JPS63503354A - ミンアクチビンをコードするdna分子 - Google Patents

ミンアクチビンをコードするdna分子

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 組換え生成物 孜五分団 本発明は、組換えDNA技術による新規ヒトたん白質ミンアクチビンの産生、遺 伝子のDNA配列の特性決定、ならびに組換え宿主からの大量の生物活性ミンア クチビンの発現および精製に関するものである。又本発明は、在来の生物活性ミ ンアクチビンの精製ならびにミンアクチビン由来のペプチドおよびそのアミノ酸 配列に関するものである。
宜員孜貨 ミンアクチビン(FAI−2)はウロキナーゼ型プラスミノーゲン賦活剤の天然 不活性化剤である。この種のプラスミノーゲン賦活剤は多くの主要なヒトの癌、 特に肺癌、結腸癌、乳癌および前立腺癌の中に異常に高レベルで見出される。プ ラスミノーゲン賦活剤は、細胞転座、移動および侵入を供なうたん自分解系を仲 介すると考えられるセリンプロプアーゼである。従2つてこれらは組織破壊およ び再構築に関与するものであると考えられ、そして腫瘍の生長および転移に関連 を有するものであった。又これらは炎症反応にあずかる役割を有するものである 。
プラスミノーゲン賦活剤は一最に2つの型に分けられることが知られている。そ の1つは(1)ウロキナーゼ型であり、第2は(2)組織型である。組織型プラ スミノーゲン賦活剤は血液および血管壁中に、および血栓症に対するフィブリン 溶解防御系を賦活機能を有する組織中に主として見られる。ウロキナーゼ型プラ スミノーゲン賦活剤は通常の血栓溶解工程において作用効果を奏する様には思え ないが、侵襲や組織破壊、特に腫瘍転移や炎症反応に関連した病原性異変に関与 するものであった。
プラスミノーゲン賦活剤に特異的ないくつかの禁止剤が知られており、その1つ は胎盤から単離されたもの(Holenberg、L sの「Biochim、 Biophys、 J Acta 5旦、128−137(1978))であり 、もう1つは培養血管内皮細胞中に産生されるFAI−1(Van Mouri k+J、A、 、 Lawrence、 D、A、およびLoskutoff、 D、J、のr J、Biol、Cheo+、 J259.14914−1492 H1984))である。ミンアクチビンは血液単球およびU937細胞により産 生されるものであることが知られており、そして免疫的に胎盤禁止剤に関連して いると考えられている。
これら種りの禁止剤の間の関係については現在のところ知られていない。
はとんど大部分の生物学的に活性なたん白質がそうである様に、ミンアクチビン は生体内では非常に少量しか産生されず、そしてそれ自体通常の生物化学的方法 では精製したりまた特性決定するのが困難である。従ってその性質や臨床応用に おける生物学的効能等を更に評価するために大量の精製ミンアクチビンが必要と されるので、組換えDNA技術を使用して、すなわち、ミンアクチビン遺伝子を 代替宿主例えば細菌や動物細胞中でクローニングすることにより、該たん白質を 製造することが望まれている。ミンアクチビンをクローニングするためには、精 製ミンアクチビン由来の抗体、アミノ酸配列、ペプチド断片および合成オリゴヌ クレオチドの生成のために精製した天然ミンアクチビンの少量を均一となるまで 精製することが望ましい。試薬はクローニング工程において使用されるものであ る。
啓」ulえ肌 +1PLc :高速クロマトグラフィーHr:相対分子質量 り讐 :分子量 PMA:4−ホルボール−】2−ミリステート−13−アセテート5O5−PA GE ニドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動 TFA : )リフルオロ酢酸 HPA :ヒトプラスミノーゲン賦活剤bp:塩基対(ベースベア) kb:キロ塩基対(キロベースペア) PLI : Ploug 光皿■皿丞 第1の態様として、本発明は、ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、 誘導体又はそれらの組合わせのアミン酸配列をコードする配列としての作用を有 する第147)DNA配列、該第1の1)NA配列とハイブリダイズするDNA 配列、単一の又は複数の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異により 該第1のDNA配列又はハイブリダイズする配列と関連したDNA配列、又はミ ンアクチビンであるか又はミンアクチピンと同様な免疫的又は生物学的活性を示 すポリペプチドの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わせを 発現の際にコードするDNA配列から成るDNA配列を提供するものである。
本発明において好ましいDNA配列および断片およびその誘導体はミンアクチビ ンの免疫的および生物学的活性を示すポリペプチドをコードするものである。
その様なりNA配列は、例えば哺乳動物の細胞から、全1)NAを抽出しそして 組換え分子の製造の際の標準の技術を使用してその配列を単離することにより作 ることが出来る。
又、DNA配列の群から、ミンアクチビンの免疫的又は生物学的活性を示すポリ ペプチドをコードするDNA配列を選択する方法であって、該DNA配列の内の どれが該活性を示すポリペプチドをコードすることが知られているDNA配列と ハイブリダイズするかを決定する工程を含んで成る方法も本発明の範囲内に含ま れるものである。
その選択された配列は、例えば天然源、合成[INANA配列換えDNA分子か らのDNA配列およびこれらの組合わせであるDNA配列由来のものであって良 い。
好ましい態様として本発明は、ミンアクチビンのアミノ酸配列をコードする配列 としての作用を有するcDNA配列の製造方法であって、細胞を刺激してミンア クチビンを生成させ、該刺激細胞からI’lNAを得て、そして1mRNAから 該cDNAを生成する工程を含んで成る方法を提供するものである。該細胞は好 ましくはU 937細胞である。
ミンアクチビンのcDNAを分子クローニングしそして組換え宿主中でたん白質 を発現させる方法であって、より好ましし1方法は下記の工程から成るものであ る。
(1)刺激によるミンアクチビンの産生および発現のための細胞系の誘発。
(2)適当な細胞系からのmRNAの単離。
(3)生体内でのmRNAの翻訳と、ウロキナーゼとの錯体形成によるミンアク チビン翻訳生成物の免疫沈降。
(4) (2)からのmRNA0分画とミンアクチビン翻訳活性を有する両分の 同定。
(5) (2)および(4)からのmRNAからのcDNAライブラリーの構築 。
(6) (5)からのcDNAライブラリーの適当な宿主、例えばE、コリ(E 、coli)又はバタテリオファージλ中へのクローニング。
(7) (a) (3)を採用するハイブリッドの選択翻訳、(b)化学的に合 成したDNA配列プローブ、特に本発明の合成オリコヌクレオチドプロープから 成るプローブへのハイブリダイゼーション、 (c)誘導又は未誘導mRNAから合成した標識c D N Aを使用しての合 成ハイブリダイゼーション、 (d) ミンアクチビン又は他の免疫関連分子に対する抗体を使用してのcDN A発現ライブラリーの免疫的スクリーニング、又は (e)標識ウロキナーゼ又はウロキナーゼおよびウロキナーゼに対する抗体を使 用しての生物学的活性に対するcDNA発現ライブラリーのスクリーニング、 によるミンアクチビン遺伝子含有クローンの同定。
(8) ミンアクチビン遺伝子の部分配列、特に本発明範囲内のオリゴヌクレオ ド配列から得られたオリゴヌクレオチドプライマーを使用してcDNAライブラ リーを生成することによるクローン化遺伝子の拡張。
(9) ミンアクチビン遺伝子のヌクレオチド配列の決定。
0■ E、コリ中でのミンアクチビン遺伝子の発現と生物活性を得るための複製 。
00 代替宿主、例えば真核生物細胞中へのクローニングによる生物活性組換え ミンアクチビンの発現。
02)組換えミンアクチビンの精製とその生物学的性質の臨床評価。
第2の態様として、本発明は、ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、 誘導体又はそれらの組合わせのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有 する第1のDNA配列、該第1のDNA配列とハイブリダイズする DNA配列 、単一の又は複数の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異により該第 1のDNA配列又はハイブリダイズする配列と関連したDNA配列、又はミンア クチビンであるか又はミンアクチピンと同様な免疫的又は生物学的活性を示すポ リペプチドの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わせを発現 の際にコードするDNA配列から成る第1のDNA配列を含有する組換えDNA 分子提供するものである。
本発明による好ましい組換えDNA分子はミンアクチビンの全部、1部、類縁体 、相同体、誘導体又はそれらの組合わせのアミノ酸配列をコードする配列として の作用を有する第1のDNA配列、該第1のDNA配列とハイブリダイズする  DNA配列、単一の又は複数の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異 により該第1のDNA配列又はハイブリダイズする配列と関連したDNA配列、 又はミンアクチビンであるか又はミンアクチピンと同様な免疫的又は生物学的活 性を示すポリペプチドの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合 わせを発現の際にコードするDNA配列から成る第1のDNA配列を有効に結合 している発現制御配列を含有するものである。
又本発明の好ましい組換えDNA分子は、ミンアクチビンのアミノ酸配列をコー ドする配列としての作用を有するプラスミドである。
本発明の好ましいプラスミドは、本発明のDNA配列に結合した本発明のDNA 配列の制御発現の手段をコードする第1のDNA配列を有するものである。
本発明は又、可動プロモーター、翻訳開始部位およびヒトミンアクチビンをコー ドする遺伝子から成る融合遺伝子を提供するものである。
又、ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わ せのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有する第1のDNA配列、該 第1のDNA配列とハイブリダイズするDNA配列、単一の又は複数の塩基置換 、除去、挿入および転位を含めての変異により該第1のDNA配列又はハイブリ ダイズする配列と関連したDNA配列、又はミンアクチビンであるか又はミンア クチピンと同様な免疫的又は生物学的活性を示すポリペプチドの全部、1部、類 縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わせを発現の際にコードするDNA配列 から成る第1のDNA配列をクローニング媒体中へ導入する工程を含んで成る、 組換えDNA分子の製造方法も本発明の範囲内である。
好ましくは該方法は更に該クローニング媒体へ発現制御配列を導入する工程を含 んで成るものである。
更に又本発明はミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はこれ らの組合わせのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有するプラスミド の製造方法であって、ある種のプラスミドと該アミノ酸配列をコードする配列と しての作用を有するDNA配列とそして好ましくは発現は制御配列とを組合わせ ることから成る製造方法を提供するものである。このDNA配列は好ましくはc DNA配列である。
第3の態様として、本発明は、ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、 誘導体又はそれらの組合わせのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有 する第1のDNA配列、該第1のDNA配列とハイブリダイズするDNA配列、 単一の又は複数の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異により該第1 のDNA配列又はハイブリダイズする配列と関連したDNA配列、又はミンアク チビンであるか又はミンアクチピンと同様な免疫的又は生物学的活性を示すポリ ペプチドの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わせを発現の 際にコードするDNA配列から成る第1のDNA配列を含有する少なくとも1個 の適当な宿主としては細菌、酵母、その他の真菌、マウス、その他の動物宿主、 植物宿主、昆虫宿主およびその他の真核生物宿主、例えばヒトを含めての哺乳動 物の組繊細胞が挙げられる。
適当な細菌としてはE、コリ、プソイドモナス(Pseudomonas)種お よびバチルス(Bacillus)種が挙げられる。特に好ましいのはミンアク チビンの生合成の遺伝情報を有する微生物である。
又、ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わ せのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有する第1のDNA配列、該 第1のDNA配列と71イプリダイズするDNA配列、単一の又は複数の塩基置 換、除去、挿入および転位を含めての変異により該第1のDNA配列又はハイブ リダイズする配列と関連したDNA配列、又はミンアクチビンであるか又はミン アクチピンと同様な免疫的又は生物学的活性を示すポリペプチドの全部、1部、 類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わせを発現の際にコードするDNA配 列から成る第1のDNA配列を含有する組換えDNA分子を宿主中へ導入する工 程を含んで成る、宿主の形質転換方法も本発明の範囲内である。
又本発明は、ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はその組 合わせを生合成する遺伝情報を有する微生物の製造方法であって、ミンアクチビ ンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はその組合わせのアミノ酸配列をコ ードする配列としての作用を有するプラスミド又はその他のベクターである種の 微生物を形質転換することから成る製造方法を提供するものである。
第4の態様として本発明は、ミンアクチビンを均質になるまで精製し次いでミン アクチビン特有のアミノ酸配列を得ることから成る、精製ミンアクチビン由来の ペプチドの製造方法を提供するものである。
この方法の好ましい態様は下記の工程から成るものである。
(a) ミンアクチビン発現可能な細胞系の培養。
(b)上ずみ液の採取。
(c)上ずみ液の濃縮。
(d)上ずみ液を透析し、次いで該培養上ずみ液を遠心分離して透析中に沈でん することのある残留細胞細砕物およびたん白質を除去すること。
(e)クロマトグラフィーおよび電気泳動による培養上ずみの分画。
(f) ミンアクチビン活性含有画分の濃縮。
(g)純度確認のためのミンアクチビン活性含有画分の分析。
(h) ミンアクチビン特有のアミノ酸配列の入手。
そしてこの方法の特に好ましい態様は下記の工程から成るものである。
(a) ミンアクチビン生成培養物又は細胞系の培養。
(b)培養上ずみ液の採取および該培養上ずみ液の濃縮。
(c)培養上ずみ液を透析し、次いで該培養上ずみ液を遠心分離して透析中に沈 でんすることのある残留細胞細砕物およびり。
ん白質を除去すること。
(d)イオン交換クロマトグラフィーによる培養上ずみ液の分画。
(e)最高ミンチクチビン特異性活性を有する溶離液の採取と濃縮。
(f)ゲルろ過クロマトグラフィーによる、採取濃縮した溶離液の分画。
(g)溶離液の濃縮と次いで該溶離液の等電集光。
(h)等電集光ゲルが単離された画分とミンアクチビンに反応性のある抗体との ブロービングによるミンアクチビン帯の確認。
(i) ミンアクチビン活性含有画分の濃縮。
(j)更に分配クロマトグラフィーによる、ミンアクチビン活性含有画分の分画 と、次いでゲル電気泳動による、精製されたミンアクチビン活性含有画分の分析 。
(k)精製ミンアクチビンの消化と、分配クロマトグラフィーによる、得られた ペプチドの分離。
更に好ましい態様としては、ヒトマクロファージ細胞系を培養に使用することで ある。好ましい培養条件としては、血清の不在下にそして(または)ウロキナー ゼ生成を禁止しあるいはミンアクチビンの構成的産生を誘発する様な1種又は複 数種の物質の充分量の存在下に培養を行うことである。この目的に適当な物質と しては、デキサメタシンであり、これは好ましくは1μHの濃度で使用される。
又、PMAの存在下に培養物を生育させても良い。培養物中のP)’IAの好ま しい濃度範囲は1〜300ng/雌、より好ましくば10〜30ng/mlであ る。
採取培養上ずみ液の体積は好ましくは4〜5I!、である。最初の濃縮工程は好 ましくは10倍に濃縮する工程である。この濃縮に適当な装置は、30.OOO MW分離カートリッジを備えたアミコン(静1con) DC2中空繊維透析/ 濃縮装置である。
工程(c)の透析は好ましくは50mMグリシンの様な透析剤でpH7,8で行 う。より好ましくは、その50mMグリシン(pH7,8)透析剤を、咳透4斤 剤に対して透析すべきサンプルの体積と少なくとも同体積使用して行うのが良い 。
工程(d)のイオン交換クロマトグラフィーは好ましくはフェニル−セファロー スカラム上で行い、そして溶離は好ましくは段階的PI(溶離により行う。より 好ましくはそのpH段階的溶離のために、上ずみ液のイオン強度を2Fに調節し ておくべきであり(特にこれは固体NaC1の添加により行えば良い)、そして 次いでこのpHを好ましくはくえん酸により5.5に調節すべきである。
フェニル−セファロースカラムの好ましい平衡系は、50111M<7Lん酸ナ トリウム(pH5,5)、2M NaC1および1 mM EDTAである。
このカラムは最初平衡緩衝液で、次いで0.5M NaC1とbnM EDTA を含有する50mM <えん酸ナトリウム(pH5,5)で、そして最後に50 +++Mグリシン(pH9,0)で溶離すれば良い。
工程(d)におけるサンプルの濃縮は好ましくはアミコンYMIO膜上で行ない 、最終濃縮物体積を3戚とする。等電集光工程は好ましくはpH4,5〜6.0 の範囲内でアムフォリン(Ampholine)含有ウルトロデックス(υ1t rodex)の予備平床ゲル上で行う。そしてより好ましくは、20ゲルをLK Bマルチホール(Multiphor)等電集光装置上で10°Cで23時間電 気集光する。この電気集光ゲルからのたん白質用の好ましい溶離剤はIn+M  EDTA含有IMグリシンであり、そしてより好ましくはこれを10!n1体積 使用する。工程(b)の適当な抗体としてはヤギ抗胎盤禁止剤抗体が挙げられる 。
工程(i)の濃縮はアミコンYMIOIIQ」二で行なえば良い。
工程(j)の分配クロマトグラフィーは好ましくはIIPLcであり、そしてよ り好ましくはウォーターズ社の高速液体クロマトグラフィーを使用してヴイダッ ク(Vydac) C−4逆相カラム上で行う。
溶離傾斜は好ましくは0.1ZTFA中のアセトニトリルである。工程(j)の ゲル電気泳動は好ましくは5DS−PAGEである。
工程(k)の精製ミンアクチビンの消化は好ましくはエンドブロティナーゼLy sCで行う。適当な消化条件としては、50μlの体積において、3〜5μgの ミンアクチビンを2On+M )リス−HCI(pH8,5)および5M尿素中 の0.1 μgのエンドプロテイナーゼLys(:で、22°Cで8時間消化を 行う方法である。分配クロマトグラフィーの適当な形態としては、特に0.11 TFA中のアセトニトリルの溶離傾斜によるシンクロバック(Synchrop ak)RP−P(C−8)カラムを使用した逆相HPLCが挙げられる。
第5の態様として本発明は実質的に純粋な形のミンアクチビンを提供するもので ある。好まし′くは該ミンアクチビンは均質な形にまで精製されているものであ る。
第6の態様として本発明は、本発明方法により製造した場合の精製ミンアクチビ ンを提供するものである。
第7の態様として本発明は精製ミンアクチビンから得たペプチドならびに該ペプ チドと同様の免疫的又は生物学的活性を有するペプチドを提供するものである。
本発明による好ましいペプチドとしては次の配列を有するペプチドが挙げられる 。
AQILELPY−GDV−MPLLLP−E、、。
GRANFSGMSE−NDLF、 、 。
?IAE−EVEVYIPQFKLEE−Y、、。
LNIGYIEDLK IPNLLPEG−ν 本発明は又、本発明方法により製造した場合の1本発明のペプチドを提供するも のである。
第8の態様として本発明は、その全部又は1部が、ミンアクチビンの全部、1部 、類縁体、相同体、誘導体又はこれらの組合わせのアミノ酸配列を含有する、微 生物学的に生成したペプチドを提供するものである。
ミンアクチビンの免疫的又は生物学的活性を有するペプチドならびにその断片お よび誘導体も又本発明の範囲内である。
好ましいペプチドあるいはその断片又は誘導体は、ミンアクチビンのアミノ酸配 列をコードする配列としての作用を存しそしてミンアクチビンの生物学的又は免 疫的活性(この活性はミンアクチビンに対する抗血清により消滅する)を有する DNA配列とハイブリダイズするDNA配列をコードするもの士ある。
本発明は又、非グリコジル化ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘 導体又はそれらの組合わせの製造方法であって、単球血統の細胞からのmRNA を使用してミンアクチビンの生合成の遺伝情報を得ること、こうして得られた遺 伝子を微生物中に導入すること、該微生物を選択培養して該ミンアクチビンを生 成すること、および該ミンアクチビンを採取することから成る工程を含有して成 る製造方法を提供するものである。
更に又本発明は、ミンアクチビンの免疫的又は生物学的活性を有するペプチドの 製造方法であって、ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又は それらの組合わせのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有する第1の DNA配列、該第1のDNA配列とハイブリダイズするDNA配列、単一の又は 複数の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異により該第1のDNA配 列又はハイブリダイズする配列と関連したDNA配列、又はミンアクチビンであ るか又はミンアクチピンと同様な免疫的又は生物学的活性を示すポリペプチドの 全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わせを発現の際にコード するDNA配列から成る第1のDNA配列を含有する組換えDNA分子で形質転 換した宿主を培養する工程を含んで成る製造方法を提供するものである。
更に又本発明は、組織学的検体中の又は生体中の腫瘍の境界を確認決定するため の試薬であって、適当に標識したミンアクチビン、特に組換えDNA由来由来ミ ンチクチビンミンアクチビンの断片を含有して成る試薬、ならびに組織学的検体 中の又は生体中の腫瘍の境界を確認決定するためのこれに関連した方法であって 、適当に標識したミンアクチビン又はその断片を適用又は投与し、次いでこれを 造影して該標識体の濃度部位を測定することから成る方法を提供するものである 。
更に又本発明は、処理の必要な患者に治療有効量のミンアクチビン、適当に標識 したミンアクチビン、ミンアクチビンの断片又はミンアクチビンの標識した断片 を投与することから成る、腫瘍の侵襲を禁止しそして腫瘍を処置する方法、およ び処置の必要な患者に治療有効量のミンアクチビン又はミンアクチビンの断片を 投与することから成る、リウマチ性関節炎の様な慢性炎症を処置する方法、およ びミンアクチビン又はミンアクチビンの断片に対して作成した抗体を使用して体 液および体組織のサンプル中のミンアクチビンを検出することから成る、慢性炎 症を診断する方法を提供するものである。
そして又、組換えミンアクチビン、精製天然ミンアクチビンおよびそれらの断片 を含めてのミンアクチビンに対して作成した抗体製剤も本発明の範囲内である。
又本発明は、ミンアクチビン、特に組換えDNA由来由来ミンチクチビンンアク チビンの断片又はミンアクチビン又はミンアクチビンの断片に対する抗体と、そ の薬理的に許容し得る非毒性担体又は希釈剤とから成る、治療用、診断用又は予 防用組成物を提供するものである。
更に又本発明は、発現の際に本発明のペプチドのアミノ酸配列をコードする第1 のヌクレオチド配列、該第1のヌクレオチド配列と充分に関連していて該第1の ヌクレオチド配列とハイブリダイズするヌクレオチド配列、又は単一の又は複数 の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異により該第1のヌクレオチド 配列と関連したDNA配列から成る配列を有する合成オリゴヌクレオチドプロー ブを提供するものである。
又、精製ミンアクチビン由来のペプチド断片のアミノ酸配列を決定し、そして相 当するオリゴヌクレオチドを合成することから成る、前記合成オリゴヌクレオチ ドプローブの生成方法も本発明の範囲内である。
又本発明は、本発明の合成オリゴヌクレオチドプローブから成る製剤構成物を提 供するものである。
該製剤構成物は好ましくは診断用反応剤である。
更に又本発明は、ヒトの癌および炎症状態およびそれに対する感染程度を検出す る方法であって、ミンアクチビンをコードするDNAの検出のための分析におい て前記の合成オリゴヌクレオチドプローブを含む製剤構成物を使用することから 成る検出方法を提供するものである。組織におけるミンアクチビン生成能の不足 は癌および炎症状態に対する感染程度と関連していることが多い。該生成能欠陥 は患者に精製ミンアクチビンを投与することにより処置可能であり、またこれは 癌および炎症によって侵された組織に対するマーカーとして意味を有するもので もある。
2訓p10IL亀肌 Llはミンアクチビン活性をプロットした回であって、ミンアクチビン分泌にお けるP?I^の作用を示すものである。
mはサイズ分画したミンアクチビンmRNA製剤のゲル分析クチビンmRNAを 示すサイズ分画されたmRNAの生体外翻訳の後に免疫沈降した生成物のオート ラジオグラフィ〜を表わす。
1[、は、抗ウロキナーゼ抗体を使用してのウロキナーゼとの複合体形成の特異 性を示す免疫沈降翻訳生成物のオートラジオグラフィーを表わす。
11回は、抗胎盤禁止荊抗体を使用してのウロキナーゼとの複合体形成の特異性 を示す免疫沈降翻訳生成物のオートラジオグラフィーを表わす。(オートラジオ グラムは、抗胎盤禁止剤抗体を使用した場合の結果と、抗ウロキナーゼ抗体を使 用した場合の結果とが同じであることを示している。
fi、還元条件下でのウロキナーゼの存在又は不在下における免疫沈降生成物の 比較によってミンアクチビン翻訳生成物を固定するオートラジオグラフィーを表 わす。
員1皿は、フィブリン被覆技術を使用してのウロキナーゼ種の識別を示すゲルを 表わす。
mは、全たん自溶出物に関して、富化ミンアクチビン活性体の溶出を示すセファ クリルS−200クロマトグラムである。
mは溶離条件を変化させた場合のフェニル−ボロネートアガロースからのミンア クチビン活性の別々の溶出状態を示すものである。
筆■皿は溶離pHの関数としての着色集光カラムから溶出した全たん白質に関す るミンアクチビン活性体の溶出を示すクロマトグラムである。
第11図はたん白質含有量対ミンアクチビン活性を示す、等電集光ゲルから単離 したたん自画分のゲル上のミンアクチビン活性のスーパーインポジションを表わ すものである。
星uと皿はミンアクチビン活性溶出を示す、免疫アフィニティカラムの溶出プロ フィールである。
第肥し皿は免疫アフィニティカラムから溶出したミンアクチビンの5OS−PA GEゲルおよびこのゲルのウェスタンプロットを表わす。
mは高分子量形および低分子量形および還元条件下の高分子量形の解離を表わす 5DS−PAGE上の1125−標識ウロキナーゼのオートラジオグラフである 。
mはフェニル−セファ0−ス力ラムの段階pH溶離からのミンアクチビン活性お よびたん白質の溶出プロフィルを示すものであり、ここでAは50mM <えん 酸ナトリウム、ImM EDTAおよび0.5M塩化ナトリウムでの溶離を、そ してBは50m1グリシン(pH9,0)での溶離を表わす。
星旦園はたん白質含量対ミンアクチビン活性を示す、等電集光ゲルから単離した たん自画分の5O3−PAGEゲル上のミンアクチビン活性のスーパーインポジ ションを表わすものである。
第川辺はたん白質のニトロセルロース上へのウェスタン転移後の第15図の等電 集光実験からの両分および抗胎盤禁止剤抗体でのたん白質の免疫学的検出を示す ものである。
箪u皿はグイダックC−4逆相高速液体クロマトグラフィー操作からの高度に精 製したミンアクチビン製剤の溶出プロフィルを示すものである。
呈■旦は第17図のHPLC操作のビーク5から得た均質ミンアクチビンの5D S−PAGEを示すものである。
凪旦区はシンクロパックRP−P(C−8)カラム高速クロマトグラフィー操作 から溶出したミンアクチビンのペプチドの溶出プロフィルである。
mはミンアクチビン遺伝子の分節を含有するクローンのエンドヌクレアーゼ制限 地図およびDNA配列決定法を示すものffiは連続したミンアクチビン遺伝子 を含有するプラスミドpBTA43Bの構築を示すものである。
mはミンアクチビン遺伝子の全cDNAおよびミンアクチビンたん白の演鐸した アミノ酸配列を示す。ここにアミノ酸配列分析から得られた5個のペプチドに下 線を付した。
箪nはミンアクチビン発現べ久クーpBTA444およびpBTA447の構築 を示すものである。
クリルアミドゲル電気泳動、ウェスタン分析およびS35パルス標識たん白質分 析を示すものである。
mはハイブリッドたん白発現ベクター(a) pBTA440および(b) p BTA586の構築を示すものである。
mはpBTA440およびpBTA586から発現したハイブリッドミンアクチ ビンたん白質のSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動、ウェスタン分析および 5ff5パルス標識たん白質分析を示すものである。
蒸泄皿はミンアクチビン遺伝子を含有する哺乳動物のクローニングヘクターpB TA587 、pBTA588およびpBTA590 ノ構築を示すものである 。
星皿区はウロキナーゼの存在下又は不在下での免疫沈陣後の哺乳動物細胞中のミ ンアクチビンの発現を示すオートラジオグラフである。
Hを− するだめの最 のノ能 ヒミンアクチビンA のU937 胞二〇−ミンアクチビンは誘導ヒト単球、あ る種のマクロファージおよび単球血統の形質転換細胞により生成されることが知 られている。(国際特許出願第一086)01212号参照。)形質転換細胞系 U937(ATCCCRL1593)はデキサメタシンの存在下に構成的にミン アクチビンを生成することが見出された。無血清条件下においてこれらの細胞に より分泌されるミンアクチビンのレベルはこれらの細胞の分泌する全たん白質量 のわずかに0.06χにすぎないものであることが知られていた。又、このレベ ルは4−ホルボール−12−ミリステート13−アセテート(PMA)の添加に より約0.4χ程度増加し得ることが知られていた。PMAのミンアクチビン分 泌に対する経時効果は2相推移系をとるものであり、最初の6時間は低く、次い で60時間まではミンアクチビン活性は直線的に増加した(第1図)。又、PM A濃度をLong/dから30n g / udlへ増加しても何らの相異も観 察されなかった。更に又、17時間後でさえも放射標識したPMAは培養上ずみ 液中にほんの少量(10%未満)しか検出されなかったので、ホルボールエステ ルは細胞をしっかりと結合していたと断定された。
下記の実施例は本発明の好ましl)態様を開示するものである。
しかしこれらは本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。又 特記しない限り部および%は重量部および重量%である。
実施班上 豊凶1喪 ヒトマクロファージ細胞系U937を、T175培養フラスコ中で又は10Il のプラウム(Braun) N酵器中で、10%ウシ胎児血清および1μiデキ サメタシン含有RPM11640中で培養した。細胞は1〜3X10’個/ m lの密度に保持した。この生長相中に細胞によってミンアクチビンが分泌される けれども、細胞を無血清培地に移してミンアクチビン精製用に上ずみ液を取った 。細胞をペレット化し、1度洗浄し、1μhデキサメタシン含有のRPM116 40中に再けん濁し、そして3日間培養した。無血清条件下にこれら細胞により 分泌されたミンアクチビンのレベルは、PMAの添加により約0.4χ程度増加 した。
次いで細胞を採取し上ずみ液を以下に記載する精製工程に使用した。
実施例2 力I]じグ1色土yンの精製 (a)無血パ ミンチクチビン上ずみ液のゝ縮典型的なものとして、4〜52の 培養上ずみ液を、30. OOOMW分離カートリッジを備えたアミコンDC2 中空繊維透析/濃縮装置を使用して10倍に濃縮した。次いでこの濃縮物を少な くとも等量の50mMグリシン(pH7,8)に対して透析して全痕跡量の色素 を除去した。
(b) ミンアクチビンゝ−白 の′心ゝ透析した濃縮物をJAlo−ローター 中で8000rpn+で30分間4℃で遠心分離して、残留細胞細砕物と透析中 に沈でんしたと思われるたん白質とをペレット化した。次いでこの透明にした上 ずみ液をアリクオツドに作成しそして次の精製工程に使用するまで一20°Cで 凍結しておく。
PMAを添加しないで培養した細胞から得られた培養上ずみ液を10倍に濃縮し たものから、下記の様なフェニル−セファロースを使用しての段階的p H’R LM法により更にミンアクチビンを精製した。
上ずみ液(200ml、12000単位、特異活性102単位/■)のイオン強 度を、固体NaC1の添加により2Mに調節し、又そのpHをくえん酸により5 .5に調整した。この溶液を、50mM、<えん酸ナトリウム(pH5,5)、 2M NaClおよび1mM EDTAで平衡化したフェニル−セファロースカ ラム(4,4cm X 5.Ocm)中に装入し、そして280nm (A28 0)における基線吸光度が基線にもどるまで同じ緩衝液で溶出した。次いでカラ ムを0.5M NaC1と1mM EDTAを含有する50mM <えん酸ナト リウム(pH5,5)で溶出してそして再度吸光度が基線にもどるまでA280 を観察した。次にミンアクチビンを50mMグリシン(pH9,0)でカラムか ら?8出した。第14図はこの溶離プロフィルを示すものである。
この方法によるミンアクチビンの回収量は9553単位であって、これはカラム に装入した単位の80%に相当する。最高特異活性を有する物質を集め(670 0単位、特異活性1343単位/■)、そしてアミコンYMIO膜上で濃縮して 3dとした。
(d)セファクリルS−200ゲル゛・クロマトグラフィーこうして集めて濃縮 したミンアクチビンを、0.1旧よう酸ナトリウム(p)19.0)で平衡化し たセファクリルS−200の2.2cmX7BΩカラム中に装入した。5.0  dの両分を流速0.46d/分で集めた。第8図はミンアクチビンが主たん白質 ピークの尾端部に溶出したことを示している。ミンアクチビン活性を有する両分 を集め(4480単位、特異活性1355単位/mg) 、そしてYMIO膜を 使用して3dにまで濃縮した。公知のMr標準体でのこのカラムの検量によれば 、ミンアクチビンが45〜48KDのMrを有していることが明らかとなった。
(e)等里策人 濃縮ミンアクチビン溶液を、pH値範囲4.5〜6.0のアムフオリン含有つル トロデックスの予備平床ゲルに装填し、LKBマルチホール等電集光装置上で2 3時間10°Cで電気集光した。この操作の終了後に、ゲルの長さ方向を横断す る30ゾーンをかき出して、そして1mM EDTA (pH9,0)を含有す る1Mグリシン10In1を使用してそれぞれからたん白質を溶離した。各両分 のアリクオツドをミンアクチビン活性について分析し、15%5DS−ポリアク リルアミドゲル上で電気泳動してたん白質を確認した。第15図はミンアクチビ ン活性を有する両分から著量のたん白質が分離された事を示している。これらの 状況から、ミンアクチビンはpH5〜pH5,2の間で等電集光し、そしてこの ゲルの領域内においては該ゲルに装填したミンアクチビン全活性の15%が回収 された。
事実、ミンアクチビン活性を有する等電集光ゲルの領域内において、2つのたん 白質バンドだけが可視となって表れている(第15図)#これらのバンドの内ど ちらがミンアクチビンであるか決定するために、等量のアクリルアミドゲル上の たん白質をニトロセルロース上に移しそしてヤギにおける胎盤禁止剤に対して作 った抗体でブロービングした。同じ様な生物学的性質を持っているので、2つの 両たん白質は免疫的に関連がある様に考えられた。第16図に示す様に、Mr  = 45〜48kDのたん白質バンドは抗胎盤禁止剤抗体と特異的に交叉反応し 、従ってこのたん白質がミンアクチビンであることを示している。更に又、この 観察はゲル透過クロマトグラフィー上の在来ミンアクチビンを決定した45〜4 8kDのMrと一致している。
(f) MfL′ クロマトグラフィーミンアクチビン活性を有している上記等 電集光による両分をアミコンY?110限外ろ過膜上で10倍に濃縮し、そして 更にウォーターズ社の高速クロマトグラフィーを使用してヴイダックC−4逆相 カラム上で分画した。たん白質を、第17図に示した様に、0.1xTFA中の アセトニトリルの溶離傾斜を使用して逆相カラムから?8出した。各吸光度ピー クを5DS−PAGEにより調べ、そして第5ピークが純粋ミンアクチビンを含 有していることがわかった(第18図)。
次崖■ハ (a)y四五通 細胞を含有しない上ずみ液を、WO36101212の精製実施例2に記載の工 程(a)および(b)に従って処理し、次いで、WO36101212の精製実 施例1に記載の段階的pHm離法を使用してのフェニル−セファロースを通して 処理した。ミンアクチビン活性を有する両分を集め、85%飽和硫酸アンモニウ ムでの沈降により濃縮し、そしてO,IPはう酸ナトリウム(pH9,0)で平 衡化したセファクリルS−200の2.2 cmX80cmカラム中に装入した 。3.5mRO画分を0.46d/分の流速で集めた。第8図は、ミンアクチビ ンが主たん白質ピークの尾端部に溶出し、そして2206単位/■のピーク特異 活性を有していた事を示している。尚この活性は特異活性の31倍の全増加量に 相当する。この様な状況から、ミンアクチビンはストークス半径について分子と してオバルブミンと同様な挙動を示すものであり、45〜49X103ダルトン の分子量を有するものであると考えられる。
(b)フェニルーボロネートヱ支三二人20マドグラフ仁細胞を含有しない上ず み液を、 ho86101212の精製実施例2に記載の工程(a)および(b )に従って処理した。この上ずみ液の1mlをMgC12910mMとし、そし て次いで水酸化ナトリウムでpHを8.5に調節した。この溶液を、10mM  MgCl□を含有する50n?グリシン(p)18.5)で平衡化したフェニル −ボロネートアガロース−30(PBA30)のカラム(0,8cmX2.5  cm)中に4°Cで装入した。
次いでこのカラムを上記の緩衝液9dで洗浄しそして次いで下記の溶液で順次洗 浄した。
(a) 10mM EDTA含有の50mMグリシン(p)18.5)の10m 1゜(b) 100mMソルビトール含有の50+aMグリシン(pH8,5) の10m2゜(c) 100mM )リス−HCl (pH8,5)の10戚。
(d) 50mM酢酸ナトリウム(pH5,0)の10m1゜5dの両分を集め 、そしてミンアクチビン活性およびたん白質決定の前に、4 ’Cで1晩、pH 7,8で50mMグリシンに対して透析した。第9図に示した結果から、別の条 件下でカラムから2つの明確な活性ピークが溶出していることがわかる。第1の ピークはEDTAで溶出したものであり、14倍の特異活性の増加を以って、カ ラムに装填した全活性の35%を含有するものである。
第2のピークは、特異活性の4.4倍の増加を以って、当初の活性の32%を表 わしている。
(c) N負釆人 細胞を含有しない上ずみ液を、WO36101212の精製実施例2に記載の工 程(a)および(b)に従って処理した。この上ずみ液の4dを2511IMイ ミゾダールー〇CI緩衝液(pH7,4)に対して透析し、次いで該緩衝液で平 衡化したPB294着色集光カラム(1cmX27CI11)に装入した。次い でpH4,0のポリ緩衝液200 dの使用により直線pH傾斜を確立し、そし て4dの両分を集めて1Mトリス−HCl (pH7,5)の4dのアリフォラ 1−とじた。各10個の両分を集め、濃縮しそしてセントリコン(cen tr  1con) 30上で洗浄してミンアクチビン活性とたん白質濃度を分析した 。第10図は大部分の活性がpl(5の近くで溶出し、たことを示している。活 性の全回収率は82%であり1.特異活性の2倍の増加があった。
(d)等地−剰光 細胞を含有し7ない上ずみ渣を、WO36101212の精製実施例2に記載の 工程(a)および(b)に従って処理し、次いでWO36101212の精製実 施例1に記載の段階的pH溶離法を使用してのフェニル−セファロースを通して 処理した。ミンアクチビン活性を有する画分を集め、85%飽和硫酸アンモニウ ムでの沈降により濃縮し、そして50mF′lグリシン(pH9,0)に対しで l晩透析した。この?’4 ?F1.を、pH値範囲4,5・〜6.0のアムフ ォリン含有つルトロデックスの予01平床ゲルに装填し、i、、K Bマルチホ ール等電集光装置上で23時間10°Cで電気集光した。この操作の終了後に、 ゲルの長さ方向を横断する30ゾーンをかき出して、そして1mM EDTA( p)19.0)を含有する1?Iグリシン10dを使用してそれぞれからたん白 質を溶離した。各両分のアリクオツドをミンアクチビン活性について分析し、1 5%5DS−ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動してたん白質を[iUした。
第11図はミンアクチビン活性を有する両分から著量のたん白質が分離された事 を示している。
これらの状況から、ミンアクチビンはp)+5〜p)15.2の間で等電集光し 、そしてこのゲルの領域内においては該ゲルに装填したミンアクチビン全活性の 39%が回収された。
(e)免筏lフッ三lコ=クロマトグラフィー細胞を含有しない上ずみ液を精製 実施例1の様にして処理した。このミンアクチビン製剤(2300単位、2.2 5■、特異活性1020 U / rng )の4.6−のアリクオツドをりん 酸ナトリウム中0.05M 、NaCl中0.5、トリトンX−100中0.0 1χ、アジ化ナトリウム中0.1χ、EDTA中1mMとし、そしてp++を7 .5に調節した。この溶液を上記緩衝液で15滅に希釈し、ぞして抗胎盤禁止剤 抗体10■を化学的に結合したセファロース4Bの15雄に加えた。このスラリ ーを4°Cで1晩振とうし、次いで2.5 c+nX3.1 cmlのカラム中 に注ぎ入れた。未結合たん白質がカラムから排出され、そしてこのカラムを、2 80mmにおける吸光度が基準線に戻るまで緩衝液で洗浄した。次いでカラムを 、10mM )リス−〇CI (pH8,0)を含有する3M X5CNで溶出 した6溶出プロフイールを第12図に示した。KSCHにより溶出した画分をセ ントリコン(Cen tr 1con)10上で8.5倍に濃縮し、40mMグ リシン(pH7,8)で洗浄し、そして5OS−PAGEによりミンアクチビン 活性を分析した。大部分のミンアクヂビン活性は抗体カラムと結合していなかっ た。しかしながら、少量のミンアクチビン活性(8,5単位)は特異的に結合し ており、3M KSCNにより溶出する。この事は、これらの条件下で抗体カラ ムはミンアクチビンを超過担持しているという事を意味するものである。更に又 、ミンアクチビンはかなりの時間の間にKSCNの存在下にその活性の90%以 上を失活するが、これはミンアクチビン活性の回収率が低いことはKSCH中に おける分子の失活が原因であるを示すものである。5IIS−PAGEの結果は ほとんど大部分のたん白質溶出物がカラムから阻害されることなく溶出したこと を示している。しかしながらKSCN溶離剤は、ゲルろ過におけるミンアクチビ ンの分子サイズと同様(実施例2A (a)参照)の約45.000の分子量の 多くのたん白質バンドを含有している(第12a図)、このミンアクチビン製剤 のウェスタン分析によれば、単一の免疫交差反応種が5O3−PAGEに続いて 観察されたたん白質バンドと同一の移動をすることが明らかとなった(第12b 図)。
ある条件下ではミンアクチビンは約60.000〜70.000の分子サイズを 有することが観察されている(PCT191−85に詳しく記載されている)。
この矛盾は、ミンアクチビンのグリコジル化度による可動性の変化に起因するも のであると考えられる。
災施炎主 ミンアクチビンからのペプチド 片の と配ド上記実施例2の様にして、PMA 誘発U937細胞からミンアクチビンを精製した。次いでこのミンアクチビン( 3〜5μg)を、5M尿素を含有する20mMトリス−HCl (pH8,5) 中のエンドプロティナーゼLysC(0,1μg)の最終体積50μ!で、8時 間22°Cで消化した。
得られたペプチドを、0.1xTFA中のアセトニトリルの溶離傾斜を使用して シンクロバックRP−P((ニー8)カラム上の逆相高速液体クロマトグラフィ ーにより分離した(第19図)。星印を付したペプチドをアプライドバイオシス テム(Apρl1ed Biosystem)470A気相シークエンサーによ りシーフェンシング(配列決定)し、そしてその配列は下記の通りである。
ペプ−f−)’ 13 : AQILELPY−GDV−MFLl、LP−E、 、。
ペプチド 11 : GRANFSGMSE−NDLF、、。
ペプチド 10 : MAE−EVEVYIPQFKLEE−Y、、。
ペプチド 6 : LNIGYIEDLKペプチド 9 : IPNLLPEG −V実1建先 ミンアクチビンの 子クローニング (a) mRNAの単離 第1図より、PMA誘発U937細胞の最適転写時間は15〜25時間の間であ ると考えるのが妥当である。従って、U937細胞の細胞密度1.2 Xl06 個/dの4!無血清培養液をPMAの存在下に19時間培養し、細胞を採取し、 そして次に使用するまでの間液体窒素中ですばやく凍結させた。PMAでの刺激 を与えていないU937細胞を3日間無血清培養したものも同様にmRNA単離 のために保持した。国際特許出願第WO39101212号の記載の様にして作 りそして対外で(試験管内的に)3日間培養したヒト血液単球も又mRNA源と して使用した。
上記の原料のそれぞれから、グアニジン−11C1法の変法により全RNAを抽 出した。細胞ペレットを、4Mグアニジンイソチオシアネート、50mM トリ ス−HCl (pH7,5)、10mM EDTA 、 0.5χサルコシル( Sarkosyl)、および0.1M 2−メルカプトエタノールを含有する緩 衝液の20倍体積(1g重量につき)中で、撹拌器中で4°Cで3分間ゆっくり とした速度で均質化(ホモジナイズ)した。次いでけん濁液を10分間遠心分離 して細砕物を除去した。
酢酸を25o+Mまでと、冷エタノールを0.755体積加えることによって上 ずみ液から核酸を沈でんさせ、そして−20°Cで1晩培養した。再びけん濁液 を30分間−10°Cで遠心分離し、そしてベレットを7.5hグアニジン−) 1cI、20mM酢酸ナトリウム(’pH5,0)および1mMジチオスレイト ールを含有する緩衝液中にもとの体積の20%となる様に溶解した。遠心分離し て未溶解物質を除去した後に、0.555体積の冷エタノールを加えて一20° Cで1〜3時間するとRNAが沈でんした。このRNAを遠心分離により回収し 、グアニジン−HCl緩衝液中に再溶解しそして沈でんさせた。この最後の工程 は3回くり返し行なった。最終法でんの後に、ペレットを20mM EDTA  (pH7,0)中に溶解し、そして等体積のクロロホルム:ブタノール(4:1 )で抽出した。次いでRNAを、酢酸ナトリウム(pH5,0,0,3Mまで) と2体積倍の冷エタノールを加えて一20°Cに1晩保つことにより、水相から 沈でんさせた。このRNAを遠心分離により回収し、2On+M HEPES  (pH7,4)および0.5χドデシル硫酸ナトリウム中の100■/dのプロ ティナーゼにで50″Cで4時間処理して残留たん白質がある場合にはこれを除 去した。次いで0.2月酢酸ナトリウム(pH5,0)および2体積倍のエタノ ールの存在下に一20°CでRNAを沈でんにより回収した。遠心分離による回 収の後で、3F′I酢酸ナトリウム(pH6,0)の存在下に4°Cで1晩RN Aを沈でんさせることにより残留DNAがある場合にはこれを除去した。RNA を遠心分離により回収し、そして0.25N塩化ナトリウムおよび2体積倍のエ タノールの存在下に沈でんさせた。このRNAを再度遠心分離により回収した。
次いで吸着およびオリゴ(dT)−セルロースからの溶出を2サイクル行なって ポリA″mRNAを単離した。
このポリA″mRNAを、しょ糖密度こう配遠心分離により10〜20倍のミン アクチビンmRNAに濃縮した。このサンプルを15〜34%(−八)しょ糖こ う配上に層状におき、そしてインクマン5W410−ター中で33.OOOrp m 、4°Cで16時間遠心分離した。第2図はサイプ分画したmRNA製剤の 変性条件下におけるゲル分析を示すものである。第3図に示す様に、ミンアクチ ビンmRNAは、試験管内翻訳および免疫沈降法(後記する)により決定された 18Sリボゾ一ムRNA標準体の回りに集中した両分(画分16および17)中 に検出された。
(b) ミンアクチビン 訳注゛物の臼ミンアクチビンmRNAは、細胞を含有 しない網状赤血球溶解産物系中での試験管内翻訳およびそれに続く、その天然物 質ウロキナーゼを利用したミンアクチビン翻訳生成物の免疫沈降により同定した 。
アマージャム社(Amersham)から市販のウサギ網状赤血球溶解産物を、 最初にメーカーの指示通りに、ウシ肝臓tRNA (Boehri−nger  Mannheim)を1100n/mの濃度で加えて使用した。355−メチオ ニン(Amersham)を2mC1/dの濃度で加えて、オートラジオグラフ ィーにより翻訳生成物を検出できるようにした。上記の様にして作成したポリA ″mRNAを50■/dの濃度で90分間30°Cで翻訳した。25μ2の翻訳 生成物を各免疫沈降に使用した。培養しそして全スタフィロコツ力スオーレウス (Staphylococcusaureus)細胞(Pansorbin、  Calbiochem)の洗浄けん濁液を除去して非特異結合を最少にした後で 、このサンプルを5On+PVのウロキナーゼ(Calbiochem)で室温 で90分間培養した。この工程によりミレアクチビン翻訳生成物とウロキナーゼ との間の錯体が生成する。この錯体を、1〜2μ、!の抗ウロキナーゼ抗血清( ミドリ十字社)又は胎盤禁止剤に対する抗体を加えることにより溶液から取り出 し、30分間室温で、次いで1晩4°Cで培養し、ソシて次に25μlの洗浄パ ンソルビン(Pansorbin)を加えることにより沈でんさせた。遠心分離 後、ミンアクチビンーウロキナーゼー抗体−パルソルビンベレットを洗浄し、2 %SDSおよび2−メルカプトメタノールの存在下に沸謄させることにより粉砕 し、そしてこの生成物をゲル電気泳動、次いでオートラジオグラフィーにより分 析した。
ウロキナーゼに対する抗体での353−標識翻訳生成物の免疫沈降により69, 000および79.000のMrsを有するウロキナーゼ特異性翻訳生成物が得 られた。これらのたん白質バンドは、次の様なことからミンアクチピンとウロキ ナーゼとの特異的錯体を表わしている。
(1)ウロキナーゼ又はmRNAの不在下では表われない。
(2)抗体の不在下では沈でんしない。
(3) ウロキナーゼ結合について未標識の精製ミンアクチビンおよび胎盤禁止 剤(Calbiochem)製剤と競合する(第4図)。
免疫沈降生成物は、DNA誘発U937細胞から得られたmYVNAから合成し た全たん白質の0゜05χを表わすものであることが見出された。非誘発U93 7細胞から得たm RN Aからは免疫沈降生成物は全く検出されなかった。こ れはこの場合はミンアクチビンmRNAの17ベルが低いことが原因となってい ると考えられる。
胎盤禁止剤に対する抗体を使用してのウロキナーゼーミンアクチビン翻訳生成物 の免疫沈降によっても同様の結果が得られた。いくつかの抗胎盤禁止剤抗体製剤 は、69,000および79,000?IWにおいてはっきりとウロキナーゼー ミンアクチビン翻訳生成物錯体を沈でんさせた(第5図)。
第6図に示す様に、ウロキナーゼの存在下および不在下に得られた免疫沈降生成 物を比較することにより、ミンアクチビン翻訳生成物の直接同定が可能である。
これは43,000のMrにおいて明白なバンドとして表われる。この分子量は 在来たん白質の場合に観察されるものよりいく分生ない様に思えるが、これはグ リコジル化に起因するものであると考えられる。ウロキナーゼの存在下では、こ のバンドは消失しており、69. OOOMrO所に特有のウロキナーゼーミン アクチビン翻訳生成物が検出される。
先に観察された79,000〜80.000Mrにおける別のたん白質バンドは 、サンプルが部分的に還元条件下で分析されたので、錯体の非還元型を表わすも のであると考えられる。
更に又、ミンアクチビン翻訳生成物との錯体形成は、ウロキナーゼの低分子量形 (HPA33)の存在に依存するものであることがわかった。HPA52とHP A33の純粋製剤を入手しくCalbiochem)。
これは全く1つの種であり、ずなわぢ1方は他方にブイプリン被覆をしたもので あることが明らかとなった(第7図)。尚、プラスミノーゲン/プラスミンを1 (PA33に加えるとこの製剤中に残留する痕跡量の11 P A 52は低分 量形に変わった。69.000)’IWにおけるはっきりとしたウロキナーゼー ミンアクチビン翻訳生成物錯体は、使用したウロキナーゼ製剤が肝A33を含有 していた場合にのみ表われた。この結果の説明は明らかではない。可能なたん自 分解を禁止するために溶解産物混合物にトラシロールを加えてもこの結果には何 ら影響はなかった。
要するに、U937細胞からのmRNAの試験管内翻訳により肝が約43.00 0の生物学的に活性なミンアクチビン翻訳生成物が生成することが明らかであり 、このことはウロキナーゼとの錯体を形成し、これが69.000の特有のMr を有することがら容易に同定す色々な公知方法により、全ポリA” mRNA又 はしょ糖密度こう配分画mRNAからcDNAライブラリーを構築した。1例と して、第1鎮相補DNAを一般的な方法によりプライマー開始逆転写酵素を使用 してm RN Aから合成した。次いで第2鎖を、例えば、(1)DNAポリメ ラーゼ又は逆転写酵素を使用しての通常のへヤービンループプライマーによる1 )NAの合成、又は(2)RNアーゼ)l−I]11Aポリメラーゼ1のメジエ ータ−作用による第2鎖合成、又は(3) 5 ’ −末端をプライマーとして 開始する方法により合成した。
S1ヌクレアーゼでの処理(必要の場合に)の後に、DNAをメチル化し、そし て通常の例えばDNAポリメラーゼ、クレノー断片又はT4ポリメラーゼの導入 による方法を使用して平滑端を生成させた。次いでc D 11 Aを、これを 適当な切断部位を含有する合成リンカ−分節で創製した相補ポモポリマー末端又 は付着端を介し適当なプラスミド(例えば、pBR322、ptlc又はplJ R系)又はバクテリオファージ(例えばλgtll)と通常の方法により結合さ せ、そして次いで適当な宿主に形質転換させることによりクローニングすること が出来る。
λ庭斑旦 cDNAライブラリーを構築する好ましい方法は次の通りである。
50mM トリス−)1cI、75mFIKCI、10+J DTT、 3m! ’I MgCl、各1mMのdATP、 dCTP、 clGTPおよびdTT P、 10μg/mfオリゴ(dT) Iz 〜+ eおよび100μg/ln l BSAの存在下に、モロニーネズミ白血病ウィルス逆転写酵素(BRL、  200U/ tlg mRNA)を使用して全ポリA″mRNA0:) 6 μ gからcDNAを合成した。反応物の2001Ij2を40分間37°Cで培養 した。DNAポリメラーゼ■のクレノー断片を使用してのへヤービンルーブプラ イマーによる合成により第2鎖を合成した。反応は70°Cに加熱して10分間 行なってDNA/RNA 2重体を分離し、2倍に希釈し、そして10μC1( 7)dATP(1800Ci/mmo+) (D存在下にクレノーを325U/ dに加えた。反応は15°Cで1時間培養する様に続けた。フェノール:クロロ ホルム(1:1)抽出とエタノール沈でんの後で、DNAを溶解し、そして0. 2M NaCl、50mM酢酸ナトリウム(pH4,5)、1mM ZnS0g および0.5χグリセロールの存在下に80単位の31ヌクレアーゼ(P/L  Biochemicals)での処理によってヘヤーピンループを除去し、そし て上記した様にして沈でんさせた。
次いで100mM )リス−HCl (pt48.0)、10n+M EDTA および80μhS−アデノシルメチオニンの存在下に、20単位のEcoR1メ チラーゼ(Bioiabs)を使用して2本領cIINAをメチル化した。33 m1l )リス−酢酸(pH8,0)、66mM酢酸カリウム、1001M酢酸 マグネシウム、0.5mMジチオスレイトール、’ 0.1 mg/ ml B SAおよび各0.5mMのclATP、 dCTP、、dGTPおよびdTTP (7)存在下ニ2.5V(7)T4 DNAポリメラーゼを1時間に37°Cで 加え、次いでT4ポリヌクレオチドキナーゼ(20V)および0.1a+M A TPを加え′ることによりDNAを修復した。
フェノール:クロロホルム(1: 1)抽出およびエタノール沈7’ンノ後に、 T4DNAIJガーゼ(IBI:1.2V/μg、DNA)を使用してEcoR l リンカ−を再溶解したDNA C3Ig リンカ−/1μg DNA)に加 えた。反応を濃縮cDNA溶液(167μg/d)上で26°Cで4時間行った 。EC0RIで処理した後に、バイオゲルA150?上でのクロマトグラフィー によりcDNAから遊離のリンカ−を分離した。平均長が1,0OOb、p、よ り大きいcDNAを含有する両分を集め、cDNAを濃縮し、そして2体積倍の エタノールを加えて沈でんさせた。
cDNAの収量は2.5μgであった。
cDNAライブラリーをλgtllおよびgtloの両方の中で作成した。
cDNA (100ng)を、EcoR1切断したフオスファターセ処理シタλ gtll(lμg)220 agedのIINA濃度で、4°Cで16時間ライ ゲートした。このDNAをVector Clcning Systems社製 の既製の包装製剤で包装した。E、コリY1088株に吸着させてファージを増 幅させ、そしてY1090中でスクリーニングした。λgtllライブラリーは cDN八1へg当たり約8×10bの組換え体(全ファージの94%)を含有し ていた。cDNA分子を含有する組換え体の割合は、このライブラリーをα(3 2p ) −dArpの存在下に合成したcDNAでスクリーニングすることに より決定した。約90%の白色プラークがこのプローブとハイブリダイズした。
λgtlO中で作成したライブラリー用に、cDNA (200ng)をEco R1切断したフォスファターゼが処理したλgtlO(1μg)と、240μg /rnlのDNA濃度で、25°Cで4時間ライゲーションした。このDNAを 、E、コリC600hf1株を使用して上記の様にして包装した。
λgtloライブラリーはcDNA Iμg当り約7.5 XIO’個の組換え 体を含有していた。cDNA分子を含有する組換え体の割合は、このライブラリ を放射線標識したcDNAでスクリーニングすることにより決定した。90%よ り多くのプラークがこのプローブとハイブリダイズした。
叉範±旦 ミンアクチビン遺伝子を含有するクローンの同ミンアクチビンをコードする遺伝 子を含有するクローンは従来技術を使用して下記の実施例中に記載のプローブを 使用して同定することが出来る。
叉五勇鎖 ハイブリッド゛ 翻テ ミンアクチビンmRNAに相補的な配列を含有するcDNAクローンはハイブリ ダイゼーション選択により同定することが出来る・。
クローン化DNAを変成し、ニトロセルロースの様な固体マトリックスに固定し 、そして全mRNAの製剤とハイブリダイズする。
1’lNA/DNA 2重体を加熱してmRNAを放出し、次いでこれを上記し た様な試験管内ウサギ網状赤血球溶解産物の無細胞系に翻訳する。この翻訳生成 物を次いで実施例4bに記載の様にして同定する。
実1引胆 一夫S乙二43(ラヒ与−ンj1云 配置に ・なりNA)゛ローフ′実施例3 に記載のミンアクチビンのペプチド用に得られるアミノ酸配列を使用して、次い でそのアミノ酸配列をコードすると考えられるオリゴヌクレオチド配列を予測す ることが出来、そして従来技術を使用してオリゴヌクレオチドプローブを合成す ることが出来る。
この配列データを使用して、Applied Biosystems 380A  DNA合成装置によりたくさんのオリゴヌクレオチドプローブを合成した。こ れらオリゴヌクレオチドの配列は次の通りである。
9、CTCCTCCAG CTT GAA CTG GGG GAT GTA  GACCTCCAG CTC特異的オリゴヌクレオチドプローブを放射線標識し 、次いで常法を使用して細菌コロニー又はバクテリオファージプラークのその場 でのハイブリダイゼーションによりcDNAライブラリーをスクリーニングする ことにこれを使用し、それによりミンアクチビン遺伝子の全部又は1部を含有す るクローンを同定することが出来る。
災血桝鈷 疫 ・スクリーニング 在来ミンアクチビンたん白質と交差反応する抗体を使用して常法によりクローン をスクリーニングすることが出来る。
ミンアクチビンに対する抗体は常法により作成する。例えば、ウサギをそれぞれ 、例えばフロイントの完全アジュバント又はモンタナイドの様な適当なアジュバ ントの存在下に、10〜100μgの精製ミンアクチビンで免疫付与する。約4 週間後に同量のブースター付与をした後に、ウサギの血清を採り、これをミンア クチビンに対する抗体用に分析すれば良い。
叉旌炭餅 生 ・2 についてのスクリーニング ミンアクチビン遺伝子含有クローンは、放射線標識したウロキナーゼ又はウロキ ナーゼのいずれかおよびウロキナーゼに対する抗体を使用してミンアクチビン活 性を試験又はスクリーニングすることが出来る。これは免疫学的スクリーニング の常法技術を使用して行うことが出来る。ウロキナーゼおよびウロキナーゼに対 する抗体は市販のものを人手すれば良い。放射線標識したウロキナーゼは以下に 述べた様にして作成出来る。
市販のウロキナーゼ(Calbiochem)を、文献記載の方法(Holmb erg、 L、 + Bladh、 B、およびAstedt、B、のrBio chim、Bioph−ys、 J 、Acta 445.215〜222(1 976)、およびGoldfarb、 R,H,およびQuigley、 J、 P、のrBiochemistryJ 、19.5463〜5471(1980 ))により、p−アミノベンズアミジンセファロース上のクロマトグラフイーに よりアフィニティー精製した。75プロー(ploug)単位の精製ウロキナー ゼを、Bolton )Iunter法により、N−スクシンイミジル3−(4 −ヒドロキシ 5 (II25)ヨードフェニル)プロピオン酸エステルとの結 合によりよう素化した。この112′−標識したウロキナーゼを、0.1とりん 酸ナトリウム(pH7,0)、0.4M塩化ナトリウム、0.1!)リドンX1 00および1!担体ウシ血清アルブミンで平衡化したセファデックスG−25M 上のクロマトグラフィーにより遊離標識剤から分離した。
非還元条件下においてSO3−ポリアクリルアミドゲル電気泳動によりこの11 25−標識ウロキナーゼ製剤を分析すると、ウロキナーゼの特有の高分子形(M r55.000)および低分子形(Mr33.000)の存在が明らかとなった (第13図)。還元条件下では高分子量形はその特有の33.000および22 .000Mrサブユニットに解離する。
ウロキナーゼ製剤をよう素化することにより、ColemanおよびGreen の分析法(Ann、 N、Y、Acad、Sci、 、 370.617 (1 981))により測定したところ、10〜15%プラスミノーゲン賦活剤活性の 損失があったが、しかしこれは酵素のミンアクチビン禁止効果には何ら影響がな かった。ミンアクチビンを種りの濃度に希釈したものをニトロセルロース紙上に 点状塗布し、放射線標識したウロキナーゼと一緒に1晩培養し、洗浄し、乾燥し 、そしてオートラジオグラフィーに付すことから成る点プロット分析の結果、1 0n+Hの感度で、すなわち約0.1ngのミンアクチビンが固相に結合してい る状態で放射線標識ウロキナーゼがミンアクチビンを検出することが出来ること が明らかとなった。
尖施拠1 ミンアクチビン゛伝 のi5月 ミンアクチビン遺伝子を同定する好ましい方法は次の通りである。合成後に、実 施例6bに記載のオリゴヌクレオチドプローブ7〜10をボアクリルアミドゲル 電気泳動により精製し、ポリヌクレオチドキナーゼ(IBI IV/pmol  DNA)およびr −”P−ATPで[iし、そして常法によるイオン交換クロ マトグラフィーにより精製した。
実施例5に記載のλgtlOライブラリーを、常法によりその場でのハイブリダ イゼーションによりスクリーニングした。ハイブリダイゼーションの条件は背景 体との特異結合が最少となる様に調節し、そして下記の様になるように決定した 。
プローブ7および8 : 6 X5SC、5XDenhardt’ s 、 0 .5χSDS。
および0.2 mg/ml切断ウシ胸腺DNA中で42°Cで1時間予備ハイブ リダイゼーションした後に、6 X5SC、5XDenhardt’ s 。
0.1X SO5および20pglrd tRNA中”il’50”cテ3時間 処理。
プローブ9および10 : 10XDenhardt’ s 、 5 X5SC 、および0.05χピロりん酸ナトリウム中で37゛Cで16時間処理。
]、Q8cpm/μgより大きな特異活性を有する32p−標識オリゴヌクレオ チドプローブを約0.5pIIlol/rf使用した。陽性クローンの選択性を 高めるために、フィルターを0.1χSDS含有の0.5×又は2xssc中で 上昇温度で洗浄した。
陽性シグナルのプラークを採り上げ、再スクリーニングし、そしてファージDN Aを常法により精製した。(例えばManiatis等のrMolecular  Cloning J (1982)参照。)互いに交差ハイブリダイズは、配 列を含有する、それぞれ2100および1060の塩基対のEcoRI−リンカ −結合cDNAインザートを持つ、2つの組換えバタテリオファージクローンM INIDおよびMTN611が得られた。
これらインサートをそれぞれフ′ラスミドpBTへ440およびpBT441を 創製するプラスミドpVc18にサブクローニングし、そして第20図に示す様 な制限酵素分析による制限酵素切断地図を作成した。クローン[NIDのサザー ンブロソト分析により、第20図に示した様に320塩基対XbaI−Ncol 制限断片内にオリゴヌクレオチドプローブ7および8の結合領域があるのを確認 した。
これらのクローンがミンアクチビンをコードする遺伝子を含有していたことは、 ハイブリッド選択翻訳およびDNA配列分析により確認された。
LA1県しムL進択■訳 Maniatis等の方法(’Mo1ecular Cloning J (1 982))により、3鵬×3fflITlのフィルター1枚につき20pgの濃 度で精製pBT八440をニトロセルロースフィルター上に固定した。洗浄後、 各フィルターを50pgの全mRNAで培養し、そして50°Cで3時間ハイブ リダイズした。充分に洗浄後、沸とうにより特異的にハイブリダイズしたmRN Aを溶出し、そして次いで市販のウサギ網状赤血球溶解産物製剤(静ersha m)を使用して試験管内で翻訳した。
第21図に示す様に、ハイブリダイズしたmRNAは、ゲル電気泳動によりMr 43,000の翻訳生成物を特異的にコードすることが明らかとなった。尚ミン アクチビン翻訳生成物の特性は実施例4bに記載した。更に又、ウロキナーゼの 存在下では、このバンドは消失し、そして特有のウロキナーゼーミンアクチビン 複合体が69.000Mrに検出された。
貼り筐A光択 pBTA440の制限断片を一木鎖ファージベクターM13mp9、M13mp 18およびM13mp19にサブクローニングし、そして挿入された2、 10 0bpのDNA配列をSangerの連鎖終息法により決定した。そのDNA配 列を調べたところ、2.100bpインサートはミンアクチビン遺伝子の全コー ド配列を含有していることがわかった。
プライマー拡張 ミンアクチビンのN末端領域をコードするDNA配列の残りを得るために、プラ イマー拡張により第2のcDNAライブラリーを構築した。このライブラリーは 、先のヌクレオチド配列391〜420に相補的なオリゴヌクレオチド 5 ’ TTCCAG TAA ATA ATT CCCTGT GGA TG CATT3’ テボリ rmRNAの5μgをプライミングすることにより作成 した。引き続QEcoRI−リンカー含有cDNAインサートを常法によりλg tlO中にクローニングした。
得られた7、2 XIO’個のクローンの内の約5.3 XIO”個のクローン を第2のオリゴヌクレオチド 5 ’ GCCTGCAAA ATCGCA TCA GGA TAA GTA  CC3’(これはヌクレオチド310〜325に対して相補的)でスクリーニ ングした。得られた100個の陽性クローンの内の15個を精製し、そして最大 のcDNAインサート(430bp)を有するクローン(クローン13)をプラ イスミドpBTA442を創製するプラスミドpVc18にサブクローニングし た。pBTA442のDNA配列は上記の様にして決定した(同様に第20図参 照)。
pBTA440およびpBTA443中に含有されるミンアクチビン遺伝子のコ ード配列(これはpBT^442に対して反対側に配向したpVc1B中の43 0bp5’−ミンアクチビン配列を含有するプラスミドである)を、第22図に 示す様にある種のDNA制限断片と結合させて隣接させてpBTA438を創製 した。pBTA438を含有するE、コリに一12株JM109は1987年1 1月11日で八merican Type Cu1tureCollectio n (12301Parklawn Drive、Rockoille、Mar yland 20852+米国)に寄記し、寄託番号ATCC53585を受け た。ミンアクチビン遺伝子の全cDNA配列およびこれから演鐸したミンアクチ ビンたん白のアミノ酸配列を第23図に示した。全翻訳生成物は415個のアミ ノ酸(Mr 46.543)から成っている。この遺伝子は、第23図に示した 様に在来ミンアクチビンのアミノ酸配列分析から得られた5個のペプチドをコー ドしている。
このDNA配列の分析の結果、ミンアクチビンはウロキナーゼ型プラスミノーゲ ン賦活剤に特異的であるにもかかわらず、セリンプロテアーゼ禁止剤上材の一員 (セルピンとして知られている)であることが明らかとなった。
実施±1 生 々的にゞ なミンアクチビンの 例えばpBTA438中に存在する全長cDNAを、細菌や真核動物細胞(例え ばベクターでトランスフェクトされたか又は形質転換された哺乳動物細胞)の様 な種々の宿主中でたん白質の合成を司どることのできる種々のベクター中に同化 統合することにより、生物学的に活性な分子の高レベルでの発現が可能である。
ここでベクターとしては、ミンアクチビンをコードするヌクレオチド配列の発現 を制御し得るヌクレオチド配列を含有するものが好ましい。この第2のヌクレオ チド配列は、1例として、プロモーター配列、ポリアデニル化配列、又はたん白 質を別のたん白質に融合したハイブリッド分子として発現させる様な作用を有す るヌクレオチド配列を含有していても良い。
ス崖且エ ミンアクチビンの細 による この工程のまず最初は、E、コリ中で複製可能な、そしてミンアクチビンの発現 をコードするDNA配列を含有する発現ベクター又はクローニング媒体を作成す ることである。
ミンアクチビンはその在来型として、あるいは別のたん白質と融合したハイブリ ッド分子として発現可能である。これらの構築方法は第24図および第26図に 示した。
1種のプラスミド構築には、在来の又は在来に近い(N−末端アミノ酸変成した )ミンアクチビンを発現する。λPL発現ベクターpLK57およびpLK58 (Botterman等のrGenej、37;229〜239. (1985 ))を使用した。
第14図に示す様に、プラスミドpBTA438をEcoRIおよびDra 1 で消化し、そして1610bPのEcoRI −Dra n制限断片をアガロー スゲルから単離した。この断片をT4リガーゼで、EcoRIおよびEcoRV で消化したベクターplJ57にライゲージジンした。この誘導体プラスミドp BTA444は在来ミンアクチビンの発現を制御するλPLプロモーターを含有 している。
発現ベクターpBTA444を使用して、ラムダの熱可変clリプレッサーを含 有するE、コリに一12株N4830 (Joyce等のrPNAS 80 J  。
1830〜1834. (1983))を形質転換した。こうしてpBTA44 4で形質転換した細胞を、100μg/dのアンピシリンを添加したMEB培地 (11ott等のrPNAS 82 J 、88〜92. (1985))中で 28°Cで1晩生育させた。細胞をMEB培地中で希釈し、そして予熱(65° C) したWEB培地と等量刑えて温度を42°Cに平衡とした時に00.。。
が1.0となるまで28°Cで生育させた。42゛Cで4時間更に生育させた後 に、細胞を採取し、そして洗浄細胞(−70°Cにて凍結後に解凍した後に)を 20%しょ糖、30Il1MトリスーHCl (pH8,1)および■/ ml リゾチーム溶液の200μ中に再けん濁させ更に3MEDIA (pt+7.3 )の3rdを加えることにより、膜および可溶たん白両分を作成した。細胞抽出 物は簡単な音波処理により清澄にし、そして膜および不溶たん自分は遠心分離( 27、000xg 、 60分間)によりベレット化した。上ずみ液にトリクロ ル酢酸(10%w/v)を加えることにより可溶たん自分を沈でんさせ、このベ レットを水中に溶解した。ベレット化した膜も同様に水中に溶解した。未誘発( 28”C)のおよび誘発処理(42°C) した細胞の両方のこれら画分のサン プルをSO3−ポリアクリルアミドゲル電気泳動およびヒト胎盤禁止剤に対する 抗血清を使用してのウェスタン転移によるミンアクチビンの免疫的検出により分 析した。第25図に示す様に、ヒト胎盤禁止剤に対する抗体およびアルカリホス ファターゼ(Sigma)と結合したウサギ抗ヤギIgGを使用してのウェスタ ン転移により可視化されたミンアクチビンたん白バンド(Mr 40〜50K) が、誘発処理した(42°C)可溶画分および膜画分の両方に存在している。
在来ミンアクチビンを作成する別法を第24図に示した。プラスミドpBTA4 42をxho I[で消化し、そして243bp xho n制限断片をアガロ ースゲルから精製した。この断片をT4リガーゼで、h辷11で消化したベクタ ーpLK58にライゲーションした。この誘導体プラスミドpBTA445をP vu IIおよびSma Iで消化し、そして2800bp断片を精製し、そし てT4リガーゼでρBTA43Elからの精製1320bp Pvu II − Dra n制限断片にライゲーションした。この誘導体プラスミドpBTA44 6を1■で線状開裂し、そして細菌リボゾーム結合部位と在来ミンアクチビン遺 伝子の開始ヌクレオチドを含有する合成2本鎖26量体オリゴヌクレオチドとラ イゲーションしてプラスミドpBTA447を創製した。pBTA447を前記 の様にして適当な宿主、例えばN4830中へ形質転換し、誘発処理しそして分 析すると、第25図に示す様に再度ミンアクチビンが生成されている。それぞれ pBTA444およびpBTA447を含有する細胞の両方の場合に、ミンアク チビンは誘発処理した(42”C)可溶性画分および膜画分の両方に存在してい た。
E、コリN4830により産生されたミンアクチビンの生物学的活性を評価する ために、可溶性画分および膜画分を、実施例4の記載の様にして、高分子量形お よび低分子量形のウロキナーゼを使用して90分間培養した。次いでサンプルを アセントで沈でんさせ、水中に再けん濁し、そして還元5DS−ポリアクリルア ミドゲル上で処理した。ミンアクチビンおよびミンアクチビンーウロキナーゼ複 合体を前記した様なウェスタン転移により可視化した。第25図に示す様に、標 準分析条件下において、ウロキナーゼとのpBTA447複合体を含有する誘発 E、ココリ4830からの可溶画分中にミンアクチビンが存在している。この事 はこれらの細菌細胞から生成したミンアクチビンが生物学的活性を保有している ことを意味するものである。
一方のたん白質コード配列の全部又は1部とミンアクチビンコード配列の全部又 は1部との融合たん白質を製造する方法の2つの例を次に記載する。第26図に 示す様に、プラスミドpBTA440を鉢几およびDLlで消化し、そして11 10bp断片をアガロースゲルから単離した。この断片を、EcoRVで消化し たベクターpBTA449にライゲーションしてpBTA450を創製した。次 いでpBTA450を鮮1で消化し、そして精製した2800bp断片を、展で 消化したプラスミドpLK57にライゲーションしてプラスミドpBTA586 を創製した。これはλPLプロモーターの制御下にミンアクチビンコード配列の 部分と成るものであり、そしてtraT遺伝子の最初の80個のアミノ酸コード 配列と融合する。その80個のアミノ酸の内の最初の20個はE、コリの外膜中 に表われる融合体となるシグナル配列を構成している。このシグナル配列はtr aTたん白質の通常の存在位置である外股への輸送中に開裂する。
上記した様にプラスミドpBTA586を適当な宿主、例えばN4830中に形 質転換しそして温度シフトにより誘発処理をすると、TraT−ミンアクチビン 融合たん白質が、第27図に示した様に外股に表われる。
融合体製造法の第2の例は第26図に示した。プラスミドpBTA440中にお いて、ミンアクチビンコード配列は、プラスミドpVc18上に存在するβ−ガ ラクトシダーゼ遺伝子の部分と枠内融合する。
プラスミドpBTA440を適当な宿主1.例メばJ旧OI、叉けlac+’遺 伝子を含有するE、コリ株中に形質転換し、そしてイソプロピル−チオーβ−D −ガラクト・ピ・〉ノシド(最終濃度1mM)の添加により誘発処理すると、前 記L7た様にしてミン゛アクチビン産生が検出できる(第27図)。
実施炭則 直訴1111呼配山弐組狽えミンU尤1(−79発−里ミンアクチビンの全コー ド領域を含有するpBTA438の断片を、哺乳動物細胞中において真核遺伝子 の安定的な同化、発現が可能な一連のベクター中に挿入した。これらは、(1) ミンアクチビンcDNA配列がSV40初期プロモーターの制御下にあるpKC 3(pKO−neo由来、Van Doren+!(anahan、D+および GluzllIlan、Y、のr J、Virol、 J50.606〜614 (1984)); (2)ミンアクチビン遺伝子がレトロウィルスのLTRプロ モーターの下流にあり、そして原核生物にカナマイシン耐性を付与し、真核生物 に6418耐性を付与するネオ遺伝子に基づいて選択が行なわれる、七ロ二−ネ ズミ白血病ウィルス由来レトロウィルスシャトル系のpZipNeoSV(X) 1(Cepko、C,L、。
Roberts、B、E、およびMulligan、R,C,のr Ce1l  」、 37.1.053〜1062(1984)) ;および(3)マウス乳腫 瘍つイ)Iiス(MMTV) 5 ’ −LTR中に含有されるデキサメタシン 誘発性プロモーターの利用によりミンアクチビンの規則的発現が達成可能なpM SG (Pharmacia社から市販され入手可能)である。
これら3つのベクターの構築を第28図に示し、尚その詳細は下記の通りである 。ミンアクチビン遺伝子のコード領域を1610bpEcoRI−DraT断片 としてpBTA438から単離し、そして下記の様にして下記のベクター中に挿 入した。
1610bp 匡姐I−紅旦断片と、k牝Iζ壇lで消化したpKCa中にライ ゲーションし、そして次いでE、コリC600r中に形質転換した。こうして生 成したプラスミドをpBTA587 と命名した。
第2の構築工程において、この1610 bp EcoRI−Dral断片をD NAポリメラーゼIのクレノー断片を使用して平滑末端化し、pMsGの皿部忙 中にライゲーションし、そして適当なE、コリに一12宿主中に形質転換した。
pMSG中のミンアクチビン遺伝子を含有するコロニーを、先に実施例7に記載 した3Zp−標識オリゴヌクレオチド(29量体)(オリゴヌクレオチド310 〜335に相補性を有する)を使用してのコロニーハイブリダイゼーションによ り検出した。こうして出来たプラスミドをpBTA588と命名した。
第3の構築工程において、上記の平滑末端化したEcoRI/DraT断片を、 H4ncIIで消化したpVCV中にライゲーションして、pBTA589と命 名したプラスミドを構築した。pVC7中のH4ncI[部位はBan 81部 位の側面にあるので、これは搬器消化の後にミンアクチビン遺伝子を単離させ、 そしてpZTPNeo 5V(X)1のBan HI部位中にライゲーションさ せる作用を奏した。適当なE、コリに一12宿主中への形質転換の次に、ミンア クチビンを含有するコロニーを前記した様なコロニーハイブリダイゼーション法 により検出した。この結果生成したプラスミドをpBTA590と命名した。
臭挟坦賂のトランんス庄久λジー4 全部のプラスミドをりん酸カルシウム法により真核細胞中にトランスフェクショ ンした。約1〜2X10’個の細胞を、T25フラスコ中で、10%(ν/ν) ウシ胎児血清、3.61Mグルタミン、200mM 451V/ rdペニシリ ンおよび45■/滅ストレプトマイシンを補填したダルベコ変性イーグル培地( 完全培地)の5d中に植種した。約1〜5μgのCsCl傾斜精製DNAをりん 酸カルシウムで沈でんさせ、そして細胞に加えた。4時間後に、細胞をグリセリ ンショックで処理し、次いで3日間完全培地中で培養した。次いで培養上ずみ液 を過渡発現測定用に取り出した。次に細胞をトリプシン化して1/3づつに分け て、適当な選択抗生物質(下記参照)を含有する完全培地の入ったT75フラス コ中に入れた。この細胞は毎6〜7日間毎に同じ培地で洗浄し、トランスフェク トした生成物を14〜28日目に取り出し、そして合流生長となるまで個々に培 養した。
各pBTA587 、pBTA588およびpBTA590のトランスフェクシ ョンの条件は下記の通りであった。
l旦巽L: pKC3は適当なマーカーを含有していないので、pBTA587 はpZIPNeo Sν(X)1と、pBTA587:pZIPNeo 5V( X)1のモル比 7.5:1の割合で共トランスフェクトした。トランスフェク ト体を0.4■/dのG418を含有する完全培地で選択した。トランスフェク ションはCO3細胞中で行なった。
枦3TA5)移−: pMSGはSV40初期プロモーターから発現したE、コ リキサンチン−グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(gpt)遺伝子を 含有しているので、ピポキサンチン、アミノプテリンおよびミコフェノール酸を 含有5する)IAT培地中で、安定にトランスフェクトした細胞を選択した。ト ランスフェクションはMIH3T3細胞を使用して行なった。
J: )ランスフエクト体は0.4■/dの6418を含有する完全培地を使用 して選択した。トランスフェクションはMIH3T3細胞中で行なった。
核 胞 の組 えミンアクチビンの のゝトランスフェクションの後に、細胞を 3S3−メチオニンの存在下に培養しそして、主として実施例4bに記載の方法 に従って胎盤禁止剤に対する抗体を使用してその放射線標識したミンアクチビン 糾換体を特異的に免疫沈降させることによって、ミンアクチビン組換体の過渡発 現を検出する。例えば、pBTA5°87のCO5細胞中へのトランスフェクシ ョン後48時間してから、上ずみ液を除き、そして細胞を、355−メチオニン (Amersham)を添加して、但し通常のメチオニンを含有しないEMEM  (F l ow)のldの存在下に培養した。これを50μgのヤギ抗胎盤禁 止荊抗体と200μiの洗浄パンソルビンで免疫沈降させた後、複合体をSO3 −ポリアクリルアミドゲル電気泳動(還元条件)により分析し、そして第29図 に示す様にオートラジオグラフィーにより可視化した。組換えミンアクチビンは Mr 45,000〜48.000のバンドとして検出されるが、ベクター(p Kc3)だけを含有する相当するコントロールトランスフェクション体において これは検出されない。免疫沈降の前に上ずみ液にウロキナーゼ(1510一単位 、Ca1b+ochem)を加えると、このバンドは消失し、これは生物活性ミ ンアクチビンに特有のものである。ミンアクチビンウロキナーゼ複合体を表わす バ・ンドがMr 69,000に観察されるが、これは同位置の非特異的たん白 バンドにより幾分不明瞭となっている。又、ある種の組換えミンアクチビンはウ ロキナーゼ製剤の添加後にたん自分解により分解したと考えられる。尚これはM r 35.000〜37.000バンドの検出により明らかにされていることで ある。
生成した組換えミンアクチビンが生物学的に活性であるということは、細胞を4 時間血清不在下に培養し、そして実質的に実施例11に記載の様にして比色分析 することによりウロキナーゼ活性の阻害程度を定量することにより決定された。
この際阻害程度レベルを検出し、これは背景上の約1単位/dのミンアクチビン 活性に相当するものであった。
ミンアクチビン遺伝子を含有するトランスフェクト体も又、実施例6の記載の様 にして、又はBakerの方法に従って作成した放射線標識ウロキナーゼを使用 してミンアクチビン活性を分析することが出来る。組換えミンアクチピンとウロ キナーゼとの間に複合体を生成する様に、培養上ずみ液を放射線標識ウロキナー ゼと共に培養する。次いでこの複合体を、ウロキナーゼに対して作成したウサギ 抗体(ミドリ十字社′)の添加により溶液から分離し、そして洗浄パンソルビン 又は免疫ビーズに共有結合した抗ウサギ抗体(Biorad)の添加により沈で ルさせる。遠心分離後、ミンアクチビンーウロキナーゼー抗体ベレットを洗浄し 、2%SOSでの沸とうにより細砕し、そして生成物をゲル電気泳動、次いでオ ートラジオグラフィーにより分析した。トランスフェクトした細胞により生成し た生物活性組換えミンアクチビンの存在は、ウロキナーゼの分子量のMr 55 ,000 (又は33.000)からミンアクチビンーウロキナーゼ複合体の生 成に特有な、より高いMr (69,000〜92.000)へのシフトにより 立証されている。
実3jj汁U 生 活 たん白 の精+lおよびロ E、コリ中で高レベルでミンアクチビンを発現する条件を確立したら、次に、ミ ンアクチビン遺伝子をコードするプラスミドを有する細胞を遅くとも対数期に採 取する。パックした細胞の1体積を、2体積のリーシス緩衝液(1mM EDT Aおよび1mMぶつ化フェニルメチルスルホニルを含有したO、 1Mりん酸ナ トリウム(pH7,0))中にけん濁させ、そして15.000psiでフレン チプレスの中を3回通過させることにより細胞溶解させる。このけん濁液を23 .000xgで20分間遠心分離し、そしてペレットを5%トリトンX−100 を含有するり−シス緩衝液の2体積倍中に再けん濁させる。このけん濁液を再度 23.000xgで20分間遠心分離し、そしてベレットを8h尿素および0. 1MDTTを含有する0、1M)リス−HCl (pH8,0)の3体積倍中に けん濁させる。溶液を窒素でフラッシングし、そして密封管中で37℃で2時間 培養する。培養後に、溶液のpHを、該溶液の各IId!につき50μlの氷酢 酸を加えて約pH3,5に低下させる。このけん濁液を上記した様な遠心分離に よって清澄にし、そして上ずみ液をO,R酢酸で平衡化したセファデンクスG− 75カラム(3,2cm X90an)中に袋中する。ミンアクチビンを含有す る両分は5DS−PAGEにより所在確認する。ミンアクチビンを含有する両分 を集めそして8H尿素および0.1mMDTTを含有する10mM )リス−〇 CI (pl(8,0)に対して、室温で16時間透析する。次いで透析溶液と 前記の緩衝液で平衡化したDEAE−セファデックスカラム(2,2cm X  25cm)中に装入し、そしてカラムを洗浄して未結合物質を溶出する。次いで 、同緩衝液中の0〜0.5Mの塩化ナトリウムの線状傾斜を使用してカラムから ミンアクチビンを溶出する。ミンアクチビンを含有する画分は5O5−PAGE により同定し、そして広範囲にわたって蒸留水に対して透析する。この工程中に 沈でんしたたん白質を凍結乾燥により回収する。この凍結乾燥したたん白質を0 .1Xトリフルオロ酢酸中に再溶解し、そしてウォーターズ社の高速クロマトグ ラフィーにとり付けたグイダックC−4逆相カラム中に装入する。
0.1χトリフルオロ酢酸中の0〜80%おアセトニトリルの線状傾斜を使用し て、このカラムから純粋なミンアクチビンを溶出する。ミンアクチビンに相当す るA2□。ピークを5OS−PAGEにより同定し、その両分を集めて凍結乾燥 する。
凍結乾燥し精製したミンアクチビンを8M尿素を含有する0、]、]Mトリスー HCl(p)18.0)中に、10mg/mflの濃度で溶解させ、そして11 還元グルタチオンおよび0.1mM酸化グルタチオンを含有する0、1M )リ ス−HCl (pH8,0)中でloμg/mlに希釈する。再反応を室温で2 4時間行ない、次いで溶液を濃縮し、そしてYMIO膜を使用してアミコン撹拌 細胞上でO,IMりん酸ナトリウム(pi(7,0)に対して透析ろ過する。活 性ミンアクチビンを含有する得られた溶液を、前記した分析法(実施例1)を使 用して分析する。
哺乳動物細胞から高レベルで分泌した生物活性ミンアクチビンの回収には、実施 例2に記載したU937細胞からの在来ミンアクチビンの精製と同様の方法を利 用すれば良い。この方法ではまず最初に、30.000ダルトン分離カートリッ ジを備えたアミコンDC−2中空繊維濃縮装置を使用して細胞を含有しない上ず み液を10倍に濃縮する。次いでこの濃縮物を、少な(とも等体積の5011o Mグリシン(pH7,8)に対して透析して全痕跡量の色素を除去する。この透 析濃縮物を8,000rpmで30分間、4°CでJAIOローター中で遠心分 離して、残留細胞細砕物と透析中に沈でんすることのあるたん白質とをベレット 化する。次いで清澄となった上ずみ液をアリクオツドに分けこれを次の精製工程 で使用するまで一20°Cに凍結しておく。
下記の様にしてフェニル−セファロースを使用したpH段階溶翻により、10倍 濃縮培養上ずみ液からミンアクチビンを更に精製する。
上ずみ液のイオン強度を固体NaC1の添加により2磨こ調節し、そしてpn値 をくえん酸で5.5に調節する。この溶液を、50+nM (えん酸すl・リウ ム(pl+5.5)、2M NaC]およびLM EDTAで平衡化したフェニ ル−セファロースカラム(4,4cm’X5.Ocm)に装入し、そして280 nm (A280)におりJる基線吸光度が基線にもどるまで同じ緩衝液で溶出 する。次にミンアクチビンを50mMグリシン<p)I9.0)でカラムから溶 出する。最高特異活性ミンアクチビンを含有する両分を集め、アミコンYMIO 膜上で濃縮する。
こうして集めて濃縮したミンアクチビンを次いで0.111はう酸すトリウム( pH9,0)で平衡化した七フアクリルS−200の2.2 cmX7Scmカ ラム中に装入する。 5.Omlの画分を流速0.4611Jl/分で集める。
ミンアクチビン活性を有する画分を集め、そしてYMIO膜を使用して3mlに まで濃縮する。公知のMr標準体でのこのカラムの検量によれば、ミンアクチビ ンが45〜48KDのMrを有していることが明らかである。
濃縮ミンアクチビン溶液を、pH値範囲4.5〜6.0のアノフォリン含有ウル トロデックスの予備平床ゲルに装填し、LKBマルチホール等電集光装置上で2 3時間10°Cで電気集光する。この操作の終了後に、ゲルの長さ方向を横断す る30ゾーンをかき出して、そして1mM EDTA (pH9,0)を含有す る1Mグリシン10威ヲ使用してそれぞれからたん白質を溶離する。各両分のア リクオツドをミンアクチビン活性について分析し、15%5DS−ポリアクリル アミドゲル上で電気泳動してたん白質を確認する。これらの状況から、ミンアク チビンはpH5〜pH5,2の間で集光して著しく精製される。この物質を再度 アミコンYMIO膜上で濃縮し、そしてbnM EDTAおよび50%グリセリ ン含有の50mMグリシンCpH9,0)中に−20”Cで保存する。
荀】44す限隼可能且 ウロキナーゼ型プラスミノーゲン賦活剤の特異的失活剤として、ミンアクチビン は色々なヒトの癌や炎症状態の診断や可能な処置のためのHn床用薬剤としての 有効な産業上の利用可能性の範囲を有するものである。
腫瘍ウィルスによる生体外の細胞形質転換の研究(Ossowski等のr J 、Exp、med、 」、 137.112.1.973)および化学発癌物質 による当該研究(Sisskin等の’Int、J、CancerJ、26,3 31..1980)によれば、プラスミノーゲン賦活剤分泌は形質転換に関連し た量も首尾一貫した初期の生化学現象であるとされている。更に又、生体内で転 移する細胞系の能力は、プラスミノーゲンを発現するそれらの能力と関連してい ることが見出された(Wang等のrCancer Re5earch J 遮 288.1980) 、又、最も一般的なヒトの癌、例えば肺癌、乳癌、前立腺 癌および結腸癌のいくつかの腫瘍細胞は高レベルのウロキナーゼ形プラスミノー ゲン賦活剤を産生ずることは良く知られたところである(Duffy、M、T。
および0 ’ Grady、P、の’Eur、J、Cl1n、0nco1. J  、20(5)、577〜5821(1984)。
本発明者らによる、結腸粘膜における悪性腫瘍や悪性腫瘍となる徴候状態、例え ば腺腫様ポリープ、結腸ポリープおよびクローン病や潰瘍外大結腸炎の様な結腸 の炎症状態に関するこれまでの研究(Stephens、 R,S、等。rBl ood J 、66.333〜337.1985)によれば、ヒト結腸癌は、隣 接する平常組織に比べて著しく大量のウロキナーゼ形プラスミノーゲン賦活剤を 生成することがわかった。そして又、ミンアクチビンはこの腫瘍関連プラスミノ ーゲン賦活剤と結合しこれを阻害する作用のあることが見出された(Steph ens等のrBIood J 、66.333〜337.1985) 、この様 に、これら従来の研究は、ミンアクチビンが生体内的にも又組織学的検体用にも 腫瘍の同定と確認のための反応剤として産業上利用可能であることを裏付けよう というものである。生体内で腫瘍を造影するには、ミンアクチビンを適当な放射 性同位体、例えばテクネチウム−99m(Rjchardson+ν、J、のr  Bri t、 J。
CancerJ、40,35.1979)又はよう素−131(Begent、 R,H,のrJ、Lan−cet、 J 、1982年10月20)で標識すれ ば良い。ミンアクチビン製剤を投与した後に、腫瘍の位置と境界を公知の放射性 同位体法、例えばガンマ線カメラ造影法により測定することが出来る。
このようにミンアクチビンは、特に外科的要因に起因する様な小さな転移癌の同 定が出来る様な高感度な方法可能とするものである。組織化学用検体の分析にお いて、ミンアクチビン又はその抗体は1131の様な同位体で標識するが、又は 適当な酵素又は他の化学反応剤と接合することが出来る。組織学用検体、例えば バイオプシー片を接触させると、ミンアクチビンは腫瘍型プラスミノーゲン賦活 剤とその分泌部位において結合し、これにより腫瘍境界および潜在的な腫瘍の転 移状態を同定し得るものと考えられる。その診断用途に加えて、ミンアクチビン は又腫瘍の直接処置の用途としても利用可能である。腫瘍が周囲組織を侵襲する プロセスに関与する酵素の特異的禁止剤として(Dano、に、等のrAdu、 in Cancer Res、 J 、44,139.1985) 、腫瘍生長 および転移を規制し、そして特にそれらを禁止することが出来る。更に又、ミン アクチビンはレクチン又はトキシンを直接に生長している腫瘍に送り届ける、薬 剤デリバリ−系としても使用することが出来る。このデソバリー系は、特異的な そして特に効果的な抗+ni能を有するものとして多大な利益をもたらすもので あるということが理解出来よう。
ウロキナーゼ型プラスミノーゲン賦活剤の関与する他の生物学的プロセスとして は、例えばリウマチ性関節炎の様な慢性炎症状態の様な、侵襲および組織破壊に 関連した生理学的現象がある。ミンアクチビンは組織破壊に対する自然宿主応答 の1部であるので、特に処方通りの治療を行っている間の病気の状態を観察(モ ニタリング)するためのマーカーとして有用であると考えられる。標識抗体やミ ンアクチビン由来のDNAプローブは、病気の状態と関連して血しょう中の又は 1tJl織バイオプシーのマクロファージ中の又は滑液中のミンアクチビンレベ ルをモニタリングする診断剤として産業上の利用可能性を有している。
同様に、ミンアクチビン自身も又病気の状態を回復するために住体内に投与した 時に治療効果を有するものであることが確認されている。
第 2 図 Mr X 1000 第 3 図 鉛6図 ジトイjlx10°゛7=:ゴ二 フLSルJパ0え一ト 7カ゛0−ス り0−2)フーフフイ−第10図 日 区 L税1フィニー:i:づカラムの:、分把つ′0フイ1し区 一2oot< − 51=K −−一一 図 囚 区 囚 第18 図 ベ 区 第 21 図 22閤 ごゾ丁2今し′ノいLL) E−EcoRI、、P−Psfl 第22図詐−ミノ了り千しノ功ツム3− e l p、ア○t”9−第24図 第25図 区 SDS−PACTE 国際調査報告 レー、t、、、、−、、帥、、、、、、、、、、、PCT/AU8710○06 81h+n+u+゛a″sl^””””′IN’PCT/AU8710O068 AI+11EXToTHEINTER)IATIONALSEARC)IREP ORTONINTER)JATIONAL APPLICATION 110.  PCT/All 87100068:1頁の続き ■Int、C1,’ 識別記号 庁内整理番号優先権主張 [相]198岬5月 22日[相]オーストラリア(AU)■PH’6033[相]198岬9月18 日[相]オーストラリア(AU)[株]PH81000198岬11月21日[ 相]オーストラリア(AU)■PH9104発 明 者 クラーク、ミツシェル ・アリソ オーストラリア国ン ウィンチ、キング・ 発 明 者 デヴイン、ピータ−・レオナー オーストラリア国ド ウ°イル、 オスガソー 発 明 者 ゴス、ネイル・ハワード オーストラリア国ンガ、キャンベル・ 発 明 者 レアーバック、フィリップ・ラ オーストラリア国ルフ ンガ、フ イオナ・ア 特表昭63−503354 (30) ニュー・サウス・ウェールズ 206\グリーン・ウィリアム・ストリート 1 5 ニュー・サウス・ウェールズ 2111、グラーズープ・口−ド 54 二ニーφサウス・ウェールズ 2076X ワール−・ドライブ 118 ニュー・サウス・ウェールズ 207&、ワール−どヴエニュ−5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わ せのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有する第1のDNA配列、天 然、合成又は半合成源を含めてのあらゆる原料源由来の、該第1のDNA配列と ハイプリダイズするDNA配列、単一の又は複数の塩基置換、除去、挿入および 転位を含めての変異により該第1のDNA配列又はハイプリダイズする配列と関 連したDNA配列、又はミンアクチビンであるか又はミンアクチビンと同様な免 疫的又は生物学的活性を示すポリペプチドの全部、1部、類縁体、相同体、誘導 体又はそれらの組合わせを発現の際にコードするDNA配列から成るDNA配列 。 2.実質的に純粋な形である、請求の範囲第1項に記載のDNA配列。 3.下記のDNA配列又はその断片。 【配列があります】4.ミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体 又はそれらの組合わせのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有する第 1のDNA配列、、該第1の配列とハイブリダイズするDNA配列、単一の又は 複数の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異により該第1のDNA配 列又はハイブリダイズする配列と関連したDNA配列、又はミンアクチビンであ るか又はミンアクチビンと同様な免疫的又は生物学的活性を示すポリペプチドの 全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わせを発現の際にコード するDNA配列;およびベクタ−DNAから成る組換えDNA分子。 5.ベクターDNAが、pMSG、pKC、pLJ、pBR322、pVC又は pVR系;pZIPNeoSV(X);pLK57又はpLX58から選択した プラスミドから成るものである、請求の範囲第4項に記載の組換えDNA分子。 6.発現制御配列がDNA配列に有効に結合している、請求の範囲第4又は5項 に記載の組換えDNA分子。 7.該発現制御配列が、E.コリのβ−ガラクトシダーゼ遺伝子、trpオベロ ン、バクテリオファージλの左側ブロモ−ター、モロニー白血病ウイルスの長末 端反復位、マウス乳癌ウイルス又はSV40初期プロモーターから選択したもの である、請求の範囲第6項に記載の組換えDNA分子。 8.可動プロモーター、翻訳開始部位およびミンアクチビンコード遺伝子から成 る融合遺伝子。 9.請求の範囲第4〜7項のいずれかに記載の少なくとも1個の組換えDNA分 子で形質転換した宿主。 10.細菌例えばE.コリ、ブリイドモナス種、バチルス種;酵母;他の真菌類 ;マウス;他の動物宿主;植物宿主;および真核組織細胞、例えば昆虫細胞、お よびヒト又は他の哺乳動物細胞から選択したものである、請求の範囲第9項に記 載の形質転換宿主。 11.約35KDないし約60KDの間の分子量のポリペプチドから成る様に精 製されたミンアクチビン。 12.オバルブミンの様なストークス半径を有するポリペプチドから成る様に精 製されたミンアクチビン。 13.抗胎盤禁止剤と交差反応するポリペプチドから成る様に精製されたミンア クチビン。 14.実質的に純粋な形のミンアクチピン。 15.均質に精製された場合の、請求の範囲第11〜14項のいずれかに記載の ミンアクチビン。 16.第23図に記載のアミノ酸配列の全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又 はこれらの組合わせから成るポリペプチド。 17.精製ミンアクチビン由来のポリペプチド、および該精製ミンアクチビン由 来のポリペプチドと同様の免疫的又は生物学的活性を示すポリペプチド 18.請求の範囲第35〜49項のいずれかに記載の方法により製造された場合 の、請求の範囲第16又は17項に記載のポリペプチド。 19.微生物から生成されたポリペプチドであって、その全部又は1部がミンア クチビンのアミノ酸配列を含有するものであるポリペプチド。 20.ミンアクチビンの免疫的又は生物学的活性を示す、ポリペプチド又はその 断片又は誘導体。 21.ミンアクチビンのアミノ酸配列をコードする配列としての作用を有するD NA配列とハイプリダイズし、しかもミンアクチピンに対する抗血清によって破 壊される、ミンアクチビンの生物学的又は免疫的活性を有するDNA配列をコー ドする、請求の範囲第11〜20項のいずれかに記載のポリペプチド。 22.適当に標識したミンアクチビン、特に組換えDNA由来ミンアクチビン、 又はミンアクチビンの断片から成る、組織学的検体又は生体内の腫瘍の境界の所 在確認および決定用の反応剤。 23.組換えミンアクチビンおよびミンアクチビンの断片を含めてのミンアクチ ビン、又はミンアクチビン又はミンアクチビンの断片に対する抗体およびその薬 理的に許容される担体又は希釈剤から成る、治療用、診断用又は予防用組成物。 24.翻訳および発現時に請求の範囲第11〜21項のいずれかに記載のポリペ プチドのアミノ酸配列をコードする第1のヌクレオチド配列、該第1のヌクレオ チド配列とハイブリダイズする様に該第1のヌクレオチド配列と充分に関連して いるヌクレオチド配列、又は単一又は複数の塩基挿入、転位、除去又は置換を含 めての変異により該第1のヌクレオチド配列と関連した配列から成る配列を有す る合成オリゴヌクレオチドプローブ。 25.請求の範囲24に記載の合成オリゴヌクレオチドプローブから成る組成物 。 26.組換えミンアクチビン、精製天然ミンアクチビンおよびその断片を含有し てなる、ミンアクチビンに対して作成した抗体製剤。 27.ミンアクチビンのアミノ酸配列のコード配列としての作用を有するcDN A配列の作成方法であって、真核細胞からRNAを採り出し、それからmRNA を単離し、該mRNA配列に相補的な2木鎖DNA配列を合成し、該DNA配列 を自己複製クローニングベクター中へ挿入して組換えクローニングベクターを作 成し、このクローニングベクターで宿主細胞を形質転換し、挿入されたDNA配 列がミンアクチビンの全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそれらの組合わ せをコードする組換え宿主細胞を選択し、そして該形質転換宿主細胞のクローニ ングベクター中に含まれる挿入DNA配列を同定することから成る、前記方法。 28.ミンアクチビン又はミンアクチビンの生物学的又は免疫的活性を有する分 子をコードするcDNAを作成し、そして該分子を組換え宿主中で発現させる方 法であって、(a)適当な細胞系からのmRNAの単離、(b)そのmRNAか らのcDNAライブラリーの構築、(c)(b)からのcDNAライブラリーの 適当な宿主、例えばE.コリ又はバクテリオファージλ中でのクローニング、お よび(d)ミンアクチビン遺伝子の全部、1部、類縁体、相同体、誘導体又はそ の組合わせを含有するクローニング同定、から成る工程を含んで成る前記方法。 29.クローンを、 (a)ハイブリッド選択翻訳、 (b)化学的に合成したDNA配列プローブ、特に本発明の合成オリゴヌクレオ チドプローブから成るプローブヘのハイブリダイゼーション、 (c)誘発又は未誘発mRNAから合成した標識cDNAを使用しての分化ハイ ブリダイゼーション、 (d)ミンアクチビン又は他の免疫関連分子に対する抗体を使用してのcDNA 発現ライブラリーの免疫スクリーニング、および(または) (e)標識ウロキナーゼ又はウロキナーゼおよびウロキナーゼに対する抗体を使 用してのcDNA発現ライブラリーの生物学的活性についてのスクリーニング、 により同定する、請求の範囲第28項に記載の方法。 30.更にクローニングした遺伝子の拡張工程を含んで成る、請求の範囲第28 又は29項に記載の方法。 31.ミンアクチビン又はミンアクチビンの生物学的又は免疫的活性を有する分 子をコードするcDNAを作成し、そして該分子を組換え宿主中げ発現させる方 法であって、(A)ミンアクチビン生成および発現の刺激のための細胞系の誘発 、 (B)適当な細胞系からのmRNAの単離、(C)mRNAの生体外翻訳および ウロキナーゼとの複合体形成によるミンアクチビン翻訳生成物の免疫沈降、(D )(B)からのmRNAの分画およびミンアクチビン翻訳活性を有する画分の同 定、 (E)(B)および(D)からのmRNAからのcDNAライブラリーの構築、 (F)(E)からのcDNAライブラリーの適当な宿主、例えばE.コリ又はバ クテリオファージλ中へのクローニング、(G)(a)(C)を使用してのハイ ブリッド選択翻訳、(b)化学的に合成したDNA配列プローブ、特に本発明の 合成オリゴヌクレオチドプローブから成るプローブヘのハイブリダイゼーション 、 (c)誘発又は未誘発mRNAから合成した標識cDNAを使用しての分化ハイ ブリダイゼーション、 (d)ミンアクチビン又は他の免疫関連分子に対する抗体を使用してのcDNA 発現ライブラリーの免疫スクリーニング、および(または) (e)標識ウロキナーゼ又はウロキナーゼおよびウロキナーゼに対する抗体を使 用してのcDNA発現ライブラリーの生物学的活性についてのスクリーニング、 によるミンアクチビン遺伝子含有クローンの同定、(H)ミンアクチビン遺伝子 の部分配列、特に本発明の範囲内に開示されたオリゴヌクレオチド配列から得ら れたオリゴヌクレオチドプライマーを使用してのcDNAライブラリー作成によ るクローニングした遺伝子の拡張、 (I)ミンアクチビン遺伝子のヌクレオチド配列の決定、(J)E.コリ中での ミンアクチビン遺伝子の発現、(K)代替宿主、例えば真核細胞中でのクローニ ングによる生物学的に活性な組換えミンアクチビンの発現、および(又は)(L )組換えミンアクチビン精製およびその生物学的性質の臨床評価、 から成る工程を含有して成る、前記方法。 32.ベクターDNAと、請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のDNA配列 とを組合わせることから成る、請求の範囲第4〜7項のいずれかに記載の組換え DNA分子の製造方法。 33.ベクターDNAに更に発現制御配列を挿入する工程を含有して成る、請求 の範囲第32項に記載の方法34.請求の範囲第4〜7項のいずれかに記載の組 換えDNA分子を宿主中へ導入することから成る、宿主を形質転換する方法。 35.ミンアクチビンを均質となるまで精製し、次いでミンァクチビンに特有の アミノ酸配列を得ることから成る、精製ミンアクチビン由来のペプチドの製造方 法。 36.ミンアクチビンを均質となるまで精製し、次いでミンアクチビンに特有の アミノ酸配列を得ることから成る、精製ミンアクチビン由来のペプチドの製造方 法であって、(a)ミンアクチビン発現可能な細胞系を培養し、(b)上ずみ液 を採取し、 (c)培養上ずみ液をクロマトグラフィー又は電気泳動により分画し、 (d)ミンアクチビン活性含有画分を分析し、そして(又は)(e)ミンアクチ ビンに特有なアミノ酸配列を得る、ことから成る、前記方法。 37.(a)ミンアクチビンを生成する培養物又は細胞系を培養し、(b)ミン アクチビン含有上ずみ液を採取し、そして該培養上ずみ液を濃縮し、 (c)この上ずみ液を疏水性および(又は)イオン交換クロマトグラフィーによ り分画し、 (d)ミンアクチビン含有成分をゲルろ過クロマトグラフィーにより分画し、 (e)ミンアクチビン含有溶出物を等電集光し、そして(又は)(f)分配クロ マトグラフィーによりミンアクチビン活性含有画分を分画する、 ことから成る、請求の範囲第36項に記載の方法。 38.培養物がマクロファージ細胞系である、請求の範囲第36又は37項に記 載の方法。 39.血清の不在下に、そして(又は)ウロキナーゼ生成を禁止しあるいはミン アクチビンの構成的生成を誘発する様な1種又は複数種の物質の充分な量の存在 下に培養物を培養する、請求の範囲第36〜38項のいずれかに記載の方法。 40.該物質がデキサメタゾンである、請求の範囲第39項に記載の方法。 41.培養物をPMAの存在下に生育させる、請求の範囲第36〜40項のいず れかに記載の方法。 42.適当な膜孔サイズのろ過カートリッジを備えた中空繊維透析/濃縮装置を 使用して最初の濃縮工程を行う、請求の範囲第36〜41項のいずれかに記載の 方法。 43.疏水性および(又は)イオン交換クロマトグラフィーをフェニル−セファ ロースカラム上で行う、請求の範囲第36〜42項のいずれかに記載の方法。 44.溶出が段階的pH溶出である、請求の範囲第43項に記載の方法。 45.1mM EDTA(pH9.0)を含有する1Mグリシンでの等電集光ゲ ルからたん白質を溶出する、請求の範囲第36〜44項のいずれかに記載の方法 。 46.等電集光画分を抗体でブロービングしてミンアクチビンバンドを確認する 、請求の範囲第36〜45項のいずれかに記載の方法。 47.分配クロマトグラフィー工程がHPLCである、請求の範囲第36〜46 項のいずれかに記載の方法。 48.精製ミンアクチビンをエンドブロティナーゼLysCで消化する、請求の 範囲第36〜47項のいずれかに記載の方法。 49.生成したペプチドをHPLCにより分離する、請求の範囲第36〜48項 のいずれかに記載の方法。 50.非グリコシル化ミンアクチビンの製造方法であって、単球血統の細胞から のmRNAを使用してミンアクチビンの生合成の遺伝情報を得ること、こうして 得られた遺伝子を微生物中に導入すること、該微生物を選択培養して該ミンアク チビンを生成すること、および該ミンアクチビンを採取することから成る工程を 含有して成る前記方法。 51.ヒトミンアクチビンの免疫的又は生物学的活性を有するポリペプチドの製 造方法であって、ヒトミンアクチビンのアミノ酸配列をコードする配列としての 作用を有する第1のDNA配列、又は該DNAとハイブリダイズし、そして天然 合成又は半合成源を含めてのあらゆる原料源由来のDNA配列、又は単一の又は 複数の塩基置換、除去、挿入および転位を含めての変異により該第1のDNA配 列と関連したDNA配列、および前記のDNA配列およびインサートのいずれか のコドンの発現の際にコードされるポリペプチドと同様の免疫的又は生物学的活 性を有するポリペプチドを発現の際にコードするコドンの配列から成るDNA配 列を含有する組換えDNA分子で形質転換した宿主を培養し、そして該ポリペプ チドを採取することから成る前記方法。 52.精製ミンアクチビン由来のペプチド断片のアミノ酸配列を決定し、そして 相当するオリゴヌクレオチドを合成することから成る、請求の範囲24項に記載 の合成オリゴヌクレオチドプローブの作成方法。 53.適当に標識したミンアクチビン又はその断片を付与又は投与し、そして次 いで造影して標識体の濃度部位を測定することから成る、組織学的検体中の又は 生体内中の腫瘍の境界を確認決定する方法。 54.腫瘍による侵襲を阻止し、腫瘍を治療し、又はリウマチ性関節炎の様な慢 性炎症を治療する方法であって、上記の様な治療を必要とする患者に治療有効量 のミンアクチビン、適当に標識したミンアクチビン、ミンアクチビンの断片又は ミンアクチビンの標識断片を投与することから成る、前記方法。 55.ミンアクチビン又はミンアクチビンの断片に対して作成した抗体を使用し てヒト体液又は組織中のミンアクチビンを検出することから成る、慢性炎症をモ ニターする方法。 56.ミンアクチビンをコードするDNAの検出用の分析工程に請求の範囲第2 3項に記載の組成物を使用することから成る、ヒトの癌および炎症の状態又はそ の前徴兆候を検出する方法。
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