JPH047317Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH047317Y2
JPH047317Y2 JP1984073876U JP7387684U JPH047317Y2 JP H047317 Y2 JPH047317 Y2 JP H047317Y2 JP 1984073876 U JP1984073876 U JP 1984073876U JP 7387684 U JP7387684 U JP 7387684U JP H047317 Y2 JPH047317 Y2 JP H047317Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
frame
members
scaffolding
scaffold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984073876U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60184933U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7387684U priority Critical patent/JPS60184933U/ja
Publication of JPS60184933U publication Critical patent/JPS60184933U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH047317Y2 publication Critical patent/JPH047317Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、とくに組立、解体の作業が安全、
容易に行えるようにした枠組足場に関する。
現在汎用されている枠組足場は、門型の建枠を
使用したものである。すなわち第1図に示すよう
に門型の建枠1を建築物等の外側面に沿つて所定
間隔をおいて複数並列させ、その相隣れるものど
うしの間に筋違2,2をとつて水平方向に安定さ
せた上で、その建枠の上端に位置する横地部材2
a,2a間に足場板3をかけ渡し、これを最下段
としてこの上に同様の構成単位を建枠1,1どう
しの連結で設置し、これを所要段繰り返し、最上
段の建枠1に支柱4を立て、これに手摺5をセツ
トするようになつている。
ところが、この種の足場は組立或いは解体作業
の途中において、各段の足場3上に立つ作業者に
対し安全確保のための手摺がなく、甚だ危険な作
業を余儀なくされる問題がある。
本考案の枠組足場はこの安全性の問題の解決を
図つたものであり、とくに建枠形状と筋違、手摺
構造に工夫を加えることにより、組立、解体作業
面での安全性と取扱い易さを確保した点を特徴と
する。
以下、本考案を図面に基いて説明する。
第2図は本考案の一実施例に係る枠組足場を示
す斜視図である。同図において、Iは最下段の足
場構成単位を示し、これは建造物の外側面に沿つ
て並列する複数の建枠6と該建枠の相隣れるもの
どうしの間に架設した足場板3を備える。この建
枠6にはH型の枠が使用される。すなわち、一対
の建地部材6b,6cとその両部材の略々中央部
位間をつなぐ横地部材6aとを有するものであ
り、足場板3は前記横地部材6aに架設される形
となる。最下段の建枠6の建地部材6bの下端
には、ジヤツキベース7が装着される。
本考案の枠組足場は、この最下段の上に、同
様の構成単位を前記建枠6の建地部材相互間のジ
ヨイント構造によつて所要段数継足し設置した形
をなす。なお、ジヨイント構造は、建地部材6
b,6cの上端に、直上段の建地部材の下端に挿
し込むピン6dを付設するのが一般である。
1,82,83は何れも手摺と筋違(強度部材)
の両機能を兼ね備える剛性枠、である。すなわ
ち、剛性枠は、前記各段のH型建枠の相隣れるも
のどうしの間において、外側(建造物側と反対の
側)の建地部材6b,6c間では、前記足場3レ
ベル、すなわち横地部材6aの高さ位置を境にそ
の上方側と下方側に設けられ(上方側のものを8
、下方側のものを82で示し、以下それぞれを外
側の上剛性枠、下剛性枠と呼ぶ)、また同じく内
側(建造物側)の建地部材6c,6c間では足場
板3レベルの上方側に設けられる(これは83
示され、以下内側の上剛性枠と云う)。これら剛
性枠は、筋違としての機能をも果す必要から、丸
管、角管等で形成された少なくとも方形状の枠体
を含む構成としなければならない。何れのもの
も、方形状の枠体を基体とし、強度の上から例え
ば第2図、更には第3図イ〜ハに示すようにその
基体枠体の内側に縦、横、斜め方向等の補強部材
11を加えた形とするのが好ましい。ただし、内
側の剛性枠83については、建造物壁面に対する
作業の邪魔にならないよう、第2図または第3図
イのように補強部材11の数を少なくしてできる
だけ単純な構成とするのがよい。外側の剛性枠8
,82については、そのような配慮は不要であ
り、足場強度の面だけを考慮すればよく、第2図
や第3図ロ,ハに示したように補強部材11を複
雑に組み入れた構造も支障なく採用できる。な
お、外側の剛性枠81,82には、落下防止のため
の養生シートが張り付けられることがある。
このような剛性枠は、その左右両側の縦部材の
上下位置に透孔付の取付片10が突設してあり、
この取付片10をそれぞれ、建地部材6b(また
は6c)に内向きに設けた繋止金具9に係合させ
て取付けるようになつている。この繋止金具9
は、短い軸体9aから係止爪9bが弾発的に突出
していて、その係止爪9bで軸体9aに嵌込んだ
取付片10を抜止めするものである。
なお、足場強度上必要があれば、更に内側の建
地部材6b,6c間の、足場板3レベルの下方側
にも、同様の剛性枠を取付けることもできる。
以上のような構成になる本考案の枠組足場は、
次のようにして組立て、設置される。すなわち、
まず最下段Iの複数の建枠6を設置し、これを外
側の下剛性枠82で安定化して足場板3を架設し、
ここで足場内から外側および内側の上剛性81
3をセツトする。次いでこの最下段の建枠6
の上に第2段目の建枠6を連結し、前記同様外
側の下剛性枠82の取付けおよび足場板3の架設
を行い、このようにして下方から一段ずつ順に組
上げてゆく。解体するときには、これと全く逆の
手順を踏んで最上段から順次下方へ作業を進めて
ゆく。
このような組立て、解体の作業において、作業
者は従来一般の門型建枠1使用のときと同様、各
足場板3上に立つて当該段の直上の段の建枠6お
よび下剛性枠82(従来は筋違2)の設置或いは
取外しなどの作業を行う必要があるが、こうした
各段毎の作業は全て、その作業中の段に手摺とし
ての役目を果す上剛性枠81,83がある状態で行
うことになり、安全性の高い条件下での作業とな
るものである。
また本考案の枠組足場においては、剛性枠81
2,83が各段の水平方向の剛性を保つ、つまり
枠組足場における筋違機能を果すものであり、こ
の剛性枠8による構造は第1図の例にみられるよ
うに相隣れる建枠の建地部材間の略々全面にまた
がる形の筋違2よりむしろ強度的に有利と云え
る。
しかもこの剛性枠は、各段において足場板3レ
ベルを境に上下に分かれた構成をもつており、組
立て、解体に際してはこれらを別々に取扱うこと
により、足場板3上に立つ作業者が無理のない態
勢にて容易に脱着作業を行える。その上、剛性枠
は筋違ばかりでなく手摺としても機能するから、
別途手摺をとる必要がなく、その手間が省かれ
る。
更に本考案の枠組足場は、第1図の例にあるよ
うに最上段に手摺支柱4をセツトする作業が不要
であるという、付随的なメリツトもある。
以上に説明したように本考案の枠組足場は、組
立、解体の作業に関し高い安全性を保証し得る
他、すぐれた作業性を備え、強度的にも高い信頼
性を有しており、その実用価値はきわめて大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の枠組足場を模式に示す斜視図、
第2図は本考案の一実施例に係る枠組足場を示す
斜視図、第3図イ〜ハは本考案枠組足場に用いる
剛性枠の他の例を示す正面図である。 図中、1……門型建枠、2……筋違、3……足
場板、4……支柱、5……手摺、6……H型建
枠、7……ジヤツキベース、81,82,83……
剛性枠、9……繋止金具、10……取付片、11
……補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並列する複数の建枠の間に足場板3を架設した
    構成単位を建枠の相互連結によつて上下に所要段
    数繰り返し設置した枠組足場において、前記建枠
    として、係止爪9bを備えた軸体形の繋止金具9
    を突設した一対の建地部材6b,6cとその部材
    の略々中位部位間をつなぐ前記足場板3支持用の
    横地部材6aとを有するH型の枠6を用い、その
    相隣れるものどうしの間において、外側の建地部
    材6b,6b間では前記足場3レベルを境にその
    下方側および上方側の両方に、また内側の建地部
    材6c,6c間では同じく足場板3レベルの上方
    側に、それぞれ方形状の枠体を含む構成の剛性枠
    1,82,83を、その左右の縦部材の上下部側
    方に突設した取付片10の透孔を隣合う建地部材
    の前記繋止金具に嵌合させて取付けたことを特徴
    とする枠組足場。
JP7387684U 1984-05-20 1984-05-20 枠組足場 Granted JPS60184933U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7387684U JPS60184933U (ja) 1984-05-20 1984-05-20 枠組足場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7387684U JPS60184933U (ja) 1984-05-20 1984-05-20 枠組足場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60184933U JPS60184933U (ja) 1985-12-07
JPH047317Y2 true JPH047317Y2 (ja) 1992-02-26

Family

ID=30613647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7387684U Granted JPS60184933U (ja) 1984-05-20 1984-05-20 枠組足場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60184933U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0694722B2 (ja) * 1988-01-22 1994-11-24 大成建設株式会社 枠組足場用側枠
JP2515363Y2 (ja) * 1993-07-13 1996-10-30 アサヒ産業株式会社 仮設足場用ブレース手摺枠装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214034A (en) * 1975-07-23 1977-02-02 Yoshiji Hayashi Rail frame with plinth

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214034A (en) * 1975-07-23 1977-02-02 Yoshiji Hayashi Rail frame with plinth

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60184933U (ja) 1985-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH047317Y2 (ja)
JPH047318Y2 (ja)
JPH0118753Y2 (ja)
JP3568167B2 (ja) 仮設用吊り階段
JPH0249306Y2 (ja)
JPH0458866B2 (ja)
JPH1113274A (ja) ベント作業足場
JPH0874412A (ja) 建築用足場及びその構築方法
JP3638761B2 (ja) H形枠組み足場
CN213837623U (zh) 一种多用途组合式脚手架
JPH0754480A (ja) 枠組足場ならびにその組立、解体方法
JP3241896B2 (ja) 鉄骨階段ハングダウン工法
JPS631712Y2 (ja)
JPH0321568Y2 (ja)
JP3892240B2 (ja) 作業用足場及びその組立方法
JPH051547Y2 (ja)
JPH0323943Y2 (ja)
AU2014101668A4 (en) Cantilever bracket
JP2542018Y2 (ja) 積上式仮設支持枠の端部支持枠
JP3792336B2 (ja) 仮設工事用作業ユニット
WO2016025984A1 (en) Cantilever bracket
JP2998583B2 (ja) 建築現場における吹抜け部分の養生方法
JP2575796Y2 (ja) 外部養生用被覆体のフレーム
KR940008464Y1 (ko) 높이 조정 가능한 비계용 안전난간대
JP2587033B2 (ja) ユニット足場組立用ガイド金具