JPH0421314Y2 - - Google Patents
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- JPH0421314Y2 JPH0421314Y2 JP20016785U JP20016785U JPH0421314Y2 JP H0421314 Y2 JPH0421314 Y2 JP H0421314Y2 JP 20016785 U JP20016785 U JP 20016785U JP 20016785 U JP20016785 U JP 20016785U JP H0421314 Y2 JPH0421314 Y2 JP H0421314Y2
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 20
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007306 turnover Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は車両用シートのヘツドレスト装置に関
し、特にヘツドレストが前後方向へ倒伏可能でか
つその傾角を調整し得るヘツドレスト装置に関す
る。
し、特にヘツドレストが前後方向へ倒伏可能でか
つその傾角を調整し得るヘツドレスト装置に関す
る。
(従来技術)
ヘツドレストが前後方向へ倒伏可能なヘツドレ
スト装置は車両のフロントシートまたはリヤシー
トのシートバツクに装備され、リヤシートまたは
フロントシートの着座者の前方、後方、側方等の
広い視界を確保するもので、その一例が特開昭59
−14530号公報に示されている。
スト装置は車両のフロントシートまたはリヤシー
トのシートバツクに装備され、リヤシートまたは
フロントシートの着座者の前方、後方、側方等の
広い視界を確保するもので、その一例が特開昭59
−14530号公報に示されている。
(考案が解決しようとする課題)
ところで、従来のこの種のヘツドレスト装置は
ヘツドレストを前方または後方へ倒伏させること
はできるが、ヘツドレストの傾角を調整すること
はできない。このため、この種のヘツドレスト装
置においてはヘツドレストが前後方向へ倒伏可能
であるばかりではなく、ヘツドレストの前後の傾
角をも調整し得るヘツドレスト装置の出現が望ま
れる。
ヘツドレストを前方または後方へ倒伏させること
はできるが、ヘツドレストの傾角を調整すること
はできない。このため、この種のヘツドレスト装
置においてはヘツドレストが前後方向へ倒伏可能
であるばかりではなく、ヘツドレストの前後の傾
角をも調整し得るヘツドレスト装置の出現が望ま
れる。
(課題を解決するための手段)
本考案は車両用シートのヘツドレスト装置であ
り、シートバツクのバツクフレームに固着した基
板の一側に前後方向へ回動可能に組付けられヘツ
ドレストを支持するステーを固着した第1回動部
材と、前記基板の一側に回動可能に組付けられて
前記第1回動部材に同軸的に並列する第2回動部
材と、前記基板の一側に回動可能に組付けらて前
記両回動部材に並列する作動レバーと、前記両回
動部材間に配設されてこれら両回動部材を互いに
ロツクしかつ前記第1回動部材に所定以上の回動
力が作用したときロツク位置を段階的に変化させ
る第1ロツク機構と、前記基板および前記第2回
動部材間に配設されてこれら両者を互いにロツク
しかつ前記作動レバーの回動操作により前記第2
回動部材の前記基板に対するロツクを解除する第
2ロツク機構を備えてなり、前記第1ロツク機構
を前記両回動部材の一方に設けられた複数の係合
部、他方に設けられて前記各係合部に係脱する被
係合部および同被係合部を前記各係合部のいずれ
かに弾撥的に係合させるバネ部材とにより構成
し、かつ前記第2ロツク機構を前記基板および前
記第2回動部材の一方に設けられた係合部、他方
に設けられて前記係合部に係脱する被係合部およ
び同被係合部に前記係合部に弾撥的に係合させる
バネ部材とにより構成したことを特徴とするもの
である。
り、シートバツクのバツクフレームに固着した基
板の一側に前後方向へ回動可能に組付けられヘツ
ドレストを支持するステーを固着した第1回動部
材と、前記基板の一側に回動可能に組付けられて
前記第1回動部材に同軸的に並列する第2回動部
材と、前記基板の一側に回動可能に組付けらて前
記両回動部材に並列する作動レバーと、前記両回
動部材間に配設されてこれら両回動部材を互いに
ロツクしかつ前記第1回動部材に所定以上の回動
力が作用したときロツク位置を段階的に変化させ
る第1ロツク機構と、前記基板および前記第2回
動部材間に配設されてこれら両者を互いにロツク
しかつ前記作動レバーの回動操作により前記第2
回動部材の前記基板に対するロツクを解除する第
2ロツク機構を備えてなり、前記第1ロツク機構
を前記両回動部材の一方に設けられた複数の係合
部、他方に設けられて前記各係合部に係脱する被
係合部および同被係合部を前記各係合部のいずれ
かに弾撥的に係合させるバネ部材とにより構成
し、かつ前記第2ロツク機構を前記基板および前
記第2回動部材の一方に設けられた係合部、他方
に設けられて前記係合部に係脱する被係合部およ
び同被係合部に前記係合部に弾撥的に係合させる
バネ部材とにより構成したことを特徴とするもの
である。
(考案の作用・効果)
かかる構成のヘツドレスト装置においては、両
ロツク機構の作用により両回動部材が基板に対し
てロツク状態にあり、この状態においてヘツドレ
ストは起立している。また、この状態において作
動レバーを回動操作すれば、第2ロツク機構によ
る第2回動部材の基板に対するロツクが解除さ
れ、両回動部材および第1回動部材と一体のステ
ーおよびヘツドレストを倒伏させることができ
る。なお、ヘツドレストおよびステーを起立させ
れば両回動部材が一体的に回動復帰し、両回動部
材が基板に再度ロツクされて回動を規制され、ス
テーおよびヘツドレストが起立状態に保持され
る。
ロツク機構の作用により両回動部材が基板に対し
てロツク状態にあり、この状態においてヘツドレ
ストは起立している。また、この状態において作
動レバーを回動操作すれば、第2ロツク機構によ
る第2回動部材の基板に対するロツクが解除さ
れ、両回動部材および第1回動部材と一体のステ
ーおよびヘツドレストを倒伏させることができ
る。なお、ヘツドレストおよびステーを起立させ
れば両回動部材が一体的に回動復帰し、両回動部
材が基板に再度ロツクされて回動を規制され、ス
テーおよびヘツドレストが起立状態に保持され
る。
また、この第2ロツク機構による回動規制状態
を保持した状態において、ヘツドレストおよびス
テーを前方へ所定以上の力で押圧すれば、第1ロ
ツク機構による第1回動部材の第2回動部材に対
する回動規制が段階的に変化する。このため、第
1回動部材と一体のステーおよびヘツドレストの
傾角が段階的に変化し、同ヘツドレストの傾角が
調整される。
を保持した状態において、ヘツドレストおよびス
テーを前方へ所定以上の力で押圧すれば、第1ロ
ツク機構による第1回動部材の第2回動部材に対
する回動規制が段階的に変化する。このため、第
1回動部材と一体のステーおよびヘツドレストの
傾角が段階的に変化し、同ヘツドレストの傾角が
調整される。
(実施例)
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する
に、第1図には本考案の一実施例に係るヘツドレ
スト装置Hが示されている。当該ヘツドレスト装
置Hは第2図および第3図に示すようにリヤシー
トSRのシートバツクSR1に組付けられ、起立状
態においてヘツドレスト機能を発揮するととも
に、前方へ倒伏することによりフロントシート
SFの運転者の後方の広い視野を確保する。
に、第1図には本考案の一実施例に係るヘツドレ
スト装置Hが示されている。当該ヘツドレスト装
置Hは第2図および第3図に示すようにリヤシー
トSRのシートバツクSR1に組付けられ、起立状
態においてヘツドレスト機能を発揮するととも
に、前方へ倒伏することによりフロントシート
SFの運転者の後方の広い視野を確保する。
ヘツドレスト装置Hはヘツドレスト11および
これと一体の一対のステー12、基板13および
その両側壁13a,13bの内側にそれぞれ組付
けた第1回動部材14および第2回動部材15、
基板13の左側壁13aの外側に組付けた作動レ
バー16を備えている。
これと一体の一対のステー12、基板13および
その両側壁13a,13bの内側にそれぞれ組付
けた第1回動部材14および第2回動部材15、
基板13の左側壁13aの外側に組付けた作動レ
バー16を備えている。
基板13はシートバツクSR1を構成するバツ
クフレームの上方中央部にビス止めして固着され
ており、またヘツドレスト11を支持する各ステ
ー12は左右の第1回動部材14に固着されてい
る。第1回動部材14は第6図および第7図に示
すように、主プレート部14a、主プレート部1
4aの上端縁から内側へ水平状に延びる第1フラ
ンジ部14b、主プレート部14aの前後側縁か
ら内側へ屈曲状に延びる第2フランジ部14cを
備え、その第1フランジ部14bの内面にステー
12が固着されている。かかる第1回動部材14
は基板13の両側壁13a,13bに支持したシ
ヤフト21上に回動可能に組付けられている。
クフレームの上方中央部にビス止めして固着され
ており、またヘツドレスト11を支持する各ステ
ー12は左右の第1回動部材14に固着されてい
る。第1回動部材14は第6図および第7図に示
すように、主プレート部14a、主プレート部1
4aの上端縁から内側へ水平状に延びる第1フラ
ンジ部14b、主プレート部14aの前後側縁か
ら内側へ屈曲状に延びる第2フランジ部14cを
備え、その第1フランジ部14bの内面にステー
12が固着されている。かかる第1回動部材14
は基板13の両側壁13a,13bに支持したシ
ヤフト21上に回動可能に組付けられている。
第2回動部材15は第8図および第9図に示す
ように、基板13の両側壁13a,13b間に延
びる断面円弧状のプレート部15aと、その両端
部に固着した左右一対の扇形状フランジ部15
b,15cを備え、両フランジ部15b、15c
を基板13の各側壁13a,13bと各第1回動
部材14間に介在させた状態にてシヤフト21上
に回動可能に組付けられている。また、両フラン
ジ部15b,15cには内側へ切り起ししたそれ
ぞれ2枚の係合片15d,15eを備えており、
また左側フランジ部15bの前端縁には円弧状の
カム面15fと係合溝15gとを備えている。係
合溝15gは後述する係合ピン16aとともに本
考案の第2ロツク機構を構成するもので、同ロツ
ク機構の係合部を構成している。
ように、基板13の両側壁13a,13b間に延
びる断面円弧状のプレート部15aと、その両端
部に固着した左右一対の扇形状フランジ部15
b,15cを備え、両フランジ部15b、15c
を基板13の各側壁13a,13bと各第1回動
部材14間に介在させた状態にてシヤフト21上
に回動可能に組付けられている。また、両フラン
ジ部15b,15cには内側へ切り起ししたそれ
ぞれ2枚の係合片15d,15eを備えており、
また左側フランジ部15bの前端縁には円弧状の
カム面15fと係合溝15gとを備えている。係
合溝15gは後述する係合ピン16aとともに本
考案の第2ロツク機構を構成するもので、同ロツ
ク機構の係合部を構成している。
作動レバー16は支持ピン17により基板13
における左側壁13aの外側に回動可能に組付け
られていて、係合ピン16aを備えている。この
係合ピン16aは左側壁13aの円弧状長孔13
cを貫通して内側へ突出しており、作動レバー1
6と左側壁13a間に張設した第1テンシヨンス
プリング22aの付勢力にて第2回動部材15の
係合溝15gに弾撥的に係合している。係合ピン
16aは本考案の被係合部を構成し、かつ第1テ
ンシヨンスプリング22aは本考案のバネ部材に
該当する。また、作動レバー16には操作ケーブ
ル23のインナワイヤ23aの一端が接続されて
いる。この操作ケーブル23においては、アウタ
チユーブ23bの一端が基板13の左側壁13a
に固定され、かつその他端がフロントシートSF
の近傍にて車体に設けたブラケット24に固定さ
れていて、インナワイヤ23aの他端に固定した
操作ワイヤ23cを図示矢印方向へ回動操作する
と、作動レバー16が第1テンシヨンスプリング
22aに抗して第5図図示反時計方向に回動して
係合ピン16aの係合溝15gに対する係合を解
除する。なお、基板13と第2回動部材15間に
はトーシヨンスプリング18が掛止めされてい
る。このトーシヨンスプリング18は第2回動部
材15を第5図の図示時計方向へ付勢する。
における左側壁13aの外側に回動可能に組付け
られていて、係合ピン16aを備えている。この
係合ピン16aは左側壁13aの円弧状長孔13
cを貫通して内側へ突出しており、作動レバー1
6と左側壁13a間に張設した第1テンシヨンス
プリング22aの付勢力にて第2回動部材15の
係合溝15gに弾撥的に係合している。係合ピン
16aは本考案の被係合部を構成し、かつ第1テ
ンシヨンスプリング22aは本考案のバネ部材に
該当する。また、作動レバー16には操作ケーブ
ル23のインナワイヤ23aの一端が接続されて
いる。この操作ケーブル23においては、アウタ
チユーブ23bの一端が基板13の左側壁13a
に固定され、かつその他端がフロントシートSF
の近傍にて車体に設けたブラケット24に固定さ
れていて、インナワイヤ23aの他端に固定した
操作ワイヤ23cを図示矢印方向へ回動操作する
と、作動レバー16が第1テンシヨンスプリング
22aに抗して第5図図示反時計方向に回動して
係合ピン16aの係合溝15gに対する係合を解
除する。なお、基板13と第2回動部材15間に
はトーシヨンスプリング18が掛止めされてい
る。このトーシヨンスプリング18は第2回動部
材15を第5図の図示時計方向へ付勢する。
一方、第2回動部材15における両フランジ部
15b,15cの内側には第5図および第10図
に示すようにラチエツト25が固着され、また第
1回動部材14の各外側には第5図および第11
図に示すようにポール26が回動可能に組付けら
れている。ラチエツト25とポール26とは両回
動部材14,15を互いにロツクする本考案の第
1ロツク機構を構成するもので、ポール26の歯
部26aはラチエツト25の各歯部26aに係脱
可能になつている。ラチエツト25は本考案の複
数の係合部を構成し、かつポール26は本考案の
被係合部を構成している。ポール26に突設した
ピン26bと第1回動部材14の第2フランジ部
14c間には第2テンシヨンスプリング22bが
張設されている。第2テンシヨンスプリング22
bは第5図に示す状態においてはポール26を反
時計方向に付勢していて、第1回動部材14に対
して図示時計方向に所定量回動するとその付勢方
向が変換されるように張設されている。すなわ
ち、第2テンシヨンスプリング22bはターンオ
ーバスプリングとして機能する。また、両回動部
材14,15間には第3テンシヨンスプリング2
2cが張設されている。第3テンシヨンスプリン
グ22cは本考案の第1ロツク機構のバネ部材に
該当するもので、第1回動部材14を第5図の時
計方向にかつ第2回動部材15を同図の反時計方
向に付勢していて、ポール26をラチエツト25
に噛合すべく機能する。
15b,15cの内側には第5図および第10図
に示すようにラチエツト25が固着され、また第
1回動部材14の各外側には第5図および第11
図に示すようにポール26が回動可能に組付けら
れている。ラチエツト25とポール26とは両回
動部材14,15を互いにロツクする本考案の第
1ロツク機構を構成するもので、ポール26の歯
部26aはラチエツト25の各歯部26aに係脱
可能になつている。ラチエツト25は本考案の複
数の係合部を構成し、かつポール26は本考案の
被係合部を構成している。ポール26に突設した
ピン26bと第1回動部材14の第2フランジ部
14c間には第2テンシヨンスプリング22bが
張設されている。第2テンシヨンスプリング22
bは第5図に示す状態においてはポール26を反
時計方向に付勢していて、第1回動部材14に対
して図示時計方向に所定量回動するとその付勢方
向が変換されるように張設されている。すなわ
ち、第2テンシヨンスプリング22bはターンオ
ーバスプリングとして機能する。また、両回動部
材14,15間には第3テンシヨンスプリング2
2cが張設されている。第3テンシヨンスプリン
グ22cは本考案の第1ロツク機構のバネ部材に
該当するもので、第1回動部材14を第5図の時
計方向にかつ第2回動部材15を同図の反時計方
向に付勢していて、ポール26をラチエツト25
に噛合すべく機能する。
このように構成したヘツドレスト装置において
は、操作レバー23cを第1図の図示矢印方向へ
回動操作すれば、インナワイヤ23aが引張さ
れ、作動レバー16が支持ピン17を中心に第5
図の図示反時計方向へ回動させる。このため、作
動レバー16の係合ピン16aが第2回動部材1
5の係合溝15gから外れて第2回動部材15、
作動レバー16および基板13の3者間のロツク
が解除され、第2回動部材15がトーシヨンスプ
リング18の付勢力にて所定量前方へ回動する。
この場合、第1回動部材14はラチエツト25お
よびポール26からなる第1ロツク機構により第
2回動部材15にロツクされているため第2回動
部材と一体に回動し、ステー12およびヘツドレ
スト11を第2図の2点鎖線で示すように前方へ
倒伏させる。なお、係合ピン16aは第1テンシ
ヨンスプリング22aの作用にて第2回動部材1
5のカム面15fと摺接し、ヘツドレスト11は
シールバツクの天板に当たるまで前倒れする。ま
た、ヘツドレスト11およびステー12を起立さ
せるには、これら両者を後方へ引き起こす。これ
により、第1回動部材14と一体の第2回動部材
15がトーシヨンスプリング18に抗して第5図
の図示時計方向へ回動する。この際、係合ピン1
6aは第2回動部材15のカム面15fに摺接
し、ヘツドレスト11およびステー12が起立状
態になつた時点で係合溝15gに係合して第2回
動部材15、作動レバー16および基板13の3
者をロツクする。
は、操作レバー23cを第1図の図示矢印方向へ
回動操作すれば、インナワイヤ23aが引張さ
れ、作動レバー16が支持ピン17を中心に第5
図の図示反時計方向へ回動させる。このため、作
動レバー16の係合ピン16aが第2回動部材1
5の係合溝15gから外れて第2回動部材15、
作動レバー16および基板13の3者間のロツク
が解除され、第2回動部材15がトーシヨンスプ
リング18の付勢力にて所定量前方へ回動する。
この場合、第1回動部材14はラチエツト25お
よびポール26からなる第1ロツク機構により第
2回動部材15にロツクされているため第2回動
部材と一体に回動し、ステー12およびヘツドレ
スト11を第2図の2点鎖線で示すように前方へ
倒伏させる。なお、係合ピン16aは第1テンシ
ヨンスプリング22aの作用にて第2回動部材1
5のカム面15fと摺接し、ヘツドレスト11は
シールバツクの天板に当たるまで前倒れする。ま
た、ヘツドレスト11およびステー12を起立さ
せるには、これら両者を後方へ引き起こす。これ
により、第1回動部材14と一体の第2回動部材
15がトーシヨンスプリング18に抗して第5図
の図示時計方向へ回動する。この際、係合ピン1
6aは第2回動部材15のカム面15fに摺接
し、ヘツドレスト11およびステー12が起立状
態になつた時点で係合溝15gに係合して第2回
動部材15、作動レバー16および基板13の3
者をロツクする。
一方、この状態でヘツドレスト11およびステ
ー12を所定の力で前方へ押圧すると、これら両
者11,12と一体の第1回動部材14が第3テ
ンシヨンスプリング22cに抗して前方へ回動す
る。第1回動部材14の前方への回動時、同回動
部材14に組付けたポール26は第2テンシヨン
スプリング22bの作用によりラチエツト25の
各歯部25aに段階的に当接しつつ第12図aに
示すように移動する。この間、ヘツドレスト11
に対する押圧を解除すると、第1回動部材14が
第3テンシヨンスプリング22cの作用にて同図
の時計方向に回動して、ポール26をラチエツト
25の各歯部25aのいずれかに噛合させる。こ
のため、ヘツドレスト11およびステー12の傾
角を段階的に調整することができる。
ー12を所定の力で前方へ押圧すると、これら両
者11,12と一体の第1回動部材14が第3テ
ンシヨンスプリング22cに抗して前方へ回動す
る。第1回動部材14の前方への回動時、同回動
部材14に組付けたポール26は第2テンシヨン
スプリング22bの作用によりラチエツト25の
各歯部25aに段階的に当接しつつ第12図aに
示すように移動する。この間、ヘツドレスト11
に対する押圧を解除すると、第1回動部材14が
第3テンシヨンスプリング22cの作用にて同図
の時計方向に回動して、ポール26をラチエツト
25の各歯部25aのいずれかに噛合させる。こ
のため、ヘツドレスト11およびステー12の傾
角を段階的に調整することができる。
また、ヘツドレスト11をさらに押圧して第1
回動部材14を第12図aの状態からさらに反時
計方向に回動させると、ポール26の後端に設け
た係合段部26cが第2回動部材15の係合片1
5eに係合し、同ポール26は同図の図示時計方
向へ押動される。この結果、第2テンシヨンスプ
リング22bはその作用方向を変換されてポール
26を第12図bに示すように跳上げ、同ポール
26の先端を係合片15dに係合させる。このた
め、この状態でヘツドレスト11に対する押圧を
解除すると、第1回動部材14が第3テンシヨン
スプリング22cの作用にて同図の図示時計方向
へ回動復帰し、この際ポール26は係合片15d
に押動されてラチエツト25の各歯部25aの最
先端のものに噛合する。これにより、両回動部材
14,15は互いにロツクされ、ステー12およ
びヘツドレスト11が起立状態に保持される。
回動部材14を第12図aの状態からさらに反時
計方向に回動させると、ポール26の後端に設け
た係合段部26cが第2回動部材15の係合片1
5eに係合し、同ポール26は同図の図示時計方
向へ押動される。この結果、第2テンシヨンスプ
リング22bはその作用方向を変換されてポール
26を第12図bに示すように跳上げ、同ポール
26の先端を係合片15dに係合させる。このた
め、この状態でヘツドレスト11に対する押圧を
解除すると、第1回動部材14が第3テンシヨン
スプリング22cの作用にて同図の図示時計方向
へ回動復帰し、この際ポール26は係合片15d
に押動されてラチエツト25の各歯部25aの最
先端のものに噛合する。これにより、両回動部材
14,15は互いにロツクされ、ステー12およ
びヘツドレスト11が起立状態に保持される。
第1図は本考案の一実施例に係るヘツドレスト
装置の概略的斜視図、第2図は同装置を組付けた
リヤシートの部分斜視図、第3図は同リヤシート
とフロントシートの位置関係を示す側面図、第4
図は同装置の部分正面図、第5図は同側面図、第
6図は第1回動部材の正面図、第7図は同部材の
側面図、第8図は第2回動部材の部分正面図、第
9図は同部材の側面図、第10図は第1ロツク機
構を構成するラチエツトの側面図、第11図は同
機構を構成するポールの側面図、第12図a,b
は同ロツク機構の作動説明図である。 符号の説明、11……ヘツドレスト、12……
ステー、13……基板、14……第1回動部材、
15……第2回動部材、16……作動レバー、1
6a……係合ピン、22c……テンシヨンスプリ
ング、26……ポール。
装置の概略的斜視図、第2図は同装置を組付けた
リヤシートの部分斜視図、第3図は同リヤシート
とフロントシートの位置関係を示す側面図、第4
図は同装置の部分正面図、第5図は同側面図、第
6図は第1回動部材の正面図、第7図は同部材の
側面図、第8図は第2回動部材の部分正面図、第
9図は同部材の側面図、第10図は第1ロツク機
構を構成するラチエツトの側面図、第11図は同
機構を構成するポールの側面図、第12図a,b
は同ロツク機構の作動説明図である。 符号の説明、11……ヘツドレスト、12……
ステー、13……基板、14……第1回動部材、
15……第2回動部材、16……作動レバー、1
6a……係合ピン、22c……テンシヨンスプリ
ング、26……ポール。
Claims (1)
- シートバツクのバツクフレームに固着した基板
の一側に前後方向へ回動可能に組付けられヘツド
レストを支持するステーを固着した第1回動部材
と、前記基板の一側に回動可能に組付けられて前
記第1回動部材に同軸的に並列する第2回動部材
と、前記基板の一側に回動可能に組付けらて前記
両回動部材に並列する作動レバーと、前記両回動
部材間に配設されてこれら両回動部材を互いにロ
ツクしかつ前記第1回動部材に所定以上の回動力
が作用したときロツク位置を段階的に変化させる
第1ロツク機構と、前記基板および前記第2回動
部材間に配設されてこれら両者を互いにロツクし
かつ前記作動レバーの回動操作により前記第2回
動部材の前記基板に対するロツクを解除する第2
ロツク機構を備えてなり、前記第1ロツク機構を
前記両回動部材の一方に設けられた複数の係合
部、他方に設けられて前記各係合部に係脱する被
係合部および同被係合部を前記各係合部のいずれ
かに弾撥的に係合させるバネ部材とにより構成
し、かつ前記第2ロツク機構を前記基板および前
記第2回動部材の一方に設けられた係合部、他方
に設けられて前記係合部に係脱する被係合部およ
び同被係合部を前記係合部に弾撥的に係合させる
バネ部材とにより構成したことを特徴とする車両
用シートのヘツドレスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20016785U JPH0421314Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20016785U JPH0421314Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62107754U JPS62107754U (ja) | 1987-07-09 |
JPH0421314Y2 true JPH0421314Y2 (ja) | 1992-05-15 |
Family
ID=31162428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20016785U Expired JPH0421314Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0421314Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6012840B1 (ja) * | 2015-12-24 | 2016-10-25 | 備前発条株式会社 | ヘッドレスト |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP20016785U patent/JPH0421314Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62107754U (ja) | 1987-07-09 |
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