JPS6314105B2 - - Google Patents

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JPS6314105B2
JPS6314105B2 JP58237960A JP23796083A JPS6314105B2 JP S6314105 B2 JPS6314105 B2 JP S6314105B2 JP 58237960 A JP58237960 A JP 58237960A JP 23796083 A JP23796083 A JP 23796083A JP S6314105 B2 JPS6314105 B2 JP S6314105B2
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JP
Japan
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knitting
pattern
cylinder
knitted fabric
knitted
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JP58237960A
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English (en)
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JPS60134052A (ja
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Fumio Watanabe
Toshio Watanabe
Chiharu Watanabe
Juji Watanabe
Masanori Watanabe
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WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
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WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
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Publication date
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Priority to EP84308720A priority patent/EP0147139B1/en
Priority to DE8484308720T priority patent/DE3473308D1/de
Priority to ES538739A priority patent/ES8600432A1/es
Priority to KR1019840008113A priority patent/KR860001065B1/ko
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Publication of JPS6314105B2 publication Critical patent/JPS6314105B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は柄編丸編地の編成方法と柄編丸編機に
関する。より詳しくは丸編機の編成シリンダの回
転運動を柄編地の編地パターンに応じて所定のコ
ース毎に制御しながら編成する方法と該方法を実
施するための柄編丸編機に関する。
〔従来の技術〕
公知のように、柄編靴下編機等の柄編丸編機は
複数の編成針を具備した円筒状の編成シリンダ
と、その編成シリンダ上の編成針の上下動を制御
して柄編編地を編成させる柄出し機構し、前記編
成シリンダを駆動する駆動機構とを含んで構成さ
れている。前記柄出し機構として従来はピンドラ
ムが用いられ、ピンドラムとセレクタジヤツクの
組合せによつて編針の上下動が行われて柄編編地
が編成される。このピンドラムを用いた柄出し機
構は機構的に複雑であり、編成される柄に制限が
あると共に柄の切替えに多くの時間を要するとい
う欠点を有する。
近年、柄出し機構にコンピユータを採用するこ
とが行われている。コンピユータを採用した柄出
し機構を用いて柄出しを行うと選択する柄の範囲
に制限がない、すなわちウエール方向は針全数、
コース方向には無制限に柄出しを行うことができ
るという利点がある。さらに柄の変更が甚だ容易
で早く、かつ高度の技術を要しないという利点が
ある。
一方、柄編丸編機の柄編立に必要する他の機構
である駆動機構は従来から機械的機構が用いられ
ている。この機構にはモータからの駆動力を一定
速度に減速する機構等を含み、特に柄編靴下編機
ではさらに編成シリンダの回転方向の正逆反転す
る機構を含む。一般に柄編みする場合には柄編編
地の部分を編成するときの編成シリンダの回転数
は地編地(通常平編地)を編成するときの回転数
より遅くすることが好ましい。又正逆反転機構を
含む丸編機においては柄編編地の部分を編成する
編成シリンダの回転角度だけ正逆反転運動するよ
うにすれば編成シリンダの無駄な回転運動を省く
ことができるので好ましい。しかしながら柄に応
じた編成シリンダの回転速度の変更や回転角度の
変更を機械的機構で行うと、複雑な機構となり高
価且つ取扱いが難しい丸編機にならざるを得ず、
現在このような柄編丸編機は出現していない。又
前述のような特別な性能を付加しない従来の柄編
丸編機においても、柄を変更する場合には柄に応
じて例えば正逆反転機構に用いられる扇形カム等
の交換を要し、この作業に多大の時間を要すると
いう欠点を有する。
したがつて柄出しをコンピユータを採用して行
う柄出し機構を用いて行つたとしても、駆動機構
側に前述の欠点を有する従来からの機械的構造を
用いたままであれば、コンピユータを採用した柄
出し機構を有する前述の長所を丸編機全体として
充分に発揮することが困難である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は従来公知の柄編丸編機の有する前述の
問題点を克服して柄編丸編機の編成シリンダの回
転運動を無駄なく効率良く行うことができる編成
方法とその方法を実施するのに好ましい柄編丸編
機を提供することを目的とする。
本発明の前述の目的は、柄編丸編地を編成する
に際して、編成シリンダの回転角度および回転方
向を編成されるべき編地の編地パターンに応じて
所定のコース毎に変更し、それによつて対象とす
る編地の編成に要する編成シリンダの総回転角度
量を最小にすることを特徴とする柄編丸編地の編
成方法によつて達成される。
前述の編成方法を実施するのに好ましい柄編丸
編機は、複数の編成針を具備した編成シリンダ
と、該編成シリンダ上の少くとも1本ずつの編成
針の上下動を制御して柄編編地を編成させる柄出
し機構を含んで成る柄編丸編機であつて、前記編
成シリンダに機械的伝動手段を介して電動機を連
結すると共に、編成されるべき編地パターンに対
応する編成シリンダの作動手順と供給される糸の
切換えに際して該作動手順に付加する編成シリン
ダのオーバラン角度を記憶する記憶手段と、前記
編成シリンダの回転角度を検知する検知手段と、
該検知手段からの信号を前記記憶手段と照合して
編成シリンダの回転を前記電動機に指示する読取
指示手段とから成る電動機作動制御装置を設け、
編成シリンダの回転作動を編成されるべき編地の
編地パターンに応じて所定のコース毎に制御しな
がら柄編編地を編成することを特徴とする。
本発明による柄編丸編機の柄出し機構を前記編
成シリンダ上の複数の編成針に上下動を付与する
針上下動手段と、針上下動手段に編成針の上下動
を制御する信号を逐次印加して針上下動手段を作
動する第2制御装置によつて構成し、第2制御装
置を複数の編成針の豫め設定された上下動手順を
記憶する第2記憶手段と、前記駆動機構用制御装
置(以下第1制御装置という)の第1検知手段か
らの信号を前記第2記憶手段と照合して編成針の
上下動を前記針上下動手段に指示する第2読取指
示手段とを含んで構成してもよい。
前記所定の回転運動として編成シリンダの回転
速度、回転数、シリンダ静止位置、回転方向およ
び回転速度を選定して作業手順として第1記憶装
置に記憶させれば編成シリンダを正逆両回転方向
に回転させながら柄編編地を編成することができ
る。
前記第1制御装置および/又は第2制御装置の
主要部をいわゆるコンピユータによつて構成する
のが最も好ましい。コンピユータを用いれば処理
の迅速化・多様化を計れると共に装置を軽量小型
化することができる。
たゞし第1記憶手段および/又は第2記憶手段
としては各種の手段を用いることができる。例え
ば磁気テープ、パンチカード、マークシート等必
要に応じて種々の手段を採用することができる。
なお編成シリンダの豫め設定された作業手順と複
数の編成針の豫め設定された上下動手順を同一の
記憶手段に行わせてもよい。
<実施例> 以下本発明の一実施例を示す添付図面を参照し
て本発明を詳述する。
第1図に本発明による柄編丸編機を用いて製造
されたソツクスを示す。第1図に示したソツクス
は口ゴム部1、レツグ部2、踵部3、足甲足底部
4、爪先部5から成り、レツグ部2のほぼ中央に
は菱形の柄編模様が付与されている。なお第1図
中破線は各部分の境界を示した仮想線であり、柄
を示すものではない。この菱形の柄編模様は本発
明による柄編丸編機の作動を説明するための例示
の柄模様であつて、本発明による柄編丸編機によ
る編成が菱形の柄編模様に限定されることを意味
するものではない。
第3図に従来公知の柄編丸編機の作動をブロツ
クダイヤグラムで示す。公知のように編機本体1
0に含まれる編成シリンダは機械的伝動調節手段
16を介してモータ15によつて回転駆動され
る。機械的伝動調節手段16には減速機構や編成
シリンダの回転方向を正逆両方向に逆転する機構
等が含まれている。一方、柄出し制御装置20は
柄記憶手段21と柄読取指示手段22を含んで成
り、柄読取指示手段22の指示を受けた針上下動
手段23が編成シリンダ上の複数の編成針を上下
動して柄編組織を編成する。前記柄出し制御装置
20は従来は柄記憶手段21としてピンドラムを
用いた機械的手段であつたが、最近では柄記憶手
段21として磁気テープ等を用いたコンピユータ
が利用され始めて、柄出しの多様性と柄変更の容
易性が達成されるようになつた。
第4図に本発明による柄編丸編機の一実施例の
作動をブロツクダイヤグラムで示す。第3図のブ
ロツクダイヤグラムと比較すれば明かのように、
本発明による柄編丸編機では従来の柄編丸編機の
機械的伝動調節手段16が機械的伝動手段17と
第1制御装置30とに代えられている。前記機械
的伝動手段17はモータ15の回転を直接あるい
は単に比例的に減速して編成シリンダに伝達する
手段であつて、通常は編成シリンダとモータ10
を連結する一対の歯車である。
第1制御装置30は第1記憶手段31、第1検
知手段32、第2検知手段33、第1読取指示手
段34、および停止指示手段35を含んでなる。
第1記憶手段31は編成シリンダの豫め設定され
た作動手順を記憶する手段であり、一単位の編地
の編始めから編終り迄の編成シリンダの回転の手
順が全て記憶されている。これを第1図に示した
ソツクスを編成する場合について述べれば口ゴム
部1からレツグ部2の菱形模様が編成された2b
部分の編成を経て爪先部5に至る全工程での編成
シリンダの回転の手順が記録されている。第1記
憶手段31としては磁気テープを用いると簡便で
はあるが、その他情報を記録することのできるも
のであればフロツピーデイスク、パンチカード、
マークシート等を用いることができる。
第1検知手段32は編成シリンダに連結されて
編成シリンダの回転角度を検知する手段である。
回転角度が360゜になれば編成シリンダは1回転し
たことになるので、第1検知手段32は同時に編
成シリンダの回転数を検知することになる。又マ
イナスの回転角度を検知すれば編成シリンダが逆
方向に回転したことを意味するので第1検知手段
32は編成シリンダの回転方向も検知することに
なる。第1検知手段として通常編成シリンダの回
転と連動するパルス発生機が用いられる。
第2検知手段33は丸編機の各要部に連結され
て編成シリンダに供給される糸および/又は丸編
機の作動の異常を検知する手段であり、具体的に
は糸切れや編機本体、モータおよび制御装置の異
常を検出する。第2検知手段としては各種のセン
サが用いられる。
第1読取指示手段34は前記第1検知手段32
からの信号を前記第1記憶手段31と照合して、
すなわち第1検知手段32で検知された編成シリ
ンダの回転角に対応する第1記憶手段31に記憶
されている編成シリンダが次の段階に起すべき手
順を読取つて、モータ10に信号を発出して編成
シリンダの回転を指示する手段である。第1読取
指示手段34としては通常いわゆるコンピユータ
が用いられる。
停止指示手段35は通常丸編機上に複数個設け
られた第2検知手段33から信号を受けて糸およ
び/又は丸編機の作動部処の何れか1箇所に異常
が生じた時にモータに信号を送つてモータを停止
させる手段である。
なお第4図には図示してない編成シリンダを手
動で回転する装置が丸編機に設けられている。こ
の装置については公知であるので詳細な説明は省
略する。
第4図に示す実施例においては第3図に示す従
来公知の丸編機における柄出し機構の柄出し制御
装置20が第2制御装置20′として示されてい
る。その構成は実質的に同一であり、第2記憶手
段21′としてピンドラム等を用いてもよく、磁
気テープ等コンピユータを利用して読取処理が行
われる記憶手段を用いてもよい。何れの場合も第
1制御装置30の第1検知手段32からの信号が
第2読取指示手段22′に入力されて針上下動手
段23が作動されることになる。
なお第4図に示した実施例の如く第1記憶手段
31に磁気テープ等を用いるのであれば、第2記
憶手段21′にも磁気テープ等を用いる構成とし、
且つ第1記憶手段31と第2記憶手段21′を合
体して単一の磁気テープ装置等とし、編成に関す
る全ての手順、すなわち編地の一単位、例えばソ
ツクス1足分の編始めから編終り迄の編成シリン
ダの回転と編成シリンダの回転に対応する針の上
下運動等の全手順をその磁気テープ装置等に記憶
させることもできる。又必要に応じてさらに2以
上の磁気テープ装置を用い、必要な情報のみを変
更できるようにしてもよい。この場合には第1読
取指示手段34と第2読取指示手段22′も1個
となり、内在する読取手段によつてシーケンスに
読取られた情報が内在する演算処理装置によつて
処理されてそれぞれモータ15および針上下動手
段23に伝達されることになる。
次に第1図に示された菱形模様を有するソツク
スを例として本発明による柄編丸編機の柄編部分
の編成作動を第2図を参照して以下詳述する。
使用される靴下丸編機は96本の針溝を有するシ
リンダ径3.5インチの編成シリンダを有し、且つ
A,B,CおよびDの4ケの給糸口を有する。第
1図のソツクスを編成するためにA口とC口には
アクリル50%、ウール50%の1/36の混合糸から成
る表糸(紺色)と40dのスパンテツクスに70dの
ナイロンを巻付けたコアーヤーンから成る裏糸
(無地)とが引揃えて供給され、一方、B口とD
口には柄糸としての110d/2のナイロンテクス
チヤード糸(エンジ色)がそれぞれ供給される。
第2図は第1図に示したソツクスのレツグ部2の
2b部分を展開して示す。したがつて第2図にお
いてウエール数は針溝の数と同じ96であり、正方
形を横に2個並べているのでコース数は96/2=
48である。第1図における2b部分を除いたソツ
クスの他の部分はA口およびC口から供給された
表糸および裏糸によつて編成され、例えば2a部
分ではA口から供給された表糸および裏糸がB口
から供給された表糸および裏糸と1コース毎に編
成されることになる。一方、2b部分においては
後に詳述するように編成シリンダは正逆両方向の
回転をしながら菱形模様を編成し、第2図におい
て7aで示した部分がA口からの表糸および裏糸
によつて編成され、同様に7bで示した部分がC
口からの表糸および裏糸によつて編成される。一
方8aで示した菱形部分の内側はB口からの柄糸
によつて編成され、8bで示した菱形部分の内側
はD口からの柄糸によつて編成される。その結果
2b部分では紺色の7aおよび7bの部分に囲ま
れてエンジ色の8aおよび8bの菱形模様が作ら
れることになる。
第2図において菱形部分8aおよび8bと周囲
の7a又は7bの部分との境界線を階段状に示し
ており、1つの階段が編目1個を示す。なおこの
階段状の編目はタツクラインになつている。すな
わち第2図で9aの地点ではまた紺色の表糸だけ
で編成されているが9bの地点では柄糸の1個の
編目が編成され、9cの地点では3個の編目が柄
糸で編成される。9dの地点では25個の編目が柄
糸で編成され、9eの地点では47個の編目が柄糸
で編成されることになる。このような柄糸の編成
方法自体は公知であり新規なものではなく、従来
から編成シリンダを正逆往復回転することによつ
て達成されている。
しかしながら、従来公知の機械的駆動機構を有
する柄編丸編機では正逆往復回転を与える手段が
前記駆動機構に内蔵した扇形カム等の機械的手段
によつて行われるので、一度正逆往復回転の回転
角を設定するとその柄編丸編機の正逆往復回転は
常に一定に保たれることになる。すなわち第2図
で言えば9b,9c,9d又は9eの各地点を編
成する時に常に同じ回転角度だけ回転することに
なり、この事はある地点、例えば9dの地点では
柄編みを行うのに必要とする回転角以上の回転を
行うという無駄の動作を行つていることを意味す
る。
本発明による柄編丸編機においては第5A〜5
D図に基づいて後で詳細説明するように、第1記
憶手段に記憶されている編成シリンダの作動手順
に基づいて編成シリンダを回転することができる
ように構成されているので、第1記憶手段に編成
の1コース毎に回転シリンダの回転角度を変更す
るように記憶させておけば、柄の形状に応じて編
成シリンダの回転状態をコース毎に自由に変更す
ることができる。その情況を再び第2図を参照し
て以下に説明する。
(イ) 9b地点での編成シリンダの回転角 ΓA口およびC口から供給される7a又は7b
を編成する表糸を第2図のように編成するた
めの回転角(以下表糸用回転角と称す) (360゜×(48゜−1゜)/96゜)+α ΓB口およびD口から供給される8a又は8b
を編成する柄糸を第2図のように編成するた
めの回転角(以下柄糸用回転角と称す) (360゜×1゜/96゜)+α ◎上記2式中大きい方の回転角だけ編成シリン
ダを回転させることが必要であるので実際に
必要な回転角(以下必要回転角と称す)は、 (360゜×(48゜−1゜)/96゜)+α となる。
なお、編成シリンダの回転を逆転して編成を
続ける場合には、公知のように、選針してステ
ツチカムで編目を作り、シンカでその編目を押
えるために編成シリンダは所定の編目よりオー
バランさせる必要がある。前記式中のαはオー
バランさせるために必要な回転角度であつて、
正逆回転する丸編機には必須の作動要件であ
る。なおαは通常90゜から180゜の間で選定され
る。
(ロ) 9c地点での編成シリンダの回転角 Γ表糸用回転角 (360゜×48゜−3゜/96゜)+α Γ柄糸用回転角 (360゜×3゜/96゜)+α ◎必要回転角 (360゜×48゜−3゜/96゜)+α (ハ) 9d地点での編成シリンダの回転角 Γ表糸用回転角 (360゜×48゜−25゜/96゜)+α Γ柄糸用回転角 (360゜×25゜/96゜)+α ◎必要回転角 (360゜×25゜/90゜)+α (ニ) 9e地点での編成シリンダの回転角 Γ表糸用回転角 (360゜×48゜−47゜/96゜)+α Γ柄糸用回転角 (360゜×47゜/96゜)+α ◎ 必要回転角 (360゜×47゜/90゜)+α 前記(イ)〜(ニ)迄の計算で明らかな如く9bの地点
および9eの地点での必要角が一番大きく、その
中間では必要回転角を小さく設稚定することが本
発明による柄編丸編機において可能になる。その
結果本発明による柄編丸編機では回転角を柄に合
せて変更することにより、従来公知の柄編丸編機
で行われていた無駄な回転運動を省くことができ
ることになり、柄編丸編機の生産効率を大幅に向
上させることができる。
本発明による柄編丸編機の前述の特徴は編成中
に編糸中の何れか1本を糸切りする場合において
も効果を発揮する。すなわち公知のように編成中
の所定の糸を糸切りする場合にはその糸を糸切り
するためのスペースを設けるために、具体的には
その糸をナイフ等の切断器具に掛けるための糸の
長さを確保するために、編成シリンダをさらにオ
ーバーランさせる必要がある。例えば360゜の正逆
往復回転している編成シリンダにおいて糸切れ作
業を行えるようにするためには約40゜オーバラン
させて計400゜の正逆往復回転を与える必要があ
る。この場合従来の機械的駆動機構を有する柄編
丸編機では前述のように扇形カム等の機械的手段
によつて正逆往復回転が与えられているので、一
度決められた回転角度、例えばこの場合では400゜
の回転角度は操業中一定に保たれて変更すること
ができない。したがつて糸切り作業をしない正常
の正逆往復回転中でも常に40゜の余分の回転を全
コースに亘つて続けなければならないという無駄
な回転を行つている。
本発明による柄編丸編機では糸切れ作業を必要
とする時点に対応する編成シリンダの回転の手順
だけに編成シリンダが例えば40゜のオーバーラン
をするように第1記憶手段31に記憶させておけ
ば、糸切り作業をしない時には前述の柄に応じた
回転角度で正逆往復回転することになり、従来公
知の柄編丸編機の有する前述の無駄な回転を完全
に排除することができる。この点においても本発
明による柄編丸編機の生産効率は大幅に向上する
ことになる。
本発明による柄編丸編機は前述の特徴以外にも
付随して下記の特徴を有する。
先ず編成シリンダの回転角度を自由に変更でき
るので、カムや給糸口の取付位置を従来の一定回
転角度の回転を行う編成シリンダの場合に比し自
由に選定することができる。この事はカムのタイ
ミングを取るのが楽になり、又給糸口等を余分に
付ける余地を生ずることを意味する。
又反転のための機械部分等がなくなるのでコン
パクトな柄編丸編機となり、且つ保守点検が楽に
なり、故障も少なく、又操業中の騒音を大幅に減
少することができる。
第1記憶手段31の記憶内容の変更は例えば磁
気テープのカセツトを交換しさえすれば実施する
ことができるので異つた編成手順を有する柄編丸
編機への変更を迅速且つ容易に行うことができ
る。
次に第2図および第3図に示したソツクスを第
4図に示したダイヤグラム中で第1記憶手段31
と第2記憶手段21′を1個の記憶手段とした本
発明による柄編丸編機によつて編成する手順を第
5A〜5D図、第6図および第7図に示したフロ
ーチヤートに基づいて説明する。
編成を開始するに際して先ず丸編機が正常であ
るかどうかをチエツクする。すなわちアラームが
ONかどうかを確認する(ステツプ)。アラー
ムがONであれば点検修復する(ステツプ)。
このアラーム処理の詳細は第7図に基づいて後述
する。
編成に使用する糸が準備しているかどうか丸編
機のスタートの準備状況を確認し(ステツプ)、
準備が未了であれば所要の準備をする(ステツプ
)。次に柄変えがあるかどうかを確認し(ステ
ツプ)、柄変えのある場合には磁気テープを入
換える。この場合新たに入れられた磁気テープ中
のデータを読み(ステツプ)、その柄がその編
機に適するかどうかをチエツクする(ステツプ
)。柄変えの無かつた場合あるいは適正な磁気
テープが配置された場合にはスタートボタンを
ONする(ステツプ)。柄回転ルーチンを読み
(ステツプ)、第2図の第1ブロツクすなわちゴ
ム編部を正回転でゴム編組織によつて編成する。
1コース毎に第1ブロツクが終りかどうかチエツ
クし(ステツプ)、未了であれば再びステツプ
に戻る。この操作を1コース毎繰返して30コー
スのゴム編部1を編成する。なお柄回転出しルー
チンの詳細は第6図に基づいて後述する。
第1ブロツクが終了すると次に第2aブロツク
すなわちレツグ部2の2a部分の編成を正回転で
平織組織で行う。先ず柄回転ルーチンを読み(ス
テツプ)、1コース毎に第2aブロツク終了かど
うかを確認しながら(ステツプ)、50コース編
成する。
第2aブロツクが終了すると、次に第2bブロツ
クすなわちレツグ部2の菱形模様のある2b部分
の編成を正逆往復回転で行う。柄回転ルーチンを
読み(ステツプ)、1コース毎に第2bブロツク
終了かどうかを確認しながら(ステツプ)、第
2図を説明する記載において詳述した手順にした
がつて48コース編成する。
第2bブロツクが終了すると次に第2cブロツク、
すなわちレツグ部2の2c部分の編成を第2aブロ
ツクの編成と同様なステツプ(ステツプおよび
)を経て正回転で平編組織で50コース行う。
第2cブロツクが終了するとレツグ部2の編成が
終了し、次に第3ブロツクすなわち踵部3の編成
を平編組織で往復回転で目べらしさせながら行
う。柄回転ルーチンを読み(ステツプ)、1コ
ース毎に第3ブロツク終了であるかどうかを確認
しながら(ステツプ)48コース編成する。
第3ブロツクが終了すると順次第4ブロツクす
なわち足甲足底部4、第5ブロツクすなわち爪先
部5および第2図には図示していない捨糸部すな
わち第6ブロツクの編成を同様に行い(ステツプ
、、、、〓〓および)、編立を終了して
(ステツプ〓〓)、一足のソツクスが完成する。次の
ステツプはで示した如く元に戻り次の一足のソ
ツクスの編成が連続して行われる。
なお第4ブロツクでは平編組織で正回転で100
コース、第5ブロツクでは平編組織で往復回転で
目べらしをさせながら48コース、第6ブロツクで
は平編組織で正回転で12コース編成する。
次に第6図に基づいて柄回転出しルーチンを説
明する。先ず正転編みの柄かをチエツクする(ス
テツプ)。YESであれば正回転情報を出力し
(ステツプ)、NOであれば逆回転情報を出力す
る(ステツプ)。情報が出力されると正転又は
逆転方向に針1本進んだかをチエツクし(ステツ
プ〓〓又は〓〓)、YESであれば柄情報を出力する
(ステツプ〓〓)。上記ステツプを1コース毎に行
い、所定の編成を行う。
次に第7図に基づいてアラーム処理を説明す
る。アラームの発生した部処を点検修理する(ス
テツプ〓〓)。修復した結果、編成シリンダをメモ
リーされたスタート位置に戻すかどうかをチエツ
クする(ステツプ〓〓)。NOであれば第5A図の
に進み、YESであれば現在位置から再度スタ
ートする。
<発明の効果> 本発明による柄編丸編機は前述のように構成さ
れているので柄に合せて回転角度を自由に変更す
ることができ又糸切り等必要な処理に応じて回転
角度を変更できる。その結果編成シリンダの回転
運動中の無駄が省かれ生産効率を大幅に増加させ
ることができる。
その他、反転のための機械部分等が無くなるの
で柄編丸編機をコンパクトにするこができ、保守
点検が楽になり故障も少なく、一方、操業中の騒
音を大幅に減少することができる等の利点を有す
る。
又異つた編成手順を有する柄編丸編機への変更
を迅速且つ容易に行うことができるという利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の柄編丸編機で製造される柄編
みソツクスの一例を示す正面図であり、第2図は
第1図に示した柄編みソツクスの柄編み部分の拡
大展開図であり、第3図は従来公知の柄編丸編機
の作動を示すブロツクダイヤグラムであり、第4
図は本発明による柄編丸編機の作動を示すブロツ
クダイヤグラムであり、第5A〜5D図は本発明
による柄編丸編機を用いて第1図および第2図を
編成する際のフローチヤートであり、第6図は第
5図のフローチヤート中の柄回転出ルーチンを詳
細に説明するフローチヤートであり、第7図は第
5図のフローチヤート中のアラーム処理を詳細に
説明するフローチヤートである。 10…編機本体、15…モータ、17…機械的
伝動手段、20′…第2制御装置、21′…第2記
憶手段、22′…第2読取指示手段、23…針上
下動手段、30…第1制御装置、31…第1記憶
手段、32…第1検知手段、33…第2検知手
段、34…第1読取指示手段、35…停止指示手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 柄編丸編地を編成するに際して、編成シリン
    ダの回転角度および回転方向を編成されるべき編
    地の編地パターンに応じて所定のコース毎に変更
    し、それによつて対象とする編地の編成に要する
    編成シリンダの総回転角度量を最小にすることを
    特徴とする柄編丸編地の編成方法。 2 複数の編成針を具備した編成シリンダと、該
    編成シリンダ上の少くとも1本ずつの編成針の上
    下動を制御して柄編編地を編成させる柄出し機構
    を含んで成る柄編丸編機において、 前記編成シリンダに機械的伝動手段を介して電
    動機を連結すると共に、編成されるべき編地パタ
    ーンに対応する編成シリンダの作動手順と供給さ
    れる糸の切換えに際して該作動手順に付加する編
    成シリンダのオーバラン角度を記憶する記憶手段
    と、前記編成シリンダの回転角度を検知する検知
    手段と、該検知手段からの信号を前記記憶手段と
    照合して編成シリンダの回転を前記電動機に指示
    する読取指示手段とから成る電動機作動制御装置
    を設け、編成シリンダの回転作動を編成されるべ
    き編地の編地パターンに応じて所定のコース毎に
    制御しながら柄編編地を編成することを特徴とす
    る柄編丸編機。
JP23796083A 1983-12-19 1983-12-19 柄編丸編機 Granted JPS60134052A (ja)

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