JPS6343150Y2 - - Google Patents
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- JPS6343150Y2 JPS6343150Y2 JP1982146456U JP14645682U JPS6343150Y2 JP S6343150 Y2 JPS6343150 Y2 JP S6343150Y2 JP 1982146456 U JP1982146456 U JP 1982146456U JP 14645682 U JP14645682 U JP 14645682U JP S6343150 Y2 JPS6343150 Y2 JP S6343150Y2
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- seat frame
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 37
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 230000037396 body weight Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、車両用シートなどのシート高さを
着座者が所望のものに設定するためのシート高さ
調節装置に関するものである。
着座者が所望のものに設定するためのシート高さ
調節装置に関するものである。
車両用シートなどでは、シートクツシヨンの前
端側と後端側とを個別に手動操作することによ
り、シートクツシヨンを上下動させてその高さを
調節するようにしたシート高さ調節装置が知られ
ている。
端側と後端側とを個別に手動操作することによ
り、シートクツシヨンを上下動させてその高さを
調節するようにしたシート高さ調節装置が知られ
ている。
この種の装置として、実開昭56−102241号公報
には、フロアまたはシートスライドレール側に上
下揺動自在に取付けられたアームの揺動端部にシ
ートクツシヨン取付用のシートフレームが相対揺
動自在に連結され、常時短縮するように弾性付勢
されたロツク機構付きの伸縮調整機構の伸縮端部
が上記アームの揺動端部に連結されたものが開示
されている。しかし、これによると、着座者が伸
縮調整機構を解ロツク状態にしたときに、この機
構が弾性的に短縮して上記アームをその上動限ま
で揺動させてしまうため、上記解ロツクによつて
シートクツシヨンが最上位に達することになる。
したがつて、シートクツシヨンを着座者の望む高
さに設定するためには、着座者がシートクツシヨ
ンから腰を浮かせて、上記のようにシートクツシ
ヨンを一旦最上位に達しさせた後、伸縮調整機構
の解ロツク状態を維持したままシートクツシヨン
に体重をかけてこれを下方へ押圧し、これによつ
てシートクツシヨンが所望の高さになつたところ
で伸縮調整機構をロツク状態とするか、または、
伸縮調整機構を解ロツク状態にした後、着座者が
シートクツシヨンに体重をかけてその上動を制限
しつつこれを上昇させ、所望高さになつたところ
で伸縮調整機構をロツク状態とする必要がある。
しかし、いずれの場合においても、シート高さ調
節時に着座者は非常に窮屈な姿勢をとることを余
儀なくされる上、着座状態のままシートクツシヨ
ンの高さを所望のものに即時かつ正確に設定する
ことが困難である。
には、フロアまたはシートスライドレール側に上
下揺動自在に取付けられたアームの揺動端部にシ
ートクツシヨン取付用のシートフレームが相対揺
動自在に連結され、常時短縮するように弾性付勢
されたロツク機構付きの伸縮調整機構の伸縮端部
が上記アームの揺動端部に連結されたものが開示
されている。しかし、これによると、着座者が伸
縮調整機構を解ロツク状態にしたときに、この機
構が弾性的に短縮して上記アームをその上動限ま
で揺動させてしまうため、上記解ロツクによつて
シートクツシヨンが最上位に達することになる。
したがつて、シートクツシヨンを着座者の望む高
さに設定するためには、着座者がシートクツシヨ
ンから腰を浮かせて、上記のようにシートクツシ
ヨンを一旦最上位に達しさせた後、伸縮調整機構
の解ロツク状態を維持したままシートクツシヨン
に体重をかけてこれを下方へ押圧し、これによつ
てシートクツシヨンが所望の高さになつたところ
で伸縮調整機構をロツク状態とするか、または、
伸縮調整機構を解ロツク状態にした後、着座者が
シートクツシヨンに体重をかけてその上動を制限
しつつこれを上昇させ、所望高さになつたところ
で伸縮調整機構をロツク状態とする必要がある。
しかし、いずれの場合においても、シート高さ調
節時に着座者は非常に窮屈な姿勢をとることを余
儀なくされる上、着座状態のままシートクツシヨ
ンの高さを所望のものに即時かつ正確に設定する
ことが困難である。
この困難を解消するものとして、特開昭57−
37030号記載のものが知られている。これによる
と、フレーム側壁に設けられたセクタギヤに噛合
されたピニオンを有する操作回転軸がシートフレ
ームに回転自在に取付けられ、上記セクタギヤと
ピニオンとの噛合いを通じてシートフレームが上
動する方向の回転力を上記操作回転軸に付与する
スプリングが設けられ、この操作回転軸およびこ
の操作回転軸と一体の操作レバーの相互間に、こ
の操作回転軸の回転を阻止するロツク機構が介在
されている。このロツク機構は、シートフレーム
に固着されたドラムと、このドラムに内装された
ロツクスプリングとを備えるものであつて、上記
操作レバーの揺動操作を通じて上記ロツクスプリ
ングが縮径され、縮径時にはこれによりロツクス
プリングとドラムとの圧接状態が解除されて解ロ
ツク状態となり、さらに上記揺動操作を終えた状
態でのロツクスプリングは拡径方向の復元力によ
つて、その外周がドラムに圧接してロツク状態と
なるとともに、さらに、着座者(体重)による外
力によつてロツクスプリングが拡径する方向に作
用し、ロツクする力が増大するように構成されて
いる。しかしながら、これによれば、操作レバー
の揺動操作によつてロツクスプリングの端末を縮
径方向に押圧するときの縮径変位量を、外力によ
つてロツクスプリングを拡径方向に押圧するガイ
ド片との間に設定しなければならない。よつて、
非操作状態でのロツクスプリングの端末と上記ガ
イド片との間に隙間が生じ、この隙間がシートの
がたつきとして現われるため好ましいものではな
い。この点で、上記隙間を少なく設定することが
考えられるが、このようにすれば、ロツクスプリ
ングの縮径変位量も少なくなり、十分な解ロツク
状態が得られなくなるという不都合が生じる。
37030号記載のものが知られている。これによる
と、フレーム側壁に設けられたセクタギヤに噛合
されたピニオンを有する操作回転軸がシートフレ
ームに回転自在に取付けられ、上記セクタギヤと
ピニオンとの噛合いを通じてシートフレームが上
動する方向の回転力を上記操作回転軸に付与する
スプリングが設けられ、この操作回転軸およびこ
の操作回転軸と一体の操作レバーの相互間に、こ
の操作回転軸の回転を阻止するロツク機構が介在
されている。このロツク機構は、シートフレーム
に固着されたドラムと、このドラムに内装された
ロツクスプリングとを備えるものであつて、上記
操作レバーの揺動操作を通じて上記ロツクスプリ
ングが縮径され、縮径時にはこれによりロツクス
プリングとドラムとの圧接状態が解除されて解ロ
ツク状態となり、さらに上記揺動操作を終えた状
態でのロツクスプリングは拡径方向の復元力によ
つて、その外周がドラムに圧接してロツク状態と
なるとともに、さらに、着座者(体重)による外
力によつてロツクスプリングが拡径する方向に作
用し、ロツクする力が増大するように構成されて
いる。しかしながら、これによれば、操作レバー
の揺動操作によつてロツクスプリングの端末を縮
径方向に押圧するときの縮径変位量を、外力によ
つてロツクスプリングを拡径方向に押圧するガイ
ド片との間に設定しなければならない。よつて、
非操作状態でのロツクスプリングの端末と上記ガ
イド片との間に隙間が生じ、この隙間がシートの
がたつきとして現われるため好ましいものではな
い。この点で、上記隙間を少なく設定することが
考えられるが、このようにすれば、ロツクスプリ
ングの縮径変位量も少なくなり、十分な解ロツク
状態が得られなくなるという不都合が生じる。
そのため、たとえば、実開昭59−22019号公報
に開示されているように、操作レバーを上向きま
たは下向きに回動させることにより、前縁用およ
び後縁用のロツク機構がロツク状態と解ロツク状
態とに確実に切り変えられる構成とし、これによ
り、シートのがたつきの防止を図るものが知られ
ている。
に開示されているように、操作レバーを上向きま
たは下向きに回動させることにより、前縁用およ
び後縁用のロツク機構がロツク状態と解ロツク状
態とに確実に切り変えられる構成とし、これによ
り、シートのがたつきの防止を図るものが知られ
ている。
ところが、この従来例では、上記操作レバーに
よりロツク機構のロツク状態を解除すると、シー
トフレームの後縁部が渦巻きばねにより上方に引
き上げられるため、着座者はシートから腰を浮か
せたり、また、シートに体重をかけたりして、シ
ートを好みの高さに設定する必要がある。したが
つて、上記従来例(実開昭56−102241号公報)と
同様、着座者は非常に窮屈な姿勢をとらざるを得
ず、着座したままの姿勢でシート高さを調節でき
ないため、着座者の負担が増大する。
よりロツク機構のロツク状態を解除すると、シー
トフレームの後縁部が渦巻きばねにより上方に引
き上げられるため、着座者はシートから腰を浮か
せたり、また、シートに体重をかけたりして、シ
ートを好みの高さに設定する必要がある。したが
つて、上記従来例(実開昭56−102241号公報)と
同様、着座者は非常に窮屈な姿勢をとらざるを得
ず、着座したままの姿勢でシート高さを調節でき
ないため、着座者の負担が増大する。
しかも、この従来例では、シートの高さ位置を
着座者の体重のかけ具合によつて調節するもので
あるから、シートフレームの高さを除々に変化さ
せることは容易でなく、シート高さの微調整が困
難である。したがつて、シートを正確な位置に設
定できないという不都合がある。
着座者の体重のかけ具合によつて調節するもので
あるから、シートフレームの高さを除々に変化さ
せることは容易でなく、シート高さの微調整が困
難である。したがつて、シートを正確な位置に設
定できないという不都合がある。
この考案は上記従来の課題を解決するためにな
されたもので、着座者がシートクツシヨンに着座
したままで、独自の体形に合わせてシート高さを
所望の位置に容易に、しかも、正確に設定できる
ようにしたシート高さ調節装置を提供することを
目的とする。
されたもので、着座者がシートクツシヨンに着座
したままで、独自の体形に合わせてシート高さを
所望の位置に容易に、しかも、正確に設定できる
ようにしたシート高さ調節装置を提供することを
目的とする。
すなわち、この考案は、シート高さ調節用の操
作レバーにロツクおよびロツク解除用の操作ノブ
を回動自在に設けるとともに、上記操作レバーの
起倒動作によつて動作されるリンク機構の起倒部
分にシートフレームが連結され、このシートフレ
ームとリンク機構とに、伸縮可能でかつ任意長さ
でロツク可能な伸縮調整機構の基端部および伸縮
端部がそれぞれ連結されたものである。
作レバーにロツクおよびロツク解除用の操作ノブ
を回動自在に設けるとともに、上記操作レバーの
起倒動作によつて動作されるリンク機構の起倒部
分にシートフレームが連結され、このシートフレ
ームとリンク機構とに、伸縮可能でかつ任意長さ
でロツク可能な伸縮調整機構の基端部および伸縮
端部がそれぞれ連結されたものである。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
明する。
第1図において、シートクツシヨン2およびシ
ートバツク3からなるシート1は基台4を介して
フロア5上に取付けられている。シートクツシヨ
ン2の側端部には、シートクツシヨン2の後端部
を上下動させるための第1操作レバー6と、シー
トクツシヨン2の前端部を上下動させるための第
2操作レバー7と、シートバツク3を傾動させる
ための第3操作レバー8とが設けられ、これらの
操作を通じて、シートクツシヨン2の昇降および
シートバツク3の傾動がなされるようになつてい
る。図示例において、上記基台4は、フロア5に
固定された取付用フレーム4aとこれに対して前
後にスライドされるシートスライドレール4bと
から構成されているが、スライド形式を採らない
場合はシート1が取付用フレームによつて直接フ
ロア5に取付けられる。
ートバツク3からなるシート1は基台4を介して
フロア5上に取付けられている。シートクツシヨ
ン2の側端部には、シートクツシヨン2の後端部
を上下動させるための第1操作レバー6と、シー
トクツシヨン2の前端部を上下動させるための第
2操作レバー7と、シートバツク3を傾動させる
ための第3操作レバー8とが設けられ、これらの
操作を通じて、シートクツシヨン2の昇降および
シートバツク3の傾動がなされるようになつてい
る。図示例において、上記基台4は、フロア5に
固定された取付用フレーム4aとこれに対して前
後にスライドされるシートスライドレール4bと
から構成されているが、スライド形式を採らない
場合はシート1が取付用フレームによつて直接フ
ロア5に取付けられる。
第2図〜第4図において、シートスライドレー
ル4bの前端部および後端部にそれぞれ左右一対
づつの前部軸受9および後部軸受10が突設され
ており、前部軸受9に前後方向に長い長孔部11
が形成されている。他方、シートクツシヨン2
(第1図参照)に組込まれた矩形枠状のシートフ
レーム12の左右側端部には、その略中央部に中
央部ブラケツト13が設けられ、その前部に前部
ブラケツト14が設けられ、さらにその後部に補
強部材を兼用する後部ブラケツト15が設けられ
ている。そして、中央部ブラケツト13に支持さ
れた操作回転軸16がシートフレーム12の外側
に突出されており、この操作回転軸16の内端部
にアーム17の基端部が固着される一方、その外
端部に上記第1操作レバー6が固着されている。
また、上記した左右一対の後部軸受10の相互間
にクランク状の連結軸18が回動自在に軸支され
ており、この連結軸18に固着されたリンクプレ
ート19の一箇所と上記アーム17の揺動端部と
が連動リンク20によつて相互に連結されてい
る。したがつて、上記アーム17、リンクプレー
ト19および連動リンク20は、上記第1操作レ
バー6の起倒動作によつて作動され、その場合
に、リンクプレート19が起倒されるリンク機構
21を構成している。このようなリンク機構21
におけるリンクプレート19の起倒端部19aが
ピン22によつて上記後部ブラケツト15に相対
揺動自在に連結されている。
ル4bの前端部および後端部にそれぞれ左右一対
づつの前部軸受9および後部軸受10が突設され
ており、前部軸受9に前後方向に長い長孔部11
が形成されている。他方、シートクツシヨン2
(第1図参照)に組込まれた矩形枠状のシートフ
レーム12の左右側端部には、その略中央部に中
央部ブラケツト13が設けられ、その前部に前部
ブラケツト14が設けられ、さらにその後部に補
強部材を兼用する後部ブラケツト15が設けられ
ている。そして、中央部ブラケツト13に支持さ
れた操作回転軸16がシートフレーム12の外側
に突出されており、この操作回転軸16の内端部
にアーム17の基端部が固着される一方、その外
端部に上記第1操作レバー6が固着されている。
また、上記した左右一対の後部軸受10の相互間
にクランク状の連結軸18が回動自在に軸支され
ており、この連結軸18に固着されたリンクプレ
ート19の一箇所と上記アーム17の揺動端部と
が連動リンク20によつて相互に連結されてい
る。したがつて、上記アーム17、リンクプレー
ト19および連動リンク20は、上記第1操作レ
バー6の起倒動作によつて作動され、その場合
に、リンクプレート19が起倒されるリンク機構
21を構成している。このようなリンク機構21
におけるリンクプレート19の起倒端部19aが
ピン22によつて上記後部ブラケツト15に相対
揺動自在に連結されている。
つぎに、23は伸縮調整機構を示す。この伸縮
調整機構23としては、伸縮可能でかつ任意長さ
でロツク可能なものの使用が可能であり、このよ
うな伸縮調整機構は公知である。図示例では、第
2図〜第3図に示されているように、出退杆24
が内嵌された外筒25の内部に、自然状態では出
退杆24よりも小径のコイル状ロツクスプリング
が出退杆24に外嵌状態で設けられ、このコイル
スプリングが増径されたときに解ロツク状態とな
つて出退杆24が外筒25に対して出退可能とな
り、コイルスプリングがそれ自身の弾性力によつ
て縮径したときにはこれが出退杆24に巻付いて
出退杆24と外筒25とが一体化され、ロツク状
態となつて出退杆24の外筒25に対する出退動
作が阻止される形式のものが使用されている。ま
た、上記出退杆24に出退方向に負荷が加わると
コイルスプリングの弾性変形によつて、さらに大
きな摩擦力が生じてロツクする力が増大するもの
である。
調整機構23としては、伸縮可能でかつ任意長さ
でロツク可能なものの使用が可能であり、このよ
うな伸縮調整機構は公知である。図示例では、第
2図〜第3図に示されているように、出退杆24
が内嵌された外筒25の内部に、自然状態では出
退杆24よりも小径のコイル状ロツクスプリング
が出退杆24に外嵌状態で設けられ、このコイル
スプリングが増径されたときに解ロツク状態とな
つて出退杆24が外筒25に対して出退可能とな
り、コイルスプリングがそれ自身の弾性力によつ
て縮径したときにはこれが出退杆24に巻付いて
出退杆24と外筒25とが一体化され、ロツク状
態となつて出退杆24の外筒25に対する出退動
作が阻止される形式のものが使用されている。ま
た、上記出退杆24に出退方向に負荷が加わると
コイルスプリングの弾性変形によつて、さらに大
きな摩擦力が生じてロツクする力が増大するもの
である。
このような伸縮調整機構23は、第2図〜第3
図のように、その外筒25の基端部25aがシー
トフレーム12の後端部に設けられたブラケツト
26にピン27によつて支持されている。また、
出退杆24の先端部、つまり、伸縮端部24aに
先端金具28が設けられており、この先端金具2
8が上記連動リンク20の中間部にピン29によ
つて連結されている。また、伸縮調整機構23を
解ロツク状態とロツク状態との間で切換えるため
の操作ノブ30が上記第1操作レバー6に設けら
れている。
図のように、その外筒25の基端部25aがシー
トフレーム12の後端部に設けられたブラケツト
26にピン27によつて支持されている。また、
出退杆24の先端部、つまり、伸縮端部24aに
先端金具28が設けられており、この先端金具2
8が上記連動リンク20の中間部にピン29によ
つて連結されている。また、伸縮調整機構23を
解ロツク状態とロツク状態との間で切換えるため
の操作ノブ30が上記第1操作レバー6に設けら
れている。
すなわち、第4図〜第6図において、第1操作
レバー6は、その基部6aが上記操作回転軸16
に固定された取付金具31にビス32によつて固
定されており、この基部6aと一体の把手部6b
に、合成樹脂などで成形された上記操作ノブ30
の中間部がスプリングピン33によつて取付けら
れている。また、上記取付金具31にブラケツト
50を介してフツク状の回転プレート34が揺動
自在に取付けられており、この回転プレート34
の水平部34aが上記操作ノブ30の作動端部3
0aに対応されている。さらに、上記取付金具3
1と伸縮調整機構23におけるスプリング係合部
材(図示せず。)との間にフレキシブルワイヤ3
5が張設されており、そのコア35aの一端が上
記スプリング係合部材に係止され、他端が上記回
転プレート34の立上り部34bに係止されてい
る。なお、35bはフレキシブルワイヤ35のア
ウタチユーブである。
レバー6は、その基部6aが上記操作回転軸16
に固定された取付金具31にビス32によつて固
定されており、この基部6aと一体の把手部6b
に、合成樹脂などで成形された上記操作ノブ30
の中間部がスプリングピン33によつて取付けら
れている。また、上記取付金具31にブラケツト
50を介してフツク状の回転プレート34が揺動
自在に取付けられており、この回転プレート34
の水平部34aが上記操作ノブ30の作動端部3
0aに対応されている。さらに、上記取付金具3
1と伸縮調整機構23におけるスプリング係合部
材(図示せず。)との間にフレキシブルワイヤ3
5が張設されており、そのコア35aの一端が上
記スプリング係合部材に係止され、他端が上記回
転プレート34の立上り部34bに係止されてい
る。なお、35bはフレキシブルワイヤ35のア
ウタチユーブである。
つぎに、第2図〜第4図において、シートフレ
ーム12の前端部にシヤフト36によつて揺動自
在に支持された歯板37は、その一端部に支持ピ
ン38が設けられ、この支持ピン38が上記前部
軸受9の長孔部11に支持されている。これに対
し、上記前部ブラケツト14に揺動片40が操作
軸41によつて支持されており、この揺動片40
の後端部が上記ブラケツト14との間に張設され
たスプリング42によつて図中反時計方向に揺動
付勢され、かつ、その前端部に設けられた係止ピ
ン43が上記歯板37の一つの歯形部37aに係
止されている。また、上記操作軸41はシートフ
レーム12の外側に突出され、その突出端部に上
記第2操作レバー7が固定されている。
ーム12の前端部にシヤフト36によつて揺動自
在に支持された歯板37は、その一端部に支持ピ
ン38が設けられ、この支持ピン38が上記前部
軸受9の長孔部11に支持されている。これに対
し、上記前部ブラケツト14に揺動片40が操作
軸41によつて支持されており、この揺動片40
の後端部が上記ブラケツト14との間に張設され
たスプリング42によつて図中反時計方向に揺動
付勢され、かつ、その前端部に設けられた係止ピ
ン43が上記歯板37の一つの歯形部37aに係
止されている。また、上記操作軸41はシートフ
レーム12の外側に突出され、その突出端部に上
記第2操作レバー7が固定されている。
以上から明らかなように、シートフレーム12
は、その前端部が、シートフレーム12の自重に
よつて支持ピン38の周りに回転しようとする歯
板37と、これに係止ピン43を介して係止され
た揺動片40との引張り合いによつて基台4上に
支持され、また、シートフレーム12の後端部
が、基台4の後部軸受10およびシートフレーム
12の後部ブラケツト15の双方に連結されてい
るリンクプレート19を介して基台4上に支持さ
れる。なお、上記連結軸18とシートフレーム1
2の前端コーナ部補強部材44との間に引張りス
プリング45が張設され、この引張りスプリング
45の付勢力によつて、着座状態での第1操作レ
バー6の引上げ操作が軽快に行なわれるように構
成されている。
は、その前端部が、シートフレーム12の自重に
よつて支持ピン38の周りに回転しようとする歯
板37と、これに係止ピン43を介して係止され
た揺動片40との引張り合いによつて基台4上に
支持され、また、シートフレーム12の後端部
が、基台4の後部軸受10およびシートフレーム
12の後部ブラケツト15の双方に連結されてい
るリンクプレート19を介して基台4上に支持さ
れる。なお、上記連結軸18とシートフレーム1
2の前端コーナ部補強部材44との間に引張りス
プリング45が張設され、この引張りスプリング
45の付勢力によつて、着座状態での第1操作レ
バー6の引上げ操作が軽快に行なわれるように構
成されている。
つぎに、シートフレーム12の後端部を最低位
から上動させる場合を説明する。
から上動させる場合を説明する。
この状態では、第2図のように、第1操作レバ
ー6が倒伏されており、また、伸縮調整機構23
はロツクされている。
ー6が倒伏されており、また、伸縮調整機構23
はロツクされている。
そこで、着座者がシートクツシヨン(第1図参
照)に着座したまま、左手で第1操作レバー6お
よび操作ノブ30を同時に挟持すると、第5図仮
想線のように操作ノブ30が揺動され、その作動
端部30aによつて回転プレート34が、第6図
実線の位置から同図仮想線の位置まで揺動され
る。これによつてフレキシブルワイヤ35のコア
35aが第6図矢印Aのように引つ張られるの
で、伸縮調整機構23のロツクスプリングが増径
され、これが解ロツク状態となる。
照)に着座したまま、左手で第1操作レバー6お
よび操作ノブ30を同時に挟持すると、第5図仮
想線のように操作ノブ30が揺動され、その作動
端部30aによつて回転プレート34が、第6図
実線の位置から同図仮想線の位置まで揺動され
る。これによつてフレキシブルワイヤ35のコア
35aが第6図矢印Aのように引つ張られるの
で、伸縮調整機構23のロツクスプリングが増径
され、これが解ロツク状態となる。
つづいて、操作ノブ30を挟持したまま第1操
作レバー6を引き上げると、これに伴ない操作回
転軸16およびアーム17が第2図において時計
方向に回動される。そのため、リンク機構21が
変形してそのリンクプレート19が倒伏姿勢(第
2図参照)から起立姿勢(第3図参照)に変位さ
れ、これに伴なつて、リンクプレート19の起倒
端部19aに後部ブラケツト15を介して連結さ
れているシートフレーム12の後端部が引き上げ
られる。このとき、リンクプレート19の起倒端
部19aの前後方向の変位量は、前部ブラケツト
9の長孔部11に支持されている支持ピン38が
この長孔部11で前後にスライドすることによつ
て吸収される。このようにして、シートクツシヨ
ン2(第1図参照)の後端部が所望の高さになつ
たところで、第1操作レバー6の引き上げをやめ
て手を離すと、操作ノブ30が同時に第5図実線
の位置まで復帰され、伸縮調整機構23がロツク
される。この場合の操作ノブ30の復帰力は、伸
縮調整機構23のロツクスプリングの縮径方向の
復元力によつて得られる。
作レバー6を引き上げると、これに伴ない操作回
転軸16およびアーム17が第2図において時計
方向に回動される。そのため、リンク機構21が
変形してそのリンクプレート19が倒伏姿勢(第
2図参照)から起立姿勢(第3図参照)に変位さ
れ、これに伴なつて、リンクプレート19の起倒
端部19aに後部ブラケツト15を介して連結さ
れているシートフレーム12の後端部が引き上げ
られる。このとき、リンクプレート19の起倒端
部19aの前後方向の変位量は、前部ブラケツト
9の長孔部11に支持されている支持ピン38が
この長孔部11で前後にスライドすることによつ
て吸収される。このようにして、シートクツシヨ
ン2(第1図参照)の後端部が所望の高さになつ
たところで、第1操作レバー6の引き上げをやめ
て手を離すと、操作ノブ30が同時に第5図実線
の位置まで復帰され、伸縮調整機構23がロツク
される。この場合の操作ノブ30の復帰力は、伸
縮調整機構23のロツクスプリングの縮径方向の
復元力によつて得られる。
こうして、伸縮調整機構23がロツクされる
と、リンク機構21の形状がロツク時のまま保持
されるので、シートクツシヨン2ないしシートフ
レーム12の高さがその位置に保持される。
と、リンク機構21の形状がロツク時のまま保持
されるので、シートクツシヨン2ないしシートフ
レーム12の高さがその位置に保持される。
逆に、シートフレーム12を下動させるとき
は、上記とは逆の手順による。すなわち、操作ノ
ブ30および第1操作レバー6を同時に挟持して
伸縮調節機構23を解ロツク状態とし、つづいて
第1操作レバー6を押下げてシートクツシヨン2
が所望の高さになつたところで第1操作レバー6
から手を離すのである。
は、上記とは逆の手順による。すなわち、操作ノ
ブ30および第1操作レバー6を同時に挟持して
伸縮調節機構23を解ロツク状態とし、つづいて
第1操作レバー6を押下げてシートクツシヨン2
が所望の高さになつたところで第1操作レバー6
から手を離すのである。
上記のように、操作レバー6の操作によつてシ
ートフレーム12の高さ位置を任意に変化できる
から、着座したままの姿勢でシートの高さ調節が
可能となる。したがつて、着座者の負担が著しく
軽減される。
ートフレーム12の高さ位置を任意に変化できる
から、着座したままの姿勢でシートの高さ調節が
可能となる。したがつて、着座者の負担が著しく
軽減される。
しかも、上記操作レバー6にロツクおよびロツ
ク解除用の操作ノブ30を設けることにより、シ
ートフレーム12の高さを除々に変化させて、着
座者の望む高さに正確に微調整することが容易と
なる。
ク解除用の操作ノブ30を設けることにより、シ
ートフレーム12の高さを除々に変化させて、着
座者の望む高さに正確に微調整することが容易と
なる。
なお、シートフレーム12の前端部を上下動さ
せるには、第2操作レバー7を操作して係止ピン
43を歯板37の歯形部37aから外し、つぎに
シート1のシートバツク3を着座者が背中で後方
へ押圧することによつてシートクツシヨン2の前
端部を引き上げるか、または、着座者の重心の移
動によつてこれを押下げて他の歯形部37aを係
止ピン43に対応させ、この後、第2操作レバー
7を元に戻して係止ピン43を上記他の歯形部3
7aに係止させる。
せるには、第2操作レバー7を操作して係止ピン
43を歯板37の歯形部37aから外し、つぎに
シート1のシートバツク3を着座者が背中で後方
へ押圧することによつてシートクツシヨン2の前
端部を引き上げるか、または、着座者の重心の移
動によつてこれを押下げて他の歯形部37aを係
止ピン43に対応させ、この後、第2操作レバー
7を元に戻して係止ピン43を上記他の歯形部3
7aに係止させる。
この実施例では、シートクツシヨン2の後部高
さ調節装置として、この考案によるシート高さ調
節装置を適用したものを説明したが、これに限ら
ずシートクツシヨン2の前部高さ調節装置として
上記後部高さ調節装置と同様のものを使用するこ
とが可能である。
さ調節装置として、この考案によるシート高さ調
節装置を適用したものを説明したが、これに限ら
ずシートクツシヨン2の前部高さ調節装置として
上記後部高さ調節装置と同様のものを使用するこ
とが可能である。
以上詳述したように、この考案によればシート
高さ調節用の操作レバーの操作によつて変形する
リンク機構にシートフレームを連結したから、着
座したままの姿勢でシートの高さ調節が可能とな
り、着座者の負担が著しく軽減される。また、上
記操作レバーにロツクおよびロツク解除用の操作
ノブを設けたから、操作レバーを操作する際に操
作ノブを挟持するだけで、伸縮調節機構のロツク
を容易に解除でき、これにより、シートフレーム
の高さを除々に変化させて、着座者の望む高さに
正確に微調整できる。
高さ調節用の操作レバーの操作によつて変形する
リンク機構にシートフレームを連結したから、着
座したままの姿勢でシートの高さ調節が可能とな
り、着座者の負担が著しく軽減される。また、上
記操作レバーにロツクおよびロツク解除用の操作
ノブを設けたから、操作レバーを操作する際に操
作ノブを挟持するだけで、伸縮調節機構のロツク
を容易に解除でき、これにより、シートフレーム
の高さを除々に変化させて、着座者の望む高さに
正確に微調整できる。
第1図はシートの概略側面図、第2図および第
3図はこの考案の実施例を示す側面図、第4図は
同平面図、第5図は第1操作レバーの断面図、第
6図は第5図における−線に沿う断面図であ
る。 4……基台、6……第1操作レバー、12……
シートフレーム、16……操作回転軸、17……
アーム、19……リンクプレート、19a……リ
ンクプレートの起倒端部、20……連動リンク、
21……リンク機構、23……伸縮調整機構、2
4a……出退杆の伸縮端部、25a……外筒の基
端部。
3図はこの考案の実施例を示す側面図、第4図は
同平面図、第5図は第1操作レバーの断面図、第
6図は第5図における−線に沿う断面図であ
る。 4……基台、6……第1操作レバー、12……
シートフレーム、16……操作回転軸、17……
アーム、19……リンクプレート、19a……リ
ンクプレートの起倒端部、20……連動リンク、
21……リンク機構、23……伸縮調整機構、2
4a……出退杆の伸縮端部、25a……外筒の基
端部。
Claims (1)
- シート高さ調節用の操作レバー6に一体に設け
られたアーム17と基台4に軸支されたリンクプ
レート19とが連動リンク20によつて連結さ
れ、上記操作レバー6の起倒動作によつて上記リ
ンクプレート19が起倒されるように構成された
リンク機構21における上記リンクプレート19
の起倒端部19aにシートフレーム12が相対揺
動自在に連結され、上記シートフレーム12と連
動リンク20とに、伸縮可能でかつ任意長さでロ
ツク可能な伸縮調節機構23の基端部25aおよ
び伸縮端部24aがそれぞれ連結されており、上
記伸縮調節機構23をロツク状態と解ロツク状態
とに切換えるための操作ノブ30が、上記操作レ
バー6に回動自在に設けられてなるシート高さ調
節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982146456U JPS5949541U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | シ−ト高さ調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982146456U JPS5949541U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | シ−ト高さ調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5949541U JPS5949541U (ja) | 1984-04-02 |
JPS6343150Y2 true JPS6343150Y2 (ja) | 1988-11-10 |
Family
ID=30325986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982146456U Granted JPS5949541U (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | シ−ト高さ調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5949541U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5423250B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2014-02-19 | アイシン精機株式会社 | 車両用シート装置 |
JP5508647B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2014-06-04 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922019B2 (ja) * | 1975-04-14 | 1984-05-23 | 株式会社ナカ技術研究所 | 建物用すべり止め |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922019U (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | 日本発条株式会社 | 自動車用シ−トの調整装置 |
-
1982
- 1982-09-27 JP JP1982146456U patent/JPS5949541U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922019B2 (ja) * | 1975-04-14 | 1984-05-23 | 株式会社ナカ技術研究所 | 建物用すべり止め |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5949541U (ja) | 1984-04-02 |
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