JPS6363211B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自由度の大きい洗面カウンターの壁
面への取付け方法に関する。

従来、第１ａ図に示す如く一方エプロンタイプ
の洗面カウンター１を壁面２へ取付けるには、両
側の壁面２ａ，２ｂの間隔に合せて洗面カウンタ
ー１の横方向の長さを決め該洗面カウンター１と
壁面２ａ，２ｂとの間隙３には防水のためシーリ
ング材を詰めていた。この方法の欠点として。

現場ごとの部屋の大きさに合せ洗面カウンタ
ー１の長さを精度よく決め製作する必要があ
り、また現場で洗面カウンター１の両側面を壁
面２ａ，２ｂ間の寸法に合せて切断したり、削
つたりすることもありそのため大へんな手間を
要した。

上記した間隙３へシリコン樹脂等のシーリン
グ材で防水仕上げを施すため仕上り上見栄えが
よくない。

第１ｂ図に示す如く、洗面カウンター１の壁
面２への固定は、ブラケツト４を使用するため
該ブラケツト４を介して洗面カウンター１を保
持するに十分な強度の壁面２を必要とする他、
ブラケツト４による洗面カウンター１の水平レ
ベルの調整も難しかつた。

本発明は以上の欠点を解消したものであり以下
実施例に従い説明する。第２乃至４図は本発明の
洗面カウンター１の取付け手順を示す斜視図、第
５図は第４図に固定用木片１１を固定する締付け
ボルト１５、係止具１４等を加えた第４図のＡ−
Ａ断面図、第６図は完成した本発明のサイドキヤ
ビネツト１８、洗面カウンター１を示す斜視図、
第７ａ，７ｂ図はサイドボツクス８にアジヤスタ
ー１９ａ及びアジヤスター調整穴１９ｂを取付け
た斜視図である。

本発明に係るサイドボツクス８は、第２，３図
に示す如く、箱状の収納部５と、その上面の洗面
カウンター載置部６（以下載置部６と記す）と、
片側面８ａを立ち上げた側板７から構成される。
洗面カウンター１は、人造大理石、FRP、ステ
ンレス製等で一体成形されたもので洗面ボール９
を一体又は別体に構成してなる。まず建物の壁面
２ａ，２ｂ，２ｃに左右のサイドボツクス８の側
面８ａ，８ｂを押しつけて立脚し、洗面カウンタ
ー１を上方よりサイドボツクス８の載置部６へ載
置した後、壁面２ｃへ洗面カウンター１のバツク
ガード１０を押し付ける。次に第３，４，５図に
示す如くサイドボツクス８の横幅ｌと略同じ位置
で該サイドボツクス８の内側面８ｃの延長上の洗
面カウンター１の表面上へ、予めサイドガード１
２の片側面下辺に沿い２ケの固定用木片１１を固
定したサイドガード１２を立脚する。洗面カウン
ター１の表面とサイドガード１２の下面との接触
間隙に水が侵入しないように、第４，５図の如く
まずサイドガード１２と洗面カウンター１との間
にはゴム、独立発泡樹脂のパツキン等の防水シー
ル材１３を介在させる。サイドボツクス８の側板
７に木ネジで固定された〓形状の係止具１４の先
端１４ａを利用し、該先端１４ａを貫通した締付
けボルト１５を回すことにより固定用木片１１を
洗面カウンター１の表面に押える。この押圧動作
により固定用木片１１と一体に固定されたサイド
ガード１２ひいては防水シール材１３を洗面カウ
ンター１の表面に押圧することになり、上記の接
触間隙よりサイドボツクス８側へ水が侵入するの
を防止できる。上記の如くしてサイドボツクス８
及び洗面カウンター１を壁面２へ押し付け取り付
けた後、固定用木片１１、係止具１４、締付け用
ボルト１５等を隠すためサイドボツクス８の周囲
に前蓋板１６、またサイドガード１２の上面を覆
い上蓋板１７を埋め込みボルト、ナツト又はロー
ラーキヤツチ等にて取り付けサイドキヤビネツト
１８を構成する。

本発明の変形例を記すと、本発明でのサイドボ
ツクス８に載置される洗面カウンター１とは、洗
面ボール９のないカウターも含むものとする。ま
た前蓋板１６はサイドボツクス８と洗面カウンタ
ー１とを取り付ける前にあらかじめサイドボツク
ス８に固定しておくこと、その他前記した如く、
洗面カウンター１の両側にサイドキヤビネツト１
８を並脚するに限らず、片側に該サイドキヤビネ
ツト１８を取り付け他の側には従来使用していた
ブラケツト４を取り付け方法も可能である。更に
洗面カウンター１の水平レベルを出すには、サイ
ドボツクス８の下面へスペーサーを介入させる、
又は第７ａ，７ｂ図に示す如くサイドボツクス８
の底面８ｄの下面にアジヤスター１９ａを設け、
これに続くアジヤスター調整用穴１９ｂにドライ
バー１９ｃを差しこ込みアジヤスター１９ａの上
下を調整することにより可能となる。

本発明の効果を記すと、 サイドボツクスの幅寸法ｌ内で洗面カウンタ
ーの寸法調整が可能であるため、現場の部屋の
大きさに合せて精度よく洗面カウンターを製作
する必要がなく、予じめ数種類の長さの洗面カ
ウンターを用意することによりあらゆる建物の
開口サイズに納めることができる。

サイドボツクスを予め壁面にぴつたり押付け
て洗面カウンターをのせるため、洗面カウンタ
ーによる壁面の強度を考慮する必要がないう
え、サイドボツクス水平レベルを調整すること
により洗面カウンターの水平が保持でき、更に
外観上からも洗面カウンターを建物の間口にぴ
つたし施工できる。

洗面カウンターとサイドキヤビネツトの境に
サイドガードを設けたので、洗面ボールを使用
した時水が横に飛散してもサイドガードで止め
られクロス張り等の壁面であつても壁面の汚れ
傷みの心配はない。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は一方エプルンタイプの洗面カウンタ
ーの図、第１ｂ図は従来の洗面カウンターの取付
け方法を示す図、第２乃至４図は本発明の洗面カ
ウンターの取付け手順を示す斜視図、第５図は第
４図に固定用木片を固定する締付けボルト、係止
具等を加えた第４図のＡ−Ａ断面図、第６図は完
成した本発明のサイドキヤビネツト、洗面カウン
ターを示す斜視図、第７ａ，７ｂ図はサイドボツ
クスにアジヤスター及びアジヤスター調整穴を取
付けた斜視図である。 １……洗面カウンター、２，２ａ，２ｂ，２ｃ
……壁面、６……洗面カウンター載置部、８……
サイドボツクス、８ｃ……サイドボツクスの内側
面、１２……サイドガード、１６……前蓋板、１
７……上蓋板、１８……サイドキヤビネツト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 洗面カウンター載置部と片側面に立ち上げた
   側板とを有するサイドボツクスを壁面の両側又は
   片側に立脚し、該洗面カウンター載置部に洗面カ
   ウンターを載せ、サイドボツクスの略内側面を延
   長した位置に対応する洗面カウンターの表面上
   へ、板状のサイドガードを載置固定し、サイドボ
   ツクスの前蓋板を前記サイドガードの上端面まで
   延長して形成し、該サイドボツクスの側端部に立
   ち上げられた側板と前蓋板とサイドガードとで形
   成される空間の上端面側へ、上蓋板を設置してサ
   イドキヤビネツトを形成する洗面カウンターの壁
   面への取付け方法。