JP5098903B2 - 接触判定方法及び接触判定装置、ルーパ制御方法及びルーパ制御装置、並びに、熱延鋼板の製造方法及び熱延鋼板の製造装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の接触判定方法を適用可能な仕上圧延機9の形態例を示す図である。本発明の理解を容易にするため、図1では、ルーパロール3と接触していない圧延材1を実線で示し、ルーパロール3と接触している仮想的な圧延材1’を点線で示している。また、図1では、仕上圧延機9の一部のみを示している。
図2は、本発明の接触判定装置8によって圧延材1との接触/非接触を判定されるルーパロール3、を備える仕上圧延機9の形態例を示す図である。図2において、図1と同様の構成を採るものには、図1で使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。また、本発明の理解を容易にするため、図2においても、ルーパロール3と接触していない圧延材1を実線で示し、ルーパロール3と接触している仮想的な圧延材1’を点線で示している。図2では、仕上圧延機9の一部のみを示している。
図3は、本発明のルーパ制御方法に含まれる工程の流れを示すフローチャートである。図4は、本発明のルーパ制御方法が適用される仕上圧延機9を具備する熱延鋼板の製造装置10の形態例を示す概念図である。図4では、熱延鋼板の製造装置10の一部のみを示している。図4において、図1と同様の構成を採るものには、図1で使用した符号と同符号を付し、その説明を適宜省略する。また、本発明の理解を容易にするため、図4においても、ルーパロール3と接触していない圧延材1を実線で示し、ルーパロール3と接触している仮想的な圧延材1’を点線で示す。
工程S11は、測定機器4を用いて実測された圧延材1と測定機器4との距離Lact、及び、上記式(7)又は上記式(10)を用いて算出された仮想的な圧延材1’と測定機器4との距離Lcalとの差を用いて、圧延材1とルーパロール3との接触/非接触を判定する工程である。Lcal−Lact>0であれば、圧延材1とルーパロール3とは接触していないと判定され、Lcal−Lact=0であれば、圧延材1とルーパロール3とが接触していると判定される。
工程S12は、上記工程S11で圧延材1とルーパロール3とが非接触であると判定された場合に、圧延材1とルーパロール3とを接触させるように、スタンド2a、スタンド2b、及び/又は、ルーパロール3の動作を制御する工程である。すなわち、工程S12は、Lcal−Lact>0であることにより上記工程S11で圧延材1とルーパロール3とが接触していないと判断された場合に、スタンド2aを通過する圧延材1の速度、スタンド2bを通過する圧延材1の速度、及び、ルーパロール3の位置からなる群より選択される1又は2以上を変更して、圧延材1とルーパロール3とを接触させるべく、スタンド2a、スタンド2b、及び/又は、ルーパロール3の動作を制御する工程である。例えば、ルーパロール3の位置を変更しない場合、すなわち、装置7に対する動作指令を変更しない場合には、スタンド2bを通過する圧延材1の速度を変更しないままスタンド2aを通過する圧延材1の速度を遅くする形態、スタンド2aを通過する圧延材1の速度を変更しないままスタンド2bを通過する圧延材1の速度を速くする形態、スタンド2aを通過する圧延材1の速度を遅くし、且つ、スタンド2bを通過する圧延材1の速度を速くする形態、のいずれかとすることができる。これに対し、スタンド2aを通過する圧延材1の速度、及び、スタンド2bを通過する圧延材1の速度を変更しない場合、すなわち、装置5及び装置6に対する動作指令を変更しない場合には、ルーパロール3を上昇させることにより、圧延材1とルーパロール3とを接触させることが可能になる。ここで、スタンド2aを通過する圧延材1の速度を遅くする場合には、ルーパ制御装置8から装置5へ向けて、スタンド2aにおけるワークロールの回転速度を遅くさせるような動作指令を出力すればよい。さらに、スタンド2bを通過する圧延材1の速度を速くする場合には、ルーパ制御装置8から装置6へ向けて、スタンド2bにおけるワークロールの回転速度を速くさせるような動作指令を出力すればよい。加えて、ルーパロール3を上昇させる場合には、ルーパ制御装置8から装置7へ向けて、ルーパ角度θを増大させることによりルーパロール3を上昇させるような動作指令を出力すればよい。
本発明のルーパ制御装置8を備える製造装置10の形態例を記載した図4を参照しつつ、本発明のルーパ制御装置8について説明する。装置5、装置6、及び、装置7と信号を送受信可能な形態で配置されたルーパ制御装置8は、圧延材1とルーパロール3との接触/非接触を判定する判定手段として機能するCPU8b、及び、当該CPU8bに対する記憶装置を有している。CPU8bは、マイクロプロセッサユニット及びその動作に必要な各種周辺回路を組み合わせて構成され、CPU8bに対する記憶装置は、例えば、圧延材1とルーパロール3との接触/非接触を判定する際に必要なプログラムや各種データ等(Da、Dh、γ、ld、lr、ly、xa、xb、Δla、Δlb、X1、L1、X2、及び、L2の値や、上記式(1)〜式(10)等)を記憶するROM8c、及び、CPU8bの作業領域として機能するRAM8d等を組み合わせて構成される。当該構成に加えて、さらに、CPU8bが、ROM8cに記憶されたソフトウエアと組み合わされることにより、本発明のルーパ制御装置8が機能する。
5.1.第1実施形態
第1実施形態にかかる本発明の熱延鋼板の製造方法は、上記本発明のルーパ制御方法によってルーパ制御を行う制御工程を経て、熱延鋼板を製造する方法である。制御工程の形態は、上記工程S12と同様にすることができる。上述のように、本発明のルーパ制御方法によれば、荷重計や張力計算式を用いない場合であっても、圧延中及び圧延材先端の噛みこみ時における圧延材とルーパロールとの接触/非接触を判定し、その判定結果に基づいてルーパ制御を行うことができる。したがって、本発明によれば、荷重計や張力計算式を用いない場合であっても、圧延中及び圧延材先端の噛みこみ時における圧延材とルーパロールとの接触/非接触を判定し、その判定結果に基づいてルーパ制御を行う過程を経て熱延鋼板を製造することが可能な、熱延鋼板の製造方法を提供することができる。
図5は、第2実施形態にかかる本発明の熱延鋼板の製造方法(以下において「第2実施形態にかかる製造方法」ということがある。)に含まれる工程の流れを示すフローチャートである。以下、図4及び図5を参照しつつ、第2実施形態にかかる製造方法について説明する。
工程S21は、スタンド2a及びスタンド2bの間に設けられた測定機器4により物理量を測定する工程である。工程S21で測定される物理量は、熱延鋼板1と測定機器4との距離Lactが含まれていれば特に限定されるものではない。距離Lact以外に測定され得る物理量の具体例としては、熱延鋼板1の平坦度、蛇行量、板幅、及び、板厚等を挙げることができる。
工程S22は、上記工程S21で測定された物理量に基づいて仕上圧延機9の動作制御を行う工程である。上記工程S21で熱延鋼板1の平坦度が測定されている場合には、熱延鋼板1の平坦度を向上させるように複数のスタンドの動作を制御する工程とすることができる。また、上記工程S21で熱延鋼板1の蛇行量が測定されている場合には、熱延鋼板1の蛇行量を低減させるように複数のスタンドの動作を制御する工程とすることができる。また、上記工程S21で熱延鋼板1の板幅や板厚が測定されている場合には、製品品質を充足させるべく、複数のスタンドを介して付与される熱延鋼板1の圧下量や熱延鋼板1の張力を最適化するように、複数のスタンドの動作を制御する工程とすることができる。また、工程S22には、動作制御工程S24が含まれる。工程S24については後述する。
工程S23は、複数のスタンド間に具備された冷却装置11、11から熱延鋼板1へ向けて冷却水を出射することにより、熱延鋼板1を冷却する工程である。工程S23には、熱延鋼板1の温度を測定する測温工程(工程S25)と、工程S25によって測定された温度に関する情報を用いて、冷却装置11、11から出射される冷却水の量を制御する冷却制御工程(工程S26)と、が含まれる。工程S26は、例えば、図示されていない測温センサによって測定されてルーパ制御装置8へと送られた温度情報を用いて、CPU8bにより冷却装置11、11の動作制御形態を決定し、決定された動作制御形態に関する情報を、CPU8bから冷却装置11、11へと出力する過程を通じて、冷却装置11、11から出射される冷却水の量を制御する工程、とすることができる。
工程S24は、上記工程S22に含まれる工程である。具体的には、冷却水の出射が禁止されている間に測定機器4を用いて実測された熱延鋼板1と測定機器4との距離Lact、及び、仮想的な熱延鋼板1’と測定機器4との距離Lcal、の差を用いて、熱延鋼板1とルーパロール3との接触/非接触を判定し、Lcal−Lact>0であることにより熱延鋼板1とルーパロール3とが非接触であると判定された場合に、熱延鋼板1とルーパロール3とを接触させるように、スタンド2a、スタンド2b、及び/又は、ルーパロール3の動作を制御する工程である。熱延鋼板1とルーパロール3とを接触させるように、仕上圧延機9の動作を制御する方法としては、スタンド2bを通過する熱延鋼板1の速度を変更しないままスタンド2aを通過する熱延鋼板1の速度を遅くする形態、スタンド2aを通過する熱延鋼板1の速度を変更しないままスタンド2bを通過する熱延鋼板1の速度を速くする形態、スタンド2aを通過する熱延鋼板1の速度を遅くし、且つ、スタンド2bを通過する熱延鋼板1の速度を速くする形態、及び、ルーパロール3を上昇させて熱延鋼板1とルーパロール3とを接触させる形態、を挙げることができる。
図4を参照しつつ、本発明の熱延鋼板の製造装置10(以下において、「本発明の製造装置10」ということがある。)について説明する。上述のように、本発明の製造装置10には、本発明のルーパ制御装置8が備えられている。そのため、本発明の製造装置10によれば、本発明のルーパ制御方法を行う過程を経て、熱延鋼板1を製造することができる。本発明のルーパ制御方法によれば、荷重計や張力計算式を用いない場合であっても、Lcal−Lactの値を用いて熱延鋼板1とルーパロール3との接触/非接触を判定することができ、圧延中及び圧延材先端の噛みこみ時における熱延鋼板1とルーパロールとの接触/非接触の判定結果に基づいてルーパ制御を行うことができる。したがって、本発明によれば、荷重計や張力計算式を用いない場合であっても、適切にルーパ制御を行いながら熱延鋼板を製造することにより、熱延鋼板を安定して製造することが可能な、熱延鋼板の製造装置を提供することができる。
1’…仮想的な圧延材(仮想的な熱延鋼板)
2a…スタンド
2b…スタンド
3…ルーパロール
3x…アーム部
4…測定機器
5…装置
6…装置
7…装置
8…接触判定装置(ルーパ制御装置、制御装置)
8b…判定手段(ルーパ制御手段)
9…仕上圧延機
10…熱延鋼板の製造装置
11…冷却装置
Claims (25)
- 圧延材と該圧延材に接触すべきルーパロールとの接触/非接触を判定する方法であって、
前記ルーパロールは複数のスタンドの間に配置されるとともに、距離を測定可能な測定機器が前記複数のスタンドの間に配置され、
前記測定機器を用いて実測された前記圧延材と前記測定機器との距離Lact、及び、前記ルーパロールに隣接する一対のスタンドへ噛み込み、かつ、該一対のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な圧延材と前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記圧延材と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定することを特徴とする、接触判定方法。 - 前記仮想的な圧延材、前記ルーパロール、前記複数のスタンド、及び、前記測定機器の相対的な配置によって特定される幾何学的情報を用いて、前記距離Lcalが算出されることを特徴とする、請求項1に記載の接触判定方法。
- 前記ルーパロールが、回動するアーム部に連結され、
水平面に対する前記アーム部の角度が、前記幾何学的情報に含まれることを特徴とする、請求項2に記載の接触判定方法。 - 前記測定機器が、前記圧延材の蛇行を測定する蛇行計、前記圧延材の形状を測定する形状計、及び、前記圧延材の幅を測定する幅計からなる群より選択される1又は2以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の接触判定方法。
- 圧延材と該圧延材に接触すべきルーパロールとの接触/非接触を判定する装置であって、
前記ルーパロールは複数のスタンドの間に配置されるとともに、距離を測定可能な測定機器が前記複数のスタンドの間に配置され、
前記測定機器を用いて実測された前記圧延材と前記測定機器との距離Lact、及び、前記ルーパロールに隣接する一対のスタンドへ噛み込み、かつ、該一対のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な圧延材と前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記圧延材と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定する判定手段、を有することを特徴とする、接触判定装置。 - 前記仮想的な圧延材、前記ルーパロール、前記複数のスタンド、及び、前記測定機器の相対的な配置によって特定される幾何学的情報を用いて、前記距離Lcalが算出されることを特徴とする、請求項5に記載の接触判定装置。
- 前記ルーパロールが、回動するアーム部に連結され、
水平面に対する前記アーム部の角度が、前記幾何学的情報に含まれることを特徴とする、請求項6に記載の接触判定装置。 - 前記測定機器が、前記圧延材の蛇行を測定する蛇行計、前記圧延材の形状を測定する形状計、及び、前記圧延材の幅を測定する幅計からなる群より選択される1又は2以上であることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1項に記載の接触判定装置。
- 圧延材を圧延する複数のスタンド、及び、前記複数のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機の動作を制御する、ルーパ制御方法であって、
前記複数のスタンドの間に、距離を測定可能な測定機器が配置され、
前記測定機器を用いて実測された前記圧延材と前記測定機器との距離Lact、及び、前記ルーパロールに隣接する一対のスタンドへ噛み込み、かつ、該一対のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な圧延材と前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記圧延材と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定する判定工程と、
前記判定工程で前記圧延材と前記ルーパロールとが非接触であると判定された場合に、前記圧延材と前記ルーパロールとを接触させるように、前記複数のスタンドを通過する前記圧延材の速度、及び/又は、前記ルーパロールの位置を制御する動作工程と、
を有することを特徴とする、ルーパ制御方法。 - 圧延材を圧延する複数のスタンド、及び、前記複数のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機の動作を制御する、ルーパ制御方法であって、
前記複数のスタンドの間に、距離を測定可能な測定機器が配置され、
前記圧延材の先端が、前記ルーパロールに隣接する上流側の前記スタンドを通過して、前記ルーパロールに隣接する下流側の前記スタンドへと噛みこんだ後に、前記測定機器を用いて実測された前記圧延材と前記測定機器との距離Lact、並びに、前記上流側のスタンド及び前記下流側のスタンドへ噛みこみ、かつ、該上流側のスタンド及び該下流側のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な圧延材と前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記圧延材と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定する判定工程と、
前記判定工程で前記圧延材と前記ルーパロールとが非接触であると判定された場合に、前記圧延材と前記ルーパロールとを接触させるように、前記ルーパロールの位置を制御する動作工程と、
を有することを特徴とする、ルーパ制御方法。 - 前記仮想的な圧延材、前記ルーパロール、前記複数のスタンド、及び、前記測定機器の相対的な配置によって特定される幾何学的情報を用いて、前記距離Lcalが算出されることを特徴とする、請求項9又は10に記載のルーパ制御方法。
- 前記ルーパロールが、回動するアーム部に連結され、
水平面に対する前記アーム部の角度が、前記幾何学的情報に含まれることを特徴とする、請求項11に記載のルーパ制御方法。 - 前記測定機器が、前記圧延材の蛇行を測定する蛇行計、前記圧延材の形状を測定する形状計、及び、前記圧延材の幅を測定する幅計からなる群より選択される1又は2以上であることを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項に記載のルーパ制御方法。
- 圧延材を圧延する複数のスタンド、及び、前記複数のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機の動作を制御する、ルーパ制御装置であって、
前記複数のスタンドの間に、距離を測定可能な測定機器が配置され、
前記測定機器を用いて実測された前記圧延材と前記測定機器との距離Lact、及び、前記ルーパロールに隣接する一対のスタンドへ噛み込み、かつ、該一対のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な圧延材と前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記圧延材と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定する判定手段を有し、
前記判定手段で前記圧延材と前記ルーパロールとが非接触であると判定された場合には、前記圧延材と前記ルーパロールとを接触させるように、前記判定手段から、前記複数のスタンド、及び/又は、前記ルーパロールへ動作指令が出力されることを特徴とする、ルーパ制御装置。 - 前記仮想的な圧延材、前記ルーパロール、前記複数のスタンド、及び、前記測定機器の相対的な配置によって特定される幾何学的情報を用いて、前記距離Lcalが算出されることを特徴とする、請求項14に記載のルーパ制御装置。
- 前記ルーパロールが、回動するアーム部に連結され、
水平面に対する前記アーム部の角度が、前記幾何学的情報に含まれることを特徴とする、請求項15に記載のルーパ制御装置。 - 前記測定機器が、前記圧延材の蛇行を測定する蛇行計、前記圧延材の形状を測定する形状計、及び、前記圧延材の幅を測定する幅計からなる群より選択される1又は2以上であることを特徴とする、請求項14〜16のいずれか1項に記載のルーパ制御装置。
- 複数のスタンド、及び、前記複数のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機を用いて熱延鋼板を製造する方法であって、
請求項9〜13のいずれか1項に記載のルーパ制御方法を用いて、前記複数のスタンド、及び/又は、前記ルーパロールの動作を制御する制御工程を有することを特徴とする、熱延鋼板の製造方法。 - 複数のスタンド、及び、前記複数のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機を用いて熱延鋼板を製造する方法であって、
前記複数のスタンド間に設けられた少なくとも1つの測定機器により物理量を測定する測定工程と、
前記得られた物理量に基づいて前記仕上圧延機の動作制御を行う制御工程と、
前記測定機器が設けられたスタンド間に具備された冷却水を出射可能な冷却装置により熱延鋼板を冷却する冷却工程と、を含み、
前記測定機器の少なくとも1つが距離測定機能を有し、
前記測定機器により前記物理量の測定が行われている間は、前記測定機器が設けられたスタンド間では前記冷却水の出射が禁止され、
前記冷却水の出射が禁止されている間に距離測定機能を有する前記測定機器を用いて実測された前記熱延鋼板と距離測定機能を有する前記測定機器との距離Lact、及び、前記ルーパロールに隣接する一対のスタンドへ噛み込み、かつ、該一対のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な熱延鋼板と距離測定機能を有する前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定し、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとが非接触であると判定された場合に、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとを接触させるように、前記複数のスタンド、及び/又は、前記ルーパロールの動作を制御する動作制御工程が、前記制御工程に含まれることを特徴とする、熱延鋼板の製造方法。 - 少なくとも3機のスタンド、及び、前記少なくとも3機のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機を用いて熱延鋼板を製造する方法であって、
複数のスタンド間に設けられた少なくとも1つの測定機器により物理量を測定する測定工程と、
前記得られた物理量に基づいて前記仕上圧延機の動作制御を行う制御工程と、
前記測定機器が設けられたスタンド間に具備された冷却水を出射可能な冷却装置により熱延鋼板を冷却する冷却工程と、を含み、
前記測定機器の少なくとも1つが距離測定機能を有し、
前記測定機器により前記物理量の測定が行われている間は、前記測定機器が設けられたスタンド間では前記冷却水の出射が禁止され、
前記冷却水の出射が禁止されている間に距離測定機能を有する前記測定機器を用いて実測された前記熱延鋼板と距離測定機能を有する前記測定機器との距離Lact、及び、前記ルーパロールに隣接する一対のスタンドへ噛み込み、かつ、該一対のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な熱延鋼板と距離測定機能を有する前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定し、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとが非接触であると判定された場合に、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとを接触させるように、前記複数のスタンド、及び/又は、前記ルーパロールの動作を制御する動作制御工程が、前記制御工程に含まれることを特徴とする、熱延鋼板の製造方法。 - 前記仮想的な熱延鋼板、前記ルーパロール、前記複数のスタンド、及び、前記測定機器の相対的な配置によって特定される幾何学的情報を用いて、前記距離Lcalが算出されることを特徴とする、請求項19又は20に記載の熱延鋼板の製造方法。
- 前記ルーパロールが、回動するアーム部に連結され、
水平面に対する前記アーム部の角度が、前記幾何学的情報に含まれることを特徴とする、請求項21に記載の熱延鋼板の製造方法。 - 前記測定機器に、前記熱延鋼板の蛇行を測定する蛇行計、前記熱延鋼板の形状を測定する形状計、及び、前記熱延鋼板の幅を測定する幅計からなる群より選択される1又は2以上が含まれることを特徴とする、請求項19〜22のいずれか1項に記載の熱延鋼板の製造方法。
- 熱延鋼板を圧延する複数のスタンド、前記複数のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機、及び、請求項14〜17のいずれか1項に記載のルーパ制御装置を備えることを特徴とする、熱延鋼板の製造装置。
- 熱延鋼板を圧延する複数のスタンド、及び、前記複数のスタンドの間に配置されたルーパロールを備える仕上圧延機を具備する熱延鋼板の製造装置であって、
前記複数のスタンド間に少なくとも1つ設けられ、鋼板の物理量を測定する測定機器と、
前記測定機器により測定された物理量に基づいて前記仕上圧延機の動作制御量を決定する制御装置と、
前記制御装置により決定された制御量に基づいて前記複数のスタンドの動作を制御する動作装置と、
前記複数のスタンド間に具備された冷却水を出射可能な冷却装置と、を備え、
前記測定機器の少なくとも1つが距離測定機能を有し、
前記測定機器により前記物理量の測定が行われている間は、前記物理量の測定が行われている前記測定機器が設けられたスタンド間では前記冷却水の出射が禁止され、
前記冷却水の出射が禁止されている間に距離測定機能を有する前記測定機器を用いて実測された前記熱延鋼板と距離測定機能を有する前記測定機器との距離Lact、及び、前記ルーパロールに隣接する一対のスタンドへ噛み込み、かつ、該一対のスタンドの間に配置された前記ルーパロールと接触している仮想的な熱延鋼板と距離測定機能を有する前記測定機器との距離Lcal、の差を用いて、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとの接触/非接触を判定し、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとが非接触であると判定された場合に、前記熱延鋼板と前記ルーパロールとを接触させるように、前記複数のスタンド、及び/又は、前記ルーパロールの動作を制御するルーパ制御手段が、前記制御装置に備えられることを特徴とする、熱延鋼板の製造装置。
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