JP3892240B2 - 作業用足場及びその組立方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建築工事、土木工事において構造物の外壁面に対向して設置され、建築・土木工事を行う際の作業者の作業スペースを確保するために使用される作業用足場及びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建築工事、土木工事において構造物の外壁面に作業用足場を対向して設置し、この作業用足場を用いて種々の建築工事、土木工事を行っている。
【0003】
このような作業用足場は、例えば図10乃至図13に示したような手順を経て組み立てられる。すなわち、まず図10に示したように、敷板(木製足場板)1上に複数のジャッキベース2を設置し、これらのジャッキベース2に建枠3を組み立てる。この場合には、建枠3の構造物の外壁面側(建物側)に交差ブレース4を取り付けて建枠3を自立させる。そして、隣り合った建枠3同士を連結する根がらみ5を建枠3の下部に取り付ける。
【0004】
次いで、図11に示したように、1層目(下側)の建枠3に先行手摺枠6の下部を取り付けた後、足場板7を建枠3の横地3aに取り付ける。さらに、図12に示したように、作業者は先行手摺枠6に安全帯のフックを係止して足場板7上において2層目(上側)の建枠3を組み立てる。
【0005】
その後、2層目(上側)の建枠3の構造物の外壁面側(建物側)に交差ブレース4を取り付けて建枠3を自立させた後、図13に示したように、2層目(上側)の建枠3に先行手摺枠6の上部を固定金具(図示せず)により固定して足場組立ユニットを構成し、所要段数の足場ユニットの組立を繰り返して所定高さにすると共に、水平方向にも上記足場組立ユニットを所要数接続する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、図11に示したように、作業者が大きな先行手摺枠6を持ち上げて下側の建枠3に取り付ける必要があるため、取付作業が困難で、組立作業効率を著しく低下させるという課題があった。そして、先行手摺枠6は、枠体により構成されているため構成部品の点数が多くなると共に、建枠3へ取り付けるための金具等も必要となり、重量が重くなり、取扱い性が悪いという課題があった。
【0007】
また、従来の足場組立ユニットは、各部材同士の連結部がそれぞれ同一高さに位置するため、横方向からかかる外力に対して剛性が低いという課題があった。
【0008】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、部品点数を削減して軽量化を図ると共に、剛性の高い作業用足場とその組立方法を提供することを目的としている。
【0009】
また、この発明の他の目的とするところは、先行する手摺の取付作業を容易にし、全体的な組立作業効率及び安全性を著しく高めた作業用足場とその組立方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る作業用足場は、互いに平行に配置された短尺支柱と該短尺支柱より短い基礎支柱とのそれぞれの端部を揃え、その揃えた端部側に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる一対の略L字形フレームと、互いに平行に配置された短尺支柱と長尺支柱とをそれぞれの長さ方向の中心を揃え、その揃えた中心部に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる少なくとも一対の略T字形フレームと、前記略L字形フレームの基礎支柱又は前記略T字形フレームの短尺支柱と両端部で接続可能な接続支柱と、前記一対の略L字形フレームを所定の間隔を置いて接続する横架材と、前記一対の略T字形フレームの水平部材に架け渡した足場板とからなる少なくとも1つの足場組立ユニットから構成され、前記略L字形フレームの短尺支柱と前記略T字形フレームの長尺支柱とが接続されると共に前記略L字形フレームの基礎支柱と前記略T字形フレームの短尺支柱との間に前記接続支柱が接続されて前記略L字形フレームと前記略T字形フレームとが連結されてなり前記略L字形フレームの短尺支柱と前記略T字形フレームの長尺支柱との連結部が、前記略L字形フレームの水平部材と前記略L字形フレームに接続された前記略T字形フレームの水平部材との間の中央部にあることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記略T字形フレームを複数対有し、前記略T字形フレームの長尺支柱の上端と他の前記略T字形フレームの長尺支柱の下端とが接続されると共に、前記複数の略T字形フレームの短尺支柱間に接続支柱が接続されて前記略T字形フレーム間が連結され、前記略T字形フレームの長尺支柱間の連結部が、前記略L字形フレームの水平部材と前記略L字形フレームに接続された前記略T字形フレームの水平部材との間の中央部にあることを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記一対の略T字形フレームの長尺支柱の上端近傍同士に棒状の手摺を有することを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の発明に係る作業用足場の組立方法は、互いに平行に配置された短尺支柱と該短尺支柱より短い基礎支柱とのそれぞれの端部を揃え、その揃えた端部側に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる一対の略L字形フレームと、互いに平行に配置された短尺支柱と長尺支柱とをそれぞれの長さ方向の中心を揃え、その揃えた中心部に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる少なくとも一対の略T字形フレームと、前記略L字形フレームの基礎支柱又は前記略T字形フレームの短尺支柱と両端部で接続可能な接続支柱とを備え前記略L字形フレームの短尺支柱と前記略T字形フレームの長尺支柱との連結部が、前記略L字形フレームの水平部材と前記略L字形フレームに接続された前記略T字形フレームの水平部材との間の中央部となる建地の構成部材採用する作業用足場の組立方法において、前記一対の略L字形フレームを向かい合わせて立設すると共に前記基礎支柱に前記接続支柱を接続する工程と、これら相対する略L字形フレーム同士を横架材で接続する工程と、前記略L字形フレームの短尺支柱に前記略T字形フレームの長尺支柱を接続すると共に前記接続支柱に前記略T字形フレームの短尺支柱を接続する工程と、前記一対の略T字形フレームの水平部材に足場板を架け渡す工程とからなることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1はこの発明に係る作業用足場の一実施の形態における足場組立ユニットを示す一部分解斜視図、図2はこの発明に係る作業用足場の一実施の形態を示す斜視図である。
【0016】
図1に示したように、足場組立ユニット10は、足場板18の寸法に対応して少なくとも4個設置されたジャッキベース11を有し、これら4個のジャッキベース11の上記足場板18の幅方向における2個の上端には、それぞれ略L字形フレーム12の長尺支柱12a及び短尺支柱12bの下端部が水平部材で連結されて互いに向い合って立設される。ここで、図1に示した実施の形態の場合には、長尺支柱12aと短尺支柱12bとは互いに平行に配置されており、長尺支柱12aは短尺支柱12bよりも短い基礎支柱12cとこの基礎支柱12cに接続される接続支柱12dとからなっている。
【0017】
相対する略L字形フレーム12は、それぞれ長尺支柱12a及び短尺支柱12bの下部に設けた部材受け12eに横架材13の両端部を載置し、横架材13の両端部に設けた楔金具13aを部材受け12eの楔孔に打ち込むことで接続固定される。
【0018】
そして、略L字形フレーム12には略T字形フレーム15を接続することで建地が構成できるようにしている。略T字形フレーム15は、長尺支柱15aと短尺支柱15bとがそれぞれの長さ方向の中心部に設けられた水平部材15cによって互いに平行に配設固定されている。そこで、略L字形フレーム12の短尺支柱12bの上端には、それぞれ略T字形フレーム15の長尺支柱15aの下端部が連結される一方、各接続支柱12dの上端には、略T字形フレーム15の短尺支柱15bの下端部が連結されることで、略T字形フレーム15が互いに向い合って立設される。
【0019】
さらに、略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端近傍間には、その長尺支柱15aに設けた止め具15eに棒状に形成された手摺16の両端部に設けた取付孔(図示せず)を差し込むことで手摺16が接続される。止め具15eと手摺16の取付孔とは回動自在の関係にあり、略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端近傍に手摺16を接続した状態では、手摺16が略T字形フレーム15に対して揺動自在となる。したがって、一対の略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端近傍同士に手摺16を接続した状態では、平行リンク運動が可能となるから、略L字形フレームの短尺支柱12bに略T字形フレームの長尺支柱15aを接続する作業が容易に行える。
【0020】
そして、略T字形フレーム15の水平部材15c近傍に設けた差込孔15dには、補強用のブレース17の一端が差込金具(図示せず)により連結される一方、このブレース17の他端が略L字形フレーム12の短尺支柱12bの下端部に設けられた取付金具12fに連結される。
【0021】
また、相対する略T字形フレーム15の水平部材15c上には、2枚の足場板18が図示しない係止部材によって係止されて架け渡される。そして、略T字形フレーム15の長尺支柱15aにおける手摺16の接続部のやや下方には、棒状の補助手摺19が手摺16と平行に接続される。
【0022】
以上のようにして足場組立ユニット10が構成され、この足場組立ユニット10を上下左右に接続し、所要段数の組立を繰り返して所定高さとすると共に、水平方向にも足場組立ユニット10を所要数接続して、例えば図2に示したような作業用足場20が構築される。
【0023】
このように、この発明の実施形態の作業用足場20によれば、手摺16を棒状に形成したことにより、手摺16の取り付けが容易になり、組立作業効率を著しく向上させることができる。また、枠体と比べて部品点数が少なくなると共に、重量が軽減され、手摺自体の生産効率も高めることができる。
【0024】
また、作業用足場20を構成する足場組立ユニット10は、略L字形フレーム12、接続支柱12d及び略T字形フレーム15の順に連結し、その各部材の連結部が上下に交互に配置されることで同一平面上に強度の弱い連結部が集中することがないため、横方向に加わる外力に対しての剛性を高めることができる。
【0025】
次に、この発明の実施の形態における作業用足場20の組立工程を図3乃至図9に従って説明する。
【0026】
なお、図3乃至図9では足場組立ユニット10を水平方向に2つ接続した例を示し、また図1及び図2と異なり略L字形フレーム12の水平部材12gにも足場板18を架け渡した例を示している。
【0027】
まず、図3に示したように、長手方向に2枚の足場板18の寸法に対応して6個のジャッキベース11を地上(又は敷板上)に設置する。この工程では、ジャッキベース11のジャッキハンドル11aの上端が同一高さになるようにジャッキハンドル11aを回動することで調整する。
【0028】
次いで、これら6個のジャッキベース11の足場板18の幅方向における2個の上端に、それぞれ略L字形フレーム12の長尺支柱12a及び短尺支柱12bの下端部を連結してそれぞれ互いに向い合って立設する。
【0029】
そして、これら3つの相対する略L字形フレーム12は、それぞれ長尺支柱12a及び短尺支柱12b同士を横架材13により接続固定する。その後、略L字形フレーム12の水平部材12g上に足場板18を架け渡す。
【0030】
さらに、3つの略L字形フレーム12の各基礎支柱12c上端に、各基礎支柱12cの上端の上方に延びるように接続支柱12dをそれぞれ連結する。
【0031】
次に、図4に示したように、一方の略L字形フレーム12の短尺支柱12b上端に、略T字形フレーム15の長尺支柱15aの下端部を連結すると共に、接続支柱12dの上端に略T字形フレーム15の短尺支柱15bの下端部を連結する。そして、略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端近傍の止め具15eに手摺16の一端を取り付けておき、その手摺16の他端を相対する他方の略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端近傍の止め具15eに取り付け、この他方の略T字形フレーム15の長尺支柱15aの下端部を図5に示したように対応する側の略L字形フレーム12の長尺支柱12a上端に連結すると共に、接続支柱12dの上端に略T字形フレーム15の短尺支柱15bの下端部を連結することで、2層目の各略T字形フレーム15は互いに向い合って立設される。これにより、2層目の略T字形フレーム15が組み立てられた時点で、2層目の手摺16の取付が完了する。
【0032】
次いで、図6に示したように、略T字形フレーム15の水平部材15c近傍に設けた差込孔15dには、補強用のブレース17の一端が差込金具(図示せず)により連結する一方、このブレース17の他端を略L字形フレーム12の短尺支柱12bの下端部に設けられた取付金具12fに連結する。
【0033】
その後、図7に示したように、相対する略T字形フレーム15の水平部材15c上に、2枚の足場板18を図示しない係止部材によって係止して架け渡す。
【0034】
そして、図8に示したように、上記と同様の工程を経てもう一つの略T字形フレーム15側にも手摺16を取り付けた後、作業者は、2層目の足場板18上に立って、略T字形フレーム15の長尺支柱15aにおける手摺16の接続部のやや下方に、棒状の補助手摺19を手摺16と平行に接続する。
【0035】
以上の組立工程により足場組立ユニット10が構成され、所要段数の組立を繰り返す場合には、図9に示したように、略T字形フレーム15の短尺支柱15bの上端に接続支柱12dを略T字形フレーム15の短尺支柱15bの上方に延びるように連結する。
【0036】
その後、接続支柱12dの上端に略T字形フレーム15の短尺支柱15bの下端部を連結すると共に、略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端に上側の略T字形フレーム15の長尺支柱15aの下端部を連結する。
【0037】
そして、略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端近傍の止め具15eに先行手摺16の一端を取り付けておき、その先行手摺16の他端を他の略T字形フレーム15の長尺支柱15aの上端近傍の止め具15eに取り付け、この略T字形フレーム15の長尺支柱15aの下端部を図9に示したように下側の略T字形フレーム15の長尺支柱15a上端に連結すると共に、接続支柱12dの上端に略T字形フレーム15の短尺支柱15bの下端部を連結することで、3層目の各略T字形フレーム15は互いに向い合って立設される。
【0038】
これにより、3層目の略T字形フレーム15が組み立てられた時点で、3層目の先行手摺16の取付が完了する。
【0039】
このようにして足場組立ユニット10を上下左右に接続し、所要段数の組立を繰り返して所定高さにすると共に、水平方向にも足場組立ユニット10を所要数接続して、例えば図2に示したような作業用足場20を構築する。
【0040】
このように、この発明の実施形態の作業用足場20の組立方法によれば、上側の足場板18を設置する前に、予め下側から先行して手摺16を取り付けることができるので、2層目以降の組立を安全に行うことができる。また、手摺16は略T字形フレーム15の連結と同時に取り付けられるので、手摺16の取付作業を容易にし、全体的な組立作業効率を著しく高めることができる。
【0041】
なお、略L字形フレーム12の長尺支柱12aは、基礎支柱12cと接続支柱12dとを接続した長さを有する一体ものとしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1乃至3に記載の発明によれば、相対する一対の下部フレームと該一対の下部フレームに接続される相対する一対の上部フレームとからなる少なくとも1つの足場組立ユニットで構成され、一対の下部フレーム同士を接続する横架材を有し、一対の上部フレームの上端近傍同士が揺動自在な棒状の先行手摺によって接続しているので、先行手摺の取り付けが容易になり、組立作業効率を著しく向上させることができる。また、枠体と比べて部品点数が少なくなると共に、重量が軽減され、取扱い性を向上させることができる。
【0043】
また、足場組立ユニットは、略L字形フレーム、支柱及び略T字形フレームの順に連結し、その各部材の連結部が上下に交互に位置されることで同一平面上に強度の弱い連結部が集中することがないため、横方向に加わる外力に対して剛性を高めることができる。
【0044】
請求項4に記載の発明によれば、相対する一対の下部フレームと該一対の下部フレームに接続される相対する一対の上部フレームとからなる少なくとも1つの足場組立ユニットで構成され、一対の下部フレームを向い合って立設する工程と、一対の下部フレーム同士を横架材により接続する工程と、一対の下部フレームの一方に一対の上部フレームの一方を接続する工程と、前記一対の略T字形フレームの長尺支柱上端近傍間に揺動自在な棒状の先行手摺を接続する工程と、該先行手摺が接続された他方の上部フレームを他方の下部フレームに接続する工程とからなるので、先行手摺の取り付けが容易になり、組立作業効率を著しく向上させることができる。また、枠体と比べて部品点数が少なくなると共に、重量が軽減され、取扱い性を向上させることができる。
【0045】
また、足場組立ユニットは、略L字形フレーム、支柱及び略T字形フレームの順に連結し、その各部材の連結部が上下に交互に位置されることで同一平面上に強度の弱い連結部が集中することがないため、横方向に加わる外力に対して剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る作業用足場の一実施の形態における足場組立ユニットを示す一部分解斜視図。
【図2】この発明に係る作業用足場の一実施の形態を示す斜視図。
【図3】この発明に係る作業用足場の組立方法の一実施の形態における組立順序を示す斜視図。
【図4】この発明に係る作業用足場の組立方法の一実施の形態における組立順序を示す斜視図。
【図5】この発明に係る作業用足場の組立方法の一実施の形態における組立順序を示す斜視図。
【図6】この発明に係る作業用足場の組立方法の一実施の形態における組立順序を示す斜視図。
【図7】この発明に係る作業用足場の組立方法の一実施の形態における組立順序を示す斜視図。
【図8】この発明に係る作業用足場の組立方法の一実施の形態における組立順序を示す斜視図。
【図9】この発明に係る作業用足場の組立方法の一実施の形態における組立順序を示す斜視図。
【図10】従来の作業用足場の組立順序を示す斜視図。
【図11】従来の作業用足場の組立順序を示す斜視図。
【図12】従来の作業用足場の組立順序を示す斜視図。
【図13】従来の作業用足場の組立順序を示す斜視図。
【符号の説明】
10 足場組立ユニット
11 ジャッキベース
12 略L字形フレーム
12a 長尺支柱
12b 短尺支柱
12c 基礎支柱
12d 接続支柱
12g 水平部材
13 横架材
14 支柱
15 略T字形フレーム
15a 長尺支柱
15b 短尺支柱
15c 水平部材
16 手摺
17 ブレース
18 足場板
19 補助手摺
20 作業用足場

Claims (4)

  1. 互いに平行に配置された短尺支柱と該短尺支柱より短い基礎支柱とのそれぞれの端部を揃え、その揃えた端部側に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる一対の略L字形フレームと、互いに平行に配置された短尺支柱と長尺支柱とをそれぞれの長さ方向の中心を揃え、その揃えた中心部に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる少なくとも一対の略T字形フレームと、前記略L字形フレームの基礎支柱又は前記略T字形フレームの短尺支柱と両端部で接続可能な接続支柱と、前記一対の略L字形フレームを所定の間隔を置いて接続する横架材と、前記一対の略T字形フレームの水平部材に架け渡した足場板とからなる少なくとも1つの足場組立ユニットから構成され
    前記略L字形フレームの短尺支柱と前記略T字形フレームの長尺支柱とが接続されると共に前記略L字形フレームの基礎支柱と前記略T字形フレームの短尺支柱との間に前記接続支柱が接続されて前記略L字形フレームと前記略T字形フレームとが連結されてなり
    前記略L字形フレームの短尺支柱と前記略T字形フレームの長尺支柱との連結部が、前記略L字形フレームの水平部材と前記略L字形フレームに接続された前記略T字形フレームの水平部材との間の中央部にあることを特徴とする作業用足場。
  2. 前記略T字形フレームを複数対有し、前記略T字形フレームの長尺支柱の上端と他の前記略T字形フレームの長尺支柱の下端とが接続されると共に、前記複数の略T字形フレームの短尺支柱間に接続支柱が接続されて前記略T字形フレーム間が連結され、前記略T字形フレームの長尺支柱間の連結部が、前記略L字形フレームの水平部材と前記略L字形フレームに接続された前記略T字形フレームの水平部材との間の中央部にあることを特徴とする請求項1に記載の作業用足場。
  3. 前記一対の略T字形フレームの長尺支柱の上端近傍同士に棒状の手摺を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業用足場。
  4. 互いに平行に配置された短尺支柱と該短尺支柱より短い基礎支柱とのそれぞれの端部を揃え、その揃えた端部側に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる一対の略L字形フレームと、互いに平行に配置された短尺支柱と長尺支柱とをそれぞれの長さ方向の中心を揃え、その揃えた中心部に水平部材を配設してそれぞれの支柱を固定してなる少なくとも一対の略T字形フレームと、前記略L字形フレームの基礎支柱又は前記略T字形フレームの短尺支柱と両端部で接続可能な接続支柱とを備え前記略L字形フレームの短尺支柱と前記略T字形フレームの長尺支柱との連結部が、前記略L字形フレームの水平部材と前記略L字形フレームに接続された前記略T字形フレームの水平部材との間の中央部となる建地の構成部材採用する作業用足場の組立方法において
    前記一対の略L字形フレームを向かい合わせて立設すると共に前記基礎支柱に前記接続支柱を接続する工程と、これら相対する略L字形フレーム同士を横架材で接続する工程と、前記略L字形フレームの短尺支柱に前記略T字形フレームの長尺支柱を接続すると共に前記接続支柱に前記略T字形フレームの短尺支柱を接続する工程と、前記一対の略T字形フレームの水平部材に足場板を架け渡す工程とからなることを特徴とする作業用足場の組立方法。
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