JPS6341444A - 2,4−ジヒドロキシ安息香酸エステル誘導体及びその用途 - Google Patents

2,4−ジヒドロキシ安息香酸エステル誘導体及びその用途

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JPS6341444A
JPS6341444A JP61185440A JP18544086A JPS6341444A JP S6341444 A JPS6341444 A JP S6341444A JP 61185440 A JP61185440 A JP 61185440A JP 18544086 A JP18544086 A JP 18544086A JP S6341444 A JPS6341444 A JP S6341444A
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ester
dihydroxybenzoic acid
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acid
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Masato Maue
真上 真諭
Sumi Saeki
佐伯 寿美
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Welfide Corp
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/333Colour developing components therefor, e.g. acidic compounds
    • B41M5/3333Non-macromolecular compounds
    • B41M5/3335Compounds containing phenolic or carboxylic acid groups or metal salts thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な2.4−ジヒドロキシ安息香酸エステ
ル誘導体とそれを顕色剤として含有してなる感熱記録紙
に関する。
〔従来の技術〕
現在、感熱記録紙は医療分野あるいは工業分野の計測用
記録計、コンピューターおよび情報通信の末端機、ファ
クシミリ、電子式卓上計算機のプリンター、券売機など
の分野に広く用いられている。このように、感熱記録紙
用途が多様化し、記録の高速化と画質の向上、すなわち
解像度を上げるための高密度化が重視されるに至って、
鮮明な発色記録を得るに充分な発色感度を保有した感熱
記録紙が要求されている。
感熱記録紙として、通常無色または淡色の塩基性無色染
料とフェノール類、有機酸などの顕色剤との加熱発色反
応を利用したものが、特公昭43−4160号公報、特
公昭45−14039号公報、特開昭48−27736
号公報等に記載され、広く実用化されている。
そして、その感熱記録紙の顕色剤として、p−ヒドロキ
シ安息香酸エステルや2.4−ジヒドロキシ安息香酸低
級アルキルエステル(特開昭57−156293562
93号公報ることも知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、顕色剤としてp−ヒドロキシ安息香酸エ
ステルを使用した場合、発色濃度が十分でなかったり、
発色後の時間の経過とともに発色画像の表面が白い粉を
吹いたり、発色画像の濃度が経時で低下する等の問題が
生じ、また、2,4−ジヒドロキシ安息香酸低級アルキ
ルエステルを使用した場合、感度は向上するものの、熱
処理前に自然発色するなどの問題があった。
〔問題を解決するための平置〕
本発明者らは、上記の点に迄み、鋭意研究を行なった結
果、感熱記録紙の顕色剤として、2,4−ジヒドロキシ
安息香酸高級アルキルエステル類を用いた場合に、発色
71度が高く、熱処理前の自然発色のない感熱記録紙と
なることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は一般式 (式中、Rは炭素数9から30までのアルキルを示す。
) で表わされる2、4−ジヒドロキシ安息香酸エステル誘
導体およびそれを顕色剤として含有するごとを特徴とす
る感熱記録紙に関する。
本発明の一般式(1)に示される化合物の具体例として
は、2.4−ジヒドロキシ安息香酸ノニルエステル、2
.4−ジヒドロキシ安息香酸デシルエステル、2.4−
ジヒドロキシ安息香酸ウンデシルエステル、2,4−ジ
ヒドロキシ安息香酸ドデソルエステル、2,4−ジヒド
ロキシ安息香酸トリデシルエステル、2.4−ジヒドロ
キシ安息香酸テトラデシルエステル、2.4〜ジヒドロ
キシ安息香酸ペンタデシルエステル、2,4−ジヒドロ
キシ安息香酸ヘキサデシルエステル、2,4−ジヒドロ
キシ安息香酸ヘプタデシルエステル・2.4−ジヒドロ
キシ安息香酸オクタデシルエステル、2,4−ジヒドロ
キシ安息香酸ノナデシルエステル、2,4−ジヒドロキ
シ安、つ、香酸エイコシルエステル、2,4−ジヒドロ
キシ安息香酸2−オクチルドデシルエステル、2、・1
−ジヒドロキシ安息香酸トコシルエステル、2,4−ジ
ヒドロキシ安息香酸テトラコシルエステル、2,4−ジ
ヒドロキシ安息香酸ヘキサコシルエステル、2.4−ジ
ヒドロキシ安息香酸オフタコシルエステル、2.4−ジ
ヒドロキシ安息香酸トリアコンチルエステルなどの直鎖
あるいは分枝状の高級アルキルエステル誘導体を挙げる
ことができる。本発明の好ましい化合物としては炭素数
12〜22の高級アルキルエステル誘導体である。
本発明の一般式(1)の化合物はいずれも新規化合物で
あり、たとえば以下に示す方法によって合成することが
できる。
方法l:カルボン酸とアルコールの脱水反応によるエス
テルの生成 2.4−ジヒドロキシ安息香酸とアルコールからエステ
ルを得る場合には、塩酸、硫酸、アリールスル ルホン酸など)の酸性触媒を用いて、生成する水を共沸
により反応系外に除去することにより、反応を進行させ
ることができる。また、その他の触媒としては、無水ト
リハロ酢酸や三フッ化ホウ素およびそのエーテル錯体な
ども使用することができ、さらに、モノブチル錫オキサ
イ1′、ジブチル錫オキサイド、モノブチル錫トリクロ
ライド、ジブチル錫ジクロリドなどの有機錫系化合物も
触媒として、適宜選択して使用することができる。
反応は加熱還流下にて行ない、溶媒は特に用いなくても
よいが、通常は、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素を用いることにより、円滑に進行させる
ことができる。
方法2:エステル交換反応(エステルのアルコリシス) エステルにアルコールを反応させてアルコキシル基を置
換させる場合には、方法lのエステル化に用いられる触
媒に加えて、ナトリウムアルコラードやチタンテトライ
ソプロポキシド、チタンテトラブトキシドなどのチタン
化合物も用いることができる。反応は、適宜選択された
エステル、アルコール、触媒を用いて、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの不活性溶媒中、加熱還流下にて行
ない、遊離する低級アルコールを共沸により反応系外に
除去することによって、反応を円滑に進行させることが
できる。
さらに、上記の方法の他、酸無水物とアルコールの反応
、酸ハライドとアルコールの反応およびカルボン酸の塩
とアルキルハライドの反応などにより目的のエステル誘
導体を生成することができる。
このようにして得られた一般式(1)の化合物は、常法
により分離、精製することができる。すなわち、溶媒抽
出、沈殿、再結晶および各種のカラムクロマトグラフィ
ーなどにより行なうことができる。
また、本発明のもう1つの概念は、−軟式(1)の化合
物を熱感応発色性記録紙の顕色剤として使用することで
あり、その使用方法は既知の感熱記録紙用の顕色剤と同
様に行なうことができる。すなわち、本発明の化合物の
微粒子と塩基性無色染料の微粒子とを水溶性結合剤の水
溶液中に分散させた!Q濁液を祇あるいは適当な支持体
に塗布乾燥することによって感熱記録紙を製造すること
ができる。
本発明に使用する塩基性無色染料としては特に制限され
るものではないが、トリフェニルメタン系、フルオラン
系、アザフタリド系、フルオレン系等が好ましく、以下
にこれらの具体例を示す。
トリフェニルメタン系ロイコ染S 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−シ
スチルアミノフタリド (別名;クリスタル・バイオレット・ラクトン)フルオ
ラン系ロイコ染r 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−(N−エチル−p−)ルイジノ)−6−メチル−7
−アニリノフルオラン 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,4−ジメ
チルアニリノ)フルオラン 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン3−ジエチルアミノ−
7−(m−)リフルオロメチルアニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−?−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−クロロフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン3−シクロ
へキシルアミノ−6−クロロフルオラン 3−ジエチルアミノ−?−(o−クロロアニリノ)フル
オラン 3−ジエチルアミノ−ベンゾ(a)フルオランアザフタ
リド系ロイコ染2 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4−7ザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−7−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル) 
−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−4−アザフタリド 3− (4−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ
)−2−メトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−
メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド フルオレン系ロイコ染料 3.6.6″ −トリス(ジメチルアミノ)スピロ〔フ
ルオレン−9,3° −フタリド〕3.6.6’  −
トリス(ジエチルアミノ)スピロ〔フルオレン−9,3
° −フタリド〕これらの染料も単独または2種以上混
合して使用できる。特に本発明においては、塩基性染料
として3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−(N−シクロへキシル−N−メチルア
ミン)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(
N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−(4−ジエチルアミノ−2
−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチル
インドール−3−イル)−4−アザフタリドを単独で使
用した場合に、動的発色濃度の著しく高い感熱記録紙が
得られる。
また、塩基性染料として3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオランと3−(N−シクロへキシ
ル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフ
ルオランとを混合して使用した場合には、動的発色濃度
が著しく高く、耐油性および保存安定性の優れた感熱記
録紙が得られる。
なお、本発明の効果を損わない範囲で他の顕色剤または
増感剤を併用してもよい。
他の顕色剤としてはビスフェノールAM、4−ヒドロキ
シフタル酸ジエステル類、フタル酸モノエステル類、ビ
ス(ヒドロキシフェニル)スルフィド類、4−ヒドロキ
シフェニルアリールスルホン類、4−ヒドロキシフェニ
ルアリールスルホナート類、1.3−ジ〔2−(ヒドロ
キシフェニル)−2−プロピルゴーベンゼン類、その他
の顕色剤が好ましく、以下にこれらの具体例を示す。
ビスフェノールA類 4.4゛  −イソプロピリデンジフェノール〔別名:
ビスフェノールA〕 4.4° −シクロヘキシリデンジフェノールp、p’
  −(1−メチル−n−へキシリデンジフェノール) 4−ヒドロキシフタル ジエステル類 4−ヒドロキシフタル酸ジメチル 4−ヒドロキシフタル酸ジイソプロピル4−ヒドロキシ
フタル酸ジベンジル 4−ヒドロキシフタル酸ジヘキシル フタル モノエステル フタル酸モノベンジルエステル フタル酸モノシクロヘキシルエステル フタル酸モノフェニルエステル フタル酸モノメチルフェニルエステル フタル酸モノエチルフェニルエステル フタル酸モノアルキルベンジルエステルフタル酸モノハ
ロゲンベンジルエステルフタル酸モノアルコキシベンジ
ルエステルビス(ヒドロキシフェニル)スルフィドビス
(4−ヒドロキシ−3−第3級−プチル−6−メチルフ
ェニル)スルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)ス
ルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2−メチル−5−エチルフェニ
ル)スルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2−メチル−5−イソプロピル
フェニル)スルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2,3−ジメチルフェニル)ス
ルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジエチルフエニル)ス
ルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジイソプロピルフェニ
ル)スルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2,3,6−トリメチルフエニ
ル)スルフィド ビス(2,4,5−トリヒドロキシフェニル)スルフィ
ド ビス(4−ヒドロキシ−2−シクロへキシル−5−メチ
ルフェニル)スルフィド ビス(2,3,4−)ジヒドロキシフェニル)スルフィ
ド ビス(4,5−ジヒドロキシ−2−第3級−メチルフェ
ニル)スルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジフェニルフェニル)
スルフィド ビス(4−ヒドロキシ−2−第3級−オクチルー5−メ
チルフェニル)スルフィド 4−ヒドロキシフェニルアリールスルホン4−ヒドロキ
シ−4゛ −イソプロポキシジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4° −メチルジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4° −n−ブチルオキシジフェニル
スルホン 4−ヒドロキシフェニルアリールスルホナート4−ヒド
ロキシフェニルベンゼンスルホナート4−ヒドロキシフ
ェニル−p−1リルスルホナート 4−ヒドロキシフェニルメチレンスルホナート4−ヒド
ロキシフェニル−p−クロロベンゼンスルホナート 4−ヒドロキシフェニル−p−第3級−ブチルベンゼン
スルホナート 4−ヒドロキシフェニル−p−イソプロポキシベンゼン
スルホナート 4−ヒドロキシフェニル−1° −ナフタリンスルホナ
ート 4−ヒドロキシフェニル−2′ −ナフタリンスルホナ
ート 1.3−ジ(2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プ
ロピル)ベンゼン 1.3−ジ(2−(4−ヒドロキシ−3−アルキルフェ
ニル)−2−プロピル〕ベンゼン1.3−ジ(2−(2
,4−ジヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼ
ン 1.3−ジ(2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)−2−プロピル〕ベンゼン上ヅA任5仁二に組 り、3−ジヒドロキシ−6(α、α−ジメチルベンジル
)ベンゼン −Baυ血 p−第3級−ブチルフェノール 2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン ノボラック型フェノール樹脂 4−ヒドロキシアセトフェノン p−フェニルフェノール ベンジル−4−ヒドロキシフェニルアセテートp−ベン
ジルフェノール さらに増悪剤としては、ステアリン酸アミド、パルミチ
ン酸アミド等の脂肪酸アミド、エチレンビスアミド、モ
ンタン系ワックス、ポリエチレンワックス、テレフタル
酸ジベンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、
ジ−p−トリルカーボネート、p−ベンジルビフェニル
、フェニルα−ナフチルカーボネート、1.4−ジェト
キシナフタリン、4.5−エポキシシクロ−・キサン−
1,2−ジカルボキシジステアレート等が挙げられる。
前述の有機顕色剤、塩基性無色染料および増感剤は、ボ
ールミル、アトライター、サンドグラインダーなどの摩
砕機あるいは適当な乳化装置によって数ミクロン以下の
粒子径になるまで微粒化し、目的に応じて各種の添加材
料を加えて塗液とする。
この塗液には通常ポリビニルアルコール、変性ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルローズ、メチルセ
ルローズ、デンプン、酸化デンプン、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−ブタジェン共重合体などの結合剤、なら
びにカオリン、焼成カオリン、ケイソウ土、シリカ、タ
ルク、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム
、炭酸カルシウムなどの無機または有機充填剤を添加す
るが、このほかに脂肪酸金属塩(たとえば、ステアリン
酸亜鉛など)などの離型剤、ワックス類などの滑剤、ベ
ンゾフェノン系やトリアゾール系の紫外線吸収剤、グリ
オキザールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤などを使用
することができる。
本発明に使用する有機顕色剤、塩基性無色染料、増感剤
、その他の各1戊分の!1類および量は要求される性能
および記録適性に従って決定され、特に限定されるもの
ではないが、通常、塩基性無色染t41重量部に対して
有IIi顕色剤1〜8重量部、充填剤1〜20重置部を
使用し、結合剤は全固形分中10〜25重鵞部が適当で
ある。
3作用および発明の効果〕 以下、試験例によ:つ、木発]パヒ合初の1ピ熱記録紙
用顕色剤としての効果について説明する。
試験例 後述の処方例によって得られた本発明化合物を顕色剤と
して含有した感熱記録紙(処方例1.2)について、各
温度における発色、′溶度およびシートの地色の測定を
行なった。
発色濃度は、130.100.80℃の各温度に設定さ
れた熱傾斜試験機により発色させ、画像化度をマクベス
濃度計で測定した。また、発色前の地色の着色は、発色
前の感熱記録紙の表面を肉眼判定した。
また、比較例として、後述の処方例の顕色剤に代えて、
2.4−ジヒドロキシ安息香酸メチルエステル(比較例
1)、2.4−ジヒドロキシ安息香酸エチルエステル(
比較例2)、2.4−ジヒドロキシ安息香酸オクチルエ
ステル(比較例3 )、ビスフェノールA(比較例4)
、パラオキシ安息香酸ベンジル(比較例5)をそれぞれ
用いた感熱記録紙について、同様に測定した。
その結果を第1表に示す。表中、○:着色なし、×:r
I色を示す。
第1表から明らかなように、本発明の2.4−ジヒドロ
キシ安で、香酸エステル誘導体を顕色剤として用いたき
軌、記録紙は、従来がら使用されているビスフェノール
Aやパラオキシ安息香酸ヘンシルに比べ、印字温度にお
ける発色1度が高く、さらに公知の2,4−ジヒドロキ
シ安息香酸低級アルキルに比べ、発色21度が高いのみ
ならず、地色の着色がない点で優れている。
〔実 施 例〕
以下、実施例および処方例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例および処方例によっ
て何ら限定されるものではない。
実梅例1 2、 4−’;ヒドロキシ安息香酸メチルエステル33
.6g、、n−トコシルアルコール65.2g、シフ゛
チル錫オキサイド0.6 g、トルエン40m1の?客
演を加熱還流した。トルエンを留去し、内温140〜1
49℃に到達したところで新たにトルエン120m1を
滴下しながら同温に保持し、生成するメタノールをトル
エンと共に留去させた。最後にトルエンを留去し、内温
165℃まで上昇させた。
反応終了後、トルエン150m1を加え、加熱溶解し熱
時濾過する。冷却して析出する結晶を濾取し、メタノー
ルで結晶を十分洗滌すると、融点92〜94°Cの2.
4−ジヒドロキシ安息香酸トコシルエステルが得られる
実施例2 2.4−ジヒドロキシ安息香酸15.4g、n−トコシ
ルアルコール32.6g、トルエン200m1の溶液に
濃硫酸0.5gを加えて18時間還流した。
生成する水を共沸により反応系外に除去した。反応終了
後、トルエン250m1を加え、水、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、水の順で洗滌し、トルエンを留去する。析出
する結晶を濾取し、メタノールで洗藷すると、2.4−
ジヒドロキシ安、α香酸トコシルエステルが得られる。
本化合物はシリカゲルを用いた薄層クロマトグラフィー
、赤外線吸収スペクトルにより、実施例1で得られた化
合物と同一化合物であることを確認した。
一実施例3 実施例2において濃硫酸の代りに、p−)ルエンスルホ
ン酸l水和物0.5gを用いて同様に反応し、同様に処
理することにより、2.4−ジヒドロキシ安息香酸トコ
シルエステルが得られる。
実施例4 2.4−ジヒドロキシ安息香酸メチルエステルとn−ノ
ニルアルコールを実施例1の方法に従って反応、処理す
ることによって、2,4−ジヒドロキシ安息香酸ノニル
エステルが得られる。
実施例5 2.4−ジヒドロキシ安息香酸とn−テトラデシルアル
コールを実施例2の方法に従って反応、処理することに
よって、2.4−ジヒドロキシ安息香酸テトラデシルエ
ステルが得られる。
実施例6 2.4−ジヒドロキシ安息香酸とn−ヘキサデシルアル
コールを実施例3の方法に従って反応、処理することに
よって、2.4−ジヒドロキシ安息香酸ヘキサデシ−ル
エステルが得られる。
実施例7 2.4−ジヒドロキシ安息香酸メチルエステルとn−オ
ククデシルアルコールを実施例1の方法に従って反応、
処理することによって、2.4=ジヒドロキシ安息香酸
オクタデシルエステルが得られる。
実施例8 2.4−ジヒドロキシ安息香酸メチルエステルと2−オ
クチルドデシルアルコールを実施例1の方法に従って反
応、処理することによって、2.4−ジヒドロキシ安息
香酸2−オクチルドデシルエステルが得られる。
実施例9 2.4−ジヒドロキシ安息香酸メチルエステルとn−ト
リアコンチルアルコールを実施例1の方法に従って反応
、処理することによって、2.4−ジヒドロキシ安息香
酸トリアコンチルエステルが得られる。
処方例1〜2 下記処方により、本発明の感熱記録紙を説明するが、部
なる記載は全て重量部を示す。
Al夜(染料分散液) 3−ピロリジノ−6−メチル−7−5,0部アニリノフ
ルオラン 10%ポリビニルアルコール水R?f1.  2.5部
水                     17.
5部B液(顕色剤分散液) 顕色剤(下記第2表参照)        15部5%
酸化澱粉水溶液         60部炭酸カルシウ
ム           15部シリカ微粒子    
         5部ステアリン酸亜鉛      
     5部4.5−エポキシシクロヘキサン−1,
25部−ジカルボキシジステアレート 水                       1
20部上記組成の各液を7トライターで粒子径3ミクロ
ンまで粉砕し分散液を得、次いで各分散液を混合して塗
液とする。塗液を50g/n?の基紙の片面に塗布量6
 g/n?になるように、バーコーダ−にて塗布し、乾
燥後、スーパーカレンダーで平滑度が200〜600秒
になるように処理して感熱記録紙を得た。
第   2   表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数9から30までのアルキルを示す。 ) で表わされる2,4−ジヒドロキシ安息香酸エステル誘
    導体。
  2. (2)通常無色または淡色の塩基性無色染料と顕色剤と
    を主成分とする感熱発色層を有する感熱記録紙において
    、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数9から30までのアルキルを示す。 ) で表わされる2,4−ジヒドロキシ安息香酸エステル誘
    導体を顕色剤として含有することを特徴とする感熱記録
    紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017149680A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 上野製薬株式会社 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの精製方法

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