JPS6348215Y2 - - Google Patents

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JPS6348215Y2
JPS6348215Y2 JP3583184U JP3583184U JPS6348215Y2 JP S6348215 Y2 JPS6348215 Y2 JP S6348215Y2 JP 3583184 U JP3583184 U JP 3583184U JP 3583184 U JP3583184 U JP 3583184U JP S6348215 Y2 JPS6348215 Y2 JP S6348215Y2
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JP
Japan
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finger
chopsticks
thumb
fitting groove
ring finger
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JP3583184U
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JPS60146472U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、箸を使用して食事をする場合に箸を
正しく持つて容易に動かせる箸の持ち方矯正具に
関する。
(従来の技術) 本来、右手を使用して食事をする時の正しい箸
の持ち方は、親指と人差指で2本の箸をはさみ、
かつ親指と人差指と中指の先の部分で一方の箸を
はさみ、もう一方の箸を薬指の先の部分で固定
し、親指と人差指と中指ではさんだ箸を動かして
物をつかむというのが正しい持ち方として幼児期
より指導され、また、躾のうちでも特に厳しく教
え込まれていたが、近年、学校給食や町中での外
食、親と子供との食事時間の食い違い等、親と子
供がいつしよに食事する事が少なくなり、また、
箸を使わないですむ食事があり、躾がゆるみ勝ち
な昨今では正しい箸の持ち方が出来ない者が多く
小学校ではその生徒の約半数がいわゆる逆箸とか
にぎり箸とかで呼称される持ち方で食事の時に正
しく箸を持てないという状況にある。また、親の
中にも正しい箸の持ち方が出来ない者も居り、正
しい箸の持ち方の指導が出来ないという現状であ
る。
従来、正しい箸の持ち方が出来る矯正具として
は、例えば、一方の箸に三日月の指添えを形成
し、それに人差指を添え、また、もう一方の箸の
中程に小形の輪を形成しそれに薬指を通して前記
正しい箸の持ち方をさせるものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来の矯正具は、ある程度
正しい箸の持ち方に近い持ち方の出来る者には有
効に使用出来るが、いわゆるにぎり箸等、2本の
箸を独立してそれぞれの位置に支え持つことの出
来ない者にはその使用は困難で、ついにぎり箸に
戻つたり、薬指の部分が自由なため箸を落したり
してなかなか矯正が進まないという問題点があつ
た。また、箸に突出物があるために従来の箸箱等
に収納出来ないし常にその箸を準備しておかなけ
ればならないという問題点があつた。
本考案は、かかる従来の問題点を解消せんとな
されたもので、その目的とするところは、にぎり
箸などしか出来ない者でも一人で簡単に正しい箸
の持ち方になるように自然に手の形が保持されて
一般の箸ならどれでも使用出来、かつ左ききの者
でも簡単に右手で正しく箸を持つことができる矯
正具を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 即ち、この目的を達成するために、本考案の箸
の持ち方矯正具は、手でグリツプされる把持部
と;把持部の下部と連結され、かつ把持部を手で
グリツプしたとき薬指と小指の甲側に当接して両
指の動きを規制する薬指・小指固定部と;からな
る矯正具であつて、前記把持部はその上部が先細
り状に形成され、かつ同把持部には、把持部上端
を、手で把持部をグリツプした状態の手のひら側
から見て手前側に略水平に折曲させて親指係止部
を形成すると共に同親指係止部の下方に横方向に
伸ばした親指を嵌着させる親指嵌着溝を形成し、
さらに前記把持部の前記薬指・小指固定部と対向
する側に下から順に小指嵌着溝と薬指嵌着溝と中
指嵌着溝とを形成した構成とした。
(作用) 本考案の箸の持ち方矯正具では、まず手のひら
を手前側に軽く丸めた状態で把持部を握る。この
とき親指は親指嵌着溝に嵌まり込むと同時に親指
係止部に沿つて略横方向に伸ばした状態となる。
また薬指と小指とは、把持部と薬指・小指固定部
との間にあつて、薬指嵌着溝、小指嵌着溝で正し
い位置に保持されるように固定される。中指は中
指嵌着溝で正しい位置に保持される。また、人差
指はフリーの状態におかれ箸をつかみ易くしてい
る。一方の箸は人差指と中指との指先で保持され
親指を支点として動かされる。また、他方の箸
は、把持部の先細り状に形成された上部において
親指嵌着溝で保持された親指のつけ根附近に形成
される隙間に挿通され同親指で人差指に押圧して
固定される。そして、手の開き側に自由となつて
いる人差指と中指とで一方の箸を動かして物をつ
かむ。このとき他方の箸は親指が動かないため一
定位置に固定されたままとなる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
まず実施例の構成を説明する。
この実施例の箸の持ち方矯正具Aは、第1図〜
第6図に示すように、矯正具本体を形成する把持
部14と、親指係止部12と、薬指・小指固定部
13とを主要な構成としている。
前記把持部14は、一対の箸6,7を正しく持
つために親指1、人差指2、中指3、薬指4、小
指5をそれぞれ適正位置に配置させるためのもの
で、右手の手のひら10を手前側に軽く丸めた状
態でグリツプされる大きさに形成されると共にこ
の把持部14を右手でグリツプしたときに把持部
14と手との間に箸7が自在に挿通される隙間2
1が形成されるように把持部14上部が先細り状
に形成されている。
前記親指係止部12は、箸6,7を正しく持つ
て物をつかむとき親指1が動かないように係止す
るためのもので、把持部14の上端を右手の手の
ひら10側から見て略水平に親指1の上部を覆う
程度に折曲して形成させている。また、この係止
部12の下方の折曲部に略横方向に伸ばした親指
1を嵌着する親指嵌着溝15が形成されている。
前記薬指・小指固定部13は、箸6,7を正し
く持つて物をつかむとき薬指4と小指5とが動か
ないように固定するためのもので、前記把持部1
4の下部と連結され、一体となつている。さらに
把持部14には、薬指・小指固定部13と対向す
る側面22に下から上に順に各指を軽く曲げた状
態の指の形と一致させた小指嵌着溝18と、薬指
嵌着溝17と、中指嵌着溝16とが形成されてい
る。さらに前記小指嵌着溝18と薬指嵌着溝17
とに嵌まり込んだ小指5と薬指4とを手の甲側か
ら当接して各指を固定する小指固定溝20と薬指
固定溝19とが前記薬指・小指固定部13の内側
に形成されている。
前記矯正具Aは、ゴムを使用して握り易く形成
されている。
次に本実施例の作用を説明する。
まず正しい箸の持ち方として第7図〜第9図に
より説明する。
第7図は正しい箸の持ち方をした手指の位置関
係を示し、1は親指、2は人差指、3は中指、4
は薬指、5は小指である。また6,7は箸、8は
親指のつけ根附近、9は人差指のつけ根附近、1
0は手のひら、11は手の甲を示す。
また第8図、第9図は第7図の様に箸を持つた
場合のそれぞれの箸と手指の各部との関連を示
す。すなわち箸6は、人差指2のつけ根附近9
と、親指1と、人差指2と、で保持されている。
また箸7は親指1と同親指1のつけ根附近8と、
薬指4と、で保持されている。
箸を動かして物をはさむのは箸6であり箸7は
固定状態になつている。
第4図〜第6図は本実施例の矯正具Aを右手に
装着し、箸6,7を正しく持つた状態を示してい
る。
まず手のひら10を手前側に軽く丸めた状態で
把持部14を握る。このとき親指1は親指嵌着溝
15に嵌まり込むと同時に親指係止部12に沿つ
て略横方向に伸ばした状態となる。また薬指4と
小指5とは、把持部14と薬指・小指固定部13
との間にあつて、薬指嵌着溝17、小指嵌着溝1
8で正しい位置に保持されると共に薬指固定溝1
9、小指固定溝20とで動かぬように固定され
る。中指3は中指嵌着溝16で正しい位置に保持
される。また、人差指2はフリーの状態におかれ
箸6をつかみ易くしている。
箸6は人差指2と中指3との指先で保持され親
指1を支点として動かされる。また、箸7は、把
持部14の先細り状に形成された上部において親
指嵌着溝15で保持された親指1のつけ根附近8
に形成される隙間21に挿通され同親指1で人差
指4に押圧して固定される。
そして手の開き側に自由となつている人差指2
と中指3とで箸6を動かして物をつかむことがで
きる。このとき箸7は親指1が動かないため一定
位置に固定されたままとなる。
以上説明してきたように本実施例の箸の持ち方
矯正具Aにあつては、上述のように構成したの
で、把持部14をグリツプすると各指が自然に正
しい箸の持ち方に配置され、また動かして物をつ
かむ箸も人差指2と中指3とで握つた箸6に限ら
れると共に親指1が箸6,7を押圧しているので
正しく箸を動かせると共に箸を取り落とすような
ことがない。
以上、本考案の実施例を図面により説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限定されるも
のではない。
例えば、矯正具の材質について実施例ではゴム
を使用したが、これ以外にプラスチツク、塩化ビ
ニール樹脂、スチロール樹脂、陶器等を用いるこ
とが出来る。
また、実施例では右手で使用する場合を示した
が、これに何ら制限されることなく左手用の矯正
具も含まれる。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案の箸の持ち方矯
正具にあつては、逆箸やつかみ箸等のように箸を
正しく持つて食事が出来にくい者であつても、本
矯正具を軽くグリツプするだけで、自然に箸を正
しく握ることができる上に、その状態で食事をす
ることにより正しい箸の持ち方を習得することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の矯正具の正面図、第2
図は同平面図、第3図は同背面図、第4図は同上
の矯正具の使用状態を示す正面図、第5図は同平
面図、第6図は同背面図、第7図は正しい箸の持
ち方をした手指の位置関係を示す正面図、第8図
および第9図はそれぞれの箸と手指の各部との関
連を示す説明図である。 A:矯正具、1:親指、2:人差指、3:中
指、4:薬指、5:小指、6,7:箸、10:手
のひら、11:手の甲、12:親指係止部、1
3:薬指・小指固定部、14:把持部、15:親
指嵌着溝、16:中指嵌着溝、17:薬指嵌着
溝、18:小指嵌着溝、22:側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手でグリツプされる把持部と;把持部の下部と
    連結され、かつ把持部を手でグリツプしたとき薬
    指と小指の甲側に当接して両指の動きを規制する
    薬指・小指固定部と;からなる矯正具であつて、
    前記把持部はその上部が先細り状に形成され、か
    つ同把持部には、把持部上端を、手で把持部をグ
    リツプした状態の手のひら側から見て手前側に略
    水平に折曲させて親指係止部を形成すると共に、
    同親指係止部の下方に横方向に伸ばした親指を嵌
    着させる親指嵌着溝を形成し、さらに前記把持部
    の前記薬指・小指固定部と対向する側に下から順
    に小指嵌着溝と薬指嵌着溝と中指嵌着溝とを形成
    したことを特徴とする箸の持ち方矯正具。
JP3583184U 1984-03-12 1984-03-12 箸の持ち方矯正具 Granted JPS60146472U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3583184U JPS60146472U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 箸の持ち方矯正具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3583184U JPS60146472U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 箸の持ち方矯正具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60146472U JPS60146472U (ja) 1985-09-28
JPS6348215Y2 true JPS6348215Y2 (ja) 1988-12-12

Family

ID=30540467

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JP3583184U Granted JPS60146472U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 箸の持ち方矯正具

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JP (1) JPS60146472U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60146472U (ja) 1985-09-28

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