JP6479570B2 - 作業工具 - Google Patents

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Description

本発明は、先端工具を直線状に駆動することにより被加工材に所定の加工作業を行う作業工具に関する。
特開2009−061552号公報には、揺動機構と、当該揺動機構により往復移動されるとともに打撃子を収容するピストンシリンダと、ピストンシリンダと打撃子とにより形成される空気室とを有する作業工具が開示されている。当該作業工具においては、揺動機構の揺動動作に基づくピストンシリンダの往復移動より生ずる空気室の圧力変動によって打撃子を駆動し、当該打撃子を先端工具に衝突させることにより先端工具を直線状に駆動していた。
当該先端工具は、ピストンシリンダが空気室のエアを圧縮する際の反力によりピストンシリンダおよび揺動機構を基準位置より後方に移動させ、当該後方に移動されたピストンシリンダおよび揺動機構を基準位置に復帰するよう構成されており、当該構成によって振動の抑制を図っていた。
特開2009−061552号公報
当該作業工具においては、作業工具に発生する振動抑制に一定の効果があった。一方、ピストンシリンダと揺動機構が後方へ移動した場合に空気室の容積が変化するため、打撃子の安定した駆動のために更なる改良が要望されていた。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、振動抑制を図るとともに打撃子の不安定駆動要素の低減化を図ることのできる一層合理的な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る作業工具は、先端工具を直線状に移動することにより被加工材に所定の加工作業を行う作業工具であって、本体部を有する。本体部は、ギアハウジングと、モータハウジングとを主体として作業工具の外郭を構成するとともに、内部機構を配置するインナーハウジングを有する。また、本体部は、使用者に把持されるハンドグリップを有する。
本体部はさらに、先端工具を保持するツールホルダと、駆動モータと、駆動モータにより回転駆動される回転軸部材と、回転軸部材の回転動作に基づき先端工具を直線状に駆動する打撃機構と、を収容する。ツールホルダは、先端工具を着脱自在とするよう構成される。また、駆動モータを駆動するための電源を確保するために、本体部は、電源ケーブルや、バッテリ装着部をさらに有する。また、本体部における駆動モータと回転軸部材の配置形態は、作業工具において種々の構成を選択し得るものであり、例えば、駆動モータの回転軸と回転軸部材の回転軸を平行とする配置形態や、交差する配置形態とすることができる。
打撃機構は、直線状に往復移動可能に構成されたシリンダと、シリンダに収容されるとともにシリンダ内において直線状に往復移動可能に構成された打撃子と、打撃子とシリンダで形成される空気室と、シリンダに連結されるとともに、回転軸部材の回転動作に基づく揺動動作により、シリンダを往復移動させる揺動機構と、ツールホルダに収容されるとともに直線状に往復移動可能に構成された中間子と、を有する。シリンダは、有底状の筒状体により構成することが可能であり、この場合、当該シリンダの底部と打撃子とにより空気室を構成することが可能である。
上述した構成により、作業工具は、シリンダの往復移動により生ずる空気室内の圧力変動を介して打撃子を中間子に衝突させ、さらに中間子を先端工具に衝突させることにより先端工具を直線状に移動する。
また、作業工具はさらに、シリンダ移動軸と平行である長手方向と、長手方向と交差する方向である交差方向とを規定する。長手方向は、シリンダが空気室のエアを圧縮する方向である第1側と、第1側とは反対側の方向である第2側とを規定する。第1側は作業工具においてツールホルダが配置される側であるため、第1側を作業工具における前側と換言することが可能である。また、第2側は作業工具においてハンドグリップが配置される側であるため、第2側を作業工具における後側と換言することが可能である。
また、本体部はさらに、空気室の容積を補償する容積補償機構を収容する。容積補償機構は、第1補償機構と、第2補償機構とを有する。
第1補償機構は、揺動機構を、第1側に位置する揺動機構基準位置と、第2側に位置する揺動機構移動位置との間で往復移動可能に構成する。さらに、第1補償機構は、揺動機構が揺動機構移動位置に置かれた場合に、揺動機構を揺動機構基準位置に置くよう揺動機構を付勢する第1付勢部材を有する。すなわち、第1補償機構は揺動機構を回動軸に往復摺動可能に構成する。なお、揺動機構の往復摺動動作に連動して、シリンダが往復摺動される。
第2補償機構は、中間子を、第1側に位置する中間子基準位置と、第2側に位置する中間子移動位置との間で往復移動可能に構成する。なお、中間子基準位置は、中間子が打撃子に衝突される位置により規定される。さらに、第2補償機構は、中間子が中間子移動位置に置かれた場合に、中間子を中間子基準位置に置くよう中間子を付勢する第2付勢部材を有する。
容積補償機構は、第1補償機構が、シリンダの第2側から第1側への移動動作に伴う反力により揺動機構を揺動機構基準位置から揺動機構移動位置へ移動する。なお、当該反力は、空気室が最大圧縮を迎えることに伴うものである。第1補償機構は、シリンダと共に揺動機構を揺動機構移動位置に移動させることにより、当該反力を緩衝させ、振動を低減することができる。この意味において、第1補償機構は振動抑制機構であるということができる。
また、揺動機構の移動動作に基づきシリンダが第2側へ移動されることによって空気室の容積が拡大される。なお、空気室の容積拡大は、シリンダの往復移動を円滑にするために形成された空気穴からシリンダ内に空気が流入することにより発生する。
第1補償機構が空気室の容積を拡大した状態において、第2補償機構が、先端工具による所定の加工作業の反力により中間子を中間子基準位置から中間子移動位置へ移動し、当該中間子の移動動作に基づき打撃子を第2側に移動することによって空気室の容積が補償される。長手方向において、揺動機構基準位置と揺動機構移動位置の間の距離と、中間子基準位置と中間子移動位置の間の距離は同一となるよう構成される。
なお、連続した加工作業においては、揺動機構の揺動動作に伴って空気室のエアが再度圧縮される。容積補償を行わないままに当該エアの圧縮を行った場合には、前回の圧縮比とは異なる圧縮比にてエアが圧縮されることとなるため、先端工具の駆動状態が異なるものとなる。本発明に係る作業工具によれば、第1補償機構の動作により生ずる空気室の容積の変化を第2補償機構により補償することができる。したがって、振動抑制と打撃子の不安定駆動要素の低減化が図られた作業工具を得ることが可能となる。
なお、第1補償機構は、第1付勢部材により揺動機構移動位置に移動された揺動機構を揺動機構基準位置に復帰させる。これによって、第1補償機構は上述した振動抑制機能を連続して発現することが可能となる。
また、第2補償機構は、第2付勢部材により、中間子移動位置に移動された中間子を中間子基準位置に復帰させる。この結果、中間子は先端工具側に配置されるため、打撃子に衝突されることにより得られたエネルギーをより効率的に先端工具へ伝達することが可能となる。
なお、先端工具を直線状に駆動する作業工具として、コンクリートなどの被加工材に対し粉砕作業を行う電動ハンマまたは電動ハンマドリルや、木材などの被加工材に対し切断作業を行う電動レシプロソーなどが挙げられる。
また本発明に係る作業工具の他の形態として、回転軸部材を、長手方向に延在する構成とすることができる。また、本体部は、回転軸部材の第1側の所定領域を支持する第1軸受部材と、回転軸部材の第2側の所定領域を支持する第2軸受部材と、第1付勢部材の一方の端部が配置される第1付勢部材配置領域とを有する。この場合、交差方向において、第2軸受部材の所定領域と第1付勢部材の所定領域とが同一線上に位置するように配置することができる。当該構成を換言すれば、交差方向における第2軸受部材の延在仮想領域内に、第1付勢部材の少なくとも一部の領域が配置されているということができる。なお、第1付勢部材をコイルスプリングにより構成する場合、第1付勢部材配置領域は、当該コイルスプリングの内径部を貫通するよう本体部から突出されたガイド部を構成することができる。
本形態に係る作業工具によれば、第2軸受部材の外側領域に第1付勢部材の少なくとも1部の領域を配置することができる。よって、回転軸部材に第1付勢部材を配置する必要が無くなるため、回転軸部材の延在長さを短縮化することが可能となる。この意味において、回転軸部材は、第1付勢部材の非配置領域を有するということができる。
また本発明に係る作業工具の他の形態として、駆動モータは出力ギアを備える出力軸部を有し、回転軸部材は出力ギアと係合するギア歯を備える被動ギア部材を有することができる。この場合、交差方向において、ギア歯の所定領域と第1付勢部材の所定領域とが同一線上に位置するように構成することができる。当該構成を換言すれば、交差方向におけるギア歯の延在仮想領域内に、第1付勢部材の少なくとも一部の領域が配置されているということができる。
本形態に係る作業工具によれば、被動ギア部材の外側領域に第1付勢部材の少なくとも1部の領域を配置することができる。よって、被動ギア部材に第1付勢部材を配置する必要が無くなるため、回転軸部材の延在長さを短縮化することが可能となる。この意味において、被動ギア部材は、第1付勢部材の非配置領域を有するということができる。
また本発明に係る作業工具の他の形態として、駆動モータは出力ギアを備える出力軸部を有し、回転軸部材は出力ギアと係合するギア歯を備える被動ギア部材を有することができる。この場合、被動ギア部材は、長手方向に延在するとともに回転軸部材に圧入される長手方向延在部を有することができる。また、第1付勢部材は、交差方向に延在する支持部材と、支持部材と第1付勢部材配置領域との間に配置されるとともに、支持部材を第2側から第1側へ付勢する弾性要素とを有することができる。支持部材は、揺動機構に当接する揺動機構側領域と、弾性要素と当接する弾性要素側領域と、長手方向延在部を貫通する支持部材孔部を有するとともに、長手方向延在部に対して往復摺動可能に構成することができる。この場合、交差方向において、長手方向延在部の所定領域と弾性要素の所定領域とを同一線上に位置するように配置されることができる。当該構成を換言すれば、交差方向における長手方向延在部の延在仮想領域内に、弾性要素の少なくとも一部の領域が配置されているということができる。なお、支持部材は、好適には金属製の板状体により構成することができる。
本形態に係る作業工具によれば、回転軸部材に対する被動ギア部材の長手方向延在部と、弾性要素とを交差方向において重ねることにより、回転軸部材の延在長さを短縮できるとともに、支持部材により効率的に弾性要素の付勢力を揺動機構に伝達することが可能となる。
また本発明に係る作業工具の他の形態として、弾性要素は、複数のコイルスプリングにより構成することができる。この場合、複数の前記コイルスプリングは、交差方向において支持部材孔部から等間隔となるよう支持部材孔部を挟んで配置することができる。
本形態に係る作業工具によれば、被動ギア部材の周辺領域における本体部内の所定領域に複数のコイルスプリングを配置することが可能となるため、本体部内のスペースを有効的に利用することができる。この結果、作業工具の小型化を図ることが可能となる。
また本発明に係る作業工具の他の形態として、駆動モータは、出力ギアを備える出力軸部と、出力軸部の回転動作により規定される第1回転軸とを有することができる。回転軸部材は、出力ギアと係合する被動ギア部材と、回転軸部材の回転動作により規定される第2回転軸とを有することができる。被動ギア部材は、べべルギアにより構成されるとともに交差方向に延在された交差方向延在部を有することができる。この場合、駆動モータと回転軸部材は、第1回転軸と第2回転軸が交差するよう配置することができる。さらに、第1付勢部材は、交差方向延在部と揺動機構との間に配置された弾性要素により構成することができる。
本形態に係る作業工具によれば、駆動モータの第1回転軸と、回転軸部材の第2回転軸とが交差する配置形態であるため、当該第1回転軸と第2回転軸が平行である作業工具に比して駆動モータの大型化を図ることが可能となる。すなわち、いわゆる高出力タイプの作業工具であっても、振動抑制と打撃子の不安定駆動要素の低減化を図ることが可能な構成を得ることが可能となる。
また本発明に係る作業工具の他の形態として、弾性要素は、大径部と小径部とを有するコニカルスプリングにより構成することができる。この場合、大径部を交差方向延在部に向かって配置し、小径部を揺動機構に向かって配置することが可能となる。
本形態に係る作業工具によれば、コニカルスプリングを回転軸部材の周辺領域に効率的に配置することができるため、作業工具の小型化を図ることが可能となる。
また本発明に係る作業工具の他の形態として、中間子は、第1側の第1端部を含む第1領域と、第2側の第2端部を含む第2領域と、第1領域と第2領域の境界に形成される中間領域と、を有することができる。第2補償機構は、前記第1領域と、前記中間領域と、少なくとも一部の前記第2領域を被覆する被覆部材を有することができる。被覆部材は、長手方向に延在する長手方向壁部と、交差方向に延在する交差方向壁部と、交差方向壁部に設けられるとともに第2領域が挿通される被覆部材孔部とを有することができる。この場合、第2付勢部材は、交差方向壁部と中間領域の所定領域との間に配置されるコイルスプリングにより構成することができる。
より具体的には、中間子は、第1領域として第2領域よりも直径の大きい大径領域と、第2領域としての小径領域を有することができる。さらに、大径領域と小径領域との境界に設けられる段差領域を中間領域とすることができる。当該構成にあっては、被覆部材は大径領域と、段差領域と、少なくとも一部の小径領域とを被覆することができる。なお、被覆部材に被覆されない小径領域は、被覆部材孔部から延出される。
本形態に係る作業工具によれば、コイルスプリングにより中間子を第1側へ付勢することができる。この結果、第2側へ移動された中間子を速やかに第1側へと移動させることが可能となる。よって、連続した加工作業を効率的に遂行することが可能となる。
本発明によれば、振動抑制を図るとともに打撃子の不安定駆動要素の低減化を図ることのできる一層合理的な技術を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るハンマドリルの側面断面図である。 工具ビット駆動機構の要部を示す拡大断面図である。 第1補償機構の概要を示す説明図である。 図1におけるI−I線断面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 第1補償機構の概要を示す説明図である。 第2補償機構の概要を示す説明図である。 第1補償機構および第2補償機構の動作を示す説明図である。 第1補償機構および第2補償機構の動作を示す説明図である。 第1補償機構および第2補償機構の動作を示す説明図である。 第1補償機構および第2補償機構の動作を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るハンマドリルの側面断面図である。 第1補償機構および第2補償機構の概要を示す説明図である。
本発明に係る作業工具の実施形態を図1〜図13に基づき説明する。図1〜図11は第1実施形態の説明図、図12および図13は第2実施形態の説明図である。本発明の実施形態においては、作業工具の一例としてハンマドリルを用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は、ハンマドリル100の概要を説明するための断面図である。図1に示す通り、ハンマドリル100は、使用者に把持されるハンドグリップ109を有する手持ち式の作業工具である。ハンマドリル100は、工具ビット119を当該工具ビット119の長手方向に直線状に駆動させて被加工材に対して打撃作業を行う打撃動作や、工具ビット119を当該長手方向周りに回転駆動させて被加工材に対して穴あけ作業を行う回転動作を行うために構成される。ハンマドリル100における工具ビット119の駆動形態を適宜選択するために、使用者はモードチェンジレバー(図示せず)によって工具ビット119の駆動モードを設定することができる。本実施形態に係るハンマドリル100は、工具ビット119に打撃動作および回転動作を行わせるハンマドリルモードと、工具ビット119に回転動作のみを行わせるドリルモードとを有する。このハンマドリル100が本発明に係る「作業工具」の一例であり、工具ビット119が本発明に係る「先端工具」の一例である。
(ハンマドリルの基本構成)
図1に示す通り、ハンマドリル100の本体ハウジング101は、ハンマドリル100の外郭を構成するギアハウジング105とモータハウジング103と、内部機構を配置するインナーハウジング130とを有する。また、本体ハウジング101は、使用者に把持されるハンドグリップ109を有する。この本体ハウジング101が本発明に係る「本体部」の一例である。
図1に示す通り、ハンドグリップ109は、駆動モータ110を通電するためのトリガ109aと、駆動モータ110に電流を供給するための電源ケーブル109bとを有する。使用者がハンドグリップ109を把持してトリガ109aを操作することにより、電源ケーブル109bを通じて駆動モータ110へと電流が供給され、工具ビット119が所定の駆動モードにより駆動される。この駆動モータ110が本発明に係る「駆動モータ」の一例である。
図1に示す通り、ツールホルダ159は工具ビット119を着脱自在とするために構成されとともに、本体ハウジング101に対し回転自在に配置される。このツールホルダ159が本発明に係る「ツールホルダ」の一例である。なお、図2に示す通り、ツールホルダ159には、ピストン収容領域159aと、インパクトボルト収容領域159bと、工具ビット収容領域159cとが形成されるとともに、後述する第2補償機構190が収容される。
図1に示す通り、駆動モータ110は出力軸部111を有する。出力軸部111は、インナーハウジング130に固定されたベアリング111aとモータハウジング103に固定されたベアリング111bとにより回動可能に支持される。出力軸部111には、当該出力軸部111と一体的に回転可能なファン112とピニオンギア113が設けられる。ファン112は出力軸部111の回転動作によって駆動モータ110への送風を行い、駆動モータ110を冷却する。なお、当該出力軸部111の回転動作は回転軸110aを規定する。この出力軸部111が本発明に係る「出力軸部」の一例であり、ピニオンギア113が本発明に係る「出力ギア」の一例であり、回転軸110aが本発明に係る「第1回転軸」の一例である。
(工具ビット駆動機構)
次に本体ハウジング101の内部において工具ビット119を駆動する工具ビット駆動機構の構成を説明する。
図1に示す通り工具ビット駆動機構は、工具ビット119を直線状に駆動するための打撃機構120と、工具ビット119を回転駆動するための回転伝達機構150とを主体として構成される。打撃機構120と回転伝達機構150は、中間軸部116の回転動作に基づき駆動される。図2に示す通り、中間軸部116は、駆動モータ110のピニオンギア113と係合する被動ギア部材117により回転され、回転軸116cを規定する。
図3に示す通り、被動ギア部材117は、ギア歯117aと、中間軸部116に圧入される長手方向延在部117bとを有する。被動ギア部材117におけるギア歯117aが形成される領域は、ベアリング116bの外径に圧入される。なお、インナーハウジング130はピン部材115を有する。ピン部材115は、インナーハウジング130に圧入される領域と、ベアリング116bの内径に圧入される領域とを有する。
当該構成によって、図1に示す通り、中間軸部116の前側領域はギアハウジング105に配置されたベアリング116aに支持され、後側領域はベアリング116bにより支持される。
この中間軸部116が本発明に係る「回転軸部材」の一例であり、回転軸116cが本発明に係る「第2回転軸」の一例であり、被動ギア部材117が本発明に係る「被動ギア部材」の一例であり、ギア歯が本発明に係る「ギア歯」の一例であり、長手方向延在部117bが本発明に係る「長手方向延在部」の一例であり、ベアリング116aが本発明に係る「第1軸受部材」の一例であり、ベアリング116bが本発明に係る「第2軸受部材」の一例である。
(回転伝達機構)
図2に示す通り、回転伝達機構150は、中間軸部116と一体化された第1ギア151と噛み合う第2ギア153を有する。第2ギア153は、ツールホルダ159のピストン収容領域159aと一体化されている。当該構成によって、中間軸部116の回転動作が、第1ギア151、第2ギア153およびツールホルダ159に伝達されるため、工具ビット119を回転駆動することができる。
(打撃機構)
図2に示す通り、打撃機構120は、揺動機構121と、打撃要素140とを有する。この打撃機構120が本発明に係る「打撃機構」の一例であり、揺動機構121が本発明に係る「揺動機構」の一例である。
図2に示す通り揺動機構121は、回転体123と、揺動軸部125とを主体にして構成される。回転体123は、中間軸部116に対し回動自在に構成される。回転体123は、回転軸116cに対して所定の傾斜角度を有する外周面123bを有する。揺動軸部125は、回転体123の外周面123bに対し複数のスチールボール123cを介して取付けられるとともに回転体123の周囲を包囲する環状部125aと、環状部125aから上方へ突出して設けられるとともにジョイントピン126を介してピストン127と連結される軸部125bとを有する。当該構成によって、回転体123の回転に伴う外周面123bの傾斜角度の移行に環状部125aが追随することにより、軸部125bが回転軸116cに沿った前後方向にて揺動される。この軸部125bの揺動動作における直線運動成分によって、ピストン127が直線状に往復移動される。
なお、揺動機構121は、後述する第1補償機構180により付勢されるとともに、中間軸部116に対して直線状に往復移動可能に構成されている。また、揺動機構121とピストン127が連結されているため、揺動機構121の往復移動に伴いピストン127も往復移動される。
図2に示す通り、打撃要素140は、ツールホルダ159のピストン収容領域159aの内筒に摺動自在に配置された有底の筒状部材によるピストン127と、ピストン127の内筒に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ143と、ツールホルダ159の内筒に摺動自在に配置されるとともにストライカ143の運動エネルギーを工具ビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルト145を主体として構成される。なお、ピストン127の往復移動はピストン移動軸127aを規定する。このピストン127が本発明に係る「シリンダ」の一例であり、ストライカ143が本発明に係る「打撃子」の一例であり、インパクトボルト145が本発明に係る「中間子」の一例であり、ピストン移動軸127aが本発明に係る「シリンダ移動軸」の一例である。
図2に示す通り、ピストン127の底部と、ストライカ143との間には空気室128が形成されており、ストライカ143はピストン127が往復運動することに伴う空気室128内の圧力変動により直線状に駆動される。この空気室128が本発明に係る「空気室」の一例である。
なお、図1に示す通り、ハンマドリル100は、ピストン移動軸127aと平行である長手方向100aと、長手方向100aと交差する方向である交差方向100bとを規定する。長手方向100aは、ピストン127が空気室128のエアを圧縮する方向である前側100a1と、当該前側100a1とは反対側の方向である後側100a2とを規定する。この長手方向100aが本発明に係る「長手方向」の一例であり、交差方向100bが本発明に係る「交差方向」の一例であり、前側100a1が本発明に係る「第1側」の一例であり、後側100a2が本発明に係る「第2側」の一例である。
なお、交差方向100bは、長手方向100aと交差する全ての方向を示す概念である。図1に示す通り、交差方向100bの内、ハンドグリップ109の延在方向成分を有するとともに長手方向100aと直交する方向を高さ方向100baと規定し、長手方向100aと高さ方向100baの双方に直交する方向を幅方向100bbと規定する。高さ方向100baにおいて、ハンドグリップ109が延在する方向を下側と規定し、当該下側とは反対の方向を上側と規定する。また、幅方向100bbにおいて、一方の方向を幅方向一方側と規定し、当該幅方向一方側とは反対の方向を幅方向他方側と規定する。
なお、当該方向の定義をハンマドリル100の主要な構成に充当すると、本体ハウジング101に対し、ツールビット119は前側100a1に配置され、ハンドグリップ109は後側100a2に配置される。長手方向100aと、ピストン移動軸127aと、中間軸部116の回転軸116cと、駆動モータ110の回転軸110aはそれぞれ平行とされる。
なお、図2に示す通り、中間軸部116にはクラッチカム160がスプライン結合されている。クラッチカム160は、使用者によるモードチェンジレバーの動作に連動して前後方向へ移動される。なお、モードチェンジレバーの詳細については便宜上省略する。
モードチェンジレバーがハンマドリルモードを選択した場合は、クラッチカム160が後側100a2に移動され、クラッチカム160のクラッチ歯160aと回転体123のクラッチ歯123aが噛み合う。よってこの場合は、ツールホルダ159が回転駆動されるとともに回転体123が回転されるため、工具ビット119は打撃動作と回転動作を同時に行うことが可能となる。
一方、モードチェンジレバーがドリルモードを選択した場合は、クラッチカム160が前側100a1に移動され、クラッチ歯160aおよびクラッチ歯123aの噛み合いが解除される。よってこの場合は、ツールホルダ159が回転駆動される一方で、中間軸部116の回転が回転体123に伝達されずピストン127が駆動されないため、工具ビット119は回転動作のみを行うことが可能となる。なお、図1および図2は、ハンマドリルモードが選択された状態を示している。
(容積補償機構)
次に、図3〜図7に基づき容積補償機構170の説明を行う。容積補償機構170は、図3〜図6に示される第1補償機構180と、図7に示される第2補償機構190により構成される。この容積補償機構170が本発明に係る「容積補償機構」の一例であり、第1補償機構180が本発明に係る「第1補償機構」の一例であり、第2補償機構190が本発明に係る「第2補償機構」の一例である。
(第1補償機構)
図11に示す通り、第1補償機構180は、揺動機構121を、前側100a1に位置する揺動機構基準位置1211と、後側100a2に位置する揺動機構移動位置1212との間で往復移動可能に構成する。さらに、第1補償機構180は、揺動機構121が揺動機構移動位置1212に置かれた場合に、揺動機構121を揺動機構基準位置1211に復帰するよう構成される。この揺動機構基準位置1211が本発明に係る「揺動機構基準位置」の一例であり、揺動機構移動位置1212が本発明に係る「揺動機構移動位置」の一例である。
図3に示す通り、第1補償機構180は、揺動機構121とインナーハウジング130との間に配置されるとともに、図5に示す通り、支持部材182と第1付勢部材181を有する。この支持部材182が本発明に係る「支持部材」の一例であり、第1付勢部材181が本発明に係る「第1付勢部材」の一例である。なお、図5は図1におけるII−II線断面図である。
図4は、図1におけるI−I線断面図である。支持部材182は、図4に示す通り、交差方向100b(高さ方向100ba、幅方向100bb)に延在するとともに、図3に示す通り、揺動機構121に当接する前側領域182aと、後側領域182bと、孔部182cを有するとともに、長手方向延在部117bに対して往復摺動可能に構成される。この前側領域182aが本発明に係る「揺動機構側領域」の一例であり、後側領域182bが本発明に係る「弾性要素側領域」の一例であり、孔部182cが本発明に係る「支持部材孔部」の一例である。図5に示す通り、第1付勢部材181は後側領域182bとインナーハウジング130との間に配置される。
図3に示す通り、支持部材182は板状部182dとフランジリング部182eとを有する。フランジリング部182eは板状部182dと一体化されるとともに、揺動機構121に当接されるフランジ領域と、孔部182cを形成する円筒領域とを有する。当該構成により、フランジリング部182eは揺動機構121に直接的に当接するとともに、長手方向延在部117bに対して摺動することが可能となる。このため、フランジリング部182eは、板状部182dと比して耐摩耗性を有する金属素材により構成される。なお、板状部182dにおける後側領域182bには、後述する第1付勢部材181の前側端部が当接される。
図5に示す通り、第1付勢部材181は弾性要素181aにより構成される。弾性要素181aは、複数のコイルスプリング181bにより構成される。なお、ハンマドリル100においては2つのコイルスプリング181bにより弾性要素181aが構成されるが、使用すべきコイルスプリング181bの数はハンマドリルの構成により適宜設定することが可能である。この弾性要素181aが本発明に係る「弾性要素」の一例であり、コイルスプリング181bが本発明に係る「コイルスプリング」の一例である。
図6に示す通り、コイルスプリング181bは、インナーハウジング130の所定領域に設けられた配置領域130aに配置される。配置領域130aには、前側100a1に突出されたガイド部130bが形成されており、当該ガイド部130bの前側100a1には支持部材182が、後側100a2にはコイルスプリング181bがそれぞれ配置される。なお、ガイド部130bにおける前側100a1の先端部にはワッシャ130dを介してネジ130cが配置されており、当該ワッシャ130dにより支持部材182とコイルスプリング181bの抜け防止が図られる。この配置領域130aが本発明に係る「第1付勢部材配置領域」の一例である。ガイド部130bは、コイルスプリング181bの内径に配置されている。よって、コイルスプリング181bが圧縮された際に倒れることを防止することができる。
また、図4に示される通り、一対のコイルスプリング181bは、交差方向100bにおいて孔部182cから等間隔となるよう当該孔部182cを挟んで配置される。このような配置形態とすることで、被動ギア部材117の周辺領域における空間を有効に活用することが可能となる。
なお、幅方向100bbにおいて、中間軸部116の回転軸116cと一対のコイルスプリング181bにおけるそれぞれの伸縮軸とは同一直線状に配置される。当該構成によって、一対のコイルスプリング181bは支持部材182を介して効率的に揺動機構121およびピストン127を前側100a1に付勢することができる。
また、図5に示す通り、幅方向100bbにおいて、中間軸部116を支持するベアリング116bの所定領域と、コイルスプリング181bの所定領域とが同一線上に位置するように配置される。当該構成によれば、中間軸部116にコイルスプリング181bを配置する必要が無くなるため、中間軸部116の延在長さを短縮化することが可能となる。
また図5に示す通り、幅方向100bbにおいて、ギア歯117aの所定領域とコイルスプリング181bの所定領域とが同一線上に配置される。さらに、図5に示す通り、幅方向100bbにおいて、被動ギア部材117の長手方向延在部117bの所定領域とコイルスプリング181bの所定領域とが同一線上に配置される。
当該構成によれば、中間軸部116の延在長さを短縮化することができる。これを換言すると、第1補償機構180を配置するために必要な中間軸部116の長尺化を抑制することができるということができ、さらに、中間軸部116の延在長さの有効活用を図ることができるということができる。
(第2補償機構)
図11に示す通り、第2補償機構190は、インパクトボルト145を前側100a1に位置するインパクトボルト基準位置1451と、後側100a2に位置するインパクトボルト移動位置1452との間で往復移動可能に構成する。なお、インパクトボルト基準位置1451は、インパクトボルト145がストライカ143に衝突される位置である。さらに、第2補償機構190は、インパクトボルト145がインパクトボルト移動位置1452に置かれた場合に、インパクトボルト145をインパクトボルト基準位置1451に復帰するよう構成される。このインパクトボルト基準位置1451が本発明に係る「中間子基準位置」の一例であり、インパクトボルト移動位置1452が本発明に係る「中間子移動位置」の一例である。
第2補償機構190は、コイルスプリング191aにより構成される第2付勢部材191と、第2付勢部材191を収容する被覆部材192とを有する。このコイルスプリング191aが本発明に係る「コイルスプリング」の一例であり、第2付勢部材191が本発明に係る「第2付勢部材」の一例であり、被覆部材192が本発明に係る「被覆部材」の一例である。
図7に示す通り、第2補償機構190は、ツールホルダ159内におけるピストン収容領域159aとインパクトボルト収容領域159bとに亘り配置される。インパクトボルト145は、前側端部145aを含む大径領域145a1と、後側端部145bを含む小径領域145b1と、大径領域145a1と小径領域145b1の境界に形成される段差領域145cとを有する。この前側端部145aが本発明に係る「第1端部」の一例であり、大径領域145a1が本発明に係る「第1領域」の一例であり、後側端部145bが本発明に係る「第2端部」の一例であり、小径領域145b1が本発明に係る「第2領域」の一例であり、段差領域145cが本発明に係る「中間領域」の一例である。
図7に示す通り、被覆部材192は、長手方向100aに延在する長手方向壁部192aと、交差方向100bに延在する交差方向壁部192bと、交差方向壁部192bに設けられる孔部192cとを有する。この長手方向壁部192aが本発明に係る「長手方向壁部」の一例であり、交差方向壁部192bが本発明に係る「交差方向壁部」の一例であり、孔部192cが本発明に係る「被覆部材孔部」の一例である。当該構成により、被覆部材192は、インパクトボルト145の大径領域145a1と、段差領域145cと、少なくとも一部の小径領域145b1とを被覆する。なお、被覆部材192に被覆されない小径領域145b1は、孔部192cから後側100a2へ延出される。
図7に示す通り、コイルスプリング191aは、交差方向壁部192bと段差領域145cとの間に配置され、段差領域145cを付勢する。なお、コイルスプリング191aの前側端部と段差領域145cとの間には、直線状に往復移動可能に構成されたリング状部材192dが介在される。当該構成によって、第2補償機構190はインパクトボルト145を前側100a1に付勢することが可能となる。
(容積補償機構の動作)
次に、図8〜図11に基づき容積補償機構170の動作につき説明する。容積補償機構170は、工具ビット119が直線状の駆動動作を行う場合に機能を発現する。すなわち、図8〜図11は、ハンマドリル100がハンマドリルモードに設定されている場合の動作を示す。なお、ハンマドリル100においては、使用者が工具ビット119を加工対象に押し付けて使用される。よって、インパクトボルト145は工具ビット119に押され後側100a2に移動される。この状態のインパクトボルト145の位置が、インパクトボルト基準位置1451を規定する。
図8は、揺動軸部125の軸部125bが後側100a2に移動している状態を示す。当該状態においては、揺動機構121は揺動機構基準位置1211に置かれ、インパクトボルト145はインパクトボルト基準位置1451に置かれる。中間軸部116の回転に伴い、軸部125bは前側100a1に移動される。図9は、軸部125bの移動に伴いピストン127が前側100a1に移動され、空気室128のエアが最大圧縮を迎えた状態を示す。
図10に示す通り、空気室128のエアが最大圧縮を迎えた反力により、ピストン127が後側100a2に移動される。当該ピストン127の移動に伴い、コイルスプリング181bが圧縮され、揺動機構121が揺動機構基準位置1211から揺動機構移動位置1212に移動される。これによって、第1補償機構180は、当該反力を緩衝することにより振動抑制を図る。
なお、揺動機構121が搖動機構基準位置1211から搖動機構移動位置1212に移動されることに伴い、ピストン127が前側100a1から後側100a2に移動することによって空気室128の容積が拡大される。当該空気室128の容積拡大は、ピストン127を円滑に駆動するための空気穴(図示せず)から、空気室128へエアが流入することを主要因とするものである。
当該状態に引き続き、軸部125bはさらに前側100a1へ揺動する。なお、揺動機構移動位置1212に置かれた揺動機構121は、コイルスプリング181bに付勢されて揺動機構基準位置1211へ移動される。当該揺動機構121の移動に伴い、ピストン127が前側100a1に移動される。
図11は、空気室128のエアの膨張によりストライカ143がインパクトボルト145に衝突し、工具ビット119が直線状に駆動された直後の状態を示す。工具ビット119が被加工対象に衝突した際の反力が工具ビット119を経由してインパクトボルト145に伝達されることにより、インパクトボルト145は、インパクトボルト基準位置1451からインパクトボルト移動位置1452へ移動される。そしてインパクトボルト移動位置1452に移動されたインパクトボルト145がストライカ143に衝突し、ストライカ143が後側100a2に移動される。当該動作によって空気室128の容積が補償される。なお、インパクトボルト移動位置1452に置かれたインパクトボルト145は、コイルスプリング191aに付勢されてインパクトボルト基準位置1451へ移動される。
なお、長手方向100aにおける揺動機構基準位置1211と揺動機構移動位置1212の間の距離と、長手方向100aにおけるインパクトボルト基準位置1451とインパクトボルト移動位置1452の間の距離は同一とされる。
図8〜図11にて説明したサイクルを繰り返すことにより、ハンマドリル100は、第1補償機構180により振動抑制機能を発現するとともに、第1補償機構180の動作により生ずる空気室128の容積の変化を第2補償機構190により補償しながら加工作業を遂行することが可能となる。すなわち、上述した構成により、振動抑制とストライカ143の不安定駆動要素の低減化が図られたハンマドリル100を得ることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図12および図13に基づき、本発明の第2実施形態に係るハンマドリル200の説明を行う。第2実施形態のハンマドリル200は、第1実施形態のハンマドリル100と比して主に駆動モータ110と中間軸部116の配置形態と、第1補償機構180の構成が異なる。なお、ハンマドリル200の説明において、ハンマドリル100と同等の機能を奏する構成および部品については、同一の図面番号を付してその説明を省略する。このハンマドリル200が本発明に係る「作業工具」の一例である。
図12に示す通りハンマドリル200においては、本体ハウジング101に対し、駆動モータ110の回転軸110aと中間軸部116の回転軸116cとが交差するよう配置されている。当該配置形態に係る駆動モータ110の回転動作を中間軸部116に伝達するため、被動ギア部材118はべべルギア118aにより構成される。この被動ギア部材118が本発明に係る「被動ギア部材」の一例であり、べべルギア118aが本発明に係る「べべルギア」の一例である。
なお、ハンドグリップ109は環状に形成されるとともに、ハンドグリップ109の下側にはバッテリ109dを装着するためのバッテリ装着部109cが設けられる。
図13に示す通り、べべルギア118aは、交差方向延在部118bと、当該交差方向延在部118bに設けられたギア歯118cを有する。第1補償機構180は、揺動機構121の後側100a2に直線状に移動可能に配置されたリング状部材183と、当該リング状部材183と交差方向延在部118bとの間に配置された第1付勢部材181とを有する。第1付勢部材181を構成する弾性要素181aとして、コニカルスプリング181cが使用される。コニカルスプリング181cの大径部181dは交差方向延在部118bに当接され、小径部181eはリング状部材183に当接される。この交差方向延在部118bが本発明に係る「交差方向延在部」の一例であり、コニカルスプリング181cが本発明に係る「コニカルスプリング」の一例であり、大径部181dが本発明に係る「大径部」の一例であり、小径部181eが本発明に係る「小径部」の一例である。
ハンマドリル200の容積補償機構170は、上述した構成を有する第1補償機構180と、第2補償機構190とにより、ハンマドリル100の容積補償機構170と同等の動作を行うことができる。よって、振動抑制とストライカ143の不安定駆動要素の低減化が図られたハンマドリル200を得ることが可能となる。
なお、本発明に係る作業工具は、上述した構成に限られるものではない。例えば、駆動モータ110と中間軸部116の配置形態や、被動ギア部材の構成については、他の構成を採用することが可能である。さらに、他の構成を付加することも可能である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る作業工具は、下記の態様が構成可能である。なお、各態様は、単独で、あるいは互いに組み合わされて用いられるだけでなく、請求項に記載された発明と組み合わされて用いられる。
(態様1)
前記支持部材は、板状部と、板状部と一体化されるフランジリング部とを有し、
前記フランジリング部は前記板状部と比して耐摩耗性を有するとともに、前記揺動機構に直接的に当接する領域と、前記支持部材孔部を形成する領域とを有することを特徴とする。
(態様2)
前記第1付勢部材配置領域は、前記第2側から前記第1側に突出するガイド部を有し、前記支持部材と前記弾性要素は、前記ガイド部に配置されることを特徴とする。
(態様3)
前記交差方向において、前記中間軸部の前記回転軸と複数の前記コイルスプリングにおけるそれぞれの伸縮軸とは同一直線状に配置されることを特徴とする。
(態様4)
前記長手方向における前記揺動機構基準位置と前記揺動機構移動位置の間の距離と、前記長手方向における前記中間子基準位置と前記中間子移動位置の間の距離は同一に構成されることを特徴とする。
(本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係)
本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下の通りである。なお、本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものであり、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
ハンマドリル100またはハンマドリル200は本発明に係る「作業工具」の一例である。工具ビット119は本発明に係る「先端工具」の一例である。本体ハウジング101は本発明に係る「本体部」の一例である。駆動モータ110は本発明に係る「駆動モータ」の一例である。出力軸部111は本発明に係る「出力軸部」の一例である。ピニオンギア113は本発明に係る「出力ギア」の一例である。回転軸110aは本発明に係る「第1回転軸」の一例である。中間軸部116は本発明に係る「回転軸部材」の一例である。回転軸116cは本発明に係る「第2回転軸」の一例である。被動ギア部材117または被動ギア部材118は本発明に係る「被動ギア部材」の一例である。ギア歯117aは本発明に係る「ギア歯」の一例である。長手方向延在部117bは本発明に係る「長手方向延在部」の一例である。ベアリング116aは本発明に係る「第1軸受部材」の一例である。ベアリング116bは本発明に係る「第2軸受部材」の一例である。打撃機構120は本発明に係る「打撃機構」の一例である。揺動機構121は本発明に係る「揺動機構」の一例である。ピストン127は本発明に係る「シリンダ」の一例である。ストライカ143は本発明に係る「打撃子」の一例である。インパクトボルト145は本発明に係る「中間子」の一例である。空気室128は本発明に係る「空気室」の一例である。ピストン移動軸127aは本発明に係る「シリンダ移動軸」の一例である。長手方向100aは本発明に係る「長手方向」の一例である。交差方向100bは本発明に係る「交差方向」の一例である。前側100a1は本発明に係る「第1側」の一例である。後側100a2は本発明に係る「第2側」の一例である。容積補償機構170は本発明に係る「容積補償機構」の一例である。第1補償機構180は本発明に係る「第1補償機構」の一例である。第2補償機構190は本発明に係る「第2補償機構」の一例である。揺動機構基準位置1211は本発明に係る「揺動機構基準位置」の一例である。揺動機構移動位置1212は本発明に係る「揺動機構移動位置」の一例である。支持部材182は本発明に係る「支持部材」の一例である。第1付勢部材181は本発明に係る「第1付勢部材」の一例である。前側領域182aは本発明に係る「揺動機構側領域」の一例である。後側領域182bは本発明に係る「弾性要素側領域」の一例である。孔部182cは本発明に係る「支持部材孔部」の一例である。弾性要素181aは本発明に係る「弾性要素」の一例である。コイルスプリング181bは本発明に係る「コイルスプリング」の一例である。配置領域130aは本発明に係る「第1付勢部材配置領域」の一例である。インパクトボルト基準位置1451は本発明に係る「中間子基準位置」の一例である。インパクトボルト移動位置1452は本発明に係る「中間子移動位置」の一例である。コイルスプリング191aは本発明に係る「コイルスプリング」の一例である。第2付勢部材191は本発明に係る「第2付勢部材」の一例である。被覆部材192は本発明に係る「被覆部材」の一例である。前側端部145aは本発明に係る「第1端部」の一例である。大径領域145a1は本発明に係る「第1領域」の一例である。後側端部145bは本発明に係る「第2端部」の一例である。小径領域145b1は本発明に係る「第2領域」の一例である。段差領域145cは本発明に係る「中間領域」の一例である。長手方向壁部192aは本発明に係る「長手方向壁部」の一例である。交差方向壁部192bは本発明に係る「交差方向壁部」の一例である。孔部192cは本発明に係る「被覆部材孔部」の一例である。べべルギア118aは本発明に係る「べべルギア」の一例である。交差方向延在部118bは本発明に係る「交差方向延在部」の一例である。コニカルスプリング181cは本発明に係る「コニカルスプリング」の一例である。大径部181dは本発明に係る「大径部」の一例である。小径部181eは本発明に係る「小径部」の一例である。
100、200 ハンマドリル(作業工具)
100a 長手方向
100a1 前側(第1側)
100a2 後側(第2側)
100b 交差方向
100ba 高さ方向
100bb 幅方向(交差方向)
101 本体ハウジング(本体部)
103 モータハウジング
105 ギアハウジング
109 ハンドグリップ
109a トリガ
109b 電源ケーブル
109c バッテリ装着部
109d バッテリ
110 駆動モータ
110a 回転軸(第1回転軸)
111 出力軸部
111a ベアリング
111b ベアリング
112 ファン
113 ピニオンギア(出力ギア)
115 ピン部材
116 中間軸部(回転軸部材)
116a ベアリング(第1軸受部材)
116b ベアリング(第2軸受部材)
116c 回転軸
117 被動ギア部材
117a ギア歯
117b 長手方向延在部
118 被動ギア部材
118a べべルギア
118b 交差方向延在部
118c ギア歯
119 工具ビット(先端工具)
120 打撃機構
121 揺動機構
1211 揺動機構基準位置
1212 揺動機構移動位置
123 回転体
123a クラッチ歯
123b 外周面
123c スチールボール
125 揺動軸部
125a 環状部
125b 軸部
126 ジョイントピン
127 ピストン(シリンダ)
127a ピストン移動軸(シリンダ移動軸)
128 空気室
130 インナーハウジング
130a 配置領域(第1付勢部材配置領域)
130b ガイド部
130c ネジ
130d ワッシャ
140 打撃要素
143 ストライカ(打撃子)
145 インパクトボルト(中間子)
145a 前側端部(第1端部)
145a1 大径領域(第1領域)
145b 後側端部(第2端部)
145b1 小径領域(第2領域)
145c 段差領域(中間領域)
1451 インバクトボルト基準位置
1452 インパクトボルト移動位置
150 回転伝達機構
151 第1ギア
153 第2ギア
159 ツールホルダ
159a ピストン収容領域
159b インパクトボルト収容領域
159c 工具ビット収容領域
160 クラッチカム
160a クラッチ歯
170 容積補償機構
180 第1補償機構
181 第1付勢部材
181a 弾性要素
181b コイルスプリング
181c コニカルスプリング
181d 大径部
181e 小径部
182 支持部材
182a 前側領域(揺動機構側領域)
182b 後側領域(弾性要素側領域)
182c 孔部(支持部材孔部)
182d 板状部
182e フランジリング部
183 リング状部材
190 第2補償機構
191 第2付勢部材
191a コイルスプリング
192 被覆部材
192a 長手方向壁部
192b 交差方向壁部
192c 孔部(被覆部材孔部)
192d リング状部材

Claims (8)

  1. 先端工具を直線状に移動することにより被加工材に所定の加工作業を行う作業工具であって、
    本体部を有し、
    前記本体部は、
    前記先端工具を保持するツールホルダと、
    駆動モータと、
    前記駆動モータにより回転駆動される回転軸部材と、
    前記回転軸部材の回転動作に基づき前記先端工具を直線状に駆動する打撃機構と、を収容し、
    前記打撃機構は、
    直線状に往復移動可能に構成されたシリンダと、
    前記シリンダに収容されるとともに前記シリンダ内において直線状に往復移動可能に構成された打撃子と、
    前記打撃子と前記シリンダで形成される空気室と、
    前記シリンダに連結されるとともに、前記回転軸部材の回転動作に基づく揺動動作により、前記シリンダを往復移動させる揺動機構と、
    前記ツールホルダに収容されるとともに直線状に往復移動可能に構成された中間子と、を有し、
    前記シリンダの往復移動により生ずる前記空気室内の圧力変動を介して前記打撃子を前記中間子に衝突させ、さらに前記中間子を前記先端工具に衝突させることにより前記先端工具を直線状に移動するよう構成され、
    前記作業工具はさらに、
    シリンダ移動軸と平行である長手方向と、前記長手方向と交差する方向である交差方向とを規定し、
    前記長手方向は、前記シリンダが空気室のエアを圧縮する方向である第1側と、前記第1側とは反対側の方向である第2側とを規定し、
    前記本体部はさらに、前記空気室の容積を補償する容積補償機構を収容し、
    前記容積補償機構は、第1補償機構と、第2補償機構とを有し、
    前記第1補償機構は、前記揺動機構を、前記第1側に位置する揺動機構基準位置と、前記第2側に位置する揺動機構移動位置との間で往復移動可能に構成するとともに、前記揺動機構が前記揺動機構移動位置に置かれた場合に、前記揺動機構を前記揺動機構基準位置に置くよう前記揺動機構を付勢する第1付勢部材を有し、
    前記第2補償機構は、前記中間子を、前記第1側に位置する中間子基準位置と、前記第2側に位置する中間子移動位置との間で往復移動可能に構成するとともに、前記中間子が前記中間子移動位置に置かれた場合に、前記中間子を前記中間子基準位置に置くよう前記中間子を付勢する第2付勢部材を有し、
    前記容積補償機構は、さらに、
    前記第1補償機構が、前記シリンダの前記第2側から前記第1側への移動動作に伴う反力により前記揺動機構を前記揺動機構基準位置から前記揺動機構移動位置へ移動し、当該揺動機構の移動動作に基づき前記シリンダを前記第2側へ移動することによって前記空気室の容積を拡大するとともに、
    前記第1補償機構が前記空気室の容積を拡大した状態において、前記第2補償機構が、前記先端工具による前記所定の加工作業の反力により前記中間子を前記中間子基準位置から前記中間子移動位置へ移動し、当該中間子の移動動作に基づき前記打撃子を前記第2側に移動することによって前記空気室の容積を補償するよう構成されており、
    前記長手方向において、前記揺動機構基準位置と前記揺動機構移動位置の間の距離と、前記中間子基準位置と前記中間子移動位置の間の距離は同一となるよう構成されることを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載された作業工具であって、
    前記回転軸部材は、前記長手方向に延在され、
    前記本体部は、前記回転軸部材の前記第1側の所定領域を支持する第1軸受部材と、前記回転軸部材の前記第2側の所定領域を支持する第2軸受部材と、前記第1付勢部材の一方の端部が配置される第1付勢部材配置領域を有し、
    前記交差方向において、前記第2軸受部材の所定領域と前記第1付勢部材の所定領域とが同一線上に位置するように配置されることを特徴とする作業工具。
  3. 請求項1または2に記載された作業工具であって、
    前記駆動モータは、出力ギアを備える出力軸部を有し、
    前記回転軸部材は、前記出力ギアと係合するギア歯を備える被動ギア部材を有し、
    前記交差方向において、前記ギア歯の所定領域と前記第1付勢部材の所定領域とが同一線上に位置するように配置されることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項2に記載された作業工具であって、
    前記駆動モータは、出力ギアを備える出力軸部を有し、
    前記回転軸部材は、前記出力ギアと係合するギア歯を備える被動ギア部材を有し、
    前記被動ギア部材は、前記長手方向に延在するとともに前記回転軸部材に圧入される長手方向延在部を有し、
    前記第1付勢部材は、前記交差方向に延在する支持部材と、前記支持部材と前記第1付勢部材配置領域との間に配置されるとともに、前記支持部材を前記第2側から前記第1側へ付勢する弾性要素と、を有し、
    前記支持部材は、前記揺動機構に当接する揺動機構側領域と、前記弾性要素と当接する弾性要素側領域と、前記長手方向延在部を貫通する支持部材孔部を有するとともに、前記長手方向延在部に対して往復摺動可能に構成され、
    前記交差方向において、前記長手方向延在部の所定領域と前記弾性要素の所定領域とは同一線上に位置するように配置されることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項4に記載された作業工具であって、
    前記弾性要素は、複数のコイルスプリングにより構成され、
    複数の前記コイルスプリングは、前記交差方向において前記支持部材孔部から等間隔となるよう前記支持部材孔部を挟んで配置されることを特徴とする作業工具。
  6. 請求項1に記載された作業工具であって、
    前記駆動モータは、出力ギアを備える出力軸部と、前記出力軸部の回転動作により規定される第1回転軸と、を有し、
    前記回転軸部材は、前記出力ギアと係合する被動ギア部材と、前記回転軸部材の回転動作により規定される第2回転軸と、を有し、
    前記被動ギア部材は、べべルギアにより構成されるとともに前記交差方向に延在された交差方向延在部を有し、
    前記駆動モータと前記回転軸部材は、前記第1回転軸と前記第2回転軸が交差するよう配置され、
    前記第1付勢部材は、前記交差方向延在部と前記揺動機構との間に配置された弾性要素により構成されることを特徴とする作業工具。
  7. 請求項6に記載された作業工具であって、
    前記弾性要素は、大径部と小径部とを有するコニカルスプリングにより構成され、
    前記大径部は前記交差方向延在部に向かって配置され、前記小径部は前記揺動機構に向かって配置されることを特徴とする作業工具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載された作業工具であって、
    前記中間子は、前記第1側の第1端部を含む第1領域と、前記第2側の第2端部を含む第2領域と、前記第1領域と前記第2領域の境界に形成される中間領域と、を有し、
    前記第2補償機構は、前記第1領域と、前記中間領域と、少なくとも一部の前記第2領域を被覆する被覆部材と、を有し、
    前記被覆部材は、前記長手方向に延在する長手方向壁部と、前記交差方向に延在する交差方向壁部と、前記交差方向壁部に設けられるとともに前記第2領域が挿通される被覆部材孔部と、を有し、
    前記第2付勢部材は、前記交差方向壁部と前記中間領域の所定領域との間に配置されるコイルスプリングにより構成されることを特徴とする作業工具。
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