JPS6227638B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6227638B2 JPS6227638B2 JP53065363A JP6536378A JPS6227638B2 JP S6227638 B2 JPS6227638 B2 JP S6227638B2 JP 53065363 A JP53065363 A JP 53065363A JP 6536378 A JP6536378 A JP 6536378A JP S6227638 B2 JPS6227638 B2 JP S6227638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- output
- position detection
- supplied
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 6
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、回転子の回転位置を検出する位置検
出手段の検出出力を増幅して、上記検出出力に応
じた正弦波状の駆動電流をモータのコイルに流す
ようにしたモータ駆動回路に関し、特に、互に
π/2の位相差の2相のコイルを具備し、これらの
コイルの夫々にその鎖交磁束と同相の駆動電流を
流して定トルク駆動を行うようにした2相交流駆
動ブラシレスモータに用いて最適なものである。
出手段の検出出力を増幅して、上記検出出力に応
じた正弦波状の駆動電流をモータのコイルに流す
ようにしたモータ駆動回路に関し、特に、互に
π/2の位相差の2相のコイルを具備し、これらの
コイルの夫々にその鎖交磁束と同相の駆動電流を
流して定トルク駆動を行うようにした2相交流駆
動ブラシレスモータに用いて最適なものである。
テープレコーダ等のリールの回転駆動を専用の
リール駆動モータで行なうようにする場合、記録
再生(FWD)及び早送り(FF)と巻戻し
(REW)とでリール駆動モータを正逆転させる必
要がある。従来、このようなリール駆動モータと
してDCモータ、ブラシレスモータ等が使用され
ている。この場合、正逆転操作に応じてモータ駆
動電圧の極性を反転させる必要があり、このため
に比較的電流容量の大きいスイツチ手段(機械的
スイツチ或は半導体スイツチ等)を必要としてい
た。また上述のようなリール駆動モータにおいて
は、早送り←→巻戻しの切換え、或は早送りまたは
巻戻しから停止の操作を行う場合、テープを損傷
させないためにモータにブレーキをかけて停止さ
せる必要がある。この場合、モータを逆転させる
駆動電流を与えることによつてブレーキをかける
ことができるが、上述と同様に電流容量の大きい
スイツチ手段を必要とする。
リール駆動モータで行なうようにする場合、記録
再生(FWD)及び早送り(FF)と巻戻し
(REW)とでリール駆動モータを正逆転させる必
要がある。従来、このようなリール駆動モータと
してDCモータ、ブラシレスモータ等が使用され
ている。この場合、正逆転操作に応じてモータ駆
動電圧の極性を反転させる必要があり、このため
に比較的電流容量の大きいスイツチ手段(機械的
スイツチ或は半導体スイツチ等)を必要としてい
た。また上述のようなリール駆動モータにおいて
は、早送り←→巻戻しの切換え、或は早送りまたは
巻戻しから停止の操作を行う場合、テープを損傷
させないためにモータにブレーキをかけて停止さ
せる必要がある。この場合、モータを逆転させる
駆動電流を与えることによつてブレーキをかける
ことができるが、上述と同様に電流容量の大きい
スイツチ手段を必要とする。
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたも
のであつて、簡単な構成でかつ小さい制御電流で
もつてモータの正逆転及びブレーキの操作をし得
るように成すと共に、モータの正逆転の際にモー
タの位置検出手段の不平衡電圧を補償できるよう
にしている。
のであつて、簡単な構成でかつ小さい制御電流で
もつてモータの正逆転及びブレーキの操作をし得
るように成すと共に、モータの正逆転の際にモー
タの位置検出手段の不平衡電圧を補償できるよう
にしている。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明が適用されるテープレコーダの
リール駆動モータとして使用される2相交流駆動
ブラシレスモータの回路図である。第1図におい
て、回転子を構成するロータマグネツト1は例え
ば2極であつて、180゜ずつの互に逆極性の着磁
部分を有している。固定子側には2相のコイル
2,3が電気角でπ/2若しくはπ/2の奇数倍の位
相差で設けられている。従つて、ロータマグネツ
ト1によつて形成されるコイル2,3の鎖交磁束
密度は、その最大値をB0とすると、夫々B1=
B0sinθ及びB2=B0cosθとなる。また固定子には
マグネツト1を備える回転子の回転角度を検出す
るためのホール素子4,5が第1図に示すように
コイル2,3の夫々と同相または180゜の整数倍
の位相差で設けられている。
リール駆動モータとして使用される2相交流駆動
ブラシレスモータの回路図である。第1図におい
て、回転子を構成するロータマグネツト1は例え
ば2極であつて、180゜ずつの互に逆極性の着磁
部分を有している。固定子側には2相のコイル
2,3が電気角でπ/2若しくはπ/2の奇数倍の位
相差で設けられている。従つて、ロータマグネツ
ト1によつて形成されるコイル2,3の鎖交磁束
密度は、その最大値をB0とすると、夫々B1=
B0sinθ及びB2=B0cosθとなる。また固定子には
マグネツト1を備える回転子の回転角度を検出す
るためのホール素子4,5が第1図に示すように
コイル2,3の夫々と同相または180゜の整数倍
の位相差で設けられている。
これらのホール素子4,5の出力端子からはロ
ータマグネツト1の漏れ磁束に応じた検出出力が
夫々得られ、この出力は上記コイル2,3の鎖交
磁束と同相である。即ち、e1=K1sinθ及びe2=
K1cosθ(K1:定数)なる検出出力が得られ、こ
の検出出力はリニア増幅動作する駆動回路7,8
に供給される。従つて、コイル2,3にはi1=
K2sinθ及びi2=K2cosθで表わされる駆動電流が
流される(K2:定数)。この結果、ロータマグネ
ツト1によつて形成されるコイル2,3の鎖交磁
束B1,B2と、コイル2,3を流れる駆動電流と
によつて生ずるトルクは、 T=K2B0sin2θ+K2B0cos2θ=K2B0 となつて、回転子の回転角θに無関係に一定とな
る。
ータマグネツト1の漏れ磁束に応じた検出出力が
夫々得られ、この出力は上記コイル2,3の鎖交
磁束と同相である。即ち、e1=K1sinθ及びe2=
K1cosθ(K1:定数)なる検出出力が得られ、こ
の検出出力はリニア増幅動作する駆動回路7,8
に供給される。従つて、コイル2,3にはi1=
K2sinθ及びi2=K2cosθで表わされる駆動電流が
流される(K2:定数)。この結果、ロータマグネ
ツト1によつて形成されるコイル2,3の鎖交磁
束B1,B2と、コイル2,3を流れる駆動電流と
によつて生ずるトルクは、 T=K2B0sin2θ+K2B0cos2θ=K2B0 となつて、回転子の回転角θに無関係に一定とな
る。
第2図は本発明の実施例を示すモータ駆動回路
の回路図である。なお第2図においてはコイル2
の駆動回路7のみが示されているがコイル3の駆
動回路はこれと同一である。第2図において、ホ
ール素子4の一方の出力端子からは第1図のロー
タマグネツト1の磁束に応じた正弦波状の回転位
置検出出力が得られ、この出力は抵抗R1を介し
て演算増幅器10の+入力端子に供給される。ま
たホール素子4の他方の出力端子は抵抗R2を介
して演算増幅器10の−入力端子に供給されてい
る。演算増幅器10は差動増幅器として動作し、
その出力は抵抗R5を介してプシユプル回路13
に供給される。このプシユプル回路13はトラン
ジスタT1及びT2から成り、位置検出信号はこ
こで電力増幅されてからコイル2に供給される。
なおプシユプル回路13の出力と演算増幅器10
の−入力端子との間に接続されている抵抗R1
5,R16,R17及びコンデンサC1から成る
負帰還回路は記録または再生時にリール駆動モー
タに所定の周波数特性の出力トルクを与えて定テ
ープテンシヨンでテープを巻取るようにするため
である。
の回路図である。なお第2図においてはコイル2
の駆動回路7のみが示されているがコイル3の駆
動回路はこれと同一である。第2図において、ホ
ール素子4の一方の出力端子からは第1図のロー
タマグネツト1の磁束に応じた正弦波状の回転位
置検出出力が得られ、この出力は抵抗R1を介し
て演算増幅器10の+入力端子に供給される。ま
たホール素子4の他方の出力端子は抵抗R2を介
して演算増幅器10の−入力端子に供給されてい
る。演算増幅器10は差動増幅器として動作し、
その出力は抵抗R5を介してプシユプル回路13
に供給される。このプシユプル回路13はトラン
ジスタT1及びT2から成り、位置検出信号はこ
こで電力増幅されてからコイル2に供給される。
なおプシユプル回路13の出力と演算増幅器10
の−入力端子との間に接続されている抵抗R1
5,R16,R17及びコンデンサC1から成る
負帰還回路は記録または再生時にリール駆動モー
タに所定の周波数特性の出力トルクを与えて定テ
ープテンシヨンでテープを巻取るようにするため
である。
第2図において、ホール素子4の電流端子には
正及び負の動作電流が供給され、これによつてリ
ール駆動モータが正逆転されるようになつてい
る。即ち、早送り及び記録再生の際には端子11
に低レベルの信号が供給され、トランジスタT3
がオフとなる。このため+B電源が抵抗R7を介
して演算増幅器14の+入力端子に供給される。
一方、この演算増幅器14の−入力端子は抵抗R
9を介して接地電位にクランプされているので、
演算増幅器14の出力が高レベルとなる。このた
め感度調整用可変抵抗VR1及び抵抗R11を介
してホール素子4に正方向の動作電流が流され、
正の検出出力がホール素子4から得られる。
正及び負の動作電流が供給され、これによつてリ
ール駆動モータが正逆転されるようになつてい
る。即ち、早送り及び記録再生の際には端子11
に低レベルの信号が供給され、トランジスタT3
がオフとなる。このため+B電源が抵抗R7を介
して演算増幅器14の+入力端子に供給される。
一方、この演算増幅器14の−入力端子は抵抗R
9を介して接地電位にクランプされているので、
演算増幅器14の出力が高レベルとなる。このた
め感度調整用可変抵抗VR1及び抵抗R11を介
してホール素子4に正方向の動作電流が流され、
正の検出出力がホール素子4から得られる。
このためモータが正方向に回転され、テープが
順方向に走行される。なお早送りの際には早送り
釦(図示せず)に連動してスイツチ18がオンと
なるので、駆動回路7の負帰還回路の抵抗R16
とR17の接続点がコンデンサC2及び抵抗R1
8を介して接地される。従つて、負帰還回路によ
つて演算増幅器10の−端子に帰還される信号の
うちの高域成分が減衰されるので、駆動回路7の
高域のゲインが上昇し、モータが記録再生時より
高速回転する。
順方向に走行される。なお早送りの際には早送り
釦(図示せず)に連動してスイツチ18がオンと
なるので、駆動回路7の負帰還回路の抵抗R16
とR17の接続点がコンデンサC2及び抵抗R1
8を介して接地される。従つて、負帰還回路によ
つて演算増幅器10の−端子に帰還される信号の
うちの高域成分が減衰されるので、駆動回路7の
高域のゲインが上昇し、モータが記録再生時より
高速回転する。
次に巻戻しの際には巻戻し釦(図示せず)に連
動して端子11に高レベルの信号が供給され、ト
ランジスタT3がオンとなる。このため演算増幅
器14の+入力端子が抵抗R7とR8とで定まる
所定の負電位となるので、演算増幅器14の出力
が負レベルとなる。この結果、ホール素子4の電
流端子から抵抗R11、可変抵抗VR1を介して
負方向の動作電流が流れて、ホール素子4の出力
の位相が180゜反転される。従つて、駆動回路7
を介してコイル2に早送り時とは逆位相の駆動電
流が流れてモータが逆転し、テープが巻戻され
る。なお巻戻し時には早送り時と同様にスイツチ
18がオンとなつてモータが高速回転する。
動して端子11に高レベルの信号が供給され、ト
ランジスタT3がオンとなる。このため演算増幅
器14の+入力端子が抵抗R7とR8とで定まる
所定の負電位となるので、演算増幅器14の出力
が負レベルとなる。この結果、ホール素子4の電
流端子から抵抗R11、可変抵抗VR1を介して
負方向の動作電流が流れて、ホール素子4の出力
の位相が180゜反転される。従つて、駆動回路7
を介してコイル2に早送り時とは逆位相の駆動電
流が流れてモータが逆転し、テープが巻戻され
る。なお巻戻し時には早送り時と同様にスイツチ
18がオンとなつてモータが高速回転する。
一般に、ホール素子4の出力電圧にはその構造
に起因して直流のオフセツト電圧が含まれてい
る。この直流オフセツト電圧は駆動回路7によつ
て直流増幅されるので、コイル2に直流オフセツ
ト電流が流れる。このオフセツト電流はトルク損
失の原因となる上に、2相のコイル2,3を流れ
る駆動電流が互に不平衡となつてトルクリツプル
を生ずる。このため第2図においては、ホール素
子4の出力に対してオフセツト電圧を補償する手
段(可変抵抗VR2,VR3、ダイオードD1,D
2、抵抗R12より成る)が設けられている。
に起因して直流のオフセツト電圧が含まれてい
る。この直流オフセツト電圧は駆動回路7によつ
て直流増幅されるので、コイル2に直流オフセツ
ト電流が流れる。このオフセツト電流はトルク損
失の原因となる上に、2相のコイル2,3を流れ
る駆動電流が互に不平衡となつてトルクリツプル
を生ずる。このため第2図においては、ホール素
子4の出力に対してオフセツト電圧を補償する手
段(可変抵抗VR2,VR3、ダイオードD1,D
2、抵抗R12より成る)が設けられている。
即ち、早送り及び記録再生の際には既述のよう
に演算増幅器14の出力が正レベルとなるので、
この出力が可変抵抗VR1、抵抗R12及びダイ
オードD1を介して可変抵抗VR2の可動端子に
供給される。この可変抵抗VR2の両固定端子は
演算増幅器10の+及び−入力端子に夫々接続さ
れているので、これらの入力端子に可変抵抗VR
2で調整される所定の電圧が供給されて演算増幅
器10のバランスが調整され、ホール素子4の出
力のオフセツト分が補償される。なおこのときダ
イオードD2は逆バイアスでオフになつているの
で、可変抵抗VR3によるオフセツト補償は機能
していない。
に演算増幅器14の出力が正レベルとなるので、
この出力が可変抵抗VR1、抵抗R12及びダイ
オードD1を介して可変抵抗VR2の可動端子に
供給される。この可変抵抗VR2の両固定端子は
演算増幅器10の+及び−入力端子に夫々接続さ
れているので、これらの入力端子に可変抵抗VR
2で調整される所定の電圧が供給されて演算増幅
器10のバランスが調整され、ホール素子4の出
力のオフセツト分が補償される。なおこのときダ
イオードD2は逆バイアスでオフになつているの
で、可変抵抗VR3によるオフセツト補償は機能
していない。
巻戻しの際には、演算増幅器14の出力が負レ
ベルとなつてホール素子4に負の動作電流が流れ
る。このためホール素子4の出力のオフセツト電
圧が負の動作電流に応じて負側に変化する。この
負のオフセツト電圧の補償は可変抵抗VR3によ
つて行われる。即ち、演算増幅器14の出力が負
レベルであるので、ダイオードD2がオンとなつ
て負レベルの電圧が可変抵抗VR3の可動端子に
供給され、この可変抵抗の両固定端子から所定レ
ベルに調整された電圧が演算増幅器10の+及び
−入力端子に供給される。従つて、演算増幅器1
0のバランスが調整されてホール素子4の出力の
オフセツト分が補償される。なおこのときダイオ
ードD1は逆バイアスでオフであるので、可変抵
抗VR2によるオフセツト補償は機能していな
い。
ベルとなつてホール素子4に負の動作電流が流れ
る。このためホール素子4の出力のオフセツト電
圧が負の動作電流に応じて負側に変化する。この
負のオフセツト電圧の補償は可変抵抗VR3によ
つて行われる。即ち、演算増幅器14の出力が負
レベルであるので、ダイオードD2がオンとなつ
て負レベルの電圧が可変抵抗VR3の可動端子に
供給され、この可変抵抗の両固定端子から所定レ
ベルに調整された電圧が演算増幅器10の+及び
−入力端子に供給される。従つて、演算増幅器1
0のバランスが調整されてホール素子4の出力の
オフセツト分が補償される。なおこのときダイオ
ードD1は逆バイアスでオフであるので、可変抵
抗VR2によるオフセツト補償は機能していな
い。
次に第3図は本発明の別の実施例を示すモータ
駆動回路の回路図である。また第4図は第3図の
各部の波形を示す波形図である。なお第3図にお
いて第2図と同一の部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
駆動回路の回路図である。また第4図は第3図の
各部の波形を示す波形図である。なお第3図にお
いて第2図と同一の部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
第3図の実施例では、早送りから巻戻しに切換
える場合、或は巻戻しから早送りに切換える際、
または早送り、巻戻しから停止させる際にモータ
に電磁ブレーキがかかるようになつている。第3
図において、トランジスタT3のコレクタ回路の
抵抗R7及びR8の接続点と、演算増幅器14の
+入力端子との間には抵抗R14、コンデンサC
3より成る時定数回路が挿入されている。またこ
の時定数回路の一端は停止スイツチ16を介して
接地されている。また時定数回路の他端は抵抗R
13、ブレーキスイツチ17を介して接地されて
いる。そして早送り(FF)及び巻戻し(REW)
の際にはモータに電磁ブレーキを働かせるために
ブレーキスイツチ17はオンとなつている。また
記録再生時の順方向送り(FWD)及び逆方向送
り(リバース)のときにはブレーキスイツチ17
はオフになつている。また停止スイツチ16は
FF←→REWの切換えの際にテープレコーダのシス
テムコントロール部からの信号に基いて所定期間
(例えば0.1秒)オンとなる。またFF/REW→
STOP(停止)の際にはストツプ釦の操作に連動
して停止スイツチ16がオンとなるように構成さ
れている。
える場合、或は巻戻しから早送りに切換える際、
または早送り、巻戻しから停止させる際にモータ
に電磁ブレーキがかかるようになつている。第3
図において、トランジスタT3のコレクタ回路の
抵抗R7及びR8の接続点と、演算増幅器14の
+入力端子との間には抵抗R14、コンデンサC
3より成る時定数回路が挿入されている。またこ
の時定数回路の一端は停止スイツチ16を介して
接地されている。また時定数回路の他端は抵抗R
13、ブレーキスイツチ17を介して接地されて
いる。そして早送り(FF)及び巻戻し(REW)
の際にはモータに電磁ブレーキを働かせるために
ブレーキスイツチ17はオンとなつている。また
記録再生時の順方向送り(FWD)及び逆方向送
り(リバース)のときにはブレーキスイツチ17
はオフになつている。また停止スイツチ16は
FF←→REWの切換えの際にテープレコーダのシス
テムコントロール部からの信号に基いて所定期間
(例えば0.1秒)オンとなる。またFF/REW→
STOP(停止)の際にはストツプ釦の操作に連動
して停止スイツチ16がオンとなるように構成さ
れている。
早送りの際には、既述のようにトランジスタT
3がオフになつていて第4図Aに示すようにA点
の電位は+V1となつている。この電位は抵抗R
13とR14とで分圧されるのでB点の電圧は第
4図Bに示すように+V2(=R13V1/R13+R1
4)となつ ていて、このため演算増幅器14の出力(C点)
には第4図Cに示すように正レベル+V3が生じ
ている。従つて、ホール素子4に正方向の動作電
流が供給され、モータが正転されテープが早送り
されている。
3がオフになつていて第4図Aに示すようにA点
の電位は+V1となつている。この電位は抵抗R
13とR14とで分圧されるのでB点の電圧は第
4図Bに示すように+V2(=R13V1/R13+R1
4)となつ ていて、このため演算増幅器14の出力(C点)
には第4図Cに示すように正レベル+V3が生じ
ている。従つて、ホール素子4に正方向の動作電
流が供給され、モータが正転されテープが早送り
されている。
この状態で第4図の時点t1において巻戻し釦
を操作すると、既述のようにトランジスタT3が
オンとなると共に停止スイツチ16が時点t2ま
でオンとなる。このためA点の電位は第4図Aに
示すように接地電位となる。このときコンデンサ
C3に充電されていた電荷が第3図の点線矢印の
方向に抵抗R13,R14及びコンデンサC3で
定まる時定数で放電される。この結果、B点の電
位は第4図Bに示すように時点t1で−V2に下
り、その後所定の時定数のカーブで接地電位まで
上昇する。演算増幅器14の+入力端子にはB点
の電位が供給されるが、その−入力端子は抵抗R
9を介して接地電位になつているので、この演算
増幅器14はゼロクロスコンパレータとして動作
している。このため、演算増幅器14の出力のC
点の電圧は第4図Cに示すようにB点の電位が零
に復帰するまでの期間−V3となる。従つて、こ
の期間においてホール素子4に負の動作電流が流
されて、その出力の位相が反転される。このた
め、コイルを流れる駆動電流が逆位相になつて、
モータに電磁ブレーキがかけられてモータが制動
される。そしてモータが制動された後時点t2で
停止スイツチ16がオフとなると、トランジスタ
T3がオンなのでA点の電位が−V1に下り、こ
の電位−V1は抵抗R13とR14とで分圧され
B点の電位が−V2になる。従つて、この電位−
V2に応じてC点の電位が第4図Cに示すように
−V3となつてホール素子4に負の動作電流が供
給され、モータが逆転されてテープが巻戻され
る。
を操作すると、既述のようにトランジスタT3が
オンとなると共に停止スイツチ16が時点t2ま
でオンとなる。このためA点の電位は第4図Aに
示すように接地電位となる。このときコンデンサ
C3に充電されていた電荷が第3図の点線矢印の
方向に抵抗R13,R14及びコンデンサC3で
定まる時定数で放電される。この結果、B点の電
位は第4図Bに示すように時点t1で−V2に下
り、その後所定の時定数のカーブで接地電位まで
上昇する。演算増幅器14の+入力端子にはB点
の電位が供給されるが、その−入力端子は抵抗R
9を介して接地電位になつているので、この演算
増幅器14はゼロクロスコンパレータとして動作
している。このため、演算増幅器14の出力のC
点の電圧は第4図Cに示すようにB点の電位が零
に復帰するまでの期間−V3となる。従つて、こ
の期間においてホール素子4に負の動作電流が流
されて、その出力の位相が反転される。このた
め、コイルを流れる駆動電流が逆位相になつて、
モータに電磁ブレーキがかけられてモータが制動
される。そしてモータが制動された後時点t2で
停止スイツチ16がオフとなると、トランジスタ
T3がオンなのでA点の電位が−V1に下り、こ
の電位−V1は抵抗R13とR14とで分圧され
B点の電位が−V2になる。従つて、この電位−
V2に応じてC点の電位が第4図Cに示すように
−V3となつてホール素子4に負の動作電流が供
給され、モータが逆転されてテープが巻戻され
る。
次に、時点t3において再び早送り釦を操作す
ると、トランジスタT3がオフになると共に停止
スイツチ16がオンになる。この時点では上述と
逆に、第3図の一点鎖線で示す方向にコンデンサ
C3の放電電流が流れて、B点の電位が第4図B
のように+V2の電位から所定の時定数でもつて
接地電位まで減衰される。この結果、C点の電位
が所定期間+V3となつて正方向の動作電流がホ
ール素子4に供給され、モータにブレーキがかけ
られる。その後時点t4でモータが正転されてテ
ープが早送りされる。
ると、トランジスタT3がオフになると共に停止
スイツチ16がオンになる。この時点では上述と
逆に、第3図の一点鎖線で示す方向にコンデンサ
C3の放電電流が流れて、B点の電位が第4図B
のように+V2の電位から所定の時定数でもつて
接地電位まで減衰される。この結果、C点の電位
が所定期間+V3となつて正方向の動作電流がホ
ール素子4に供給され、モータにブレーキがかけ
られる。その後時点t4でモータが正転されてテ
ープが早送りされる。
なお早送りまたは巻戻しから制動させるときに
は、時点t1またはt3以後停止スイツチ16が
オン状態を継続するので、第4図A,B,Cの一
点鎖線で示すように各点のレベルが接地電位とな
つている。このためホール素子4に動作電流が流
れないのでモータの駆動コイルには駆動電流が供
給されない。
は、時点t1またはt3以後停止スイツチ16が
オン状態を継続するので、第4図A,B,Cの一
点鎖線で示すように各点のレベルが接地電位とな
つている。このためホール素子4に動作電流が流
れないのでモータの駆動コイルには駆動電流が供
給されない。
これらの停止スイツチ16、時定数回路R1
4、C3はモータを停止又は逆転させる際のブレ
ーキ手段を構成している。
4、C3はモータを停止又は逆転させる際のブレ
ーキ手段を構成している。
次に、記録再生時にはブレーキスイツチ17が
オフになるので、ブレーキ操作が行われない。そ
して順方向送り及び逆方向送りのときのトランジ
スタのオン・オフ及び停止スイツチ16のオン・
オフに応じてB点の電位が第4図B′に示すように
なつて、モータが正方向及び逆方向に回転され記
録再生が行われる。なおこのときスイツチ18が
オフになつてリールは所定の回転速度で回転駆動
される。
オフになるので、ブレーキ操作が行われない。そ
して順方向送り及び逆方向送りのときのトランジ
スタのオン・オフ及び停止スイツチ16のオン・
オフに応じてB点の電位が第4図B′に示すように
なつて、モータが正方向及び逆方向に回転され記
録再生が行われる。なおこのときスイツチ18が
オフになつてリールは所定の回転速度で回転駆動
される。
本発明は上述の如く、回転子の回転位置を検出
する位置検出手段の検出出力に基いた信号をモー
タ駆動コイルに供給するようにしたモータ駆動回
路において、上記位置検出手段に正あるいは負の
動作電流を供給してモータの正逆転の制御を行う
と共に、上記位置検出手段の検出出力のオフセツ
ト成分を上記夫々の動作電流において補償し得る
手段を設けたので、簡単な回路でかつ小電流でも
つてモータの正逆転を行うことができ、しかも正
転と逆転とで同等にトルク損失、トルクリツプル
が低減される。また本発明の第2の発明ではモー
タの反転時及び停止時に逆極性の動作電流を所定
時間位置検出手段に供給するようにしたので、動
作時と逆極性の駆動電流をモータコイルに流して
電磁ブレーキをかけることができ、このブレーキ
操作を簡単な回路でかつ小電流の制御でもつて行
うことができる。
する位置検出手段の検出出力に基いた信号をモー
タ駆動コイルに供給するようにしたモータ駆動回
路において、上記位置検出手段に正あるいは負の
動作電流を供給してモータの正逆転の制御を行う
と共に、上記位置検出手段の検出出力のオフセツ
ト成分を上記夫々の動作電流において補償し得る
手段を設けたので、簡単な回路でかつ小電流でも
つてモータの正逆転を行うことができ、しかも正
転と逆転とで同等にトルク損失、トルクリツプル
が低減される。また本発明の第2の発明ではモー
タの反転時及び停止時に逆極性の動作電流を所定
時間位置検出手段に供給するようにしたので、動
作時と逆極性の駆動電流をモータコイルに流して
電磁ブレーキをかけることができ、このブレーキ
操作を簡単な回路でかつ小電流の制御でもつて行
うことができる。
第1図は本発明が適用されるテープレコーダの
リール駆動モータとして使用され2相交流駆動ブ
ラシレスモータの回路図、第2図は本発明の一実
施例を示すモータ駆動回路の回路図、第3図は本
発明の別の実施例を示すモータ駆動回路の回路
図、第4図は第3図の各部の波形を示す波形図で
ある。 なお図面に用いられている符号において、1…
ロータマグネツト、2,3…コイル、4,5…ホ
ール素子、8,7…駆動回路、14…演算増幅
器、16…停止スイツチ、17…ブレーキスイツ
チ、である。
リール駆動モータとして使用され2相交流駆動ブ
ラシレスモータの回路図、第2図は本発明の一実
施例を示すモータ駆動回路の回路図、第3図は本
発明の別の実施例を示すモータ駆動回路の回路
図、第4図は第3図の各部の波形を示す波形図で
ある。 なお図面に用いられている符号において、1…
ロータマグネツト、2,3…コイル、4,5…ホ
ール素子、8,7…駆動回路、14…演算増幅
器、16…停止スイツチ、17…ブレーキスイツ
チ、である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転子の回転位置を検出するための位置検出
手段と、該位置検出手段に供給される動作電流の
極性を切換えるためのスイツチ手段と、上記位置
検出手段から出力される一対の位置検出信号が供
給され、これらの信号を差動増幅して駆動コイル
に供給するための正弦波状駆動電流を形成する増
幅器と、上記位置検出手段に供給される動作電流
の極性に対応して上記位置検出手段から出力され
る位置検出信号の各オフセツト成分を夫々補償す
るためのオフセツト補償手段とを具備することを
特徴とするモータ駆動回路。 2 上記オフセツト補償手段は、上記各オフセツ
ト成分を補償する電圧を発生する一対の分圧手段
と、上記位置検出手段に供給される動作電流の極
性に応じて上記分圧手段の出力を切換えて補償電
圧を位置検出手段の出力に与えるスイツチ手段と
を具備することを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載のモータ駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6536378A JPS54156113A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Motor driving circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6536378A JPS54156113A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Motor driving circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54156113A JPS54156113A (en) | 1979-12-08 |
JPS6227638B2 true JPS6227638B2 (ja) | 1987-06-16 |
Family
ID=13284793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6536378A Granted JPS54156113A (en) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | Motor driving circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54156113A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007115377A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Teac Corp | ディスク装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS513362A (en) * | 1974-06-28 | 1976-01-12 | Mitsunori Handa | Puuriijikubuno seizoohoo |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5219128Y2 (ja) * | 1972-11-09 | 1977-04-30 |
-
1978
- 1978-05-31 JP JP6536378A patent/JPS54156113A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS513362A (en) * | 1974-06-28 | 1976-01-12 | Mitsunori Handa | Puuriijikubuno seizoohoo |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54156113A (en) | 1979-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0728553B2 (ja) | モータの駆動回路 | |
JPS635999B2 (ja) | ||
NL192703C (nl) | Besturingsschakeling voor een borstelloze gelijkstroommotor. | |
US4710684A (en) | Drive circuit for brushless DC motors | |
US4158795A (en) | Brushless DC motors | |
JPS61207191A (ja) | 直流ブラシレスモ−タ | |
JPS6227638B2 (ja) | ||
JPH0226478B2 (ja) | ||
JPS648554B2 (ja) | ||
JPS6111556B2 (ja) | ||
JPS5850502Y2 (ja) | 記録再生装置 | |
JPS6137873B2 (ja) | ||
JPH09271192A (ja) | ブラシレスモータの駆動装置 | |
JPS6233839B2 (ja) | ||
JPH0544900Y2 (ja) | ||
KR0170153B1 (ko) | 브이씨알의 드럼 모터 구동 장치 | |
KR840001014B1 (ko) | 2상 무부러쉬 모터 구동회로 | |
JPS5915269Y2 (ja) | ブラシレスモ−タ駆動回路 | |
JP2594040B2 (ja) | モータ制御回路 | |
JP3118721B2 (ja) | モータ | |
JPS6359785A (ja) | ブラシレスモ−タ | |
JPH0347439Y2 (ja) | ||
JP3248835B2 (ja) | ブラシレスモータ用駆動装置 | |
JPS5915272Y2 (ja) | ブラシレスモ−タ駆動回路 | |
JPS5980174A (ja) | ブラシレスモ−タのブレ−キ回路 |