JPS6354821B2 - - Google Patents

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JPS6354821B2
JPS6354821B2 JP25747584A JP25747584A JPS6354821B2 JP S6354821 B2 JPS6354821 B2 JP S6354821B2 JP 25747584 A JP25747584 A JP 25747584A JP 25747584 A JP25747584 A JP 25747584A JP S6354821 B2 JPS6354821 B2 JP S6354821B2
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knitting
pattern
cylinder
yarn
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JP25747584A
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JPS61138753A (ja
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Fumio Watanabe
Toshio Watanabe
Chiharu Watanabe
Juji Watanabe
Masanori Watanabe
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WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
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WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
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Priority to DE8484308720T priority patent/DE3473308D1/de
Priority to EP84308720A priority patent/EP0147139B1/en
Priority to ES538739A priority patent/ES8600432A1/es
Priority to KR1019840008113A priority patent/KR860001065B1/ko
Priority to CN85101328A priority patent/CN85101328B/zh
Publication of JPS61138753A publication Critical patent/JPS61138753A/ja
Priority to US07/228,846 priority patent/US4841748A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は柄編丸編機、より詳しくは丸編機の編
成シリンダの回転運動を柄編地のパターンに応じ
て自由且つ容易に変更可能な編成シリンダ用駆動
機構を有すると共に所定の計画に基づき糸道の切
換ができる柄編丸編機に関する。
<従来の技術> 公知のように、柄編靴下編機等の柄編丸編機は
複数の編成針を具備した円筒状の編成シリンダ
と、その編成シリンダ上の編成針の上下動を制御
して柄編編地を編成させる柄出し機構と、前記編
成シリンダを駆動する駆動機構とを含んで構成さ
れている。前記柄出し機構として従来はピンドラ
ムが用いられ、ピンドラムとセレクタジヤツクの
組合せによつて編針の上下動が行われて柄編編地
が編成される。このピンドラムを用いた柄出し機
構は機構的に複雑であり、編成される柄に制限が
あると共に柄の切替えに多くの時間を要するとい
う欠点を有する。
近年、柄出し機構にコンピユータを採用するこ
とが行われている。コンピユータを採用した柄出
し機構を用いて柄出しを行うと選択する柄の範囲
に制限がない、すなわちウエール方向は針全数、
コース方向には無制限に柄出しを行うことができ
るという利点がある。さらに柄の変更が甚だ容易
で早く、かつ高度の技術を要しないという利点が
ある。
一方、柄編丸編機の柄編立に必要する他の機構
である駆動機構は従来から機械的機構が用いられ
ている。この機構にはモータからの駆動力を一定
速度に減速する機構等を含み、特に柄編靴下編機
ではさらに編成シリンダの回転方向を正逆反転す
る機構を含む。これら機械的機構では、柄に応じ
て編成シリンダの回転速度の変更を行うことは可
能ではあるが機構的に複雑となり、又編成中に回
転角度の変更を行うことは事実上不可能である。
したがつて柄出しをコンピユータを採用して行
う柄出し機構を用いて行つたとしても、駆動機構
側に前述の欠点を有する従来からの機械的構造を
用いたままであれば、コンピユータを採用した柄
出し機構の有する前述の長所を丸編機全体として
充分に発揮することが困難である。
前述の従来公知の柄編丸編機の有する欠点を解
消するために、編成シリンダの回転運動を柄編地
のパターンに応じて自由且つ容易に変更可能な編
成シリンダ用駆動機構を有する柄編丸編機が本発
明と同一の出願人によつて提案されている(昭和
58年12月19日出願特公昭63−14105号公報)。
前述の特公昭63−14105号公報の発明による柄
編丸編機は編成シリンダの回転運動中の無駄を省
くことができるので生産効率を大幅に増加するこ
とができると共に柄編丸編機の機構をコンパクト
にすることができる等優れた性能を有する。
一方柄編丸編機で一コース上で使用できる色糸
の数は通常給糸装置の数以下である。もし給糸装
置の数を越える色糸を一コースに使用する場合に
はいずれかの給糸装置に2枚以上の糸道を設けて
編成中に一コース中で複数回の糸道切換を行うこ
とを要する。このような糸道切換えを行つて編成
される典形的な例としてステツチ柄を有するダイ
ヤ柄があげられる。より具体的にはそれぞれの給
糸装置においてダイヤ柄を編成するための糸を供
給する糸道をステツチ柄を編成するための糸を供
給する糸道に切換え、所定の編目数だけ編成した
後に又ダイヤ柄を編成するための糸を供給する糸
道に再び切換えることによつて行われる。従来の
柄編丸編機の機構では編立操作中に給糸装置に対
する編成シリンダの回転の自由な位置での糸道の
切換えを行なうことができなかつた。そのために
給糸装置の糸道の切換えを行う場合には、糸道切
換え前後の編成シリンダの回転方向を逆にして、
例えばダイヤ柄等とステツチ柄とを分割して編成
せざるを得なかつた。すなわち編成シリンダの一
往復で始めて一コースのステツチ柄付ダイヤ柄等
の編成を行うことができることになる。したがつ
てダイヤ柄等にステツチ柄を付与することは、そ
の部分の編成に要する時間が2倍になり生産能率
を低下させることになる。
前記一コース上に給糸装置の数を越える色糸を
用いる場合に生ずる前述の問題点は前述の特公昭
63−14105号公報の発明による柄編丸編機を用い
ても解決されない。したがつてこのような編地を
編成する場合には編成シリンダの回転運動中の無
駄の省くことのできるという機構も充分にその性
能を発揮することができないという問題点を有す
る。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は従来公知の柄編丸編機の有する前述の
問題点を解消して、編成シリンダが所定の回転運
動を行い、柄出し機構の作動と協働して柄編編地
を編成することができると共に、編成中に編成シ
リンダ上の任意の位置で糸道を切換えることので
きる柄編丸編機を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明の目的は複数の編成針を具備した円筒状
の編成シリンダと該編成シリンダ上の少くとも1
本ずつの編成針の上下動を制御して柄編編地を編
成させる柄出し機構と前記編成シリンダを駆動す
る駆動機構と編成シリンダ上の所定位置に設けら
れ、且つそれぞれ複数枚の糸道を有する複数の給
糸装置とを含んでなる柄編丸編機において、前記
駆動機構が前記編成シリンダに機械的伝動手段を
介して連結された電動機と、該電動機にその回転
運動を制御する信号を逐次印加して電動機を作動
する第1制御装置を含んでなり、該第1制御装置
が編成シリンダの予め設定された作動手順を記憶
する第1記憶手段と、前記編成シリンダの回転角
度を検知する検知手段と、前記検知手段からの信
号を前記第1記憶手段と照合して編成シリンダの
回転を前記電動機に指示する第1読取指示手段と
を含んで構成され、前記柄出し機構が前記編成シ
リンダ上の複数の編成針に上下動を付与する針上
下動手段と、複数の糸道を切換える糸道切換手段
と、前記針上下動手段に編成針の上下動を制御す
る信号を逐次印加して針上下動手段を作動すると
共に糸道切換手段に糸道の切換を制御する信号を
逐次印加して糸道切換手段を作動する第2制御装
置を含んでなり、前記第2制御装置が複数の編成
針の予め設定された上下動手順を記憶する第2記
憶手段と、複数の糸道の予め設定された切換手順
を記憶する第3記憶手段と、前記第1制御装置の
検知手段からの信号を前記第2記憶手段と照合し
て編成針の上下動を前記針上下動手段に指示する
と共に前記第1制御装置の検知手段からの信号を
前記第3記憶手段と照合して糸道の切換を前記糸
道切換手段に指示する第2読取指示手段とを含ん
で構成され、 それによつて前記編成シリンダが所定の回転運
動を行い、前記柄出し機構の作動と協働して柄編
編地を編成することを特徴とする柄編丸編機によ
つて達成される。
前記所定の回転運動として編成シリンダの回転
速度、回転数、シリンダ静止位置、回転方向およ
び回転速度を選定して、作業手順として第1記憶
装置に記憶させれば、編成シリンダを正逆両回転
方向に回転させながら柄編編地を編成することが
できる。
前記第1制御装置および/又は第2制御装置の
主要部をいわゆるコンピユータによつて構成する
のが最も好ましい。コンピユータを用いれば処理
の迅速化・多様化を計れると共に装置を軽量小型
化することができる。
ただし第1記憶手段、第2記憶手段あるいは第
3記憶手段としては各種の手段を用いることがで
きる。例えば磁気テープ、フロツピデイスク、マ
ークシート等必要に応じて種々の手段を採用する
ことができる。なお編成シリンダの予め設定され
た作業手順と複数の編成針の予め設定された上下
動手順と糸道の予め設定された切換手順を同一の
記憶手段に行わせてもよい。
<実施例> 以下本発明をステツチ柄付ダイヤ柄を有するソ
ツクスに適用した一実施例を示す添付図面を参照
して本発明を詳述する。
第1図に本発明による柄編丸編機を用いて製造
されたソツクスを示す。第1図に示したソツクス
は口ゴム部1、レツグ部2、踵部3、足甲足底部
4、爪先部5から成り、レツグ部2のほぼ中央に
はダイヤ柄の柄編模様8が付与され、さらにステ
ツチ柄51a,51b,52a,52bが付与さ
れている。なお第1図中破線は各部分の境界を示
した仮想線であり、柄を示すものではない。この
ダイヤ形の柄編模様は本発明による柄編丸編機の
作動を説明するための例示の柄模様であつて、本
発明による柄編丸編機による編成がダイヤ形の柄
編模様に限定されることを意味するものではな
い。
第3図に従来公知の柄編丸編機の作動をブロツ
クダイヤグラムで示す。公知のように編機本体1
0に含まれる編成シリンダは機械的伝動調節手段
16を介してモータ15によつて回転駆動され
る。機械的伝動調節手段16には減速機構や編成
シリンダの回転方向を正逆方向に逆転する機構等
が含まれている。一方、柄出し制御装置20は柄
記憶手段21と糸道切換記憶手段24と柄・糸道
切換読取指示手段22を含んで成り、柄・糸道切
換読取指示手段22の指示を受けた針上下動手段
23および糸道切換手段25が編成シリンダ上の
複数の編成針を上下動し且つ糸道を切換えて柄編
組織を編成する。前記柄出し制御装置20は従来
は柄記憶手段21および糸道切換記憶手段24と
してピンドラムなどを用いた機械的手段であつた
が、最近では柄記憶手段21および糸道切換記憶
手段24として磁気テープ等を用いたコンピユー
タが利用され始めて、柄出しの多様性と柄変更の
容易性が達成されるようになつた。しかし機械的
手段であるため糸道の切換回数は編成シリンダの
1周の間では多くても2回しか切換えられず、又
編成シリンダ上の切換位置は編成中ほとんど変え
ることができなかつた。その状態を従来のステツ
チ柄が付与されたダイヤ柄の編成状況を示す第2
b図を参照して説明する。第2b図には1個所の
糸道切換位置で切換えられながらダイヤ柄8とス
テツチ柄51a,51bが編成される状態を示
し、実際には例えばライン1aとライン1bで編
地上の1コースが編成される。図中矢印R1,L1
…R16,L16,R17は編成シリンダの回転方向を示
す。第2b図から容易に理解できるように、編成
シリンダがR1方向に移動するときに1編目のダ
イヤ柄8が編成され、次にダイヤ柄用の糸道から
ステツチ柄用糸道に切換えられた上でL1方向で
の編成シリンダの回転によつてステツチ柄51a
が編成される。この編成動作が繰返えされること
によつて図示のダイヤ柄とくの字状に配置された
ステツチ柄が編成される。すなわち従来のステツ
チ柄付きダイヤ柄は編成シリンダの1往復回転に
よつて編地1コース上にダイヤ柄の編目とステツ
チ柄の編目が所定のコース数だけ編成されること
になり、その結果ステツチ柄付きダイヤ柄を編成
するときには他の部分の編地に比し編成時間が2
倍になるという問題が生じている。
第4図に本発明による柄編丸編機の一実施例の
作動をブロツクダイヤグラムで示す。第3図のブ
ロツクダイヤグラムと比較すれば明かのように、
本発明による柄編丸編機では従来の柄編丸編機の
機械的伝動調節手段16が機械的伝動手段17と
第1制御装置30とに代えられている。前記機械
的伝動手段17はモータ15の回転を直接あるい
は単に比例的に減速して編成シリンダに伝達する
手段であつて、通常は編成シリンダとモータ10
を連結する一対の歯車である。
第1制御装置30は第1記憶手段31、第1検
知手段32、第2検知手段33、第1読取指示手
段34、および停止指示手段35を含んでなる。
第1記憶手段31は編成シリンダの予め設定され
た作動手順を記憶する手段であり、一単位の編地
の編始めから編終り迄の編成シリンダの回転の手
順が全て記憶されている。これを第1図に示した
ソツクスを編成する場合について述べれば口ゴム
部1からレツグ部2のステツチ柄付きダイヤ模様
が編成された2b部分の編成を経て爪先部5に至
る全工程での編成シリンダの回転の手順が記録さ
れている。
第1検知手段32は編成シリンダに連結されて
編成シリンダの回転角度を検知する手段である。
回転角度が360℃になれば編成シリンダは1回転
したことになるので、第1検知手段32は同時に
編成シリンダの回転数を検知することになる。又
マイナスの回転角度を検知すれば編成シリンダが
逆方向に回転したことを意味するので第1検知手
段32は編成シリンダの回転方向も検知すること
になる。第1検知手段として通常編成シリンダの
回転と連動するパルス発生器が用いられる。
第1読取指示手段34は前記第1検知手段32
からの信号を前記第1記憶手段31と照合して、
すなわち第1検知手段32で検知された編成シリ
ンダの回転角に対応する第1記憶手段31に記憶
されている編成シリンダが次の段階に起すべき手
順を読取つて、モータ10に信号を発生して編成
シリンダの回転を指示する手段である。第1読取
指示手段34としては通常いわゆるコンピユータ
が用いられる。
第2検知手段33は丸編機の各要部に連結され
て編成シリンダに供給される糸および/又は丸編
機の作動の異常を検知する手段であり、具体的に
は糸切れや編機本体、モータおよび制御装置等の
異常の何れか又は全部を検出する。第2検知手段
としては各種のセンサが用いられる。
停止指示手段35は通常丸編機上に複数個設け
られた第2検知手段33から信号を受けて糸およ
び/又は丸編機の作動部処の何れか1箇所に異常
が生じた時にモータに信号を送つてモータを停止
させる手段である。
前記構成の第2検知手段33および停止指示手
段35は本発明の柄編丸編機の必須の構成ではな
く、これら手段がなくても本発明の柄編丸編機を
構成することができる。
なお第4図には図示してない編成シリンダを手
動で回転する装置が丸編機に設けられている。こ
の装置については公知であるので詳細な説明は省
略する。
第4図に示す実施例においては第3図に示す従
来公知の丸編機における柄出し機構の柄出し制御
装置20が第2制御装置20′として示されてい
る。その構成は実質的に同一であり、第2記憶手
段21′および第3記憶手段24′としてピンドラ
ム等を用いてもよく、磁気テープ等コンピユータ
を利用して読取処理が行われる記憶手段を用いて
もよい。何れの場合も第1制御装置30の第1検
知装置32からの信号が第2読取指示手段22′
および/又は第3読取手段24′に入力されて針
上下動手段23および糸道切換手段25が作動さ
れることになる。
なお第4図に示した実施例の如く第1記憶手段
31に磁気テープ等を用いるのであれば、第2記
憶手段21′および第3記憶手段24′にも磁気テ
ープ等を用いる構成とし、且つ第1記憶手段31
と第2記憶手段21′と第3記憶手段24′を合体
して単一の磁気テープ装置等とし、編成に関する
全ての手順、すなわち編地の一単位、例えばソツ
クス1足分の編始めから編終り迄の編成シリンダ
の回転と編成シリンダの回転に対応する針の上下
運動および糸道切換等の全手順をその磁気テープ
装置等に記憶させることもできる。又必要に応じ
てさらに2以上の磁気テープ装置を用い、必要な
情報のみを変更できるようにしてもよい。この場
合には第1読取指示手段34と第2読取指示手段
22′と第3読取手段24′はそれぞれ1個とな
り、内在する読取手段によつてシーケンスに読取
られた情報が内在する演算処理装置によつて処理
されてそれぞれモータ15、針上下動手段23お
よび糸道切換手段25に伝達されることになる。
次に第1図に示されたステツチ柄付ダイヤ模様
を有するソツクスを例として本発明による柄編丸
編機の柄編部分の編成作動を第2a図を参照して
以下詳述する。
使用される靴下丸編機は96本の針溝を有するシ
リンダ径3.5インチの編成シリンダを有し、且つ
A,B,CおよびDの4ケの給糸装置を有する。
第1図のソツクスを編成するためにA給糸装置と
C給糸装置はアクリル50%、ウール50%の1/36の
混合糸から成る表糸(紺色)と40dのスパンテツ
クスに70dのナイロンを巻付けたコアーヤーン
から成る裏糸(無地)とが引揃えてそれぞれの給
糸装置の糸道から供給され、一方、B給糸装置と
D給糸装置には柄糸としての110d/2のナイロ
ンテクスチヤード糸(エンジ色)がそれぞれの糸
道から供給される。前記の糸供給で編成される編
地を以下グランド地と称す。これらグランド地用
の糸を供給する糸道(この場合は4ケ)とは別の
ステツチ柄用の糸道がそれぞれ同一給糸装置に並
置される。そして本実施例ではステツチ柄用の糸
として110d/2のナイロンテクスチヤード先染
糸が用いられ、糸給糸装置AとDに対応する糸道
には黒色の糸が、糸給糸装置BとCに対応する糸
道には灰色の糸が供給される。
第2a図は第1図に示したソツクスのレツグ部
2の2b部分を展開して示す。したがつて第2a
図においてウエール数は針溝の数と同じ96であ
り、正方形を横に2個並べているのでコース数は
96/2=48である。第1図における2b部分を除い
たソツクスの他の部分はA給糸装置およびC給糸
装置から供給された表糸および裏糸によつて編成
され、例えば2a部分ではA給糸装置から供給さ
れた表糸および裏糸がB給糸装置から供給された
表糸および裏糸と1コース毎に編成されることに
なる。一方、2b部分においては後に詳述するよ
うに編成シリンダは正逆両方向の回転をしながら
ステツチ柄付きダイヤ模様を編成し、第2b図に
おいて7aで示した部分がA給糸装置からの表糸
および裏糸によつて編成され、同様に7bで示し
た部分がC給糸装置からの表糸および裏糸によつ
て編成される。一方8aで示したダイヤ形部分の
内側はB給糸装置からの柄糸によつて編成され、
8bで示したダイヤ形部分の内側はD給糸装置か
らの柄糸によつて編成される。その結果2b部分
では紺色の7aおよび7bの部分に囲まれてエン
ジ色の8aおよび8bのダイヤ形模様が作られる
ことになる。
次にステツチ柄の編成について第2a図を参照
して説明する。第2a図に示すように、編地2b
の部分にはダイヤ柄8a,8b以外にステツチ
柄、51a,51b,52a,52b,53a,
53b,54a,54bが編込まれている。ステ
ツチ柄の編成をダイヤ柄8aとステツチ柄53
a,53bとの関係で示す。第2a図の実施例で
は、ダイヤ柄8aは給糸装置Bで供給された糸で
編成される。編成シリンダがR1方向に回転して
前記給糸装置Bが切換線Yの位置に到達すると、
本発明による糸道切換手段25が作動してダイヤ
柄8a用の糸を供給している糸道からステツチ柄
53a,53b用の糸を供給する糸道に切換えら
れる。その結果編成シリンダがさらにR1方向に
回転すると所定位置においてステツチ柄53aが
編成されることになる。次に編成シリンダがL2
の方向に回転するとステツチ柄53aが編成され
た後に切換線Yでダイヤ柄8a用の糸道に切換え
られてダイヤ柄8aが編成される。以下この編成
操作が繰返えされてステツチ柄付きダイヤ柄が編
成されることになる。前述のように本発明の柄編
丸編機では編込シリンダの一方方向の回転の途中
で糸道を切換える構造になつているので一方方向
の回転中に編地の同一のコース中にダイヤ柄とス
テツチ柄とを編成することができる。したがつて
従来の装置に比しこの部分の編成時間を1/2にす
ることができる。又第2a図に示すように切換線
は編成が進むにつれてウエール方向に任意に変え
られるという特徴を有するので任意の配置のステ
ツチ柄をグランド地の上に配置することができ
る。
本発明による柄編丸編機ではダイヤ柄を編成す
る場合の編成シリンダの逆転のタイミングをダイ
ヤ柄の形状に応じて任意に変更することができ、
又糸切り作業をする場合の編成シリンダの逆転の
タイミングを糸切り作業を必要とする編成シリン
ダの位置に応じて任意に変更することができるの
で、柄編丸編地を編成する際の編成シリンダの無
駄な回転を従来の柄編丸編機に比し大幅に少くす
ることができる。これらの効果についての詳細な
説明は前述の特願昭58−237960の明細書に開示さ
れているので、詳細説明は省略する。
なお本発明の柄編丸編機においては前記糸切り
作業を糸道切換作業に連動して用いると良い。
本発明による柄編丸編機は前述の特徴以外にも
付随して下記の特徴を有する。
先ず編成シリンダの回転角度を自由に変更でき
るので、カムや給糸口の取付位置を従来の一定回
転角度の回転を行う編成シリンダの場合に比し自
由に選定することがでできる。この事はカムのタ
イミングを取るのが楽になり、又給糸装置等を余
分に設ける余地を生ずることを意味する。
又反転のための機械部分等がなくなるのでコン
パクトな柄編丸編機となり、且つ保守点検が楽に
なり、故障も少なく、又操業中の騒音を大幅に減
少することができる。
第1記憶手段31の記憶内容の変更は例えば磁
気テープのカセツトを交換しさえすれば実施する
ことができるので異つた編成手順を有する柄編丸
編機への変更を迅速且つ容易に行うことができ
る。
次に第1図および第2a図に示したソツクスを
第4図に示したダイヤグラム中で第1記憶手段3
1と第2記憶手段21と第3記憶手段24′を1
個の記憶手段とした本発明による柄編丸編機によ
つて編成する手順を第5A〜5D図、第6図およ
び第7図に示したフローチヤートに基づいて説明
する。
編成を開始するに際して先ず丸編機が正常であ
るかどうかをチエツクする。すなわちアラームが
ONかどうかを確認する(ステツプ)。アラー
ムがONであれば点検修復する(ステツプ)。
このアラーム処理の詳細は第7図に基づいて後述
する。
編成に使用する糸が準備しているかどうか丸編
機のスタートの準備状況を確認し(ステツプ)、
準備が未了であれば所要の準備をする(ステツプ
)。次に柄変えがあるかどうかを確認し(ステ
ツプ)、柄変えのある場合には磁気テープを入
換える。この場合新たに入れられた磁気テープ中
のデータを読み(ステツプ)、その柄がその編
機に適するかどうかをチエツクする(ステツプ
)。柄変えの無かつた場合あるいは適正な磁気
テープが配置された場合にはスタートボタンを
ONする(ステツプ)、柄・回転ルーチンを読
み(ステツプ)、第2図の第1ブロツクすなわ
ちゴム編部を正回転でゴム編組織によつて編成す
る。1コースに第1ブロツクが終りかどうかチエ
ツクし(テツプ)、未了であれば再びステツプ
に戻る。この操作を1コース毎繰返して30コー
スのゴム編部1を編成する。なお柄・回転出しル
ーチンの詳細は第6図に基づいて後述する。
第1ブロツクが終了すると次に第2aブロツク
すなわちレツグ部2の2a部分の編成を正回転で
平編組織で行う。先ず柄・回転ルーチンを読み
(ステツプ)、1コース毎に第2aブロツク終了
かどうかを確認しながら(ステツプ)、50コー
ス編成する。
第2aブロツクが終了すると、次に第2bブロツ
クすなわちレツグ部2の菱形模様のある2b部分
の編成を正逆往復回転で行う。柄・回転ルーチン
を読み(ステツプ)、1コース毎に第2bブロツ
ク終了かどうかを確認しながら(ステツプ)、
第2図を説明する記載において詳述した手順にし
たがつて48コース編成する。
第2bブロツクが終了すると次に第2cブロツク、
すなわちレツグ部2の2c部分の編成を第2aブ
ロツクの編成と同様なステツプ(ステツプおよ
び)を経て正回転で平編組織で50コース行う。
第2cブロツクが終了するとレツグ部2の編成が
終了し、次に第3ブロツクすなわち踵部3の編成
を平編組織で往復回転で目べらしさせながら行
う。柄・回転レーチンを読み(ステツプ)、1
ース毎に第3ブロツク終了であるかどうかを確認
しながら(ステツプ)48コース編成する。
第3ブロツクが終了すると順次第4ブロツクす
なわち足甲足底部4、第5ブロツクすなわち爪先
部5および第2図には図示していない捨糸部すな
わち第6ブロツクの編成を同様に行い(ステツプ
,,,,〓〓および)、編立を終了して
(ステツプ〓〓)、一足のソツクスが完成する。次の
ステツプはで示した如く元に戻り次の一足のソ
ツクスの編成が連続して行われる。
なお第4ブロツクでは平編組織で正回転で100
コース、第5ブロツクでは平編組織で往復回転で
目べらしをさせながら48コース、第6ブロツクで
は平編組織で正回転で12コース編成する。
次に第6図に基づいて柄・回転出しルーチンを
説明する。先ず正転編みの柄かをチエツクする
(ステツプ)。YESであれば正回転情報を出力
し(ステツプ)、NOであれば逆回転情報を出
力する(ステツプ)。情報が出力されると正転
又は逆転方向に針1本進んだかをチエツクし(ス
テツプ〓〓又は〓〓)、YESであれば編柄情報を出力
する(ステツプ〓〓)。次に糸道の切換は必要かを
チエツツクする(ステツプ〓〓)。YESであれば糸
道切換情報を出力し(ステツプ〓〓)、NOであれ
ば糸切りは必要かをチエツクする(ステツプ〓〓)。
YESであれば糸切り情報を出力し(ステツプ
〓〓)、NOであれば終了する。上記ステツプを1
編目毎に行い、所定の編成を行う。
次に第7図に基づいてアラーム処理を説明す
る。アラームの発生した部処を点検修理する(ス
テツプ〓〓)。修復した結果、編成シリンダをメモ
リーされたスタート位置に戻すかどうかをチエツ
クする(ステツプ〓〓)。NOであれば第5A図の
に進み、YESであれば現在位置から再度スタ
ートする。
<発明の効果> 本発明による柄編丸編機は前述のように構成さ
れているので柄に合せて回転角度を自由に変更す
ることができ又糸切り等必要な処理に応じて回転
角度を変更できる。その結果編成シリンダの回転
運動中の無駄が省かれ生産効率を増加させること
ができる。特に一コース上に給糸装置の数を越え
る色糸を用いた編地部分の編成を従来の編機の2
倍以上にすることができるので生産効率をさらに
増加させることができる。
その他、反転のための機械部分等が無くなるの
で柄編丸編機をコンパクトにすることができ、保
守点検が楽になり故障も少なく、一方、操業中の
騒音を大幅に減少することができる等の利点を有
する。
又異つた編成手順を有する柄編丸編機への変更
を迅速且つ容易に行うことができるという利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の柄編丸編機で製造されるステ
ツチ柄付き柄編みソツクスの一例を示す正面図で
あり、第2a図は第1図に示したステツチ柄付き
柄編みソツクスの柄編み部分の拡大展開図であ
り、第2b図は従来公知の柄編丸編機でステツチ
柄付き柄を編成する手順を説明する柄編み部分の
拡大展開図であり、第3図は従来公知の柄編丸編
機の作動を示すブロツクダイヤグラムであり、第
4図は本発明による柄編丸編機の作動を示すブロ
ツクダイヤグラムであり、第5A〜5D図は本発
明による柄編丸編機を用いて第1図および第2図
を編成する際のフローチヤートであり、第6図は
第5図のフローチヤート中の柄・回転出ルーチン
を詳細に説明するフローチヤートであり、第7図
は第5図のフローチヤート中のアラーム処理を詳
細に説明するフローチヤートである。 10……編機本体、15……モータ、17……
機械的伝動手段、20′……第2制御装置、2
1′……第2記憶手段、22′……第2読取指示手
段、23……針上下動手段、24′……第3記憶
手段、25……糸道切換手段、30……第1制御
装置、31……第1記憶手段、32……第1検知
手段、33……第2検知手段、34……第1読取
指示手段、35……停止指示手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の編成針を具備した円筒状の編成シリン
    ダと、該編成シリンダ上の少くとも1本ずつの編
    成針の上下動を制御して柄編編地を編成させる柄
    出し機構と、前記編成シリンダを駆動する駆動機
    構と、編成シリンダ上の所定位置に設けられ、且
    つそれぞれ複数枚の糸道を有する複数の給糸装置
    と、を含んでなる柄編丸編機において、 前記駆動機構が前記編成シリンダに機械的伝動
    手段を介して連結された電動機と、該電動機にそ
    の回転運動を制御する信号を逐次印加して電動機
    を作動する第1制御装置を含んでなり、 該第1制御装置が編成シリンダの予め設定され
    た作動手順を記憶する第1記憶手段と、前記編成
    シリンダの回転角度を検知する検知手段と、該検
    知手段からの信号を前記第1記憶手段と照合して
    編成シリンダの回転を前記電動機に指示する第1
    読取指示手段と、を含んで構成され、 前記柄出し機構が編成シリンダ上の複数の編成
    針に上下動を付与する針上下動手段と、複数の糸
    道を切換える糸道切換手段と、前記針上下動手段
    に編成針の上下動を制御する信号を逐次印加して
    針上下動手段を作動すると共に糸道切換手段に糸
    道の切換を制御する信号を逐次印加して糸道切換
    手段を作動する第2制御装置を含んでなり、 前記第2制御装置が複数の編成針の予め設定さ
    れた上下動手順を記憶する第2記憶手段と、複数
    の糸道の予め設定された切換手順を記憶する第3
    記憶手段と、前記第1制御装置の検知手段からの
    信号を前記第2記憶手段と照合して編成針の上下
    動を前記針上下動手段に指示すると共に前記第1
    制御装置の検知手段からの信号を前記第3記憶手
    段と照合して糸道の切換を前記糸道切換手段に指
    示する第2読取指示手段とを含んで構成され、 それによつて前記編成シリンダが所定の回転運
    動を行い、前記柄出し機構の作動と協働して柄編
    編地を編成することを特徴とする柄編丸編機。 2 前記所定の回転運動としてシリンダの回転速
    度、回転数、シリンダ静止位置、回転方向および
    回転角度を選定し、編成シリンダが正逆両方向に
    回転しながら柄編編地を編成することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の柄編丸編機。
JP25747584A 1983-12-19 1984-12-07 柄編丸編機 Granted JPS61138753A (ja)

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JP25747584A JPS61138753A (ja) 1984-12-07 1984-12-07 柄編丸編機
DE8484308720T DE3473308D1 (en) 1983-12-19 1984-12-14 Jacquard circular knitting machine
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ES538739A ES8600432A1 (es) 1983-12-19 1984-12-18 Un telar circular de yacquard para hacer tejidos de punto.
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