JPH0142609Y2 - - Google Patents

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JPH0142609Y2
JPH0142609Y2 JP6086984U JP6086984U JPH0142609Y2 JP H0142609 Y2 JPH0142609 Y2 JP H0142609Y2 JP 6086984 U JP6086984 U JP 6086984U JP 6086984 U JP6086984 U JP 6086984U JP H0142609 Y2 JPH0142609 Y2 JP H0142609Y2
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door frame
piece
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JP6086984U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は床パンとして用いられるバス床本体と
ドア枠との水切り構造に関するものである。
[背景技術] 従来、浴室に設置したバス床本体とドア枠との
水切りを行うには、モルタルなどをバス床本体と
ドア枠の下枠との間に充填していたが施工性が非
常に悪いという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、施工性が良くしかもバス床本体とドア枠の下
枠との間の寸法に誤差を生じたとしても支障のな
いバス床本体とドア枠との水切り構造を提供する
ことを目的とするものである。
[考案の開示] すなわち、本考案のバス床本体とドア枠との水
切り構造は、浴室内に設置したバス床本体1の周
縁部上面に水切り材4を取り付け、浴室の出入り
口開口縁に取り付けたドア枠29の下枠69の下
面に下方へ開口する凹溝70を全長に亘つて形成
し、上部に挿入片71が突設され下部にスライド
片72が下方へ延出されたドア枠下調整板30を
上記水切り材4と下枠69との間に配してドア枠
下調整板30の挿入片71を下枠69の凹溝70
内に挿入すると共にドア枠下調整板30のスライ
ド片72を水切り材4の上部に形成した上方開口
の挿入凹所41内に挿入して成るもので、ドア枠
下調整板30のスライド片72部分をバス床本体
1と下枠69間の高さ寸法に合わせて切断するこ
とによりドア枠下調整板30の上下巾を調節し、
そしてこのドア枠下調整板30をドア枠29の側
方より下枠69と水切り材4間にスライド挿入す
ることにより、上記目的を達成したものである。
以下本考案を第1図以下の実施例により詳述す
る。バス床本体1は硬質ポリ塩化ビニル樹脂や
FRPなどで形成され、第1図及び第3図に示す
ようにバス床本体1の周縁には中央の床面6に比
して一段高くなつた水平片2が水平方向に延出し
て形成してある。この水平片2は巾広に形成して
あつて、適宜切断してその巾を変えることができ
るものである。第6図に示すように床面6は排水
溝7部分が低くなるように周縁部から傾斜をつけ
てあり、また排水溝7もその略中央部ほど低くな
るように溝底には勾配が付けてあつて、排水溝7
の略中央部には排水口8が穿設してある。このバ
ス床本体1の水平片2下面には補強材10が取り
付けてあつて、バス床本体1を補強してある。各
補強材10は水平片2の床面6側に取り付けるも
ので、水平片2の周端部は補強材10が取り付け
られていない寸法調整部11となつている。補強
材10の下面には適宜位置にてアジヤスタボルト
12が取り付けてある。アジヤスタボルト12は
第2図、第6図に示すようにバス床本体1の浴槽
5設置用切欠部13側の補強材10下面に取り付
け、壁側の補強材10下面には床固定脚部14を
取り付けるようにするのが良い。図中4は水切り
受材15と防水巾木16とより成る水切り材であ
る。防水巾木16はポリ塩化ビニル樹脂などの合
成樹脂材で形成された長尺物で、第7図及び第8
図に示すように載置片17より立上り片18を立
上がらせて形成してある。立上り片18のうち外
立上り片18aの内面側には水返し用の小溝19
が複数本凹設してあり、また内立上り片18bの
上端部には防カビ剤入りの軟質ポリ塩化ビニル樹
脂などで形成された防水片20が上方へ延出して
ある。載置片17の上面には突台片21と嵌合片
22がそれぞれ突設してある。また、水切り受材
15は軟質ポリ塩化ビニル樹脂やアルミニウム材
などで形成されており、第9図及び第10図に示
すように固定片23の中央部上面より上方へ嵌合
部24を突出すると共に固定片23の一方端部上
面より受片25を上方へ突出して形成してある。
30はドア枠下調整板で、第11図に示すように
基板73の上端部に上水平片74を壁側へ突出す
ると共に基板73の略中央部より下水平片75を
壁側へ突出し、上水平片74に上方へ突出する挿
入片71を設けると共に基板73の下端よりスラ
イド片72を下方へ延出して形成してある。この
ドア枠下調整板30はスライド片72の下部を第
18図で示す一点鎖線の位置で切断することによ
りその上下巾を調整することができるものであ
る。図中29はドア枠で、浴室の出入り口開口部
76の内周縁に取り付けられており、ドア枠29
の下枠69には下方へ開口する凹溝70が全長に
亘つて形成してある。26はバス床本体1のコー
ナー部分に配するコーナージヨイントで、合成樹
脂材などで形成されており、第12図に示すよう
に一対の水切り材挿入部27,27が直交して設
けられている。28はコーナージヨイントに被せ
られるコーナーカバー、31は壁パネル、56は
布基礎、57は土台、58は柱、79は防水紙で
ある。
次に、浴槽5、バス床本体1の設置及びドア枠
29、壁パネル31の取付けについて説明する
と、まず初めに第14図に示すようにモルタルを
流して床下地32を形成すると共に排水パイプ3
3を所定位置に埋め込む。その際、床下地32に
水勾配を付けておくものである。次に、浴室内寸
法を測つてそれに合わせてバス床本体1の壁側の
水平片2を切断すると共に浴槽5の落とし込み寸
法に合わせて浴槽5側の水平片2を切断し、この
ようにして寸法が調整されたバス床本体1を浴室
内に搬入して床下地32のつか石77上に載設す
る。その際、床固定脚部14を先に床下地32に
降ろし、排水トラツプ34、バルブソケツト35
と排水パイプ33とを接合しながらバス床本体1
を設置し、アジヤスタボルト12を調節して水平
レベルを出すものである。水平レベルがでた後は
アジヤスタボルト12を固定してつか石77にモ
ルタルで固定する。次いで、第15図及び第16
図に示すようにバス床本体1のコーナー部にコー
ナージヨイント26を配してコーナージヨイント
26を接着剤などでバス床本体1に固着し、次い
で所定寸法(コーナージヨイント26,26間の
寸法)に切断した水切り受材15を壁面に沿つて
水平片2上の所定位置に載置して水切り受材15
の固定片23を水平片2にねじ39等で固着す
る。次いで、第8図に示したように防水巾木16
の下面に防水スポンジ37を貼着しておき、この
防水巾木16を水切り受材15の上側から押圧す
ることにより、嵌合部24を嵌合片22,22間
の被嵌合部40に挿入嵌合させて防水巾木16を
バス床本体1に固着すると共に、防水巾木16の
両端部をコーナージヨイント26の水切り材挿入
部27に挿入するのである。そして、防水巾木1
6とバス床本体1との間に防水パテ38を充填す
る。そして、壁側においては、第3図に示したよ
うに防水巾木16の内外立上り片18a,18b
間で形成される挿入凹所41内に上方より壁パネ
ル31の下端部を挿入して壁パネル31を防水紙
79で防水処理された壁下地42に取り付けるの
である。壁パネル31の表面には防水片20が弾
接することになつて水切りを良くしている。この
ようにすれば、水切り材4のバス床本体1への取
り付けが容易な上に、バス床本体1と水切り材4
間の間隙は防水パテ38で完全に塞がれることに
なり、防水性を向上することができるものであ
る。また、水切り材4の水切り受材15をバス床
本体1にねじ39で固着した後、防水巾木16を
水切り受材15に押圧して嵌合させることによ
り、水切り受材15は防水巾木16で上方から覆
われることになつて、ねじ39部分が外側から見
えることがない上に、ねじ39穴から水が漏れる
こともないものである。その後第17図に示すよ
うにコーナーカバー28をコーナージヨイント2
6に張り付けるものである。一方、浴室の出入り
口開口部76に取り付けられたドア枠29と水切
り材4との間には第5図に示すようにドア枠下調
整板30を挿入するものである。すなわち、第1
8図に示すようにドア枠29の下枠69と水切り
材4間の上下寸法に合わせてドア枠下調整板30
のスライド片72を切断すると共に、ドア枠29
の開口巾に合わせてドア枠下調整板30の長さを
切断し、このようにして寸法が調節されたドア枠
下調整板30の挿入片71を下枠69の凹溝70
内に挿入すると共にスライド片72を水切り材4
の挿入凹所41内に挿入し、第19図のようにド
ア枠29の側方からスライド挿入して水切り材4
とドア枠29との間に取り付けるものである。そ
の後、ドア枠29とドア枠下調整板30との隙間
に防水パテを充填する。次いで第20図に示すよ
うにドア枠29の縦枠に見切り本体78を取り付
け、上記壁パネル31とドア枠下調整板30の端
部の化粧を行うものである。このようにして、浴
室の壁下地42に壁パネル31やドア枠下調整板
30を取り付けた後、第2図、4図のように浴槽
5のエプロン36の下面に防水スポンジ37を貼
着した浴槽5をバス床本体1の切欠部13内に挿
入して床下地32上に据え付け、その後バス床本
体1の水平片2とエプロン36下面との間に防水
パテ38を充填するものである。
[考案の効果] 上記のように本考案は、浴室内に設置したバス
床本体の周縁部上面に水切り材を取り付け、浴室
の壁面に取り付けたドア枠の下枠の下面に下方へ
開口する凹溝を全長に亘つて形成し、ドア枠下調
整板を水切り材と下枠との間に配してドア枠下調
整板の挿入片を下枠の凹溝内に挿入すると共にド
ア枠下調整板のスライド片を水切り材の挿入凹所
内にスライド自在に挿入したので、ドア枠下調整
板をスライド挿入するだけでドア枠とバス床本体
との間に取り付けることができ、施工性が非常に
良いものであり、しかもドア枠下調整板のスライ
ド片をドア枠とバス床本体間の寸法に合わせて切
断することにより、ドア枠とバス床本体間の寸法
が現場で少々変わつたような場合でも支障なく対
応することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の分解斜視図、第2図
は同上の断面図、第3図は第2図のA部断面図、
第4図は第2図のB部断面図、第5図は同上の要
部断面図、第6図は同上のバス床本体の平面図、
第7図a,bは同上の防水巾木の側面図と一部切
欠正面図、第8図は同上の斜視図、第9図は水切
り受材の断面図、第10図は同上の一部切欠斜視
図、第11図a,bは同上のドア枠下調整板の側
面図と一部切欠正面図、第12図a,b,cは同
上のコーナージヨイントの斜視図、平面図、一部
破断断面図、第13図は同上のコーナーカバーの
斜視図、第14図は同上の施工法を示す斜視図、
第15図及び第16図a,b,cは同上の施工法
を示す説明図、第17図はコーナーカバーの取り
付けを示す説明図、第18図は同上のドア枠下調
整板の取り付けを示す説明図、第19図は同上の
断面図、第20図a,b,cは同上の要部斜視図
である。 1はバス床本体、2は水平片、4は水切り材、
5は浴槽、15は水切り受材、16は防水巾木、
26はコーナージヨイント、29はドア枠、30
はドア枠下調整板、31は壁パネル、41は挿入
凹所、69は下枠、70は凹溝、71は挿入片、
72はスライド片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浴室内に設置したバス床本体の周縁部上面に水
    切り材を取り付け、浴室の出入り口開口縁に取り
    付けたドア枠の下枠の下面に下方へ開口する凹溝
    を全長に亘つて形成し、上部に挿入片が突設され
    下部にスライド片が下方へ延出されたドア枠下調
    整板を上記水切り材と下枠との間に配してドア枠
    下調整板の挿入片を下枠の凹溝内に挿入すると共
    にドア枠下調整板のスライド片を水切り材の上部
    に形成した上方開口の挿入凹所内に挿入して成る
    バス床本体とドア枠との水切り構造。
JP6086984U 1984-04-25 1984-04-25 バス床本体とドア枠との水切り構造 Granted JPS60137074U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6086984U JPS60137074U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 バス床本体とドア枠との水切り構造

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JP6086984U JPS60137074U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 バス床本体とドア枠との水切り構造

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Publication Number Publication Date
JPS60137074U JPS60137074U (ja) 1985-09-11
JPH0142609Y2 true JPH0142609Y2 (ja) 1989-12-13

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JP6086984U Granted JPS60137074U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 バス床本体とドア枠との水切り構造

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