JPH0787936B2 - 連続圧延機のル−パ制御装置 - Google Patents
連続圧延機のル−パ制御装置Info
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- JPH0787936B2 JPH0787936B2 JP62204557A JP20455787A JPH0787936B2 JP H0787936 B2 JPH0787936 B2 JP H0787936B2 JP 62204557 A JP62204557 A JP 62204557A JP 20455787 A JP20455787 A JP 20455787A JP H0787936 B2 JPH0787936 B2 JP H0787936B2
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Description
を検出して得られるルーパ高さ検出値をルーパ高さ目標
値に追随させるようにルーパ駆動用電動機を速度制御す
るルーパ高さ制御系と、ルーパロールの下面に設置した
荷重計の出力に基づいて演算したスタンド間の張力検出
値を張力目標値に追随させるように主機駆動用電動機を
速度制御する張力制御系とを備えた連続圧延機のルーパ
制御装置に関するものである。
構成を、圧延系統と併せて示したブロック図である。同
図において、隣接するiスタンドおよびi+1スタンド
の各圧延ロール1によって被圧延材2が連続的に圧延さ
れる。これらのスタンド間には、被圧延材2の下面に接
触するルーパロール3、このルーパロール3を回動自在
に支持するルーパアーム4、水平線に対するルーパアー
ム4の角度θを変えることのできるルーパ駆動用電動機
13でなる、いわゆる、電動ルーパが設けられている。こ
の場合、圧延ロール1を駆動する主機駆動用電動機11が
それぞれ速度制御装置14によって速度制御されるが、こ
のとき、スタンド間の材料張力およびループ量を目標値
に一致させる必要がある。
出力と、ルーパロール3の軸に取付けられた加速度計6
の出力とに基づいて、張力検出器15が材料張力を演算検
出すると、張力制御装置19が張力検出値を張力目標値に
追随させるような速度基準をiスタンドの速度制御装置
14に与えて主機駆動用電動機11を速度制御する一方、ル
ーパ駆動用電動機13に結合したパルスジェネレータ12の
出力パルスの周波数に基づいて、位置検出器17がルーパ
角度θに対応したルーパ高さ(以下、ルーパ高さθとい
う)を演算検出すると、ルーパ高さ制御装置18がルーパ
高さ検出値をルーパ高さ目標値に追随させるような速度
基準を速度制御装置16に与えてルーパ駆動用電動機13の
速度を制御するようになっている。
は、荷重計5および加速度計6の出力に基づいて張力を
演算検出しているため、ルーパロール3が被圧延材2に
接触している限り実際の材料張力を検出することができ
るが、スキッドマーク等の外乱が発生したり、過大な制
御入力偏差が生じたりして、ルーパロール3が被圧延材
2から離れる、いわゆる、板離れが発生すると、被圧延
材2は無張力状態に陥ると共に、張力制御状態が不安定
になる他、張力制御を中断しなければならなくなるとい
う問題点があった。
で、被圧延材がルーパロールから離れるような急激な張
力変動が発生した場合でも、安定した張力制御を継続す
ることのできる連続圧延機のルーパ制御装置を得ること
を目的とする。
を検出して得られるルーパ高さ検出値をルーパ高さ目標
値に追随させるようにルーパ駆動用電動機を速度制御す
るルーパ高さ制御系と、ルーパロールの下面に設置した
荷重計の出力に基づいて演算したスタンド間の張力検出
値を張力目標値に追随させるように主機駆動用電動機を
速度制御する張力制御系とを備えた熱間連続圧延機のル
ーパ制御装置において、スタンド間材料の前記ルーパロ
ールからの板離れを検出する板離れ検出手段と、この板
離れ検出手段が板離れ検出したとき、スタンド間材料の
ループを小さくするような速度補正信号またはゲイン補
正信号を前記張力制御系に加える主機速度補正手段とを
備えたことを特徴とするものである。
り、ルーパロール3の下面に設置された荷重計5の検出
荷重PTと、被圧延材2の材料張力TSの鉛直方向成分P
Sと、ルーパ高さθとの間に次式の関係が成立する。
4(θ)は第4図に示すルーパ設備の幾何学関係に基づ
いてルーパ高さの検出値を変数として、それぞれPLM、P
LG、PM、PGの鉛直方向成分を演算するための変換関数で
ある。
れる。
成分PSを求めると、 PS=PT−PLM・f1(θ)−PLG・f2(θ) −PM・f3(θ)+PG・f4(θ) …(4) となる。
ある。
れる材料の鉛直方向成分PSと、加速度計6によって検出
されるルーパロールの加速度Gとをそれぞれ(4)、
(5)式に代入してスタンド間の材料張力TSを演算検出
している。
項の材料重量分慣性荷重に基づく検出荷重成分PM・f
3(θ)、および、第5項の材料重量分荷重に基づく検
出荷重成分PG・f4(θ)が共に零となり、演算検出され
る材料張力TSも検出荷重PTの減少分だけ小さくなる。
に減少し、しかも、上記(1)式の第4項、第5項の大
きさに対応して、材料張力TSが変化することになる。
板離れを検出し、さらに、この板離れを検出したとき、
主機速度補正手段がスタンド間材料のループを小さくす
るような速度補正信号またはゲイン補正信号を張力制御
系に与えているので、被圧延材がルーパロールから離れ
るような急激な張力変動が発生した場合でも、安定した
張力制御を継続することができる。
あり、図中、第5図と同一の符号を付したものはそれぞ
れ同一の要素を示している。そして、張力検出器15によ
って演算検出された張力検出値に基づいて被圧延材2の
板離れを検出する板離れ検出器20と、この板離れ検出器
20が板離れを検出したとき、速度制御装置14にスタンド
間ループを小さくするような速度補正信号を与える主機
速度補正器21とを付加した点が第5図と異なっている。
詳細な構成を示すブロック図である。ここで、板離れ検
出器20は検出張力の時間変化分を求め、その値が所定値
を超えたとき、「H」の信号を発生する張力変化チェッ
ク回路31と、張力検出値が一定値以下になったとき
「H」の信号を発生する張力量チェック回路32と、この
両チェック回路出力の論理積をとって板離れ検出信号を
出力する板離れ判断回路33とで構成されている。また、
主機速度補正器21は速度補正する場合の時間に対する変
化分、すなわち、速度補正レートを設定するレート設定
器34と、板離れ判断回路33から板離れ信号が出力された
とき、レート設定器34で設定されたレートに従って上流
側のiスタンドの速度制御装置14に対して主機速度補正
信号を加えるレート回路35とで構成されている。
装置と異なる点を中心にて、第3図をも参照して以下に
説明する。
生していないとき、張力制御装置19は、張力検出器15の
張力検出値と張力目標値との偏差を零にするような速度
基準を発生して速度制御装置14に与え、速度制御装置14
がこの速度基準に従って主機駆動用電動機11を速度制御
する。このとき、検出張力は第3図に示すように目標張
力を中心にして上下に変化している。
力の変化分が所定値を超え、且、その大きさが所定値以
下に降下すると、張力変化チェック回路31および張力量
チェック回路32の両方が「H」の信号を発生するので、
板離れ判断回路33がこれらの信号の論理積をとり、
「H」の板離れ検出信号を発生する。
た、適切な速度補正レートが設定されており、板離れ判
断回路33の板離れ検出信号がレート回路35に加えられる
と、このレート回路35は、第3図に示すように、設定さ
れたレートで変化するような主機速度補正信号を速度制
御装置14に与えて主機駆動用電動機11の速度を補正す
る、この結果、被圧延材2は速やかにルーパロール3に
接触し、時刻t2にて、張力検出器15の検出張力が元にも
どり、板離れ判断回路33の板離れ検出信号も「L」に復
帰するが、レート回路35はこの時の出力状態を保持する
ので、これ以後、速度制御装置14はその分だけ速度基準
を補正して主機駆動用電動機11を制御する。
乱により被圧延材2がルーパロール3から離れた場合で
も主機速度を速やかに補正するので、過大なループの発
生を防止することができ、ミスロールのない安定したル
ーパ制御ができる。
レートに従ってランプ状に変化させているが、レート設
定器34を除去し、レート回路35が板離れ信号を積分して
主機速度補正信号を出力するように構成しても、上述し
たと略同様な制御が可能である。
き、レート回路35がその時の主機速度補正信号を保持し
ているが、この代わり、張力制御系の応答より遅いレー
トで主機速度補正信号を零にしてもよい。
て主機速度を補正したが、この代わりに、張力制御系の
ゲインを変更するようにしても、上述したと同様な制御
を行うことができる。
板離れを検出したとき、スタンド間材料のループを小さ
くするような速度補正信号またはゲイン補正信号を張力
制御系に与えているので、被圧延材がルーパロールから
離れるような急激な張力変動が発生した場合でも、安定
した張力制御を継続することができるという効果があ
る。
第2図は同実施例の主要素の詳細な構成を示すブロック
図、第3図は同実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャート、第4図はこの発明の原理を説明するための説明
図、第5図は従来の連続圧延機のルーパ制御装置の構成
を示すブロック図である。 3……ルーパロール、4……ルーパアーム、5……荷重
計、6……加速度計、11……主機駆動用電動機、13……
ルーパ駆動用電動機、14,16……速度制御装置、15……
張力検出器、18……ルーパ高さ制御装置、19……張力制
御装置、20……板離れ検出器、21……主機速度補正器。
Claims (1)
- 【請求項1】スタンド間に設置された電動ルーパの高さ
を検出して得られるルーパ高さ検出値をルーパ高さ目標
値に追随させるようにルーパ駆動用電動機を速度制御す
るルーパ高さ制御系と、ルーパロールの下面に設置した
荷重計の出力に基づいて演算したスタンド間の張力検出
値を張力目標値に追随させるように主機駆動用電動機を
速度制御する張力制御系とを備えた熱間連続圧延機のル
ーパ制御装置において、スタンド間材料の前記ルーパロ
ールからの板離れを検出する板離れ検出手段と、この板
離れ検出手段が板離れを検出したとき、スタンド間材料
のループを小さくするような速度補正信号またはゲイン
補正信号を前記張力制御系に加える主機速度補正手段と
を備えたことを特徴とする連続圧延機のルーパ制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62204557A JPH0787936B2 (ja) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | 連続圧延機のル−パ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62204557A JPH0787936B2 (ja) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | 連続圧延機のル−パ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6448616A JPS6448616A (en) | 1989-02-23 |
JPH0787936B2 true JPH0787936B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=16492454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62204557A Expired - Fee Related JPH0787936B2 (ja) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | 連続圧延機のル−パ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787936B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07122320A (ja) * | 1993-10-21 | 1995-05-12 | Nec Corp | ヒートシールコネクタ |
JP5098903B2 (ja) * | 2008-09-02 | 2012-12-12 | 住友金属工業株式会社 | 接触判定方法及び接触判定装置、ルーパ制御方法及びルーパ制御装置、並びに、熱延鋼板の製造方法及び熱延鋼板の製造装置 |
-
1987
- 1987-08-18 JP JP62204557A patent/JPH0787936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6448616A (en) | 1989-02-23 |
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