JPH0772953B2 - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

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JPH0772953B2
JPH0772953B2 JP61038514A JP3851486A JPH0772953B2 JP H0772953 B2 JPH0772953 B2 JP H0772953B2 JP 61038514 A JP61038514 A JP 61038514A JP 3851486 A JP3851486 A JP 3851486A JP H0772953 B2 JPH0772953 B2 JP H0772953B2
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JP
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tape
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capstan
tension
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日出雄 川本
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 A産業上の利用分野 本発明はテープ駆動装置に関し、特に、ビデオテープレ
コーダ(VTR)のテープ走行制御部に適用して好適なも
のである。
B発明の概要 本発明は供給リールから磁気テープを引き出して回転ド
ラムに巻回させた後、固定ヘツドを介してキヤプスタン
により磁気テープを走行させて巻取リールで巻き取るよ
うにしたテープ駆動装置において、キヤプスタン駆動用
モータに流れる電流値を検出し、検出された電流値に応
じた信号が第1の判別基準値よりも大きいときには異常
表示手段に異常を表示させ、検出された電流値に応じた
信号が第2の判別基準値より大きいときにはモータ制御
手段によつて駆動用モータを停止させることにより、異
常時にテープに与えるダメージをできる限り抑え、か
つ、オペレータが措置を迅速に講じられるようにしたも
のである。
C従来の技術 磁気テープ1は、例えばいわゆるBVH2000型のVTRについ
て第2図に示すように、供給リール2から引き出された
後、ガイドローラ3、4を経てフルイレーズヘツド5に
摺接し、その後、テーパガイド6及び入口側傾斜ガイド
7を経て回転ドラム8に巻回され、回転ドラム8の出口
側に設けられた傾斜ガイド9、ガイドローラ10、インピ
ーダンスローラ11を経た後、オーデイオ信号、コントロ
ール信号用のイレーズヘツド12、録再ヘツド13、モニタ
ヘツド14に順次摺接し、その後ガイドポスト15を経てキ
ヤプスタン16及びピンチローラ17により引つ張られ、さ
らにタイマローラ18を経て巻取リール19により巻き取ら
れるようになされている。
このようなテープ走行路によるテープ走行を良好なもの
とするためには、テープテンシヨンを検出して制御する
ことを要し、そのため、第2図に示すようにテンシヨン
アーム機構20、21(例えば特公昭58−56168号公報)に
よりガイドローラ3及び4間と、タイマローラ18及び巻
取リール19間でテープテンシヨンを検出するようにして
いる。
D発明が解決しようとする問題点 ところで、上述のようなヘリカル記録のVTRにおいて
は、回転ドラム8、タイマローラ18等に対する磁気テー
プ1の巻付角が大きく、この巻付きのため入口側と出口
側とで大きなテンシヨンロスを生じ、そのテンシヨンロ
スの変動も大きい。
従つて、供給リール2の近傍のテープテンシヨンを検出
するテンシヨンアーム機構20、及び巻取リール19の近傍
のテープテンシヨンを検出するテンシヨンアーム機構21
の検出出力をもつてキヤプスタン16の入口側のテープテ
ンシヨンを正確に判別することはできない。
そのため、例えば磁気テープ1が回転ドラム8に貼り付
き回転ドラム8によりテープ走行方向の逆方向にテープ
1が引つ張られてキヤプスタン16の入口側のテンシヨン
が異常に高くなつても記録時には検出することができ
ず、そのためオペレータが対処できないため、テープ1
が伸び、最悪の場合には切断するような事態が発生して
いた。なお、再生時は再生画面をみることにより、異常
をオペレータが視認することができる。
そこで、キヤプスタン16の入口側にテンシヨンアーム機
構を設けてキヤプスタン16の入口側のテープテンシヨン
を検出するようにすること考えられる。しかしながら、
このようにすると装置の大型化を招来すると共に、テン
シヨンアームの揺動によりテープ1が波打つ場合も生
じ、各種ヘツド12〜14による録再等が十分に行われず、
ワウフラツタ等のトラブルを発生させるおそれがあつ
た。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、キヤプス
タンの入口側のテープテンシヨンを簡易な構成により検
出することができ、テープ走行路に異常があつた場合に
警告を発することのできるテープ駆動装置を提供しよう
とするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、供給リ
ール2から磁気テープ1を引き出して回転ドラム8に巻
回させた後、固定ヘツド12、13、14を介してキヤプスタ
ン16により磁気テープ1を走行させて巻取リール19で巻
き取るようにしたテープ駆動装置において、キヤプスタ
ン16の駆動用モータ30に流れる電流値を検出するモータ
電流検出手段31、40と、駆動用モータ30の回転速度及び
位相を制御するモータ制御手段31、32、33、34、35、3
6、37と、モータ電流検出手段31、40によつて検出され
た電流値に応じた信号に基づいてキヤプスタン16の入口
側テープテンシヨンの異常を判別する異常判別手段41、
42と、異常判別手段41、42より出力される異常表示指令
に基づいて異常を表示する異常表示手段43とを設け、異
常判別手段41、42は、モータ電流検出手段31、40によつ
て検出された電流値に応じた信号が第1の判別基準値よ
り大きいときには異常表示手段43に異常表示指令を出力
し、モータ電流検出手段31、40によつて検出された電流
値に応じた信号が第1の判別基準値よりも大きい値を有
する第2の判別基準値よりも大きいときにはテープ動作
停止指令をモータ制御手段31に出力し、モータ制御手段
31はテープ動作停止指令に基づいて駆動用モータ30を停
止させる。
F作用 キヤプスタン16の入口側テープテンシヨンはキヤプスタ
ン16のトルクに比例し、キヤプスタン16のトルクは駆動
用モータ30の消費電流に比例する。従つて、駆動用モー
タ30の消費電流に基づいてテープテンシヨンを検出でき
る。
そこで、モータ電流検出手段31、40によつて検出された
電流値に応じた信号に基づいてキヤプスタン16の入口側
テープテンシヨンの異常を判別し、検出された電流値に
応じた信号が第1の判別基準値より大きいときには異常
表示手段43によつて異常を表示させ、検出された電流値
に応じた信号が第2の判別基準値より大きいときにはモ
ータ制御手段31によつて駆動用モータ30を停止させる。
その結果、オペレータは迅速な措置を講じることがで
き、テープ1のダメージをできるだけ抑えることができ
る。
G実施例 以下、図面について本発明の一実施例を詳述する。
第2図との対応部分に同一符号を付して示す第1図にお
いて、直流モータでなるキヤプスタンモータ30はドライ
ブ増幅回路31を介してキヤプスタンサーボ装置32からド
ライブ信号SDを受けて回転し、回転軸に連結されたキヤ
プスタン16を回転駆動してテープ1を所定方向に走行さ
せる。
モータ30の回転軸には2つの周波数発電機(FG)33、34
が設けられており、そのピツクアツプ信号SA、SBが速度
検出回路35に与えられ、速度検出回路35においてキヤプ
スタン16の回転速度が検出されてキヤプスタンサーボ装
置32に与えられる。キヤプスタンサーボ装置32はこの検
出回転速度情報SVに応じてキヤプスタン16を定速回転さ
せるドライブ信号SDを形成してドライブ増幅回路31を介
してモータ30に与えられる。かくして、キヤプタン16は
定速回転する。
また、FG33によるピツクアツプ信号SAは分周回路36によ
り分周されて位相検出回路37に与えられる。位相検出回
路37には、同期信号発生回路(図示せず)から例えば垂
直同期信号でなる基準信号REFが与えられ、位相検出回
路37は基準信号REFと分周信号DIVとの位相差を検出して
検出信号SPをキヤプスタンサーボ装置32に与える。キヤ
プスタンサーボ装置32はこの検出信号SPに応じて上述し
たドライブ信号CDを可変して送出する。かくして、キヤ
プスタン16は基準信号REFが発生したタイミングで所定
の回転位置にあるように制御されつつ回転する。
この実施例による磁気記録装置は以上の構成に加えてキ
ヤプスタン16の入口側テープテンシヨンを検出し、異常
の場合に警告する構成を有する。
一般に、キヤプスタン16のトルクは入口側テープテンシ
ヨンに対して比例関係にある(例えば、特公昭57−2977
5号公報に開示されている)。従つて、キヤプスタン16
のトルクを検出することによりテープテンシヨンを検出
し得る。
そこで、この実施例の場合、キヤプスタンモータ30にお
ける消費電流をモータ電流検出回路40において検出する
ようにした。すなわち、直流モータにおいてはトルクが
消費電流に比例するので、トルク(従つてテープテンシ
ヨン)を検出するため消費電流を検出するようにしてい
る。なお、モータ30の回転速度は印加電圧に比例してお
り、消費電流は回転速度に影響を与えない。
モータ電流検出回路40における検出信号SIは電流−電圧
変換回路41において電圧信号SVLに変換されて異常判別
回路42に与えられる。
異常判別回路42にはまた第1及び第2の判別基準値TH
1、TH2(TH2>TH1)が与えられ、異常判別回路42は到来
する電圧信号SVLが第1の判別基準値TH1より大きいとき
には異常表示素子43に点灯指令ONを送出して点灯させ、
また、電圧信号SVLが第2の判別基準値TH2より大きいと
きには供給リール2の駆動用モータ44に対するモータ制
御装置45、巻取リール19の駆動用モータ46に対するモー
タ制御装置47、ドライブ増幅回路31に動作停止指令STP
を送出してテープ1の走行を停止させる。
以上の構成において、例えばテープ1が回転ドラム8に
貼り付き、ドラム8から導出されたテープ1が左方に引
つ張られ、他方、キヤプスタン16によりテープ1が右方
に引つ張られてテープテンシヨンが高くなると、キヤプ
スタンモータ30はテープテンシヨンに応じた大きなトル
クを発生するようになる。すなわち、キヤプスタンモー
タ30はテープテンシヨンに応じて消費電流を大きくして
いく。
この消費電流が大きくなり、異常判別回路42に与えられ
る電圧信号SVLが報知用基準信号TH1より大きくなると、
点灯指令ONが異常表示素子43に与えられ、異常表示素子
43が点灯する。
キヤプスタンモータ30の消費電流がさらに大きくなり、
異常判別回路42に与えられる電圧信号SVLがテープ走行
停止用基準信号TH2より大きくなると、動作停止指令STP
がドライブ増幅回路31、モータ制御装置45、47に与えら
れる。かくして、キヤプスタンモータ30、リールモータ
44、47は回転動作を停止し、テープ1の走行は停止す
る。
従つて、上述の実施例によれば、キヤプスタン16の入口
側のテープテンシヨンに異常が発生したとき、オペレー
タは異常発生を視認することができ、措置を迅速に講じ
ることができ、また、テープが切断したり、大きく伸び
るまでにテープ走行を停止できて、テープに回復不可能
なダメージを与えることを防止することができる。
因に、タイマローラ18が所定方向に回転しなくなること
により、テープテンシヨンの異常を検出できるが、タイ
マローラ18が回転しなくなる場合としてはテープ1が切
断した場合、ドラム8による逆方向のテンシヨンが非常
に大きくなつた場合等であり、テープ1が回復しがたい
ダメージを受けた後であり、この点、上述の実施例によ
るテープテンシヨンの監視方法が好ましいといい得る。
なお、上述においてはキヤプスタン入口側のテープテン
シヨンの異常に対して表示及びテープ走行の停止という
警告動作を行うものを示したが、何れか一方の警告動作
を行うようにしても良い。実際上、放送用VTRにおいて
は、再現性のないテレビジヨン信号を収録する場合もあ
り、テープテンシヨンが異常でもテープ走行を停止しな
いことが求められ、このようなVTRに対しては表示によ
る警告だけを発するように構成しても良い。
また、上述においては、テープ走行の停止をキヤプスタ
ンモータ30、リールモータ44、46の回転動作を停止する
ことにより行うものを示したが、回転ドラム8、キヤプ
スタンモータ30、リールモータ44、46の回転動作を停止
することによりテープ走行を停止するようにしても良
い。
H発明の効果 以上のように本発明によれば、キヤプスタンの入口側の
テープテンシヨンを簡易な構成により検出することがで
き、異常時には迅速に警告を発生し、異常発生を視認す
ることができ、従つてテープにダメージを与えることを
確実に防止し得るテープ駆動装置を容易に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録装置の一実施例を示すブ
ロツク図、第2図は磁気テープの走行路を示す略線図で
ある。 1……磁気テープ、16……キヤプスタン、30……キヤプ
スタンモータ、31……ドライブ増幅回路、40……モータ
電流検出回路、42……異常判別回路、43……異常表示素
子、45、47……リールモータ用モータ制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給リールから磁気テープを引き出して回
    転ドラムに巻回させた後、固定ヘツドを介してキヤプス
    タンにより上記磁気テープを走行させて巻取リールで巻
    き取るようにしたテープ駆動装置において、 上記キヤプスタンの駆動用モータに流れる電流値を検出
    するモータ電流検出手段と、 上記駆動用モータの回転速度及び位相を制御するモータ
    制御手段と、 上記モータ電流検出手段によつて検出された上記電流値
    に応じた信号に基づいて上記キヤプスタンの入口側テー
    プテンシヨンの異常を判別する異常判別手段と、 上記異常判別手段より出力される異常表示指令に基づい
    て異常を表示する異常表示手段と を具え、上記異常判別手段は、上記モータ電流検出手段
    によつて検出された上記電流値に応じた信号が第1の判
    別基準値より大きいときには上記異常表示手段に異常表
    示指令を出力し、上記モータ電流検出手段によつて検出
    された上記電流値に応じた信号が上記第1の基準値より
    大きい値を有する第2の判別基準値よりも大きいときに
    はテープ動作停止指令を上記モータ制御手段に出力し、
    上記モータ制御手段は上記テープ動作停止指令に基づい
    て上記駆動用モータを停止させる ことを特徴とするテープ駆動装置。
JP61038514A 1986-02-24 1986-02-24 テープ駆動装置 Expired - Lifetime JPH0772953B2 (ja)

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JPS62197940A JPS62197940A (ja) 1987-09-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6189824B1 (en) 1997-03-26 2001-02-20 Exabyte Corporation Preventing tape slack in magnetic tape drive

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS499219U (ja) * 1972-04-24 1974-01-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6189824B1 (en) 1997-03-26 2001-02-20 Exabyte Corporation Preventing tape slack in magnetic tape drive

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