JPS63804A - 磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （発明の技術分野） 本発明はビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）等に使用され
る磁気ヘッドの製造方法に関する。

（従来の技術） ＶＴＲに用いられる磁気ヘッドを例にとり、従来の磁気
ヘッドの製造方法の一例を説明すると。

まず、第３図に示すように２つのＮ石−Ｚｎ単結晶７エ
ライトブロツク（ｌａ）、　（ｌｂ）を突き合わせたの
ち。

溝（２）の加工を行なう。そしてこの酵（２）にガラス
（３，）を流し込み１両ブロック（１１）、　（ｌｂ）
を接合する。

このようＫして磁気ヘッドブロック（１）が出来上る。

なお、（４）は巻線用の穴である。またブロック（ｌａ
）。

（１ｂ）の接合面には図示しないが、磁気ギャップとな
る膜が形成されている。出来上った磁気ヘッドブロック
（１）をテープ摺動面を見た第４図（上面図）に示すよ
うに接合面に垂直な面とある角度θをなす面（−点鎖線
Ｓで示す）で切断する。すると。

切断しろ（５）を除いた残りの部分（６ンの１つ１つが
磁気ヘッドチップとなる。そしてこのヘッドチップ（６
）のテープ摺動面をラッピングし、さらに巻線穴（４）
にコイルを巻装して磁気ヘッドが完成する。

上記磁気ヘッドブロック（１）からヘッドチップ（６）
を作るための切断にはダイヤモンド砥石を用いた外周型
切断機や、内周型切断機、スラリー状になった砥粒を用
いるワイヤーンー等が使用される。

しかしながら１元々単結晶フェライトはもろくかけやす
い性質を有しているため、出来上りた磁気ヘッドチップ
（６）にはその切断面のエツジ部分νて第５図、第６南
に示すような微細な欠け（チッピングといわれる）　（
７ａ）乃至（７ｆ）が生じることが多い。このチッピン
グは以下の理由から好ましくないものである。理由の第
１は磁気テープが摺動するテープ摺動面（８）にこのチ
ッピングがあると、この部分にゴミがたまりやすく、そ
の影響でテープとヘッドとの接触状態が微妙に変化した
り、テープに傷をつけるからである。第７図に示すよう
に通常磁気ヘッドのテープ摺動面はチッピング除去及び
表面仕上げのため研磨テープ（９）で研磨される。

しかしながら、チッピングが多いと研磨量が増し。

工数が増大する。また、研磨量が多すぎてギャップ深さ
が規定値以下になると、そのチップは不良品となってし
まう。理由の第２は第５図、第６図に示すようなヘッド
チップ（６）の両側端部に生じたチッピング（７ｄ）、
　（７ｅ）、　（７ｆ）は第８図に示すようにヘッドチ
ップ（６）を真ちゅう服のベース板０Ｇに接着剤で固定
する際の位置決めをへ、ドチッグ（６）の外形を基準に
して行う場仕１位置決めに誤差を生じさせてしまうから
である。すなわち、ヘッドチップ（６）のギャップ位置
が所定の中央位置よりずれたり、ヘッドチップ（６）が
傾いて貼り付けられてしまうという不具合となる。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように従来は磁気ヘッドブロックを切断して所
定厚みの磁気ヘッドチップを得る際に種々の問題を引き
起すチッピングをヘッドチップに生じさせていた。

本発明はこのような点くかんがみてなされたもので、磁
気ヘッドブロックの切断の際にチッピングの発生をでき
る限り少なくすることのできる磁気ヘッドの製造方法を
提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） すなわち１本発明においては磁気ヘッドブロックを切断
する前にその表面に耐熱、耐摩耗、耐有機溶剤性の樹脂
をコーティングするようにした。

（作用） 上記コーティングにより磁気ヘッドブロックの切断の際
にデツピングが生じてしまうことを防ぐことができる。

（実施例） 以下、本発明になる磁気ヘッドの製造方法の一実施例に
つき説明する。なお、従来と同等部分には同一符号を付
して説明する。

第１図はフェライトよりなる磁気ヘッドブロック（１）
に樹脂αＤをコーティングした状態を示す斜視図である
。この樹脂は耐熱、耐摩耗性にすぐれた例えばフッ素樹
脂（ポリ四フフ化エチレン）またはポリイミド樹脂であ
り、５〜２０μｍの厚さでブロック（１）の表面上にコ
ーティングされる。このコーティングされた樹脂（１１
）Ｋよって、ブロック（１）を切断した際にブロック（
１）が保護され、チッピングの発生を抑えることができ
る。またフッ素樹脂の融点は３２７℃、ポリイミド樹脂
の融点は７００°Ｃであり。

ブロック切断後に行われるヘッドチップ（６）の熱処理
にも耐えられる。また切断後のヘッドチップ（６）は有
機溶剤により超音波洗浄されるが、このときにも上記コ
ーティングされた樹脂（１υによりヘッドチップ（６）
のチッピングの発生は少ない。

なお、切断後のヘッドチップ（６）のテープ摺動面には
第２図に示すようにフッ素樹脂やポリイミド樹脂等の樹
脂Ｕυがコーティングされているが、これはテープ摺動
面の研摩工程で研摩テープにより削り落とすことができ
る。またその際フェライト部分にはチッピングが生じて
いないため、ラッピング（研摩テープによる研ＪＩｊり
はほとんどがコーティング（された樹脂α１））を落と
すことだけで済む。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、磁気ヘッドブロック
から磁気ヘッドチップを得るべくこのブロックを切断す
る際にチッピングの発生を抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる磁気ヘッドの製造方法の一実施例
を説明するための磁気ヘッドブロックの斜視図、第２図
は第１図の磁気ヘッドブロックを切断して得られた磁気
ヘッドチップの上面図、第３図は従来の一般的な磁気ヘ
ッドブロックの斜視図、第４図は第３図のブロックの上
面図、第５図は第３図のブロックを切断して得られた磁
気ヘッドチップの斜視図、第６図は同上面図、第７図は
第５図の磁気ヘッドチップのラッピング工程を示す図で
あり、８８図はペース板に接着された愚見ヘッドチップ
を示す平面図である。 １・・・磁気ヘッドブロック、１１・・・樹　脂。 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 同　　　宇治　弘 １　　Ｔａ ＾ 第２図 第３７　　　　　隼４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドブロックの表面に耐熱、耐摩耗、耐有機溶剤
   性の樹脂をコーティングする工程と、この磁気ヘッドブ
   ロックを所定の厚みにスライスして磁気ヘッドチップを
   得る工程とを具備したことを特徴とする磁気ヘッドの製
   造方法。