JPS6350186B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6350186B2
JPS6350186B2 JP58197171A JP19717183A JPS6350186B2 JP S6350186 B2 JPS6350186 B2 JP S6350186B2 JP 58197171 A JP58197171 A JP 58197171A JP 19717183 A JP19717183 A JP 19717183A JP S6350186 B2 JPS6350186 B2 JP S6350186B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
outer mold
rim
diameter
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58197171A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6087041A (ja
Inventor
Yoichi Sasajima
Hirohisa Ito
Hisami Betsusho
Yoshihiro Sakurada
Masaru Fujisaki
Nobuo Fujitaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP58197171A priority Critical patent/JPS6087041A/ja
Publication of JPS6087041A publication Critical patent/JPS6087041A/ja
Publication of JPS6350186B2 publication Critical patent/JPS6350186B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、連続繊維強化プラスチツク製リ
ム,いわゆるFRP製リムの製造方法、主とし自
動車用、二輪車用のFRP製リムの製造方法に関
するものである。
(ロ) 従来技術 自動車、二輪車の車輪リムは、従来から鋼、ア
ルミニウム、アルミニウム合金等の金属によつて
製作されている。
しかし、近年燃料費低減の観点から、従来の金
属製リムに代えて、これらをFRPによつて製作
したFRP製リムの関する提案が種々なされてい
る。FRP製リムには、短繊維を用いたものと、
長繊維を用いたものがある。
(ハ) 発明によつて解決しようとする問題点 短繊維を用いたFRP製リムは、成形が容易で
あるが、長繊維を用いたものに比べ強度、弾性率
が低いため、厚さを大にして強度、弾性率の低さ
を補う必要がある。そのため、重量が増大するの
で、FRPの軽量であるという特性が損われる欠
点がある。
逆に長繊維を用いたFRP製リムは、強度、弾
性率が高いため薄く形成することがき、リムとし
ての特性がすぐれているが、長繊維をリム形状に
沿わせることが容易でなく、成形が非常に難しい
問題がある。
また、短繊維を用いたFRP製リムの成形に、
分割された外型を用いる方法が種々提案されてい
るが、長繊維を用いるFRP製リムの成形におい
て単に分割された外型のみを使用した場合、その
分割部分に長繊維が噛み込み、繊維の巻き乱れや
切断を生じる原因となる。
(ニ) 問題点の解決手段 この発明は、上記の問題点を解決するために、
次のに示す装置を使用し、〜の工程を順に
実施するようにしたものである。なお、との
工程はいずれを先に実施しても差支えない。
リム成型用の内型、均一肉厚のリング状弾性
体でなり、かつ自然状態の内径が仕上がり状態
のリム外径より小さい第1外径、第1外型に嵌
合する複数に分割された第2外径、及び第2外
径の締付手段を使用する。
マトリツクス樹脂を含侵した補強繊維により
内型の外周に巻付け層を形成する。
巻付け層を内型の両側において切断する。
第1外型の径を拡大して巻付け層の外周に被
せる。
硬化反応に達しない加熱状態の下で第2外型
を嵌め、かつその締付手段により第2外型を介
して第1外型に外力を負荷する。
上記の外力を負荷した状態で加熱硬化させ
る。
(ホ) 実施例 第1図はこの発明に係る製造方法の実施に使用
する内型1と第1外型2を示している。図示の場
合、内型1は4組を回転軸3に挿通固定した4連
型の例を示している。回転軸3に挿通固定する内
型1の数は1組以上任意である。
1組の内型1は、左右一対の半割型1′,1′の
組合わせからなり、組合わされた状態において、
内型1はその外周面の中央にドロツプセンター部
4、その両側に一段高いビードシート部5,更に
その両側に一段高いフランジ部6が形成されたも
のである。内型1相互間は所要の間隔aをおいて
回転軸3に固定され、また両側補助巻型77を同
様の間隔b,bをおいて固定する。
補助巻型7は外側面に一段小径となつた突出部
8を有し、その段部に補強繊維9を係合し、巻付
け方向を変えることがきるよになつている。
第1外型2は、ゴムのような弾性体を均一肉厚
のリング状に形成したものであり、その内周面は
前記の内型1に適合する形状に形成されている。
また、第1外型2の内径は、その自然状態におい
て仕上がり状態のリム外径より幾分小さくなるよ
う形成されている。
また、第2外型10は、第2図及び第3図に示
すように、軸方向に複数に分割され、その内周面
は第1外型2に適合する形状をなしている。また
その外周面はテーパ面になつており、その外周面
に締付手段としての外リング11がテーパ嵌合す
る。この外リング11が第2外型10を介して第
1外型2に外力を負荷する。
上記の内型1、第1、第2外型2,10及び外
リング11を用いてリムを製造する工程は次のと
おりである。
まず、上述のように軸3に固定した内型1の外
周にマトリツクス樹脂を含浸させた補強繊維9を
所要の巻付け角をもつて巻付ける。この場合、内
型1の相互間隔a、及び内型1と補助巻型7相互
の間隔bに頓着無く、各組の内型1にわたりその
形状に沿つて一体に巻付け、所要厚さの巻付け層
12を形成する。巻付け層12を形成したのち実
施する工程は、次の二通りの方法があり、そのい
ずれの方法によつてもよい。
その第一の方法は、前述のように補強繊維9を
巻付けた状態のまゝ第1外型2を嵌める方法であ
る。第1外型2は、適宜な治具や工具によつてそ
の径を拡大することにより各組の内型1ごとに嵌
められ、その後外力を除去することにより巻付け
層12の周りに収縮される。第1外型2の内径は
リムり仕上り径より幾分小さく形成されているの
で、その分だけ巻付け層12に収縮力を及ぼす。
このようにして各組の内型1ごとに第1外型2を
嵌め終えた状態では、補強繊維9が内外の型1,
2間に強く押し込まれる結果、各組の型1,2間
において補強繊維9の緊張が高まつた状態にあ
る。
そこで、各間隔a,bの部分において補強繊維
9を切断してその拘束を無くする。補強繊維9は
その拘束から解放されると内外の型1,2間に沿
つて弛緩するため、各型1,2間のアールR形状
に概略沿つた所要の形状が形成される。
また、第二の方法に、上記とは順序を逆にして
補強繊維9を各間隔a,bの部分において先に切
断したのち第1外型2を被せる方法である。
上記の第一、第二の方法のいずれによつても内
外の型1,2間に概略所要のリム型形状が形成さ
れる。
このようにして、第1外型2を被せるとともに
補強繊維9の切断を終了すると、内型1を巻付け
層12、第1外型2と一体に軸3から個々に外
し、外した状態で加熱する。
加熱による硬化反応が生じる前は、樹脂が常温
状態よりも軟化するので、その状態にある間に、
第2図に示すように、第1外型2の周りに第2外
型10を被せ、更にその外周に外リング11を嵌
め、油圧プレス等により強く押込み、第2外型1
0を介して第1外型2に外力を負荷し、軟化状態
にある巻付け層12を加圧する。
このようにして型締めを終了したのち加熱によ
る硬化反応を生ぜしめ、その後内型1、外リング
11、第2外型10、第1外型2を外すと、第4
図に示すFRP製リムAを得ることがきる。
なお、この発明において使用される補強繊維と
しては、炭素繊維、ガラス繊維、ケブラー(米国
デユポン社の商品名)繊維等があり、またマトリ
ツクス樹脂としてはエポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂、フエノール樹脂等の熱硬化性樹脂がある。
(ヘ) 効 果 以上のように、この発明によれば、マトリツク
ス樹脂を含浸した補強繊維の巻付け層を、硬下反
応に達しない加熱下で、第1外型の弾力及び第2
外型の締付手段による外力により加圧するもので
あるから巻付け層の繊維を所要のアール形状に正
して沿わせることができる。したがつて、連続繊
維を使用するものであるにもかかわらず成形精度
の良いFRP製リムを得ることができる。
また、巻付け層に接する第1外型としてゴムの
ような弾性体を用いることにより、繊維のかみ込
みによる乱れや切断を防止することができるが、
その弾性だけでは締付力が不足する。
このため、分割型でなる第2外型をその周りに
嵌め、この第2外径を介して十分な締付力を加え
るようにしたものである。このため、両方の外型
の利点があいまつて、繊維のかみ込みがなく、か
つ十分高い圧力を負荷することができる。
更に、実施例に示したように、内型を複数個配
列し、これに補強繊維を共通に巻付ける方法によ
ると、量産ができるとともに、巻付け端部での材
料のロスが少ない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は製造過程の正面図、第2図は製造過程
の断面図、第3図は第2図の平面図、第4図は完
成品の断面図である。 1…内型、2…第1外型、3…軸、9…補強繊
維、10…第2外型、11…外リング、12…巻
付け層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リム成形用の内型、均一肉厚のリング状弾性
    体でなりかつ自然状態の内径が仕上がり状態のリ
    ム外径より小さい第1外型、第1外型に嵌合する
    複数に分割された第2外型及び第2外型の締付手
    段を使用し、マトリツクス樹脂を含浸した補強繊
    維により内型の外周に巻付け層を形成したのち、
    その巻付け層を内型の両側において切断する工程
    と、第1外型の径を拡大して巻付け層の外周に被
    せる工程のいずれか一方を先に行なつて両工程を
    実施し、その後硬化反応に達しない加熱状態の下
    で第1外型の周りに第2外型を嵌め、かつその締
    付手段により第2外型を介して第1外型に外力を
    負荷し、その状態で加熱硬化させることを特徴と
    する連続繊維強化プラスチツク製リムの製造方
    法。 2 上記内型を所要の間隔をおいて複数個配列
    し、その状態で各内型に補強繊維を共通に巻付け
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の連続繊維強化プラスチツク製リムの製造方法。
JP58197171A 1983-10-19 1983-10-19 連続繊維強化プラスチツクス製リムの製造方法 Granted JPS6087041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58197171A JPS6087041A (ja) 1983-10-19 1983-10-19 連続繊維強化プラスチツクス製リムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58197171A JPS6087041A (ja) 1983-10-19 1983-10-19 連続繊維強化プラスチツクス製リムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6087041A JPS6087041A (ja) 1985-05-16
JPS6350186B2 true JPS6350186B2 (ja) 1988-10-07

Family

ID=16369970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58197171A Granted JPS6087041A (ja) 1983-10-19 1983-10-19 連続繊維強化プラスチツクス製リムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6087041A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6087041A (ja) 1985-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI603863B (zh) 機器加工的車輛用強化纖維輪圈及製作該輪圈的方法
JPS60209305A (ja) 空気入りタイヤ及びその製法
WO1993001930A1 (en) A vehicle wheel and a method of fabricating same
KR950702903A (ko) 구조적 및 다른 요소, 및 그 제조방법(structural and other components, method of manufacture)
JPS6350186B2 (ja)
JPS6350187B2 (ja)
JPS63115728A (ja) ステアリングホイ−ル芯材の製造方法
JPS6050069A (ja) ステアリングホイ−ル
JPS59206201A (ja) 連続繊維強化プラスチツク製リムの製造方法
JPS6138021B2 (ja)
JPH0353121B2 (ja)
JPS5939297B2 (ja) ホイ−ルの製造方法
JPS60222236A (ja) ステアリングホイ−ルの製造方法
JPS60222235A (ja) ステアリングホイ−ルの製造方法
JPS6237135A (ja) 繊維強化プラスチツクス製リムの製造方法
JPS61163835A (ja) 繊維強化樹脂製フレ−ム構造体の製造方法
JPH0154185B2 (ja)
JPH10203101A (ja) ホイール
JP4023755B2 (ja) 圧力容器用補強部材の製造方法
JPH068002U (ja) 自転車用リム
JP3135074B2 (ja) 穂先竿とその製造方法
JPH0214961Y2 (ja)
JP2000190853A (ja) ステアリングホイ―ル
JPS6161836A (ja) 繊維強化ステアリングホイ−ルの製造方法
JPS61283536A (ja) ステアリングホイ−ル芯材の成形方法