JPS6351828B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気クツシヨン式打撃機構を備えた
ハンマードリルであつて、打撃機構は１つのハン
マを有していて、このハンマは空気クツシヨンを
介して駆動部材によつて運動可能であり、駆動部
材の作動片が電気モータのピニオンによつて駆動
される１つの中間軸上に配置された１つのしや断
可能な揺動円板駆動機構を介して軸線方向で往復
動可能である形式のものに関する（ドイツ連邦共
和国特許出願公開第2449191、R.2377号明細書参
照）。

この種の公知例によれば、打撃機構は工具ホル
ダに保持された工具が加工物へ当て付けられた場
合自動的に作動する。このような作動は、工具ホ
ルダが縦方向で移動することによつて惹起され、
この場合、打撃機構を運動させる１つのクラツチ
が働く。クラツチをその伝動状態に保つためには
ハンマードリルを操作する者が常に１つのばね、
つまりクラツチをしや断させようとするばねの力
を克服しなければならない。この公知のハンマー
ドリルでは工具の軸方向負荷なしでの純然たる穴
あけは不可能である。

特許請求の範囲第１項に示す構成の本発明のハ
ンマードリルは、操作者が意識的にセツトした打
撃作孔の際に、揺動円板駆動機構を運動させるク
ラツチが別の１つのクラツチによつて伝動状態を
保たれるという利点を有する。これによつてハン
マードリルの操作性が著しく容易になる。さら
に、ハンマードリルを１つの純然たるドリルとし
て使用することも可能になる。これによつて、操
作容易で、従つて家庭用としても適した手持ち電
動ドリルとしての使用可能性が生まれる。この場
合もちろん、従来もつぱら比較的大きな重量の電
動工具用として装備されている空気クツシヨン式
打撃機構を使用できる。

特許請求の範囲第２項以降には本発明のハンマ
ードリルの具体的な構造上の有利な処置が示され
ている。

次に図面に示す実施例について本発明を説明す
る。

第１図に示すハンマードリルは金属製の伝動装
置ケーシング１を備え、この伝動装置ケーシング
１はガラス繊維で強化されたプラスチツク製のケ
ーシングカバー２内に配置されている。ケーシン
グカバー２の前端部は円筒状のケーシング突出部
３へ移行しており、このケーシング突出部３は例
えばハンドルグリツプ４のような付属部品を固定
することができるように構成されている。このケ
ーシング突出部３の前端部に工具ホルダ５が配置
されており、この工具ホルダ５は例えばドリル６
のような工具を保持する。ケーシングカバー２の
工具ホルダ５とは反対側の後端部にはピストル形
グリツプ７が一体に設けられている。このピスト
ル形グリツプ７内には押しノブ８を有するスイツ
チが内蔵されており、このスイツチによつてハン
マードリルを作動させることができる。ピストル
形グリツプ７の下端部には弾性的な差込片を介し
て給電ケーブル９が導入されている。

伝動装置ケーシング１は横壁１０を有してお
り、この横壁１０のほぼ中央に、電気モータのア
ンカー軸１３のボール軸受１２として構成されて
いる前方軸受のための軸受座１１が配置されてい
る。電気モータは要するに横壁１０の工具ホルダ
５とは反対側に位置する。この横壁１０は電気モ
ータとは反対側に管状突出部１４を有していて、
この管状突出部１４内に空気クツシヨン式打撃機
構１５用の円筒状のブツシユ１６が配置されてい
る。管状突出部１４は工具ホルダ５に面する方の
前端部にフランジ１７を有しており、このフラン
ジ１７はケーシングカバー２の内部の管状嵌込み
部に嵌まつて伝動装置ケーシング１を支えてい
る。第１図から理解されるように、伝動装置ケー
シング１は他方の側で横壁１０を介してケーシン
グカバー２の内面に支えられている。この場合、
横壁１０の外側の縁部に形成されたリングみぞに
０リング１９が挿入されていて、この０リング１
９はケーシングカバー２の内壁にわずかな初張力
で接触している。軸線方向で横壁１０はケーシン
グカバー２の壁部の肉厚部から成るストツパ２０
に支えられている。

第２図によれば、管状突出部１４を軸受座１１
とがハンマードリルの縦中心平面２１内に配置さ
れていることが判る。アンカー軸１３の、ボール
軸受１２内に支承されている端部はモータピニオ
ン２２を保持している。このモータピニオン２２
は、中間軸２４上に固定された１つの歯車２３と
かみ合つている。縦中心平面２１に対して側方に
ずらして配置されている中間軸２４はその全長に
わたつてスプラインキー２５を有していて、横壁
１０に面する端部がみぞ付きボール軸受２６内に
保持されている。この中間軸２４は、そのスプラ
インキー２５がボール軸受２６の範囲内において
転削されているので、それによつて形成された肩
部を介してボール軸受２６の内レースに支えられ
ている。ボール軸受２６の外レースは横壁１０に
形成された相応の受容部２６′内に保持されてい
る（第３図参照）。この場合外レースは受容部２
６′の底に支えられ、中間軸２４によつて伝えら
れるスラスト力を横壁１０へ導くことができる。
中間軸２４の、ボール軸受２６とは反対側の端部
内に同心的に孔２７が形成されており、この孔２
７内にばね２８が配置されている。この孔２７の
開放端部から軸部分２９の前端部が突出してお
り、端部分２９はばね２８の力に抗してテレスコ
ープ式に孔２７内へ押込み可能である。この軸部
分２９の自由端部はニードル軸受３０内に支承さ
れている。軸部分２９はまたその後端をばね２８
によつてニードル軸３０用の受容部３１の底に配
置された１つのプレート３２に抗して軸線方向で
支えられる。受容部３１はケーシングカバー２に
一体成形されている。

中間軸２４上には空気クツシヨン式打撃機構１
５用の揺動円板駆動機構のボス３３が回転可能に
配置されている。このボス３３は外側にボール３
５のためにボス３３の軸線に対して斜めに交さす
る一平面内にリング状に形成された１つのみぞ３
４を有している。ボス３３は形状接続式の連結部
分を介して中間軸２４にしや断可能に結合されて
いる。連結部材としては中間軸２４のスプライン
キー２５が使われ、このスプラインキー２５がボ
ス３３の孔壁のリング状区分に形成されたスプラ
インみぞ３６に係合する。第３図に示す連結状態
では軸線方向でボール軸受２６に面する側にスプ
ラインみぞ３６に接してスプラインキー２５の欠
落区分３７が位置する。この欠落区分３７の軸線
方向の幅はスプラインみぞ３６の長さよりも大き
い。

スプラインキー２５の、みぞ付きボール軸受２
６に面する端部上には相応のスプラインみぞ結合
部を有している駆動歯車２３が相対回転不能であ
つてかつ軸線方向移動可能に嵌まつている。第３
図および第４図から理解されるように、スプライ
ンキー２５の歯は、ボス３３および駆動歯車２３
の中間軸２４上に配置されている範囲内において
は、中間軸２４の他の範囲における歯に比して歯
の高さを低くされている。低くされた歯から低く
されてない歯への移行部３８がボス３３に対する
駆動歯車２３とは反対側における軸方向ストツパ
をなしている。もちろんボス３３の孔も少なくと
もリング状区分をなしているスプラインみぞ３６
の範囲内ではスプラインキー２５の低くされた歯
の高さに適合されている。このようにしてボス３
３は一面においてスプラインみぞ３６を介して中
間軸２４上で支えられ、他面においては駆動歯車
２３の軸線方向で突出した１つのつば３９に支え
られている。第３図の位置、即ち中間軸２４の連
結部材２５（スプラインキー）がボス３３の対応
連結部材３６（スプラインみぞ）に係合している
位置では、ばね２８が中間軸２４を軸方向ストツ
パ（移行部３８）を介してボス３３に圧着してい
る。ボス３３自体は軸線方向で駆動歯車２３に支
えられ、駆動歯車２３はみぞ付きボール軸受２６
の内レースに接触する。

中間軸２４のスプラインキー２５は回転運動を
伝達するのに適した歯形を有しており、実施例の
場合それはインボリユート歯形である。従つて、
スプラインキー２５の、みぞ付きボール軸受２６
とは反対側の前方部分、即ち低くされていない歯
を有している部分は中間軸２４の被動ピニオン４
０を構成する。この被動ピニオン４０は１つの歯
車４１とかみ合い、この歯車４１は最終的に工具
ホルダ５内の工具、即ちドリル６を回転させる。

第３図に示す位置ではボス３３が連結位置を占
め、中間軸２４によつて回転を受ける。中間軸２
４とボス３３とのこの回転結合をしや断して、空
気クツシヨン式打撃機構１５を非作動状態にする
ためには、中間軸２４を工具ホルダ５へ向かつて
前方へ押しずらす必要がある。このため外から操
作可能な切替え機構が配置されており、この切替
え機構は１つの切替え軸４３における偏心体４２
として構成されている。切替え軸４３は横壁１０
に形成された１つの支承孔４４内で案内されてい
る。ハンマードリルの作動位置においては切替え
軸４３の軸線、ひいては支承孔４４が水平に位置
する。この切替え軸４３の、ケーシング１から突
出している外方端部は操作ノブ４５を有してい
る。第３図に示されているように、切替え偏心体
４２は、中間軸２４の、みぞ付きボール軸受２６
外へ突出した球状の後方端部４６に打撃機構の接
続位置の時接触しないように構成されている。操
作ノブ４５′を第３図の位置から180度回すことに
よつてはじめて切替え軸４３の外面が中間軸２４
の球状端部４６に接触し、これによつて中間軸２
４がばね２８の力に抗して前方へ押しずらされ
る。この場合ボス３３の前述の軸線方向の圧着は
駆動歯車２３を介して解消される。中間軸２４の
前方移動に伴つてボス３３の前端がケーシング１
の一部分から成つている１つのストツパ４７に接
触し、これによつて中間軸２４はその移動を限定
される。この移動の結果ボス３３のスプラインみ
ぞ３６が中間軸２４のスプラインキー２５からは
ずされて欠落区分３７へ達する。かくして中間軸
２４と揺動円板駆動機構のボス３３との間の回転
結合はしや断される。引き続き回転したままの中
間軸２４は歯車４１をさらに回転させ、従つて純
然たる穴あけ作業が可能となる。偏心体４２は要
するに空気クツシヨン式打撃機構のしや断時、即
ち打撃機構に起因する負荷が派生しない時にの
み、ばね２８によつて軸線方向での力を受ける。
打撃機構が接続された時この切換え偏心体４２は
ばね２８の力から完全に解放される。このばね力
はボス３３の軸線方向の遊びの除去に使われる。
このようにして一面においては最小限の騒音発生
が可能になり、他面においてはハンマードリルの
ケーシング１へのボス３３の弾性的な圧着によつ
て完全な軸方向遊びの除去が保証される。

ボス３３のレールみぞ３４には１つのリング４
８の内側に形成された１つのレースみぞ４９が対
応し、両方のレースみぞ間にボール３５が案内さ
れている。ボール３５を限定された所定間隔を保
つために、ボール３５はケージ５０内で案内され
ている。リング４８には、ハンマードリルの空気
クツシヨン式打撃機構１５を往復駆動する１つの
駆動フインガ５１が一体に設けられている。

打撃機構は管状突出部１４内に不動に配置され
たブツシユ１６の内部に配置されている。この打
撃機構はブツシユ１６内で密接に滑動案内される
１つのコツプ形ピストン５２から成つており、こ
のコツプ形ピストン５２のシリンダ孔５３内には
やはり密接に滑動案内されて１つの自由ピストン
として構成されたハンマ５４が位置している。コ
ツプ形ピストン５２の、工具ホルダ５とは反対側
の後端部はフオーク状をなしていて１つの回転ピ
ン５５を保持している。この回転ピン５５内には
中央に１つの横孔が形成され、この横孔へ揺動フ
インガ５１がわずかに運動遊びをもつて嵌まつて
いる。これによつて揺動フインガ５１は軽く軸線
方向に横孔内で動くことができる。シリンダ孔５
３の、揺動フインガ５１とは反対側の前方端部範
囲へ中間アンビル５６の内方端部が入り込んでい
る。この中間アンビル５６は軸線方向で可動に１
つの支持スリーブ５７内に案内されている。この
中間アンビル５６の前端部は、周知の形式で、工
具ホルダ５内に軸線方向移動可能でかつ相対回転
不能に保持されたビツト６の内方端部に接触して
いる。

支持スリーブ５７自体は１つの回転スリーブ５
８の内部に固定されており、この回転スリーブ５
８はケーシング突出部３内に回転可能に案内され
ている。この回転スリーブ５８の後端部は１つの
スラストニードル軸受５９を介して横壁１０の管
状突出部１４のフランジヤ１７に支えられてい
る。この回転スリーブ５８は半径方向でその後方
のスラストニードル軸受５９に面した範囲におい
て、ブツシユ１６の、管状突出部１４から突出し
た端部上で案内されている。この回転スリーブ５
８の円筒状の外周上には、中間軸２４とかみ合う
歯車４１が回転可能に案内されている。回転スリ
ーブ５８の相応のみぞ内に挿入されている１つの
ばねリング６０に支えられている１つの圧縮ばね
６１を介して歯車４１の、電気モータ側の端面に
クラツチづめを有している部分がスリーブ５８の
後部フランジ６２にクラツチづめとの係合を保た
れる。この場合圧縮ばね６１の強さは、標準的な
作孔モーメントの場合に歯車４１がクラツチづめ
を介して回転スリーブの後部フランジとの係合を
保持されるように設計されている。応動モーメン
トに達してはじめて歯車４１と回転スリーブ５８
との回転結合がしや断される。

ボス３３の回転運動は、既に容易に理解される
ようにコツプ形ピストン５２の往復運動を派生す
る。コツプ形ピストン５２とハンマ５４との間に
形成される空気クツシヨン、即ち蓄力部として働
く空気クツシヨンを介してハンマ５４がやはり軸
線方向の往復運動を受ける。中間アンビル５６の
内方端部へ当たるのに伴つてハンマ５４はエネル
ギを放出し、このエネルギが工具ホルダ５内に保
持された工具へ軸方向ストツパ力として有効に働
く。この場合、歯車４１と回転スリーブ５８の後
部フランジ６２とから成る前述の安全クラツチを
介して工具は回転駆動を受ける。

切替え軸４３に配置されている偏心体４２の操
作によつて打撃機構は上述のように作動をしや断
される。この場合空気クツシヨン式打撃機構は完
全に停止するので、打撃停止作動時、要するに作
孔時には完全に振動のない回転が得られる。揺動
円板駆動機構はハンマードリルのどんな作動状態
でも伝動接続することができる。

第５図に示す第２の実施例の場合、中間軸２４
のスプラインキー２５の歯の高さが中間軸全長に
わたつて等しい点で第１の実施例と異なる。ボス
３３の軸方向移動もしくは連結位置での軸方向圧
着保持にとつて必要な軸方向ストツパ、即ち、第
１の実施例において移行部３８によつて構成され
たストツパがこの第２の実施例においては中間軸
２４の少なくとも１つのおう所に挿入された１つ
の丸形リング６８から成つている。おう所は１つ
のリングみぞスプラインキー２５の各歯に削成さ
れた個個のみぞであつて、中間軸周方向で１つの
リングみぞをなしている。個個のみぞの深さは中
間軸２４の軸本体にまで達していてよい。この実
施例の中間軸２４の機能は第１の実施例と同様で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のハンマードリルの部分縦断面
図、第２図は第１図中の−線による横断面
図、第３図は第２図中の′および′の方向で示
した縦断面図、第４図は第３図中の−線によ
る横断面図、第５図は第１図の例とは異なる中間
軸の縦断面図である。 １……伝動装置ケーシング、２……ケーシング
カバー、３……ケーシング突出部、４……ハンド
ルグリツプ、５……工具ホルダ、７……ピストン
形グリツプ、８……押しボタン、９……給電ケー
ブル、１０……横壁、１１……軸受座、１２……
ボール軸受、１３……アンカー軸、１４……管状
突出部、１５……空気クツシヨン式打撃機構、１
６……ブツシユ、１７……フランジ、２０……ス
トツパ、２２……モータピニオン、２３……歯
車、２４……中間軸、２５……スプラインキー、
２６……みぞ付きボール軸受、２８……ばね、２
９……軸部分、３０……ニードル軸受、３３……
ボス、３６……スプラインみぞ、３７……欠落区
分、３８……移行部、３９……つば、４０……被
動ピニオン、４１……歯車、４２……偏心体、４
３……切替え軸、４５……操作ノブ、４７……ス
トツパ、４８……リング、５０……ケージ、５１
……揺動フインガ、５２……コツプ形ピストン、
５４……ハンマ、５５……回転ピン、５６……中
間アンビル、５７……支持スリーブ、５８……回
転スリーブ、５９……スラストニードル軸受、６
０……ばねリング、６１……圧縮ばね、６２……
フランジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 空気クツシヨン式打撃機構を備えたハンマー
   ドリルであつて、打撃機構は１つのハンマを有
   し、このハンマは空気クツシヨンを介して駆動部
   材によつて運動可能であり、駆動部材の作動片が
   電気モータのピニオンによつて駆動される１つの
   中間軸上に配置された１つのしや断可能の揺動円
   板駆動機構を介して軸線方向で往復動可能である
   形式のものにおいて、連結部材２５を有している
   中間軸２４が外部操作可能な切替え機構４２によ
   つて、１つのばね２８の力に抗して、揺動円板駆
   動機構の、軸方向移動を制限されているボス３３
   に設けられた対応連結部材３６と形状接続式に連
   結可能であることを特徴とする、ハンマードリ
   ル。 ２ ボス３３が軸線方向でハンマードリルの伝動
   装置ケーシング２，１０の部分２７，４７に支え
   られている特許請求の範囲第１項記載のハンマー
   ドリル。 ３ 中間軸２４は、同心的な１つの孔２７内へこ
   の孔２７内に配置されたばね２８の力に抗してテ
   レスコープ状に押込み可能な１つの軸部分２９を
   有している特許請求の範囲第１項記載のハンマー
   ドリル。 ４ 切替え機構が偏心体４２から成つていて、こ
   の偏心体４２は中間軸２４，４６にたんにその連
   結のしや断位置において接触する特許請求の範囲
   第１項記載のハンマードリル。 ５ 連結部材３３がスプラインみぞ３６として設
   けられていて、中間軸２４の対応連結部材がスプ
   ラインキー２５として設けられている特許請求の
   範囲第１項記載のハンマードリル。 ６ スプラインキー２５が中間軸２４の全長にわ
   たつて設けられていて１つの欠落区分３７を有し
   ており、この欠落区分３７の軸線方向の幅がボス
   ３３のスプラインみぞ３６の長さに適合されてい
   る特許請求の範囲第５項記載のハンマードリル。 ７ 中間軸２４上にスプライン結合によつて１つ
   の駆動歯車２３が相対回転不能であつてかつ軸線
   方向移動可能に配置されており、この駆動歯車２
   ３はモータピニオン２２とかみ合う特許請求の範
   囲第６項記載のハンマードリル。 ８ 中間軸２４のスプラインキー２５が例えばイ
   ンボリユート歯形のような回転運動伝達に適した
   歯形を有しており、この歯形は工具６を回転させ
   る歯車４１にかみ合う中間軸２４の被動ピニオン
   ４０を構成している特許請求の範囲第５項記載の
   ハンマードリル。 ９ ボス３３が半径方向で一面ではリング状区分
   としてのスプラインみぞ３６を介して中間軸２４
   上に、他面では駆動歯車２３の軸線方向に突出し
   たつば３９上に支えられている特許請求の範囲第
   ７項記載のハンマードリル。 １０ 連結位置においてばね２８は中間軸２４を
   １つの軸方向ストツパ３８，６８を介してボス３
   ３に圧着させ、ボス３３自体は軸線方向で駆動歯
   車２３に支えられ、駆動歯車２３は、中間軸２４
   を支承して軸方向の力を伝達する１つの軸受２６
   の内レースに接触する特許請求の範囲第７項記載
   のハンマードリル。 １１ 軸方向ストツパは中間軸２４の少なくとも
   １つのおう所に嵌め付けられた１つの丸形リング
   ６８から成つている特許請求の範囲第１０項記載
   のハンマードリル。 １２ スプラインキー２５の歯は、ボス３３およ
   び駆動歯車２３が中間軸２４上に配置されている
   範囲内では、中間軸２４の他の範囲における歯よ
   りも歯の高さを低くされており、低くされている
   歯から低くされてない歯への移行部３８が、内径
   を相応に小さくされた孔壁にスプラインみぞ３６
   を有するボス３３のための軸方向ストツパをなし
   ている特許請求の範囲第１０項記載のハンマード
   リル。 １３ ボス３３がその外側に、ボス軸線に対して
   斜めに交さする一平面内にリング状に形成された
   １つのレースみぞ３４を有しており、このレース
   みぞ３４には、内側にレースみぞ４９を有する１
   つのリング４８が付属しており、両方のレースみ
   ぞ３４，４９内にボール３５が案内されている特
   許請求の範囲第１項記載のハンマードリル。 １４ リング４８に一体に１つの揺動フインガ５
   １が設けられており、この揺動フインガ５１は、
   コツプ形ピストン５２として構成されている駆動
   部材の１つの回動ピン５５の横孔を貫通している
   特許請求の範囲第１３項記載のハンマードリル。 １５ 中間軸２４の軸線は、ハンマードリルの標
   準的使用状態において、ハンマードリルの縦中心
   平面内に配置されている打撃機構の軸線の下側で
   あつてかつ側方にずらされている特許請求の範囲
   第１項記載のハンマードリル。