JP2691262B2 - アーチ状型枠支保工の施設工法 - Google Patents

アーチ状型枠支保工の施設工法

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信之 松ケ下
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アーチ橋等におけるアーチコンクリートの
施工に適用するアーチ状型枠支保工の施設工法に関する
ものである。
(従来の技術) アーチ橋のようなコンクリート構造物の構築にあたっ
ては、その施工面、特に橋脚(橋台を含む)間にわたる
アーチ形コンクリートの施工に必要な型枠支保工の施設
が技術的、経済的な点から大きな問題となっていた。
そこで、本発明者は、特開昭62−1905号等の発明によ
り、主杆と一対の側杆とによって三角形の単位支保要素
を形成し、その多数を互いに主杆の端部でピン結合する
とともに、両側杆の連結部において互いに副杆により連
結した構成としたトラス構造の型枠支保工を開発してき
た。そして、さらにこれを発展させ、特開昭63−22968
号等の発明により、主杆を上下二段の組合せ杆にするこ
とにして、大部分の応力が作用する主杆の強度を倍加増
大させ、長大なスパンのアーチ状型枠支保工によるアー
チコンクリートの施工も可能となった。
ところで、上記の支保工を施設するには、従来第11図
に示すように、アーチ状型枠支保工全体を中央部で2分
割した形状の半アーチトラスA1,A1を地上で組立て、そ
れらをクレーンで吊り上げて、それぞれ下端を橋台B
(橋脚を含む)に上下二段の主杆の端部をピン2a,2bに
より取付けた後、上端を互にピン結合3a,3b(第1図参
照)するようにしている。すなわち、第11図に示すよう
に、橋台Bに支柱20を立設し、これに一端をアンカー
(図示を略す)に固定したロープ21を掛け渡して、その
ロープ21で橋台Bにピン結合2a,2bした一方の半アーチ
トラスA1を一時的に吊持した後、それに使用したクレー
ンを用いて他方の半アーチトラスA1を吊り上げ、それを
橋台B2に結合して両半アーチトラスA1,A1を互にピン結
合するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、吊り上げる半アーチトラスA1,A2は、長大で
あるばかりでなく、重量の大きな主杆は上下二段構成で
あるため、全体重量はかなり過大なものとなるから、大
型クレーンや複数のクレーンを使用することになり、そ
の設置場所の確保、整備ばかりでなく、一方の半アーチ
トラスA1を一時的に吊持するために、わざわざ支柱を立
設したりロープのアンカー固定をしなければならず、施
設作業が大がかりとなって、多くの労力と経費を要する
といった状態であった。
アーチのスパンがより長大となった場合は、クレーン
の吊り上げによる作業ができなくなることにもなる。
本発明は、このような従来の問題を解決し、作業性と
安全性を高め、能率よく施工できると共に、経済的効果
の優れたアーチ状型枠支保工の施設工法を新たに提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明施設工法を図面を
参照して説明すると、本発明は、主杆5aと一対の側杆6,
6とにより三角形に結合した支保要素4をユニットとし
て、この支保要素4を互に各主杆5a,5aの端部でピン結
合7a,7aすると共に、各支保要素4における側杆6,6の結
合頂部8,8間を互に主杆5aより短い副杆9,9により連結し
て、該型枠支保工Aの長さ方向に4個以上に分割した長
さの分割トラス1a,1bを形成し、まず、対向する橋台ま
たは橋脚B1,B2に、その分割したトラス1a,1aを、その一
端の主杆5a,5aをピン結合2a,2aすると共に、側杆6,6の
結合頂部8を伸縮自在とした支持杆13,13に支持して取
付け、次いで、この分割トラス1a,1aに、他の分割トラ
ス1b,1bを結合、延設して、両橋台または橋脚B1,B2にそ
れぞれ半アーチ形のトラス基体1,1を形成し、それらト
ラス基体1,1の上端部をピン結合3aした後、上記主杆5a
と同様に形成した補強主杆5bを、主杆5aの外側において
橋台または橋脚B1,B2にピン結合2b,2bして、その補強主
杆5b,5bに、他の補強主杆5b,5bを、主杆5a,5a相互の結
合部7a,7aに枢着した連杆10,10を介して順次相互にピン
結合7b,7bさせることを特徴とする、アーチ状型枠支保
工の施設工法。
(実施例) 以下、本発明の実施例について第1〜10図を参照して
説明する。
第1図は対象物であるアーチ型枠支保工Aを施設した
状態を示したもので、対向した橋台B1,B2に、アーチ型
枠支保工Aをそのスパン方向に2分割して形成した半ア
ーチトラスA1,A2の下端がピン結合2a,2bされると共に各
上端が互にピン結合3a,3bされた構造となっている。こ
のアーチ型枠支保工Aは、特開昭63−22968号公報等に
より提示されているトラス架構体で、第6図、第7図に
も示すように、トラスの上弦材にあたる主杆5aと一対の
側杆6,6とにより三角形に結合8した支保要素4をユニ
ットとして、その多数を互に主杆5a,5aの端部でピン7a
により連結し、そして側杆6,6の結合頂部8,8間を互いに
主杆5より短く形成したトラスの下弦材にあたる副杆9,
9によって連結して構成した半アーチ形トラス基体1
に、上記主杆5a,5aと同様に形成した補強主杆5b,5bを、
主杆5a,5aの連結ピン7aに枢着した連杆10の先端部に互
いにピン7bにより結合した構造となっている。
橋台B1,B2の方には、第3図に示すように、その上面
部に、上記半アーチトラスA1,A2の下端部にある主杆5a
及び補強主杆5bを結合するブラケット11を固定し、ま
た、橋台B1,B2の側面部には、施設作業にあたって半ア
ーチトラスA1,A2の下弦部の下端を一時的に支持するに
要するブラケット12を固定する。そして、ブラケット12
には、第2図、第6図に示すように、オイルジャッキ等
により伸縮調節自在に構成した支持杆13の下端をピン14
により結合して、張線15により所要の傾斜状態に保持し
ておく。
本発明においては、上記半アーチ形のトラス基体1,1
をそれぞれ長さ方向に複数個に分割した長さのものに形
成する。本実施例においては、まず、トラス基体1,1を
それぞれその約半分の長さの分割トラス1a,1bとしてい
る。そして、それら分割トラス1a,1a,1b,1bは地上にお
いて組成する。次に、分割トラス1aを第2図のようにク
レーンで吊り上げて、第3図、第6図に示すように、分
割トラス1aの端末に位置する主杆5の下端をブラケット
11とピン2aにより結合すると共に、端末に位置する支保
要素4の側杆6,6の結合部8を支持杆13の上端にピン16
により結合する。そして、張線15を取除く。この場合、
図示のように、端末の主杆5aに取付のための主杆5Cを連
結し、その先端と側杆6,6の結合部8との間に張出杆17
を架設すると好都合である。このようにして、分割トラ
ス1aはブラケット11とブラケット12に取付けの支持杆13
を介して橋台B1に立設されることになる。続いて他方の
橋台B2の方にも同様の工程により、他方のトラス基体1
の構成部分である分割トラス1aを立設する。
次には、第4図に示すように、分割トラス1aに接続す
る分割トラス1bを吊り上げて、点線で示すように、分割
トラス1aと分割トラス2aとの主杆5,5の各端末部をピン1
8により結合すると共に、両分割トラス1a,1bの副杆9,9
を互いに継材等により連結19し、両トラス基体1,1をそ
れぞれ立設し、それらトラス基体1,1を互いにピン3aに
より結合することにより第5図に示すように施設される
ことになる。この作業中トラス基体1,1は、橋台B1,B2
ピン2aと支持杆13とにより立設状態が保持されることに
なる。また、トラス基体1,1の立設姿勢は、それぞれ支
持杆13の伸縮調節により変化できるので、両トラス基体
1,1のピン結合3aの位置合せは容易に行える。この場合
も、各図示のように、各端末の主杆5a,5aに結合のため
の主杆5c,5cを連結すると共に、その先端部と側杆6,6の
結合部との間にそれぞれ張出杆17,17を架設すれば好都
合である。このようにして、両トラス基体1,1の結合を
行った後は、支持杆13,13を取除くことになる。
続いて、第8図、第9図に示すように、トラス基体1,
1にその下端部から補強主杆5b,5bの取付けを進めて行
く。すなわち、まず、補強主杆5bの一つを主杆5aの外側
に配列して端部をブラケット11にピン結合2bすると共
に、その主杆5aと他の主杆5aとを結合したピン7aに短尺
の連杆10を枢着し、その連杆10の先端部に補強主杆5bの
他端部及びこれに連結する次の補強主杆5bの一端部をピ
ン7bにより結合する、そして、同様に補強主杆5b,5bを
順次トラス基体1の上端に向けて継ぎ足して行き、半ア
ーチトラスA1を形成するのである。また、他方のトラス
基体1に対しても同様に補強主杆5b,5bの連結を進めて
行き、他方の半アーチトラスA2を形成する。そして、上
端部に達した補強主杆5b,5bの各端部を、ピン3aに結合
した連杆10の先端部において互いにピン3bにより結合す
るのである。このようにして、半アーチトラスA1,A2
の結合よりなるアーチ状型枠支保工Aが施設されること
になる。
また、施工の実際においては、上記アーチ状型枠支保
工Aは、施工構造物の奥行き方向に所要の間隔をおいて
列設し、互いに連結材によって結合することになり、型
枠はそれらの上に架設されることになるのである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の工法は、主杆と一対の
側杆とにより形成した支保要素に、さらに補強主杆を結
合させたものを多数結合してなるアーチ状型枠支保工の
施設にあたって、主杆と一対の側杆とによる支保要素を
結合して、多数の分割トラスを形成し、これを対向する
橋台等にそれぞれ取付けて順次上方に継ぎ足してアーチ
形のトラス基体を構成した後、そのトラス基体の外側
に、主杆と同様の補強主杆を継ぎ足すようにしたので、
クレーンにより吊り上げる重量が大巾に軽減されるた
め、小型のクレーンの使用ですみ、作業が容易となる。
また、分割トラスは橋台等に直接支持した状態で上方へ
延設し、半アーチ状のトラス基体が立設できるので、従
来のように、作業中これを保持しておくための支柱やロ
ープ等の特別なものを施設する必要がない。しかも、各
トラス基体の一側は伸縮調節自在の支持杆を介して支持
しているので、その伸縮調節操作だけで各トラス基体の
姿勢を適宜調節できて、それら相互の結合が簡易確実に
能率よくでき、全体として安全性が高く経済的に施工で
きる等、優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工法により施設したアーチ状型枠支保工
を示す正面図、第2図は分割トラスの吊上げ状態を示す
正面図、第3図は分割トラスを橋台に取付けたところを
示す正面図、第4図は分割トラスの継ぎ足し作業の状態
を示す正面図、第5図は半アーチ状のトラス基体を互い
に結合した状態を示す正面図、第6図は橋台に取付けた
分割トラスの要部を示す拡大正面図、第7図はトラス基
体相互の結合部の拡大正面図、第8図は補強主杆の結合
過程を示す正面図、第9図は同下部の拡大正面図、第10
図は同上部の拡大正面図、第11図は従来工法による施設
状態を示す正面図である。 A……アーチ状型枠支保工 A1,A2……半アーチトラス、B1,B2……橋台 1……トラス基体、1a,1b……分割トラス 2a,2b,3a,3b……ピン 4……支保要素、5a……主杆 5b……補強主杆、6……側杆 7a,7b……ピン、8……側杆結合頂部 9……副杆、10……連杆、11,12……ブラケット 13……支持杆、18……ピン、19……連結部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主杆と一対の側杆とにより三角形に結合し
    た支保要素をユニットとして、この支保要素を互いに各
    主杆の端部でピン結合すると共に、各支保要素における
    側杆の結合頂部間を互に主杆より短い副杆により連結し
    て、該型枠支保工の長さ方向に4個以上に分割した長さ
    の分割トラスを形成し、まず、対向する橋台または橋脚
    に、その分割したトラスを、その一端の主杆をピン結合
    すると共に、側杆の結合頂部を伸縮自在とした支持杆に
    支持して取付け、次いで、この分割トラスに、他の分割
    トラスを結合、延設して、両橋台または橋脚にそれぞれ
    半アーチ形のトラス基体を形成し、それらトラス基体の
    上端部をピン結合した後、上記主杆と同様に形成した補
    強主杆を、主杆の外側において橋台または橋脚にピン結
    合して、その補強主杆に、他の補強主杆を、主杆相互の
    結合部に枢着した連杆を介して順次相互にピン結合させ
    ることを特徴とする、アーチ状型枠支保工の施設工法。
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CN111893860B (zh) * 2020-07-03 2022-03-08 中国葛洲坝集团路桥工程有限公司 一种加强型贝雷片钢拱架连接结构及其拼装连接方法

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