JPS6378359A - 磁気テ−プ高速巻取制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転ヘッド型磁気録画再生装置（以上ＶＴＲと
略す）に関するものであり、磁気テープ（以下テープと
略す）の早送り・巻戻し時間を短縮させ、番組の検索時
間を短縮させるものである。

従来の技術 近年、ＶＴＲは録画再生の簡便さからランダムアクセス
装置として観光案内、偏し物案内はもちろん、多量の情
報を記録できることを利用して、コンピュータの外部記
憶装置など幅広く使用されている。

しかしＶＴＲは磁気テープというシーケンシャルデータ
の記録媒体であるために、番組検索には目的の場所まで
早送り、あるいは巻戻しを行う必要がある。従って検索
時間の短縮のためには早送シ、巻戻しのテープ速度を上
げることが重要なポイントとなシ、従来は巻取りモータ
のトルクを上げて検索時間の短縮を計っていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様にモータのトルクを上げ検索時間
を短縮する構成では、テープの終端あるいは始端におい
て、急激に停止しなければならず、テープ切れが発生し
やすいという欠点があっ之。

本発明では上記問題点に鑑み、テープの始端あるいは終
端を事前；（予測することにより、テープ中央では高速
で巻取り、始端あるいは終端付近では低速で巻取るよう
にし、テープ切れを生じないようにした磁気テープ高速
巻取制御装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気テープ高速巻
取制御装置は供給側リールおよび巻取側リールの回転数
をそれぞれ計測する装置と、磁気テープの速度を計測す
るための装置と、前記＋７−ルを回転させるモータお↓
びその制御装置という　゛構成を備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、磁気テープの速度と供
給側または巻取側のリールの回転数から、テープの終端
または始端を事前に予測し、モータのトルクを制御し、
テープの中央付近では高速で巻取シ、終端・始端付近で
は低速で巻取ることにより、実質的に高速、かつテープ
切れを防止することが可能となる。

実施例 以下、本発明の実施例の磁気テープ高速巻取制御装置に
ついて図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例のテープ走行概略構成図であ
る。１はカセットであり、その中に供給側リール２と巻
取リール３に巻かれたテープ４が収納されている。

５は回転シリンダであり、画像の記録再生を行うための
ものである。６はオーディオおよびコントロールヘッド
であり、音声の記録再生と、テープを一定速度で駆動制
御するためのコントロールパルスの記録再生を行う。

７は回転ローラーであシ、テープの走行速度を測定する
ものであシ、本発明の重要な構成要素である。８はキャ
プスタン、９はピンチローラであ沃記録再生時には両者
でテープ４を強くはさんで一定速度で駆動する。第１図
において、テープ４が回転シリンダ５に巻きついた状態
（一点鎖線で示した状態）は一定速度でテープを駆動し
記録再生する状態である。またテープ４が回転シリンダ
５から離れた状態（実線で示した状態）は早送シ、巻戻
しの状態である。以下この早送り、巻戻しの状態につい
て説明する。早送シ、巻戻しの状態では９のピンチロー
ラはテープ４から離れておシ、キャプスタン８ではテー
プ駆動できず、供給側リール２および巻取り−ル３の下
で連結したリール台の駆動に：リテープ４を走行させる
。

第２図は供給側リール２および巻取側リール３の下部に
あるリール台詳細図である。１０は供給側リール台であ
り、１１は巻取側リール台である。

この２つのリール台にはそれぞれ供給側リールモータ１
２と巻取側リールモータ１３があり、前記リール台およ
びそれに連結し念リールを回転させ、テープ４を駆動し
、早送りあるいは巻戻しを行う。

１４は供給側回転検知器であり、磁石とホール素子によ
り実現している。１６は波形整形回路であり、供給側回
転検知器の出力を波形整形し、パルスとして出力するも
のであシ、供給側リールモータ１２の回転に応じてパル
スを出力する。巻取側についても供給側と全く同じ構成
であり、１６の巻取側回転検知器と１７の波形整形回路
により巻取側の回転に応じ念パルスを出力する。

第３図はテープ速度検出装置の詳細図であり、第１図に
おける回転ローラー７とそれに付属する回転検出の装置
を示したものである。テープ４は回転ローラー７に巻き
ついているため、テープの走行は回転ローラを回転させ
、それに連結したスリット１８も同様に回転する。この
スリット１８の回転を発光ダイオード１９とフォトダイ
オード２゜で検出し、２１０波形整形回路でパルスに整
形して出力する。したがってこのパルスの周期はテープ
速度に比例しており、回転ローラー７の直径、スリット
１８の全スリット数からテープ速度を算出することが可
能となる。

以下、テープの中央部では高速で巻取り、終端あるいは
始端を事前に予測し、巻取り速度を制御する方式につい
て説明する。

第４図が巻取速度制御システムのブロック図である。

２３はパルス周期計測回路であわ、回転ローラーパルス
２７、供給側リールパルス２８、巻取側リールパルス２
９０周期を計測し、２４の演算回路に加えられ、テープ
の終端あるいは始端予測の演算を行う。演算回路２４の
出力は供給リールモータ駆動回路２５および巻取リール
モータ駆動回路２６に加えられ、それぞれモータを駆動
する。

テープの終端あるいは始端の予測は、供給側り一ル２が
１回転したとき発生する・くルスをｎ３　、巻取側リー
ル３が１回転したとき発生するノ（ルス数をｎＴ、回転
ローラー７が１回転したとき発生するパルス数（全周ス
リット数をｎｏ、供給側リールパルスの周期Ｔｓ、巻取
側リールノくルスノ周期をＴＴ、回転ローラーパルスの
周期をＴＯ１回転ローラーの直径をＤ　とすると次の式
でテープの巻径を計算できる。

早送りにおける供給側リール２に巻かれたテープの直径
をＤｓとすると、 となる。また巻戻しにおける巻取側リール３に巻となる
。

従ってＤｓ、ＤＴの下限値を演算回路２４にあらかじめ
設定しておき、下限値との差、を計算することによりテ
ープの終端あるいは始端の予測が可能となる。またこの
結果にしたがってモータのトルクを制御することによシ
、テープの中央では高速で巻取り、終端、始端付近では
低速で巻取ることが可能となる。

なお、第１の実施例ではテープ４の速度検出の手段とし
て回転ローラー７を用いたが、記録済テープに限定する
ならば６のオーディオおよびコントロールヘッドからの
パルスを用いてもよい。

発明の効果 以上のように本発明によればリールに巻かれたテープの
残量を計測でき、テープの終端または始端を事前に予測
し、モータを制御し、高速で巻取ることが可能というす
ぐれた効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気テープ高速巻取制御装
置のテープ走行部の概略構成図、第２図は同実施例にお
けるリール台の詳細図、第３図は同実施例におけるテー
プ速度検出装置の詳細図、第４図は同実施例における巻
取速度制御のシステムブロック図である。 １・・・・・・カセット、２・・・・・・供給側リール
、３・・・・・・巻取側リール、４・・・・・・テープ
、５・・・・・・回転シリンダ、６・・・・・・オーデ
ィオ・コントロールヘット、７・・・・・・回転ローラ
ー、８・・・・・・キャプスタン、９・・・・・・ピン
チローラ、１０・・・・・・供給側リール台、１１・・
・・・・巻取側リール台、１２・・・・・・供給側リー
ルモータ、１３・・・・・・巻取側リールモータ、１４
・・・・・・供給側回転検出器、１６・・・・・・波形
整形回路、１６・・・・・・巻取側回転検出器、１７・
・・・・・波形整形回路、１８・・・・・・スリット、
１９・・・・・・発光ダイオード、２０・・・・・・フ
ォトダイオード、２１・・・・・・波形整形回路、２２
・・・・・・電源、２３・・・・・・周期計測回路、２
４・・・・・・演算回路、２６・・・・・・供給リール
モータ駆動回路、２６・・・・・・巻取リールモータ駆
動回路、２７・・・・・・回転０−ラーパルス、２８・
・・・・・供給側リールノくルス、２９・・・・・・巻
取側ＩＪ−ルパルス、３０・・・・・・供給側テープ。 ３１・・・・・・巻取側テープ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
一一力廿ソト ２−１宍濱ゴ操１１リール ３−−−、！！＞耳汝汲１１リール 仝−−−テープ ３−一一矢！フ）（タン ９−一一ビンチローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給側リールおよび巻取側リールの回転数をそれぞれ計
   測する装置と、磁気テープのテープ速度を計測するため
   の装置と、前記リールを回転させるモータおよびその制
   御装置を備え、磁気テープの速度と供給側または巻取側
   のリールの回転数から磁気テープの終端または始端を事
   前に予測し、モータを制御し、磁気テープを高速で巻取
   り可能としたことを特徴とする磁気テープ高速巻取制御
   装置。