JPH0278650A - 感熱記録体および新規なo−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体 - Google Patents

感熱記録体および新規なo−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体

Info

Publication number
JPH0278650A
JPH0278650A JP63229083A JP22908388A JPH0278650A JP H0278650 A JPH0278650 A JP H0278650A JP 63229083 A JP63229083 A JP 63229083A JP 22908388 A JP22908388 A JP 22908388A JP H0278650 A JPH0278650 A JP H0278650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
heat
sensitive recording
substituted
alkoxycarbonyloxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63229083A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Numata
繁明 沼田
Kazuya Nagaoka
一也 長岡
Katsumi Moronuki
克己 諸貫
Sunao Yoshikawa
吉川 素直
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Kasei Chemicals Ltd
Honshu Paper Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Kasei Chemicals Ltd
Honshu Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Kasei Chemicals Ltd, Honshu Paper Co Ltd filed Critical Kawasaki Kasei Chemicals Ltd
Priority to JP63229083A priority Critical patent/JPH0278650A/ja
Publication of JPH0278650A publication Critical patent/JPH0278650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/337Additives; Binders
    • B41M5/3375Non-macromolecular compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、感熱記録体に関する。更に詳しくは特殊な発
色促進剤を使用する昇華性及び発色性の優れた感熱記録
体に関する。
本発明はまた、この種技術分野で使用しうる、新規な〇
−置換1. 4−ナフトヒドロキノン誘導体に関する。
更に詳しくは、1.4−ナフトキノンを還元して得られ
る1、4−ナフトヒドロキノン(またはα−ナフトヒド
ロキノン)から有利に誘導される、新規な〇−置換1.
4−ナフトヒドロキノン誘導体(換言すれば1.4−ナ
フトヒドロキノンの炭酸エステル誘導体)に関する。
「従来の技術」 従来、ロイコ化合物と有機酸とを含む感熱記録紙等の感
熱記録体は、例えば特公昭45−14039号等によっ
てすでに公知である。このような、感熱記録紙は、熱エ
ネルギー′を感熱記録層に与えて、ロイコ化合物、有機
酸および結着剤を軟化あるいは溶融し、それによって発
色成分を良好に接触させ、発色せしめるという原理に基
づくものである。近時この種感熱記録紙は各種プリンタ
ー、ファクシミリ等の分野で汎用されている。
ところで、このような記録紙の特性は、それらの各種用
途によって当然異なっており、近年より一層高度のもの
が要求される傾向にある。
例えば記録速度を上げるためには、勿論記録装置を改良
すればよいのであるが、それと共に使用する記録紙自身
の発色性も同時に、または付随的に促進することが要求
されている。
しかして、この発色性を促進する方法としては、通常低
融点物質を、感熱記録層中に含有させる方法が行われて
いる。
さらに具体的に述べると、低融点物質すなわち発色促進
剤または増感剤として、特公昭43−4160号に於て
は、尿素、無水フタル酸、アセトアニリドが;また特開
昭48−19231号に於てはパラフィン蝋、カルナバ
蝋、蜜蝋、木蝋、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステルが;
さらに特公昭49−17748号に於てはサリチル酸、
アニス酸、フタル酸モノフェニルエステル、フタル酸モ
ノベンジルエステルの使用が記載されている。
さらに、近年実用的には脂肪酸アミドを、発色促進剤と
して使用するというようなことも、広く行われている。
また、特公昭51−27599号には、パラフィンある
いはマイクロワックスと脂肪酸アミドとの組合せによる
脂肪酸アミドの発色促進効果が;特開昭54−1397
40号にはステアリン酸アミド、オレイン酸アミド等の
脂肪酸アマイドの発色促進効果が述べられ、それらのい
くつかは実用化されている。
その他炭酸ジフェニルを使用するような改良法も提案さ
れている。
「発明が解決しようとしている問題点」ところでステア
リン酸アミド等のアミドワックスを使用する前述の方法
に基づいて製造された感熱記録体は、発色感度等の点で
未だ十分なものでるとはいいがたいものであった。そこ
でその改良方法として、種々の方法が提案されている。
しかしながらいずれも昇華性があったりして未だ十分な
ものであるとはいえないものであった。
従って本発明者らの目的とするところは、合成が容易で
あり、発色感度が十分であって高速記録用として適し、
さらに昇華性をできるだけ抑えた発色促進剤を開発する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者ら
は、これらの課題を解決するため鋭意検討した結果、従
来感熱記録体の分野で知られていなかった構造の炭酸エ
ステル化合物を見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は先ず第一には、(1)  ロイコ化合物
と該ロイコ化合物と反応して顕色する有機酸とを主成分
とする感熱記録紙において、発色促進剤として 一般式 ROCONp  ・・・・・・・・・・・・ −船人−
1、またはI ROCONpOR’・・・・・・ 一般式−2(式中、
Npはナフタレン環を、RまたはR′は炭素数1〜10
のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基またはアリ
ール基を示す。)で表されるアルコキシカルボニルオキ
シ化合物を含有することを特徴とする感熱記録体に関す
る。
第二には、上記の発色促進剤として使用でき、かつ化合
物としても新規性を有するところの次の一般式 〔ただし、上記の一般式3中AおよびBはアルキル基、
アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基またはアリ
ール基(これらの置換基はいずれも置換していてもよい
。)を示し、AおよびBは同一であっても異なっていて
もよい。〕で表される、新規な〇−置換1. 4−ナフ
トヒドロキノン誘導体に関する。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
まず一般式−1に於てNpは、置換または無置換のナフ
タリン環を示す。
また、一般式−1、一般式−2および一船人一3中のR
SR’ 、AおよびBはアルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、アラルキル基またはアリール基を示す。さ
らに具体的には、例えば、アルキル基としてはメチル、
エチル、n−プロピノペi−ブロピノペn−ブチル、i
−ブチル、ペンチノペオクチルが;アルケニル基として
はア+J )ペアクリル、メタクリル、ブテニル、ペン
テニルが;アルキニル基としてはエチニル、プロパギル
、フェニルエチニルが;アラルキルとしてはベンジル、
フェネチルが;アリール基としてはフェニノペナフチj
lz、アンスラニル等が挙げられる。
これらの基には置換基があってもよい。そのような置換
基としては、アルキル基、アラルキル基、ハロゲン原子
、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルカルボニ
ルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、アルコキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモ
イル基、スルファモイル基が挙げられる。
次に、本発明の化合物を具体的に例示する。
−’  [lCH2CH3炭酸1−(4xH&)t7f
ルp−)リル その他、炭酸1−プロピル2−ナフチル、炭酸ベンジル
2−ナフチル、炭酸2−ナフチルフェニル、炭酸2−ナ
フチルトリル等が挙げられる。
上記の一般式−2の化合物の中で、1.4−ナフトヒド
ロキノンから誘導される一般式−3に関する〇−置換1
. 4−ナフトヒドロキノン誘導体は新規化合物である
本発明の一般式−3で示される新規な〇−置換1.4−
ナフトヒドロキノン誘導体としては、典型的には次の化
合物が挙げられる。
アルキルエステル 典型的なものとして炭酸1−(4−エトキシ)ナフチル
エチルが挙げられる。
アルケニルエステル 典型的なものとして炭酸1−(4−エトキシナフチル)
アリルが挙げられる。
アルキニルエステル 典型的なものとして炭酸1−(4−エトキシナフチル)
プロパギルが挙げられる。
アラルキルエステル 典型的なものとして炭酸1−(4−エトキシナフチル)
ベンジルが挙げられる。
フェニルエステル 一般式−3の化合物としては炭酸1−(4−エトキシ)
ナフチルフェニル、炭酸1−(4−エトキシ)ナフチル
トリル等が挙げられる。
−船人−3の化合物はフェニルエステルが発色促進剤と
して特に好ましい。
これらのアルコキシカルボニルオキシ化合物(換言する
と炭酸エステル類)は、一般には水酸基を有する芳香族
化合物と、約2〜2.5倍量のクロル蟻酸アルキル、ク
ロル蟻酸アルケニル、クロル蟻酸アルキニノベクロル蟻
酸アリールまたはクロル蟻酸アラルキルとを、ピリジン
等の塩基の存在下、アセトン、アセトニトリノペT’H
F等の溶媒中、室温〜沸点で、約30分〜2時間反応さ
せて得ることができる。
特に、本発明の〇−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘
導体は、例えば次の方法によって製造される。
一般式−3の化合物については、1.4−ナフトキノン
を水素添加触媒の存在下に水素添加し、または亜2チオ
ン酸す) IJウム等の還元剤で還元することにより、
工業的に有利に得られる1、4−ナフトヒドロキノンを
、−船人−3中のBの基に対応するアルコール(すなわ
ちB−OH)中、酸触媒存在下に加熱し、1.4−ナフ
トヒドロキノンのモノエーテルとし、ついで−船人中の
Aに対応するクロル蟻酸エステル(すなわちCjl’−
C−0−A)と、塩基性物質の存在下に反応させる方法
によって製造することができる。
これらの新規な〇−置換1. 4−ナフトヒドロキノン
誘導体を含むアルコキシカルボニルオキシ化合物は、融
点が60〜180℃の範囲にある。
それ故感熱紙の発色促進剤として使用した場合、昇華性
が小さく、従来より使用されている脂肪酸アミド等に比
べて発色促進効果もすぐれている。
さらに、本発明の1. 4−ナフトヒドロキノン誘導体
は、その他の置換位置のナフタレンニ置換体に比べて製
造法も有利である。
前記の如く、本発明の感熱記録体の発色促進剤(増感剤
)としては、融点が一般に60〜180℃、好ましくは
60〜120℃、さらに好ましくは80〜120℃であ
ることが望ましい。
本発明において、アルコキシカルボニルオキシ化合物の
使用量は、感熱記録層の全固形分に対し1〜50重量%
、好ましくは10〜40重量%の割合とする。このよう
な割合とすることにより、本発明の所期の目的を達成す
ることができる。
ロイコ化合物 本発明において用いるロイコ化合物は無色ないし淡色で
あって、かつ有機酸と反応する物質であればすべてのも
のが使用できる。
例えばトリフェニルメタン系、トリフェニルメタンフタ
リド系、フルオラン系、ロイコオーラミン系、ジフェニ
ルメタン系、フェノチアジン系、フェノキサジン系、ス
ピロピラン系、インドリン系、インジゴ系等の各種誘導
体が挙げられる。
さらに具体的に述べると、例えば以下のものが好適に使
用可能である(カッコ内は発色後の色)。
クリスタルバイオレットラクトン(青色)、3−ジエチ
ルアミノー6−メチル−7−アニリノフルオラン(黒色
)、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン(黒色) 、3−N。
N−エチルイソアミルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン(黒色) 、3− (N−エチル−p−ト
ルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン(黒
色)、3−ジエチルアミン−6−メチル−7−(オルト
、パラ−ジメチルアニリノ)フルオラン(黒色)、3−
ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(黒
色)、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン(黒色’) 、3− (N−シクロへキシル−N
−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン(黒色)、3−ジエチルアミノ−7−(オルト−クロ
ロアニリノ)フルオラン(黒色)、3−ジエチルアミノ
−7−(メタ−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラ
ン(黒色)、3−ジエチルアミノ−6−メチル−クロロ
フルオラン(赤色)、3−ジエチルアミン−6−メチル
−フルオラン(赤色)、3−シクロへキシルアミノ−6
−クロロフルオラン(橙色) 、3− (N−インアミ
ル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリツフ
ルオラン(黒色)。
有機酸(またはそのエステル) 本発明において用いる有機酸は、常温で固体であり、加
熱により溶融し、ロイコ化合物と接触して顕色剤となる
ような物質である。具体的には、各種フェノール性物質
、脂肪酸、芳香族カルボン酸等が挙げられる。
本発明において、前記有機酸の使用量は、感熱記録層の
全固形分に対し1〜40重量%の割合とする。このよう
な割合とすることにより、本発明の各種目的を良好に達
成することができる。
さらに具体的には、次のようなものが用いられる。
没食子酸、サリチル酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸、0−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香W
L  2−ヒドロキシ−p−)ルイル酸、3.5−キン
レノーノベチモール、p −tert−ブチルフェノー
ル、4−ヒドロキシフェノキシド、メチル−4−ヒドロ
キシベンゾエート、4−ヒドロキシアセトフェノン、α
−ナフトール、β−ナフトール、カテコール、レゾルシ
ン、4−tert−オクチルカテコール、4,4°−5
ec−ブチリデンフェノール、2.2’ −ジヒドロキ
シジフェニル、2.2”−メチレンビス(4−メチル−
5−tert−ブチルフェノール)、2.2° −ビス
(4−ヒドロキシフェニル)フロパン(別名;ビスフェ
ノールA)、4.4°−イソプロピリデン−ビス (2
−tert−ブチルフェノール)、ピロガローノベフロ
ログリシン、フロログルシンカルボン酸。
p−メチルフェノール、p−tert−ブチルフェノー
ル、p−フェニルフェノーノペ4.4゛ −シクロヘキ
シリデンジフエノーノペ4.4’ −(1−メチル−n
−へキシリデン)ジフェノール、4゜4′ =(インプ
ロピリデン) ジカテコーノペ 4゜4°−ベンジリデ
ンジフェノール、4.4° −イソプロピリデンビス(
2−クロロフェール)、3−フェニルサリチル酸、3.
5−ジーtert−ブチルサリチル酸、■−オキシー2
−ナフトエ酸、没食子酸エステル、サリチル酸エステル
、4−ヒドロキシフタル酸エステル。
結着剤 本発明においては公知の結着剤を用いる。なお水溶性の
ものを使用することが望ましい。
この結着剤は、微粒子状に分散された発色剤を互いに隔
離させて固着させるという働きをする。
具体的にはポリビニルアルコール、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ポリアクリル酸、カゼイン、ゼラチン、でんぷん
、およびそれらの誘導体等が用いられる。
本発明において、結着剤の使用量は、感熱記録層の全固
形分に対し1〜35重量%、好ましくは10〜30重量
%の割合とする。このような割合とすることにより、本
発明の各種目的を良好に達成しうる。
その他の添加剤 本発明の感熱記録体には、さらに必要に応じて感熱記録
層中に他の添加物質、例えばクレー、シリカ、炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、クルク、酸化チタン、酸
化亜鉛等の無機または有機顔料、ワックス類、保存安定
のための酸化防止剤、紫外線吸収剤、スティック防止の
ための各種脂肪酸金属塩、耐水性向上のための耐水化剤
、フェノール樹脂、界面活性剤等を添加してもよい。
また本発明による発色促進剤と組み合わせて、すでにこ
の種技術分野において公知の各種発色促進剤を添加して
もよい。
基体 本発明に使用される基体としては、上質紙、中質紙、コ
ート紙をはじめとする各種紙が通常使用される。
本発明においてはその他ガラス繊維シート、プラスチッ
クシート、フィルムラミネート等も基体として使用する
ことができる。 以下、本発明の構成ならびに効果を合
成例および実施例によってさらに詳細に説明する。ただ
し、本発明の技術的範囲は、これらの実施例に限定され
るものではない。
「実施例」 実施例1 (新規化合物の合成) 炭酸1−(4−エトキシ)ナフチルフェニルの合成 l−二トキシ−4−ヒドロキシナフタレン28.2g(
0,15モル)を、アセトン50−、ピリジン13.8
g(0,175モル)の混合溶液に溶解し、ついで該溶
液にクロル蟻酸フェニル32g(0,20モル)のアセ
トン50m1溶液を滴下した。
滴下と共に発熱し、しだいにピリジンの塩酸塩の沈澱が
生じた。内温か最高50℃に達したのち、放冷し、水2
0蔵を加えて白色沈殿を溶解し2層とした。上部のアセ
トン層を採り、メタノール150mj!、水50mj!
を加゛えて結晶を析出させ、該結晶を濾過し、十分に水
洗し、メタノールで洗浄した後、63gの白桃色結晶を
得た。このものをクロロホルム/メタノールより再結晶
し、融点が102〜103℃の白色結晶を得た。この結
晶は元素分析、IR,NMRの結果、炭酸1−(4−エ
トキシ)ナフチルフェニルであることを同定した。
同定データ I R(K Br ) 2970.1?70.1580
.1495.1475゜1395、1385.1230
.1200.1145゜1090.770,715,6
85 (cm−つ’HNMR(CDCl2.60 MH
z )δ1.5 (t、 3H,J=7Hz) 、 4
.13 (t、 2H,J=7Hz) 、 6.73 
(d、 LH,J=9Hz)。
7.0〜7.5 (m、8H)、 7.9〜8゜1 (
m、 1N)、 8.2〜8.5 (+++、 IN)
CH(caned、 for C,、H,60,)ca
lcd、C74,0層% H5,23%found  
C73,90% 85.13%実験例 本願発明のアルコキシカルボニルオキシ化合物と炭酸ジ
フェニルの昇華性について、熱重量測定装置(示差走査
熱量天秤、理学電機製Therm。
flex TG−DSC標準型)を用いて熱による重量
変化を測定し比較した。
その結果を第1表に示す。
各々の所定の試料を、10℃/分の昇温速度で200℃
および250℃まで昇温した。本願発明のアルコキシカ
ルボニルオキシ化合物では次のとおり炭酸ジフェニルに
比べていずれも昇華性を低下させることができた。
第   1   表 実施例2〜3 (1)感熱記録紙の製造 下記の組成のA液およびB液を、各々別々にボールミル
で72時間粉砕し、分散させた。
A液 水酸化アルミニウム         20gステアリ
ン酸亜鉛           5gB液 ビスフェノールA            15g炭酸
カルシウム           20gステアリン酸
亜鉛           3gポリビニルアルコール 105(■クラレ製)12%溶液   35g水   
                     52g次
に、A液125g5B液125gとポリビニルアルコー
ル105 (@クラレ製)12% 液50g1水40g
を加えて、混合攪拌して感熱発色層形成液とし、これを
坪量50g / m″の上質紙上に乾燥塗布後の塗布量
が8g/m+になるようにワイヤーバーを用いて塗布し
、さらにその表面平滑度が500〜600秒になるよう
層表面をカレンダー掛けして感熱記録紙を作成した。
(2)感熱記録紙のテスト 得られた感熱記録紙の各々について、以下のテストを行
い、その結果を第2表に示す。
■ 発色開始温度 Ts 静的発色試験において、発色濃度が0.2となる時の温
度である。
■ 画像濃度 市販の薄膜サーマルヘッドKFT−216−8MPDI
(京セラ■製)で印字電力0.70W/dat 。
パルス幅0.8rnsの条件でベタ印刷を行い、その時
の印字濃度をマクベス濃度計RD−514で測定した。
第   2   表 「発明の効果」 本発明の効果を列挙すれば次の通りである。
本発明の新規な〇−置換1.4−ナフトヒドロキノン誘
導体を含むアルコキシカルボニルオキシ化合物を増感剤
として用いた感熱記録体は、感度の向上された高速記録
用として適するとともに、昇華性が少なく極めて実用性
の高いものであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ロイコ化合物と該ロイコ化合物と反応して顕色す
    る有機酸とを主成分とする感熱記録体において、発色促
    進剤として 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Npはナフタレン環を、qは0または1を、R
    またはR′は炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル
    基、アラルキル基またはアリール基を示す。) で表されるアルコキシカルボニルオキシ化合物を含有す
    ることを特徴とする感熱記録体。(2)アルコキシカル
    ボニルオキシ化合物の融点が、60〜180℃である請
    求項(1)記載の感熱記録体。 (3)アルコキシカルボニルオキシ化合物の融点が、8
    0〜120℃である請求項(1)記載の感熱記録体。 (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、式中AおよびBは炭素数1〜10のアルキル
    基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基または
    アリール基(これらの置換基は置換していてもよい。)
    を示し、AおよびBは同一であっても異なっていてもよ
    い。〕で表される新規なO−置換1,4−ナフトヒドロ
    キノン誘導体。
JP63229083A 1988-09-13 1988-09-13 感熱記録体および新規なo−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体 Pending JPH0278650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63229083A JPH0278650A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 感熱記録体および新規なo−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63229083A JPH0278650A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 感熱記録体および新規なo−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0278650A true JPH0278650A (ja) 1990-03-19

Family

ID=16886485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63229083A Pending JPH0278650A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 感熱記録体および新規なo−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0278650A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111539A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Taiyo Kagaku Co Ltd ポリグリセリン脂肪酸エステル
JP2006346526A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Taiyo Kagaku Co Ltd ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびこれを含有する組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111539A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Taiyo Kagaku Co Ltd ポリグリセリン脂肪酸エステル
JP2006346526A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Taiyo Kagaku Co Ltd ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびこれを含有する組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4535190A (en) Phenolic compounds and a heat-sensitive recording material containing the same
JPH0278650A (ja) 感熱記録体および新規なo−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体
JP2003519202A (ja) 変性化合物
JPS59106456A (ja) 新規なフエノ−ル性化合物
JPH021365A (ja) 感熱記録体
JP2670528B2 (ja) 感熱記録体
JP2530723B2 (ja) 感熱記録体
JPH01168489A (ja) 感熱記録体
JPS62169683A (ja) 感熱記録体
JPH0369392A (ja) 感熱記録体
JPH0315588A (ja) 新規な〇−置換1,4−ナフトヒドロキノン誘導体および感熱記録体
JPH0314530A (ja) 感熱記録体
JPH03169677A (ja) 感熱記録体
JPS62160279A (ja) 感熱記録材料
JPH0276785A (ja) 感熱記録体
EP0997315A1 (en) Polycyclic phenol compounds and heat-sensitive recording materials employing them
JPS60127189A (ja) 感熱記録紙
JPH03297685A (ja) 感熱記録体
EP0414243A2 (en) Heat-sensitive recorder
JPH01128872A (ja) 感熱記録材料
JPH054941A (ja) ギ酸エステル化合物
JPH0381187A (ja) 感熱記録体
JPH03114881A (ja) 感熱記録体
JPS63209884A (ja) 感熱記録体
JPH0354080B2 (ja)