらに、前進シフトスピンドル５と後進シフトス
ピンドル６とを同一軸線上に配列したこととも相俟って
装置が小型化する。

さらに、前進操作中は後進リード満２６の直線部に嵌合
するビン２５によって後進シフトフォーク２２の軸線方
向の移動が阻止され、後進操作中は後進リード溝２６の
分岐部２７に嵌合するビン２５によってシフトドラム９
の回転が閉止されるので、前進操作中に後進操作を行っ
たり、後進中に前進操作を行ったりすることはできず、
前進機構と後進機構が機能上完全に独立しており、互い
に干渉し合うことがない。しかもこの効果は、分岐部２
７を有する後進リード溝２６とこれに嵌合するビン２５
とから成る極めて簡単な構造によって達成される。

凡」１と１里以上の通り、本発明においては、第１の操作部によって
回転操作される前進シフトスピンドルと、第２の操作部
によって回転操作される後進シフトスピンドルと、前記
前進シフトスピンドルを介して回転するシフトドラムと
を有し、該シフトドラムの周面に設けられた前進リード
溝に嵌合する前進シフトフォークを備えた後進！［付き
変速′３Ａ置において、前記前進シフトスピンドルと後
進シフトスピンドルとを同一軸線上にかつ互いに独立し
て回転可能に配設し、前記後進シフトスピンドルに後進
シフトフォークを、該後進シフトスピンドルに設けた係
合部材を該後進シフトフォークに設けた係合溝に係合さ
せることにより、該後進シフトスピンドルの回転に応じ
て軸線方向に１苫動可能に嵌着するとともに、さらにこ
の後進シフトフォークを、前記シフトドラムの周面に円
周方向に設けられかつニュートラル位置に３３いて＠線
方向に分岐した分岐部分を有する後進リード満に嵌合さ
せたので、小型、軽量で簡素化した後進機構付き変速装
置が得られ、しかも極めてＩｉＪ単な構造によって前進
機構と後進機構とを閤能上完全に独立させ、互いに干渉
することがないようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による少進機構付き変速装置の一断面図
、第２図は各シフトフォークと各軸の配置関係を示す側
面図、第３図はシフトドラムおよび後進シフトフォーク
ボス部の周面展開図、第４図は後進シフトフォークの斜
視図、第５図および第６図は第１図の変速装置を他の断
面に沿って切截して展開した断面図で、それぞれ１速切
替え時および後進切替え時の状態を示す図面である。１・・・クランクケース、２・・・メインシャフト、３
・・・カウンタシャフト、４・・・スプロケット、５・
・・前進シフトスピンドル、６・・・後進シフトスピン
ドル、７・・・後進シフトペダル（第２の操作部）、８
・・・軸受部、９・・・シフトドラム、１０・・・連結
部材、１１・・・腕部片、１２．１３．１４・・・前進
リード溝、１５．１６．１７・・・前進シフトフォーク
、１８・・・シフトフォークガイド軸、１９．２０．２
１・・・シフタ、２２・・・後進シフトフォーク、２３
・・・係合溝、２４・・・ガイドピン（係合部材）、２
５・・・ビン、２６・・・後進リード溝、２７・・・分
岐部、２８・・・中間軸、５０・・・係合孔、Ｇ・・・歯車、Ｉ・・・アイドルギヤ。

Claims

【特許請求の範囲】

第１の操作部によつて回転操作される前進シフトスピン
ドルと、第２の操作部によつて回転操作される後進シフ
トスピンドルと、前記前進シフトスピンドルを介して回
転するシフトドラムとを有し、該シフトドラムの周面に
設けられた前進リード溝に嵌合する前進シフトフォーク
を備えた後進機構付き変速装置において、前記前進シフ
トスピンドルと後進シフトスピンドルとを同一軸線上に
かつ互いに独立して回転可能に配設し、前記後進シフト
スピンドルに後進シフトフォークを、該後進シフトスピ
ンドルに設けた係合部材を該後進シフトフォークに設け
た係合溝に係合させることにより、該後進シフトスピン
ドルの回転に応じて軸線方向に摺動可能に嵌着するとと
もに、さらにこの後進シフトフォークを、前記シフトド
ラムの周面に円周方向に設けられかつニュートラル位置
において軸線方向に分岐した分岐部分を有する後進リー
ド溝に嵌合させたことを特徴とする後進機構付き変速装
置。