JPS6030967Y2 - 圧延機の伸び率制御装置 - Google Patents

圧延機の伸び率制御装置

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JPS6030967Y2
JPS6030967Y2 JP6457580U JP6457580U JPS6030967Y2 JP S6030967 Y2 JPS6030967 Y2 JP S6030967Y2 JP 6457580 U JP6457580 U JP 6457580U JP 6457580 U JP6457580 U JP 6457580U JP S6030967 Y2 JPS6030967 Y2 JP S6030967Y2
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JP
Japan
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stand
tension
elongation rate
controller
setting value
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JP6457580U
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JPS56165506U (ja
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幾二 下西
卓也 荒木
博人 須野原
光義 中条
四郎 向井
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷間スキンパス圧延機の伸び率制御装置に係
り、特に、3スタンド圧延機の伸び率制御に好適な圧延
機の伸び率制御装置に関する。
一般に冷間スキンパス圧延機における伸び率は、製品の
品質等に形状と密接に関係し、この伸び率を一定に制御
することにより品質、歩留りが向上すると共に安定操業
を図ることができる。
かかる冷間スキンパス圧延機には、単スタンド、2スタ
ンド、3スタンドの3種類の圧延機があり、単スタンド
圧延機は一般論鋼板用、2スタンド圧延機は一般冷延鋼
板用およびブリキ原板用として使用されている。
また、3スタンド圧延機は冷間圧延とスキンパス圧延の
兼用圧延機として建設されることが多く、スキンパス専
用としての例はみあたらない。
伸び率制御に関しては1、単スタンド、2スタンドのス
キンパス圧延機においては、圧下制御、張力または速度
制御についての各種の制御装置が知られている。
しかし、3スタンド圧延機については、未知の分野であ
り、2スタンド圧延機からの単純な拡張や冷間圧延の応
用だけでは問題は解決しない。
従来、3スタンド圧延機の伸び率制御は、2スタンド圧
延機の制御方式を適用し次のような装置により行なって
いた。
この装置は、第1図に示すように、第1の張力制御器1
oと、第2の張力制御器12と、伸び率制御器14を含
んで構成されている。
第1の張力制御器10は、第1のスタンドS1と第2の
スタンドS2間の適正張力を予じめ設定しておきの張力
設定値16とスタンドS□、S2間に配置された張力計
18による張力測定値2oとを比較し、張力設定値16
に対して偏差が生ずればスタンドS1の回転速度を制御
する。
この場合偏差がプラスであれば、スタンドS工を加速す
るように制御する。
加速することによりスタンドS□、82間の張力が減少
する。
第2の張力制御器12は、上記第1の制御器10と同様
に、第2のスタンドS2と第3のスタンドS3間に配置
された張力計22による張力測定値24と、予じめ設定
された張力設定値26と、を比較腰張力設定値26に対
して偏差が生ずればスタンドS3の回転速度を制御する
また、伸び率制御14には、テンションリール28近傍
に配置された入側テンションロール30と、テンション
リール32近傍に配置された出側テンションロール34
と、の回転比を演算する伸び重訂(図示せず)により測
定された測定伸び率36が入力される。
そして、この伸び率制御器14は、上記測定伸び率36
と予じめ設定された設定伸び率38とを比較し、設定伸
び率38に対して偏差が生ずれば、第2の張力制御器1
2の設定張力26をカスケード制御し、最終的にスタン
ドS3の回転速度を制御する。
なお、前記第1の張力制御器10は、安定操業を目的と
して補助的に設置されるものである。
しかしながら、かかる装置によるときは、第1の張力制
御器10の制御出力と第2の張力制御器12の制御出力
とが干渉して伸び率を一定に制御できないという問題点
かあた。
本考案者等は、上記問題点を解消すべく、冷間圧延時と
スキンパス圧延時についての張力変動の研究を進めたと
ころ次表の如き結果を得た。
表は、スタンドS3を加速し、スタンドS2.S3間の
張力を100%増加させたときのスタンドS□、S2間
の張力変化を、冷間圧延時とスキンパス圧延時に分けて
記載したものである。
表より明らかなように、冷間圧延時にはスタンドS3を
加速することにより張力が減少するが、スキンパス時に
は逆に張力が増加することが見出される。
このことは、冷間圧延での技術思想をそのままスキンパ
ス圧延の伸び率制御装置に適用したのでは伸び率が一定
に制御できないことを意味している。
本考案は、上記知見に基いて前記問題点を解消すべくな
されたもので、伸び率を所定の値に制御できる圧延機の
伸び率制御装置を提供することを目的とする。
本考案は、第1のスタンドと該第1のスタンドの下流側
の第2のスタンド間の張力設定値および張力測定値によ
り第1のスタンドと第2のスタンド間の張力を制御する
第1の張力制御器と、第2のスタンドと該第2のスタン
ドの下流側の第3のスタンド間の張力設定値および張力
測定値により第2のスタンドと第3のスタンド間の張力
を制御する第2の張力制御器と、テンションロール間の
伸び重設定値および伸び率測定値により伸び率を制御を
制御しこの伸び率制御出力により前記第2のスタンドと
第3のスタンド間の張力設定値をカスケード制御する伸
び率制御器と、を含んで構成された圧延機の伸び率制御
装置において、前記伸び率制御出力により前記第1のス
タンドと第2のスタンド間の張力設定値をカスケード制
御することにより上記目的を遠戚したものである。
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
第2図に本考案の基本的実施例を示す。但し、第1図と
対応する部分は同一符号を付しその詳細は省略した。
図に示すように、伸び率制御器14の出力を、第2の張
力制御器12に入力してカスケード制御すると共に、第
1の張力制御器10に入力してカスケード制御している
次に、本考案の具体的実施例を第3図を参照して説明す
る。
図に示すように伸び率制御14の出力は、比例積分動作
回路(PI演算回路)40および振幅制限器42を介し
て第1の張力制御器10に入力されると共に、比例積分
動作回路44および振幅制限器46を介して第2の張力
制御器12に入力される。
比例積分動作回路40.44は実操業で最適値を見出し
、振幅制限器42.46は実操業に支障をきたさない範
囲に設定するものである。
本実施例による伸び率制御例を従来例と比較して、第4
A図、第4B図を参照して説明する。
第4A図は従来の伸び率制御例を示し、スタンドS2.
S3間張力カスケード制御によりスタンドS2゜83間
の張力値が上限値に達し飽和する。
一方、スタンドS□、S2の張力制御によりスタンドS
□、S2の間の張力値は、上限値と下限値の中間部に制
御されている。
ところが、このスタンドS工、S2間張力制御出力は、
スタンドS2.S3間張力制御出力と干渉するために、
伸び率は伸び率目標に達せずΔEoのオフセットが残っ
ている。
ところが本実施例によれば第4B図に示すように、伸び
率制御器14が動作することにより、スタンドS□、S
2間張力設定値とスタンドS2.S3間張力設定値とが
同時にカスケード制御され、両者の張力値は共に上昇す
るが上限値に達せず、干渉することなく両者とも張力制
御が行われ、しかも伸び率は完全に伸び率目標値に制御
される。
なお、上記実施例においては張力制御をスタンドの回転
速度を制御することにより行っているが、スタンドS□
、S2間張力制御はスタンドS□またはスタンドS2圧
下により行ってもよく、スタンドS29 S3間張力制
御も同様にスタンドS3圧下により行うようにしてもよ
い。
以上説明したように本考案によれば、伸び率を所定の値
に制御でき、安定操業が確保でき、製品の品質向上に寄
与できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の伸び率制御装置を示す説明図、第2図
は、本考案の基本的実施例を示す説明図、第3図は本考
案の具体的実施例を示す部分的ブロック線図、第4A図
は伸び率制御の従来例を示す線図、第4B図は、第4A
図と同様の本考案の実施例を示す線図である。 10・・・・・・第1の張力制御器、12・・・・・・
第2の張力制御器、14・・・・・・伸び率制御器、S
□、S2.S3・・・・・・スタンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のスタンドと該第1のスタンドの下流側の第2のス
    タンド間の張力設定値および張力測定値により第1のス
    タンドと第2のスタンド間の張力を制御する第1の張力
    制御器と、第2のスタンドと該第2のスタンドの下流側
    の第3のスタンド間の張力設定値および張力測定値によ
    り第2のスタンドと第3のスタンド間の張力を制御する
    第2の張力制御器と、テンションロール間の伸び重設定
    値および伸び率測定値により伸び率を制御しこの伸び率
    制御出力により前記第2のスタンドと第3のスタンド間
    の張力設定値をカスケード制御する伸び率制御器と、を
    含んで構成された圧延機の伸び率制御装置において、前
    記伸び率制御出力により前記第1のスタンドと第2のス
    タンド間の張力設定値をカスケード制御することを特徴
    とする圧延機の伸び率制御装置。
JP6457580U 1980-05-12 1980-05-12 圧延機の伸び率制御装置 Expired JPS6030967Y2 (ja)

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JPS56165506U JPS56165506U (ja) 1981-12-08
JPS6030967Y2 true JPS6030967Y2 (ja) 1985-09-17

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