JPS635957B2 - - Google Patents

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JPS635957B2
JPS635957B2 JP53013864A JP1386478A JPS635957B2 JP S635957 B2 JPS635957 B2 JP S635957B2 JP 53013864 A JP53013864 A JP 53013864A JP 1386478 A JP1386478 A JP 1386478A JP S635957 B2 JPS635957 B2 JP S635957B2
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JP
Japan
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signal
circuit
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luminance
track
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Jun Hirai
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Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS635957B2 publication Critical patent/JPS635957B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はVTR(磁気記録再生装置)におい
て、再生時に輝度信号に含まれる種々のノイズ信
号を除去しようとするものである。
輝度信号を磁気テープなどに記録する場合、そ
の輝度信号をFM信号に変換すると共に、いわゆ
るアジマス記録を行えば、再生時、アジマス損失
によつてトラツク間ククロストークを生じること
なくそのFM輝度信号を再生でき、従つて、隣り
合うトラツク間にガードバンドがないように高密
度に記録できるので、少ないテープ使用量で長時
間の記録再生ができる。
ところが、記録密度を高めるために、記録時隣
り合うトラツクの一部が重なるように記録を行う
と、再生時、トラツクの幅がヘツドのトラツク幅
よりも狭くなり、ヘツドが本来のトラツクを走査
すると同時に、両側のトラツクも走査してしまう
ので、アジマス損失によるトラツク間クロストー
クの減少が期待できなくなり、、再生信号にトラ
ツク間クロストーク信号が含まれてしまう。
また、このようにトラツクの一部が重なるよう
に記録しないまでも、トラツクに対するヘツドの
自動トラツキングを行うために、ヘツドをウオブ
リングしたりすると、あるいは、トラツクの幅が
極端に狭くなつたりすると、やはりアジマス損失
が小さくなるので、クロストーク信号が多く含ま
れてしまう。
そこで、記録時、FM輝度信号の搬送周波数あ
るいは位相をトラツクごとに変更し、トラツクの
うち、1つおきのトラツクと、残る1つおきのト
ラツクとでは、FM輝度信号が互いにインターリ
ーブするように記録する方法が考えられている。
すなわち、そのようにすると、再生されたFM
輝度信号にトラツク間クロストーク信号が含まれ
ても、このクロストーク信号は本来のFM輝度信
号に対してインターリーブしているので、FM復
調された輝度信号に、そのクロストーク信号によ
るノイズ信号が含まれても、これは輝度信号に対
してインターリーブしていることになる。そし
て、輝度信号に対してインターリーブしているノ
イズ信号であれば、これはY型くし型フイルタに
供給することにより除去できる。従つて、この記
録方法によれば、十分に高密度の記録ができ、少
ないテープ使用量でより長時間の記録再生ができ
る。
しかし、この方法では、再生系のY型くし型フ
イルタを第1図に示すように構成しなければなら
ないので、きわめて高価になつてしまう。すなわ
ち、Y型くし型フイルタは、基本的には、FM復
調された輝度信号Syを1水平期間遅延する遅延
線111と、その遅延信号ともとの輝度信号Sy
とを加算する加算回路112とによつて構成でき
るが、実際には、遅延線111は低い周波数帯で
は帯域幅が狭いので、遅延線111の前段にAM
変調回路113を設けて輝度信号Syを高い周波
数帯、例えば30MHz程度のAM信号に変換してか
ら遅延線111に供給し、また、遅延線111の
次段にAM検波回路114を設けて1水平期間遅
延した輝度信号Syにしている。
従つて、このようなC型くし型フイルタでは、
構成が複雑になると共に、高価になつてしまう。
また、遅延線111が比較的大きいので、VTR
の小型化の妨げとなつてしまう。
この発明は、このような点にかんがみ、トラツ
ク間クロストーク信号をはじめとする種々のノイ
ズ信号を除去できるようにすると共に、特にこれ
が簡単な構成によりできるようにしたVTRを提
供しようとするものである。
以下、その一例について説明しよう。
第2図において11〜33は記録系、41〜6
4は再生系、80はヘツドドラム用サーボ回路、
101〜105は記録再生切り換えスイツチを示
し、これらスイツチ101〜105は、記録時に
は接点Rに切り換えられ、再生時には接点Pに切
り換えられる。また、残る回路は、記録時と再生
時とで兼用される。
そして、記録時には、NTSCカラー映像信号
が、入力端子11を通じてローパスフイルタ12
に供給されて輝度信号Syが取り出され、この信
号Syが、AGCアンプ13→クランプ回路14→
プリエンフアシス回路15→ダーク及びホワイト
クリツプ回路16のラインを通じてFM変調回路
17に供給されてFM信号Sfとされる。
この場合、後述するようにして、フリツプフロ
ツプ回路93において第3図Aに示すように1つ
おきのフイールド期間Taには立ち上がつていて、
残る1つおきのフイールド期間Tbには立ち下が
つている矩形波信号Svが形成され、この信号Sv
が変調回路17に制御信号として供給され、変調
回路17の変調特性は、フイールド期間Taには
第4図の直線18Aで示す特性とされ、フイール
ド期間Tbには直線18Bで示す特性とされ、す
なわち、輝度信号Syが同一レベル(瞬時ルベル)
であつても、フイールド期間TaとTbとでは、
FM信号Sfの搬送周波数が1/2hhは水平周波数)
だけ異なるようにされる。
そして、このFM信号Sfが、ハイパスフイルタ
18を通じて加算回路19に供給される。
また、端子11からのカラー映像信号が、バン
ドパスフイルタ31に供給されて搬送色信号Ss
(搬送周波数s3.58MHz)が取り出され、この
信号SsがACC回路32を通じて周波数コンバー
タ33に供給されて搬送周波数cが例えば、 c=(44−1/4)h 688KHz の搬送色信号Scに周波数変換され、この信号Sc
が加算回路19に供給される。
この場合、コンバータ33において周波数変換
を行うための交番信号Sqが、次のようにして形
成される。
すなわち、アンプ13からの輝度信号Syが、
スイツチ102の接点Rを通じて同期分離回路7
1に供給されて水平同期パルスPhが取り出され、
このパルスPhがPLL(AFC回路)72に供給され
てパルスPhに同期して周波数44hの交番信号
が形成され、この信号が周波数コンバータ73に
供給される。また、スイツチ103の接点Rを通
じて接地電位がVCO(電圧制御型可変周波数発振
回路)75に制御電圧として供給されてVCO7
5からは、自走周波数が(s−1/4h)の発振信 号が取り出され、この信号がコンバータ73に供
給される。従つて、コンバータ73からは、周波
qが、 qs+44h−1/4h の交番信号+Sqが取り出される。また、このと
き、コンバータ73からは、信号+Sqとは逆相
の信号−Sqも取り出され、これら信号±Sqが、
スイツチ回路74に供給される。
さらに、同期分離回路71からの水平同期パル
スPhがフリツプフロツプ回路91に供給されて
第3図Bに示すように1水平期間ごとに反転する
矩形波信号Shが形成され、この信号Shがオア回
路92に供給されると共に、フリツプフロツプ回
路93からの矩形波信号Svがオア回路92に供
給されてオア回路92からは第3図Cに示すよう
に、フイールド期間Taには連続して立ち上がつ
ていてフイールド期間Tbには1水平期間ごとに
反転する信号Swが取り出される。そして、この
信号Swがスイツチ回路74にその制御信号とし
て供給される。
従つて、スイツチ回路74からは、第3図Dに
示すように、フイールド期間Taには信号+Sqが
連続して取り出され、フイールド期間Tbには信
号+Sqと−Sqとが1水平期間ごとに交互に取り
出される。そして、この取り出された信号Sqが
コンバータ33に供給される。
従つて、コンバータ33において、搬送色信号
Ssは信号Scに低域変換されると共に、この場合、
信号Scの基準位相は、第3図Dに示すように、
フイールド期間Taにはある位相+となり、フイ
ールド期間Tbには1水平期間ごとに位相+と、
これとは逆相の位相−に反転することになる。
そして、この低域変換された搬送色信号Scが
加算回路19に供給されてフイルタ18からの
FM信号Sfの低域帯に加算され、この加算信号St
が記録アンプ21を通じ、さらにスイツチ101
の接点Rを通じて例えば2つの回路磁気ヘツド1
A,1Bに供給される。
このヘツド1A,1Bは、互いに180゜の角間隔
を有し、回転軸4を通じてモータ5によりフレー
ム周波数で回転させられ、その回転周面に対して
磁気テープ2が180゜強の角範囲にわたつて斜めに
巡らされると共に、このテープ2はキヤプスタン
及びピンチローラによつて一定の速度で走行させ
られている。
さらに、ヘツド1A,1Bは、その作動ギヤツ
プの角度、すなわち、アジマス角が互いに違えら
れている。
また、ヘツド1A,1Bの回転は、サーボ回路
80によつて輝度信号Syに同期させられる。す
なわち、スイツチ102を通じて得られる輝度信
号Syが、同期分離回路81に供給されて垂直同
期パルスPvが取り出され、このパルスPvが分周
回路82に供給されてフレーム周波数のパルスに
分周され、このパルスがスイツチ104の接点R
を通じて位相比較回路83に供給される。また、
ヘツド1A,1Bの例えば回転軸4にパルス発生
手段84が設けられ、これらヘツド1A,1Bの
1回転ごとに1つのパルスが取り出され、このパ
ルスが整形アンプ85を通じて比較回路83に供
給される。
そして比較回路83の比較出力が、アンプ86
を通じてモータ5に供給され、ヘツド1A,1B
の回転位相は、輝度信号Syのフレームに同期さ
せられる。
従つて第5図に示すように、フイールド期間
Taの加算信号Stは、ヘツド1Aによつてトラツ
ク3Aとしてテープ2に記録され、フイールド期
間Tbの加算信号Stは、ヘツド1Bによつてトラ
ツク3Bとしてテープ2に記録される。
この場合、ヘツド1A,1Bの回転半径及びテ
ープ2の走行速度などを選定しておくことによ
り、トラツク3は互いに隣接するように、あるい
は一部が重なるようにされると共に、トラツク3
において、水平同期パルスPhの位置が、トラツ
ク3と直交する線上に並ぶ、いわゆるH並べ(水
平同期並べ)が行われる。
そして、このようなトラツクパターンによれば
トラツク3AのFM信号Sfは、第4図の直線18
Aの変調特性であり、トラツク3BのFM信号Sf
は直線18Bの変調特性となり、従つて、トラツ
ク3AのFM信号Sfと、トラツク3BのFM信号
Sfとは、互いにインターリーブしていることにな
る。また、搬送色信号Scにおいても、これは第
3図Dに示すように基準位相が反転させられてい
るので、トラツク3Aの搬送色信号Scと、トラ
ツク3Bの搬送色信号Scとは互いにインターリ
ーブしていることになる(理由の詳細は省略す
る)。
また、分周回路82からの分周パルスが、記録
アンプ87を通じ、さらにスイツチ105の接点
Rを通じて磁気ヘツド88に供給され、再生時の
コントロールパルスとしてテープ2の側縁部に記
録される。
また、この場合、回転軸4に別のパルス発生手
段94が設けられ、これからヘツド1A,1Bの
1回転に1つで、かつ、手段84からのパルスに
対して1フイールド期間ずれたパルスが取り出さ
れ、このパルスが整形アンプ95を通じてRSフ
リツプフロツプ回路93に供給されると共に、ア
ンプ85からのパルスがフリツプフロツプ回路9
3に供給されて第3図Aに示す矩形波信号Svが
形成される。さらに、分離回路81からの垂直同
期パルスPvが、分周回路91にリセツトパルス
として供給され、信号Shの位相が、上述の状態
に規整される。従つて、信号Swの変化は、第3
図Cに示す状態に規整される。
以上のようにしてNTSCカラー映像信号がテー
プ2に記録される。
一方、再生時には、ヘツド88によつてテープ
2からコントロールパルスが再生され、このパル
スが、スイツチ105の接点P→再生アンプ89
→スイツチ104の接点Pを通じて比較回路83
に供給される。従つてトラツク3に対するヘツド
1A,1Bのトラツキングサーボが行われ、ヘツ
ド1A,1Bは記録時と同じ関係でトラツク3を
走査し、トラツク3から加算信号Stが再生され
る。
この場合、ヘツド1Aとトラツク3Bとではア
ジマス角が違い、またヘツド1Bとトラツク3A
とでもアジマス角が違うと共に、FM信号Sfは、
高域帯に記録されているので、一般には再生され
た加算信号St中のFM信号Sfには、アジマス損失
によりトラツク間クロストークを生じないはずで
ある。
しかし、冒頭で述べたように、トラツク3の一
部が重なるように記録したり、ヘツド1A,1B
をウオブリングしたり、あるいは、トラツク3の
幅が極端に狭い場合には、アジマス損失が小さく
なり、再生されたFM信号Sfにはトラツク間クロ
ストーク信号Sxが含まれてしまう。
また、搬送色信号Scは、低域帯に記録されて
いるので、搬送色信号Scについてもアジマス損
失によるトラツク間クロストークの減少を期待で
きず、やはりトラツク間クロストーク信号Skが
含まれてしまう。
こうして、再生された加算信号St中のFM信号
Sf及び搬送色信号Scには、それぞれクロストー
ク信号Sx,Skが含まれるが、このクロストーク
信号Sx,Skを含む加算信号Stが、スイツチ10
1の接点Pを通じ、さらに再生アンプ41を通じ
てハイパスフイルタ42に供給されてFM信号Sf
〔クロストーク信号Sxを含む〕が取り出され、こ
の信号Sfがリミツタ43を通じ、スイツチ回路5
1に供給される。
このスイツチ回路51は、遅延線52及び検出
回路53と共に、ドロツプアウト補償回路を構成
しているものである。すなわち、リミツタ43か
らのFM信号Sfが、検出回路53に供給されてド
ロツプアウトの有無が検出され、その検出信号が
スイツチ回路51に制御信号として供給されてド
ロツプアウトがないときには、リミツタ43から
のFM信号Sfがスイツチ回路51から取り出さ
れ、この取り出された信号Sfが遅延線52に供給
されて1水平期間遅延され、その遅延信号がスイ
ツチ回路51に供給される。
従つて、スイツチ回路51からは、ドロツプア
ウトがないときには、リミツタ43からのFM信
号Sfがそのまま取り出され、ドロツプアウトがあ
るときには、遅延線52から1水面期間前のFM
信号Sfが代わりに取り出され、すなわち、ドロツ
プアウトの補償されたFM信号Sfが取り出され
る。
そして、このドロツプアウトの補償されたFM
信号SfがFM復調回路44に供給されて輝度信号
Syが復調される。この場合、復調前のFM信号Sf
には、クロストーク信号Sxが含まれているので、
このクロストーク信号Sxが復調回路44におい
てノイズ信号SnにFM復調され、このノイズ信号
Snが復調された輝度信号Syに含まれることにな
る。
そこで、この復調回路44からの輝度信号Sy
が加算回路55に供給されると共に、遅延線52
からの遅延したFM信号SfがFM復調回路54に
供給されて1水平期間遅延した輝度信号Sy〔ノイ
ズ信号Snを含む〕が復調され、この信号Syが加
算回路55に供給される。
従つて、加算回路55においては、本来の遅延
していない輝度信号Syと、1水平期間遅延した
輝度信号Syとが加算されることになるが、これ
は、Y型くし型フイルタの動作にほかならない。
すなわち、復調回路44及び加算回路55と、遅
延回路52及び復調回路54とによつてY型くし
型フイルタが構成されていることになる。
そして、この場合、トラツク3AにおけるFM
信号Sfと、トラツク3BにおけるFM信号Sfとは
互いにインターリーブしているので、再生された
FM信号Sfと、これに含まれるトラツク間クロス
トーク信号Sxとは互いにインターリーブするこ
とになる。そして、FM信号Sfと、クロストーク
信号Sxとがインターリーブしていれば、これら
FM信号Sf及びクロストーク信号SxからFM復調
された輝度信号Sy及びノイズ信号Snは互いにイ
ンターリーブしていることになる。すなわち復調
回路44,54からの輝度信号Syにはトラツク
間クロストークによるノイズ信号Snが含まれて
いるが、このノイズ信号Snは輝度信号Syに対し
てインターリーブしている。
従つて、加算回路55において、ノイズ信号
Snは相殺され、加算回路55からは輝度信号Sy
だけが取り出される。
ただし、このとき、記録時の変調回路17の変
調特性が、フイールド期間Ta,Tbごとに第4図
の特性18A,18Bに切り換えられているのに
対し、再生時の復調回路44,54の復調特性が
一定なので、復調された輝度信号Syはフイール
ド期間Ta,Tbごとに直流レベルが変化すること
になる。
そこで、加算回路55からの輝度信号Syがレ
ベルシフト回路45に供給されると共に、フリツ
プフロツプ回路93からの矩形波信号Svがシフ
ト回路45に制御信号として供給されて輝度信号
Syの直流レベルは一定とされる。
そして、この輝度信号Syが、デイエンフアシ
ス回路46を通じて加算回路47に供給される。
また、アンプ41からの加算信号Stがローパス
フイルタ61に供給されて搬送色信号Sc〔クロス
トーク信号Skを含む〕が取り出され、この信号
ScがACC回路62を通じて周波数コンバータ6
3に供給されると共に、スイツチ回路74からの
交番信号Sqがコンバータ63に供給される。従
つて、コンバータ63において、搬送色信号Ss
は、もとの搬送周波数sで、かつ、もとの基準位
相の搬送色信号Ssにもどされる。また、このと
き、搬送色信号Scに含まれていたクロストーク
信号Skも同時に搬送周波数sの信号に周波数変
換される。
そして、この搬送色信号Ss〔及びクロストーク
信号Sk〕が、C型くし型フイルタ64に供給さ
れる。この場合、トラツク3Aにおける搬送色信
号Scと、トラツク3Bにおける搬送色信号Scと
は互いにインターリーブしているので、再生され
た搬送色信号Scと、これに含まれるクロストー
ク信号Skとは互いにインターリーブすることに
なる。そして、搬送色信号Scと、クロストーク
信号Skとがインターリーブしていれば、搬送色
信号Ssと、これに含まれるクロストーク信号Sk
とは互いにインターリーブすることになるので、
フイルタ64において、クロストーク信号Skは
除去され、搬送色信号Ssだけがフイルタ64か
ら取り出される。
そして、この搬送色信号Ssが加算回路47に
供給される。従つて、加算回路47からは、もと
のNTSCカラー映像信号が得られ、これは出力端
子48に取り出される。
なお、このとき、デイエンフアシス回路46か
らの輝度信号Syが、スイツチ102の接点Pを
通じて分離回路71,81に供給される。また、
フイルタ64からの搬送色信号Ssが、バースト
ゲート回路76に供給されてバースト信号が取り
出され、このバースト信号が位相比較回路77に
供給されると共に、発振回路78から周波数s
基準となる発振信号が比較回路77に供給され、
その比較出力がスイツチ103の接点Pを通じて
VCO75にその制御信号として供給される。従
つて、コンバータ63に供給される交番信号Sq
は、このコンバータ63に供給される搬送色信号
Scと同じ位相変動分を持つことになるので、コ
ンバータ63からの搬送色信号Ssには位相変動
分は含まれない。
こうして、高密度の記録が行われていても、あ
るいはヘツド1A,1Bのウオブリングが行われ
ていても、トラツク間クロストークのないカラー
映像信号を得ることができる。
そして、この場合、特にこの発明によれば、Y
型くし型フイルタ用の遅延線をドロツプアウト補
償用の遅延線52で兼用しているので、復調回路
54及び加算回路55を追加するだけでY型くし
型フイルタを構成でき、従つて、第1図の例に比
べて簡単であると共に、安価である。また、Y型
くし型フイルタのために遅延線を新設する必要が
ないので、簡単であり安価であると共に、VTR
が大型化することがない。もちろん、ドロツプア
ウトの補償も行われるのでこれによるノイズを生
じることもない。
さらに、上述の記録再生方式では、再生された
FM信号Sfの帯域内に、FM信号Sfと搬送色信号
Scとのビート成分を生じ、これが復調された輝
度信号Syにやはりノイズ信号として含まれるが、
このノイズ信号も輝度信号Syに対してインター
リーブしているので、加算回路55からの輝度信
号Syにはそのノイズ信号は含まれなくなる。さ
らに、輝度信号Syに含まれる水平相関のない他
のノイズ信号も除去されるので、輝度信号Syの
S/Nが改善される。
ところで、第2図の例においては、再生された
FM信号Sfにドロツプアウトが生じたときには、
このFM信号Sfに代えて1水平期間遅延したFM
信号Sfを使用しているが、このようにすると、も
とのFM信号Sfと遅延したFM信号Sfとの切り換
え点で、両FM信号Sf,Sfの位相にづれがある
と、輝度信号Syに大きなトランジエントノイズ
が生じてしまう。
第6図の例は、このトランジエントノイズを生
じないようにした場合である。
すなわち、第6図の例においては、加算回路5
5からの輝度信号Syがアツテネータ56を通じ
てスイツチ回路57に供給されると共に、復調回
路54からの輝度信号Syがスイツチ回路57に
供給される。そして、検出回路53からの検出信
号がスイツチ回路57に制御信号として供給さ
れ、スイツチ回路57からは、ドロツプアウトが
ないときには、加算回路55からの輝度信号Sy
が取り出され、ドロツプアウトがあるときは、復
調回路54からの輝度信号Syが取り出される。
なお、アツテネータ56は両FM信号Sf,Sfのレ
ベルを合わせるためのものである。
従つて、この例においては、ドロツプアウト時
には、加算回路55からの輝度信号Syに代えて
復調回路54からの輝度信号Syによつてドロツ
プアウトの補償が行われるので、ドロツプアウト
期間が1水平期間以下であれば、トランジエント
ノイズを生じることがない。
以上述べたように、この発明によれば、トラツ
ク間クロストークによるノイズ信号、ドロツプア
ウトによるノイズ信号、FM信号Sfと搬送色信号
Scとのビートによるノイズ信号及びその他のノ
イズ信号を確実に除去でき、しかも、そのための
構成が簡単であると共に、安価である。
なお、上述において、遅延線52の周波数帯域
が狭い場合には、遅延線52または復調回路54
の直後にイコライザ回路を設けて帯域補正を行え
ばよい。また、Y型くし型フイルタとしての特性
があまり問題にならない場合には、加算回路55
に後段でもよい。
さらに、復調回路54からの輝度信号Syを減
衰させてもよく、そうする場合にY型くし型特性
がソフトになり、垂直解像度が向上する。また、
必要な帯域だけを選択的にY型くし型特性にして
もよい。
さらに、カラー映像信号のときと白黒映像信号
のときのように水平周波数が変化する場合、ある
いは異機種で記録したテープ2を再生するときの
ように水平期間の長さが変化する場合には、この
変化に対応して遅延線52の遅延時間を可変して
もよい。
また、映像信号の代わりにPCMパルスのよう
に水平相関のない信号を再生する場合には、遅延
線52がある方の輝度信号Syのラインをオフに
すればよい。さらに、垂直同期パルスPvあるい
はVIR信号などに波形異常が問題となる場合に
は、その期間、同様にラインをオフにすればよ
い。
また、トラツク間クロストークがあつても、こ
れの影響をなくすことができるのであるから、ヘ
ツド1A,1Bのアジマス角を違えなくてもよ
い。さらに、トラツク3Aと3Bとで、FM信号
Sfが互いにインターリーブしていればよく、その
インターリーブの方法は任意である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を説明するための系統図、第
2図はこの発明の一例の系統図、第3図〜第5図
はその説明のための図、第6図はこの発明の他の
例の系統図である。 11〜33は記録系、41〜64は再生系、8
0はヘツドドラム用サーボ回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 輝度信号が1フイールド期間ごとに互いに周
    波数インターリーブするようにFM信号に変換さ
    れ、このFM信号が、1フイールド期間ごとに斜
    めの磁気トラツクとして、かつ、隣り合う磁気ト
    ラツクが互いに異なるアジマス角で互いに近接な
    いし一部が重なるように記録されている磁気テー
    プから上記輝度信号を再生するにあたり、再生さ
    れたFM信号から上記輝度信号を復調する第1の
    信号ラインと、上記再生されたFM信号を1水平
    期間遅延してから復調する第2の信号ラインとを
    有し、上記第1及び第2の信号ラインの出力信号
    を加算して上記輝度信号を得ると共に、上記第1
    の信号ラインの輝度信号中にドロツプアウトが検
    出されたときには、上記再生されたFM信号とし
    て上記第1の信号ラインの1水平期間遅延された
    FM信号を用いるようにした輝度信号の磁気再生
    装置。
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