JPH01263965A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置に係り、特にリールの回転異
常に伴う磁気テープの損傷を未然に防ぐに好適な磁気テ
ープ保護機能を有する磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

従来より、巻取り側及び供給側の一対のリールハブを内
蔵したカセットから磁気テープを引き出し、複数個の磁
気ヘッドが搭載された回転ドラムに所定角度巻き付けて
情報信号の記録再生を行うカセット式磁気記録再生装置
が種々開発されている。このようなカセット式磁気記録
再生装置では、少なくとも記録再生モードには磁気テー
プはキャプスタンとピンチローラにより駆動されて供給
側リールからカセット外に引き出され、上記回転ドラム
を経由して巻取り側リール用モータの駆動により磁気テ
ープは弛緩することなく巻取り側リールに巻取られて元
のカセット内に収納される。

しかし、このような磁気テープ駆動方式においては、巻
取り側リールの駆動機構及びモータの故障等により、磁
気テープが巻取り側リールに巻取られなくなる場合があ
る。このような場合には、磁気テープはキャプスタンと
ピンチローラにより供給側リールからカセット外に引き
出される状態が継続されるため、多量の磁気テープが装
置内にたまり、磁気テープがキャプスタンやピンチロー
ラ等に巻付き、モータ負荷の増大やテープの損傷を招き
、更に上記した状態でカセットを装置より取り外そうと
すると磁気テープが破損する等の問題が生じる。

こうした問題点を改善する手段として、例えば特公昭５
３−６８５０号公報に記載されているように、キャプス
タンとピンチローラ等により送り出される磁気テープを
カセット内に収納するために回転駆動される巻取り側リ
ールの回転の異常低下或いは停止を検出した場合には、
カセット外に引き出されている磁気テープをカセット内
Ｚこ収納するアンローディングモードとし、アンローデ
ィングする際に供給側リールを回転駆動させてカセット
外に引き出されている磁気テープを供給側リールに巻取
るように構成する方式がある。

上記した方式によれば、巻取り側リールの回転の異常低
下又は停止に伴う磁気テープの損傷等の問題を未然に防
ぐことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術ｌこおいては、記録再生モード或いは磁気
テープ走行方向が記録時と同方向でキャプスタンとピン
チローラによりテープ走行駆動されるモードでの巻取り
側リールの回転の異常低下或いは停止に伴う問題点は未
然に防ぐことができる。

しかし、磁気テープ走行方向が記録時とは逆方向でキャ
プスタンとピンチローラにより磁気テープが走行駆動さ
れるモードでは供給側リールにて磁気テープを巻取って
いるため、供給側リールの回転の異常低下或いは停止に
伴って、磁気テープ損傷等の問題点が生じてしまう。更
には、キャプスタンとピンチローラによる磁気テープ走
行駆動ではなく、巻取り側リール駆動用モータ又は供給
側リール駆動用モータにより磁気テープを走行駆動して
、上記回転ドラムに磁気テープを所定角度巻き付けた状
態で磁気テープを高速走行させるモードについては何ら
記載されておらず、このようなモードにおいても巻取り
側リール或いは供給側リールの回転の異常低下或いは停
止が生じてしまい、これに伴う磁気テープ損傷等の問題
点があった。

本発明の目的は、上記した従来技術に鑑み、上記回転ド
ラムに磁気テープを所定角度巻き付けた状態で磁気テー
プ走行を行う全てのモードにおいて、巻取り側リール或
いは供給側リールの回転の異常低下或いは停止に伴う磁
気テープ損傷等の問題を未然に防止する保護機能を有す
る磁気記録再生装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本発明は、磁気テープが上記回
転ドラムに所定角度巻き付けられた状態で磁気テープの
走行を行う全モードにおいて、巻取り側リール及び供給
側リールそれぞれ別個にリールの回転の異常低下或いは
、停止などの回転異常の有無を判断し、何れかのリール
の回転異常の検出に基づいて、テープ走行を強制的に停
止させ、上記アンローディング指令のみを受け付けるか
或いはこの指令を強制的に発生させる手段を備える。

そして、この指令によりアンローディングが行われ、上
記判断結果に基づいて選択されたリールを回転駆動させ
て、カセット外部に引き出されている磁気テープをカセ
ット内に収納するように構成したことを特徴とする。

〔作用〕

巻取り側或いは供給側リール何れかのリールの回転異常
を検出した際のアンローディング時に回転駆動されるリ
ールは、上記判断結果に基づいて選択されており、磁気
テープの走行方向が記録時と同方向のモードで、巻取り
側リールの回転異常が検出された場合には供給側リール
が選択され、磁気テープの走行方向が記録時と逆方向の
モードで、供給側リールの回転異常が検出された場合に
は巻取り側リールが選択されて回転駆動し、カセット外
部に引き出されている磁気テープをカセット内に収納す
るように動作する。

従って、リールの回転異常が生じても、回転異常が検出
されたリールとは別のリールを回転駆動させてアンロー
ディングしており、リールの回転異常に伴うテープ損傷
等の問題を未然に防ぐことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。

第１図は本発明に係る磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図、第２図は本発明を適用した磁気記録再生
装置の一構成例を示す平面図、第３図は第１図に示す磁
気記録再生装置の動作説明用の各部波形図、第４図、第
５図は第１図に示すシステム制御回路の動作説明用のフ
ローチャートである。

先ず、本発明に係る磁気記録再生装置の構成と動作を第
２図により説明する。

同図において、磁気テープ１６はシリンダ入側テープ高
さ規制ガイド２４．傾斜ガイド２５、及びシリンダ出側
テープ高さ規制ガイド２７、傾斜ガイド２６によってテ
ープカセット１７内のテープ供給側り−ル１８よりロー
ディング動作により引き出され、回転ドラム２０に所定
角度巻き付けられる。そしてテープ１６はキャプスタン
２２、ピンチローラ２１により挟持され、所定速度で走
行駆動されながら信号が記録或いは再生され、テープ巻
取り側リール１９１こよって巻き取られる。

ここで、同図では供給側リール１８及び巻取り側リール
１９それぞれに、供給側リール駆動用モータ及び巻取り
側リール駆動用モータが搭載されており、供給側リール
１８、巻取り側リール１９それぞれ別個に回転駆動する
ことができる構成となっている。また、供給側及び巻取
り側リール１８．１９のリール台正こは、それぞれＮ極
（Ｎは２以上の偶数）に着磁されたマグネットが取り付
けられており、ホール素子により、リールの回転速度に
比例した周波数の信号（以下、供給側リールＦＧ信号、
巻取り側リールＦＧ信号と称す）が検出されるように構
成されている。

脚は、インピーダンスローラ兼用タイマーローラであり
、磁気テープ１６の縦振動を抑えて安定なテープ走行を
助けているとともに、磁気テープ１６の走行距離に比例
した周波数の信号（以下、タイマー〇−ラＦＧ信号と称
する）を得ることができる。

ア、２９は供給側リールブレーキ用ソレノイド及び、巻
取り側リールブレーキ用ソレノイドであり、このブレー
キソレノイドの圧着動作によりブレーキはＯＦＦとなり
、ブレーキソレノイドの解除動作番こよりブレーキはＯ
Ｎとなる。例えば、上述したようなローディング時には
、供給側リール１８からのみ磁気テープ１６が引き出さ
れるので供給側リールソレノイドあは圧着、巻取り側リ
ールソレノイド２９は解除動作され、供給側リールブレ
ーキＯＦＦ、巻取り側リールブレーキＯＮとなる。

本発明では、磁気テープ１６をキャプスタン２２とピン
チローラ２１により所定１送る間に巻取り側リール１９
或いは供給側リール１８が回転しないとき、すなわち、
タイマーローラｎからの出力信号であるタイマーローラ
ＦＧ信号により検出される所定のテープ走行量だけ磁気
テープ１６を送る間に、巻取り側リール１９或いは、供
給側リール１８からの出力信号である巻取り側リールＦ
Ｇ信号或いは供給側リールＦＧ信号が検出されない場合
に、何らかのトラブルによりリールに回転異常が生じた
、と判断し、テープ走行を停止させるとともに、システ
ムを停止モードとする。

そ　して、アンロード指令以外の操作指令は受け付けな
いようにし、アンロード指令が供給された場合に、回転
異常が検出されたリール以外のリール駆動用モータを駆
動してカセット１７の外部に引き出されている磁気テー
プ１６をカセット内部に収納する。

以上により、リールの回転異常に伴う磁気テープの損傷
を未然に防ぐことができる。

以上の説明した原理に基づくテープ保護手段は次のよう
にして行なわれる。

第１図１こおいて、入力端子５０より入力されるタイマ
ーローラ詔からの出力信号タイマーローラＦＧ信号人（
第３図のａ）はカウンタ回路１に供給され、タイマーロ
ーラＦＧ信号人をカウントし、所定数のタイマーローラ
ＦＧ信号毎に出力信号Ｂ（第３図のｂ）が出力される。

ここで、タイマー〇−ラＦＧ信号人のカウント数は、テ
ープ走行距離に比例した値であるので、出力信号Ｂの間
隔７は磁気テープ１６が所定量走行される時間を示して
いる。

カウンタ回路１からの出力信号ＢはＡＮＤ回路４の一方
に供給されるとともに、遅延マルチ回路２に供給される
。遅延マルチ回路２にてカウンタ１からの出力信号Ｂの
立下りでトリガされて時間ｔ１の幅のパルス信号Ｃ（第
３図のＣ）が出力され、このパルス信号Ｃはセット・リ
セットタイプのフリップフロップ回路（以後、ＲＳフリ
ップフロップ回路と称する）３のリセット端子に供給さ
れる。

一方、端子７０を介して巻取り側リール１９からの巻取
り側リールＦＧ信号が、端子８０を介して供給側リール
１８からの供給側リールＦＧ信号がともにスイッチ回路
７に供給されている。

また、端子６０からは、テープ走行方向識別信号Ｈ（第
３図のｈ）が入力されている。このテープ走行方向識別
信号Ｈは、操作スイッチからのモード指令化基づき、例
えば記録モード、再生モードや磁気テープ１６を回転ド
ラム２０　ｉｃ巻き付けた状態での早送りモードなどの
正方向走行時には’Ｈｉｇｈ”レベルとなり逆転再生モ
ードや磁気テープ１６を回転ドラム２０に巻き付けた状
態での巻き戻しモードなどの逆方向走行時には＠Ｌｏｗ
″レベルとなる。このテープ走行方向識別信号Ｈは、ス
イッチ回路７番こ切替信号として入力されており、例え
ば、この識別信号ＨがＨｉ　ｇｈ″　レベルの時には、
端子７０を介して供給される巻取り側リールＦＧ信号側
に、逆にこの識別信号Ｈが″’Ｌｏｗ″レベルの時には
端子８０を介して供給される供給側リールＦＧ信号側す
−ルＦＧ信号側に切替えられリールＦＧ信号Ｄ（第３図
のｄ）としてＲ８フリップフロップ回路３のセット端子
に供給される。

リールが正常にテープを巻き取っている場合、すなわち
、リールＦＧ信号りが絶え間なく供給されている場合に
は、ＲＳフリップフロップ回路３では、遅延マルチ回路
２からのパルス信号Ｃによリリセットされるが、スイッ
チ回路７からのり一ルＦＧ信号りにより、すぐにセット
されるため、Ｒ８フリップフロップ回路３からの出力信
号Ｅは第３図のＣに示すよう化リールＦＧ信号りの１周
期より煙い期間だけ”Ｌｏｗ”レベルのパルス信号Ｅは
Ｒ１フリップフロップ回ｊｉ！５のセット端子に供給さ
れる。またＲ８フリップフロップ回路３からのインバー
タ出力Ｅはカウンタ回路１からの出力信号ＢとともにＡ
ＮＤ回路４に供給される。

リールが正常ζこ回転している場合には、パルス信号Ｅ
が”Ｌｏｗ″レベルの期間（インバータ出力百が’Ｈｉ
ｇｈ”　レベルの期間）と、出力信号ＢがＨｉｇｈ”レ
ベルの期間とが異なるため、この場合にはＡＮＤ回路４
からは常に′″Ｌｏｗ″Ｌｏｗ″レベルＦ（第３図のｆ
）が出力され、Ｒ８フリップフロップ回路５のリセット
端子に供給される。

前述したようにリールが正常回転している場合化は、Ａ
ＮＤ回路４からの出力信号Ｆは常に”Ｌｏｗ”の信号の
ためこあ出力信号ＦＪこよりリセットされることはなく
、ＲＳフリップフａツブ回ｗｉ５からは、ＲＳフリップ
フロップ回路３からのパルス信号Ｅによりセットされて
、常に’Ｈｉｇｈ”　　レベルの信号Ｇ（第３図のｇ）
が出力される。

このＲ８フリップフロップ回路５からの出力信号Ｇは、
６Ｒ回路６，９それぞれの一方に供給される。ＯＲ回路
６の他の一方には端子６０を介して入力されたテープ走
行方向識別信号Ｈが供給されており、ＯＲ回路９の他の
一方には、インバータ回路８によりテープ走行方向識別
信号Ｈの極性反転された信号が供給されている。

しかし、リールが正常回転している場合は、ＢＳフリッ
プフロップ回路５からの出力信号Ｇは、常に’Ｈｉｇｈ
’　　レベルの信号であるため、この場合には、ＯＲ回
路６，９からの出力信号工（第３図のｉ）、Ｊ（第３図
のｊ）とも番と、常に”Ｈｉｇｈ”レベルの信号となる
。

次に、リールの回転異常が生じた場合について説明する
。リールが何らかのトラブルにより異常低速成いは停止
すると、スイッチ回路７からのリールＦＧ信号りは、第
３図ｄ′に示すように、リールが停止或いは異常低速と
なった時点から出力されなくなる（或いは、少なくとも
所定時間内は出力されなくなる）。そのためＲ８フリッ
プフＯツブ回路３では、遅延マルチ回路２からのパルス
信号Ｃによりリセットされ、その出力信号Ｅは第３図の
ｅ′に示すように’Ｌｏｗ”レベルの信号となる。

このＲ８フリップフロップ回路３からの出力信号Ｅは、
ＲＳフリップフロップ回路５のセット端子に供給される
が出力信号Ｅは″’Ｌｏｗ″レベルの信号であるのでこ
の信号によりセットされることはない。また、Ｒ８フリ
ップフロップ回路３からのインバータ出力信号ｉは、カ
ウンタ回路１からの出力信号ＢとともにＡＮＤ回路４に
供給されており、ＡＮＤ回路４からの出力信号Ｆは第３
図のｆ′に示すようにリールＰＧ信号りが出力されなく
なり、リールの回転異常が検出されてから、すなわち几
Ｓフリップフロップ回路３からのインバータ出力信号百
が”Ｈｉｇｈ”　レベル（出力信号Ｅが”ＬＯＷ”レベ
ル）になってから所定時間丁、後、カウンタ回路１から
の出力信号Ｂと同様なパルス信号が出力される。そして
このＡＮＤ回路４からの出力信号Ｆ（第３図のｒ／　）
はＲＳフリツプフＯツブ回路５のリセット端子に供給さ
れ、上記所定時間τ、後のパルス信号によりリセットさ
れ、ＲＳフリップフロップ回路５からの出力信号Ｇは第
３図のｇ′に示すように、リールに回転異常が生じてか
ら、所定時間τ、後に″Ｌｏｗ″レベルとなる。

ここで、所定時間τ、の期間中にリールＦＧ信号りが供
給された場合には、Ｒ８フリップ７０ツブ回路３はセッ
トされその出力信号Ｅは’Ｈ４ｇｈ”　レベルの信号へ
と変化する。そのため、ＡＮＤ回路４からの出力信号Ｆ
は″’Ｌｏｖｒ’レベルが保持され、ＲＳフリップフロ
ップ回路５からの出力信号ＧもＨｉｇｈ″　レベルが保
持される。

すなわち、所定時間で、の期間中にリールＦＧが供給さ
れなかった場合に、ＲＳフリップフロップ５からの出力
信号Ｇが”Ｌｏｗ″レベルとなりリールの回転異常が検
出される。

ＯＲ回路６，９からの出力信号Ｉ、Ｊはシステム制御回
路１０にそれぞれ供給される。システム制御回路１０は
、例えばマイクロコンピュータで構成されており、操作
スイッチからのモード指令や磁気記録再生装置に搭載さ
れている各種センサーからの指令に応じて、各種モータ
やブレーキなどの制御を行なっている。リールの回転異
常が生じた場合、すなわち″６Ｒ回路６からの出力信号
１１或いはＯＲ回路９からの出力信号Ｊが“Ｌｏｗ″レ
ベルの信号となった場合のシステム制御回路１０の処理
動作を第４図及び第５図のフローチャートを用いて説明
する。

第４図において、まず、リールに回転異常が生じたか否
か、すなわち、ＯＲ回路６，９からの出力信号Ｉ、Ｊの
何れかが”Ｌｏｗ″レベルとなったか否かが検出される
。リールに回転異常が生じていない、すなわちＯＲ回路
６，９からの出力信号工Ｊが共に”Ｈｉｇｈ”　レベル
であればＮｏ側に分岐し全く処理が行なわれず、直ちに
別の処理を行なうルーチンへ移る。リールに回転異常が
生じたすなわち、ＯＲ回路６．９からの出力信号Ｉ、Ｊ
が″Ｌｏｗ″レベルとなった場合には、ＹＦ３側に分岐
し磁気テープ１６が回転ドラム２０に所定角度巻き付い
た状態でテープ走行を停止するモードとするため、キャ
プスタン２２を駆動させるモータを停止させ、巻取り側
リール駆動用モータ１２及び供給側リール駆動用モータ
１４を停止させ、巻取り側リールブレーキソレノイド２
９及び供給側リールブレーキソレノイドあを解除させて
巻取り側リールブレーキ１３及び供給側リールブレーキ
１５をＯＮさせる。

次に、アンロード指令が入力されたか否かを判別する、
すなわち、操作スイッチからのモード指令入力が、アン
ロード指令以外のモード指令の場合にはＮ６側に分岐し
、以下アンロード指令が入力されるまで、この動作が継
続される。そして、端子（イ）を介してシステム制御回
路１０にアンロード指令が入力されると、ＹＥＳ側屹側
枝分岐第５図のフローチャートに示すアンロード処理が
行なわれる。

アンロード処理は、第５図に示すようｌこ始めに、供給
側リール１８に回転異常が生じたか否か、すなわち８几
回路６からの出力信号工が”Ｉ、ｏｗ″レベルか否かを
判別する。そして、供給側リール１８に回転異常が生じ
ていないすなわちＯＲ回路６からの出力信号工が”Ｈｉ
ｇｈ″　レベルの場合にはＮｏ側に分岐し、ローディン
グ時に上述したように巻回された磁気テープ１６がカセ
ット１７の外に引き出された供給側リール１８でアンロ
ーディング時に磁気テープ１６を巻取るように処理され
る。

すなわち、巻取り側リールブレーキソレノイド２９を解
除して巻取り側リールブレーキ１３をＯＮし、逆に、供
給側リールブレーキソレノイド２８を圧着して供給側リ
ールブレーキ１５をＯＦＦする。次ＪＣ、アンローディ
ングモータ１１を駆動し、アンローディング動作により
、ローディング動作とは逆にシリンダ入側及び出側テー
プ高さ規制ガイド２４　、２７、傾斜ガイド２５．２６
をカセット１７内の所定の位置まで移動させると同時に
、供給側リール駆動用モータ１４を駆動して、カセット
１７の外に引き出された磁気テープ１６を供給側リール
１８で巻取り、カセット１７内に収納する。

以上の処理は、シリンダ入側及び出側テープ高さ規制ガ
イド２４．２７、傾斜ガイド２５　、２６がカセット１
７内の所定の位置に到達するまで、すなわちアンローデ
ィングが完了するまで継続される。アンローディングが
完了すると、アンローディングモータ１１を停止し、上
記高さ規制ガイド２４　、２７、及び傾斜ガイド２５　
、２６の移動を停止させ、供給側リール駆動用モータ１
４を停止し、供給側リール１８での磁気テープ１６の巻
取りを停止させ、供給側り−ルブレーキソレノイド四を
解除して供給側リールブレーキ１５をＯＮさせる。

また、逆に供給側リール１８に回転異常が生じている、
すなわち６Ｒ回路６からの出力信号Ｉが”Ｌｏｗ″レベ
ルの場合には、ＹＢ６側に分岐し、回転異常が生じてい
ない巻取り側リール１９で、アンローディング時に磁気
テープ１６を巻取るように処理される。すなわち、供給
側リールブレーキソレノイド四を解除して供給側リール
ブレーキ１５をＯＮし、逆に巻取り側リールブレーキソ
レノイド２９を圧着して、巻取り側リールブレーキ１３
をＯＦＦする。次にアンローディングモータ１１を駆動
し、上述した場合と同様に、上記高さ規制ガイド２４゜
２７及び傾斜ガイド２５　、２６をカセット１７内の所
定の位置まで移動させると同時に、巻取り側リール駆動
用モータ１２を駆動してカセット１７外に引き出された
磁気テープ１６を巻取り側リール１９で巻取り、カセッ
ト１７内に収納する。以上の処理は上記高さ規制ガイド
２４　、２７及び傾斜ガイド２５　、２６がカセット１
７内の所定の位置に到達するまで、すなわちアンローデ
ィングが完了するまで継続される。アンローディングが
完了すると、アンローディングモータ１１を停止し、上
記高さ規制ガイド冴、２７及び傾斜ガイド２５　、２６
の移動を停止させ、巻取り側リール駆動用モータ１２を
停止し、巻取り側リール１９での磁気テープ１６の巻取
りを停止させ、巻取り側リールブレーキソレノイド２９
を解除して、巻取り側ブレーキ１３をＯＮさせる。

以上、述べたように本発明は、モードシこかかわらず磁
気テープ１６が所定距離走行する間に、＋７−ルの回転
速度に比例した周波数の信号であるリールＦＧ信号が検
出されなかった場合に何れかのリールに回転異常が生じ
たと判断し、テープ走行を停止させるとともに、アンロ
ーディング指令のみを受け付けるようにし、アンローデ
ィング指令が供給された場合に、カセット外に引き出さ
れた磁気テープをカセット内に収納させるために磁気テ
ープを巻取るリールとして、回転異常が生じたリールと
は別のリールを選択してアンローディング処理すること
を特徴としている。

これＩこより、何れのリールζこ回転異常が生じても、
アン０−ディング時にリールの回転異常に伴ったテープ
の損傷等の事故を未然に防ぐことができる。

また、上記の実施例はリールの回転異常を検出する手段
として、磁気テープが所定距離走行する間に、リールＦ
Ｇ信号の有無を検出する場合を示したが、本発明はこれ
に限るものではなく、第６図に示すようにリールＦＧ信
号りを入力とするリドリガー可能な単安定マルチ回路３
０を用いた場合ｌこおいても有効である。

第６図は本発明の他の実施例を示すブロック図であって
、第７図はその動作波形図である。

第６図ζこおいて、端子７０を介して入力される巻取り
側リールＰＧ信号及び端子帥を介して入力される供給側
リールＦＧ信号は、スイッチ回路７にて、端子ωを介し
て入力されるテープ走行方向識別信号Ｈにより切替えら
れ、リールＦＧ信号Ｄ（第７図のｄ）としてリドリガー
可能な単安定マルチ回路３０に供給される。単安定マル
チ回１ｉｉ２！３０の時定数は、例えば、テープ走行時
にリールの回転が最も遅いと考えられる記録或いは再生
モードでのテープ巻き始めの供給側リールＦＧ信号、或
いはテープ巻き終りの巻取り側リールＦＧ信号の周期τ
より長く、本実捲例では３／２τとしている。

従って、テープ走行時のリールＦＧ信号の周期は単安定
マルチ回［３０の時定数３７２τより短いので常にＩＪ
　）　ＩＪガーされて、その出力信号には、第７図のｋ
に示すように常に’Ｈｉｇｈ″　レベルの信号となる。

しかし、リールに回転異常が生じると、第７図のｄ′に
示すようにリールＦＧ信号りは、リールが停止或いは異
常低速となりた時点から出力されなくなり（或いは少な
くとも所定時間３／２τの期間は出力されなくなり）単
安定マルチ回路３０からの出力信号には第７図のに′ζ
こ示すように、最終のリールＦＧ信号りの立上りから時
定数３／２τ後に″Ｌｏｗ″レベルの信号となる。

そして、上述した場合と同様に、リールの回転異常を示
す単安定マルチ回路３０からの出力信号にはＯＲ回路６
，９の一方に供給され、他の一方にはテープ走行方向識
別信号Ｈ及びインバータ回路８屹で極性反転されたテー
プ走行方向識別信号が供給されており、ＯＲ回路６から
の出力信号Ｉ（第７図のｉ）は、供給側リールの回転異
常が生じた場合のみ”ＬＯＷ″レベルの信号となり、ま
たＯＲ回路９からの出力信号Ｊ（第７図のｊ）は巻取り
側リールの回転異常が生じた場合のみ’Ｌｏｖｒ”レベ
ルの信号となり、ともにシステム制御回路１０に供給さ
れている。そして、以下、第１図番こ示した場合と同様
に、システム制御回路１０にて第４図。

第５図のフローチャートに示すテープ走行停止及びアン
ローディング処理を行なうようにシステム制御を行なう
。このように、本実施例によるリールの回転異常を検出
する手段はテープ走行距離には無関係であり例えば、リ
ールのみによる巻戻しや早送りモードにおいても検出可
能であり、テープが走行する全モードでのリールの回転
異常に伴う磁気テープの損傷を未然に防止することがで
きる。

また、以上の実施例では、リールの回転異常を検出する
と、操作スイッチからのモード指令として、アンロード
指令のみを受け付けるようにする場合を示したが、本発
明はこれ番こ限らず、リールの回転異常を検出すると自
動的にアンロード指令を発生させ、強制的にアンローデ
ィングさせるようにする場合においても適用可能である
。

また、以上の実施例ではリールの回転を検出する信号で
あるリールＰＧ信号はリール台に取り付けたＮ極（Ｎは
２以上の偶数）のマグネットをホール素子で検出する場
合を示したが本発明はこれに限らず、ＬＥＤやフォトト
ランジスタなどの光センサを用いた光検出型のリールＦ
Ｇ信号を用いた場合でも良い、広くは、リールの回転速
度に比例した周波数の信号を得ることのできる方式全て
の場合において適用可能である。

また、以上の実施例ではＯ−ディング時に巻取り側リー
ル用ブレーキをＯＮし、供給側リールからのみ磁気テー
プをカセット外に引き出す場合について述べたが本発明
はこれに限るものではなく、ローディング時に供給側リ
ール用ブレーキをＯＮし、巻取り側リールからのみ磁気
テープをカセ・ノド外に引き出す場合においても、更に
は、巻取り側及び供給側の両リールから磁気テープをカ
セ・ン４ト外に引き出す場合においても、本発明が適用
できることは明らかである。

また、以上の実施例では、リールの回転異常の検出は、
第１図や第６図に示すようなノ１−ドウエア構成とした
場合について説明したが、本発明はこれｌこ限るもので
はなく、例えば上記両す−ルＦＧ信号やタイマー〇−ラ
ＦＧ信号を入力信号とするマイクロコンピユー月こよる
ソフトウェア処理番こより検出する場合においても適用
できることは明らかである。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、リールの回転異常が
生じても、回転異常が検出されたリールとは別のリール
を回転駆動させてアンローディングしており、リールの
回転異常に伴う磁気テープの損傷等を未然に防ぐことが
できるので、装置の信頼性向上を図れ、上記従来技術の
欠点を除いて優れた機能の磁気記録再生装置を提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図、第２図は本発明を適用した磁気記録再生
装置の一構成例を示す平面図、第３図は第１図の動作説
明用各部波形図、第４図及び第５図はシステム制御回路
の処理動作説明用のフローチャート、第６図は本発明に
係る他の実施例を示すブロック図、第７図は第６図の動
作説明用各部波形図である。 １・・・カウンタ回路 ３．５・・・ＢＳフリップフロップ回路１０・・・シス
テム制御回路 １１・・・アンローディングモータ １２・・・巻取り側リール用モータ １３・・・巻取り側リール用ブレーキ １４・・・供給側リール用モータ １５・・・供給側リール用ブレーキ 第２図 〒５図 ・郡ｍ−−−−−−朋■−〜−−−−朋ＩＵ　−−−−
−−−−−」且几−」■−ｔｗ−−−一一 ３−一一−−−−−−−−−−−−−−−〜−−−−−
−−−−−−−−−−−−一−−−−−−−４４図 甲５図 ４６図 ４７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気テープを巻回する巻取り側及び供給側の一対の
   リールハブを内蔵したカセットから磁気テープをカセッ
   ト外部に引き出し、カセット外部に設置された磁気ヘッ
   ドを有する回転ドラムに所定角度巻き付けた態様で情報
   信号を記録再生する磁気記録再生装置において、前記態
   様で記録時とは異なる速度或いは方向の磁気テープ走行
   を行なう手段と、巻取り側リール駆動用モータと供給側
   リール駆動用モータと、巻取り側リール及び供給側リー
   ルそれぞれ別個に駆動させる手段と、巻取り側リール及
   び供給側リールそれぞれのリールの回転の異常低下或い
   は停止を検出する手段と、前記テープ走行時及び録画再
   生時に、上記検出手段により上記両リールのうちの何れ
   かのリールの回転の異常低下或いは停止が検出された際
   、上記磁気テープの走行を強制的に停止させて上記カセ
   ット外部に引き出されている上記磁気テープを前記カセ
   ット内に収納する指令のみを受け付けるか或いは該指令
   を強制的に発生させる手段とを有し、該指令及び上記検
   出手段結果に基づいて上記巻取り側リール駆動用モータ
   と上記供給側リール駆動用モータの何れかを選択して駆
   動させて上記カセット外部に引き出されている上記磁気
   テープを上記カセット内に収納するように構成したこと
   を特徴とする磁気記録再生装置。 ２、請求項１に記載の磁気記録再生装置において、前記
   磁気テープの走行方向が記録時とは逆方向で、前記検出
   手段により供給側リールの回転の異常低下或いは停止が
   検出された場合には、前記指令により、前記巻取り側リ
   ール駆動用モータが駆動されて前記カセット外部に引き
   出されている上記磁気テープを上記カセット内に収納す
   るように構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。 ３、請求項１又は２に記載の磁気記録再生装置において
   、前記磁気テープの走行方向が記録時と同方向で、前記
   検出手段により前記巻取り側リールの回転の異常低下或
   いは停止が検出された場合には、前記指令により、前記
   供給側リール駆動用モータが駆動されて前記カセット外
   部に引き出されている上記磁気テープを上記カセット内
   に収納するように構成したことを特徴とする磁気記録再
   生装置。 ４、請求項１、２又は３のいずれかに記載の磁気記録再
   生装置において、前記検出手段により前記両リール共に
   回転の異常低下或いは停止が検出されない状態で前記指
   令が受け付けられた場合には、上記両リールのうち、前
   記磁気テープを前記カセット外部に引き出す際に上記磁
   気テープを送り出したリールと同じリールの駆動用モー
   タが駆動されて上記カセット外部に引き出されている上
   記磁気テープを上記カセット内に収納するように構成し
   たことを特徴とする磁気記録装置。 ５、請求項１、２、３又は４のいずれかに記載の磁気記
   録再生装置において、前記巻取り側リール及び供給側リ
   ールそれぞれのリールの回転の異常低下或いは停止を検
   出する手段が、前記磁気テープの走行速度を検出する手
   段と、上記巻取り側リール及び上記供給側リールそれぞ
   れの回転速度に比例した周波数の信号を発生させる手段
   と、上記周波数信号を計数する計数器とから構成された
   ことを特徴とする磁気記録再生装置。 ６、請求項１、２、３又は４のいずれかに記載の磁気記
   録再生装置において、前記巻取り側リール及び前記供給
   側リールそれぞれのリールの回転の異常低下或いは停止
   を検出する手段が、上記巻取り側リール及び供給側リー
   ルそれぞれの回転速度に比例した周波数の信号を発生さ
   せる手段と、上記周波数信号を入力信号とするリトリガ
   ー可能な単安定マルチバイブレータとから構成されたこ
   とを特徴とする磁気記録再生装置。