JPS636287B2 - - Google Patents
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- JPS636287B2 JPS636287B2 JP54157539A JP15753979A JPS636287B2 JP S636287 B2 JPS636287 B2 JP S636287B2 JP 54157539 A JP54157539 A JP 54157539A JP 15753979 A JP15753979 A JP 15753979A JP S636287 B2 JPS636287 B2 JP S636287B2
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- JP
- Japan
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- rolling
- tension
- plate thickness
- speed difference
- speed
- Prior art date
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 100
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、複数の圧延機にわたつて圧延される
圧延材の最終板厚を一定に制御する板厚制御に於
て、圧延機の上、下圧延ロールに速度差をつけて
圧延する場合に、第1に上、下圧延ロールの速度
差を変えることにより最終板厚を制御し、次に、
その上、下圧延ロールの速度差をある一定値以上
にしなければならないときは、ある一定値を越え
ない様に、前記圧延機と、その上流又は下流の圧
延機間の圧延材に掛かる張力を制御することによ
り最終板厚を制御する圧延機の制御方法に関する
ものである。
圧延材の最終板厚を一定に制御する板厚制御に於
て、圧延機の上、下圧延ロールに速度差をつけて
圧延する場合に、第1に上、下圧延ロールの速度
差を変えることにより最終板厚を制御し、次に、
その上、下圧延ロールの速度差をある一定値以上
にしなければならないときは、ある一定値を越え
ない様に、前記圧延機と、その上流又は下流の圧
延機間の圧延材に掛かる張力を制御することによ
り最終板厚を制御する圧延機の制御方法に関する
ものである。
従来、圧延機の上、下圧延ロールの速度は、同
一速度で廻るように制御されてきたが、近年、板
の形状の改善圧延パワーの減少等の目的から、
上、下圧延ロールの速度に速度差をつけて圧延す
る方法が用いられてきている。
一速度で廻るように制御されてきたが、近年、板
の形状の改善圧延パワーの減少等の目的から、
上、下圧延ロールの速度に速度差をつけて圧延す
る方法が用いられてきている。
この様に、圧延機の上、下圧延ロールに速度差
をつけて圧延する場合、上、下圧延ロールの速度
差を変化させることによつて圧延材の板厚制御を
行なうことが出来る。第1図に於て、圧延機の上
圧延ロール4の周速をv4、下圧延ロール3の周速
をv3、上、下圧延ロール4,3の圧延材の入側速
度をV3、出側速度をV4とすると圧延機の上、下
圧延ロールの速度としては次式(1),(2)が成立する
ように設定される。
をつけて圧延する場合、上、下圧延ロールの速度
差を変化させることによつて圧延材の板厚制御を
行なうことが出来る。第1図に於て、圧延機の上
圧延ロール4の周速をv4、下圧延ロール3の周速
をv3、上、下圧延ロール4,3の圧延材の入側速
度をV3、出側速度をV4とすると圧延機の上、下
圧延ロールの速度としては次式(1),(2)が成立する
ように設定される。
v3≒V3 ……(1)
v4≒V4 ……(2)
また、圧延材のマスフローは一定であるので、
上、下圧延ロール3,4の入側圧延材板厚をh3、
出側圧延材板厚をh4とすると、次式(3)が成り立
つ。
上、下圧延ロール3,4の入側圧延材板厚をh3、
出側圧延材板厚をh4とすると、次式(3)が成り立
つ。
h3/h4=V4/V3 ……(3)
(1),(2),(3)式より(4)式が成り立つ。
h4≒v3/v4・h3 ……(4)
従つて、上、下圧延ロール4,3の上記(4)式の
速度比によつて定まる速度差(以下単に速度差と
呼ぶ)を変化させることによつて、出側圧延材の
板厚を制御することが出来る。又、同一圧延材に
おいて圧延機の上、下圧延ロールの各速度に差が
ある場合と無い場合の圧延においては、圧延機間
の圧延材にかける張力の所望値には差があり、一
般的に上、下圧延ロールに速度差をつけて圧延す
る場合の張力は、差をつけない場合に比して大き
な張力がある方が望まれる。
速度比によつて定まる速度差(以下単に速度差と
呼ぶ)を変化させることによつて、出側圧延材の
板厚を制御することが出来る。又、同一圧延材に
おいて圧延機の上、下圧延ロールの各速度に差が
ある場合と無い場合の圧延においては、圧延機間
の圧延材にかける張力の所望値には差があり、一
般的に上、下圧延ロールに速度差をつけて圧延す
る場合の張力は、差をつけない場合に比して大き
な張力がある方が望まれる。
しかし、圧延中に圧延機の上、下圧延ロールの
速度差を変化させて、圧延材の最終板厚を制御す
る場合、変化させ得る速度差は、圧延機間の張力
によりある範囲内に限定されてしまう。このた
め、圧延機の入側と出側の板厚偏差が大きく、従
つて、圧延機の上、下圧延ロールの速度差を大き
く変化させねばならないときに、変化させ得る速
度差は圧延機間の張力によりある範囲内に限定さ
れてしまうので、充分に速度差を変化出来ず、最
終板厚を所期の値に制御出来ないこととなる。
速度差を変化させて、圧延材の最終板厚を制御す
る場合、変化させ得る速度差は、圧延機間の張力
によりある範囲内に限定されてしまう。このた
め、圧延機の入側と出側の板厚偏差が大きく、従
つて、圧延機の上、下圧延ロールの速度差を大き
く変化させねばならないときに、変化させ得る速
度差は圧延機間の張力によりある範囲内に限定さ
れてしまうので、充分に速度差を変化出来ず、最
終板厚を所期の値に制御出来ないこととなる。
本発明の目的は圧延機の上、下圧延ロールの速
度の速度差を変化させて圧延材の板厚制御を行な
う場合に、圧延機間の張力により許容される範囲
以上に上、下圧延ロールの速度差をつけなければ
ならないときには、上、下圧延ロールの速度差を
圧延機間の張力値によつて決まる上限値又は下限
値に維持しつつ上、下圧延ロールの速度を制御す
ると同時に補助的に圧延機間の張力値を変化させ
ることにより、制限値付近での張力制御の開始/
停止をスムーズにして初期の最終板厚を得ること
ができる圧延機の制御方法を提供することにあ
る。
度の速度差を変化させて圧延材の板厚制御を行な
う場合に、圧延機間の張力により許容される範囲
以上に上、下圧延ロールの速度差をつけなければ
ならないときには、上、下圧延ロールの速度差を
圧延機間の張力値によつて決まる上限値又は下限
値に維持しつつ上、下圧延ロールの速度を制御す
ると同時に補助的に圧延機間の張力値を変化させ
ることにより、制限値付近での張力制御の開始/
停止をスムーズにして初期の最終板厚を得ること
ができる圧延機の制御方法を提供することにあ
る。
以下図面を参照して、本発明を説明する。第1
図は、本発明の一実施例を示す系統図である。圧
延機の上圧延ロール4、下圧延ロール3はそれぞ
れ駆動電動機6,7により駆動されており、駆動
電動機6,7は速度制御装置8,9により制御さ
れている。速度制御装置8は、速度設定回路10
の出力と、張力制御回路13の出力である下圧延
ロール3に対する速度補正信号との和を速度基準
とし、駆動電動機6を制御している。速度制御装
置9は速度設定回路11の出力と、張力制御回路
13の出力である上圧延ロール4に対する速度補
正信号と、板厚制御出力制限回路19の出力であ
る速度差補正信号との和を速度基準とし、駆動電
動機7を制御している。厚み計16は、上、下圧
延ロール4,3の出側板厚を検出している。板厚
制御回路17は、板厚設定回路18により設定さ
れた板厚値と、厚み計16により検出された実際
の板厚との偏差に応じて、板厚補正信号を出力す
る。板厚補正信号は、実際の板厚の方が設定値よ
り大きいときは上圧延ロール4の速度を上げて板
厚を薄くする方向に出力され、実際板厚の方が設
定値より小さいときは、上圧延ロール4の速度を
下げて板厚を厚くする方向に出力される。板厚制
御出力制限回路19は、許容速度差設定回路20
の出力を、板厚制御出力制限範囲として入力し、
板厚制御回路17の出力である板厚補正信号が板
厚制御出力制限範囲内にあるときは、板厚補正信
号をそのまま速度差補正信号として出力し、もう
一つの出力である張力設定値修正出力は零とす
る。また、板厚制御回路17の出力である板厚補
正信号が、板厚制御出力制限範囲より大きいとき
は、板厚制御出力制限範囲の上限値を速度差補正
信号として出力し、板厚補正信号が、板厚制御出
力制限範囲の上限値を越えた分を、張力設定値修
正出力として出力する。また、板厚制御回路17
の出力である板厚補正信号が、板厚制御出力制限
範囲より小さいときは、板厚制御出力制限範囲の
下限値を、速度差補正信号として出力し、板厚補
正信号が板厚制御出力制限範囲の下限値を下回つ
た分を、張力設定値修正出力として出力する。こ
れにより、板厚制御回路17の出力である板厚補
正信号が、板厚制御出力制限範囲内にあるとき
は、速度差補正信号のみによつて、上圧延ロール
4の速度が変えられ、板厚制御が行なわれ、板厚
補正信号が、板厚制御出力制限範囲外のときは、
速度差補正信号は、板厚制御出力制限値で許され
る範囲の上限値又は下限値で上圧延ロール4の速
度を変え、つまり上、下圧延ロール4,3の速度
差を変えて板厚制御を行ない、速度差補正信号だ
けでは充分板厚制御を行なえない分を張力設定値
修正出力として出力し、これにより圧延機間の張
力を変更することにより板厚制御を行なつてい
る。
図は、本発明の一実施例を示す系統図である。圧
延機の上圧延ロール4、下圧延ロール3はそれぞ
れ駆動電動機6,7により駆動されており、駆動
電動機6,7は速度制御装置8,9により制御さ
れている。速度制御装置8は、速度設定回路10
の出力と、張力制御回路13の出力である下圧延
ロール3に対する速度補正信号との和を速度基準
とし、駆動電動機6を制御している。速度制御装
置9は速度設定回路11の出力と、張力制御回路
13の出力である上圧延ロール4に対する速度補
正信号と、板厚制御出力制限回路19の出力であ
る速度差補正信号との和を速度基準とし、駆動電
動機7を制御している。厚み計16は、上、下圧
延ロール4,3の出側板厚を検出している。板厚
制御回路17は、板厚設定回路18により設定さ
れた板厚値と、厚み計16により検出された実際
の板厚との偏差に応じて、板厚補正信号を出力す
る。板厚補正信号は、実際の板厚の方が設定値よ
り大きいときは上圧延ロール4の速度を上げて板
厚を薄くする方向に出力され、実際板厚の方が設
定値より小さいときは、上圧延ロール4の速度を
下げて板厚を厚くする方向に出力される。板厚制
御出力制限回路19は、許容速度差設定回路20
の出力を、板厚制御出力制限範囲として入力し、
板厚制御回路17の出力である板厚補正信号が板
厚制御出力制限範囲内にあるときは、板厚補正信
号をそのまま速度差補正信号として出力し、もう
一つの出力である張力設定値修正出力は零とす
る。また、板厚制御回路17の出力である板厚補
正信号が、板厚制御出力制限範囲より大きいとき
は、板厚制御出力制限範囲の上限値を速度差補正
信号として出力し、板厚補正信号が、板厚制御出
力制限範囲の上限値を越えた分を、張力設定値修
正出力として出力する。また、板厚制御回路17
の出力である板厚補正信号が、板厚制御出力制限
範囲より小さいときは、板厚制御出力制限範囲の
下限値を、速度差補正信号として出力し、板厚補
正信号が板厚制御出力制限範囲の下限値を下回つ
た分を、張力設定値修正出力として出力する。こ
れにより、板厚制御回路17の出力である板厚補
正信号が、板厚制御出力制限範囲内にあるとき
は、速度差補正信号のみによつて、上圧延ロール
4の速度が変えられ、板厚制御が行なわれ、板厚
補正信号が、板厚制御出力制限範囲外のときは、
速度差補正信号は、板厚制御出力制限値で許され
る範囲の上限値又は下限値で上圧延ロール4の速
度を変え、つまり上、下圧延ロール4,3の速度
差を変えて板厚制御を行ない、速度差補正信号だ
けでは充分板厚制御を行なえない分を張力設定値
修正出力として出力し、これにより圧延機間の張
力を変更することにより板厚制御を行なつてい
る。
張力計12は、圧延機1,2と圧延機3,4の
間の圧延材5の張力を検出している。板厚制御出
力制限回路19からの張力設定値修正出力は、張
力設定値修正回路14で積分されて、張力設定回
路15からの張力設定値と加算されて張力制御回
路13と許容速度差設定回路20に張力基準とし
て出力される。張力制御回路13では、張力計1
2からの実張力と張力基準との偏差に応じて上圧
延ロール4と下圧延ロール3の速度補正信号を出
力する。この速度補正信号は、速度設定回路1
0,11で定まる上、下圧延ロール4,3の速度
比に比例した速度差をもつて、上、下圧延ロール
4,3の速度を補正し、これにより圧延材5の張
力を変更する。
間の圧延材5の張力を検出している。板厚制御出
力制限回路19からの張力設定値修正出力は、張
力設定値修正回路14で積分されて、張力設定回
路15からの張力設定値と加算されて張力制御回
路13と許容速度差設定回路20に張力基準とし
て出力される。張力制御回路13では、張力計1
2からの実張力と張力基準との偏差に応じて上圧
延ロール4と下圧延ロール3の速度補正信号を出
力する。この速度補正信号は、速度設定回路1
0,11で定まる上、下圧延ロール4,3の速度
比に比例した速度差をもつて、上、下圧延ロール
4,3の速度を補正し、これにより圧延材5の張
力を変更する。
この場合、厚み計16で検出された実板厚が設
定板厚よりも大きく、且つ圧延機間の張力により
許容される以上に上、下圧延ロール4,3の速度
差をつけなければならないときは上、下圧延ロー
ル4,3の速度差を圧延機間の張力値によつて決
まる上限値に維持しつつ上、下圧延ロール4,3
の速度を上げて圧延材5の張力を上げ、また実板
厚が設定板厚よりも小さく、且つ圧延機間の張力
により許容される以上に上、下圧延ロール4,3
の速度差をつけなければならないときは上、下圧
延ロール4,3の速度差を圧延機間の張力値によ
つて決まる下限値に維持しつつ上、下圧延ロール
4,3の速度を下げて圧延材5の張力を下げる。
許容速度差設定回路20では、速度設定回路1
0,11より上、下圧延ロール4,3の設定速度
差を得、張力設定値修正回路14から得た張力基
準とから、上圧延ロール4の速度変動可能範囲を
板厚制御出力制限範囲として、板厚制御出力制限
回路19に出力する。
定板厚よりも大きく、且つ圧延機間の張力により
許容される以上に上、下圧延ロール4,3の速度
差をつけなければならないときは上、下圧延ロー
ル4,3の速度差を圧延機間の張力値によつて決
まる上限値に維持しつつ上、下圧延ロール4,3
の速度を上げて圧延材5の張力を上げ、また実板
厚が設定板厚よりも小さく、且つ圧延機間の張力
により許容される以上に上、下圧延ロール4,3
の速度差をつけなければならないときは上、下圧
延ロール4,3の速度差を圧延機間の張力値によ
つて決まる下限値に維持しつつ上、下圧延ロール
4,3の速度を下げて圧延材5の張力を下げる。
許容速度差設定回路20では、速度設定回路1
0,11より上、下圧延ロール4,3の設定速度
差を得、張力設定値修正回路14から得た張力基
準とから、上圧延ロール4の速度変動可能範囲を
板厚制御出力制限範囲として、板厚制御出力制限
回路19に出力する。
許容速度差設定回路20の具体的構成の一例を
第2図に示す。第2図において上、下圧延ロール
4,3の速度設定回路10,11の出力を速度差
検出器21に受け、上、下圧延ロール4,3の速
度設定値の差xを検出する。一方、張力設定値修
正回路14の出力である張力基準yを、関数発生
器22,23に受け、関数発生器22により、そ
の張力基準yでの上限速度差値y1、関数発生器2
3により、その張力基準yでの下限速度差値y2を
出力する。関数発生器22,23は、第3図に示
すように、入力信号である張力基準yが増加する
につれて、出力信号としてa又はbの曲線で示す
様に、上限速度差値y1又は、下限速度差値y2を出
力する。速度設定値の差xと上限速度差値y1とを
減算器24に受け、その差を板厚制御出力制限範
囲の上限値z1として出力する。また、速度設定値
の差xと下限速度差値y2とを減算器25に受け、
その差を板厚制御出力制限範囲の下限値z2として
出力する。この上限値z1と下限値z2との範囲が板
厚制御出力制限範囲となる。
第2図に示す。第2図において上、下圧延ロール
4,3の速度設定回路10,11の出力を速度差
検出器21に受け、上、下圧延ロール4,3の速
度設定値の差xを検出する。一方、張力設定値修
正回路14の出力である張力基準yを、関数発生
器22,23に受け、関数発生器22により、そ
の張力基準yでの上限速度差値y1、関数発生器2
3により、その張力基準yでの下限速度差値y2を
出力する。関数発生器22,23は、第3図に示
すように、入力信号である張力基準yが増加する
につれて、出力信号としてa又はbの曲線で示す
様に、上限速度差値y1又は、下限速度差値y2を出
力する。速度設定値の差xと上限速度差値y1とを
減算器24に受け、その差を板厚制御出力制限範
囲の上限値z1として出力する。また、速度設定値
の差xと下限速度差値y2とを減算器25に受け、
その差を板厚制御出力制限範囲の下限値z2として
出力する。この上限値z1と下限値z2との範囲が板
厚制御出力制限範囲となる。
板厚制御出力制限回路19の具体的構成の一例
を第4図に示す。板厚制御回路17の出力である
板厚補正信号v0を、上下限制限回路26とデツド
バンド回路27に受ける。上下限制限回路26で
は、板厚補正信号v0を入力信号とし、上下ロール
速度差制限範囲の上限値z1を上限、下限値z2を下
限として、速度制御装置9に速度差補正信号v4を
出力している。デツドバンド回路27では、板厚
補正信号v0を入力信号とし、板厚補正信号v0が上
下ロール速度差制限範囲内にあるときは零を出力
し、上限値z1を越えるときはv0−z1を出力し、下
限値z2を下回るときはv0−z2を出力し、張力設定
値修正出力Tとして、張力設定値修正回路に与え
る。第5図aは上記、上下限制御回路26の入出
力の関係を示したもの、第5図bは上記、デツド
バンド回路27の入出力の関係を示したものであ
る。
を第4図に示す。板厚制御回路17の出力である
板厚補正信号v0を、上下限制限回路26とデツド
バンド回路27に受ける。上下限制限回路26で
は、板厚補正信号v0を入力信号とし、上下ロール
速度差制限範囲の上限値z1を上限、下限値z2を下
限として、速度制御装置9に速度差補正信号v4を
出力している。デツドバンド回路27では、板厚
補正信号v0を入力信号とし、板厚補正信号v0が上
下ロール速度差制限範囲内にあるときは零を出力
し、上限値z1を越えるときはv0−z1を出力し、下
限値z2を下回るときはv0−z2を出力し、張力設定
値修正出力Tとして、張力設定値修正回路に与え
る。第5図aは上記、上下限制御回路26の入出
力の関係を示したもの、第5図bは上記、デツド
バンド回路27の入出力の関係を示したものであ
る。
以上説明した様に、本発明によれば、複数の圧
延機で圧延材を圧延する連続圧延設備において、
圧延機の上、下圧延ロールの速度の速度差を変化
させて圧延材の板厚制御を行なう場合に、圧延機
間の張力により許容される範囲以上に上、下圧延
ロールの速度差をつけねばならないときには上、
下圧延ロールの速度差を圧延機間の張力値によつ
て決まる上限値又は下限値に維持しつつ上、下圧
延ロールの速度を制御すると同時に補助的に圧延
機間の張力値を変化させることにより、制限値付
近での張力制御の開始/停止をスムーズにして所
期の最終板厚を得る圧延機の制御方法を得ること
が出来る。
延機で圧延材を圧延する連続圧延設備において、
圧延機の上、下圧延ロールの速度の速度差を変化
させて圧延材の板厚制御を行なう場合に、圧延機
間の張力により許容される範囲以上に上、下圧延
ロールの速度差をつけねばならないときには上、
下圧延ロールの速度差を圧延機間の張力値によつ
て決まる上限値又は下限値に維持しつつ上、下圧
延ロールの速度を制御すると同時に補助的に圧延
機間の張力値を変化させることにより、制限値付
近での張力制御の開始/停止をスムーズにして所
期の最終板厚を得る圧延機の制御方法を得ること
が出来る。
第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2
図は第1図の許容速度差設定回路の具体的構成の
一例を示す図、第3図は第2図における関数発生
器の特性の一例を示す図、第4図は第1図の板厚
制御制限回路の具体的構成の一例を示す図、第5
図a,bは第4図の回路26,27のそれぞれの
特性を示した図である。 1,3……下圧延ロール、2,4……上圧延ロ
ール、5……圧延材、6,7……駆動電動機、
8,9……速度制御装置、10,11……速度設
定回路、12……張力計、13……張力制御回
路、14……張力設定値修正回路、15……張力
設定回路、16……厚み計、17……板厚制御回
路、18……板厚設定回路、19……板厚制御出
力制限回路、20……許容速度差設定回路、21
……速度差検出器、22,23……関数発生器、
24,25……減算器、26……上下限制限回
路、27……デツドバンド回路。
図は第1図の許容速度差設定回路の具体的構成の
一例を示す図、第3図は第2図における関数発生
器の特性の一例を示す図、第4図は第1図の板厚
制御制限回路の具体的構成の一例を示す図、第5
図a,bは第4図の回路26,27のそれぞれの
特性を示した図である。 1,3……下圧延ロール、2,4……上圧延ロ
ール、5……圧延材、6,7……駆動電動機、
8,9……速度制御装置、10,11……速度設
定回路、12……張力計、13……張力制御回
路、14……張力設定値修正回路、15……張力
設定回路、16……厚み計、17……板厚制御回
路、18……板厚設定回路、19……板厚制御出
力制限回路、20……許容速度差設定回路、21
……速度差検出器、22,23……関数発生器、
24,25……減算器、26……上下限制限回
路、27……デツドバンド回路。
Claims (1)
- 1 上流圧延機から搬送される被圧延材を下流圧
延機で更に所定の板厚に圧延するために、前記下
流圧延機の上下圧延ロールにこの上下圧延ロール
の速度比によつて定まる速度差を持たせて制御し
得るようにすると共に前記圧延機間の張力をも制
御し得るようにした圧延機において、前記下流圧
延機の出側板厚と設定板厚との偏差が所定値以下
でその時の上下圧延ロールの速度差として圧延機
間の張力により許容される範囲内にあれば、上下
圧延ロールの速度比によつて定まる速度差を変化
させて圧延材の板厚を制御し、前記偏差が所定値
以上でその時の上下圧延ロールの速度差として圧
延機間の張力により許容される範囲以上にあれ
ば、速度差を圧延機間の張力値によつて決まる上
限値又は下限値に維持しつつ上下圧延ロールの速
度を制御すると同時に補助的に圧延機間の張力を
変えて圧延材の板厚を制御するようにしたことを
特徴とする圧延機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15753979A JPS5680311A (en) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | Controlling method for rolling mill |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15753979A JPS5680311A (en) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | Controlling method for rolling mill |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5680311A JPS5680311A (en) | 1981-07-01 |
JPS636287B2 true JPS636287B2 (ja) | 1988-02-09 |
Family
ID=15651883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15753979A Granted JPS5680311A (en) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | Controlling method for rolling mill |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5680311A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS609511A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-18 | Hitachi Ltd | 圧延機における寸法制御方法 |
JPS60145215A (ja) * | 1984-01-05 | 1985-07-31 | Hitachi Ltd | 異速圧延の板厚制御方法 |
JP5278150B2 (ja) * | 2009-05-01 | 2013-09-04 | 新日鐵住金株式会社 | 板圧延機およびその制御方法 |
-
1979
- 1979-12-05 JP JP15753979A patent/JPS5680311A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5680311A (en) | 1981-07-01 |
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