JPS635999B2 - - Google Patents

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JPS635999B2
JPS635999B2 JP55025798A JP2579880A JPS635999B2 JP S635999 B2 JPS635999 B2 JP S635999B2 JP 55025798 A JP55025798 A JP 55025798A JP 2579880 A JP2579880 A JP 2579880A JP S635999 B2 JPS635999 B2 JP S635999B2
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JP
Japan
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switching
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transistor
torque
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Mitsuo Uzuka
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Sony Corp
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Priority to IT20016/81A priority patent/IT1138958B/it
Priority to AT0092381A priority patent/AT376530B/de
Priority to GB8106306A priority patent/GB2071940B/en
Priority to DE19813107621 priority patent/DE3107621A1/de
Priority to FR8104038A priority patent/FR2477336B1/fr
Priority to US06/239,439 priority patent/US4412159A/en
Publication of JPS56123790A publication Critical patent/JPS56123790A/ja
Publication of JPS635999B2 publication Critical patent/JPS635999B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/10Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2相の第1及び第2の固定子コイル
の各相において電気角で180゜以上にわたつて一方
方向のトルクを形成すると共に、前記第1及び第
2の固定子コイルを交互に切換通電することによ
り連続した回転トルクを得るようにした2相ブラ
シレスモータの駆動回路に関するものである。
従来より、VTRやカセツトテープレコーダ等
においては、ワウ・フラツタ等の改善のために超
低速ブラシレスモータをリール台に直結してその
リール台を前記モータにて直接駆動するようにし
たものがある。上述の如きいわゆるダイレクト・
ドライブ方式を採用した場合には、装置の操作性
及び信頼性を改善できかつ小型化に有利である
が、ワウ・フラツタの低減のためトルクリツプル
が極めて小さいブラシレスモータを使用しなけれ
ばならない。このため、極めて高性能のブラシレ
スモータが必要であるが、そのモータに要求され
る性能の許容限界が非常に厳しいので、低トルク
リツプルのブラシレスモータの製作にコストがか
さみ実現が困難であつた。そこで従来では、トル
クリツプルを低減するために、コイルの巻き方や
形状を工夫したりマグネツトの着磁パターンを工
夫したりしていたが、これによるトルクリツプル
の低減化は或る程度までしか行なうことができず
充分なものではなかつた。
ところで、従来よりよく知られているブラシレ
スモータには次のような方式と問題点がある。
(1) 3相片方向通電方式 3相のコイルに電流を片方向に順次供給する方
式であつて、回路構成は比較的簡単であるが、ト
ルクリツプルが可成り大きい欠点がある。
(2) 3相両方向通電方式 3相のコイルのうち2つのコイルに電流を選択
的に順次供給して両方向に通電を行なう方式であ
つて、トルクリツプルは(1)の場合に比べて減少す
るが、回路構成が複雑になる欠点がある。
また、前記(1),(2)の何れの場合にも、電流切換
えのタイミングと磁極反転のタイミングとが重な
つてしまうため、電流切換え時にトルクの落ち込
みが生じる欠点がある。
(3) 正弦波駆動方式 2相の各コイルの鎖交磁束に比例した正弦波状
の駆動電流をこれらのコイルに供給し、各コイル
の駆動電流と鎖交磁束とによつて形成されるトル
クの和を回転角に無関係に一定とするようにした
方式である。この場合には、トルクリツプルを小
さく抑えることができるが、正確な回路調整が必
要であり、2電源効率に難点があるため小型化に
不向きである。
(4) 2相スイツチング方式 第1図は冒頭に述べたような2相スイツチング
方式のブラシレスモータの一例を示すものであつ
て、このモータは円筒状のアウターロータヨーク
1の内周面に4極のマグネツト2a,2b,3
a,3bを装着し、その内側のステータコア4の
表面に2相の固定子コイル5A,5B、5A′,
5B′が配置されている。なお固定子コイル5A
と5A′とは電気的に同相であつて互に直列に結
合されている。同様に固定子コイル5Bと5
B′とが直列に結合されている。
各マグネツト2a,2b,3a,3bは夫々電
気角で140゜であり、NS磁極の境界位置を0゜とす
ると、電気角で140゜〜220゜の角度範囲が空隙部分
6a,6bとなつている。また各コイル5A,5
B、5A′,5B′の夫々の巻線ピツチ(径路と復
路との間隔)は、例えば電気角で100゜となつてい
る。
第2図はA相の固定子コイル5A,5A′に
よつて発生するトルクを示している。このA相の
固定子コイルの往路Vに鎖交する磁束は第2図
の細線A′のようになる。即ち、電気角180゜の付近
の空隙部6a,6bにおける鎖交磁束は減少して
いる。A相の固定子コイル5A,5A′に連続電
流を流すと、往路Vによつて生ずるトルクは第2
図のA′のようになる。またA相の固定子コイ
ルの復路Uによつて生ずるトルクは、電流方向が
反対でかつ100゜の位相差があるから、第2図の
点線B′のようになる。従つて、A相の固定子コ
イル5A,5A′の往路Vと復路Uとによつて発
生する合成トルクは第2図の実線Aのようにな
る。即ち、電気角で180゜以上にわたつて一方方向
のトルクが得られる。
従つて、電気角で180゜ずつA相とB相のコイル
5A,5A′及び5B,5B′を所定のタイミング
で切換通電すれば、第2図のように電流切換え
時点の近傍以外では一定の連続した回転トルクを
発生させることができる。
しかしながら、上述の如きブラシレスモータで
は第3図に示すように電流切換え時(スイツチン
グ時)にトルクの落ち込みがあるため、トルクリ
ツプルが生じてしまう欠点がある。またこのブラ
シレスモータを例えばVTRのキヤプスタン駆動
用モータとして使用した場合には、特に周波数成
分の高いトルクリツプルによりワウ・フラツタが
生じ、これに伴なつてジツタが生じる不都合があ
つた。
本発明は上述のような2相スイツチング方式の
ブラシレスモータにおける上述の如き不都合を解
消するために発明されたものであつて、2相の第
1及び第2の固定子コイルの各々の通電期間を互
にオーバーラツプ通電することにより、電流切換
え時のトルクの落ち込みを低減するようにした2
相ブラシレスモータの駆動回路を提供しようとす
るものである。本発明のブラシレスモータ駆動回
路は、上述の目的を達成するために、2相の主
(第1、第2)スイツチング素子の夫々と並列に
補助(第3、第4)のスイツチング素子を備えて
いて、主スイツチング素子の通電切換え時点の近
傍で補助のスイツチング素子を通電して、トルク
補償を行つている。この構成によれば、補助のス
イツチング素子によるオーバーラツプ通電量を加
減することにより、トルク落込みに対する補償量
を調整して平坦な出力トルク波形を得ることがで
きる。
以下本発明の実施例に付き第3図〜第7図を参
照して説明する。
第3図は本発明の実施例を示す2相4極ブラシ
レスモータの駆動回路を示すものである。なお第
1図に示すブラシレスモータは、位置検出用のマ
グネツトをロータに備え、またこれと対向してホ
ール素子がステータに設けられている。第3図に
おいて、ホール素子10の出力端子A及びBから
は、第4図に示すような交流出力信号A1,B1
が得られる。このような交流出力信号A1,B1
差動増幅器11に供給され、この差動増幅器11
の出力端子Qからは第4図に示すように電気角
で180゜毎に高レベル及び低レベルになる電流切換
信号aが得られ、出力端子からは電流切換信号
aの反転信号b(第4図)が得られる。そして
これらの出力信号a,bはトランジスタTr1及び
Tr2のベースにそれぞれ供給され、これらのトラ
ンジスタTr1及びTr2が前記出力信号a,bによ
り交互にオン・オフされる。これによつて、A相
の固定子コイル5A,5A′及びB相の固定子コ
イル5B,5B′が、電気角で180゜の区間毎に間欠
的に通電され、この結果、モータが所定の回転方
向に駆動される。
一方、ホール素子10の出力端子A,Bから
は、第4図に示す如き交流出力信号A1,B1が、
一対の差動増幅器13,14にそれぞれ供給され
る。これらの差動増幅器13,14は所定のスレ
シヨールドレベル(第4図の仮想線)を有して
いるため、一方の差動増幅器13からは、出力信
号A1のレベルが出力信号B1のレベルよりも大き
くかつその差が所定レベル以上であるときに高レ
ベルとなるような第4図に示す如き出力信号c
が得られ、これと同様に他方の差動増幅器14か
らは第4図に示す如き出力信号dが得られる。
そして出力信号c,dはアンド回路15に供給さ
れ、このアンド回路15からは第4図に示すよ
うに前記電流切換信号a,bの立上がり及び立下
がり時点の近傍でかつその前後にわたつて高レベ
ルとなるパルス信号eが得られる。アンド回路1
5からのパルス信号eはオーバーラツプ通電用第
3、第4のトランジスタTr3及びTr4のベースに
それぞれ供給され、高レベルのパルス信号eが供
給されたときにこれらのトランジスタTr3及び
Tr4がオン状態に切換えられるようになつてい
る。
従つてこのように構成したモータ駆動回路によ
れば、差動増幅器11からの電流切換信号aによ
り、トランジスタTr1がオン状態に置かれている
期間にわたつて、A相の固定子コイル5A,5
A′が通電される(第5図参照)。そして前記電
流切換信号aに基いてトランジスタTr1がオン状
態からオフ状態に切換えられる直前に、パルス信
号eによりトランジスタTr4がオン状態に切換え
られるため、B相の固定子コイル5B,5B′は、
第5図に示すように電流切換時の直前の所定期
間tにわたつて通電される。またトランジスタ
Tr1がオフ状態に切換えられかつトランジスタ
Tr2がオン状態に切換えられると、B相の固定子
コイル5B,5B′が電流切換信号bにより通電
されると共に、この電流切換時にはパルス信号e
によりトランジスタTr3がオン状態に置かれてい
るため、A相の固定子コイル5A,5A′は、第
5図に示すように電流切換時の直後の所定期間
tにわたつて通電される。
この結果、A相からB相或いはB相からA相へ
の切換えが行なわれる時点の近傍であつて、かつ
その前後にわたつてA相の固定子コイル5A,5
A′及びB相の固定子コイル5B,5B′が共にオ
ーバーラツプして通電されることになるため、モ
ータのトルクは第5図において仮想線で示すよ
うに、電流切換時のトルクの落ち込みが補償され
てトルクの特性が平坦化されることになる。
なおトルクの落ち込みの補償量は、トランジス
タTr3及びTr4のコレクタ抵抗R1及びR2の抵抗値
を変えることによつて任意に定めることができ
る。また例えば固定子コイル5A,5A′が通電
されている場合を考えると、トランジスタTr4
オンになつたとき、トランジスタTr3もオン状態
になるが、トランジスタTr1がオンであるから、
トランジスタTr3に電流は流れない。また他方の
固定子コイル5B,5B′の通電期間(Tr2がオ
ン)にトランジスタTr4がオンになつても同様で
ある。
次に第6図及び第7図は本発明を磁気テープの
リールモータ駆動回路に適用した具体例を説明す
るためのものである。
先ずホール素子10の出力端子A,Bから得ら
れる第4図に示す如き交流出力信号A1,B1が、
トランジスタTr5及びTr6のベースにそれぞれ供
給されて差動増幅され、トランジスタTr6のコレ
クタからは、第7図に示すようなパルス状の電
流切換信号fが得られる。この電流切換信号fは
トランジスタTr7のベースに供給され、これによ
つてトランジスタTr7及びTr8が互いに電気角で
180゜ずつ交互にオン・オフされるようになつてい
る。
一方、トランジスタTr9は電源端子20から供
給される正逆転制御電圧に応じてオン・オフする
スイツチング素子であつて、供給リールモータの
正転時(巻戻し)には、電源端子20から高レベ
ルの電圧がトランジスタTr9のベースに供給され
てオン状態になり、逆転時(早送りのテープ送り
戻し)には電源端子20から低レベルの電圧がト
ランジスタTr9のベースに供給されてオフ状態に
切換えられる。
そこで先ず、モータの正転時(第6図に示すよ
うにスイツチSWが回転速度制御電圧端子Vs側に
接続され、トランジスタTr9がオン状態の時)の
回路動作に付き述べる。なお制御電圧Vsはテー
プテンシヨンのサーボ電圧であつてよい。トラン
ジスタTr7及びTr8のコレクタからは、前記電流
切換信号fに応じたパルス信号が得られ、これら
の各パルス信号は、トランジスタTr10〜Tr15、抵
抗R1〜R4及びコンデンサC1〜C3から成る電流切
換回路に供給される。即ち、前記各パルス信号は
トランジスタTr11及びTr12のベースにそれぞれ供
給される。そして例えばトランジスタTr7のコレ
クタからトランジスタTr11のベースに低レベルの
パルス信号が供給されると、このトランジスタ
Tr11がオン状態に切換わり、抵抗R2、トランジ
スタTr10及びTr11をそれぞれ介して電流IBが流れ
る。このためトランジスタTr15がオン状態にな
る。またトランジスタTr8のコレクタからトラン
ジスタTr12のベースに低レベルのパルス信号が供
給されると、トランジスタTr12がオン、トランジ
スタTr14がオンとなる。
このようにしてA相コイル5A,5A′とB相
コイル5B,5B′とが交互に切換通電される。
なおコンデンサC2,C3はノイズ防止用コンデン
サである。
トランジスタTr14及びTr15の夫々のオン時のコ
レクタ電圧は、ダイオードD1〜D3によつて検出
され、検出電圧はトランジスタTr13,Tr10及び抵
抗R1,R2から成るベース電流制御回路に供給さ
れる。これによつてトランジスタTr14及びTr15
ほぼ飽和点で動作するように、夫々のベース電流
IBが制御されるようになつている。
即ち、第6図のG点の電圧は、トランジスタ
Tr14,Tr15のオン時のコレクタ電圧にダイオード
D1またはD3のオン電圧を加えた電圧になる。従
つて、ダイオードD2のカソード(H点)の電圧
が、トランジスタTr14,Tr15のコレクタ電圧とな
る。このコレクタ電圧は、トランジスタTr13のベ
ースに供給されるので、これによつてトランジス
タTr13のコレクタ電流が定まる。トランジスタ
Tr13のコレクタ電流は抵抗R1に流れて、トラン
ジスタTr10のベース電圧が形成される。このベー
ス電圧に応じて、トランジスタTr10のコレクタ電
流が定まる。このコレクタ電流は、トランジスタ
Tr11及びTr12のオン時に、スイツチングトランジ
スタTr14及びTr15のベース電流として流れる。
例えば、トランジスタTr14及びTr15の夫々のベ
ース電流が、夫々のトランジスタを最適に飽和さ
せる電流(コレクタ電流を直流増幅率で割つたも
の)に対して過剰であれば、H点の電圧(検出電
圧)は低くなり、トランジスタTr13のコレクタ電
流は減少する。これによりトランジスタTr10のコ
レクタ電流も減少する。従つて、スイツチングト
ランジスタTr14,Tr15のベース電流は減少され
る。またベース電流が少ないときには増加するよ
うに制御される。平衡点は、H点の電圧(Tr14
Tr15のコレクタ電圧)が、トランジスタTr13のベ
ース―エミツタ電圧(0.7V程度)になる状態で
ある。この状態では、スイツチングトランジスタ
Tr14,Tr15のコレクタ―エミツタ電圧は、ほぼ飽
和電圧に近い0.7V程度になつている。即ち、コ
イル5A,5A′,5B,5B′の供給電圧Vsの大
きさによつてコイル通電電流の大きさが変化して
も、トランジスタTr14,Tr15が丁度飽和するよう
な必要最小限のベース電流が流される。従つてモ
ータ起動時に必要なベース電流をカバーし得ると
共に、モータが定格回転に達したときには、制御
された少ないベース電流で最適に駆動される。こ
れによつてモータの消費電力をより少なくするこ
とができる。
また本実施例においては、既述の実施例と同様
にA相及びB相の固定子コイル5A,5A′及び
5B,5B′の各々の通電期間が電流切換時点の
近傍であつて、かつその前後にわたつてオーバー
ラツプするように構成されている。即ち、ホール
素子10の出力端子A,Bからの交流出力信号
A1,B1(第4図)がトランジスタTr16及びTr17
から成る差動増幅器のベースに供給され、これら
のコレクタからは、第7図においてg,hで示
すような増幅出力電圧が得られる。この出力電圧
はトランジスタTr18,Tr19のベースに供給され
る。これらのトランジスタTr18,Tr19は第7図
に示すようなオンレベル(スレツシヨールドレベ
ル)を有しているので、これらのトランジスタ
Tr18,Tr19のコレクタから、第7図,に示す
ような高レベル区間が互いにオーバーラツプして
いるパルス信号i,jが得られる。これらのパル
ス信号i,jは、信号i,jがそれぞれスレツシ
ヨールドレベル以下になつたとき、高レベルにな
つている。パルス信号i,jが共に高レベルにな
つたときにはダイオードD5,D4のカソード電位
が高くなるため、抵抗R5→ダイオードD5→抵抗
R6及び抵抗R5→ダイオードD4→抵抗R7の経路に
電流が流れない。この結果、トランジスタTr20
ベース電位が、第7図に示すように電流切換時
点の近傍であつてかつその前後にわたつて高くな
るため、このトランジスタTr20がオフ状態にな
り、これに伴なつてトランジスタTr21がオン状態
に切換わる。このトランジスタTr21がオン状態に
切換わると、そのコレクタ電位が上がるため、オ
ーバーラツプ通電用トランジスタTr22及びTr23
それぞれオン状態に切換わる。従つて、第7図
の電流切換信号fによつて例えばA相の固定子コ
イル5A,5A′が通電されている場合、電流切
換時点の近傍で、B相の固定子コイル5B,5
B′にトルクリツプルを補償するための電流が流
れることになる。またこれとは逆に、B相の固定
子コイル5B,5B′が通電されている場合には、
電流切換時点の近傍で、A相の固定子コイル5
A,5A′にトルクリツプル補償電流が流れる。
この結果、非通電状態にあるべき他方の固定子
コイル5A,5A′或いは5B,5B′に、オーバ
ーラツプ通電用トランジスタTr22或いはTr23を介
して補償電流を流すことにより、電流切換え時点
でのトルクの落ち込みを補償することができ、ト
ルク特性を平坦化することができる。なおトルク
の落ち込みの補償量はトランジスタTr22及びTr23
のコレクタ抵抗R8及びR9を調整することにより
任意に定めることができる。
以上が第6図のモータ駆動回路の正転モードの
動作で、このとき供給リールモータは、磁気テー
プの送り出し方向とは逆方向のトルクを形成し、
磁気テープには、トルクリツプルの極めて少ない
バツクテンシヨンが作用される。
次にモータの逆転時に付き述べると、先ずスイ
ツチSWが第6図において仮想線で示すように回
転速度制御電圧端子VSから逆転用電圧端子VR
切換えられる。そして端子20から低レベルの電
圧が前記端子VRを介して固定子コイル5A,5
A′及び5B,5B′の一端に供給される。なお逆
転モードでは、供給リールモータは磁気テープの
送り出し方向に回転し、これによつて早送り時の
テープ走行負荷を軽減するようにしている。
端子20の電圧は、トランジスタTr9のベース
にも供給されて、このトランジスタTr9がオフ状
態になる。この際トランジスタTr7(或いはTr8
がオン状態になると、トランジスタTr7(或いは
Tr8)のコレクタ電位が上がるため、第6図のI
点(或いはJ点)の電位が上がつてトランジスタ
Tr24(或いはTr25)がオン状態になる。このよう
にトランジスタTr24及びTr25が、前記電流切換信
号fに基いて等間隔で交互にオン・オフする。そ
してトランジスタTr24がオン状態のときには、こ
のトランジスタTr24及びダイオードD6を介して、
またトランジスタTr25がオン状態のときには、こ
のトランジスタTr25及びダイオードD7を介して、
電源電圧VccがA相の固定子コイル5A,5A′及
びB相の固定子コイル5B,5B′に交互に供給
される。この結果、モータが逆回転駆動されるこ
とになる。
なおこの場合、トランジスタTr9がオフ状態に
置かれているため、トランジスタTr13及びTr10
オフ状態になり、トランジスタTr11及びTr12は共
にオフ状態になつている。従つて、トランジスタ
Tr14及びTr15にはベース電流IBが供給されないた
め、A相及びB相の固定子コイル5A,5A′及
び5B,5B′へは既述の如き正転駆動用の電流
は供給されない。なおこれとは逆に正転時には、
上述の一対のトランジスタTr24及びTr25は共にオ
フ状態に置かれるので、逆転駆動用の電流は流れ
ない。
また第6図において、Tr26はスイツチングトラ
ンジスタであつて、供給リールモータが巻戻モー
ド(巻取りリールモータの場合には、早送りモー
ド)に切換えられて、端子20に高レベルの電圧
が供給されたとき及びモータが逆転モードのとき
に、オーバーラツプ通電用トランジスタTr22及び
Tr23を共にオフ状態にして、これらのトランジス
タTr22及びTr23の発熱防止を行ない得るようにな
つている。即ち、記録・再生モード時にモータト
ルクを供給リールのバツクテンシヨンとして作用
させている場合には、トランジスタTr26はオフ状
態になつており、オーバーラツプ通電用トランジ
スタTr22及びTr23は既述の如く交互にオン・オフ
されてオーバーラツプ通電が行なわれる。
一方、テープ巻取りの際の供給リールモータの
高速正転時には、モータ供給電圧が高くなるので
第6図のK点及びL点の電位が上がる。またテー
プ早送り時の供給リールモータのテープ送り出し
のための逆転の際にも、K点及びL点が高レベル
になる。K点及びL点の電圧はダイオードD8
D9によつて検出され、検出電圧でもつてトラン
ジスタTr26がオン状態に切換わり、この結果、ト
ランジスタTr20がオフ、トランジスタTr21がオン
状態となる。従つて、オーバーラツプ通電用トラ
ンジスタTr22及びTr23が動作しなくなるためこれ
らトランジスタの発熱が軽減される。なおこの際
オーバーラツプ通電は行なわれなくなるが、巻取
り(正転)や早送り時の送出し(逆転)を行なう
際にはモータのトルクリツプルが大きくなつても
何ら支障を来たすおそれはない。
以上の如く本発明は、2相コイルを駆動する第
1、第2のスイツチング素子の夫々と並列に第
3、第4の補助スイツチ素子を設けて、これらの
補助スイツチング素子を主スイツチング素子の電
流切換え時点の近傍で通電して、2相の第1及び
第2の固定子コイルの各々の通電期間が電流切換
え時点の近傍でオーバーラツプするように構成し
たものである。故に本発明によれば、補助スイツ
チング素子の電流量を加減することにより、主ス
イツチング素子の電流切換え時点の近傍で生じる
トルクの落込みを確実に補償することができ、ト
ルクリツプルを大幅に低減することができる。ま
た主のスイツチング素子の通電切換ポイントをオ
ーバーラツプ通電とは無関係に最適に設定するこ
とができる。従つて、特に磁気テープリールのダ
イレクト・ドライブ方式のVTRやテープレコー
ダ等に本発明の駆動回路を用いれば、ワウ・フラ
ツタがジツタの低減化が可能になる。
また回転子の回転位置を検出する1つの検出素
子の出力信号のレベルを弁別して、略180゜交互の
電流切換信号及びこの電流切換信号の切換点の前
後近傍のパルス信号を夫々形成し、上記電流切換
信号でもつて上記第1、第2のスイツチング素子
を駆動すると共に、上記パルス信号で上記第3、
第4のスイツチング素子を駆動するようにしたの
で、オーバーラツプ通電のために回転検出素子を
追加する必要がなく、しかも共通の回転検出素子
を用いるので、主のスイツチング素子の切換点の
回転子に対する位相が設定されたら、オーバーラ
ツプ通電用のパルス信号の位置が切換点の前後近
傍において正確に定まり、オーバーラツプ通電の
タイミング調整を特に必要とせず、無調整でもオ
ーバーラツプ通電によるトルク補償が確実に行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用することができる従来か
ら知られている2相4極ブラシレスモータの横断
面図、第2図は第1図のモータの回転トルクを示
す波形図、第3図〜第5図は本発明の実施例を示
すものであつて、第3図はモータ駆動回路の回路
図、第4図及び第5図は第3図のモータ駆動回路
の動作を説明するための波形図、第6図及び第7
図は本発明を磁気テープの供給リールモータに適
用したときの実施例を示すものであつて、第6図
はモータ駆動回路の回路図、第7図は第6図のモ
ータ駆動回路の動作を説明するための波形図であ
る。 なお図面に用いられている符号において、1…
…アウターロータヨーク、2a,2b,3ap3
b……マグネツト、5A,5A′,5B,5B′…
…固定子コイル、10……ホール素子、11,1
3,14……差動増幅器、15……アンド回路、
Tr1,Tr2……主スイツチングトランジスタ、
Tr3,Tr4……補助スイツチングトランジスタ、
a,b……電流切換信号、e……パルス信号であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2相の第1及び第2の固定子コイルの各相に
    おいて電気角で180゜以上にわたつて一方方向のト
    ルクを形成すると共に、前記第1及び第2の固定
    子コイルを交互に切換通電することにより連続し
    た回転トルクを得るようにした2相ブラシレスモ
    ータの駆動回路において、 前記第1及び第2の固定子コイルの各々を駆動
    する第1、第2のスイツチング素子と、これらの
    スイツチング素子の夫々と並列接続された第3、
    第4のスイツチング素子と、回転子の回転位置を
    検出する1つの検出素子と、この検出素子の出力
    信号のレベルを弁別して略180゜交互の電流切換信
    号及びこの電流切換信号の切換点の前後近傍のパ
    ルス信号を夫々形成する回路とを具備し、 上記電流切換信号でもつて上記第1、第2のス
    イツチング素子を駆動すると共に、上記パルス信
    号で上記第3、第4のスイツチング素子を駆動し
    て、相切換点の近傍のトルクを補償した2相ブラ
    シレスモータの駆動回路。
JP2579880A 1980-02-29 1980-02-29 Driving circuit for two phase Granted JPS56123790A (en)

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