JPS6355299B2 - - Google Patents

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JPS6355299B2
JPS6355299B2 JP56129884A JP12988481A JPS6355299B2 JP S6355299 B2 JPS6355299 B2 JP S6355299B2 JP 56129884 A JP56129884 A JP 56129884A JP 12988481 A JP12988481 A JP 12988481A JP S6355299 B2 JPS6355299 B2 JP S6355299B2
Authority
JP
Japan
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coil
sheet
coils
insulating
laminated
Prior art date
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Application number
JP56129884A
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English (en)
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JPS5833958A (ja
Inventor
Mitsuo Sudo
Atsushi Kato
Hitoshi Miura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANGYO DENKI KIKI KK
Original Assignee
KANGYO DENKI KIKI KK
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Publication date
Application filed by KANGYO DENKI KIKI KK filed Critical KANGYO DENKI KIKI KK
Priority to JP56129884A priority Critical patent/JPS5833958A/ja
Publication of JPS5833958A publication Critical patent/JPS5833958A/ja
Publication of JPS6355299B2 publication Critical patent/JPS6355299B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/26Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors consisting of printed conductors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は小形モータ、特にモータ速度検出用
コイルを具備するモータに適用されるモータ用シ
ートコイルに関する。
モータにおいてそのモータ効率を上げる点から
その駆動コイルの導体の占有率が高いことが望ま
れる。このような点より薄い絶縁シートにモータ
用駆動コイルを形成したシートコイルをモータの
駆動コイルに用いることを提案した。そのモータ
の速度制御の点などからモータに回転速度検出用
コイルが取付けられているものがある。先に述べ
たように駆動コイルとしてその導体占有率が高
く、効率がよく、しかも小形に構成することを可
能とするシートコイルを用いても、速度検出用コ
イルを比較的厚い絶縁板に形成したものを用いる
と、シートコイルを用いて小形化する利益が失な
われる。
この発明は絶縁シートの一面に駆動コイルを形
成し、他面に速度検出用コイルを形成して全体と
してモータを小形に構成できるようにしようとす
るものである。
この発明の説明に先だつて、この発明によるモ
ータ用コイルが適用されるモータの一般的な構成
例をまず説明しよう。第1図はアキシヤルフラツ
クス型モータを示し、モータケース11は偏平な
磁性体で構成されており、そのモータケース11
に回転軸12が挿通され、回転軸12は軸受1
3,14により回転自在にモータケース11に保
持されている。モータケース11内において回転
軸12上に平板状永久磁石のロータ15が取付け
られており、このロータ15はその端面に回転軸
12と平行とした磁束を発生する磁極が回転軸1
2を中心に等角間隔で形成されている。このロー
タ15の端面と対向して第1相駆動コイル16及
び第2相駆動コイル17がそれぞれ設けられる。
これら駆動コイルに対する配線やロータ15の角
度位置検出素子が取り付けられた配線基板18上
に駆動コイル16,17が取り付けられている。
第1相駆動コイル16は例えば第2図に示すよう
に回転軸12を中心とする円周上において複数の
コイル19が等角間隔で配列されて構成される。
この例においては8個のコイル19が用いられ、
これらは同一の大きさであつてそのコイル19と
永久磁石15の磁極との関係は図に示すようにそ
のN及びSの各極とある回転状態においてはコイ
ル19の中心とがそれぞれ対向するように極数と
コイルの数は同一に選定されている。第2相コイ
ル17は第1相コイル16に対して角度的にコイ
ル19のピツチの半ピツチ分だけずらされて配置
される。このアキシヤルフラツクス型モータはロ
ータ15より発生した回転軸12と平行した磁束
が第1相コイル、第2相コイルを貫通するように
構成されている。これら第1相コイル及び第2相
コイルに対する給電によるモータの回転、つまり
ロータ15の回転動作は従来より知られているか
ら説明は省略する。
このようなモータにおいて、例えば速度制御を
行うようなために、モータの回転速度を検出する
速度検出用コイル21が基板18に取り付けら
れ、この速度検出用コイル21によりロータ15
の回転磁束を駆動コイルによる回転自体よりも高
い周波数で検出するようにしていた。速度検出用
コイル21は従来においては絶縁基板に取付けた
ものを基板18に取付けており、その占有空間が
比較的大きくなつていた。
第3図及び第4図はこの発明に用いる駆動用コ
イルとしてのシートコイルの一例を示し、第3図
はその一方の面、例えば表、第4図はその裏の面
を示す。絶縁シート31上にこの例においてはほ
ぼ全体にわたつて導体層、例えば銅箔32が形成
されており、この銅箔32に対し点33を中心と
してコイル11及至18が同一円上に隣接して等間
隔で配列形成される。各コイルはほゞ三角状の渦
巻コイルとして構成され、それぞれ第3図では右
巻に構成されており、図の各コイルにおける各線
はコイルの巻線、つまりコイル導体を構成するた
めの溝34を示している。従つて隣接溝34の各
間がコイル巻線、即ちコイル導体35である。
コイル11乃至18の配列の中心部には後で説明
するが、シートコイルを多層に設けた場合のコイ
ル間の接続のための接続片が放射状に形成されて
いる。即ちコイル11の外端(巻き始め)46及
びコイル18の外端(巻き終り)49にそれぞれ
接続されて、接続片36a1,36a2が形成され、
更にこれら接続片36a1と36a2とそれぞれ並べ
られて補助接続片37a1,37a2がそれぞれ放射
状に形成されている。更にこの例においては3相
モータとした場合であつて、第2相、第3相に対
する接続片を構成するため、これら接続片36
a1,36a2,37a1,37a2とに対応してそれぞ
れ点33を中心として120゜角度的にずらされて接
続片36b1,36b2,37b1,37b2、更にこれ
より120゜角度的にずらされて接続片36c1,36
c2,37c1,37c2がそれぞれ点33を中心とし
て放射状に形成されている。接続片36b1,36
b2,37b1,37b2,36c1,36c2,37c1
37c2はコイル11乃至18の何れとも接続されて
いない。各コイル11乃至18の内端は接続部21
乃至28とそれぞれされており、またコイル11
至18の外側においては位置決め用のパターン5
4が図においては30゜の間隔をもつて形成されて
いる。
絶縁シート31の裏側には第4図に示すように
表側とほゞ同様に銅箔32が形成され、更にコイ
ル11乃至18と絶縁シート31を介して対向した
コイル31乃至38がそれぞれ形成される。コイル
1乃至38は裏側から見れば、表側のコイルと同
様にこの例においては右巻にほゞ三角状の渦巻に
形成されており、これらコイル11乃至18とコイ
ル31乃至38とは同一側から見れば逆向きに巻か
れている。コイル31乃至38の配列の中心は点3
3とされている。更にコイル31乃至38に囲まれ
た中心部には放射状の接続片36a1′,乃至36
c2′,37a1′乃至37c2′が絶縁シート31を介し
て接続片36a1乃至36c2,37a1乃至37c2
対向して同様に形成されている。但し裏側のコイ
ルシートに対してはこれら接続片はコイル31
至38の何れとも接続されていない。各コイル31
乃至38の内端にはそれぞれ接続部41乃至48
設けられ、表側の接続部21乃至28と互に絶縁シ
ート31を通じて電気的に接続される。
これら表側のコイル11乃至18と裏側のコイル
1乃至38とは全体が直列に接続される。このた
めコイル31及び32はその外側において隣接する
部分で互に接続され、コイル12及び18は同様に
その隣接する外側部分において互に接続され、以
下同様に隣接コイルの外側部分においてその表側
コイルと裏側コイルとの接続は二つずつ行われ、
しかも接続位置が表側と裏側とにおいてコイル一
つ分ずつずらされる。
この結果、例えば表側のコイルの外端(巻き始
め)46より供給される電流はコイル11より外
側を流れて接続部21に達し、これより裏側の接
続部41を通つてコイル31を外側に向つて流れ、
この外端からコイル32の外側を通つてコイル32
の内側に流れ、その内端42より表側のコイル12
を内側より外側へ向つて流れ、これよりコイル1
を外側より内側に向つて流れ、コイル38の内端
に達し、このコイル38の内側より外側に流れ、
以下同様にして表側のコイルと対向する裏側のコ
イルとを流れるとその同一側の隣接コイルを流れ
て順次コイルに電流が流れ、最後にコイル18
内側より外側に流れてコイル18の外端、つまり
巻き終り49に達する。このようにして表側のコ
イルと裏側のコイルとをそれぞれ流れる電流によ
つて発生する磁束は相加するようにされる。
第3図及び第4図に示した絶縁シート31の両
面に複数のコイルが形成されたコイルシートを作
るには、例えば次のようにする。即ち第5図Aに
示すように導体層例えば銅箔32上に絶縁薄膜6
5が形成される。銅箔32は例えば10μ乃至1mm
程度の厚さのものを使用することができ、例えば
80μのものが使用され、絶縁薄膜65としては銅
箔32に対してコーテイングすることができ、耐
熱性があり、電気的絶縁性の優れたもので、例え
ばポリウレタン系或はエポキシ系樹脂又はフエノ
ール樹脂などの焼付け塗料を用いることができ
る。絶縁薄膜65は例えば1μ乃至20〜30μの厚み
として形成し、好ましくは3乃至5μ程度の厚さ
とされ、ピンホールがないようにされる。このよ
うな絶縁薄膜65の形成は例えばエナメル線やホ
ルマル線などに対する絶縁被覆のコーテイングと
同様にして行なうことができ、これらエナメル線
やホルマル線の絶縁塗料は2乃至3μ程度の厚さ
のものであり、しかもピンホールが完全に無い優
れたものである。このような導線に対する絶縁被
覆と同様に、絶縁薄膜65のコーテイングは例え
ばフエルトに焼付け塗料をしみ込ませ、これを導
体層32の上に塗り付け、その後乾燥して例えば
150℃の炉の中に2乃至3秒程度通過させて乾燥
する。絶縁薄膜65の厚さは一回塗布した後に乾
燥させ、その後に再び塗ることを繰返してその塗
布回数を制御することによつて所望の厚さとす
る。このように導体層32の上に絶縁薄膜65を
形成したものを二枚、その絶縁薄膜を互に合せて
接着する。即ち第5図Bに示すように絶縁薄膜6
5の上に接着剤66を塗り、その接着剤は例えば
ポリエステル系樹脂接着剤又はエポシキ系接着剤
など耐熱性の優れた接着剤が好ましく、このよう
な接着剤をシンナーのような溶剤で薄めて先の絶
縁薄膜65のコーテイングと同様にフエルトなど
にしみ込ませて絶縁薄膜65上に塗布してコーテ
イングし、その後自然乾燥又は真空室で乾燥して
溶剤を蒸発させる。この場合その接着剤66の乾
燥はこれが硬化しない程度の温度で加熱乾燥する
こともできる。更に第5図Cに示すように同様に
形成した銅箔32′の底面に絶縁薄膜67を形成
したものを接着剤66上に配してその絶縁薄膜6
7側を配して接着し、その重ねた状態で一対のロ
ーラーの間を通すことによつて両者を強力に接着
させることができる。この接着剤66の種類に応
じて自然乾燥又は加熱により接着剤66を硬化さ
せる。このようにして絶縁薄膜65,67接着剤
66により絶縁シート31が構成される。その絶
縁シート31の両面に銅箔32及び32′が形成
される。
この実施例においては、駆動コイルをモータの
各相について第3図,第4図に示したシートコイ
ルを二枚用いた場合である。即ち、第6図に示す
ように、第3図及び第4図に示したシートコイル
41,42をその裏側同志、つまりコイル31
至38同志を互に対向させ、これら間には例えば
その表面に対して絶縁被膜をコーテイングし、或
は絶縁シートを介して重ね、しかもその場合、シ
ートコイル41の巻き終りであるコイル18の外
端49をシートコイル42の対応するコイル18
の外端49に接続する。従つてシートコイル4
1,42のコイル11乃至18,31乃至38は互に
直列に接続され、しかもシートコイル41,42
とでは表裏が逆とされており、その電流の入出端
も逆とされているため、これら重ねられた対応す
る各四つのコイルによつて発生する磁束は互に相
加わるようになる。
このようにしてシートコイル41,42を重ね
且つそのコイルを互に直列に接続した積層シート
コイル43を構成するが、これをコイルの各相に
ついて設ける。即ち第7図に示すように第1相積
層シートコイル43a、第2相積層シートコイル
43b、第3相積層シートコイル43cを設け、
しかもこれらを中心点33に対して角度的に120゜
ずつ順次ずらして配置して互に重ねる。この場合
当然であるがこれら重ねによつて互にコイルが接
触しないように絶縁コーテイング或は絶縁シート
を介して積層される。
更に第7図にシートコイル44として示すよう
に、その速度検出用コイルと駆動コイルとがそれ
ぞれ形成されたものがこれら積層シートコイルに
対して更に積層される。
シートコイル44の駆動コイル形成面は第8図
に示すように絶縁シート31上に積層コイル43
aのコイル18と対応してコイル45aが、積層
コイル43bのコイル14及び18とそれぞれ対向
した位置にコイル45b2,45b1が形成され、更
に積層コイル43cのコイル14及び18とそれぞ
れ対向した位置にコイル45c2,45c1が形成さ
れる。更に接続片36a1,36a2,37b1,37
b2乃至36c1,36c2,37c1,37c2がそれぞ
れ形成される。この場合、先の積層コイルに対す
る接続片と異なつて、接続片の36a1,37a1
接続部47aにより互に接続され、同様に接続片
36b2,37b2は接続部47bにより接続片36
c1,37c1は接続部47cによりそれぞれ接続さ
れている。コイル45a2,45b2,45c2の各内
端は絶縁シート31を通じて裏側、即ち速度検出
用コイル形成面に導出され、第9図に示すように
その裏側に形成された配線48を通じて互に接続
され、配線48の一端51が絶縁シート31を通
じる接続部52に接続され、駆動コイル側に導出
されて、これより共通端子、つまり中性点端子5
3dに接続される。
端子53dと並べて設けられた第1相端子53
aはその内端の接続部55を通じて裏側に達し、
その裏側接続部56より配線57を通じ、接続部
58より表側に出て接続片37a2に接続される。
この接続片37a2は第1相の積層コイル43aの
第2層シートコイル42のコイル11の外端46
に接続される。この第2層シート42のコイル18
の外端49は接続片36a2がシートコイル44の
接続片37a1,47a,36a1を通じて更に第1
相積層コイル43aの第1層シートコイル41の
コイル11の外端46に接続片36a1を通じて接
続される。このシートコイル41のコイル18
外端49は、接続片46a2を通じ、シートコイル
44の接続片36a2に接続される。よつて端子5
3aより供給される電流は積層コイル43aのシ
ートコイル42のコイル11に供給され、このシ
ートコイル42の各コイルに順次電流が流れ、更
にそのシートコイル42のコイル18の外端より
接続部47aを通じてシートコイル41のコイル
1の外端に達し、シートコイル41の各コイル
に順次電流が流れ、そのコイル18の外端49よ
りシートコイル44のコイル45aの外端に達
し、このコイルを内端に向つて流れ、これより中
性点端子53dに流れる。
積層シートの接続片間の接続は、例えば第10
図に示すようにして行われる。この第10図は第
1相積層コイル43aの第1層シートコイル41
の接続片36a1とシートコイルシート44上の接
続片36aとを接続する場合である。各積層コイ
ル及びシートコイル間には絶縁フイルム61が介
在されて積層されている。積層コイル43aのシ
ートコイル41の接続片36a1と対応して積層方
向において各積層コイルの接続片36a1′,36
a2′,36a2,36c1…のように順次絶縁シート
を介して対向しており、しかもこれら接続片は各
絶縁シート31の縁に接して位置しており、絶縁
シート31,61は非常に薄いものであり、一般
に接続片の厚みの方が大とされている。これら接
続片の積層側面に半田又は導電性接着剤などの接
続導体層62が盛り付けられる。導体層62は薄
い絶縁シート31或は61をわたつて隣接する接
続片間に接着されて保持される。このようにして
積層コイル43aのシートコイル41の接続片3
6a1が導体層62を通じてシートコイル44の接
続片36aに接続される。
なお積層コイル43a〜43c、シートコイル
44が互に積層され、接着固化された後、その中
心部が打抜かれて、その打抜きにより形成された
側面に前記導体層62の付着が行われる。
第8図においてコイル45bの外端はその内側
の配線63を通じ、接続部64より裏側に導出さ
れ、裏側の導体68を通じてコイル45b1の内端
に接続される。このコイル45b1の外端は接続片
47b1を通じて第2相積層コイルの第1層シート
コイル41のコイル18に対し、その接続片36
a2を通じて接続される。また第2相コイルに対す
る端子53bは端子53d,53a間にほゞ平行
に設けられ、この端子53aは接続片36b1に接
続され、これより第2相積層コイル43bの第2
シートコイルのコイル11に対する接続片36a1
に接続される。従つて端子53bより電流は積層
コイル43bの第2層シートコイルのコイルに電
流が流れた後、第1層シートコイルのコイルに電
流が流れ、更にコイル45b1,45b2を通つて中
性点端子53dに流れる。
シートコイル44上のコイル45c2の外端は接
続部69を通じて裏側に導かれ、これより配線7
1を通じてコイル45c1の内端に接続される。コ
イル45c1の外端は接続片36c2に接続され、こ
れより第3相積層シートコイル43cの第1層シ
ートコイルのコイル18の外端に接続される。一
方、端子53dと並べて設けられた端子35cは
接続片37cに接続され、これは第3相積層コイ
ル43cの第1層シートコイルのコイル11に接
続される。このようにして第3相積層コイル43
cのコイル及びコイル45c1,45c2は直列に接
続されて端子53c,53d間に電流が流される
ことになる。
速度検出用コイルは第9図に示すように、表側
の駆動コイルの接続片36a1,36a2などと対応
して36a1′,36a2′などが同様に形成されて、
かつその周辺部に先に述べた配線57,71など
が形成されており、その外側において速度検出用
コイル73が中心点33に対して放射方向にじぐ
ざぐに形成されており、その放射方向の導体部分
が速度検出として有効に作用する。このコイル7
3の両端は端子74,75として導出され、これ
ら端子74,75と、駆動コイル端子53a〜5
3dは端子部50として突出している。速度検出
用コイル73の半径方向における長さはほゞ一様
とされるが、駆動コイル45a,45b1,45
b2,45c1,45c2の各内端の接続導出を行つて
いる部分については、その接続線よりも外側部分
においてのみコイルが形成され、短かいコイル7
3aとされている。このように一部のコイルの長
さが短かくされている部分と対応して、一部のコ
イルは73bとして示すように例えば内側に長く
して、出力の振動のバランスを計つている。コイ
ル73のピツチは各部同一とされる。
シートコイル44においてその表側の駆動コイ
ルと裏側の速度検出用コイル73との各部分にお
いて絶縁シート31を介して互に重なつてない部
分、特に交差して重ならない部分はシートコイル
の強度が弱くなる。よつて隣接駆動コイルの間の
部分に、同一側から見て裏側の速度検出用コイル
73と交差するように周方向に延長した補強用導
体76を適当に形成してこのシートコイルを補強
することができる。同様にして速度検出用コイル
73側においてもその内周円に沿つて補強コイル
77を周方向に沿つて形成することができる。
以上述べたこの発明による小形モータ用コイル
においては、駆動コイルをシートコイルとして形
成し、その占有空間を小さくすることができ、し
かも速度検出用コイルを用いる場合にその速度検
出用コイルもシートコイルとして形成され、モー
タを全体として小形に構成することができる。そ
の場合、速度検出用コイルとしては高い周波数で
つまり低速でも高精度に検出できるようにコイル
ピツチを小さくすることが好ましく、一方駆動コ
イルにおいては強い磁束を発生させる点よりなる
べく磁束密度を高くすることが望ましく、速度検
出コイルにおいてはその検出信号を電気的に増幅
することができ、この点より速度検出用コイル7
3は1枚のコイルとして構成し、そのシートコイ
ルの他面に駆動コイルを形成してこれら駆動コイ
ルが他の積層シートコイルの駆動コイル、即ち4
3a乃至43bに対し直列となつてそれらの駆動
コイルに対する磁束密度を高くすることができ
る。またこの例においてはその速度検出用コイル
の部分に適当な接続片や接続配線を設けて積層シ
ートコイルにおけるシート間の接続や端子に対す
る接続を行うことができる。
先に絶縁シートの両側に導体箔を形成してその
導体箔に対してエツチングなどによつてパターン
のコイルを形成することを第5図について述べた
が、そのように絶縁シートの両側に導体箔を形成
するには第5図に示す方法に限らず、例えば第1
1図に示すようにローラー78より両面接着テー
プ79が繰り出され、かつ例えばローラー81及
び82よりそれぞれ導体箔83,84が送り出さ
れこれらは互に重ね合わされて加熱接着ローラー
85により両面接着テープ79の両側に導体箔8
3,84が重ね合わされて加熱され、互に接着さ
れ、この加熱は例えばスチームなどによつて行う
ことができ、必要に応じて接着されて送り出され
た積層体は冷却手段86によつて冷却され、カツ
ター87により所定の長さに切段される。
両面接着テープ79は例えば第12図に示すよ
うに絶縁フイルム88の両面に接着剤層89が付
着されており、更にその一面には剥離シート91
が付着されており、この状態でロール78に巻か
れており、これより引き出す際に剥離シート91
は巻取りロール92に巻取られる。絶縁シート8
8はシートコイル31が受ける最高温度で軟化し
ない材料が選ばれ、例えばポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フエノール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
カーボネート樹脂などのフアイル又はこれら樹脂
の繊維、ガラス繊維などを漉いて紙状のシートと
したものであつて、例えば厚みが5μ程度のもの
とされる。接着剤89は加熱時に軟化し、または
溶解してその後硬化するもので、例えばポリエス
テル変性エポキシ樹脂、フエノール樹脂、フエノ
ール変性エポキシ樹脂、シリコン樹脂、シリコン
変性エポキシ樹脂などの室温において固体又は充
分に高粘性のBステージまで硬化した樹脂、つま
り熱硬化性樹脂においてその最終的硬化に達して
なく、途中まで硬化したものであつて、それぞれ
5μ程度の厚みに形成される。剥離シート91は
ポリエチレン、シリコン樹脂、ポリテトラフルオ
ロエチレンなどのフイルム又は紙に樹脂をコーテ
イングしたものなどを用いることができる。なお
このような両面接着フイルムを用いる替りに単な
る絶縁フイルムを送り出し導体箔と重ね合せる前
に接着剤を塗布してもよい。何れにしてもこの絶
縁シート31は30μ以下好ましくは5μ乃至12μ程
度であり、これに付着されたコイルの導体の厚み
よりも絶縁シートの厚みは薄いものとされる。
更に上述において、シートコイル44の駆動コ
イルとしては6個形成して、各2個ずつを第1相
〜第3相駆動コイルに用いてもよい。この発明を
アキシヤルフラツクス型、つまりモータの軸と平
行した磁束を発生するモータに対するコイルに適
用した実施例について述べたが、モータの回転軸
に対して放射方向に磁束を発生するラジアルフラ
ツクス型モータに対するモータコイルについても
この発明は適用できる。更にモータコイルとして
は渦巻状のコイルのみならず、いわゆる波型コイ
ルつまり速度検出用コイルと同様の形式のコイル
で駆動コイルを構成する場合においてもこの発明
は適用できる。またモータの駆動コイルの相数も
3相に限られるものでない。
【図面の簡単な説明】
第1図はアキシヤルフラツクス型モータを示す
断面図、第2図はそのコイルと磁極との関係を示
す図、第3図はこの発明による小形モータコイル
の駆動コイル部分の一面を示す平面図、第4図は
その背面図、第5図は導体箔に絶縁シートを形成
するための工程を示す図、第6図は積層コイルの
説明分解図、第7図はこの発明による小形モータ
用シートコイルの一例を示す分解斜視図、第8図
はシートコイル44の駆動コイル側の面を示す平
面図、第9図はシートコイル44の速度検出用コ
イル側の面を示す平面図、第10図は積層コイル
間の接続を説明するための断面図、第11図はシ
ートに導体箔を形成する他の例を示す図、第12
図はその両面接着シートを示す断面図である。 11乃至18,31乃至38,45a,45b1,4
5b2,45c1,45c2:駆動コイル、31:絶縁
シート、41,42,44:シートコイル、4
3,43a,43b,43c:積層コイル、7
3:速度検出用コイル、53d,53b,53
c:端子、76,77:補強層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 厚さが30μ以下の絶縁シートの片面に駆動用
    コイルが形成され、その絶縁シートの他面に速度
    検出用コイルが形成されているモータ用シートコ
    イル。 2 厚さが30μ以下の絶縁シートの片面に駆動用
    コイルが形成され、その絶縁シートの他面に速度
    検出用コイルが検出されているシートコイルと、
    厚さが30μ以下の絶縁シートに駆動用コイルが形
    成されている少なくとも1層のシートコイルとが
    積層されているモータ用シートコイル。
JP56129884A 1981-08-18 1981-08-18 モ−タ用シ−トコイル Granted JPS5833958A (ja)

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