JPH04210006A - 可逆回転操作可能なラチェット機構 - Google Patents

可逆回転操作可能なラチェット機構

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JPH04210006A
JPH04210006A JP34109590A JP34109590A JPH04210006A JP H04210006 A JPH04210006 A JP H04210006A JP 34109590 A JP34109590 A JP 34109590A JP 34109590 A JP34109590 A JP 34109590A JP H04210006 A JPH04210006 A JP H04210006A
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operating
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正美 吉田
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直弘 高橋
Yasuki Motosawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、基本的な構成部材として時計方向乃至は反時
計方向に回動自在な作動軸と、一対の相逆向きに位置す
るラチェット爪と、その各ラチェット爪が噛合するラチ
ェット歯車とを備え、作動軸を時計方向乃至は反時計方
向に回転するのに伴フて片側のラチェット爪を噛合解除
すると共に他側のラチェット爪でラチェット歯車を押回
し回動させるよう構成する可逆操作自在なラチェット回
動機構に関するものである。
従来の技術 従来、この種のラチェット回動機構としては自動車用シ
ートのシートバックに内蔵するランバーサポート機構の
迫出し量をシートバックの側部に配設するノブの操作で
調整可能に構成するものが知られている(実開昭58−
149954号)。
そのラチェット回動機構はシートバックフレームの側部
にラチェット歯車を固着し、このラチェット歯車の中心
位置に挿通させて片端側をランバーサポート機構のリン
クに連結する作動軸を備え、この作動軸の軸線上には調
整板を軸承固定し、その調整板の軸承部を介して相対す
る板面位置に夫々同心円形で円弧形を有する長孔を夫々
設け、更に、調整板に間隔をへたてて保持板を取付け、
その保持板と調整板の板面間に各先端側を調整板に設け
た片方の長孔に相対位置させて一対のラチェット爪を軸
承支持し、これらラチェット爪の各先端を互いに逆向き
に位置させて上述したラチェット歯車の歯溝に弾圧噛合
することにより作動軸をロックするよう組立てられてい
る。
また、操作軸の軸線上にはシートバックの側部に回転操
作自在に装備された操作ノブと一体な回動板を挿通配置
し、その回動板の板面にはラチェット爪の各先端側が相
対位置する調整板に設けられた片方の長孔に挿通させて
各ラチェット爪と個別に当接可能な一対のピンを備え、
この回転板を時計方向乃至は反時計方向に回転するのに
件って回転方向と相反する側のラチェット爪を片側のピ
ンでラチェット歯車から跳ね上げてロック解除できるよ
う構成されている。
更に、回転板から突出する別の係合ピンを調整板に設け
られた他方の長孔内に挿通させ、その係合ビンが操作ノ
ブの回転に伴って長孔の孔縁に係合すると共に、同様に
上述した長孔の孔縁に係合する一対のピンの片側とで調
整板を回転させて作動軸を回転できるよう構成されてい
る。
従って、このラチェット回動機構は各ラチェット爪が作
動軸の停止位置でラチェット歯車に夫々噛合することに
より作動軸が不作為に回転しないよう旋鎖機構として機
能するものであり、必要時に操作ノブを時計方向乃至は
反時計方向に回転操作すると回動板が一体に回転し、そ
の回動板から突出する一対のピンが調整板の長孔に沿っ
てスライド移動することにより片側のピンが片方のラチ
ェット爪を跳ね上げてラチェット歯車からロック解除し
、更に操作ノブを回転させて一対のピンの片側を長孔の
孔縁に係合すると共に、これと略同時に調整板の他の長
孔内に位置する保合ピンが孔縁に当接することにより調
整板が各ピンの押送りで回動し、それに伴フて作動軸が
回転するからランバーサポート機構のリンクを作動させ
得るようになる。この回転操作は、一対のピンで跳ね上
げられていないラチェット爪がラチェット歯車の各面と
空回り状態を保つことにより必要な回転角にまで行うこ
とができる。また、必要な回転位置で操作ノブを多少逆
回転させれば、一対のピンが調整板の長孔内で中立位置
に戻って各ラチェット爪をバネ偏位でラチェット歯車に
噛合するから、作動軸をラチェット爪でロックできるよ
うになっている。
発明が解決しようとする課題 然し、上述したラチェット回動機構では操作ノブの回転
開始から各ピンを長孔の孔縁に係合させて調整板と共に
作動軸を回動できるまでに機構的な遊びが多いため、操
作ノブの回転に伴って作動軸を直ちに回転できないとこ
ろから好ましくない。また、本来のラチェット機構の如
くラチェット歯車をラチェット爪で回転させ乃至は回転
不能に係止するものと異なり、そのラチェット爪以外に
回動板、調整板、複数本のピン等を備えて作動軸を回動
するものであるから機構的にも複雑なものになることを
免れ得ない。
蔵において、本発明はラチェット歯車を一対のラチェッ
ト爪で時計方向乃至は反時計方向に回動できるよう構成
すると共に、その操作に際して機構的な遊びを持たせず
にラチェット歯車を直ちに回転できるよう構成する正逆
操作自在なラチェット回動機構を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 本発明に係る正逆操作自在なラチェット回動機構におい
ては、メインブラケットで時計方向乃至は反時計方向に
回転自在に軸受は支持される作動軸と、作動軸の軸線上
で摺動回転自在に支持されるラチェット歯車と、作動軸
の軸線上に片端側で軸承固定される突片と、ラチェット
歯車の所望なピッチに亘る突歯の歯先面と相対位置する
ガイドフレームとを備え、そのセットブラケットのガイ
ドフレームを介在位置させてラチェット歯車の歯溝と相
逆向きに弾圧噛合する一対のラチェット爪を突片の突端
側に備付け、この突片の両側辺に各バネ端を係合させて
突片の戻しバネを装備し、更に、作動軸が時計方向乃至
は反時計方向に回転する相反側で戻しバネのバネ端を係
止するスト・ンパ片を装備することにより構成されてい
る。
その構成に加えて、このラチェット機構においては作動
軸の軸端に操作レバーを装備することにより構成するこ
とができる。また、ラチェット歯車と一体に従動機構を
作動するカム盤を設けるようにでき、そのカム盤で作動
する従動機構としてはシートバックのランバーサポート
機構を組付けることができる。
作用 この正逆操作自在なラチェット回動機構では作動軸を時
計方向乃至は反時計方向に回転操作すると、突片の突端
側に装着された一対のラチェット爪のうちで作動軸の回
転方向と相反する側の一つがガイドフレームに当接する
ことによりラチェット歯車の歯溝から跳ね上げられ、そ
れと同時に他の一つがラチェット歯車の歯間に噛合した
ままでラチェット歯車を作動軸の軸線上で摺接回転させ
て押回し回動するから、作動軸の回転に伴ってラチェッ
ト歯車を直ちに回動できるようになる。この回転範囲は
ガイドフレームで跳上げられたラチェット爪がガイドフ
レームに乗り上げてスライド移動し、その先端側がガイ
ドフレームから外れない位置にまで設定することができ
る。従って、このラチェット回動機構ではガイドフレー
ムを複数のピッチに亘る突歯の歯先面と相対位置させて
配設すればラチット歯車を比較的広範に亘って回動でき
るばかりでなく、ラチェット爪でラチェット歯車を直接
回動するところから機構的にも簡略なものに構成できる
ようになる。
また、このラチェット回動機構ではラチェット歯車を所
望な回転角に回動させるのに伴って、作動軸の回転方向
と相反する側で突片の片側辺に係合する戻しバネのバネ
端をストッパ片で突片から離間するよう係止することに
より戻しバネが突片の他の側辺と係合するバネ端との間
で緊張状態に保持され、その後に作動軸が無負荷状態に
されると戻しバネが弾発復元するから、上述したガイド
フレームのフレーム上に位置する片側のラチェット爪を
ガイドフレーム上でスライド移動しつつ一対のラチェッ
ト爪を突片と共に元の位置に復帰動させるようになる。
このため、ガイドフレームを介して各ラチェット爪をラ
チェット歯車の歯溝にバネ偏位で噛合できるから、作動
軸を再び回転操作するときには時計方向乃至は反時計方
向にでもラチェット歯車を直ちに回動させることができ
るようになる。
その操作軸には把ツ手として操作レバーを装備すると、
戻しバネで突片を復帰動すると共に操作軸も元の状態に
回動することができるから操作レバーを常時中立に位置
できることによりレバー操作を行い易くすることかでき
る。また、このラチェット回動機構ではラチェット歯車
と一体にカム盤を設ければ、カム盤のカム面を従動機構
を当接させて組付けることにより従動機構をカム形状に
応じて必要に作動ししかもラチェット歯車を所定位置で
ロックするよう構成できる。その従動機構としては自動
車用シートのシートバックに内蔵するランバーサポート
機構を装備すれば、シートバックのサポート部を必要量
迫り出させ乃至は後退させる如く簡単な機構で構成する
ことができる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りである
第1図で示す正逆操作自在なラチェット回動機構は、自
動車用シートのシートバックに内蔵するランバーサポー
ト機構を作動するものとして装備されている。そのラチ
ェット回動機構1はランバーサポート機構2を第1図上
で上下に向って迫り出し乃至は後退勤するもので、ラン
バーサポート機構2はブラケット部3に装備することが
できる。ブラケット部3はシートバック(図示せず)の
側部に配設されるメインブラケット30と、メインブラ
ケット30から突出する受台ブラケット31と、受台ブ
ラケット31で揺動自在に支持される作動ブラケット3
2とから構成されている。
メインブラケット30は第2図で示すように内側に向っ
て突出成形した軸受部30aを板面略中央に持ち、この
軸受は部30aの凹部内には軸線上の鍔部100を嵌込
むことにより作動軸10が回転自在に挿通配置されてい
る。また、その作動軸10の軸線上にはラチェット歯車
11.セットブラケット12.突片13並びに戻しバネ
14を順次に配列することにより夫々が装備されている
ラチェット歯車11は第3図aて示すように作動軸10
の軸線部101よりも相対的に大きな径の挿通孔110
を中央部に持ち、この挿通孔110に軸線部101を摺
接回動自在に挿通することによりラチェット歯車11は
作動軸10の軸線上に軸承支持されている。また、ラチ
ェット歯車11の外周には所望な範囲に亘って回転でき
るよう複数個の突歯111a〜111eと歯溝112a
〜112fとが交互に形成されている。
そのラチェット歯車11は後述する如くランバーサポー
ト機構2を作動する場合は時計方向乃至は反時計方向に
120°の回転角で夫々回動ずれば足りるため、不必要
な略120°の範囲に亘っては突歯並びに歯溝が設けら
れていない。この回転範囲を規制するべく、ラチェット
歯車11の側面には後述する如くセットブラケット12
に設けるストッパ片と係合可能な円弧状の凹溝112を
挿通孔110と同心円上に形成することができる。
また、ラチェット歯車11には第3図すで示すようにラ
ンバーサポート機構2を作動するカム盤15が一体に設
けられている。そのカム盤15はラチェット歯車11の
挿通孔110から適宜形状に偏心成形されたカム面15
0を持ち、このカム面150は後述するランバーサポー
ト機構2のサポート部を位置決め係止する複数個の凹部
151.152,153,154を持って形成されてい
る。
セットブラケット12は第2図で示す如く左右に折曲げ
成形された張出しフランジ部120゜121を持ち、こ
のフランジ部120,121をスポット溶接等で固定す
ることによりメインブラケット30に取付けられている
。そのセットブラケット12はラチェット歯車11の側
面と相対する板面に貫通孔122を持ち、この貫通孔1
22に作動軸10の軸線部101を挿通することにより
ラチェット歯車11の近傍に配設されている。
このセットブラケット12には、立上り板123の先端
側をラチェット歯車12に向けて折曲げることによりガ
イドフレーム124を設けることができる。そのガイド
フレーム124は第4図で示すように両端縁が相対的に
犬きく弯曲成形された弧形のもので、図示実施例ではラ
チェット歯車11の2つのピッチに亘る突歯111a、
111bの歯先面と相対位置するよう配設されている。
このガイドフレーム124に加えて、セットブラケット
12には上述した如くラチェット歯車11の側面に設け
られた凹溝113の内側に突出位置することによりラチ
ェット歯車11の回動死点を規制するストッパ片125
を設けることかで趙る。また、そのセットブラケット1
2の貫通孔122にはラチェット歯車11の貫通孔11
0に嵌込み装着するスリーブ管16を嵌合せ、このスリ
ーブ管16の径内に作a@10の軸線部101を挿通す
ることによりラチェット歯車11を含めて作動軸10が
円滑に回転できるよう組付けることができる。
突片13は片端寄り板面に設けた角穴130を作動軸1
0の軸線上で鍔部110の近傍に形成された角軸部10
2と嵌合せることにより作動軸10の軸線上に固定保持
され、その突端側にはビン穴131に挿通する支軸17
0で軸承することにより左右一対のラチェット爪17.
17’が取付けられている。各ラチェット爪17.17
’ は第5図で示すように先端側17a、17’  a
を折曲させて相逆向きのくの字状を呈するよう形成され
、上述した支軸170の挿通孔17b、17’bを互い
に位置合せさせて段部17c、17’  cで嵌合せ得
るよう形成されている。また、各ラチェット爪17.1
7’ にはねじりコイルバネ171の各バネ端171a
、171bを係合する凹溝17d、17’ dと、上述
したセットブラケット12のガイドフレーム124と当
接するガイド縁17e、17’ eが形成されている。
この各ラチェット爪17.17’ は第6図で示すよう
にセットブラケット12のガイドフレーム124を介し
てガイド縁17e、17’  eをフレーム端縁に当接
位置させ、各先端側17a、17’  aをラチェット
歯車11の歯溝112a〜112fのいずれかと噛合す
るよう支軸170で軸承することにより突片13の突端
側に組付は装着されている。また、その各ラチェット爪
17.17’ は各バネ端171a、171bを凹溝1
7d、17’dに係合するねしりコイルバネ171で先
端側17a、17’  aが歯溝112a 〜112f
に弾圧偏位するよう装着されている。
このラチェット爪17.17’ を含めて、突片13は
セットブラケット12のガイドフレーム124を介した
所定位置に常時復帰動できるよう戻しバネ14で偏位動
自在に支持されている。その戻しバネ14は第1図で示
すようにメインブラケット30の軸受部30aにコイル
部14aを嵌め合せ配置し、347図で示す如く各バネ
端14b、14cを突片13の両側片に係合することに
より取付けられている。また、この戻しバネ14のバネ
114b、14cには第2図で示すようにメインブラケ
ット30から突出するストッパ片30bが当接するよう
配置され、そのストッパ片30bはラチェット歯車11
の回転方向と相反側に位置するいずれかのバネ端14b
、14cを突片13の各側辺から離間させるよう各バネ
端14b、14cを係止可能に突出成形されている。
上述した各構成部を軸線上に装備する作動軸10は、ラ
チェット歯車11が位置する軸端側103を支承フレー
ム18の貫通孔18aで支持することによりメインブラ
ケット30との間で回転自在に軸受装着されている。こ
の作動軸10を支持する支承フレーム18はネジ18b
でメインブラケット30に固定され、その作動軸10の
軸端側103はワッシャー18cを介して支承フレーム
18で軸受けした突端側を扁平状にカシメることにより
抜性れないよう取付けられている。また、メインブラケ
ット30から外方に突出する作動軸10の軸端側104
には把ツ手として操作レバー19が装備されている。こ
の操作レバー19は作動軸10を回動することによりラ
チェット回動機構1を作動するもので、そのラチェット
回動機構1に従動させてランバーサポート機構2を動作
するよう構成されている。
ランバーサポート機構2は座者の腰部をシートバックの
内部から受止め支持するサポート部2゜を備え、このサ
ポート部20はメインブラケット30から突出する受台
ブラケット31に支軸33で揺動可能に枢着した作動ブ
ラケット32に取付けられている。そのサポート部20
はサポートプレート200とワイヤーアーム201とか
らなり、サポートブレーム200の背面側にワイヤーア
ーム201の軸受筒202を固定させてワイヤーアーム
201の軸部上でサポートプレート200を支持するこ
とにより組立てられている。
また、ワイヤーアーム201は円形に軸線回げされた軸
受部201a、201bを相対辺の軸線上に持ち、この
軸受部201a、201bを支軸21で支持すると共に
、第8図で示すようにアーム端を作動ブラケット32の
開口部32aに嵌込み配置することにより作動ブラケッ
ト32と一体に装着されている。そのワイヤーアーム2
01の支軸21は作動ブラケット32で軸受けし、軸端
側はワッシャー21aを介して扁平状にカシメることに
より作動ブラケット32に取付けられている。これと同
様に、作動ブラケット32の支軸33もワユシャ−33
aを介して受台ブラケット31に同様取付けられている
。また、サポート部20はラチェット歯車11のカム盤
15と作動ブラケット32で当接するよう組付けられ、
その作動ブラケット−32には第1,2図で示すように
ウレタンエラストマー等の弾性部材で形成された別部材
の突起片34がカム盤15のカム面150と当接するよ
う取付けられている。
このように構成するラチェット回動機構では、第6.7
図で示す如くラチェット爪17.17’、ラチェット歯
車11並びに操作レバー19が中立位置にあるとき、ラ
チェット爪17.17’が先端側17a、17’ aを
セットブラケット12のガイドフレーム124を介して
ラチェット歯車11の歯溝112aと112Cに夫々噛
合すると共に、作動ブラケット32の突起片34がカム
盤15のカム面150に複数形成された凹部151〜1
54の一つと係合することにより機構全体が回転不能に
ロックされている。また、第6図で示すようにセットブ
ラケット12から突出するストッパ片125がラチェッ
ト歯車11の凹溝113と片縁側で係合位置することに
より、ラチェット歯車11は反時計方向に回転操作不能
に規制されている。その中立位置から操作レバー19を
時計方向に回転操作すると、作動軸10と共に作動軸1
0の軸線上に固着された突片13が揺動し、第9図aで
示すようにラチェット爪17が作動軸10の軸線上に軸
承支持されたラチェット歯車11を回動させる。これに
伴って、ラチェット爪17′はセットブラケット12の
ガイドフレーム124で歯溝112cから跳上げられて
ガイドフレーム124の板面上に摺動しつつ乗り上げる
。その後はラチェット爪17′がガイドフレーム124
の片縁端から外れない範囲であれば、ラチェット歯車1
1を更に所定角まで回転させることができる。また、こ
の回転操作に伴っては戻しバネ14の片側のバネ端14
cがメインブラケット30から突出するストッパ片30
bで係止されて突片13の片縁辺より離間することによ
り各バネ端14b、14cが拡開偏位される。その状態
で操作者が操作レバー19から手を離すと、突片13に
係合するバネ端14bとストッパ片30bで係止された
バネ端14cによる緊張状態が解かれて戻しバネ14が
弾圧復元するから、ラチェット爪17′をセットブラケ
ット12のガイドフレーム124に沿ってスライド移動
させると共に、ラチェット爪17を歯溝112aから突
歯111aで跳上げて突片13を元の位置に復帰動させ
る。その突片13が復帰動すると作動軸10も従動回転
するが、作動ブラケット32の突起片34がラチェット
歯車11と一体なカム盤15のカム面150に形成され
たいずれか一つの凹部151〜154と係合ししかもラ
チェット歯車11が作動軸10の軸線上に摺動回転自在
に軸承されているから、ラチェット歯車11は回転位置
で停止しされたままロックされる。また、各ラチェット
爪17.17’ はねしりコイルバネ171で弾圧偏位
することによりラチェット歯車11の歯溝112bと1
12dに噛合するから、次のレバー操作で直ちにラチェ
ット歯車11を回転可能な中立位置に停止する。これと
同様に、第9図すで示すラチェット歯車11の停止位置
より操作レバー19を反時計方向に回転操作すると突片
13が揺動し、ラチェット歯車11をラチェット爪17
′で回転させつつラチェット爪17を歯溝112aから
跳上げるため、第9図Cで示すようにラチェット歯車1
1を反時計方向に回転させることができる。その後も操
作者が操作レバー19から手を離すと、上述したと同様
に突片13と共に各ラチェット爪17.17’が復帰動
すると共に、ラチェット歯車11は回転位置で停止する
ようになる。
従って、このラチェット回動機構では突片13が戻しバ
ネ14で常時光の位置に復帰動するよう装備されている
から、ito、z図で示す如く操作レバー19も作動軸
10と共に中立位置に常に戻るため、操作レバー19は
座者が操作し易いように常時位置させることができる。
また、その操作レバー19は第11図で示すようにシー
トバックSとシートクツション側部のコンソールボック
スBとの挟間内にレバー基部を配置することにより狭い
場所でも容易に操作できるよう装備することができる。
このラチェット回動機構では上述した如く操作レバー1
9でラチェット歯車11を回動すると、そのラチェット
歯車11に一体成形されたカム盤15も回転する。この
カム盤15は第6図で示す停止位置にラチェット歯車1
1が位置するとき、第12図で示すようにカム面150
の凹部151が作動ブラケット32の突起片34と係合
するよう組付けることができる。そのカム盤15の凹部
151はラチェット歯車11の挿通孔110より最も近
い位置に形成されているから、この凹部151に係合す
る突起片34でシートバックSのサポート部20はサポ
ートプレート200で座者に背中を相対的に緩やかに支
持するよう退却位置に移動されている。その状態から第
9図aで示すようにラチェット歯車11を回転すると、
カム盤15が凹部152に作動ブラケット32の突起片
34を受入れるよう回転位置するから、ランバーサポー
ト機構2はサポート部2oを多少迫り出し動させてサポ
ートプレート200で座者の背部を相対的に強く支持す
るようになる。これと同様に、操作レバー19でラチェ
ット歯車11を正逆適度に回転させればカム盤15の凹
部153゜154でも作動ブラケット32の突起片23
を受入れることができるから、座者の必要に応じた支持
圧にサポート部20を前進乃至は後退勤させるよう調整
することができる。
なお、上述した実施例ではセットブラケット12から突
出するガイドフレーム124で一対のラチェット爪17
.17”を跳上げるよう構成したが、そのガイドブレー
ト124は支承フレーム18から突出させて設けるよう
にできる。また、セットブラケット12はメインブラケ
ット30に代えて支承フレーム18に固定するよう取付
けることができ、戻しバネ14のストッパ片30bはメ
インブラケット30とは別部材を取付は或いはセットブ
ラケット12.支承フレーム18から突出させて形成す
るようにできる。更に、ラチェット歯車11は全周に突
歯、歯溝を設けてロータリー型に形成できる。この場合
にはセットブラケット12から突出するストッパ片12
5等でラチェット歯車11を回転規制する必要はなく、
そのラチェット歯車と一体成形するカム盤以外でギヤー
機構を組合せることにより作動機構を作動するようにも
できる。また、上述したラチェット回動機構はランバー
サポート機構2を作動するよう装備したが、これ以外に
ヘッドレスト等を前後に位置調整する駆動機構として装
備することができる。
このラチェット回動機構で、作動軸10を回動操作する
把ツ手としては操作レバー19以外にノブ型式のものを
備付けることができる。
発明の効果 以上の如く、本発明に係る可逆操作自在なラチェット回
動機構に依れば、ラチェット爪を作動軸で操作すること
によりラチェット歯車を直接回動するものであるから機
構的な遊びがなくて従動機構を直ちに作動でき、しかも
一対のラチェット爪でラチェット歯車を正逆いずれの方
向にも回動できて機構的にも簡略なものに構成すること
ができる。また、ラチェット歯車の停止位置では一対の
ラチェット爪が戻しバネで自動的に復帰することにより
ラチェット歯車を再度回転するときでも正逆いずれにも
直ちに回動することができる。
このラチェット回動機構は操作レバーで作動軸を回転す
るよう構成すると、一対のラチェット爪が戻しバネで自
動的に復帰動するのに伴って操作レバーも常時中立位置
に復帰位置するからレバー操作を容易に行うようにでき
る。また、そのラチェット回動機構の従動機構としてラ
ンバーサポート機構を装備するとラチェット歯車を正逆
回動操作することにより座者の必要に応じた支持圧に容
易に調整することができる。更に、このランバーサポー
ト機構をラチェット歯車に一体成形するカム盤で作動す
ると、そのカム形状に応じて必要な支持圧に簡単に調整
できると共にカム盤の凹部でラチェット歯車をロックす
るよう構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る可逆操作自在なラチェット回動機
構をランバーサポート機構に組付けて示す平面図、第2
図は同ラチェット回動機構を展開して示す斜視図、第3
図a ’−cは同ラチェット回動機構に装備するラチェ
ット歯車の構造説明図、第4図は同ラチェット歯車とガ
イドフレームとの配置関係を示す説明図、第5図a ”
−cは同ラチェット歯車を回動するラチェット爪の構造
説明図、第6図は同うチェット爪、ラチェット歯車並び
にガイドフレームの組立構造を示す説明図、第7図は第
1図で示すラチェット回動機構の一部を切欠いた左側面
図、第8図は第1図で示すラチェット回動機構の正面図
、第9図a−cは同ラチェット回動機構に装備されるガ
イドフレームに対する一対のラチェット爪、ラチェット
歯車の動作位置関係を示す説明図、¥に10.11図は
同ラチェット回動機構に装備される操作レバーの動作説
明図並びに装備位置の説明図、第12図は同ラチェット
回動機構に装備されるカム盤の動作説明図である。 10:作動軸、11:ラチェット歯車、111a、  
11 l b−:突歯、112a、  112b−:歯
溝、124ニガイトフレーム、13:突片、14:戻し
バネ、14b、14c:バネ端、15:カム盤、17.
17’  ニ一対のラチェット爪、19:操作レバー、
30:メインブラケット、30b:ストッパ片、2:従
動機構(ランバーサポート機構)、Sニジ−ドパツク。 特許出願人 東京シート株式会社 同     本田技研工業株式会社 第3図 q。 第9図 第10図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メインブラケット(30)で時計方向乃至は反時
    計方向に回転自在に軸受け支持される作動軸(10)と
    、作動軸(10)の軸線上で摺接回動自在に軸承支持さ
    れるラチェット歯車(11)と、作動軸(10)の軸線
    上に片端側で軸承固定される突片(13)と、ラチェッ
    ト歯車(11)の所望なピッチに亘る突歯(111a、
    111b…)の歯先面と相対位置させて配設されるガイ
    ドフレーム(124)とを備え、 上記ガイドフレーム(124)を介在位置させてラチェ
    ット歯車(11)の歯溝(112a、112b…)と相
    逆向きに弾圧噛合する一対のラチェット爪(17、17
    ′)を突片(13)の突端側に備付けると共に、この突
    片(13)の両側辺に各バネ端(14b、14c)を係
    合させて突片(13)の戻しバネ(14)を装備し、更
    に、作動軸(10)が時計方向乃至は反時計方向に回転
    する相反側で戻しバネ(14)のバネ端(14b、14
    c)を係止するストッパ片(30b)を装備したことを
    特徴とする可逆操作自在なラチェット回動機構。
  2. (2)上記作動軸(10)の軸端に操作レバー(19)
    を装備したことを特徴とする請求項1記載の可逆操作自
    在なラチェット回動機構。
  3. (3)上記ラチェット歯車(13)と一体に従動機構(
    2)を作動するカム盤(15)を設けたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の可逆操作自在なラチェット回
    動機構。
  4. (4)上記従動機構(2)としてシートバック(S)の
    ランバーサポート機構を装備したことを特徴とする請求
    項3記載の可逆操作自在なラチェット回動機構。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100812868B1 (ko) * 2000-06-30 2008-03-11 델타고교 가부시끼가이샤 시트 높이 조절기에 사용하기 위한 액츄에이터 장치
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CN116871847A (zh) * 2023-08-15 2023-10-13 首凯高科技(江苏)有限公司 一种用于氨气传感器制造的冲压定位设备

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