JPH0345178B2 - - Google Patents

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JPH0345178B2
JPH0345178B2 JP59219466A JP21946684A JPH0345178B2 JP H0345178 B2 JPH0345178 B2 JP H0345178B2 JP 59219466 A JP59219466 A JP 59219466A JP 21946684 A JP21946684 A JP 21946684A JP H0345178 B2 JPH0345178 B2 JP H0345178B2
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JP
Japan
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formwork
arch
concrete
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base
Prior art date
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JP59219466A
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English (en)
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JPS6198864A (ja
Inventor
Nobuyuki Matsugashita
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OKABE KK
OKABE TEKUNO SHISUTEMU KK
Original Assignee
OKABE KK
OKABE TEKUNO SHISUTEMU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、アーチ橋等におけるアーチコンクリ
ートの施工に適用する型枠装置に関するものであ
る。
「従来の技術」 道路、鉄道等の橋梁構造物において、近頃、そ
の橋脚上に架設したスラブコンクリートの劣化、
損傷が大きな問題となつてきている。スラブコン
クリートの劣化、損傷は、圧縮に強く引張りに弱
いコンクリートの材料特性からくるもので、乾燥
収縮や移動集中荷重の繰返しによりひびわれが入
り、そこから浸入した水により鉄筋の発錆膨張が
促進されてコンクリートがはく落し、鉄筋コンク
リートの劣化が進むものとみられる。
それで、このようなコンクリートの劣化に対処
して、コンクリートの特性に合つた橋梁形式が検
討され、今日では忘れ去られた存在となつている
充填式コンクリートアーチ橋が注目されてきた。
このアーチ橋は死荷重載荷時に全断面圧縮部材と
なるため、コンクリート構造物としては優れた構
造形式をなしており、この形式の橋梁では、コン
クリートの劣化が防止され、耐久性が大きく向上
することはたしかである。
ところが、アーチ橋のようなコンクリート構造
物の構築にあたつては、その施工面、特に橋脚間
にわたるアーチ形コンクリートの施工に必要な型
枠の施設が大きな問題となる。第5図の説明図を
参照して述べると、施工の一般例としては、ま
ず、各橋脚1,1を所要高さまで構築し、この既
設の橋脚1,1間にアーチ形型枠2を多くの垂直
な支柱3,3……によつて支持するようにするこ
とが考えられる。このようにすれば容易で経済的
な施工が行なえることになる。しかし、施工の実
際においては、アーチ形型枠2とこれに対向して
セツトされた外型枠4との間に打設されるコンク
リート5は、両型枠2,4の下部から逐次積み上
つて行くこととなるため、コンクリート5を打設
して行く初期の段階においては、第5図の矢印で
示したように、コンクリート5の型枠に及ぼす荷
重はせき板2a面に直角に作用する。これに対
し、その型枠部分を支持している支柱3は、型枠
のアーチ支保バタ2bとの交角が直角方向から大
きくはずれているので、垂直方向の支持はできる
が水平方向の支持は殆んど不可能である。したが
つて、アーチ支保バタ2bは水平方向の部材を設
けて水平方向の荷重に耐える構造が必要となる。
これは必然的にトラス構造となる。
第6図は型枠のアーチ支保バタ2bをトラス構
造とした例を示したもので、この図からわかるよ
うに、アーチ形型枠2は重構造物となるばかりで
なく、それを支持するための支保工も強大なもの
が必要で、作業が困難となり、莫大な経費を要す
ることになる。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、前述のようなアーチコンクリートの
型枠施工において、型枠を重構造のものとするこ
となく、せき板とバタ材とによる一般的な構成の
アーチ形型枠を殆んど支柱だけで支持できるよう
にして、型枠組みを簡易、軽量化し、作業が容易
で能率よく行ない得られ、経費を著しく低減する
ことができるアーチコンクリート型枠を提供しよ
うとするものである。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、既設の脚部構造物間に仮設される、
アーチ形バタ材にせき板を取付けて形成したアー
チ状の型枠体に、その両端部間に所要の間隔をお
いてそれぞれ伸縮機構を有する支柱の上端を結着
し、それら各支柱の下端を、両脚部構造物間の基
盤の中央部付近に隣接して支持するとともに、前
記型枠体の所要個所を、基盤或は既設の脚部構造
物において拘止したことを特徴とするものであ
る。
「実施例」 以下、本発明の実施例について第1図乃至第4
図を参照して説明する。
第1図において、1,1はアーチコンクリート
5を打設するに先立つて所定の間隔をおき構築さ
れた脚部構造物、7はそれら脚部構造物1,1間
にわたつて架設されるアーチ状に形成した型枠体
で、この型枠体7は、アーチ形バタ材7bを多数
並列し、図示を略したが互に横バタ材により結合
され、アーチ形バタ材7b,7bの外側にせき板
7aを取付けて形成されている。
両脚部構造物1,1間の中央部の基盤6上に
は、前記の型枠体7を支持する複数本の支柱8
a,8bの下端が、互に隣接して接地され、それ
らの支柱8a,8b中の外端にある支柱8a,8
bは型枠体7の両端部にそれぞれ先端部がピン9
により結着されており、他の支柱8b,8bは外
端にある支柱8a,8aの間において放射状に上
方に延長され、それらの上端部は型枠体7に所要
の間隔をおいてそれぞれピン9により結着されて
いる。すなわち、図示のように、各支柱8a,8
bは基盤6上の中央部付近を支持点として放射状
をなして型枠体7を支持した構成となつているの
である。なお、前記各支柱8a,8bの下端部に
は伸縮機構10が設けられこれを操作することに
より、それぞれその長さを自在に調節できるよう
になつている。
さらに、型枠体7の所要個所は既設の脚部構造
物1,1或は基盤6に直接或は間接に拘止されて
いる。すなわち、第1図の例では、型枠体7の一
端部は、アーチ形バタ材7bにターンバツクル等
の伸縮機構12を有する引張材11の一端を取付
け、その他端を脚部構造物1に埋設のアンカー1
3にブラケツト14を介して結着しており、ま
た、型枠体7の他端部は外端支柱8aの先端部と
基盤6とを同じく引張材11によつて拘止してい
る。なお、この引張材11を用いた拘止手段は型
枠体7の両端部とも同じ構成のものとすることが
できるとともに、引張材11の一端はアーチ形バ
タ材7bの他の適宜な個所或は他の適宜な支柱8
bの先端部に取付けるようにしてもよい。また、
第2図に示したように、型枠体7はそのアーチ形
バタ材7bの両端部を脚部構造物1に埋込みのア
ンカー13に拘止してもよく、さらにまた、第3
図に示したように型枠体7の一端部を脚部構造物
1に拘止し、他端部を他の例のように引張材11
により拘止するようにしてもよい。
第4図は、型枠体を支持する支柱の配設状態の
他の例を示したもので、両脚部構造物1,1間の
中央部を支持点として配設した外端の支柱8a,
8a、及び中央部の支柱8bのほかに、型枠体7
の適所、例えば各支柱8a,8b,8a上端結着
個所9,9の中間部を基盤6上に垂設した支柱8
c,8cにより支持する手段が加えられている。
この場合、第1図乃至第3図の例にあるいくつか
の中間の支柱8bを除外することができる。
そして、本発明の前述した構成のものは、型枠
体7の長さ方向に所要数間隔をおいて施されるも
のである。
「作用」 本発明は上述のように構成されており、型枠体
7は、施工するアーチコンクリート5の規模の大
小に応じて外部で組付けたものを搬入したり、或
は現場で組みあげたりして、支柱8a,8b……
により支持するとともに、必要に応じて型枠体7
の所要個所を脚部構造体1或は基盤6に対して拘
止する。型枠体7の架設後は第5図のように外型
枠4を架設し、外型枠4の頂部に形成した隙間1
5(第5図参照)よりコンクリート5を打設す
る。
それで、打設したコンクリート5の荷重の方向
は、せき板面に直角に働くので、型枠7はその両
端に行くにしたがつて水平方向の荷重が大きく働
くことになるが、型枠体7は、放射状をなした各
支柱8a,8bにより、安定性のよい三角形状の
支持構造が形成されるとともに、各支柱8a,8
bは、その放射状配置により直立した支柱のみに
比べ型枠体7との交角が直角または直角に近くな
るため、水平方向の荷重に対する対抗力が増大さ
れることになる。特に、コンクリート5の打設当
初においては、型枠体7の端部だけに水平方向の
大きな荷重がかかるという異常な状態となり、型
枠体7は上方に強く彎曲されようとするが、その
当初の荷重状態に対しては、型枠体7を脚部構造
物1或は基盤6に引張材11等による拘止力によ
り各支柱8,10と協働して対抗することになる
のである。型枠体7の自重や型枠体7上に配設さ
れている鉄筋の重量は、相当のものであるから、
支柱の傾斜角とも関係するが、図に示すような引
張材11による拘止を必要としない場合も少なく
ない。しかし、そのようなケースでも、安全のた
めに拘止手段を設けることが望ましい。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の型枠装置は、既
設の脚部構造物間に仮設される、アーチ形バタ材
にせき板を取付けて形成したアーチ状の型枠体
に、その両端部間に所要の間隔をおいてそれぞれ
伸縮機構を有する支柱の上端を結着し、それら各
支柱の下端を、両脚部構造物間の基盤の中央部付
近に隣接して支持するとともに、前記型枠体の所
要個所を、基盤或は既設の脚部構造物において拘
止したことを特徴とするものであるから、アーチ
状に形成した型枠体は、通常一般的に行なわれて
いるバタ材とせき板との組合せの簡易な構造のも
のを適用し、これを支柱だけ或いは必要に応じ支
柱と型枠体の拘止手段だけで、アーチコンクリー
ト施工用の型枠が強固なものとして形成できるこ
とになり、型枠組みが軽量、容易であり作業能率
がよく、経費を著しく低減することができる等、
多くの優れた効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す正面図、
第2図乃至第4図はそれぞれ本発明装置の他の実
施例を示す正面図、第5図はアーチコンクリート
の型枠施工の説明図、第6図は従来の型枠装置を
示した正面図である。 1……脚部構造物、4……外型枠、5……コン
クリート、6……基盤、7……アーチ状型枠体、
8a,8b,8c……支柱、11……引張材、1
3……アンカー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 既設の脚部構造物間に仮設される、アーチ形
    バタ材にせき板を取付けて形成したアーチ状の型
    枠体に、その両端部間に所要の間隔をおいてそれ
    ぞれ伸縮機構を有する支柱の上端を結着し、それ
    ら各支柱の下端を、両脚部構造物間の基盤の中央
    部付近に隣接して支持するとともに、前記型枠体
    の所要個所を、基盤或は既設の脚部構造物におい
    て拘止したことを特徴とするアーチコンクリート
    用型枠装置。
JP21946684A 1984-10-19 1984-10-19 ア−チコンクリ−ト用型枠装置 Granted JPS6198864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21946684A JPS6198864A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 ア−チコンクリ−ト用型枠装置

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JP21946684A JPS6198864A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 ア−チコンクリ−ト用型枠装置

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Publication Number Publication Date
JPS6198864A JPS6198864A (ja) 1986-05-17
JPH0345178B2 true JPH0345178B2 (ja) 1991-07-10

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ID=16735871

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21946684A Granted JPS6198864A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 ア−チコンクリ−ト用型枠装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6344077A (ja) * 1986-08-08 1988-02-25 日本サミコン株式会社 ア−チ形構造物のコンクリ−ト打設法
JP3946517B2 (ja) * 2001-12-28 2007-07-18 鹿島建設株式会社 既設鋼アーチ橋の耐震補強工法
CN113107188A (zh) * 2021-04-15 2021-07-13 中信国安建工集团有限公司 大直径球形混凝土屋盖施工建造支护模板及其施工方法

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JPS5716957U (ja) * 1980-07-04 1982-01-28

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JPS5716957U (ja) * 1980-07-04 1982-01-28

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JPS6198864A (ja) 1986-05-17

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