JPS6344113Y2 - - Google Patents

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JPS6344113Y2
JPS6344113Y2 JP17760083U JP17760083U JPS6344113Y2 JP S6344113 Y2 JPS6344113 Y2 JP S6344113Y2 JP 17760083 U JP17760083 U JP 17760083U JP 17760083 U JP17760083 U JP 17760083U JP S6344113 Y2 JPS6344113 Y2 JP S6344113Y2
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JP
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movable body
lock
lid
centrifuge
hook
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JP17760083U
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JPS6086462U (ja
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  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は試料をロータに取付け、そのロータ
を高速度で回転させてその試料の遠心分離などを
行う遠心機において、その蓋を閉じた状態にロツ
クする遠心機の蓋ロツク機構に関する。
この種遠心機においては、ロータを高速度で回
転させて遠心分離を行うため、そのロータの回転
中に蓋が開けられると危険である。このような点
からロータを回転させる時は蓋を閉めてその状態
がロツクされるように構成されている。従来の遠
心機蓋ロツク機構は第1図に示すように遠心機匣
体11の上面板に開口が設けられ、その開口縁に
内槽12が掛けられて匣体11内に設けられ、更
に内槽12内にロータ13が回転自在に配され、
ロータ13は回転軸14上に取付けられ、回転軸
14は内槽12の底板より下に突出され、内槽1
2の下に設けられたモータ15によつて回転駆動
される。匣体11の開口は蓋16によつて開閉自
在に蓋される。蓋16の開閉側の端部の下側にフ
ツク17が取付けられ、蓋16を閉じると匣体1
1内に設けられたロツク片(第2図も参照)18
の傾斜縁と係合して、ロツク片18が取付けられ
た可動体19がコイルばね21による偏倚力に抗
して図において左側に移動し、蓋16が完全に閉
められた状態でロツク片18がフツク17の引つ
掛部22内に入つてフツク17とロツク片18と
が係合してロツク状態となり蓋16を開けること
ができないようになる。
ロツク片18は第2図に示すように逆L字状に
金属板を折曲げて構成され、その垂直部が可動体
19に取付けられており、水平部がフツク17の
引つ掛部、つまりその一側部に設けられた切欠2
2内に挿入係合される。フツク17の下部の一側
部は傾斜縁17aとされ、蓋16を蓋する際にそ
の傾斜縁17aがロツク片18の水平部の縁と摺
動接触してロツク片18が可動体19の偏倚力に
抗して移動させられて引つ掛部22の位置にロツ
ク片18が位置するとばね21によつて可動体1
9が引戻されてロツク片18とフツク17とが係
合してロツク状態となる。このロツクを解除する
には図において匣体11の側板に開けられた解除
用孔23を通じて解除操作子を挿入し、可動体1
9をばね21の偏倚力に抗して図において左側に
移動してロツク片18とフツク17との係合を外
し、その状態で蓋16を開ければよい。
ロータ13が回転中には蓋16を開けることが
できないように、つまり前記ロツク状態が解除さ
れないようにされている。このため従来において
は可動体19の解除時の移動方向の端面と近接対
向してロツク体44が配され、そのロツク体44
はプランジヤソレノイド42のプランジヤ43に
取付けられる。ロータ13の回転が停止するとこ
れが検出されてソレノイド42が附勢され、プラ
ンジヤ43がコイルばね46の偏倚力に抗して引
込み、ロツク体44が可動体19と対応しなくな
る。この状態で可動体19を前述したように解除
操作子により移動させることができる。しかしロ
ータ13が回転している間はロツク体44が可動
体19と近接対向し、可動体19を解除操作子に
より移動させようとしてもロツク体44に邪魔さ
れて移動できず、フツク17とロツク片18との
係合が外れずロツク状態が保持される。
このように従来においてはロータが回転中に、
つまりロツク体44が突出している状態で可動体
19が押されると、その力をプランジヤソレノイ
ド42で受けているため、この力が大きいとソレ
ノイド42の取付状態が変化してフツク17がロ
ツク片18から外れるようになつたり、プランジ
ヤ43の保持状態が変化してプランジヤ43が出
入できなくなり、遠心機の使用が不能になつたり
するおそれがあつた。
この考案の目的はロータが回転中に可動体が強
く押されても、これが確実に受け止め、プランジ
ヤソレノイドがこわされるようなおそれがない遠
心機の蓋ロツク機構を提供することにある。
以下この考案による遠心機の蓋ロツク機構の実
施例を第3図乃至第5図を参照して説明する。遠
心機匣体11内に第1図の場合と同様にロータな
どが設けられるがこの図においてはロツク機構部
分のみを示してある。この匣体11内に可動体1
9が一方向に偏倚されて移動自在に設けられる。
即ちこの匣体11内にロツク機構用基板25が設
けられる。ロツク機構用基板25は図において板
面がほゞ垂直となるように配されており、又可動
体19として細長い板状体を用いた場合である。
この可動体19は基板25と板面を対向して設け
られ、基板25に適当なスペーサを介して複数の
ローラ26が取付けられ、これらローラ26によ
り可動体19が上下から挾まれ、ローラ26に案
内されて可動体19はロツク機構用基板25に沿
つて移動できるようにされている。
可動体19上に回動アーム27が回動自在に取
付けられる。この例においては回動アーム27と
して板状アーム27a及び27bの2枚が可動体
19を挾み、かつスペーサ28a,28bを介し
て軸29にて可動体19に対して回動自在に取付
けられる。第6図に示すように軸29上に管体3
1が挿通され、その管体31上に可動体19及び
スペーサ28a,28bが通されている。スペー
サ28a,28bは滑りをよくする点から樹脂材
が好ましく、かつ可動体19及び回動アーム27
a,27bと板面を持つて接触し、つまり板状の
スペーサが用いられ、回動アーム27a,27b
の板面がぶれないようにされている。回動アーム
27a,27bの端部は連結具32で第4図、第
5図に示すように互に固定されている。この回動
アーム27は可動体19の偏倚方向と同一方向に
偏倚されている。
この例においては可動体19と回動アーム27
の偏倚手段を兼用した場合で、回動アーム27a
に突起33が立てられ、その突起33にコイルば
ね34の一端が固定され、コイルばね33の他端
はローラ26の一つの軸上に固定されている。こ
のコイルばね34は第3図において可動体19及
び回動アーム27が右側に偏倚している。回動ア
ーム27上にロツク片としてロツク用ピン36が
立てられる。この例では回動アーム27として板
状アーム27a,27bが使用された場合であ
り、これら板状アーム27a,27bの遊端部に
橋渡されてロツク用ピン36が固定される。
このロツク用ピン36は蓋16のフツク17と
係合するものであり、従つて蓋16を蓋するため
にロツク用ピン36を下げると、その傾斜縁17
aがロツク用ピン36と接触するように、ロツク
用ピン36が位置される。このためロツク用ピン
36が基板25側に突出され、ピン36がフツク
17の傾斜縁27aと対向する位置においてピン
36の突出部が基板25と係合するようにストツ
パー25aが基板25に形成されている。
又、可動体19をその偏倚力に抗して外部から
駆動することができるようにされる。このため図
においては可動体19の一端部をほゞ直角に折曲
げ延長して折曲げ片37とし、その折曲げ片37
と対応した部分において基板25に切欠38を形
成し、可動体19が図において左側に移動した場
合基板25が折曲げ片37に対し邪魔にならない
ようにされている。この折曲げ片37と対向して
匣体11の側板に解除操作子としての押釦39が
出入り自在に設けられており、押釦39を押すと
折曲げ片37が押されて可動体19がコイルばね
34の偏倚力に抗して移動する。
可動体19に係合ピン40がコイルばね34側
において回動アーム27と接近して立てられてい
る。従つて可動体19をコイルばね34の偏倚力
に抗して移動すると係合ピン40が回動アーム2
7と衝合し、回動アーム27も可動体19と同時
に移動することになる。更にこの蓋16が閉めら
れたことを検出するためのスイツチ41がこの例
では回動アーム27a,27bの間においてロツ
ク用ピン36の下側に取付けられている。
可動体19の解除用押釦39と反対側の端部と
対向する位置にプランジヤソレノイド42が基板
25に取付けられる。プランジヤソレノイド42
のプランジヤ43上にロツク体44が取付けら
れ、補助具45が可動体19に取付けられてお
り、補助具45はプランジヤソレノイド42が動
作しない状態、即ちプランジヤ43が突出してい
る状態では補助具45の衝合面45aがロツク体
44の側面と対接又は近接して可動体19は移動
できず、ロツク用ピン36がフツク17から外れ
ないようにされる。しかしソレノイド42が駆動
されてロツク体44がコイルばね46の偏倚力に
抗して引き下げられると衝合部45aからロツク
体44が外れて補助具45はロツク体44の上を
通つて可動体19は移動することができ、ロツク
用ピン36をフツク17から外すことができる。
ロツク体44の補助具45と反対側において受
部47が基板25に固定される。受部47はロツ
ク体44の可動体19と反対の面と近接対向した
面を持つていて可動体19がその偏倚力に抗して
押され、これによりロツク体44が押された時に
この力を受部47で受けるようにされている。こ
の受部47はロツク体44と接触していてもよい
が、僅か離れている場合はプランジヤソレノイド
42におけるプランジヤ43の機械的なガタより
も小さな程度の間隔で接近するようにされる。可
動体19からロツク体44に力が加えられた場合
にこの力を受部47で受けてその力によりプラン
ジヤソレノイド42が影響されない、即ちこわさ
れないようにされる。
このプランジヤソレノイド42はロータの回転
が停止するとこれに電流が流されてロツク片44
を引き下げるものであり、遠心機のロータ停止中
において、電源が入つている状態ではソレノイド
42に電流は流れたまゝになる。このためソレノ
イド42として電流容量の大きなものを使用する
必要がある。この例では可動体19を僅か動か
し、ロツクを外そうとしたことが検出され、かつ
遠心機のロータが停止状態であれば、ソレノイド
42に電流が流れるようにした場合である。その
ため可動体19はその偏倚力に抗して移動しても
先に述べたように回動アーム27は係合ピン40
に直ちには係合しないようにされる。可動体19
が僅か移動されると回動アーム27に係合ピン4
0が係合する前に補助具45とスイツチ48とが
係合するようにスイツチ48が基板25に取付け
られる。このスイツチ48とソレノイド42と更
にロータが停止したことを検出するスイツチとが
電源に対して直列に接続される。
またこの例においては補助具45の案内をよく
するため補助具45はロツク体44が突出した状
態においてそのロツク体44の上面と接するよう
な突出部45bが一体に突出している。電源が
OFFの状態において外部からロツク体44を下
に押し下げることができるようにロツク体44は
その受部47側においてこれよりも上側に突出し
て解除部49が一体に設けられる。匣体11の側
板に形成された孔51より解除具52を挿入して
その端部で解除部49を引つ掛けてロツク体44
を押し下げることができるようにされる。ロツク
用基板25はL字状取付板53により遠心機匣体
11の適当な個所に取付けられる。
以上述べたロツク機構において蓋16を蓋する
とフツク17が下つてその傾斜縁17aがロツク
用ピン36と衝合し、ロツク用ピン36はばね3
4の偏倚力に抗して図において反時計方向に回動
され、その引つ掛部22がロツク用ピン36の位
置にくるとばね34の偏倚力によつて回動アーム
が駆動してロツク用ピン36がフツク17の引つ
掛部22内に引つ掛つてフツク17とロツク用ピ
ン36とが係合して蓋16はロツク状態となる。
このロツク状態を解除するには解除用釦39を
押すと折曲げ片37によつて可動体19がばね3
4の偏倚力に抗して押されて図において左側に移
動し、第7図Aに示すように係合ピン40が回動
アーム27と係合する前にスイツチ48が補助具
45によつて駆動され、従つてその状態でロータ
が停止状態にあればソレノイド42に電流が流
れ、第7図Bに示すようにロツク体44が下が
り、ロツク体44に邪魔されることなく可動体1
9を更に移動させることができ、この移動によつ
て係合ピン40が回動アーム27と係合してロツ
ク用ピン36も可動体19と共に移動し、フツク
17から外れる。
このロツク状態においてロータが回転中に押釦
39を押すと補助具45はロツク体44と衝合し
て第7図Aの状態となり可動体19はこれ以上移
動することはできず、ロツク用ピン36をフツク
17から外すことはできない。
以上述べたようにこの考案によるロツク機構に
よればプランジヤソレノイド42のプランジヤ4
3が突出した状態で解除用押釦39が押される
と、その可動体19に加わつた力はロツク体44
を介して受部47で受け止められるため可動体1
9に大きな力が加わつてもプランジヤソレノイド
42、プランジヤ43自体に大きな力が加わるこ
となく、ソレノイド42の取付け状態が変化した
り、プランジヤ43の保持状態が変化したりする
おそれがなく、つまりロツク状態が外れたり、プ
ランジヤソレノイド42がこわされたりするおそ
れがない。
第3図の実施例でスイツチ48は省略してもよ
い。またフツク17とロツク片との係合、及びそ
の保持は第1図、第2図に示す構成としてもよい
或は実願昭58−27685号(実開昭59−132868号)
「蓋のロツク装置」に示すようにフツクを二つの
回動アームで挾むような構成など、各種の構成を
とることができる。蓋に複数のフツクを取付け、
複数個所でロツクし、可動体としては共通に利用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロツク機構を示す図、第2図は
そのロツク片を示す図、第3図はこの考案による
ロツク機構の一例を示す正面図、第4図は第3図
の平面図、第5図は第3図の側面図、第6図は軸
29附近の断面図、第7図はこの考案のロツク機
構の動作状態の一部を示す第3図と対応した図で
ある。 11:遠心機匣体、16:蓋、17:フツク、
18:ロツク片、19:可動体、22:引つ掛
部、27:回動アーム、34:ばね、36:ロツ
ク用ピン、39:解除用押釦、42:ロータ停止
時に動作されるプランジヤソレノイド、44:ロ
ツク体、47:受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋を蓋するとその蓋に取付けたフツクにより、
    匣体内の可動体に設けたロツク片がその偏倚力に
    抗して移動されて、これらフツクとロツク片が係
    合してロツク状態となり、外部から上記可動体を
    その偏倚力に抗して移動させると上記ロツク状態
    が解除される遠心機の蓋ロツク機構において、上
    記ロツク解除方向に移動される上記可動体と係合
    することができ、かつその移動方向とほゞ直角方
    向に移動可能とされたロツク体と、そのロツク体
    がプランジヤに取付けられ、動作されるとロツク
    体と上記可動体との係合を外すことができるプラ
    ンジヤソレノイドと、上記ロツク体の上記可動体
    と反対側の面と近接した対向面をもち、上記可動
    体に加えられた上記解除方向の力を上記ロツク体
    を介して受けることができる受部とを具備する遠
    心機の蓋ロツク機構。
JP17760083U 1983-11-16 1983-11-16 遠心機の蓋ロツク機構 Granted JPS6086462U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17760083U JPS6086462U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 遠心機の蓋ロツク機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17760083U JPS6086462U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 遠心機の蓋ロツク機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6086462U JPS6086462U (ja) 1985-06-14
JPS6344113Y2 true JPS6344113Y2 (ja) 1988-11-16

Family

ID=30385803

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17760083U Granted JPS6086462U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 遠心機の蓋ロツク機構

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JPS6086462U (ja) 1985-06-14

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