JPS6341234Y2 - - Google Patents

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JPS6341234Y2
JPS6341234Y2 JP11322483U JP11322483U JPS6341234Y2 JP S6341234 Y2 JPS6341234 Y2 JP S6341234Y2 JP 11322483 U JP11322483 U JP 11322483U JP 11322483 U JP11322483 U JP 11322483U JP S6341234 Y2 JPS6341234 Y2 JP S6341234Y2
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JP
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gear
seat
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JP11322483U
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JPS6020932U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はキヤブオーバ型ワゴンに実施して好
適な、車輛用シートの移動装置に関するものであ
る。
キヤブオーバ型ワゴンは、運転席を有する第1
列目のシートの後部に2列のシートを設けて、全
部で3列にしたものが普通である。そしてこの種
の自動車では、シートの状態と向きを種々に変え
られるようにして、機能向上を図つている。
〔従来技術〕
従来におけるシートの使用態様を第1図ないし
第3図について説明すると、まず第1図は第1列
目のシート1、第2列目のシート2、および第3
列目のシート3を、全部前方に向けた状態を示す
ものである。この図において4,5,6はそれぞ
れシート1,2,3の座部、7,8,9はシート
1,2,3の背部である。第2図は第2列目のシ
ート2と第3列目のシート3の背部8,9を、そ
れぞれの座部5,6と同一平面となるように倒
し、フルフラツトシートとした状態を示すもので
ある。第3図は第2列目のシート2を第1図の状
態から180゜転回させ、第3列目のシート3と対向
させた状態を示すものであり、10は車輛の床で
ある。
従来においてもこのように、第2列目のシート
2と第3列目のシート3の状態を種々変えること
により、機能向上を図つているが、第1図ないし
第3図に示した以外の使用態様は望めないもので
あつた。
〔考案の目的〕
この考案はこの点に鑑みて成されたものであつ
て、第2列目のシート2を第1図の状態から90゜
転回させ、第4図に示すように、第3列目のシー
ト3とL字形を形成することができるようにした
ものである。
〔考案の構成〕
この考案は上記目的を達成するために、車輛の
床に固定された枠状の脚の一部にベース板を枢着
して取付けると共に、脚の他部には、一部に歯部
を刻設し他部をレバーに形成した固定用ギヤを枢
着し、この固定用ギヤの中央には両端を鉤部に形
成した溝を設け、ベース板から突出させたピンを
固定用ギヤの溝に嵌入し、ベース板にはシートの
座部と一体の回転板を回転自在に支持し、この回
転板に回転ギヤを取付けて、この回転ギヤを固定
用ギヤの歯部に噛合可能に対向させた構成とした
ものである。
〔実施例〕
次に、この考案の一実施例を第5図ないし第7
図について説明する。第5図に示すように車輛の
床10には、長方形の枠状に形成された脚11
が、第3列目のシート3の長手方向(車輛の横幅
方向)と平行に取付けられている。そして第7図
に示すようにこの脚11の一部に設けられた孔1
2には、長方形で一部を段違いに形成したベース
板13が、その端部に設けられた孔14を合わ
せ、軸15によつて枢着されて取付けられてい
る。この軸15が、脚11に対するベース板13
の回転中心となるので、便宜上符号Aを付するこ
とにする。
脚11の他部(孔12に対向した位置)には孔
16が設けられており、この孔16には、ほぼ扇
面形でその一部に歯17を刻設し他部を延長して
レバー18に形成すると共に中央に溝19を設け
た固定用ギヤ20が、その端部に設けられた孔2
1を重合させて、軸22により枢着して取付けら
れている。この軸22が、脚11に対する固定用
ギヤ20の回動中心となるので、便宜上符号Bを
付することにする。固定用ギヤ20の溝19は歯
17に沿う方向に延びており、溝19の両端には
歯17側に向けて鉤部23,23′が形成されて
いる。ベース板13にはピン24が下方へ向けて
突出して設けられており、溝19に嵌入させてあ
る。このピン24と溝19の嵌入状態での位置関
係は、後述する。
脚11の適当箇所と固定用ギヤ20のレバー1
8の基部との間にはスプリング25が張設されて
おり、固定用ギヤ20を、軸22を中心とした時
計方向に付勢している。この付勢力により、固定
用ギヤ20の歯17は、常態においては後述の回
転ギヤ35から離れて噛み合わない状態に保たれ
るようになつている。ベース板13には、内周に
所定角度で複数個の凹部26(この実施例では第
7図に示すように90゜間隔で4個)を設けた円孔
27が設けられている。
ベース板13の上部には、四隅に設けた孔28
に挿通される図示しないボルトにより、第2列目
のシート2の座部5の下部にシートトラツク29
(第5図、第6図参照)を介して取付けられた長
方形の回転板30(第6図、第7図参照)が位置
し、その下部にはベース板13を挾んで回転板3
0と結合する円形の回転板31が位置している。
下部の回転板31は第7図で明らかなように、中
央部が上方に突出しており、この突出部32がベ
ース板13の円孔27より突出して、回転板30
に密接するようになつている。回転板30,31
には孔33,34がそれぞれ対向する位置に複数
個設けられており、ここに図示しないビスが挿通
されて両者を締結するようにしてある。これによ
り、円孔27の中心がベース板13に対するシー
ト2の回動中心になるので、便宜上第5図、第7
図に符号Cを付することにする。
下部の回転板31の下部には回転ギヤ35が配
設されており、この回転ギヤ35に設けられた孔
36に前述した回転板30,31を固定する図示
しないビスを挿通することによつて、共締めで回
転ギヤ35は回転板31に固定されている。これ
により、回転ギヤ35はシート2の座部5に一体
化する。そしてその位置は、前述の固定用ギヤ2
0の歯17に噛合可能に対向させてある。回転ギ
ヤ35は固定用ギヤ20の歯17に噛み合つたと
き90゜しか回転しないので、第7図に示すように
半円形のものでよい。
第7図に示すように上部の回転板30の下部に
はレバー37が設けられており、その先端に設け
られた係止片(図示せず)がベース板13の円孔
27の凹部26に係合するようになつている。図
示の実施例においては凹部26が90゜間隔で4個
設けられているので、係止片は4箇所で係合する
ことになる。なお、回転板30の下部にはスプリ
ングが設けられており、係止片が常態において凹
部26に係合する方向に付勢している。このロツ
ク装置の詳細については、実開昭57−69721号公
報に図示されている。
以上のように構成されたこの装置においては、
2本のレバー18,37を次に説明する手順で操
作することにより、第2列目のシート2を、第1
図、第8図に示すように車輛38に対してその進
行方向に向いた状態から第3図に示すように第3
列目のシート3と対向させる状態にしたり、ある
いは第4図、第9図に示すように第3列目のシー
ト3とともにL字形を形成するように変えること
ができる。
その手順を説明すると、まずシート2の向きを
変えない状態においては、前述のように固定用ギ
ヤ20はスプリング25で回転ギヤ35から離れ
る方向に引かれているので、歯17と回転ギヤ3
5とは噛み合つていない。この場合、ベース板1
3に固定されているピン24が、固定用ギヤ20
に設けられている溝19の一端の鉤部23に入つ
ているため、ベース板13は軸15を中心として
回動することはない。
この状態でシート2を第3図に示すように後方
に向け、第3列目のシート3と対向状態にするに
は、レバー37(第7図参照)を操作し、凹部2
6への係止片の係合を解いて、シート2を第5図
のC点を中心に外力で180゜回転させればよい。こ
の構造については、前述の実開昭57−69721号公
報に図示されている。
次にシート2を第1図、第8図に示す状態から
第4図、第9図に示すような姿勢にするにはレバ
ー18を操作し、固定用ギヤ20をスプリング2
5に抗してB点を中心に第5図における反時計方
向に回動させる操作を行なう。
固定用ギヤ20をこのように回動させることに
より、その歯17は回転ギヤ35と噛み合うこと
になる。この状態でレバー37を操作してシート
2を回転可能の状態とし、外力でシート2を回転
させると、回転ギヤ35は固定用ギヤ20の歯1
7に噛み合いながら転動することになる。これに
より、シート2は第5図のC点からD点に移動
し、シート2は第3列目のシート3と側面で接し
てL字形となる。シート2がこのように移動する
とき、ベース板13から突出したピン24は固定
用ギヤ20の溝19の鉤部23を脱出し、溝19
の長手部分を移動することになる。これにより、
固定用ギヤ20は歯17を回転ギヤ35に噛み合
せた状態に保持されるので、レバー18に手を掛
けておく必要はない。
シート2がシート3とL字形の姿勢になつたと
きには、ベース板13に固定されているピン24
は溝19の他端まで移動するので、固定用ギヤ2
0はスプリング25の力によりB点を中心に第5
図における時計方向に回動し、ピン24を溝19
の鉤部23′に嵌入させる。このため、ベース板
13は軸15を中心に回動しなくなり、第5図に
13aで示す位置に保持される。図示の実施例に
おいては、第7図に示すように円孔27の凹部2
6は90゜間隔で4個設けてあるが、この凹部26
は、円孔27の180゜隔てた対向位置と、その間の
一側の90゜に近い位置との3個にしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は上述したように車輛の床10に固定
された枠状の脚11にベース板13と固定用ギヤ
20とを枢着し、シート2と一体に取付けられる
回転ギヤ35を固定用ギヤ20の歯17に噛合可
能に対向させたものであるから、レバー18を操
作してシート2を回転させるのみで、シート2を
第3列目のシート3とL字形にして使用すること
ができることになる。また、固定用ギヤ20に設
けた溝19にベース板13のピン24を嵌入させ
たことにより、シート2の回動時、レバー18に
手を掛けていなくて済むことになり、ベース板1
3のピン24が固定用ギヤ20に設けてある溝1
9両端の鉤部23,23′に入ることによつて、
ベース板13は所定の位置を保持し、不本意に回
動しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来用いられていたシー
トの使用態様を示す斜視図、第4図はこの考案に
よつて得られるシートの使用態様を示す斜視図、
第5図はこの考案の一実施例の要部の平面図、第
6図は第5図を方向から見て一部を切断して示
した正面図、第7図は第5図のものを分解状態で
示した斜視図、第8図および第9図はシートの使
用態様を車輛の透視状態で示した平面図である。 2……シート、5……座部、10……床、11
……脚、13……ベース板、17……歯、18…
…レバー、19……溝、20……固定用ギヤ、2
3,23′……鉤部、24……ピン、30,31
……回転板、35……回転ギヤ、38……車輛。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輛の床に固定された枠状の脚の一部にベース
    板を枢着して取付けると共に、前記脚の他部に
    は、一部に歯を刻設し他部をレバーに形成した固
    定用ギヤを枢着し、該固定用ギヤの中央には両端
    を鉤部に形成した溝を設け、前記ベース板から突
    出させたピンを前記固定用ギヤの溝に嵌入し、前
    記ベース板にはシートの座部と一体の回転板を回
    転自在に支持し、該回転板に回転ギヤを取付け
    て、該回転ギヤを前記固定用ギヤの歯に噛合可能
    に対向させたことを特徴とする車輛用シートの移
    動装置。
JP11322483U 1983-07-22 1983-07-22 車輛用シ−トの移動装置 Granted JPS6020932U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11322483U JPS6020932U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 車輛用シ−トの移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11322483U JPS6020932U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 車輛用シ−トの移動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6020932U JPS6020932U (ja) 1985-02-13
JPS6341234Y2 true JPS6341234Y2 (ja) 1988-10-28

Family

ID=30262182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11322483U Granted JPS6020932U (ja) 1983-07-22 1983-07-22 車輛用シ−トの移動装置

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JPS6020932U (ja) 1985-02-13

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