JP2740833B2 - アーチ状型枠支保工の施設工法 - Google Patents

アーチ状型枠支保工の施設工法

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JP2740833B2 JP16436689A JP16436689A JP2740833B2 JP 2740833 B2 JP2740833 B2 JP 2740833B2 JP 16436689 A JP16436689 A JP 16436689A JP 16436689 A JP16436689 A JP 16436689A JP 2740833 B2 JP2740833 B2 JP 2740833B2
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信之 松ケ下
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岡部株式会社
岡部テクノシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アーチ橋等におけるアーチコンクリートの
施工に適用するアーチ状型枠支保工の施設工法に関する
ものである。
(従来の技術) アーチ橋のようなコンクリート構造物の構築にあたっ
ては、その施工面、特に橋脚(橋台を含む)間にわたる
アーチ形コンクリートの施工に必要な型枠支保工の施設
が技術的、経済的な点から大きな問題となっていた。
そこで、本発明者は、特開昭62−1905号等の発明によ
り、主杆と一対の側杆とによって三角形の単位支保要素
を形成し、その多数を互に主杆の端部でピン結合すると
ともに、両側杆の連結部において互に副杆により連結し
た構成としたトラス構造の型枠支保工を開発してきた。
そして、さらにこれを発展させ、特開昭63−22968号等
の発明により、主杆を上下二段の組合せ杆にすることに
して、大部分の応力が作用する主杆の強度を倍加増大さ
せ、長大なスパンのアーチ状型枠支保工によるアーチコ
ンクリートの施工も可能となった。
ところで、上記の支保工具を施設するには、従来第8
図に示すように、アーチ状型枠支保工全体を中央部で2
分割した形状の半アーチトラスA1,A1を地上で組立て、
それらをクレーンで吊り上げて、それぞれ下端を橋台B
(橋脚を含む)に上下二段の主杆の端部をピン2a,2bに
より取付けた後、上端を互にピン結合3a,3b(第1図参
照)するようにしている。すなわち、第8図に示すよう
に、橋台1に支柱13を立設し、これに一端をアンカー
(図示を略す)に固定したロープ14を掛け渡して、その
ロープ14で橋台にピン結合2a,2bした一方の半アーチト
ラスA1を一時的に吊持した後、それに使用したクレーン
を用いて他方の半アーチトラスA1を吊り上げ、それを橋
台B2に結合して両半アーチトラスA1,A1を互にピン結合
するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、吊り上げる半アーチトラスA1,A2は、長大で
あるばかりでなく、重量の大きな主杆は上下二段構成で
あるため、全体重量はかなり過大なものとなるから、大
型クレーンや複数のクレーンを使用することになり、そ
の設置場所の確保、整備ばかりでなく、型枠支保工の施
設作業も困難なものとなり、経済的負担も大きく増大す
ることになる。特に、アーチのスパンがより長大となっ
た場合は、クレーンの吊り上げによる作業ができなくな
ることにもなる。
本発明は、このような従来の問題を解決し、作業性と
安全性を高め、効率よく施工できると共に、経済的効果
の優れたアーチ状型枠支保工の施設工法を新たに提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明施設工法を図面を
参照して説明すると、本発明は主杆5aと一対の側杆6,6
とにより三角形に結合のした支保要素4をユニットとし
て、この支保要素4,4を互に各主杆5a,5aの端部でピン結
合7a,7aすると共に、各支保要素4における側杆6,6の結
合頂部8,8間を互に主杆5aより短い副杆9,9により連結し
て一対の半アーチ形のトラス基体1,1を形成して、それ
らトラス基体1,1の下端部をそれぞれ対向する橋台また
は橋脚B1,B2にピン結合2a,2aすると共に、互に上橋部に
おいてピン結合3aした後、上記主杆5aと同様に形成した
補強主杆5bを、主杆5aの外側において橋台または橋脚
B1,B2にピン結合2b,2bして、その補強主杆5b,5bに、他
の補強主杆5b,5bを、主杆5a,5a相互の結合部に枢着した
連杆10を介して順次相互にピン結合7b,7bさせることを
特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例について第1〜7図を参照して
説明する。
第1図は対象物であるアーチ型枠支保工Aを施設した
状態を示したもので、対向した橋台B1,B2にアーチ型枠
支保工Aをそのスパン方向に2分割して形成した半アー
チトラスA1,A2の下端がピン結合2a,2bされると共に各上
端が互にピン結合3a,3bされた構造となっている。この
アーチ型枠支保工Aは、特開昭63−22968号公報等によ
り提示されているトラス架構体で、第6図、第7図にも
示すように、トラスの上弦材にあたる主杆5aと一対の側
杆6,6とにより三角形に結合8した支保要素4をユニッ
トとして、その多数を互に主杆5a,5aの端部でピン7aに
より連結し、そして側杆6,6の結合頂部8,8間を互に主杆
5aより短く形成したトラスの下弦材にあたる副杆9,9に
よって連結して構成した半アーチ形トラス基体1に、上
記主杆5a,5aと同様に形成した補強主杆5b,5bを、主杆5
a,5aの連結ピン7aに枢着した連杆10の先端部に互にピン
7bにより結合した構造となっている。
橋台B1,B2の方には、第3図にも示すように、その上
面部に、上記半アーチトラスA1,A2の下端部にある主杆5
a及び補強主杆5bを結合するブラケット11を固定する。
本発明においては、まず、上記したトラス基体1,1を
地上で形成するそして、第2図に示すように、一方のト
ラス基体1をクレーンで吊り上げて、その下端部をブラ
ケット11にピン結合2aする。この場合、第3図に示すよ
うに、端末の主杆5aに取付けのための主杆5cを連結し、
その先端部と側杆6,6の結合部8との間に張出杆12を架
設すると好都合である。橋台B1に取付けたこのトラス基
体1は、従来におけると同様に、橋台B1に支柱を立設
し、これに張設したロープ14により一時的に吊持する
(第8図参照)。続いて、他方のトラス基体1をクレー
ンで吊り上げ、その下端部を上記同様にピン結合2aした
後、両トラス基体1,1の上端を第2図、第4図に示すよ
うにピン3aにより結合するのである。この場合も、図示
のように、端末の主杆5aに取付けのための主杆5cを連結
し、その先端部と側杆6,6の結合部8との間に張出杆12
を架設すると好都合である。
次に、第5図、第6図に示すように、トラス基体1,1
にその下端部から補強主杆5b,5bの取付けを進めて行
く。すなわち、まず、補強主杆5bの一つを主杆5aの外側
に配列して端部をブラケット11にピン結合2bすると共
に、その主杆5aと他の主杆5aとを結合したピン7aに短尺
の連杆10を枢着し、その連杆10の先端部に補強主杆5bの
他端部及びこれに連結する継ぎの補強主杆5bの一端部を
ピン7Bにより結合する。そして、同様に補強主杆5b,5b
を順次トラス基体1の上端に向けて継ぎ足して行き、半
アーチトラスA1を形成するのである。また、他方のトラ
ス基体1に対しても同様に補強主杆5b,5bの連結を進め
て行き他方の半アーチトラスA2を形成する。そして、上
端部に達した補強主杆5b,5bの各端部を、ピン3aに結合
した連杆10の先端部において互にピン3bにより結合する
のである。このようにして、半アーチトラスA1,A2との
結合よりなるアーチ状型枠支保工Aが施設されることに
なる。
なお、さきにトラス基体1を一時的に支持するために
設けた支柱とロープは、トラス基体1,1の結合後或はア
ーチ状型枠支保工Aの施設終了後に撤去する。
また、施工の実際においては、上記アーチ状型枠支持
保工Aは、施工構造物の奥行き方向に所要の間隔をおい
て列設し、互に連結材によって結合することになり、型
枠はそれらの上に架設されることになるのである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の工法は、主杆と一対の
側杆とにより形成した支保要素に、さらに補強主杆を結
合させたものを多数結合してなるアーチ状型枠支保工の
施設にあたって、主杆と一対の側杆とによる支保要素を
結合して、一対のトラス基体を形成し、それらを各橋台
または橋脚に結合して互に上端部においてピン結合した
後、補強主杆を結合するようにしたので、クレーンによ
る吊り上げ及び支柱、ロープにより吊時する構造物が従
来のものに比べ軽量ですむことになり、作業が容易で安
全性も高く能率よくできると共に、施設のための機材等
が簡易化し、経済的に施工できると等、優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工法により施設したアーチ状型枠支保工
を示す正面図、第2図はトラス基体の施設状態を示す正
面図、第3図は橋台に取付けたトラス基体の要部を示す
拡大正面図、第4図はトラス基体相互の結合部を示す拡
大正面図、第5図は補強主杆の結合過程を説明する正面
図、第6図は同下部の拡大正面図、第7図は同上部の拡
大正面図、第8図は従来工法による施設状態を示す正面
図である。 A……アーチ状型枠支保工 A1,A2……半アーチトラス B1,B2……橋台、1……トラス基体 2a,2b,3a,3b……ピン 4……支保要素、5a……主杆 5b……補強主杆、6……側杆 7a,7b……ピン、8……側杆結合頂部 9……副杆、10……連杆 11……ブラケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主杆と一対の側杆とにより三角形に結合し
    た支保要素をユニットとして、この支保要素を互に各主
    杆の端部でピン結合すると共に、各支保要素における側
    杆の結合頂部間を互に主杆より短い副杆により連結して
    一対の半アーチ形のトラス基体を形成して、それらトラ
    ス基体の下端部をそれぞれ対向する橋台または橋脚にピ
    ン結合すると共に、互に上橋部においてピン結合した
    後、上記主杆と同様に形成した補強主杆を、主杆の外側
    において橋台または橋脚にピン結合して、その補強主杆
    に、他の補強主杆を、主杆相互の結合部に枢着した連杆
    を介して順次相互にピン結合させることを特徴とする、
    アーチ状型枠支保工の施設工法。
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