JP2005521593A - デュアルカム式座席ヒンジアセンブリ - Google Patents

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デヴィド・エル・ロビンソン
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Abstract

座席アセンブリ用の背もたれ調節機構(10)であって、背もたれが、座席に対してさまざまな前向き折り畳み位置に選択的に位置決めされ、少なくとも1つの前向き位置にロックされることを可能にし、カムプレート(24)を支持する四分円形部(14)を含み、カムプレート(24)はロック部材(22)と界面を成して、四分円形部を回動可能に支持するアーム(12)を妨げる。アームは、一連の止め歯(26)を含むことが好ましく、それはロック部材と選択的に係合して、背もたれを選択された前向き折り畳み位置でロックする。これに代えて、アームはコーナー部分を含み、あるいは、座席に水平な1つの前向き折り畳み位置で背もたれをロックすることを可能にするリンクおよびセクタプレートを含む。ギアアセンブリがさらに設けられて調節機構を作動させやすくする。

Description

本発明は、一般に、背もたれの調節機構、より詳しくは、背もたれを複数の前向きに折り畳まれた位置でロックし、またはこれに代えて概ね水平な位置または平らに畳まれた位置でロックすることを可能にする背もたれの調節機構に関する。
ミニバンおよびスポートユーティリティなどの車市場は極めて競争が激しく、自動車メーカーによる改良の中心的対象となっている。特に自動車製造業者は、顧客を引きつけ維持するために、そうした市場の車の全体的有用性および快適さの改良を追求している。1つの重要な特色として車内部の融通性がある。ここで融通性とは、顧客の特定の必要を満たすように改変することのできる座席を提供する内部の能力を指す。例えば顧客は、後部座席を取り外して、荷物用スペースをつくると同時に、中央座席、または追加乗客用の座席を維持することを要望する場合がある。さらに乗客が、前方座席または中央座席の背もたれを折り畳んで、移動中の作業スペースをつくることを要望する場合もある。そのようにして搭乗者は、折り畳まれた背もたれの上にラップトップ型コンピュータを置き、または折り畳まれた背もたれを読み書き用の小さな机として使用することができる。
車の座席は、融通性を提供すると同時に、背もたれを多数の所望の位置の任意の1つに傾斜させる能力などの、乗員の快適さを維持する特性を備えなければならない。多様な背もたれリクライナ、および前向き折り畳み調節機構が当技術で一般に知られている。しかし従来型の前向き折り畳み調節機構は、背もたれをロック解除して前向きに折り畳むのにリリース機構に大きな力を加える必要がある。操作者の加えた力がリリース機構の締め付け力を打ち負かすとき、しばしば、この必要な力はリリース機構を突然解除し、その結果、操作者を驚かせる。
したがって、上記欠点を克服する、背もたれリクライナおよび前向き折り畳み機構のための改良されたリリース機構を提供することが当技術分野では望ましい。改良されたリリース機構は、従来型機構の急激な動揺を伴うことなく、その操作者がより簡単に作動させることを可能にする。
したがって、本発明は、車座席用の調節機構であって、四分円形部(quadrant)と、四分円形部を回動可能に支持するアームと、四分円形部によって滑動可能に支持され、アームと選択的に係合して、四分円形部を、アームに対して複数の前向き折り畳み位置でロックするロック部材と、四分円形部によって回動可能に支持されて、ロック部材をアームと係合するように選択的に付勢するカムプレートと、四分円形部によって回動可能に支持されて、カムプレートを動作させるギアアセンブリと、を備える調節機構を提供する。このギアアセンブリは、歯車の削減を実現して、カムを、それがロック位置にある時に、ロック部材から外すのに必要な操作者による投入力を軽減する。ギアアセンブリは、四分円形部によって回動可能に支持される第1ギアプレートと、この第1ギアプレートと噛み合い係合し、カムプレートと連動可能に連係して、カムプレートの回動を選択的に伝える第2ギアプレートと、を含むことが好ましい。
本発明の追加の利点および特色は、添付図面を参照して、後続の説明および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
特に図1および図2を参照すると、座席アセンブリで使用する調節機構10が示してある。調節機構10が、全体として含むアーム12は、四分円形部14の間に配設され、それに対して回動可能に取り付けられるが、四分円形部14は、内側と外側のプレート18,20を含み、ロック部材22によって四分円形部14に対して選択的にロックされる。ロック部材22は、カムプレート24によって選択的に係合される。
アーム12の第1端部は、複数の止め歯26を有する部分16を含む。アーム12の第2端部は、線状に延びるリクライナ機構に連結する開口部28を含み、調節機構10用の回動軸をもたらす開口部29も含まれる(図6aないし図7参照)。アーム12の第1端部がさらに含むショルダ30は、第1側面32、上面34、および第2側面36を有する。第1側面32は、アーム12のコーナー部38を、上面39との接合部で形成する。
アーム12は、内側と外側のプレート18,20の間に配設され、それらを第1回動軸40上で回動可能に支持する。第1回動軸40は、アーム12の開口部42を経て受けられる。第1回動軸40は、第1および第2円柱状イクステンション(extension)44,46を含み、それらは第1および第2開口部48,50内にそれぞれ収容可能であり、かつそれらによって支持される。第1回動軸40がさらに含む支持軸受52は、径方向に延び、第1と第2の円柱状イクステンション44,46の間に配設される。支持軸受52は、軸受面54を含み、それは開口部42内に収容されて、四分円形部14をアーム12に回動可能に支持する。
カムプレート24も、内側と外側のプレート18,20の間で、第2回動軸56によって回動可能に支持されるが、第2回動軸56は、カムプレート24の中央開口部58を経て受けられる。第2回動軸56は、第1および第2円柱状イクステンション60,62を含み、それらは第1および第2開口部64,66内にそれぞれ収容可能であり、かつそれらによって支持される。第2回動軸56はまた支持軸受68を含み、これは径方向に延び、第1と第2の円柱状イクステンション60,62の間に配設される。支持軸受68が含む軸受面70は開口部58内に収容されて、カムプレート24を回動可能に支持する。
カムプレート24の一端部はカム面72を含む。カムプレート24の反対側端部は、ばね76の第1端部を固定するための開口部74を含み、内側プレート18は、ばね76の第2端部を固定するための開口部75を含む。ばね76は、カムプレート24を第1回動方向に回動可能に付勢するが、これによってカム面72がロック部材22に向けて付勢され、それによって今度はロック部材22がコーナー38に向けてアーム12の第1側面32に押し付けられる。この位置で、四分円形部14はアーム12に対して第1の直立位置で保持される。横部材78は、円柱状イクステンション80,82を含み、それらは内側プレート18および外側プレート20の開口部84,86内にそれぞれ収まる。横部材78は、アーム12の面79と接触して、四分円形部14がアーム12に対して後ろ向きに回動するのを妨げる。
ロック部材22はクサビ形部材であり、広端部に弓形面88を有し、これが、カムプレート24のカム面72と、狭い端部に配設された切欠き90とに係合する。切欠き90は、アーム12の止め歯26と係合するように構成されて、四分円形部14をアーム12に対してロックする。リブ92,94が、ロック部材22の面96,98から垂直に延びる。リブ92,94は、内側および外側プレート18,20のスロット100,102内にそれぞれ滑動可能に支持されて、ロック部材22が、それらの間で滑動することを可能にする。ロック部材22は、アーム12とカムプレート24の間で界面を成しながら、スロット100,102で滑動する。カムプレート24は弓形面88に作用して、ロック部材22をアーム12に対して付勢する。
図1、図3および図4を特に参照して、調節機構10の動作を詳しく述べる。第1の好ましい実施形態で、調節機構10は、四分円形部14が、アーム12に対して前向きに回動し、複数の前向き傾斜位置でロックされることを可能にする。四分円形部14を前向きに折り畳むために、カムプレート24が、ばね76の付勢力に抗して回動されて、カム面72を強制的に、ロック部材22の弓形面88に沿って滑動し、そこから離れるようにする。そのようにして、ロック部材22が、第1側面32に隣接した陥凹位置から、ショルダ30の上面38上の持ち上がった位置に移動するにつれて、ロック部材22のリブ92,94は、内側および外側ハウジングプレート18,20のスロット100,102内で自由に滑動する。特に、カムプレート24が、ばね76の付勢に抗して回動するにつれて、ロック部材22は、アーム12の第1側面32と、スロット100,102の間で締め付けられる。カム面72が、ロック部材22との阻止係合から抜け出すにつれて、ロック部材22の上向き移動への制限がなくなる。四分円形部14が回動されるにつれて、内側および外側ハウジングプレート18,20のスロット100,102を画定する壁が、スロット100,102内でロック部材22を上向きに押し上げ、ロック部材22が上面38の上へと滑動する。四分円形部14が、引き続き前向きに回動すると、図3に最もよく見られる通り、クロック部材22は、上面38に沿って滑動する。ロック部材22がいったん上面38上に上がると、カムプレート24を解放することができ、そこで、ばね76が、カムプレート24を第1回動方向にここでも付勢する。カム面72は、スロット100,102内でロック部材22をここでも付勢して、ロック部材22を上面38に押し付ける。
いったん四分円形部14が十分に前に回動すると、ロック部材22が、上面38から滑り落ち、止め歯部分16上へと移動する。カムプレート24の付勢によって、ロック部材22は、第1止め歯26と直ちに係合し、そこで四分円形部14が、アーム12に対して前向傾斜位置で保持される。
カムプレート24を、ここでも操作して、ロック部材22の弓形面88から外すことによって、複数の代替的前向きロック位置を実現することができる。いったん外れると、ロック部材22は、止め歯部分16を越えて、所望の位置が実現されるまで移動可能となる。所望の位置が実現されると同時に、カムプレート24が解放されて、ロック部材22をここでも付勢し、止め歯部分16の特定の歯26と係合させる。
四分円形部14を、アーム12に対して直立位置に戻すために、カムプレート24が、ばね76の付勢力に抗してここでも回動させられて、カムプレート24をロック部材22から外す。四分円形部14が後ろ向きに回動するにつれて、ロック部材22は、第2側面36に隣接した陥凹位置から、ショルダ30の上面38上の持ち上がった位置へと移動する。特に、ロック部材22は、アーム12の第2側面36と、スロット100,102との間で締め付けられて、ロック部材22が、アーム12の上面38の上へと滑動してゆく。ロック部材22が上面38上にいったん上がると、カムプレート24を開放することができ、そこで、ばね76が、カムプレート24を第1回動方向にここでも付勢する。このようにして、カム面72は、スロット100,102内でロック部材22を付勢して、ロック部材22を上面38に押し付ける。四分円形部14が、十分に後ろに回動させられると、カムプレート24の付勢によって、ロック部材22が、コーナー38に向かって、第1側面32に対して、スロット100,102内で滑動し、それによって四分円形部14を直立位置にロックする。
図5を参照すると、本発明の好ましい第2実施形態を調節機構110として示してある。調節機構110は、全体として、アーム12を含むが、これは、内側と外側のプレート116,118を含む四分円形部114の間に配設され、それに回動可能に取り付けられる。カムプレート122によって選択的に係合されるロック部材120によって、四分円形部114は、アーム112に対して選択的にロックされる。
アーム112の第1端部は、第1コーナー124、第2コーナー126、第1側面128、第1上面130、第2上面132、弓形面134、第2側面136、および第3上面138を含む。第1コーナー124は、第1側面128と第3上面138の共通部で形成される。第2コーナー126は、第2上面132と第2側面136の共通部で形成される。アーム112の第2端部は、回動軸を提供するための第1開口部140と、線状に延びるリクライナ機構に連結するための第2開口部142とを含む(図6a、図7a参照)。アーム112は、第1回動軸144で、内側および外側プレート116,118を回動可能に支持する。
第1回動軸144は、第1および第2円柱状イクステンション146,148を含み、それらは内側および外側ハウジングプレート116,118の開口部150,152内に収容され、それらによって支持される。第1回動軸144は、軸受面156を含む、径方向に延びる支持軸受154も含む。第1回動軸144は、アーム112の開口部158を経て受けられ、それによって第1回動軸144が、アーム112に対して四分円形部114を回動可能に支持する。
カムプレート122も、内側と外側のハウジングプレート116,118の間に配設され、それらの間で、カムプレート122の中央開口部162を経て受けられる第2回動軸160によって、回動可能に支持される。第2回動軸160は、第1および第2円柱状イクステンション164,166を含み、それらは内側および外側プレート116,118の開口部168,170内にそれぞれ収まり、それらによって支持される。第2回動軸160は、軸受面174を含む、径方向に延びる支持軸受172も含む。第2回動軸160はアーム112の開口部162を経て受けられ、それによって第2回動軸160が、軸受面174の周りで四分円形部114を回動可能に支持する。
カムプレート122の一端部はカム面176を含み、カムプレート122の反対側端部は、ばね180の第1端部を固定するための開口部178を含む。ばね180は、カムプレート122と、タブ182を通して形成された開口部181との間に連結される。タブ182は、内側プレート116の上面122に沿って形成される。ばね180は、カムプレート122を、回動可能に第1方向に付勢して、カム面176が、ロック部材120を、第1コーナー124に向けて、アーム112の第1側面128に対して付勢するようになる。ロック部材がこの位置に来ると、内側および外側プレート116,118が、アーム112に対して第1の直立位置で保持される。
ロック部材120は、アーム112とカムプレート122の間で界面を成し、カムプレートのカム面176と係合する弓形面184を含む。カムプレート122は弓形面184に作用して、ロック部材120をアーム112に対して付勢する。リブ186,188は、ロック部材120のそれぞれの面190,192から垂直に延びる。リブ186,188は、内側および外側プレート116,118のスロット194,196内で滑動可能に支持されて、ロック部材120がそれらの間で滑動することを可能にする。
前述の通り、四分円形部114は、アーム112に対して前向きに折り畳まれ、前向きに傾斜した単一の位置でロックすることができる。四分円形部114を前向きに折り畳むために、カムプレート122は、ばね180の付勢方向と反対の第2方向に回動される。カムプレート122が第2の方向に回動するにつれて、カム面176が、ロック部材120の弓形面184に沿って滑動し、そこから離れ、そのようにして、ロック部材120が、第1側面128に隣接した陥凹位置から、アーム112の第1上面130の外向き位置へと移動するにつれて、ロック部材120が、内側および外側プレート116,118のスロット194,196で自由に滑動するようにする。特に、カムプレート122がばね180の付勢に抗して回動するにつれて、ロック部材120は、アーム112の第1側面128と、スロット194,196との間で挟み付けられる。カム面176がロック部材120を阻止することから移動されるにつれ、ロック部材120の上向き移動の制限がなくなる。内側および外側プレート116,118のスロット194,196を画定する壁が、スロット194,196内でロック部材120を上向きに押してゆき、ロック部材120が、アーム112の第1上面130上へと滑動してゆく。ロック部材120がいったん第1上面130上に上がると、カムプレート122を解放することができ、ばね180が、カムプレート122を第1の回動方向にここでも付勢し、さらにロック部材120を第1上面130にぶつかるように付勢する。
四分円形部114が十分に前に回動すると、ロック部材120が上面130から滑り落ち、第2コーナー126内へ入る。ロック部材120はカムプレート122によって付勢されて、第2コーナー126と係合する。ロック部材120と第2コーナー126の係合は、四分円形部114を、アーム112に対して前向き位置に保持する。
四分円形部114は、ここでもカムプレート122を、ばね180の付勢に抗して回動させることによって、さらに前向きに回動することができて、カムプレート122とロック部材120の係合を緩和解放する。四分円形部114は前向きに回動して、スロット194,196と、第2上面132の間でロック部材120を挟み付ける。ここでも、スロット194,196を画定する壁が、スロット194,196内でロック部材120を上向きに押し上げてゆき、ロック部材120が、弓形面134の上へと滑動してゆく。ロック部材120がいったん弓形面134と接触すると、カムプレート122をここでも解放することができ、そこで、ばね180が、カムプレート122を付勢する。その結果、カム面176は、ここでもロック部材120を、スロット194,196内で下向きに押して、ロック部材120を弓形面134に対して付勢する。四分円形部114を充分に後ろ向きに回動させることによって、ロック部材120を、第2コーナー126内にここでも位置決めすることができて、四分円形部114を第1前向位置でロックする。
ここでもカムプレート122をばね180の付勢に抗して操作して、カムプレート122をロック部材64から外すことによって、四分円形部114を、最初の直立位置へと後ろ向きに回動させることができる。四分円形部114が後ろ向きに回動するにつれて、ロック部材120が、スロット194,196と、第2の側面136との間で挟み付けられて、ロック部材120を、スロット194,196内で上向きに、第1上面130上へと押す。四分円形部114が十分に後ろ向きに回動すると、ロック部材120が、カムプレート122によって下向きに押されて、第1コーナー124と係合する。そのようにして四分円形部114は第1直立位置にロックされる。
図6a、図6b、図6cおよび図7を参照すると、座席アセンブリ200における調節機構10の使用方法を示してある。座席アセンブリ200は、背もたれ202、座席204、調節機構10、および線状に延びるリクライナ機構206を含む。線状に延びるリクライナ機構206は、柄208を含み、当技術で一般に知られているタイプのものである。線状に延びるリクライナ機構206は、座席204に対して背もたれ202を回動させ、背もたれ202を複数の傾斜位置でロックするように操作可能である。背もたれ202を、図6a、図6b、図6cでそれぞれ直立位置、第1傾斜位置、および第2傾斜位置で示す。背もたれ202が後ろ向きに傾斜するにつれて、調節機構10が回動軸210の周りで回動する。調節機構10の四分円形部14が、アーム12を通して、背もたれ202を座席204に取り付ける。調節機構10は、柄212によって、背もたれ202の任意の傾斜位置で操作可能であって、背もたれ202を座席204に対して前向きに折り畳む。図7は、背もたれ202の、図6bに示す第1傾斜位置からの前向き折り畳み位置を示す。しかし、上記の説明では調節機構10を使用したが、本発明にしたがって調節機構110に代えることもできる。
図8および図9を参照すると、本発明の第3の好ましい実施形態が、調節機構310として示してある。調節機構310が全体として含むアーム312は、内側と外側のプレート318,320を含む四分円形部314の間に配設され、それに回動可能に取り付けられる。四分円形部314は、カムプレート324によって選択的に係合されるロック部材322によって、アーム312に対して選択的にロックされる。カムプレート324はギアアセンブリ323を介して作動する。
アーム312の第1端部は複数の止め歯326を有する部分316を含む。アーム312の第2端部は、線状に延びるリクライナ機構に連結するための開口部328を含み、調節機構310用の回動軸を提供するために開口部397も含まれる(図8および図9参照)。アーム312の第1端部は、さらにショルダ330を含み、これは第1側面332、上面334、および第2側面336を有する。第1側面332は、上面339との共通部で、アーム312のコーナー338を形成する。
アーム312は、内側と外側のプレート318,320の間に配設され、それらを第1回動軸340上で回動可能に支持する。第1回動軸340は、アーム312の開口部342を経て受けられる。第1回動軸340は、第1および第2円柱状イクステンション344,346を含み、それぞれ、第1および第2開口部348,350内に収容可能であり、かつそれらによって支持される。第1回動軸340がさらに含む支持軸受352は、径方向に延び、第1と第2の円柱状イクステンション344,346の間に配設される。支持軸受352は軸受面354を含み、これは開口部342内に収容されて、四分円形部314をアーム312に対して回動可能に支持する。
ギアアセンブリは、内側と外側のプレート318,320の間で回動可能に支持されるカムプレート324、ならびに、内側と外側のプレート318,320の間でそれぞれに回動可能に支持される第1と第2のギアプレート325,327とを含む。カムプレート324は、カムプレート324の中央開口部358を経て受けられる第2回動軸356によって回動可能に支持される。第2回動軸356は、第1および第2円柱状イクステンション360,362を含み、それぞれ第1および第2開口部364,366内に受け取り可能であり、それらによって支持される。第2回動軸356は支持軸受368も含み、それは径方向に延び、第1と第2の円柱状イクステンション360,362の間に配設される。支持軸受368は軸受面370を含み、それは開口部358内に収まり、カムプレート324を回動可能に支持する。
第1ギアプレート325は、中央部分331、作動アーム333、および(図示しない)ケーブルと相互連結するケーブル開放開口部374を含む。第1ギアプレート325は、一連の歯335をさらに含み、それらはさらに以下に論ずる通り、中央部分331から径方向に延びて、第2ギアプレート327と噛み合い係合する。中央部分331がさらに含む円柱状ポスト314は、その中に形成されて、四分円形部314の内側プレート320に回動可能に取り付けられる。円柱状ポスト337は軸受面を含み、内側プレート318に形成された開口部341を経て受けられる。本発明は、第1ギアプレート325内に形成される円柱状ポスト337を含むが、円柱状ポスト337を、適切な手段によってギアプレート325に取り付けられる個別の部材とすることができることも考えられ、それも本発明の範囲に入ると考えられる。
第2のギアプレート327は、中央部分343と、係合面371を有する反作用アーム345とを含む。中央部分343は一連の歯347を含み、それらはさらに以下に論ずる通り、そこから径方向に延びて、第1ギアプレート325と噛み合い係合する。中央部分343は、その中で形成された第1および第2円柱状ポスト349,351をさらに含み、それらは四分円形部314の内側および外側プレート318,320に回動可能に取り付けられる。コイルばね376の第1端部は、第2の円柱状ポスト351およびばね376の第2端部を固定する外側プレート320の開口部375に付く。ばね376が、第2ギアプレート327を第1回動方向に付勢して、カム面372をロック部材322に向けて付勢すると、ロック部材322が、コーナー338に向けて押され、アーム312の第1側面332に押し付けられる。この位置で、四分円形部314は、アーム312に対して第1の直立位置に保持される。第1および第2円柱状ポスト349,351は軸受面を含み、それらは、内側および外側プレート318,320に形成された開口部353,355を経て受けられる。本発明は、第2ギアプレート327内に形成される円柱状ポスト349,351を含むが、円柱状ポスト349,351を、適切な手段によって第2ギアプレート327に取り付けられる個別の部材とすることができることも考えられ、それも本発明の範囲に入ると考えられる。反作用アーム345は係合面357を含んで、これが調節機構310の作動中、カムプレート324と相互作用する。
カムプレート324は、そこを通って形成される取付け用開口部358と、カム面372を有する第1アーム361と、調節機構310の作動中、第2ギアプレート327と相互作用する係合面365を有する第2アーム363とを含む。横部材378は円柱状イクステンション380,382を含み、それらは、内側および外側プレート318,320の開口部384,386内にそれぞれ収まる。横部材378はアーム312の面339と接触して、四分円形部314のアーム312に対する後ろ向きの回動を妨げる。
ロック部材322はクサビ形部材であり、広端部に弓形面388を有し、それがカムプレート324と、狭端部に配設された切欠き390とに係合する。切欠き390は、アーム312の止め歯326と係合するように構成され、四分円形部314をアーム312に対してロックする。リブ392,394は、ロック部材322の面396,398から垂直に延びる。リブ392,394は、内側および外側プレート318,320のスロット3100、3102内でそれぞれ滑動可能に支持されて、ロック部材322がそれらの間で滑動することを可能にする。ロック部材322は、アーム312とカムプレート324の間で界面を成しながら、スロット3100,3102内で滑動する。カムプレート324は弓形面388に作用して、ロック部材322をアーム312に対して付勢する。
図8および図9を引き続き参照して、調節機構310の操作を詳しく述べる。第1の好ましい実施形態では、調節機構310は、四分円形部314が、アーム312に対して前向きに回動し、複数の前傾斜位置でロックすることを可能にする。四分円形部314を前向きに折り畳むために、第1ギアプレート325の作動アーム333に力が加えられる。加えられた力によって、第1ギアプレート325が回動し、続いて、それによって第2ギアプレート327が、ばね376の付勢に抗して回動させられる。第2ギアプレート327の回動は、反作用アーム345の係合面371を、カムプレート324の第1アーム361から解放する。第2ギアプレート327のさらなる回動によって、反作用アーム345が、カムプレート324の第2アーム363に対して反作用する。第2ギアプレート327と、カムプレート324の第2アーム363との係合によって、カムプレート324が回動して、カム面372を強制的に、ロック部材322の弓形面388に沿って滑動し、そこから外れるようにする。そのようにして、ロック部材322が、第1側面332に隣接した陥凹位置から、ショルダ330の上面338上の持ち上がった位置へと移動するにつれて、ロック部材322のリブ392,394が、内側および外側ハウジングプレート318,320のスロット3100,3102で自由に滑動する。より詳しくは、カムプレート324が回動するにつれて、ロック部材322が、アーム312の第1側面332と、スロット3100,3102の間で挟み付けられる。カム面372が、ロック部材322との阻止係合から外れるにつれて、ロック部材322の上向きの動きの制限がなくなる。四分円形部314が回動されるにつれて、内側および外側ハウジングプレート318,320のスロット3100,3102を画定する壁が、スロット3100,3102内でロック部材322を上向きに押してゆき、ロック部材322が上面388の上へ滑動してゆく。引き続き四分円形部314が前向きに回動すると、ロック部材322が、図8に最もよく見られるように、上面338に沿って滑動する。ロック部材322がいったん上面338に上がると、第1ギアプレート325を解放することができ、そこで、ばね376が、第2ギアプレート327を第1回動方向にここでも付勢し、第1プレート325を回動させ、ロック部材322と係合するカムプレート324を解放する。カム面372は、スロット3100,3102内でロック部材322をここでも付勢して、ロック部材322を上面338に押し付ける。
四分円形部314が十分前向きに回動すると、ロック部材322が上面338から滑り落ち、止め歯部分316上へと移動する。カムプレート324からの力によって、ロック部材322は、第1止め歯326と直ちに係合し、そこで四分円形部314が、アーム312に対して第1の前向傾斜位置で保持される。
第1カムプレート325をここでも操作して、ロック部材322の弓形面388から外すことによって、複数の代替的前向きロック位置を実現することができる。いったん外れると、ロック部材322は、止め歯部分316を越えて、所望の位置が実現されるまで移動可能となる。所望の位置を実現すると同時にカムプレート325が解放されて、ロック部材322をここでも付勢して、止め歯部分316の特定の歯326と係合させる。
四分円形部314を、アーム312に対して直立位置に戻すために、第1カムプレート325がここでも回動されて、それによって、第2ギアプレート327をばね376の付勢力に抗して回動させて、カムプレート324を回動させて、カムプレート324がロック部材322から外れるようにする。四分円形部14が後ろ向きに回動するにつれて、ロック部材322は、第2側面336に隣接した陥凹位置から、ショルダ330の上面338上の持ち上がった位置へと移動する。特に、ロック部材322は、アーム312の第2側面336と、スロット3100,3102との間で締め付けられて、ロック部材322が、アーム312の上面338の上へと滑動してゆく。ロック部材322が上面338上に上がると、第1ギアプレート325を開放することができ、そこで、ばね376が、第2ギアプレート327を第1回動方向にここでも付勢して、第1ギアプレート325を回動するようにし、カムプレート324を解放させる。このようにして、カム面372は、スロット3100,3102内でロック部材322を付勢して、ロック部材322を上面338に押し付ける。四分円形部314が、十分に後ろに回動させられると、カムプレート324の付勢によって、ロック部材322が、コーナー338に向かって、第1側面332に対して、スロット3100,3102内で滑動し、それによって四分円形部314を直立位置にロックする。
ギアアセンブリ323は、調節機構310の動作を向上させて、カムプレート124をロック部材322から外すのに必要な力を効率的に低減する。さらに、カム自体324に直接力を加えることとは対照的に、第1および第2ギアプレート325,327の動きによってカム324を作動させることによって、ギアアセンブリ323は、ロック部材322が、アーム312の第1側面332から外れる際の、痙動または衝撃を予防する。
図10および図11を参照すると、本発明の第4の好ましい実施形態を、調節機構410として示してある。調節機構410が、全体として含むアームアセンブリ413は、内側と外側のプレート418,420を含む四分円形部414の間に配設され、回動可能に取り付けられる。四分円形部414は、カムプレート424によって選択的に係合されるロック部材422によって、アームアセンブリに対して選択的にロックされる。
アームアセンブリ413は、アーム412、リンク415、およびセクタプレート417を含む。アーム412の第1端部は、第1コーナー419、第2コーナー411、第3コーナー421、第1側面423、第2側面425、第3側面427、上面429、および弓形面431を含む。第1側面423、第2側面425、および上面429は、ロックショルダを形成する。第1コーナー419は、上面429の反対側にある第1側面423の基部に形成される。第2コーナー419は、第2側面425と弓形面431の共通部で形成される。弓形面431は、第2コーナー411と第3コーナー421の間に形成される。第3コーナー423は、第3側面427と弓形面431の共通部で形成される。アーム412の第2端部は、回動軸を提供するための第1開口部497と、線状に延びるリクライナ機構に連結するための第2開口部428とを含む。
アーム412は、内側と外側のプレート418,420の間に配設され、第1回動軸440上でそれらを回動可能に支持する。第1回動軸440はアーム412の開口部44を経て受けられる。第1回動軸440は、第1および第2円柱状イクステンション444,446を含み、それらは第1および第2開口部448,450内にそれぞれ収まり、それらによって支持される。第1回動軸440は、さらに支持軸受452を含み、それが径方向に延び、第1と第2の円柱状イクステンション444,446の間に配設される。支持軸受452が含む軸受面454は、開口部442内で受けられて、四分円形部414をアーム412に対して回動可能に支持する。セクタプレート417も、第1回動軸440によって回動可能に支持され、アーム412と内側プレート418の間に配設される。
セクタプレート417は、開口部433、ロック部材用陥凹部435、第1コーナー437、第2コーナー439、第1側面441、第2側面443、第3側面445、弓形面447、および上面449を含む。第1コーナー437は、弓形面447と第1側面441の共通部で形成される。第2コーナー439は、第2側面443と第3側面445の共通部によって、ロック部材用陥凹部435の基部で形成される。第1側面441、第2側面443、および上面449は、ロックショルダを形成する。第1回動軸440は、開口部433を経て受けられて、セクタプレート417を回動可能に支持する。セクタプレート417の、ロック部材用陥凹部435から反対の端部に、開口部が形成されて、リンク415がそこに取り付けられる。リンク415は、開口部451,453が形成される第1端部および第2端部を含む。リンク415の第1端部は、セクタプレート417に回動可能に取り付けられ、リンク417の第2端部は、(図示しない)固定された外部構造物に回動可能に取り付けられる。
カムプレート422は、内側と外側のハウジングプレート418,420の間に配設され、カムプレート422の中央開口部462を経て受けられる第2回動軸460によってそれらの間で回動可能に支持される。第2回動軸460は、第1および第2円柱状イクステンション464,466を含み、それらは内側および外側プレート418,420の開口部468,470内にそれぞれ収まり、それらによって支持される。第2回動軸460は、径方向に延びる支持軸受472も含み、それは軸受面477を含む。第2回動軸460は、アーム412の開口部462を経て受けられ、それによって第2回動軸460は、軸受面477の周りで四分円形部414を回動可能に支持する。
カムプレート424の一端部はカム面472を含む。カムプレート424の第2端部は、ばね476の第1端部を固定する開口部474を含み、内側プレート418は、ばね476の第2端部を固定する開口部475を含む。ばね476は、カムプレート424を第1回動方向に回動可能に付勢し、これによってカム面472をロック部材422に向けて付勢して、ロック部材422が、コーナーに向けて押され、アーム412の第1側面に押し付けられる。この位置で、四分円形部414は、アーム412に対して第1直立位置で保持される。横部材478は、円柱状イクステンション480,482を含み、それらは内側および外側プレート418,420の開口部484,486にそれぞれ収まる。横材料478は、アーム412の面に接触して、アーム412に対する四分円形部414の後ろ向きの回動を妨げる。
ロック部材422はクサビ形部材であり、広端部に弓形面488を有して、これがカムプレート424のカム面472と、狭端部に配設された先端部490とに係合する。先端部490は、セクタプレートのロック部材用陥凹部と係合するように構成されて、四分円形部414をアーム412に対してロックする。リブ492,494は、ロック部材422の面496,498から垂直に延びる。リブ492,494は、内側および外側プレート418,420のスロット4100,4102内に、それぞれ滑動可能に支持されて、ロック部材422がそれらの間で滑動するのを可能にする。ロック部材422は、アームアセンブリとカムプレート424の間で界面を成しながら、スロット4100,4102で滑動する。カムプレート424は弓形面488に作用して、ロック部材422をアーム412にぶつかるように付勢する。
図12および図13をさらに参照して、調節機構410の動作を詳しく述べる。第4の好ましい実施形態で、調節機構410は、四分円形部414が、アーム412に対して前向きに回動し、水平または平らに折り畳まれた位置でロックすることを可能にする。四分円形部414を前向きに折り畳むために、カムプレート424は、ばね476の付勢力に抗して回動されて、カム面472を強制的に、ロック部材422の弓形面488に沿って滑動し、それから外れるようにする。このようにして、ロック部材422が、第1側面423に隣接した陥凹位置からアーム412の上面429の持ち上がった位置に移動するにつれて、ロック部材422のリブ492,494は、内側および外側ハウジングプレート418,420のスロット4100,4102で自由に滑動する。特に、カムプレート424が、ばね476の付勢に抗して回動するにつれて、ロック部材422は、アーム412の第1側面423とスロット4100,4102の間で挟み付けられる。カム面472が、ロック部材422との阻止係合から外れるにつれて、ロック部材422の上向きの動きへの制限がなくなる。四分円形部414が回動されるにつれて、内側および外側ハウジングプレート418,420のスロット4100,4102を画定する壁が、スロット4100,4102内でロック部材422を上向きに押し、ロック部材422が、アーム412の第1上面429上へと滑動する。四分円形部414が引き続き前向きに回動すると、ロック部材422がアーム412の上面429に沿って滑動し、最終的に、アーム412の上面429からセクタプレート417の上面449へと移動する。ロック部材422が、アーム412またはセクタプレート417の上面429,449にいったん上がると、カムプレート424を解放することができ、そこで、ばね476が、カムプレート424を第1回動方向にここでも付勢する。カム面472はここでも、スロット4100,4102内でロック部材422を付勢して、カムプレート424が解放されたときの四分円形部414の前向き位置に応じて、アーム412またはセクタプレート417、あるいはその両方の上面429,449にロック部材422を押し付ける。
四分円形部414がいったん十分に前向きに回動すると、ロック部材422は、セクタプレート417の上面449から滑り落ち、ロック部材用陥凹部435内に入る。カムプレート424の付勢によって、ロック部材422は直ちにロック部材用陥凹部435と係合し、そこで、四分円形部414の背面485が、比較的水平または平らに折り畳まれた位置で保持される。
ロック部材422が、アーム412の上面429からセクタプレート417の上面449に移動する、セクタプレート417上の点は、アーム412と四分円形部414の間の相対的な最初の関係によって決まる。図12に最もよく示す通り、アームの水平面に対する相対的な角度Xが、アーム412と四分円形部414の間の角度Yを、また続いて、ロック部材用陥凹部435に到達する前に、ロック部材422がセクタプレート417上を移動しなければならない距離とを確定する。特に、アーム412が(傾斜によって)回動されると、リンク415がセクタプレート417を回動して、ロック部材422の、水平面に対する相対的な方向付けが一定となるようにして、四分円形部414の背面485が水平のままであることを可能にする。しかし、アーム412に対するリンク415の相対的な位置は変化し、セクタプレート417の、アーム412および四分円形部414のいずれに対する相対的な位置も、アーム412が回動されるにつれて変化する。例えば、アーム412と四分円形部414の底面495との間の最初の角度Yが拡大するにつれて、図12および図13のQで示す通り、アーム412の第2側面423とセクタプレート417の第2側面443との間の距離は、縮小する。このようにして、アーム412と四分円形部414の底面495の間の最初の角度Yが大きいほど(または角度Xが小さいほど)、ロック部材用陥凹部435に到達するために、ロック部材422がセクタプレート417の上面449上を移動しなければならない距離は短くなる。セクタプレート417とアーム412の相対的な回動は、リンク415の連結を介して、セクタプレート417の四分円形部414に対する相対的な位置が変化することを可能にして、四分円形部414の背面485を比較的水平な位置に相応して維持する。
四分円形部414を、アーム412に対して直立位置に戻すために、カムプレート424が、ばね476の付勢力に抗してここでも回動させられて、カムプレート424をロック部材422から外す。四分円形部414が後ろ向きに回動するにつれて、ロック部材422は、ロック部材用陥凹部435の陥凹位置から、セクタプレート417の上面449の持ち上がった位置へと移動する。特に、ロック部材422は、ロック部材用陥凹部435と、スロット4100,4102とに係合されて、ロック部材422が、セクタプレート417の上面449の上へと滑動してゆく。ロック部材422が、セクタプレート417またはアーム412の上面449,429にいったん上がると、カムプレート424を解放することができ、そこで、ばね476が、カムプレート424を第1回動方向にここでも付勢する。このようにして、カム面472は、スロット4100,4102内でロック部材422を付勢して、ロック部材422を、セクタプレート417またはアーム412の上面449,429に押し付ける。四分円形部414が十分後ろ向きに回動させられると、ロック部材422が、セクタプレート417の上面449からアーム412の上面429へ移動する。セクタプレート417の上面449から、アーム412の上面429へ移転する前に、ロック部材422が移動しなければならない相対的な距離Qは、既に論じた通り、アーム412と四分円形部414の間の最初の角度Yによって決まる。四分円形部414が十分に後ろ向きに回動させられると、カムプレート424への付勢によって、ロック部材422が、アーム412の第1コーナー419に向かって、第1側面423にぶつかるように、スロット4100,4102内で滑動し、それによって四分円形部414を直立位置に固定する。
図14および図15を特に参照すると、本発明の第5の好ましい実施形態を、調節機構510として示してある。調節機構510が、全体として含むアームアセンブリ513は、内側と外側のプレート518,520を含む四分円形部514の間に配設され、回動可能に取り付けられる。四分円形部514は、ギアアセンブリ523によって作動させられるカムプレート522によって、選択的に係合させられるロック部材522によって、アームアセンブリ513に対して選択的にロックされる。
ギアアセンブリ523は、内側と外側のプレート518,520の間で回動可能に支持されるカムプレート524、ならびに、内側と外側のプレート518,520の間でそれぞれ回動可能に支持される第1と第2のギアプレート525,527を含む。カムプレート524の中央開口部558を経て受けられる第2回動軸556によって、カムプレート524は、回動可能に支持される。第2回動軸556は、第1および第2円柱状イクステンション560,562を含み、それらは第1および第2開口部564,566内にそれぞれ収容可能であり、それらによって支持される。第2回動軸556は、支持軸受568も含み、それは径方向に延び、第1と第2の円柱状イクステンション560,562の間に配設される。支持軸受568が含む軸受面570は開口部558内に収まり、カムプレート524を回動可能に支持する。
第1ギアプレート525は、中央部分531と、作動アーム533と、(図示しない)ケーブルと相互連結するためのケーブル開放開口部574とを含む。第1ギアプレート525は、一連の歯535をさらに含み、それらは中央部分531から径方向に延びて、以下にさらに論ずる通り、第2ギアプレート527と噛み合い係合する。中央部分531は、その中に形成される円柱状ポスト537をさらに含んで、四分円形部514の内側プレート520に回動可能に取り付けられる。円柱状ポスト537は、軸受面を含み、内側プレート318に形成された開口部541を経て受けられる。本発明は、第1ギアプレート525内に形成される円柱状ポスト537を含むが、円柱状ポスト537を、適切な手段によってギアプレート525に取り付けられる個別の部材とすることができることも考えられ、それも本発明の範囲に入ると考えられる。
第2のギアプレート527は、中央部分543と、係合面571を有する反作用アーム545とを含む。中央部分543は、一連の歯547を含み、それらはそこから径方向に延びて、さらに以下に論ずる通り、第1ギアプレート525と噛み合い係合する。中央部分543は、その中で形成された第1および第2円柱状ポスト549,551をさらに含み、それらは四分円形部514の内側および外側プレート518,520に回動可能に取り付けられる。コイルばね576の第1端部は、第2の円柱状ポスト551に付き、外側プレート520は、ばね576の第2端部を固定する開口部575を含む。ばね576が、第2ギアプレート527を第1回動方向に付勢して、第1ギアプレート525を第2回動軸方向に付勢することでカム面572をロック部材522に向けて付勢すると、ロック部材522が、コーナー538に向けて押され、アーム512の第1側面332に押し付けられる。この位置で、四分円形部514は、アーム512に対して第1の直立位置に保持される。第1および第2円柱状ポスト549,551は軸受面を含み、それらは、内側および外側プレート518,520に形成された開口部553,555を経て受けられる。本発明は、第2ギアプレート527内に形成される円柱状ポスト549,551を含むが、円柱状ポスト549,551を、適切な手段によってギアプレート527に取り付けられる個別の部材とすることができることも考えられ、それも本発明の範囲に入ると考えられる。反作用アーム545は係合面357を含んで、これが調節機構510の作動中、カムプレート524と相互作用する。
カムプレート524は、そこを通って形成される取付け用開口部558と、カム面572を有する第1アーム561と、調節機構510の作動中、第2ギアプレート527と相互作用する係合面565を有する第2アーム563とを含む。横部材578は円柱状イクステンション580,582を含み、それらは、内側および外側プレート518,520の開口部584,586内にそれぞれ収まる。横部材578は、アーム512の面579と接触して、四分円形部514のアーム512に対する後ろ向きの回動を妨げる。
ロック部材522はクサビ形部材であり、広端部に弓形面588を有し、それがカムプレート524のカム面572と、狭端部に配設された切込590とを係合する。先端部590は、ロック部材用陥凹部と係合するように構成されて、四分円形部514をアーム3512に対してロックする。リブ592,594は、ロック部材522の面596,598から垂直に延びる。リブ592,594は、内側および外側プレート518,520のスロット5100,5102内でそれぞれ滑動可能に支持されて、ロック部材522がそれらの間で滑動することを可能にする。ロック部材522は、アーム512とカムプレート524の間で界面を成しながら、スロット5100,5102内で滑動する。カムプレート524は、弓形面588に作用して、ロック部材522をアーム512およびセクタプレート517にぶつかるように付勢する。
アームアセンブリ513は、アーム512、リンク515、およびセクタプレート517を含む。アームの第1端部は、第1コーナー519、第2コーナー511、第3コーナー521、第1側面523、第2側面525、第3側面427、上面429、および弓形面431を含む。第1側面523、第2側面525、および上面529は、ロックショルダを形成する。第1コーナー519は、上面529の反対側にある第1側面523の基部に形成される。第2コーナー511は、第2側面525と弓形面531の共通部で形成される。弓形面531は、第2コーナー511と第3コーナー521の間に形成される。第3コーナー523は、第3側面527と弓形面531の共通部で形成される。アーム512の第2端部は、回動軸を提供するための第1開口部597と、線状に延びるリクライナ機構に連結するための第2開口部528とを含む。
アーム512は、内側と外側のプレート518,520の間に配設され、それらを第1回動軸540上で回動可能に支持する。第1回動軸540は、アーム512の開口部542を経て受けられる。第1回動軸540は、第1および第2円柱状イクステンション544,546を含み、それぞれ、第1および第2開口部548,550内に収容可能であり、それらによって支持される。第1回動軸540がさらに含む支持軸受552は、径方向に延び、第1と第2の円柱状イクステンション544,546の間に配設される。支持軸受552は、軸受面554を含み、これは開口部542内に収まり、四分円形部514をアーム512に対して回動可能に支持する。セクタプレートも、第1回動軸540によって回動可能に支持され、アーム512と内側プレート518の間に配設される。
セクタプレート517は、開口部533、ロック部材用陥凹部535、第1コーナー537、第2コーナー539、第1側面541、第2側面543、第3側面545、弓形面547、および上面549を含む。第1側面541、第2側面543、および上面549は、ロックショルダを形成する。第1コーナー537は、弓形面547と第1側面541の共通部で形成される。第2コーナー539は、第2側面543と第3側面545の共通部によって、ロック部材用陥凹部535の基部で形成される。第1回動軸540は、開口部533を経て受けられて、セクタプレート517を回動可能に支持する。セクタプレート517の、ロック部材用陥凹部535から反対の端部に、開口部が形成されて、リンク515がそこに取り付けられる。リンク515は、開口部551,553が形成される第1端部および第2端部を含む。リンク515の第1端部は、セクタプレート517に回動可能に取り付けられ、リンク517の第2端部は、(図示しない)固定された外部構造物に回動可能に取り付けられる。
特に図14および図15を参照して、調節機構510の動作を詳しく述べる。第5の好ましい実施形態で、調節機構510は、四分円形部514が、アーム512に対して前向きに回動し、水平または平らに折り畳まれた位置にロックすることを可能にする。四分円形部514を前向きに折り畳むために、第1ギアプレート525の作動アーム533に力が加えられる。加えられた力によって第1ギアプレート525が回動し、続いて、それによって第2ギアプレート527が、ばね576の付勢に抗して回動させられる。第2ギアプレート527の回動は、反作用アーム545の係合面571を、カムプレート524の第1アーム561から解放する。第2ギアプレート527のさらなる回動によって、反作用アーム545が、カムプレート524の第2アーム563に対して反作用する。第2ギアプレート527と、カムプレート524の第2アーム563との係合によって、カムプレート524が回動して、カム面572を強制的に、ロック部材522の弓形面588から外れるようにする。そのようにして、ロック部材522が、第1側面532に隣接した陥凹位置から、アーム512の上面529の上の持ち上がった位置に移動するにつれて、ロック部材522のリブ592,594は、内側および外側ハウジングプレート518,520のスロット5100,5102内で自由に滑動する。
特に、カムプレート524がばね576の付勢に抗して回動するにつれて、ロック部材522は、アーム512の第1側面523と、スロット5100,5102との間で挟み付けられる。カム面572がロック部材522との阻止係合から移動させられるにつれ、ロック部材522の上向き移動の制限がなくなる。四分円形部514が回動させられるにつれて、内側および外側ハウジングプレート518,520のスロット5100,5102を画定する壁が、スロット5100,5102内でロック部材522を上向きに押し上げ、ロック部材522がアーム512の上面529の上へと滑動する。四分円形部514が、引き続いて前向きに回動すると、クロック部材522は、アーム512の上面529に沿って滑動し、最終的にアーム512の上面529から、セクタプレート517の上面549に移動し、その一部分は重なる。ロック部材522が、アーム512またはセクタプレート517の上面529,549上にいったん上がると、第1ギアプレート525を解放することができ、そこで、ばね576が、ギアプレート527を第1回動方向にここでも付勢して、第1ギアプレート525が回動できるようにし、カムプレート524も解放されるようにする。カム面572は、スロット5100,5102内でロック部材522をここでも付勢して、第1ギアプレート525が開放された時の四分円形部514の前向き位置に応じて、アーム512またはセクタプレート517、あるいはその両方の上面529,549にロック部材522を押し付ける。
四分円形部514がいったん十分に前向きに回動すると、ロック部材522は、セクタプレート517の上面549から滑り落ち、ロック部材用陥凹部535内に入る。カムプレート524の力によって、ロック部材522は直ちにロック部材用陥凹部535と係合し、そこで、四分円形部514の背面585が、比較的水平または平らに折り畳まれた位置で保持される。
ロック部材522が、アーム512の上面529からセクタプレート517の上面519に移動する、セクタプレート517上の点は、アーム512と四分円形部514の間の相対的な最初の関係によって決まる。アーム512の水平面に対する相対的な角度X(図12および図13参照)が、アーム512と四分円形部514の間の角度Y(図12および図13参照)を、また続いて、ロック部材用陥凹部535に到達する前に、ロック部材522がセクタプレート517上を移動しなければならない距離Q(図12および図13参照)とを画定する。アーム512が回動されると、リンク515がセクタプレート517を回動して、ロック部材522の、水平面に対する相対的な方向付けが一定となるようにして、四分円形部514の背面585が水平のままであることを可能にする。しかし、アーム512に対するリンク515の相対的な位置は変化し、セクタプレート517の、アーム512に対する相対的な位置も、アーム512が回動されるにつれて変化する。例えば、アーム512と四分円形部514の底面595との間の最初の角度Yが拡大するにつれて、アーム512の第2側面525とセクタプレート517の第2側面543との間は縮小する。このようにして、アーム512と四分円形部514の底面595の間の最初の角度Yが大きいほど、ロック部材用陥凹部535に到達するために、ロック部材522がセクタプレート517の上面549上を移動しなければならない距離は短くなる。セクタプレート517とアーム512の相対的な回動は、リンク515の連結を介して、セクタプレート517の四分円形部514に対する相対的な位置が、変化することを可能にして、四分円形部514の背面585を、比較的水平な位置に、相応して維持する。
四分円形部514を、アーム512に対して直立位置に戻すために、第1ギアプレート525がここでも回動されて、それによって、第2ギアプレート527をばね576の付勢力に抗して回動させて、カムプレート524を回動させて、カムプレート524がロック部材522から外れるようにする。四分円形部514が後ろ向きに回動するにつれて、ロック部材522は、ロック部材用陥凹部535の陥凹位置から、セクタプレート517の上面549上の持ち上がった位置へと移動する。特に、ロック部材522は、ロック部材用陥凹部535と、スロット5100,5102とに係合されて、ロック部材522がセクタプレート517の上面549の上へと滑動する。ロック部材522が、セクタプレート549またはアーム512の上面549、529にいったん上がると、第1ギアプレート525を解放することができ、そこで、ばね576が、第2ギアプレート527を第1回動方向にここでも付勢して、第1ギアプレート525が回動できるようにし、カムプレート524も回動させる。このようにして、カム面572は、スロット5100,5102内でロック部材522をここでも付勢して、ロック部材522を強制的に、セクタプレート517またはアーム512の上面549,529に押し付ける。
四分円形部514が十分後ろ向きに回動させられると、ロック部材522が、セクタプレート517の上面549からアーム512の上面529へ移動する。セクタプレート517の上面549から、アーム512の上面549へ移転する前に、ロック部材522が移動しなければならない相対的な距離は、既に論じた通り、アーム512と四分円形部514の間の最初の角度Yによって決まる。四分円形部514が十分に後ろ向きに回動させられると、カムプレート524の付勢によって、ロック部材522が、アーム512の第1コーナー519に向かって、第1側面523にぶつかるようにスロット5100,5102内で滑動し、それによって四分円形部514を直立位置に固定する。
図6a、図6b、図6cおよび図7の座席アセンブリ200で述べたと同様に、調節機構310,410,510の第3、第4および第5実施形態を、座席アセンブリ用に適合することができることを理解されたい。したがって詳しい説明は既に述べたとおりである。全体として、リクライナ機構310は、第1および第2ギアプレート325,327の歯車の削減によって、操作者が、より簡単にロック部材322を外して、背もたれ202を、座席204に対する多数の前向き折り畳み位置のうちの1つに畳むことを可能にする。リクライナ機構410は、座席204に対するリクライナ機構410のリクライン位置に係わらず、背もたれ202が一定な前向き折り畳みの水平な位置を維持することを可能にする。リクライナ機構510は、リクライナ機構310,410の特徴を組み合わせて、ロック部材522をより簡単に外し、座席204に対するリクライナ機構510のリクライン位置に係わらず、一定な前向き折り畳みの水平な位置を維持することを可能にする。
本発明を、好ましい実施形態を参照して、明細書に述べ、図面で示したが、請求項に規定する通りの本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができ、その構成要素の代わりに均等物を用いることができることも、当業者には理解されよう。さらに、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を、本発明の教示内容に適合させるために、多くの修正を行うことができる。したがって、本発明を実施するために現在企図する最良の様態として、図面によって示し、明細書で述べる特定の実施形態に本発明が限定されることはなく、本発明が、請求項の記述の範疇に入るいずれの実施形態をも含むものであることをここに意図するものである。
本発明による調節機構の側面図である。 調節機構の分解斜視図である。 第1位置の、図1および図2の調節機構を示す側面図である。 図2位置の、図1および図2の調節機構を示す側面図である。 本発明の調節機構の第2実施形態の分解斜視図である。 座席に対して相対的に様々な位置にある背もたれを示す、本発明の調節機構を含む座席アセンブリの概略側面図である。 座席に対して相対的に様々な位置にある背もたれを示す、本発明の調節機構を含む座席アセンブリの概略側面図である。 座席に対して相対的に様々な位置にある背もたれを示す、本発明の調節機構を含む座席アセンブリの概略側面図である。 背もたれが座席に対して前向き折り畳み位置にある、本発明による座席アセンブリの側面図である。 本発明の調節機構の第3の実施形態の側面図である。 本発明の調節機構の第3の実施形態の分解図である。 本発明の調節機構の第4の実施形態の側面図である。 本発明の調節機構の第4の実施形態の分解図である。 第1の位置にある、本発明の調節機構の第3の実施形態の側面図である。 第2の位置にある、本発明の調節機構の第3の実施形態の側面図である。 本発明の調節機構の第5の実施形態の側面図である。 本発明の調節機構の第5の実施形態の分解図である。
符号の説明
10,110,310,410,510 調節機構
12,112,312,412,512 アーム
14,114,314,414,514 四分円形部
18,116,318,418,518 内側プレート
20,118,320,420,520 外側プレート
22,120,322,422,522 ロック部材
24,122,324,424,524 カムプレート
26,326 止め歯
28,29,42,48,50,58,64,66,74,75,84,86,140,142,150,152,158,162,168,170,178,181,328,341,342,348,350,353,355,358,364,366,374,375,384,386,397,428,433,442,448,450,451,453,462,468,470,474,475,484,486,497,528,533,541,542,548,550,551,553,555,558,574,575,584,586,597 開口部
40,144,210,340,440,540 第1回動軸
44,60,80,146,164,344,360,380,444,464,480,544,560,580 第1円柱状イクステンション
46,62,82,148,166,346,362,382,446,466,482,582,562,546 第2円柱状イクステンション
52,68,154,172,352,452,368,472,568,552 支持軸受
56,160,356,460,556 第2回動軸
76,180,376,476,576 ばね
78,378,578,478 横部材
323 ギアアセンブリ
325,525 第1ギアプレート
327,527 第2ギアプレート
333,533 作動アーム
345,545 反作用アーム
413,513 アームアセンブリ
417,517 セクタプレート
435,535 ロック部材用陥凹部
515,415 リンク

Claims (16)

  1. 車両座席用の調節機構であって、
    四分円形部と、
    前記四分円形部を回動可能に支持するアームと、
    前記四分円形部によって滑動可能に支持され、前記アームと選択的に係合して、前記四分円形部を、前記アームに対して複数の前向き折り畳みポジションでロックするロック部材と、
    前記四分円形部によって回動可能に支持されて、前記ロック部材を、前記アームと係合するように選択的に付勢するカムプレートと、
    前記四分円形部によって回動可能に支持されて、前記カムプレートを動作させるギアアセンブリと、を備えることを特徴とする調節機構。
  2. 前記カムプレートを前記アームに向けて付勢する付勢部材をさらに備え、これによって前記ロック部材が、付勢され、前記アームと係合して、前記四分円形部を前記アームに対してロックすることを特徴とする請求項1に記載の調節機構。
  3. 前記付勢部材がばねであることを特徴とする請求項2に記載の調節機構。
  4. 前記ロック部材と選択的に係合して、前記ロック部材を滑動可能に付勢するカム面を前記カムプレートが含むことを特徴とする請求項1に記載の調節機構。
  5. 前記アームが複数の止め歯を含み、それが前記ロック部材と選択的に係合して、前記アームに対して複数の角度位置の1つで前記四分円形部を選択的にロックすることを特徴とする請求項1に記載の調節機構。
  6. 前記アームが、前記ロック部材をブロックするコーナー部分を含み、それによって前記四分円形部が前記アームに対して実質的に平行に位置決めされることを特徴とする請求項5に記載の調節機構。
  7. 前記カムプレートを回動可能に支持し、かつ前記ロック部材を滑動可能に支持する内側および外側ハウジングプレートを前記四分円形部が含むことを特徴とする請求項1に記載の調節機構。
  8. 前記ロック部材がクサビ形体であり、広端部に前記カムプレートと係合する弓形面を、狭端部に前記アームと係合する切欠きを含むことを特徴とする請求項1に記載の調節機構。
  9. 前記ギアアセンブリが、
    前記四分円形部によって回動可能に支持される第1ギアプレートと、
    前記第1ギアプレートと噛み合い係合し、前記カムプレートと連動可能に連係して、前記カムプレートの回動を選択的に伝える第2ギアプレートと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の調節機構。
  10. 調節可能な座席アセンブリであって、
    座席と、
    前記座席に対して背もたれを回動可能に支持するリクライナ機構であって、
    前記背もたれを支持する四分円形部と、
    前記座席に連動可能に相互連結され、前記四分円形部を回動可能に支持するアームと、を含むリクライナ機構と、
    前記四分円形部によって滑動可能に支持され、前記アームと選択的に係合して、前記背もたれを前記座席に対して複数の前向き折り畳みポジションでロックするロック部材と、
    前記四分円形部によって回動可能に支持されて、前記ロック部材を前記アームと係合するように選択的に付勢するカムプレートと、
    前記四分円形部によって回動可能に支持されて、前記カムプレートを動作させるギアアセンブリと、を備えることを特徴とする調節可能な座席アセンブリ。
  11. 前記カムプレートを前記ロック部材と係合するように付勢し、前記アームとさらに係合させる付勢部材をさらに備え、これによって前記背もたれが前記座席に対して前記前向き折り畳みポジションでロックされることを特徴とする請求項10に記載の調節可能な座席アセンブリ。
  12. 前記付勢部材がばねであることを特徴とする請求項10に記載の調節可能な座席アセンブリ。
  13. 前記ロック部材と選択的に係合して、前記ロック部材を前記アームに向けて滑動可能に付勢するカム面を前記カムプレートが含むことを特徴とする請求項10に記載の調節可能な座席アセンブリ。
  14. 前記アームが複数の止め歯を含み、それらが前記ロック部材と選択的に係合して、前記背もたれを前記座席に対して複数の前向き折り畳みポジションの1つで選択的にロックすることを特徴とする請求項10に記載の調節可能な座席アセンブリ。
  15. 前記アームが前記ロック部材の動きを妨げるコーナー部分をさらに含み、これによって前記背もたれが前記座席に対して実質的に平行に位置決めされることを特徴とする請求項14に記載の調節可能な座席アセンブリ。
  16. 前記ギアアセンブリが、
    前記四分円形部によって回動可能に支持される第1ギアプレートと、
    前記第1ギアプレートと噛み合い係合し、前記カムプレートと連動可能に連係して、前記カムプレートの回動を選択的に伝える第2ギアプレートと、を備えることを特徴とする請求項10に記載の調節可能な座席アセンブリ。

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