JPH0429526Y2 - - Google Patents

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JPH0429526Y2
JPH0429526Y2 JP1985172764U JP17276485U JPH0429526Y2 JP H0429526 Y2 JPH0429526 Y2 JP H0429526Y2 JP 1985172764 U JP1985172764 U JP 1985172764U JP 17276485 U JP17276485 U JP 17276485U JP H0429526 Y2 JPH0429526 Y2 JP H0429526Y2
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JP
Japan
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sheet
coil
adhesive
laminated
coils
Prior art date
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JP1985172764U
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JPS6280304U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、いわゆるシートコイルモータ等に用
いられる積層シートコイルに関する。
B 考案の概要 本考案はシートコイルモータ等に用いられる積
層シートコイルにおいて、2枚のシートコイルを
絶縁性フイルムを有する接着シートにより熱圧着
することにより、上記絶縁性フイルムの厚みを薄
くして上記シートコイル間のギャツプを小さくし
てもコイルパターン同志が短絡することはなく、
占積率を極めて高くすることができるようにした
ものである。
C 従来の技術 従来より、たとえば携帯用のカセツトテーププ
レーヤあるいはカセツトテープレコーダ等には、
小型のモータが用いられている。このモータとし
ては、たとえばシートコイルを積層構造に形成し
て成る積層シートコイルを用いたシートコイルモ
ータを挙げることができる。ここでは、上記積層
シートコイルの製造に関してその要部を説明す
る。第5図において、シートコイル101,10
1は、それぞれ絶縁層102の両面にコイルパタ
ーン103A,103Bを有して成るものであ
る。上記コイルパタテーン103A,103B
は、たとえば銅(Cu)等の導体層にエツチング
等を施することにより形成される。そして、上記
各シートコイル101,101間に熱流動性を有
する接着剤から成る接着シート104を挟んで熱
圧着することにより、該接着剤成分が流れ出し、
第6図に示すような積層シートコイルが製造され
る。上記熱圧着は、たとえば、温度:160℃、圧
力:30Kg/cm2、時間:1時間の条件で行われる。
D 考案が解決しようとする問題点 ところで、単位断面積に対する導体の占有する
面積すなわち占積率を高くするのに、シートコイ
ル101,101間のギヤツプGを小さくする必
要がある。しかしながら、上述したような従来の
積層コイルでは、上層のシートコイル101のコ
イルパターン103Bと下層のシートコイル10
1のコイルパターン103Aとが短絡してしまう
虞れがあり、ギヤツプGを充分に小さくすること
ができないという問題点があつた。
そこで、本考案は上述した従来の問題点に鑑み
て提案されたものであり、シートコイル間のギヤ
ツプを小さくしてもコイルパターン同志が短絡す
ることなく、占積率を高められるような積層シー
トコイルを提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 本考案の積層シートコイルは、上述した目的を
達成するために、片面あるいは両面にコイルパタ
ーンが形成されたシートコイルの2枚を、各々の
パターン面を対向させ、これらの間に絶縁性フイ
ルムの両面に絶縁性接着剤を有する接着シートを
挟んで熱圧着し、上記絶縁性フイルムにより電気
的に隔離された状態に積層して成ることを特徴と
している。
F 作用 本考案によれば、接着シートの絶縁性フイルム
により、シートコイル間のギヤツプが定められる
と共に、コイルパターン同志の短絡が防止され
る。
G 実施例 以下、本考案の一実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
本実施例の積層シートコイルは、第1図に示す
ように、絶縁層11の両面にコイルパターン12
A,12Bが形成された2枚のシートコイル1
0,10の間に、絶縁性フイルム21の両面に絶
縁性接着剤22を有する接着フイルム20を挟ん
で熱圧着することにより形成されており、上記シ
ートコイル10,10は上記絶縁性フイルム21
によつて電気的に隔離された状態に積層されてい
る。
このような本実施例の積層シートコイルは、た
とえば、次に述べるような工程により製造され
る。まず、第2図に示すようなシートコイル10
を2枚用意する。このシートコイル10は、絶縁
層11と該絶縁層11の両面に形成されたコイル
パターン12A,12Bとから成つている。上記
絶縁層11には、たとえば、ボリイミド、ボリエ
ーテルイミド、ポリエステル等の材料を用いるこ
とができ、厚みT1は30〜60μm程度である。ま
た、上記コイルパターン12A,12Bは、たと
えば銅等の導体層にエツチング等を施すことによ
り形成され、厚みTPは120μm程度である。また、
パターンの幅WPは170μm程度、パターン間のギ
ヤツプGPは30μm程度である。
次に、第3図に示すような接着シート20を用
意する。この接着シート20は、絶縁性かつ耐熱
性を有する強靱なフイルム21と該フイルム21
の両面に設けられた絶縁性かつ熱流動性を有する
接着剤22とから成つている。上記フイルム21
には、たとえば、ポリエステル、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、ポリエーテルケトン等の材料
を用いることができ、厚みTFは1〜40μm程度で
ある。また、上記接着剤22には、たとえば、ジ
アリルフタレート系接着剤、エポキシーアクリル
系接着剤、エポキシーウレタン系接着剤等を用い
ることができ、厚みTAは20〜200μm程度である。
次に、第4図に示すように、上記シートコイル
10,10の間に上記接着シート20を挟んで熱
圧着を行う。この熱圧着は、たとえば上記接着剤
22としてジアリルフタレート系接着剤を用いた
場合には、温度:150℃、圧力:30Kg/cm2、時
間:30分間の条件で行われる。
そして、上記熱圧着を行うことにより、上記接
着剤22が流れ出しパターン間の隙間に浸透して
いき、第1図に示したような積層シートコイルが
完成される。しかし、この時、シートコイル1
0,10間のギヤツプGは、接着シート20のフ
イルム21の厚みTFで決定されこれ以上になる
ようなことはない。また、上記フイルム21によ
り上層のシートコイル10のコイルパターン12
Bと下層のシートコイル10のコイルパターン1
2Aとの短絡が防止される。従つて、上記フイル
ム21の厚みTFを薄くすることにより、占積率
を極めて高くすることができる。また、コイルパ
ターン同志の短絡の虞れがないため、従来と比べ
熱圧着の条件を厳しくする必要がなくなる。
H 考案の効果 上述した実施例の説明から明らかなように、本
考案の積層シートコイルによれば、接着シートの
絶縁性フイルムによりシートコイル間のギヤツプ
を任意に設定することができると共に、コイルパ
ターン同志の短絡を防止することができる。従つ
て、上記絶縁性フイルムの厚みを薄くすることに
より、シートコイル間のギヤツプを小さくしても
コイルパターン同志が短絡することはなく、占積
率を極めて高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の積層シートコイル
を示す断面図、第2図〜第4図は上記一実施例の
積層シートコイルの製造工程の一例を示す各断面
図である。 第5図〜第6図は従来の積層シートコイルの製
造工程の一例を示す各断面図である。 10……シートコイル、12A,12B……コ
イルパターン、20……接着シート、21……フ
イルム、22……接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 片面あるいは両面にコイルパターンが形成され
    たシートコイルの2枚を、 各々のパターン面を対向させ、 これらの間に絶縁性フイルムの両面に絶縁性接
    着剤を有する接着シートを挾んで熱圧着し、 上記絶縁性フイルムにより電気的に隔離された
    状態に積層して成ることを特徴とする積層シート
    コイル。
JP1985172764U 1985-11-09 1985-11-09 Expired JPH0429526Y2 (ja)

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JPS6280304U JPS6280304U (ja) 1987-05-22
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KR101863280B1 (ko) * 2017-03-16 2018-05-31 삼성전기주식회사 코일부품 및 그 제조방법

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JPS5752114A (en) * 1980-09-16 1982-03-27 Asahi Chem Ind Co Ltd Fine coil
JPS5833958A (ja) * 1981-08-18 1983-02-28 Kangiyou Denki Kiki Kk モ−タ用シ−トコイル
JPS6127480B2 (ja) * 1977-12-07 1986-06-25 Okuno Chem Ind Co

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JPS6280304U (ja) 1987-05-22

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