JPH09112691A - 手動変速機のリモートコントロール装置 - Google Patents
手動変速機のリモートコントロール装置Info
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- JPH09112691A JPH09112691A JP7267126A JP26712695A JPH09112691A JP H09112691 A JPH09112691 A JP H09112691A JP 7267126 A JP7267126 A JP 7267126A JP 26712695 A JP26712695 A JP 26712695A JP H09112691 A JPH09112691 A JP H09112691A
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- Japan
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- shift
- lever
- remote control
- select
- cross shaft
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/08—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
- F16H63/20—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism with preselection and subsequent movement of each final output mechanism by movement of the final actuating mechanism in two different ways, e.g. guided by a shift gate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/04—Ratio selector apparatus
- F16H59/042—Ratio selector apparatus comprising a final actuating mechanism
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20012—Multiple controlled elements
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20012—Multiple controlled elements
- Y10T74/20018—Transmission control
- Y10T74/2014—Manually operated selector [e.g., remotely controlled device, lever, push button, rotary dial, etc.]
Abstract
(57)【要約】
【課題】 直接操作式に構成した手動変速機に、リモー
トコントロール装置を採用した時、大幅な変更を必要と
し、コスト高になるという弊害を解消する。 【解決手段】 インナセレクトレバー８のＵ字形状の切
欠部に挟接しているインナーチェンジレバー７は、シャ
フト６上のシフトピンＰを中心に揺動し、入力ブロック
３５を介して、ストライキングレバー３４を回転させ、
円弧状に配置したブラケット２４ｃと係合し、また、イ
ンナーチェンジレバー７はシャフト６と共に回転し、シ
フトフォーク２１c を変速回転出力側からエンジン回転
入力側へ変位させ、スリーブＳc をギアＧr に係合させ
て変速を行う。
トコントロール装置を採用した時、大幅な変更を必要と
し、コスト高になるという弊害を解消する。 【解決手段】 インナセレクトレバー８のＵ字形状の切
欠部に挟接しているインナーチェンジレバー７は、シャ
フト６上のシフトピンＰを中心に揺動し、入力ブロック
３５を介して、ストライキングレバー３４を回転させ、
円弧状に配置したブラケット２４ｃと係合し、また、イ
ンナーチェンジレバー７はシャフト６と共に回転し、シ
フトフォーク２１c を変速回転出力側からエンジン回転
入力側へ変位させ、スリーブＳc をギアＧr に係合させ
て変速を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は手動変速機に関し、
特に、その変速操作を司るリモートコントロール装置に
関するものである。
特に、その変速操作を司るリモートコントロール装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】手動変速機は、運転者により操作される
変速レバーからのセレクト操作およびシフト操作を入力
すべき部分（通常は、変速機のリヤエクステンション）
が、エンジン縦置き式フロントエンジン・後輪駆動車
（ＦＲ車と俗称される）のように運転席横の変速レバー
の近くに位置する場合と、フロントエンジン搭載車であ
ってもエンジンを横置きにした車両のように、或いはエ
ンジンを縦置きにしてもレイアウト上、変速レバーのセ
レクト操作およびシフト操作を入力すべき変速機部分が
運転席横の変速レバーから離れている場合とで、変速操
作伝動系が大きく異なる。
変速レバーからのセレクト操作およびシフト操作を入力
すべき部分（通常は、変速機のリヤエクステンション）
が、エンジン縦置き式フロントエンジン・後輪駆動車
（ＦＲ車と俗称される）のように運転席横の変速レバー
の近くに位置する場合と、フロントエンジン搭載車であ
ってもエンジンを横置きにした車両のように、或いはエ
ンジンを縦置きにしてもレイアウト上、変速レバーのセ
レクト操作およびシフト操作を入力すべき変速機部分が
運転席横の変速レバーから離れている場合とで、変速操
作伝動系が大きく異なる。
【０００３】図３は、前者の場合におけるＦＲ車用手動
変速機の変速操作伝動系を示し、変速レバー３０を直
接、変速機ケース３２のリヤエクステンション上に、ボ
ールジョイント３１を介して立設する。そして、変速レ
バー３０の操作ノブから遠い作用端を、ストライキング
ロッド３３に偏心して固設した変速操作入力ブロック３
５に係合し、ストライキングロッド３３にはストライキ
ングレバー３４を結合する。Ｓは複数のカップリングス
リーブのうちの一つを示している。
変速機の変速操作伝動系を示し、変速レバー３０を直
接、変速機ケース３２のリヤエクステンション上に、ボ
ールジョイント３１を介して立設する。そして、変速レ
バー３０の操作ノブから遠い作用端を、ストライキング
ロッド３３に偏心して固設した変速操作入力ブロック３
５に係合し、ストライキングロッド３３にはストライキ
ングレバー３４を結合する。Ｓは複数のカップリングス
リーブのうちの一つを示している。
【０００４】かかる直接操作式の変速操作装置の構成に
おいては、運転者が変速レバー３０をボールジョイント
３１周りにセレクト操作すると、このセレクト操作が変
速操作入力ブロック３５に入力され、ストライキングロ
ッド３３をして自己の軸線周りに回転させる。これによ
りストライキングレバー３４が対応方向に回動されて、
図示せざる複数のフォークシャフトのうちの一つ（ここ
では、カップリングスリーブＳを軸線方向へストローク
させるフォークシャフトとする）に選択的に係合する。
さらに、運転者が変速レバー３０をボールジョイント３
１周りにシフト操作すると、このシフト操作が変速操作
入力ブロック３５を介しストライキングロッド３３に入
力され、このストライキングロッド３３を対応する軸線
方向にスライドさせる。これにより、ストライキングロ
ッド３３と共に変位するストライキングレバー３４は、
上記の選択されたフォークシャフトをカップリングスリ
ーブＳのストロークが生起される態様で変位させ、セレ
クト操作およびシフト操作の組み合わせで決まる変速段
へ手動変速機を投入することができる。
おいては、運転者が変速レバー３０をボールジョイント
３１周りにセレクト操作すると、このセレクト操作が変
速操作入力ブロック３５に入力され、ストライキングロ
ッド３３をして自己の軸線周りに回転させる。これによ
りストライキングレバー３４が対応方向に回動されて、
図示せざる複数のフォークシャフトのうちの一つ（ここ
では、カップリングスリーブＳを軸線方向へストローク
させるフォークシャフトとする）に選択的に係合する。
さらに、運転者が変速レバー３０をボールジョイント３
１周りにシフト操作すると、このシフト操作が変速操作
入力ブロック３５を介しストライキングロッド３３に入
力され、このストライキングロッド３３を対応する軸線
方向にスライドさせる。これにより、ストライキングロ
ッド３３と共に変位するストライキングレバー３４は、
上記の選択されたフォークシャフトをカップリングスリ
ーブＳのストロークが生起される態様で変位させ、セレ
クト操作およびシフト操作の組み合わせで決まる変速段
へ手動変速機を投入することができる。
【０００５】他方で、図４および図５は、セレクト操作
およびシフト操作を入力すべき変速機のリヤエクステン
ションが、運転席横の変速レバー（図４および図５では
図示せず）から離れている場合のリモートコントロール
式変速操作伝動系を例示するもので、この変速操作伝動
系は、日産自動車（株）が１９９１年６月に発行した
「ＮＩＳＳＡＮ バネットセレナ Ｃ２３型系車の紹
介」（Ｃ２３−１）に記載の手動変速機に採用されたも
のである。
およびシフト操作を入力すべき変速機のリヤエクステン
ションが、運転席横の変速レバー（図４および図５では
図示せず）から離れている場合のリモートコントロール
式変速操作伝動系を例示するもので、この変速操作伝動
系は、日産自動車（株）が１９９１年６月に発行した
「ＮＩＳＳＡＮ バネットセレナ Ｃ２３型系車の紹
介」（Ｃ２３−１）に記載の手動変速機に採用されたも
のである。
【０００６】図４および図５において、２０は変速機ケ
ースを示し、２１ａ，２１ｂ，２１ｃは、１−２シフト
フォーク、３−４シフトフォーク、５−Ｒシフトフォー
クで、それぞれ、図示せぬ１−２カップリングスリー
ブ、３−４カップリングスリーブ、５−Ｒカップリング
スリーブと嵌合する。また、２２ａ，２２ｂ，２２ｃは
それぞれ、１−２シフトフォーク２１ａ、３−４シフト
フォーク２１ｂ、５−Ｒシフトフォーク２１ｃを変速機
ケース２０内にシフト操作可能に支持したフォークシャ
フトである。さらに、変速機ケース２０のリヤエクステ
ンション内における１−２フォークシャフト２２ａ、３
−４フォークシャフト２２ｂ、および５−Ｒフォークシ
ャフト２２ｃの端部にはそれぞれ、ほぼ同じ軸直角面内
に配して、１−２シフトブラケット２４ａ、３−４シフ
トブラケット２４ｂ、および５−Ｒシフトブラケット２
４ｃを固着する。
ースを示し、２１ａ，２１ｂ，２１ｃは、１−２シフト
フォーク、３−４シフトフォーク、５−Ｒシフトフォー
クで、それぞれ、図示せぬ１−２カップリングスリー
ブ、３−４カップリングスリーブ、５−Ｒカップリング
スリーブと嵌合する。また、２２ａ，２２ｂ，２２ｃは
それぞれ、１−２シフトフォーク２１ａ、３−４シフト
フォーク２１ｂ、５−Ｒシフトフォーク２１ｃを変速機
ケース２０内にシフト操作可能に支持したフォークシャ
フトである。さらに、変速機ケース２０のリヤエクステ
ンション内における１−２フォークシャフト２２ａ、３
−４フォークシャフト２２ｂ、および５−Ｒフォークシ
ャフト２２ｃの端部にはそれぞれ、ほぼ同じ軸直角面内
に配して、１−２シフトブラケット２４ａ、３−４シフ
トブラケット２４ｂ、および５−Ｒシフトブラケット２
４ｃを固着する。
【０００７】変速機ケース２０内には、主軸線Ｏ1 に対
し横方向に延在するよう配置して、クロスシャフト２５
を摺動および回転自在に横架し、このクロスシャフト２
５にインナチェンジレバー２３を固設する。加えて、イ
ンナチェンジレバー２３をクロスシャフト２５の軸線方
向に挟むインナセレクトレバー２８を、変速機ケース２
０に回転自在に貫通させたピン２９の内端に結着し、該
ピン２９の外端にアウタセレクトレバー２６を結着す
る。
し横方向に延在するよう配置して、クロスシャフト２５
を摺動および回転自在に横架し、このクロスシャフト２
５にインナチェンジレバー２３を固設する。加えて、イ
ンナチェンジレバー２３をクロスシャフト２５の軸線方
向に挟むインナセレクトレバー２８を、変速機ケース２
０に回転自在に貫通させたピン２９の内端に結着し、該
ピン２９の外端にアウタセレクトレバー２６を結着す
る。
【０００８】図５に明示するように、クロスシャフト２
５は、一端を変速機ケース２０の外側に突出させ、この
クロスシャフト突出端にアウタシフトレバー２７を結着
する。そして、図示せざる運転席横の変速レバーから延
在し、該変速レバーのセレクト操作およびシフト操作を
個々に伝達するセレクト操作伝動ケーブルおよびシフト
操作伝動ケーブルをそれぞれ、アウタセレクトレバー２
６およびアウタシフトレバー２７に連結することで、手
動変速機のリモートコントロール式変速操作装置が構成
される。
５は、一端を変速機ケース２０の外側に突出させ、この
クロスシャフト突出端にアウタシフトレバー２７を結着
する。そして、図示せざる運転席横の変速レバーから延
在し、該変速レバーのセレクト操作およびシフト操作を
個々に伝達するセレクト操作伝動ケーブルおよびシフト
操作伝動ケーブルをそれぞれ、アウタセレクトレバー２
６およびアウタシフトレバー２７に連結することで、手
動変速機のリモートコントロール式変速操作装置が構成
される。
【０００９】かかるリモートコントロール式変速操作装
置においては、図４から、運転者が図示せざる変速レバ
ーをセレクト操作すると、このセレクト操作がセレクト
操作伝動ケーブルおよびアウタセレクトレバー２６を経
てインナセレクトレバー２８に入力され、インナチェン
ジレバー２３をしてクロスシャフト２５と共にクロスシ
ャフト軸線方向（図５の左右方向）へ変位させる。これ
によりインナチェンジレバー２３が、シフトブラケット
２４ａ，２４ｂ，２４ｃのうちの選択されたシフトブラ
ケットに係合する。さらに、図５から、運転者が変速レ
バーをシフト操作すると、このシフト操作がシフト操作
伝動ケーブルおよびアウタシフトレバー２７を介しクロ
スシャフト２５に伝達され、このクロスシャフト２５を
自己の軸線周りに回転させる。これにより、クロスシャ
フト２５に結合されたインナチェンジレバー２３が対応
方向へ回動することとなり、上記の選択されたシフトブ
ラケットが固着したフォークシャフトを図４の左右軸線
方向に変位させて、シフトフォークを介し、図示せぬカ
ップリングスリーブを軸線方向へストロークさせ、セレ
クト操作およびシフト操作の組み合わせで決まる変速段
へ手動変速機を投入することができる。
置においては、図４から、運転者が図示せざる変速レバ
ーをセレクト操作すると、このセレクト操作がセレクト
操作伝動ケーブルおよびアウタセレクトレバー２６を経
てインナセレクトレバー２８に入力され、インナチェン
ジレバー２３をしてクロスシャフト２５と共にクロスシ
ャフト軸線方向（図５の左右方向）へ変位させる。これ
によりインナチェンジレバー２３が、シフトブラケット
２４ａ，２４ｂ，２４ｃのうちの選択されたシフトブラ
ケットに係合する。さらに、図５から、運転者が変速レ
バーをシフト操作すると、このシフト操作がシフト操作
伝動ケーブルおよびアウタシフトレバー２７を介しクロ
スシャフト２５に伝達され、このクロスシャフト２５を
自己の軸線周りに回転させる。これにより、クロスシャ
フト２５に結合されたインナチェンジレバー２３が対応
方向へ回動することとなり、上記の選択されたシフトブ
ラケットが固着したフォークシャフトを図４の左右軸線
方向に変位させて、シフトフォークを介し、図示せぬカ
ップリングスリーブを軸線方向へストロークさせ、セレ
クト操作およびシフト操作の組み合わせで決まる変速段
へ手動変速機を投入することができる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セレクト操
作およびシフト操作を入力すべき変速機のリヤエクステ
ンションが、運転席横の変速レバーから離れているた
め、変速操作装置をリモートコントロール式に構成する
場合を考察するに、上記した従来の構成では、設計段階
からリモートコントロール装置を変速機に組み込むこと
を考えているため、安易に手動変速機自身にかなりの変
更を加えて、手動変速機がリモートコントロール式専用
のものになっていた。
作およびシフト操作を入力すべき変速機のリヤエクステ
ンションが、運転席横の変速レバーから離れているた
め、変速操作装置をリモートコントロール式に構成する
場合を考察するに、上記した従来の構成では、設計段階
からリモートコントロール装置を変速機に組み込むこと
を考えているため、安易に手動変速機自身にかなりの変
更を加えて、手動変速機がリモートコントロール式専用
のものになっていた。
【００１１】従って、図３に示すような直接操作式に構
成した手動変速機を、リモートコントロール式の手動変
速機に用いようとしても叶わず、コスト的に不利になっ
ていた。敢えて、図３に示すような直接操作式の手動変
速機を、リモートコントロール式の手動変速機に用いよ
うとすると、図３には見えていないシフトブラケットの
位置を図４に２４ａ，２４ｂ，２４ｃで示すように変更
したり、これらシフトブラケットの配列パターンも円弧
配列から直線的な配列に変えなければならず、大幅な変
更を余儀なくされ、却ってコスト高になるという弊害を
生ずる。
成した手動変速機を、リモートコントロール式の手動変
速機に用いようとしても叶わず、コスト的に不利になっ
ていた。敢えて、図３に示すような直接操作式の手動変
速機を、リモートコントロール式の手動変速機に用いよ
うとすると、図３には見えていないシフトブラケットの
位置を図４に２４ａ，２４ｂ，２４ｃで示すように変更
したり、これらシフトブラケットの配列パターンも円弧
配列から直線的な配列に変えなければならず、大幅な変
更を余儀なくされ、却ってコスト高になるという弊害を
生ずる。
【００１２】また、かかる大幅な変更を強行したとして
も、以下のような別の大きな問題も避けられない。つま
り、図４および図５に示す従来のリモートコントロール
装置では、セレクト操作がクロスシャフト２５の軸線方
向変位を伴うものであり、アウタシフトレバー２７に連
結したシフト操作伝動ケーブルが、当該クロスシャフト
２５の軸線方向変位を吸収し得るようなものであること
を要し、さもなくば、セレクト操作がシフト操作に悪影
響を及ぼすこととなる。従って、従来のリモートコント
ロール装置では、シフト操作伝動ケーブルの配索構造が
面倒になって、この点でもコスト上の不利益を免れない
し、スペース効率も悪い。
も、以下のような別の大きな問題も避けられない。つま
り、図４および図５に示す従来のリモートコントロール
装置では、セレクト操作がクロスシャフト２５の軸線方
向変位を伴うものであり、アウタシフトレバー２７に連
結したシフト操作伝動ケーブルが、当該クロスシャフト
２５の軸線方向変位を吸収し得るようなものであること
を要し、さもなくば、セレクト操作がシフト操作に悪影
響を及ぼすこととなる。従って、従来のリモートコント
ロール装置では、シフト操作伝動ケーブルの配索構造が
面倒になって、この点でもコスト上の不利益を免れない
し、スペース効率も悪い。
【００１３】本発明は、このような問題を生ずることな
く直接操作式手動変速機を、リモートコントロール式手
動変速機として用い得るようにすることが可能なリモー
トコントロール装置を提案することを目的とする。
く直接操作式手動変速機を、リモートコントロール式手
動変速機として用い得るようにすることが可能なリモー
トコントロール装置を提案することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】この目的より、請求項１
に係る、手動変速機のリモートコントロール装置は、複
数のカップリングスリーブに個々に係合して、対応する
カップリングスリーブを軸線方向へストロークさせるこ
とにより手動変速機を所定変速段選定状態となす複数の
フォークシャフトを具え、これらフォークシャフトのう
ちの一つに選択的に係合し得るよう回転可能に支持さ
れ、且つ、該選択されたフォークシャフトを、前記カッ
プリングスリーブのストロークが生起される態様で変位
させ得るようスライド可能に支持されたストライキング
ロッドを設け、運転者による変速レバーのセレクト操作
およびシフト操作を入力され、セレクト操作入力時に前
記ストライキングロッドを回転させ、シフト操作入力時
に該ストライキングロッドを軸線方向へスライドさせる
変速操作入力ブロックを具えた手動変速機において、前
記ストライキングロッドに対し横方向に延在するクロス
シャフトを設け、このクロスシャフト上に、該クロスシ
ャフトの軸線を含む面内で揺動し得るようインナチェン
ジレバーを枢支すると共に、該インナチェンジレバーの
先端を前記変速操作入力ブロックに係合し、前記クロス
シャフトを、変速機ケースに着脱自在に取付けたリモー
トコントロールボックス内に回転自在に横架すると共
に、該リモートコントロールボックスには更に、前記イ
ンナチェンジレバーの揺動を生起させるインナセレクト
レバーを枢設し、前記運転者による変速レバーのセレク
ト操作およびシフト操作をそれぞれ個々に伝達するセレ
クト操作伝動系およびシフト操作伝動系のうち、セレク
ト操作伝動系を前記インナセレクトレバーに駆動連結
し、シフト操作伝動系を前記クロスシャフトに、シフト
操作が該クロスシャフトに回転として伝達されるよう連
結したことで、既存の直接操作式の手動変速機を変更す
ることなく、リモートコントロール式の手動変速機に用
いることができる。さらに、前記シフト操作伝動系がク
ロスシャフトの軸線方向変位を吸収するよう構成する必
要が無く、その分、スペース効率が向上すると共に、既
存の直接操作式の手動変速機にリモートコントロール装
置を取付けるために必要な部品種類を大幅に削減でき
て、安価でスペース効率の良いリモートコントロール装
置となる。
に係る、手動変速機のリモートコントロール装置は、複
数のカップリングスリーブに個々に係合して、対応する
カップリングスリーブを軸線方向へストロークさせるこ
とにより手動変速機を所定変速段選定状態となす複数の
フォークシャフトを具え、これらフォークシャフトのう
ちの一つに選択的に係合し得るよう回転可能に支持さ
れ、且つ、該選択されたフォークシャフトを、前記カッ
プリングスリーブのストロークが生起される態様で変位
させ得るようスライド可能に支持されたストライキング
ロッドを設け、運転者による変速レバーのセレクト操作
およびシフト操作を入力され、セレクト操作入力時に前
記ストライキングロッドを回転させ、シフト操作入力時
に該ストライキングロッドを軸線方向へスライドさせる
変速操作入力ブロックを具えた手動変速機において、前
記ストライキングロッドに対し横方向に延在するクロス
シャフトを設け、このクロスシャフト上に、該クロスシ
ャフトの軸線を含む面内で揺動し得るようインナチェン
ジレバーを枢支すると共に、該インナチェンジレバーの
先端を前記変速操作入力ブロックに係合し、前記クロス
シャフトを、変速機ケースに着脱自在に取付けたリモー
トコントロールボックス内に回転自在に横架すると共
に、該リモートコントロールボックスには更に、前記イ
ンナチェンジレバーの揺動を生起させるインナセレクト
レバーを枢設し、前記運転者による変速レバーのセレク
ト操作およびシフト操作をそれぞれ個々に伝達するセレ
クト操作伝動系およびシフト操作伝動系のうち、セレク
ト操作伝動系を前記インナセレクトレバーに駆動連結
し、シフト操作伝動系を前記クロスシャフトに、シフト
操作が該クロスシャフトに回転として伝達されるよう連
結したことで、既存の直接操作式の手動変速機を変更す
ることなく、リモートコントロール式の手動変速機に用
いることができる。さらに、前記シフト操作伝動系がク
ロスシャフトの軸線方向変位を吸収するよう構成する必
要が無く、その分、スペース効率が向上すると共に、既
存の直接操作式の手動変速機にリモートコントロール装
置を取付けるために必要な部品種類を大幅に削減でき
て、安価でスペース効率の良いリモートコントロール装
置となる。
【００１５】また、請求項２に係る、手動変速機のリモ
ートコントロール装置において、前記インナセレクトレ
バーはＵ字形状の切欠部を有する部材で構成し、該部材
のＵ字形状の切欠部に前記インナーチェンジレバーを挟
接したことで、前記インナチェンジレバーの揺動を生起
させる構成を単純化でき、さらに安価なリモートコント
ロール装置となる。
ートコントロール装置において、前記インナセレクトレ
バーはＵ字形状の切欠部を有する部材で構成し、該部材
のＵ字形状の切欠部に前記インナーチェンジレバーを挟
接したことで、前記インナチェンジレバーの揺動を生起
させる構成を単純化でき、さらに安価なリモートコント
ロール装置となる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付した図面に基づいて詳細に説明する。
付した図面に基づいて詳細に説明する。
【００１７】図１および図２は本発明の一実施の形態で
ある手動変速機のリモートコントロール装置を示してお
り、図１の縦断面において、３２は変速機ケースで、エ
ンジン回転入力側の変速機ケース３２ａと、変速回転出
力側の変速機ケース３２ｂ（リアエクステンション）と
を合わせて一つの変速機ケースを構成し、手動変速機を
収納している。
ある手動変速機のリモートコントロール装置を示してお
り、図１の縦断面において、３２は変速機ケースで、エ
ンジン回転入力側の変速機ケース３２ａと、変速回転出
力側の変速機ケース３２ｂ（リアエクステンション）と
を合わせて一つの変速機ケースを構成し、手動変速機を
収納している。
【００１８】まず、手動変速機の構成を説明すると、こ
の手動変速機は前進５段、後進１段のＦＲ車（エンジン
縦置き式フロントエンジン・後輪駆動車）用手動変速機
で、１はエンジン回転を入力する入力軸、２は入力軸１
と同軸上に配置された出力軸、３は、入力軸１の入力ギ
アＧ4 と噛合した副軸を示している。
の手動変速機は前進５段、後進１段のＦＲ車（エンジン
縦置き式フロントエンジン・後輪駆動車）用手動変速機
で、１はエンジン回転を入力する入力軸、２は入力軸１
と同軸上に配置された出力軸、３は、入力軸１の入力ギ
アＧ4 と噛合した副軸を示している。
【００１９】出力軸２は、軸受を介して、３速ギアＧ3
と、２速ギアＧ2 と、１速ギアＧ1と、リバースギアＧr
及び、５速ギアＧ5 を回転自在に支持し、スプライン
嵌合などによって、１−２シンクロハブＨa と、３−４
シンクロハブＨb 及び、５−ＲシンクロハブＨc を駆動
結合している。また、これらシンクロハブには、それぞ
れ、１−２カップリングスリーブＳa と、３−４カップ
リングスリーブＳb 及び、５−Ｒカップリングスリーブ
Ｓc を具えている。ここで、４速ギアは入力軸１の入力
ギアＧ4 に当たる。
と、２速ギアＧ2 と、１速ギアＧ1と、リバースギアＧr
及び、５速ギアＧ5 を回転自在に支持し、スプライン
嵌合などによって、１−２シンクロハブＨa と、３−４
シンクロハブＨb 及び、５−ＲシンクロハブＨc を駆動
結合している。また、これらシンクロハブには、それぞ
れ、１−２カップリングスリーブＳa と、３−４カップ
リングスリーブＳb 及び、５−Ｒカップリングスリーブ
Ｓc を具えている。ここで、４速ギアは入力軸１の入力
ギアＧ4 に当たる。
【００２０】２１は、カップリングスリーブＳに嵌合す
るシフトフォークで、スリーブＳaを軸線方向にストロ
ークさせる１−２シフトフォーク２１a 、スリーブＳb
を軸線方向にストロークさせる３−４シフトフォーク２
１b 、スリーブＳc を軸線方向にストロークさせる５−
Ｒシフトフォーク２１c の３つのシフトフォークで構成
する。
るシフトフォークで、スリーブＳaを軸線方向にストロ
ークさせる１−２シフトフォーク２１a 、スリーブＳb
を軸線方向にストロークさせる３−４シフトフォーク２
１b 、スリーブＳc を軸線方向にストロークさせる５−
Ｒシフトフォーク２１c の３つのシフトフォークで構成
する。
【００２１】３３は、ストライキングレバー３４を結合
してあるストライキングロッドで、リモートコントロー
ル装置に近い作用端には、ピン４によって、ストライキ
ングロッド３３に偏心して変速操作入力ブロック３５が
固設してあり、この変速操作入力ブロック３５への入力
に従って、ロッド３３を回転させると共に軸線方向にス
ライドさせて、セレクト操作とシフト操作の組み合わせ
で決まる変速段へ手動変速機を投入する。
してあるストライキングロッドで、リモートコントロー
ル装置に近い作用端には、ピン４によって、ストライキ
ングロッド３３に偏心して変速操作入力ブロック３５が
固設してあり、この変速操作入力ブロック３５への入力
に従って、ロッド３３を回転させると共に軸線方向にス
ライドさせて、セレクト操作とシフト操作の組み合わせ
で決まる変速段へ手動変速機を投入する。
【００２２】また、図２は、図１の手動変速機のリモー
トコントロール装置を変速回転出力側から示したもの
で、破線で示す２２は、シフトフォーク２１ａ，２１
ｂ，２１ｃをそれぞれ、変速機ケース３２内にシフト操
作可能に支持したフォークシャフトで、２２ａ，２２
ｂ，２２ｃはそれぞれ、１−２フォークシャフト、３−
４フォークシャフト、５−Ｒフォークシャフトを示し、
変速機ケース３２内における１−２フォークシャフト２
２ａ、３−４フォークシャフト２２ｂ、および５−Ｒフ
ォークシャフト２２ｃの端部にそれぞれ、同じく破線で
示す１−２シフトブラケット２４ａ、３−４シフトブラ
ケット２４ｂ、および５−Ｒシフトブラケット２４ｃを
固着し、これら、各シフトブラケット（フォークシャフ
ト）は、破線で示すストライキングレバー３４とシフト
ブラケット２４とが係合できるよう円弧状に配置してい
る。
トコントロール装置を変速回転出力側から示したもの
で、破線で示す２２は、シフトフォーク２１ａ，２１
ｂ，２１ｃをそれぞれ、変速機ケース３２内にシフト操
作可能に支持したフォークシャフトで、２２ａ，２２
ｂ，２２ｃはそれぞれ、１−２フォークシャフト、３−
４フォークシャフト、５−Ｒフォークシャフトを示し、
変速機ケース３２内における１−２フォークシャフト２
２ａ、３−４フォークシャフト２２ｂ、および５−Ｒフ
ォークシャフト２２ｃの端部にそれぞれ、同じく破線で
示す１−２シフトブラケット２４ａ、３−４シフトブラ
ケット２４ｂ、および５−Ｒシフトブラケット２４ｃを
固着し、これら、各シフトブラケット（フォークシャフ
ト）は、破線で示すストライキングレバー３４とシフト
ブラケット２４とが係合できるよう円弧状に配置してい
る。
【００２３】即ち、手動変速機及び、対応するカップリ
ングスリーブをストロークさせることにより所定変速段
選定状態を得る変速操作装置は、従来の直接操作式に構
成した手動変速機と構成部分においては何ら変わるとこ
ろが無い。
ングスリーブをストロークさせることにより所定変速段
選定状態を得る変速操作装置は、従来の直接操作式に構
成した手動変速機と構成部分においては何ら変わるとこ
ろが無い。
【００２４】次に、リモートコントロール装置の構成を
説明すると、図１において、５は、変速機ケース３２b
と着脱自在なリモートコントロールボックスで、このリ
モートコントロールボックス５内には、主軸線Ｏ1 に対
し横方向に延在して配置したクロスシャフト６を回転自
在に横架し、このクロスシャフト６にインナチェンジレ
バー７を、シフトピンＰでクロスシャフト６に枢支す
る。
説明すると、図１において、５は、変速機ケース３２b
と着脱自在なリモートコントロールボックスで、このリ
モートコントロールボックス５内には、主軸線Ｏ1 に対
し横方向に延在して配置したクロスシャフト６を回転自
在に横架し、このクロスシャフト６にインナチェンジレ
バー７を、シフトピンＰでクロスシャフト６に枢支す
る。
【００２５】８は、インナチェンジレバー７をＵ字形状
の切欠部で挟接するインナセレクトレバーで、リモート
コントロールボックス５に回転自在に貫通させたセレク
トシャフト９の内端に結着し、一方、リモートコントロ
ールボックス５から突出したセレクトシャフト９の外端
にアウタセレクトレバー１０を結着する。
の切欠部で挟接するインナセレクトレバーで、リモート
コントロールボックス５に回転自在に貫通させたセレク
トシャフト９の内端に結着し、一方、リモートコントロ
ールボックス５から突出したセレクトシャフト９の外端
にアウタセレクトレバー１０を結着する。
【００２６】また、図２に示すように、クロスシャフト
６は、一端をリモートコントロールボックス５の外側に
突出させ、このクロスシャフト突出端にアウタシフトレ
バー１１を結着する。そして、図示せざる運転席横の変
速レバーからセレクト操作伝動ケーブルおよびシフト操
作伝動ケーブル（共に図示せず）を、それぞれ、アウタ
セレクトレバー１０およびアウタシフトレバー１１まで
延在して連結し、該変速レバーのセレクト操作およびシ
フト操作を個々に、アウタセレクトレバー１０およびア
ウタシフトレバー１１に伝達することで、手動変速機の
リモートコントロール装置のセレクト操作伝動系および
シフト操作伝動系を構成する。
６は、一端をリモートコントロールボックス５の外側に
突出させ、このクロスシャフト突出端にアウタシフトレ
バー１１を結着する。そして、図示せざる運転席横の変
速レバーからセレクト操作伝動ケーブルおよびシフト操
作伝動ケーブル（共に図示せず）を、それぞれ、アウタ
セレクトレバー１０およびアウタシフトレバー１１まで
延在して連結し、該変速レバーのセレクト操作およびシ
フト操作を個々に、アウタセレクトレバー１０およびア
ウタシフトレバー１１に伝達することで、手動変速機の
リモートコントロール装置のセレクト操作伝動系および
シフト操作伝動系を構成する。
【００２７】つまり、変速機ケース３２b に着脱自在
な、コントロールボックス５内にクロスシャフト６を回
転自在に横架し、該クロスシャフト６上に、インナーチ
ェンジレバー７をシフトピンＰで枢支して、インナーチ
ェンジレバー７を、クロスシャフト６の軸線周りをクロ
スシャフト６と共に回転し、且つ、クロスシャフト６の
軸線を含む面内でシフトピンＰを中心に揺動する構成に
する。
な、コントロールボックス５内にクロスシャフト６を回
転自在に横架し、該クロスシャフト６上に、インナーチ
ェンジレバー７をシフトピンＰで枢支して、インナーチ
ェンジレバー７を、クロスシャフト６の軸線周りをクロ
スシャフト６と共に回転し、且つ、クロスシャフト６の
軸線を含む面内でシフトピンＰを中心に揺動する構成に
する。
【００２８】これら図１および２で示した構成から、本
発明の一実施の形態である手動変速機のリモートコント
ロール装置の作用を、変速レバーがニュートラル位置か
らリバース位置のレンジに投入する場合で説明する。
発明の一実施の形態である手動変速機のリモートコント
ロール装置の作用を、変速レバーがニュートラル位置か
らリバース位置のレンジに投入する場合で説明する。
【００２９】まず、セレクト操作を説明すると、変速機
ケース３２から離れた、図示せぬ、運転席横に設置した
変速レバーによって、運転者が、ニュートラル位置から
リバース位置に操作をすると、最初にセレクト操作伝動
ケーブルによって、図１に示すアウタセレクトレバー１
０が、セレクトシャフト９を介して駆動連結したインナ
セレクトレバー８を、セレクトシャフト９と共に回転さ
せる。
ケース３２から離れた、図示せぬ、運転席横に設置した
変速レバーによって、運転者が、ニュートラル位置から
リバース位置に操作をすると、最初にセレクト操作伝動
ケーブルによって、図１に示すアウタセレクトレバー１
０が、セレクトシャフト９を介して駆動連結したインナ
セレクトレバー８を、セレクトシャフト９と共に回転さ
せる。
【００３０】このとき、図２より、インナーチェンジレ
バー７は、二点鎖線で示すインナセレクトレバー８のＵ
字形状の切欠部に挟接しているから、クロスシャフト６
上のシフトピンＰを中心にクロスシャフト６の軸線を含
む面内で揺動し、インナーチェンジレバー７のボールジ
ョイント部分を介して、変速操作入力ブロック３５から
前記揺動を入力して、破線で示すストライキングレバー
３４を、ストライキングロッド３３の軸線廻りに回転さ
せ、セレクト操作を行う。
バー７は、二点鎖線で示すインナセレクトレバー８のＵ
字形状の切欠部に挟接しているから、クロスシャフト６
上のシフトピンＰを中心にクロスシャフト６の軸線を含
む面内で揺動し、インナーチェンジレバー７のボールジ
ョイント部分を介して、変速操作入力ブロック３５から
前記揺動を入力して、破線で示すストライキングレバー
３４を、ストライキングロッド３３の軸線廻りに回転さ
せ、セレクト操作を行う。
【００３１】ここで、図２において、セレクト操作を、
さらに詳細に説明すると、インナーチェンジレバー７の
揺動によって、１−２シフトブラケット２４a と係合し
ているストライキングレバー３４は、図面に対して時計
回りに変位し、円弧状に配置したシフトブラケット２４
の内、５速リバースシフトブラケット２４ｃと係合す
る。
さらに詳細に説明すると、インナーチェンジレバー７の
揺動によって、１−２シフトブラケット２４a と係合し
ているストライキングレバー３４は、図面に対して時計
回りに変位し、円弧状に配置したシフトブラケット２４
の内、５速リバースシフトブラケット２４ｃと係合す
る。
【００３２】以上が、セレクト操作に相当する。
【００３３】次に、シフト操作を説明すると、図２よ
り、シフト操作伝動ケーブルによって、アウタシフトレ
バー１１と連結するクロスシャフト６が自己の軸線廻り
で回転する。
り、シフト操作伝動ケーブルによって、アウタシフトレ
バー１１と連結するクロスシャフト６が自己の軸線廻り
で回転する。
【００３４】このとき、図１から、インナーチェンジレ
バー７は、クロスシャフト６と共に回転し、インナーチ
ェンジレバー７のボールジョイント部分を介して、イン
ナーチェンジレバー７の回転が変速操作入力ブロック３
５に入力され、ストライキングレバー３４と結合するス
トライキングロッド３３を自己の軸線方向（図面左側）
へスライドさせてシフト操作を行う。
バー７は、クロスシャフト６と共に回転し、インナーチ
ェンジレバー７のボールジョイント部分を介して、イン
ナーチェンジレバー７の回転が変速操作入力ブロック３
５に入力され、ストライキングレバー３４と結合するス
トライキングロッド３３を自己の軸線方向（図面左側）
へスライドさせてシフト操作を行う。
【００３５】ここで、シフト操作を、さらに詳細に説明
すると、ストライキングレバー３４は、セレクト操作の
段階で、５−Ｒシフトブラケット２４c と係合している
から、ストライキングロッド３３における自己の軸線方
向のスライドによって、５−Ｒフォークシャフト２２c
で支持した５−Ｒシフトフォーク２１c は変速回転出力
側からエンジン回転入力側へストロークし、図１より、
５−ＲカップリングスリーブＳc をリバースギアＧr と
係合させて、副軸３の回転をリバースギアＧrを介し、
出力軸２にエンジン回転とは逆の回転として出力する。
すると、ストライキングレバー３４は、セレクト操作の
段階で、５−Ｒシフトブラケット２４c と係合している
から、ストライキングロッド３３における自己の軸線方
向のスライドによって、５−Ｒフォークシャフト２２c
で支持した５−Ｒシフトフォーク２１c は変速回転出力
側からエンジン回転入力側へストロークし、図１より、
５−ＲカップリングスリーブＳc をリバースギアＧr と
係合させて、副軸３の回転をリバースギアＧrを介し、
出力軸２にエンジン回転とは逆の回転として出力する。
【００３６】これが、シフト操作に相当する。
【００３７】従って、変速レバー操作によって、ニュー
トラル位置からリバース位置のレンジに投入する場合、
リモートコントロール装置のアウタセレクトレバー１０
の回転が、インナセレクトレバー８を介してインナチェ
ンジレバー７をクロスシャフト６の軸線を含む面内で揺
動させて、ストライキングロッド３３の回転によるセレ
クト操作を行う一方、リモートコントロール装置のアウ
タシフトレバー１１の回転が、インナチェンジレバー７
を枢支するクロスシャフト６を回転させ、ストライキン
グロッド３３の軸線方向へのスライドによるシフト操作
を行うから、従来の直接操作式手動変速機における変速
操作装置の機能を維持して、運転席横の変速レバーから
のセレクト操作およびシフト操作の組み合わせで決まる
変速段へ手動変速機を投入することができる。
トラル位置からリバース位置のレンジに投入する場合、
リモートコントロール装置のアウタセレクトレバー１０
の回転が、インナセレクトレバー８を介してインナチェ
ンジレバー７をクロスシャフト６の軸線を含む面内で揺
動させて、ストライキングロッド３３の回転によるセレ
クト操作を行う一方、リモートコントロール装置のアウ
タシフトレバー１１の回転が、インナチェンジレバー７
を枢支するクロスシャフト６を回転させ、ストライキン
グロッド３３の軸線方向へのスライドによるシフト操作
を行うから、従来の直接操作式手動変速機における変速
操作装置の機能を維持して、運転席横の変速レバーから
のセレクト操作およびシフト操作の組み合わせで決まる
変速段へ手動変速機を投入することができる。
【００３８】上述してきたことから、本実施の形態にお
けるリモートコントロール装置は、既存の直接操作式の
手動変速機において、変速機ケースや、変速ギアやシャ
フト等を具える歯車変速装置や、ストライキングロッド
３３や変速操作入力ブロック３５等を具える変速操作装
置を変更することなく、リモートコントロール式の手動
変速機に用いることができる。
けるリモートコントロール装置は、既存の直接操作式の
手動変速機において、変速機ケースや、変速ギアやシャ
フト等を具える歯車変速装置や、ストライキングロッド
３３や変速操作入力ブロック３５等を具える変速操作装
置を変更することなく、リモートコントロール式の手動
変速機に用いることができる。
【００３９】また、インナーチェンジレバー７を、クロ
スシャフト６と共に回転させ、且つ、クロスシャフト６
の軸線を含む面内でシフトピンＰを中心に揺動させる構
成から、従来のリモートコントロール装置のように、前
記シフト操作伝動系におけるシフト操作伝動ケーブルが
クロスシャフトの軸線方向変位を吸収するよう構成する
必要が無く、その分、スペース効率が向上すると共に、
既存の直接操作式の手動変速機にリモートコントロール
装置を取付けるために必要な部品種類を大幅に削減で
き、安価で、スペース効率も従来に比べて良くなる。
スシャフト６と共に回転させ、且つ、クロスシャフト６
の軸線を含む面内でシフトピンＰを中心に揺動させる構
成から、従来のリモートコントロール装置のように、前
記シフト操作伝動系におけるシフト操作伝動ケーブルが
クロスシャフトの軸線方向変位を吸収するよう構成する
必要が無く、その分、スペース効率が向上すると共に、
既存の直接操作式の手動変速機にリモートコントロール
装置を取付けるために必要な部品種類を大幅に削減で
き、安価で、スペース効率も従来に比べて良くなる。
【００４０】加えて、インナセレクトレバーはＵ字形状
の切欠部を有する部材で構成し、該部材のＵ字形状の切
欠部に前記インナーチェンジレバーを挟接したことで、
インナチェンジレバーの揺動を生起させる構成を単純化
することで、さらにコストを低減することができる。
の切欠部を有する部材で構成し、該部材のＵ字形状の切
欠部に前記インナーチェンジレバーを挟接したことで、
インナチェンジレバーの揺動を生起させる構成を単純化
することで、さらにコストを低減することができる。
【図１】本発明である手動変速機のリモートコントロー
ル装置における一実施の形態を示す断面図である。
ル装置における一実施の形態を示す断面図である。
【図２】同形態における他の方向からの断面図である。
【図３】従来技術における直接操作式の手動変速機を示
す断面図である。
す断面図である。
【図４】従来技術におけるリモートコントロール操作式
の手動変速機を示す断面図である。
の手動変速機を示す断面図である。
【図５】同例における断面図である。
【符号の説明】 １ 入力軸 ２ 出力軸 ３ 副軸 ４ ピン ５ リモートコントロールボックス ６ クロスシャフト ７ インナチェンジレバー ８ インナセレクトレバー ９ セレクトシャフト １０ アウタセレクトレバー １１ アウタシフトレバー ２１ シフトフォーク ２２ フォークシャフト ２４ シフトブラケット ３２ 変速機ケース ３２ａ エンジン回転入力側の変速機ケース ３２ｂ 変速回転出力側の変速機ケース（リアエクステ
ンション） ３３ ストライキングロッド ３４ ストライキングレバー ３５ 変速操作入力ブロック Ｇ 変速ギア Ｈ シンクロハブ Ｐ シフトピン Ｓ カップリングスリーブ
ンション） ３３ ストライキングロッド ３４ ストライキングレバー ３５ 変速操作入力ブロック Ｇ 変速ギア Ｈ シンクロハブ Ｐ シフトピン Ｓ カップリングスリーブ
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のカップリングスリーブに個々に係
合して、対応するカップリングスリーブを軸線方向へス
トロークさせることにより手動変速機を所定変速段選定
状態となす複数のフォークシャフトを具え、 これらフォークシャフトのうちの一つに選択的に係合し
得るよう回転可能に支持され、且つ、該選択されたフォ
ークシャフトを、前記カップリングスリーブのストロー
クが生起される態様で変位させ得るようスライド可能に
支持されたストライキングロッドを設け、 運転者による変速レバーのセレクト操作およびシフト操
作を入力され、セレクト操作入力時に前記ストライキン
グロッドを回転させ、シフト操作入力時に該ストライキ
ングロッドを軸線方向へスライドさせる変速操作入力ブ
ロックを具えた手動変速機において、 前記ストライキングロッドに対し横方向に延在するクロ
スシャフトを設け、 このクロスシャフト上に、該クロスシャフトの軸線を含
む面内で揺動し得るようインナチェンジレバーを枢支す
ると共に、該インナチェンジレバーの先端を前記変速操
作入力ブロックに係合し、 前記クロスシャフトを、変速機ケースに着脱自在に取付
けたリモートコントロールボックス内に回転自在に横架
すると共に、該リモートコントロールボックスには更
に、前記インナチェンジレバーの揺動を生起させるイン
ナセレクトレバーを枢設し、 前記運転者による変速レバーのセレクト操作およびシフ
ト操作をそれぞれ個々に伝達するセレクト操作伝動系お
よびシフト操作伝動系のうち、セレクト操作伝動系を前
記インナセレクトレバーに駆動連結し、シフト操作伝動
系を前記クロスシャフトに、シフト操作が該クロスシャ
フトに回転として伝達されるよう連結したことを特徴と
する手動変速機のリモートコントロール装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記インナセレクト
レバーはＵ字形状の切欠部を有する部材で構成し、該部
材のＵ字形状の切欠部に、前記インナーチェンジレバー
を挟接したことを特徴とする手動変速機のリモートコン
トロール装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7267126A JPH09112691A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 手動変速機のリモートコントロール装置 |
| US08/733,107 US5813285A (en) | 1995-10-16 | 1996-10-16 | Manual transmission with remote controller mechanism |
| DE19642758A DE19642758A1 (de) | 1995-10-16 | 1996-10-16 | Schaltgetriebe mit Fernsteuermechanismus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7267126A JPH09112691A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 手動変速機のリモートコントロール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112691A true JPH09112691A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17440437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7267126A Pending JPH09112691A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 手動変速機のリモートコントロール装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5813285A (ja) |
| JP (1) | JPH09112691A (ja) |
| DE (1) | DE19642758A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015137176A1 (ja) * | 2014-03-10 | 2015-09-17 | 愛知機械工業株式会社 | 手動変速機および手動変速機の製造方法 |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
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| KR100428166B1 (ko) * | 2001-11-28 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 차량의 변속조작기구 |
| US20050155445A1 (en) * | 2003-04-16 | 2005-07-21 | Shafi Keisler | Main housing shifter assembly, front offset, tremec T56 transmission |
| US7540209B2 (en) * | 2005-04-05 | 2009-06-02 | Arvinmeritor Technology, Llc | Neutral switch system for transmission |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2629871B2 (ja) * | 1988-08-29 | 1997-07-16 | スズキ株式会社 | 車両用変速機 |
| KR910004601B1 (ko) * | 1988-11-02 | 1991-07-08 | 현대자동차 주식회사 | 자동차용 수동변속기의 후진변속 제한장치 |
| JPH0333561A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-13 | Suzuki Motor Corp | シフト機構 |
| US5052238A (en) * | 1990-04-17 | 1991-10-01 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Manual transmission shift linkage |
| SE468468B (sv) * | 1991-05-21 | 1993-01-25 | Saab Automobile | Laenksystem foer oeverfoering av vaexlingsroerelser mellan ett fordons vaexelspak och vaexellaada |
| JP2588978Y2 (ja) * | 1991-11-06 | 1999-01-20 | 本田技研工業株式会社 | 車両用手動変速機 |
| US5357822A (en) * | 1993-04-13 | 1994-10-25 | Eaton Corporation | Transmission shifting mechanism and force attenuator therefor |
| US5357823A (en) * | 1993-04-14 | 1994-10-25 | New Venture Gear, Inc. | Gearshift assembly for manual transmissions |
| US5363715A (en) * | 1993-06-28 | 1994-11-15 | Eaton Corporation | Transmission X-control mechanism and pivot pin therefore |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7267126A patent/JPH09112691A/ja active Pending
-
1996
- 1996-10-16 DE DE19642758A patent/DE19642758A1/de active Pending
- 1996-10-16 US US08/733,107 patent/US5813285A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015137176A1 (ja) * | 2014-03-10 | 2015-09-17 | 愛知機械工業株式会社 | 手動変速機および手動変速機の製造方法 |
| JPWO2015137176A1 (ja) * | 2014-03-10 | 2017-04-06 | 愛知機械工業株式会社 | 手動変速機および手動変速機の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5813285A (en) | 1998-09-29 |
| DE19642758A1 (de) | 1997-04-17 |
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| CA1330952C (en) | Transmission assembly for the use in vehicles | |
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