JPS6348628Y2 - - Google Patents

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JPS6348628Y2
JPS6348628Y2 JP1982201113U JP20111382U JPS6348628Y2 JP S6348628 Y2 JPS6348628 Y2 JP S6348628Y2 JP 1982201113 U JP1982201113 U JP 1982201113U JP 20111382 U JP20111382 U JP 20111382U JP S6348628 Y2 JPS6348628 Y2 JP S6348628Y2
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JP
Japan
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jib
boom
pin
rotating shaft
folding
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブームヘツドに装着されるジブをブー
ムに沿わせて折たたんだ状態で格納し得るように
した折たたみジブ付きブームに関するものであ
る。
従来のこの種の折たたみジブ付きブーム(主と
してトラツククレーンに搭載される)において
は、ジブをその使用位置と格納位置の間で操作す
る方法として、作業現場の余裕スペース(側方又
は上方の余裕スペース)に応じてジブを側方に振
り回す横振り出し方法とジブを下方に回動させる
下振り出し方法とが知られているが、従来の折た
たみジブ付きブームの中には単一機種でジブ横振
り出しとジブ下振り出しを選択して操作し得るよ
うにしたものはなく、その機種に適した作業現場
でしか使用することができなかつた。
本出願人は、単一機種で作業現場の余裕スペー
スに応じてジブ横振り出し操作とジブ下振り出し
操作とを選択して行えるようにした折たたみジブ
付きブームにおけるジブ操作方法を開発して既に
特許出願(特願昭57−183505号)している。即
ち、この既出願の折たたみジブ付きブームは、作
業現場において側方に十分な余裕スペースがある
場合にはジブ横振り出しで操作し、又側方に十分
な余裕スペースがなく上方に十分な余裕スペース
がある場合にはジブ下振り出しで操作し得るよう
に構成されている。ところが、ジブ下振り出し操
作時においては、ジブの振り出しは第1図に示す
ようにブーム61を所定角度だけ立起した状態で
行わなければならないため、この既出願の折たた
みジブ付きブームでは、ブームヘツド側部70a
に枢着されているジブ取付用基枠63の枢軸中心
線Pがかなり傾斜することとなり、この状態で該
基枠63及びジブ62を枢軸中心線Pを軸中心と
して鎖線63′,62′で示す如くブームヘツド前
面側に回動させる際に該基枠63を斜め上方に向
けて回動させなければならず、かなり大きな操作
力が必要となつていた。
本考案は、従来の折たたみジブ付きブームの問
題点に鑑みて単一機種でジブ横振り出しとジブ下
振り出しが行えるようにするとともに、上記した
本出願人の既出願(特願昭57−183505号)に係る
折たたみジブ付きブームの問題点に鑑みてジブの
横振り出し時及び下振り出し時ともにその操作を
軽快且つスムーズに行うことができるようにした
折たたみジブ付きブームを提供することを目的と
してなされたものであつて、本考案は、ジブをブ
ームヘツドに装着又はブーム側方に格納するにあ
たり、前記ジブをそのまま側方に振り回す横振り
出しかあるいは前記ジブを一旦下方へ振り下げた
後に装着位置又は格納位置まで回動させる下振り
出しかのいずれかの方法により前記ジブを前記ブ
ームの側方から前方に至るまでの約180゜の角度範
囲だけ回動させ得る如くした折たたみジブ付きブ
ームにおいて、前記ブームヘツドの側部の上部寄
りに軸線を水平方向に向けた回転軸を取付ける一
方、前記ジブの基端を、該ジブの吊下げ状態にお
いて該ジブを鉛直軸の回りで回動可能ならしめる
連結部材を介して前記回転軸と連結するととも
に、先端部をジブの先端部適所に連結したジブ支
持用バーの基端部を前記ブームヘツドの側部の上
部寄りに係脱自在に連結可能とし、さらに該バー
基端部をブームヘツド側部の上部寄りに連結した
状態において当該連結部を中心にして前記ジブ支
持用バーを前記ジブとともに横振り出し可能に構
成していることを特徴とするものである。
以下、第2図ないし第10図に示す実施例を参
照して本考案の折たたみジブ付きブームを説明す
ると、第2図ないし第6図に示す実施例の折たた
みジブ付きブームは、基端ブーム7と中間ブーム
8と先端ブーム9とを有する伸縮式のブーム1の
ブームヘツド10の側部10aにロツドタイプの
ジブ2の基端2a側を横方向及び縦方向に回動自
在となる如く枢着して構成されている。
ジブ2の基端2aには、その左右両端部にそれ
ぞれ縦向きブラケツト13,13が形成されてい
て、該各ブラケツト13,13にジブ基端2aと
ブームヘツド側部10a側の回転軸20(後に詳
述)との間を連結するための連結部材21,21
の一端が枢着されている。この連結部材21に
は、一端に横向きブラケツト22が、他端に縦向
きブラケツト23がそれぞれ形成されており、該
連結部材側縦向きブラケツト23とジブ基端側縦
向きブラケツト13とをピン14,14で枢着さ
せている。
先端ブーム9の先端に設けたブームヘツド10
には上部シーブ11と前面シーブ12が取付けら
れている。
ブームヘツド10の各側部10a,10aに
は、その各下部寄りの対向位置にそれぞれジブ基
端2a側に枢着された連結部材21,21を枢着
するための枢支部A,Aが設けられている。
この各枢支部A,Aは、ブームヘツド側部10
aに対して外筒19を水平方向外方に向けて固定
するとともに該外筒19内に回転軸20を水平軸
Q−Qの回りで回転自在に装着して構成されてい
る。両枢支部A,Aの両回転軸20,20は第4
図に示す如くブームヘツド10の内部(ブームヘ
ツド両側部10a,10a間)に設けられるシー
ブ25を支持するための支軸26の両端にそれぞ
れ固定されており、その各軸線Q−Qが同一線上
にあるようにされている。尚、この各回転軸2
0,20は支軸26に対してその一方(第4図に
おける右側の回転軸20)が溶接(符号44)に
よつて固定され、他方がピン止め(符号45)に
よつて固定されていて、それぞれ外筒19から抜
け出さないようにされている。
回転軸20の外側端部には前記連結部材21の
横向きブラケツト22(反ジブ枢着側ブラケツ
ト)を枢着するためのブラケツト24が形成され
ており、該回転軸側ブラケツト24と連結部材側
横向きブラケツト22とをピン15で連結、分離
自在に枢着させている。尚、回転軸20,20と
ジブ2に枢着された連結部材21,21とは、ジ
ブ不使用時(ブーム1のみで作業をする場合)に
はその両側を分離させておき、又ジブ2の振り出
し作業時及び格納作業時にはその一方のみを枢着
させておき、更にジブ2の使用時にはその両側を
枢着させる。
ブームヘツド10の各側部10a,10aにお
ける枢支部A,Aの上方位置には、それぞれその
対向位置にジブ支持用バー4,4の基端4a側を
支持するためのブラケツト16,16が形成され
ている。尚、この各ブラケツト16,16と前記
各回転軸20,20のブラケツト24,24とは
それぞれ上下方向に同軸状になり得る状態で設置
されている。
ジブ支持用バー4は、左右に1本づつ使用され
ていて、その各バー基端4a,4aをブームヘツ
ド側部10a,10aに形成したブラケツト1
6,16に枢着するとともに各バー先端4b,4
bをジブ2の先端2b寄りに枢着することにより
ジブ2をその使用状態で支持するように作用す
る。このジブ支持用バー4の中間部には伸縮式の
長さ調節部材51が設けられている。この長さ調
節部材51は、長尺ケース52内に棒状スライダ
ー53を挿入し、該長尺ケース52と棒状スライ
ダー53を相互に所定長さだけ重合させた状態で
その両部材52,53をピン54で固定し得るよ
うにして構成されている。又このジブ支持用バー
4は、最収縮状態(ジブ格納時)、第1中間伸長
状態(ジブ張り出し状態)、第2中間伸長状態
(ジブ5゜チルト時)、最伸張状態(ジブ30゜チルト
時)の4段階に伸縮し得るようになつている。
尚、このジブ支持用バー4,4は、ジブ2の格納
状態(第2図の実線図示状態)ではバー基端4
a,4aをブームヘツド側部10aのブラケツト
16から分離させてジブ2の基端2a寄り上部に
固定しておく。
ブームヘツド側部10aと回転軸20の間に
は、ジブ横振り出し操作が行われるブーム倒伏状
態及びジブ下振り出し操作が行われるブーム立起
し状態のいずれの状態においても前記連結部材2
1の回転軸枢着側ブラケツト部(横向きブラケツ
ト部)22を水平姿勢に維持するための水平姿勢
保持手段30が設けられている。第3図ないし第
6図に示す実施例の水平姿勢保持手段30は、ブ
ームヘツド側部10aに設けられた外筒19の内
面に所定角度範囲で円弧状の切欠溝31を形成す
る一方、回転軸20の外面に該切欠溝31内に嵌
合する突起32を形成して該突起32を該切欠溝
31の範囲内で弧回動し得るようにしている。
尚、この実施例では、切欠溝31は約75゜の角度
範囲で、又突起32は約15゜の角度範囲でそれぞ
れ形成されていて、回転軸20と外筒19とは約
60゜の角度範囲だけ相互に回動し得るようにして
いる。そして、ジブ横振り出し操作時におけるブ
ーム倒伏状態(ブーム水平状態)では第5図に示
すように回転軸20の突起32が外筒19内面の
切欠溝31の一端(図示の場合では上端)31a
に当接し、他方、ジブ下振り出し操作時における
ブーム立起し状態(ブーム立起し角度約60゜)で
は第6図に示すように該突起32が該切欠溝31
の他端(下端)31bに当接し得るようになつて
いる。しかもブーム倒伏状態及びブーム立起し状
態のいずれの状態においても回転軸20のブラケ
ツト24が水平方向に向くようになつており、従
つて連結部材21の回転軸枢着側ブラケツト部2
2も水平姿勢が維持されるようになつている。
外筒19と回転軸20の間には、突起32を切
欠溝31の各端31a,31bにそれぞれ当接さ
せた状態で該外筒19と回転軸20とを相互に固
定するための固定手段が設けられている。即ち、
外筒19には中心方向に向けてピンガイド穴33
が設けられ、他方回転軸20には突起32が切欠
溝31のそれぞれの端部31a,31bに当接し
たときにそれぞれ外筒側ピンガイド穴33と同心
状に連通する2つのピン挿通穴34,35が形成
されている。そして該外筒側ピンガイド穴33と
各回転軸側ピン挿通穴34又は35のうちのいず
れか一方に択一的にピン36を挿通することによ
り、外筒19と回転軸20とを2通りの角度位置
でそれぞれ固定し得るようになつている。尚外筒
側ピンガイド穴33と回転軸側ピン挿通穴34又
は35に挿通されるピン36は、この実施例では
後述するように自動式に挿入又は抜き出しせしめ
られるようになつている。
ジブ格納時においては、前記ジブ2は基端ブー
ム7の側面に設けた前後2つのジブ支持台27,
27によつて支持されるようになつている。即
ち、ジブ2の側辺部にはジブ支持台27,27に
対してそれぞれその前側から後側に移動せしめら
れることによつて係合せしめられる係合部材2
8,28が形成されていて、ジブ2を基端ブーム
7の側部に沿わせた状態で、ブーム1を収縮させ
ることによつて該各係合部材28,28がそれぞ
れジブ支持台27,27に係合するようになつて
いる。尚ブーム1を伸張させれば各係合部材2
8,28が各ジブ支持台27,27から外れてジ
ブ2の横振り出し及び下振り出し操作が可能とな
る。
ジブ2の側辺部の基端側寄り部分と基端ブーム
7の側部との間には、ジブ下振り出し操作時にお
いて、ブーム1の伸長操作時にジブ2の係合部材
28がジブ支持台27から抜け出した際にジブ2
が急激に下方に旋回するのを防止するための装置
が設けられている。即ち、基端ブーム7の側部先
端寄りには先側に向けて下降傾斜する傾斜ガイド
板37が設けられ、他方ジブ2の側辺部にはジブ
格納状態において傾斜ガイド板37の最上部に載
置されるローラ38が取付けられていて、第7図
に示すようにブーム1が伸長せしめられる(ジブ
2もブームヘツド10とともに前進せしめられ
る)のに伴つてローラ38が傾斜ガイド板37の
上面にガイドされて徐々に下動せしめられるよう
になつている。又、ローラ38はジブ2の重心よ
りかなりジブ基端2a寄りに取付けられていて、
第7図及び第8図に示すジブ下振り出し時におい
て係合部材28,28がジブ支持台27,27か
ら外れた際にジブ2がその自重によつてローラ3
8を中心として鎖線2′(第7図)で示すように
右回転方向に回動せしめられるようになつてい
る。
前記した外筒19と回転軸20とを相互に固定
するためのピン36はブーム1の伸長、収縮に伴
つて前記回転軸側ピン挿通穴34,35に対して
自動的に挿入又は抜き出しされるようになつてい
るが、このピン36は外筒19のピンガイド穴3
3の外側を囲うようにして外筒19外面に固定さ
れたガイド筒39内にバネ40によつて下方に付
勢された状態で収容されている。尚、ガイド筒3
9はブーム伸縮方向に対して直交方向の上向きに
突出形成されている。又該ピン36の上端はガイ
ド筒39の上面39aよりさらに若干高さだけ上
方に突出せしめられていて、該ピン36の上端に
は細長片状の操作片41がピン36に対して直交
方向に向けた状態で固定されている。又、このピ
ン36は、操作片41を引き上げた状態(第4図
ないし第6図において実線41で示す状態)では
バネ40に抗して上動せしめられて回転軸20側
のピン挿通穴34又は35から抜け出し、操作片
41への引き上げ操作を解除すればバネ40によ
つて下方に付勢せしめられて該回転軸側ピン挿通
穴34又は35に挿入せしめられるようになつて
いる。尚、ピン36及び操作片41はガイド筒3
9に対して回動自在とされている。他方、基端ブ
ーム7の側面には、先側に2本の平行な細長角棒
状の突出片43,43を有するフオーク状の操作
部材42が固定されている。この2本の突出片4
3,43間の間隔Sは、ピン36の上端に設けた
操作片41の長さLより小さく該操作片41の幅
Wより大きくされている。又該各突出片43,4
3の先端はクサビ状の下降傾斜面43a,43a
となつており、ブーム1が最収縮状態近くまで収
縮した際に該下降傾斜面43a,43aが操作片
41の下面に衝合して該操作片41及びピン36
を上動せしめ得るようになつている。尚、操作片
41を突出片43,43と平行方向に向けた状態
では、該操作片41は両突出片43,43間の隙
間S内に収容されるようになつており、ブーム1
が最収縮した状態であつてもピン36は上動せし
められることはない。
尚、上記実施例では、外筒19と回転軸20と
の間に介在せしめられるピン36はブーム9の伸
縮作用と連動して操作部材42によつて自動的に
挿入、抜き出しが行われるようになつているが、
他の実施例では、該ピン36はブーム1を倒して
人手によつて挿入又は抜き出し操作するようにす
ることができる。又、他の実施例では外筒19と
回転軸20との間を他の方法(例えば回転軸20
の突起32及び外筒19内面の切欠溝31を2〜
3箇所づつ設ける)で補強することにより、該ピ
ン36及び回転軸20側のピン挿通穴34,35
を省略することも可能である。
又、連結部材21の回転軸枢着側ブラケツト部
22を水平姿勢に維持するための姿勢保持手段3
0は、この実施例では外筒19と回転軸20との
間に形成されている(切欠溝31と突起32)
が、他の実施例ではブームヘツド側部10aと連
結部材21との間に適宜の構造のものを備えてそ
れで代用することもできる。
次に第2図ないし第6図に示す折たたみジブ付
きブームにおけるジブ操作方法を第7図ないし第
10図を併用して説明すると、まずジブ横振り出
し方法では、第2図に示すようにジブ基端2aに
枢着された一方(ブーム1に近い側)の連結部材
21の横向きブラケツト部22と回転軸20側の
ブラケツト24とをピン15で枢着し、さらにブ
ーム1に近い側のジブ支持用バー4の基端4aを
鎖線4a′で示す如くブームヘツド側部10aに設
けたブラケツト16にピン17で枢着しておく。
尚、ジブ横振り出し操作時にはピン36上端の操
作片41は突出片43,43と平行に向けてお
き、又ピン36は回転軸20のブラケツト24が
ブーム1の長さ方向に向く姿勢で維持される如く
該回転軸20の一方のピン挿通穴34内に挿通さ
せておく。そしてブーム1を水平方向に向けた状
態で先端ブーム9を基端ブーム7に対して若干長
さだけ伸長させて係合部材28,28をジブ支持
台27,27から外しておき、その状態で前記
上、下のピン17,15を軸としてジブ2を鎖線
2′及び3″で示すように手動で横方向に約180゜だ
け回動させ、続いてジブ基端2aの非枢着側連結
部材21の横向きブラケツト部22とブームヘツ
ド10の非枢着側回転軸20のブラケツト24と
をピン15で枢着するとともにもう一方のジブ支
持用バー4の基端4aをブームヘツド10の非枢
着側ブラケツト16とをピン17で枢着すればジ
ブ2はブームヘツド10の前部の使用位置に装着
される。尚、ワイヤーロープ5は符号5′で示す
ようにブームヘツド10の上部に設けられたシー
ブ11からジブ先端2bに設けられたシーブ18
に直接巻掛けされる。ジブ2を使用位置から格納
する際には前記振り出し操作とは逆順序で行えば
よい。
ジブ2を下振り出し方法によつて操作する場合
は、まず第2図に示すジブ格納状態においてピン
36用の操作片41を突出片43,43に対して
直交方向に向けて該突出片43,43の上面に架
装させておき(この状態ではピン36は回転軸側
ピン挿通穴34及び35から抜き出されている)、
次に第7図に示すようにブーム1を約角度60゜だ
け立起す。続いて先端ブーム9を基端ブーム7に
対して若干長さだけ伸長させると係合部材28,
28がジブ支持台27,27から外れるとともに
ジブ2側のローラ38がガイド板37上に載置さ
れた状態で該ジブ2がローラ38を中心として鎖
線2′(第7図)で示すように右回転方向に回動
し、そのときジブ2と連結部材21とがピン14
を中心として相互に山形に屈曲せしめられる。そ
して先端ブーム9をさらに伸長させるとローラ3
8がガイド板37から外れるまで(第8図に示す
状態まで)はジブ2は該ローラ38がガイド板3
7にガイドされることによつてゆつくりと回動す
るとともに、ジブ2と連結部材21とがさらに大
きく屈曲(両者間の屈曲角度が小さくなる)し、
連結部材21と回転軸20とが第6図に示すよう
に該回転軸20の突起32が外筒19内面の切欠
溝31の下端31b側に当接するまで回動せしめ
られる。尚、この状態では連結部材21の横向き
ブラケツト部22及び回転軸20のブラケツト2
4は水平方向に向けられていて、外筒19側のピ
ンガイド穴33と回転軸20の他方のピン挿通穴
35とが直線状に連通し(第6図参照)、他方ピ
ン36はブーム1が伸長せしめられることにより
操作片41が突出片43,43の前方に外れてバ
ネ40によつて回転軸中心方向に付勢されるよう
になり、該ピン36が自動的に前記ピン挿通穴3
5内に挿入されて外筒19と回転軸20との相対
回動が規制されるようになる。次に第8図の状態
からブーム1をさらに伸長せしめると、ローラ3
8がガイド板37から外れて第9図に示すように
ジブ2が鉛直方向に向いた状態で吊下げられる。
そして第9図に示すジブ吊下げ状態から該ジブ2
を連結部材21の横向きブラケツト部22と回転
軸20のブラケツト24との枢支部を中心として
手動で角度約180゜だけ鉛直軸回りに回動させる。
そして次にワイヤーロープ5の先端5aを鎖線5
a′(第9図)で示すようにジブ先端2b側に掛止
して該ワイヤーロープ5をウインチ装置(図示省
略)で巻き上げるとともに人手を添えてジブ2を
立起すのと併行してブーム1を倒伏させ、さらに
ブームヘツド側部10aの非枢着側回転軸20の
ブラケツト24と非枢着側連結部材21の横向き
ブラケツト部22とをピン15(第2図)で枢着
するとともに、各ジブ支持用バー4,4の基端4
a,4aをそれぞれブームヘツド両側部10a,
10aの各ブラケツト16,16にピン17,1
7で枢着し、さらにジブ支持用バー4,4を所定
の長さにセツトしてジブ2のチルト角を所定角度
に設定すれば、ジブ2を第10図に示すような使
用位置にセツトすることができる。又、使用位置
に装着したジブ2を格納する場合には、上記した
下振り出し操作とは逆順序で操作すればよい。
続いて本考案の効果を説明すると、本考案の折
たたみジブ付きブームは次のような効果がある。
(1) ジブ2を横振り出しかあるいは下振り出しか
のいずれかを選択して装着又は格納し得るよう
にしているので、作業現場の状況に応じて、例
えばジブの側方に十分な余裕スペースがある場
合にはジブ横振り出し方法を採用し逆にジブの
側方に余裕スペースがなく上方に十分な余裕ス
ペースがある場合にはジブ下振り出し方法を採
用することができ、この種の折たたみジブ付き
ブームを使用したトラツククレーン等の機器の
使用可能範囲を従来より拡大し得る。
(2) ブームヘツド10の側部10aに軸線Q−Q
を水平方向に向けた回転軸を取付ける一方、ジ
ブ2の基端2aを、該ジブ2の吊下げ状態にお
いて該ジブ2を鉛直軸の回りで回動可能ならし
める連結部材21を介して前記回転軸20と連
結しているのでジブ下振り出し操作時にジブ2
をブームヘツド10の前面側に回動させる操作
が軽操作力でしかも簡単に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本出願人の既出願に係る折たたみジブ
付きブームにおける下振り出し時の作用説明図、
第2図は本考案の実施例にかかる折たたみジブ付
きブームの斜視図、第3図は第2図の折たたみジ
ブ付きブームにおけるジブ枢着部分の拡大分解斜
視図、第4図は第2図のジブ枢着部分の縦断面
図、第5図は第4図の−断面図、第6図は第
5図の状態からブームが立設されたときの断面
図、第7図ないし第10図はそれぞれ第2図の折
たたみジブ付きブームの下振り出し時の作用説明
図である。 1……ブーム、2……ジブ、2a……ジブ基
端、10……ブーム先端、10a……ブーム先端
側部、19……外筒、20……回転軸、21……
連結部材、22……横向きブラケツト部、23…
…縦向きブラケツト部、30……水平姿勢保持手
段、31……切欠溝、32……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ジブ2をブームヘツド10に装着又はブーム側
    方に格納するにあたり、前記ジブ2をそのまま側
    方に振り回す横振り出しかあるいは前記ジブ2を
    一旦下方へ振り下げた後に装着位置又は格納位置
    まで回動させる下振り出しかのいずれかの方法に
    より前記ジブ2を前記ブーム1の側方から前方に
    至るまでの約180゜の角度範囲だけ回動させ得る如
    くした折たたみジブ付きブームであつて、前記ブ
    ームヘツド10の側部10aの下部寄りに軸線Q
    −Qを水平方向に向けた回転軸20を取付ける一
    方、前記ジブ2の基端2aを、該ジブ2の吊り下
    げ状態において該ジブ2を鉛直軸の回りで回動可
    能ならしめる連結部材21を介して前記回転軸2
    0と連結するとともに、先端部4bをジブ2の先
    端部適所に連結したジブ支持用バー4の基端部4
    aを前記ブームヘツド10の側部10aの上部寄
    りに係脱自在に連結可能とし、さらに該バー基端
    部4aをブームヘツド側部10aの上部寄りに連
    結した状態において当該連結部を中心にして前記
    ジブ支持用バー4を前記ジブ2とともに横振り出
    し可能に構成していることを特徴とする折たたみ
    ジブ付きブーム。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177891A (ja) * 1982-04-13 1983-10-18 株式会社神戸製鋼所 ホイール式クレーンにおける継ぎ足しジブの張出し、格納装置
JPS5974894A (ja) * 1982-10-16 1984-04-27 株式会社タダノ 折りたたみジブ付きブーム

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5974894A (ja) * 1982-10-16 1984-04-27 株式会社タダノ 折りたたみジブ付きブーム

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