JPS634141A - 立体トラス構造物の構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はユニット化した立体トラスにより構造物を構
築する、立体トラス構造物の構築方法に関するものであ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

立体トラス構造物の構築に際しては通常トラスの組み立
てに先立って側柱の頭部間に施工時の安全策としてワイ
ヤロープが架は渡され、更に架橋全面に亘って安全ネッ
トが張られる。そして側柱側から順次トラスを組み立て
、その組み立てられたトラス上で引き続きトラスの連結
、組み立て作業が行われる。

すなわち従来の構築方法では安全ネ７）の架は渡し後に
トラスの組み立てが行われるため工期の長期化は避けら
れず、また大張間で、建物高さが低い場合には安全ネッ
トを先張りすることが難しく、作業員の安全確保に苦慮
していた。

この発明はこうした従来の施工方法を基に、トラス構造
物の施工の合理化を図る目的からなされたもので、トラ
スを予めユニット化するとともに、ユニット毎に安全ネ
ット等を備え付けておくことによりこれを解決しようと
するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明では上下弦材をラチス材で連結したトラス枠材よ
りトラスユニットを形成し、これに足場及び安全ネット
を吊り下げておくことによりトラスの組み立てと安全ネ
ット張りを同時に行うことを可能にし、施工の合理化、
そして工期の短縮化を図る。

トラスユニットはトラス枠材を２組ずつ交互に組み合わ
せてほぼ（の字状に形成し、対向する２組のトラス枠材
節点間につなぎ材を架設し、上弦材上に母屋材を設置し
て構成され、このトラスユニット下に足場及び安全ネッ
トを吊り下げてトラス架構施工時の１ブロツクをなすブ
ロックパネルが形成される。

このブロックパネルを側梁側から棟心に向けて順次吊り
込み、吊り込む毎にトラスユニットのトラス枠材、母屋
材を相互に接続するという手順を繰り返してトラス構造
物を構築する。

〔実　施　例〕

以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。

この発明は上弦材１．下弦材２及びラチス材３からなる
トラス枠材ａを組み立ててユニット化したトラスユニッ
トＡに足場４．安全ネット５を吊り下げて形成したブロ
ックパネルＢを順次に所定の位置に吊り込み、トラスユ
ニットＡ、Ａを相互に接続してトラス構造物Ｃを構築す
る方法である。

トラス枠材ａは所要長さの上下弦材１，２をラチス材３
で連結したもので、これを第１図のように２組ずつ交互
に組み合わせてくの字状に形成し、対向するトラス枠材
ａ、ａの節点間につなぎ材６を架設するとともに、上弦
材１上に母屋材７を設置してトラスユニットＡが構成さ
れる。またトラス架構の妻側に配置されるトラスユニッ
トＡには第１図−Ｌ　ＩＶのように妻面を構成する妻リ
ング８が取り付けられる。

ブロックパネルＢは第３図のようにトラス構造物）Ａの
下方に作業用の足場４及び安全ネット５をチェーン９に
より吊り下げて形成されるもので、足場４は妻方向に並
列して配置され、同方向に隣接するブロックパネルＢの
足場４と相互に接続される。

第２図は第１図−１〜■に示す４組のブロックパネルＢ
を所定の位置にセットし、相互のトラス枠材ａ、ａ、母
屋材７．７を連結した様子４゜を示したものである。ト
ラスユニットＡのつなぎ材６の下方には適当な間隔でサ
ポート１０が設置される。

第３図はトラスユニットＡの組み立てめ様子を示したも
のであるが、トラスユニットＡは図示するように側梁１
１側からクレーン１２により吊り込まれ、順次連結され
る。以下この作業を繰り返して行い、トラス構造物Ｃを
構築する。

〔発明の効果〕

この発明は以下の通りであり、予め地上において組み立
てられたトラスユニットによりトラス架構を構築するも
のであるため高所での作業量が低減され、作業性の向上
を図ることができる。

また各トラスユニット毎に足場、安全ネットが備え付け
られてあり、これらが相互に接続されるため架橋の構築
と同時に安全対策を講することができ、全体的に施工の
合理化、工期の短縮化を図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はブロックパネルを示した平面図、第２図はブロ
ックパネルをセットした状態を示した平面図であり、第
３図はその吊り込みの様子を示した正面図である。 Ａ−・−・−トラスユニット、Ｂ−−−−−−−・ブロ
ックパネル、Ｃ・・−・・−・トラス構造物、ａ　−−
−−−−−トラス枠材、１−・−上弦材、２−−−−−
−一下弦材、３・−−−−−−ラチス材、４・−−−−
〜・−足場、５−・・・−安全ネット、６−−−−−一
・つなぎ材、？−−−−−−−母屋材、８−−−−−−
一妻リング、９−−−−−−−チェーン、１０−・−・
サポート、１１・−・−・側梁、１２−−−−−−−ク
レーン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）所要長さの上下弦材をラチス材で連結したトラス
   枠材を２組ずつ交互に組み合わせてくの字状に形成し、
   対向するトラス枠材の節点間につなぎ材を架設するとと
   もに、上弦材上に母屋材を設置してなるトラスユニット
   下に足場及び安全ネットを吊り下げて予めブロックパネ
   ルを形成し、このブロックパネルを側梁側から棟心に向
   けて順次吊り込み、各吊り込まれたブロックパネル毎に
   トラスユニットを相互に接続するという手順を繰り返し
   て構造物を構築する立体トラス構造物の構築方法。