JPS6341074A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPS6341074A
JPS6341074A JP18573286A JP18573286A JPS6341074A JP S6341074 A JPS6341074 A JP S6341074A JP 18573286 A JP18573286 A JP 18573286A JP 18573286 A JP18573286 A JP 18573286A JP S6341074 A JPS6341074 A JP S6341074A
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Tadashi Hirao
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は半導体集積回路装置およびその製造方法に関
し、特にバイポーラ型半導体集積回路装置(以下、BI
P−ICと称す)におけるトランジスタの電極取出部の
形成方法の改良に関する。
[従来の技術] 一般に、BIP・ICにおけるトランジスタは、pn接
合分離、選択酸化技術を用いた酸化膜分離、または3重
拡散を用いる方法などによって電気的に独立した島内に
形成され、隣接するトランジスタと分離される。ここで
は、酸化膜分離法によってnpn トランジスタを形成
する方法について述べる。もちろん、これ以外の上記各
種分離法を用いる場合、さらにはpnp )ランジスタ
を作製する場合についても適用できるものである。
第4八図ないし第41図は従来の半導体集積回路装置の
製造方法の主要製造工程段階を示す断面図である。以下
、第4A図〜第4■図を参照して従来の製造方法につい
て簡単に説明する。
第4A図 低不純物濃度のp型(p″型)シリコン基板1にコレク
タ埋込層となる高不純物濃度のn型(n1型)層2を選
択的に形成した後、これらの上に低不純物濃度のn型(
n−型)エピタキシャル層3を成長させる。
第4B図 エピタキシャル層3上に下敷酸化膜101を形成しさら
に下敷酸化膜101上に所定形状を有する窒化膜201
を形成する。窒化膜201をマスクとした選択酸化を行
なうことにより厚い分離酸化膜102を形成する。この
とき、分離酸化膜102の下にはチャネルカット用のp
型層4も同時に形成される。
第4C図 選択酸化用のマスクとして用いた窒化膜201を下敷酸
化膜101とともに除去した後、改めてイオン注入保護
用の酸化膜103を形成する。酸化膜103上にフォト
レジスト膜(この段階におけるフォトレジスト膜は図示
せず)をマスクとしてイオン注入を行なうことにより活
性ベース層となるp型層6を形成した後、ベース電極用
開口となるべき領域近傍の酸化膜103を除去する。次
に、露出した全表面上にシリコン膜601を被着させる
。ここでシリコン膜としては、単結晶シリコン膜、多結
晶シリコン膜および非結晶シリコン膜のいずれかが用い
られる。
第4D図 シリコン膜601の全表面にp型不純物を導入してから
、シンタリングを行なうことによりp型層6を中間段階
の活性ベース領域61を形成するとともに、p型不純物
含をシリコン膜601から不純物拡散することにより外
部ベース領域51を形成する。この後シリコン膜601
を選択的にエンチング除去し、外部ベース領域51上お
よび分離酸化膜102上にシリコン膜を残す。改めて、
酸化を行なって酸化膜103が形成されていた位置に酸
化膜105を、残されたシリコン膜601上に酸化膜1
06を形成し、さらに全表面にPSGCiAガラス)膜
401を形成する。
第4E図 フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとして用いた選
択エツチングにより、エミツタ層およびコレクタ電極取
出層となるべき領域]−の酸化膜105およびPSG膜
401を除去して開口を形成する。次に、シリコン膜6
02を全面に被着させた後、シリコン膜602にn型不
純物を高濃度にイオン注入する。次に注入不純物のドラ
イブを行ない、シリコン膜602から不純物を基板表面
へ拡散させることにより、エミツタ層となるべきn+型
層71およびコレクタ電極取出層となるべきn+型層8
1を形成する。このとき、外部ベース領域51も同様に
不純物がドライブされて、外部ベース領域52となる。
第4F図 不純物拡散源となったシリコン膜部分602 a。
ε03のみを残すようにシリコン膜602の選択エツチ
ングを行なう。次に所定形状にバターニングされたレジ
スト膜302をマスクとして、ベース・コンタクト用の
窓開けを行なう。このとき、レジスト膜302はエミツ
タ層形成用のシリコン膜602aの一部を露出させるよ
うに形成され、これにより露出したシリコン膜602a
をマスクとしてベース・コンタクトと、それに続くシリ
コン膜601上の酸化膜106.PSG膜401をエツ
チング除去している。
第4G図 低温(800℃〜900℃程度)での酸化を行なって、
n+層71.81上のポリシリコン膜602 a、  
603上に厚い酸化膜10gを、またp型頭域62およ
びp+型シリコン膜601上に薄い酸化膜107を形成
する。これはよく知られているように、n型不純物の燐
や砒素を高濃度に含むシリコン基板およびシリコン膜に
おいては、低温はど増速酸化が行なわれるという事実を
使用している。
第4H図 薄い酸化膜107のみをウォッシュ・アウトする。次に
、シリコンおよびポリシリコン膜との間で金属シリサイ
ドを形成する、Pt、Pd、Ti。
W、Moなどの金属を全上面に蒸着法またはスパッタリ
ング法を用いて金属層(図示せず)を形成した後、ンン
タリングを行なうことにより、金属シリサイド膜501
,502をシリコン基板の露出面およびシリコン膜60
1表面上に形成する。
次に金属シリサイド膜を残すように金属層を王水などで
エツチング除去する。
第4I図 パッシベーション用窒化膜202(酸化膜を用いてもよ
い)を被着させた後に、窒化膜202および厚い酸化膜
10gに選択エツチングを施すことにより、ベース電極
用コンタクト孔50.  エミッタ電極用コンタクト孔
70およびコレクタ電極用コンタクト孔80を形成する
。次にたとえばアルミニウム(A Q、)などの低抵抗
金属を用いて、ベース電極配線9.エミッタ電極配線1
0およびコレクタ電極配線11をそれぞれ形成する。
[発明が解決しようとする問題点コ 第5図は前述の第4A図ないし第4I図で示される製造
工程を経て作製されたトランジスタの平面パターンを示
す図である。第5図において、距離Cは、エミツタ層7
1とベース電極9に接続されるポリシリコン膜601と
の間の距離を示し、距HDはエミツタ層71と分離酸化
膜102との距離を示す。エミツタ層71を形成するた
めの窓開け(開口部の形成)のための写真製版は、分離
酸化膜102かまたはポリシリコン膜601のパターン
のいずれかに合わせて行なわれるため、どちらか一方と
エミツタ層71との間隔は写真製版時の重ね合わせマー
ジンよりも大きめにしなければならなくなる(写真製版
2回分の重ね合わせマージンが必要)。一般的には、分
離酸化膜102のパターンに合わせてエミツタ層71形
成のための窓明けの写真製版が行なわれるため、距離C
を大きくする必要がある(重ね合わせマージンの約2倍
以上)。この距離Cを大きくすることにより、ベース面
積が増大し、ベース−コレクタ間容量などの増大が結果
する。
第6図は写真製版の重ね合わせ精度によるエミツタ層と
ベース電極に接続されるポリシリコン膜との間の距離の
変動を示す断面図である。以下、第6図を参照して距離
Cの写真製版重ね合わせ精度依存性について説明する。
通常第6図(a)に示されるように、ベース電極となる
ポリシリコン膜601は分離エツジ(分離酸化膜端部)
に合わせて写真製版され(図中矢印A)、エミッタ・コ
ンタクトも分離エツジに合わせて写真製版され(図中矢
印B)、エミッタ電極となるシリコン膜602aはコン
タクトパターンに合わせて写真製版されるために、シリ
コン膜間隔C(第5図の距、#Cに対応)は写真製版の
重ね合わせ精度によって決定され、最悪の場合の第6図
(b)、  (c)の示されるように、シリコン膜間隔
Cが正常なときの半分以下から3倍にも大きく変化する
第7図は、上述の距離Cの変動を抑制するためのダブル
・ベース構造のトランジスタの平面パターンを示す図で
ある。このダブル−ベース構造においては、エミツタ層
71を取り囲むように活性ベース領域62が形成され、
外部ベース領域上のシリコン膜601は、エミツタ層を
挟むように形成され、両側のコンタクト孔50を介して
ベース電極配線11に接続される構成となっている。
第8図はエミツタ層形成時の写真製版が最悪時のダブル
・ベース構造のトランジスタ素子の断面構造を示す図で
ある。すなわち第7図に示されるダブル・ベース構造と
することによって、第8図のようにエミツタ層形成時の
写真製版重ね合わせが最悪になっても、ベース電極につ
ながるシリコン膜601−エミッタ拡散層71の距離E
を設計通りとする必要がある。このようなダブル・ベー
ス構造にすると、シリコン膜間隔(すなわちエミツタ層
とベース電極につながるシリコン膜との距離)Cに写真
製版重ね合わせマージンを含むこととなり、余分なベー
ス面積の増大分はこのダブル・ベース構造とすることに
より2倍にも増大することになり、トランジスタ素子の
周波数特性向上に対する大きな障害となる。
それゆえ、この発明は上述のような欠点を除去し、エミ
ツタ層とベース電極に接続されるシリコン膜との距離を
低減し、それによりベース面積を低減して周波数特性の
改善された半導体集積回路装置およびその製造方法を提
供することである。
c間m点を解決するための手段] この発明に係る半導体集積回路装置およびその製造方法
は、活性ベース層を取り囲むように形成される外部ベー
ス層に対する不純物拡散源となるべきシリコン膜に対し
自己整合的に、活性ベース層となるべき領域上およびコ
レクタ電極取出層となるべき領域と外部ベース層となる
べき領域との間の領域上に酸化膜を形成し、外部ベース
層および活性ベース層形成後、シリコン膜パターンに合
わせて写真製版してエミツタ層を形成するための開孔を
設けるようにしたものである。
[作用] 外部ベース領域はシリコン膜からの不純物拡散により形
成され、このシリコン膜に囲まれた酸化膜領域が活性ベ
ース層を規定し、コレクタ電極取出層と外部ベース層と
の間に形成された酸化膜がトランジスタの分離領域端部
(フィールド部端部)を規定し、エミツタ層形成のため
の写真製版は、シリコン膜パターンに合わせて1階の写
真製版合わせにより行なわれるので、エミツタ層とベー
ス電極につながるシリコン膜との間の距離およびエミツ
タ層と分離エツジとの距離を低減することができ、ベー
ス面積を低減することが可能となる。
[発明の実施例] 第1A図ないし第1H図はこの発明の一実施例である半
導体集積回路装置の製造方法における主要工程段階を示
す断面図であり、第4A図〜第4■図に示される従来例
と同等または相当部分には同一参照番号が付されている
。以下、第1A図ないし第1H図を参照して、この発明
の一実施例である半導体集積回路装置の製造方法につい
て説明する。
第1A図 まず従来と同様にして、P−型シリコン基板1に、n生
型コレクタ埋込層2、n−型エピタキシャル層3、チャ
ネルカット用p型層4および分離用酸化膜102を形成
した後、第4B図に示される窒化膜201および下敷酸
化膜101を除去する。次に全上面にシリコン膜600
を被着させた後、酸化膜110.窒化膜203および酸
化膜111をこの順に順次被着する。ここで、酸化膜1
10は、シリコン膜600を酸化して形成してもよい。
また、窒化膜203とシリコン膜600との選択エツチ
ングを行なう場合は酸化膜110゜111は不要である
が、ここでは一般的なプラズマエツチング法を用いる酸
化膜が必要な場合を一例として説明する。
第1B図 一般的な写真製版および選択エツチング技法を用いて、
外部ベース領域となるべき領域およびベース電極取出領
域となるべき領域上に窒化膜203を含む複合膜110
,111,203を残すように複合膜110,203,
111を選択的にエツチング除去する。次に新たにレジ
スト膜301をマスクとしてエツチングを行ない、コレ
クタ電極取出層となる領域およびコレクタ電極取出層と
なる領域と外部ベース層となる領域との間のシリコン膜
600を除去する。ここで、複合膜110゜203.1
11工ツチング時に、シリコン膜600を所定厚さまで
エツチングし、次工程で形成される酸化膜の膜厚を薄く
するようにしてもよい。
また、レジスト膜301をマスクとしてシリコン膜60
0をエツチングするときに、若干n一層層表表面エツチ
ングされるようにしてもよい。ここで、外部ベース層と
なるべき領域に接する部分におけるシリコン膜のエツチ
ングは複合膜110゜203および111をマスクとし
て行なわれ、レジスト膜301は複合膜110,203
,111が形成されていない部分でかつエツチングされ
ては困る部分(すなわち、少なくとも活性ベース層とな
るべき領域)をエツチングから保護するために設けられ
る。
第1C図 複合膜上層の酸化膜111を除去した後(必ずしもここ
で除去する必要はないが、後の工程で形成される酸化膜
の膜減りを防ぐにはここで除去するのがよい)、窒化膜
203をマスクとして選択酸化を行なうことにより、シ
リコン膜600を酸化膜113.114に変化させると
ともに、露出したn一層3の表面に酸化膜112を成長
させる。
これらの選択酸化膜112,113および114をマス
クとして窒化膜203下のシリコン膜中にp型不純物を
導入した後シンタリングを行なうことにより、p型不純
物含有シリコン膜601からp型不純物の拡散を行なっ
て、中間段階の外部ベース層51を形成する。ここで、
酸化膜112はエピタキシャル層3を選択酸化して形成
されるため、隣接するシリコン膜との段差が極めて小さ
いこと、外部ベース層51の接合面まで深く形成されト
ランジスタの耐圧向上がもたらされるなどの利点が得ら
れる。
第1D図 活性ベース層となるべき領域およびコレクタ電極取出し
層となるべき領域上の酸化Jl!114.112を一般
的な写真製版およびエツチング技法を用いて除去し、次
いて窒化膜203も除去した後、酸化膜105を形成す
る。次に、レジスト膜(図示せず)を用いてコレクタ電
極取出し層となる領域を被覆し、活性ベース層となるべ
き領域にn型不純物の導入を行なった後パッシベーショ
ン膜401を被着させシンタリングを行なう。これによ
り中間段階の活性ベース層61が形成される。ここで、
活性ベース層となる領域上の酸化膜114のエツチング
除去は、窒化膜203がマスクとなって自己整合的に行
なわれる。
第1E図 一般的な写真製版およびエツチング技法を用いてエミツ
タ層となるべき領域およびコレクタ電極取出層となるべ
き領域上のパッシベーション膜401および酸化膜10
5を除去して開口部を形成し、第2のシリコン膜を被着
する。この第2のシリコン膜にn型不純物を導入した後
、窒化膜204を被着する。この窒化膜204およびn
型不純物含有シリコン膜602.603に対し選択的エ
ツチングを施して、開口部分を覆い隠すように窒化膜2
04.シリコン膜602,603を残す。
第1F図 続けて、または選択エツチングされた窒化膜204をマ
スクとして用いてパッシベーション膜401および酸化
膜105を除去し、シリコン膜601を一旦露出させた
後、従来通り低温酸化処理を施すことにより、n型シリ
コン膜602,603側壁に厚い酸化膜108を、p型
シリコン膜601上に薄い酸化膜107を形成する。前
工程およびここで窒化膜204をマスクとして使用した
のは、n型シリコン膜602,603上にも金属シリサ
イド膜を形成し、エミッタ電極金属配線に対するn型シ
リコン膜602,603の配線抵抗を低減するために行
なうものであり、従来通りエミンク層上に直接エミッタ
電極金属配線を形成するならば、窒化膜を形成しない従
来通りの製造工程を行なえばよい。
第1G図 窒化膜204の除去および酸化膜107のみをウォッシ
ュアウトした後、従来通りの金属シリサイド膜502,
503,504をそれぞれシリコン膜601,602,
603上に形成する。
第1H図 パッシベーション用窒化膜202(酸化膜でもよい)を
被着させた後に、窒化膜202に選択エツチングを施し
て、ベース電極用コンタクト孔501エミツタ電極用コ
ンタクト孔70(第1H図には示さず)およびコレクタ
電極用コンタクト孔80を形成した後、たとえばAαな
どの低抵抗金属を用いてベース電極金属配線9.エミッ
タ電極配線10(第1H図には図示せず)およびコレク
タ電極配線11をそれぞれ形成する。
第2図は上述の製造工程を経て作製された半導体集積回
路装置のトランジスタの平面パターンを示す図であり、
従来法で作製されたトランジスタの平面配置を示す第5
図および第7図に対応するものである。第2図に示され
るX−X−線に沿った断面構造が第1H図に示されてい
る。エミツタ層71に対する開口部を設けるための写真
製版は、シリコン膜601パターンに重ね合わせて行な
われるため、エミツタ層71とシリコン膜601との間
隔C′は、重ね合わせマージン1回分の距離、すなわち
従来のこの距離Cの約半分で済むため、ベース面積を大
幅に低減することができる。
第3図は第2図のY−Y−線に沿った断面構造を示す図
である。ここで、エミツタ層71とウォールド部(厚い
酸化膜112)との距HD−は、厚い酸化膜112が従
来と異なり、シリコン膜600のバター°ニング時に自
己整合的に決定されるため、第3図に示されるように、
この距離D゛も写真製版の1回分の重ね合わせマージン
の範囲内で一定値を得ることができる。
また、外部ベース領域53は、第8図に示される従来の
ダブル・ベース構造で見られるようなエミツタ層71の
周囲に非常にアンバランスな状態に形成されることなく
、エミツタ層71から一定の距離の位置に一定間隔(等
しい距離)で形成されるため、第3図と第8図とを比較
すればよく見られるように、本発明におけるトランジス
タ素子においてはベース面積の大幅な低減が可能となる
とともにベース−コレクタ容量やベース抵抗などのパラ
メータの均一性について改善されていることがわかる。
なお、上記実施例においては、外部ベース層53、エミ
ツタ層71、コレクタ電極取出層81に接続される膜を
シリコン膜として説明したが、このシリコン膜としては
、単結晶シリコン膜、多結晶シリコン膜および非結晶シ
リコン膜のいずれを用いてもよい。また、上記実施例に
おいては、隣接するトランジスタ層を分離するために、
厚い酸化膜からなる素子分離領域が形成された場合につ
いて説明しているが、これに限定されず、たとえばトレ
ンチ(溝)構造を用いた分離領域を有するトランジスタ
に本発明を適用しても上記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
[発明の効果] 以」−説明したように、この発明によれば、外部ベース
領域が選択酸化工程を経て残されたシリコン膜からの不
純物拡散により形成され、このシリコン膜に囲まれた選
択酸化膜領域が活性ベース領域を規定し、このシリコン
膜外周部におけるシリコン基板を選択酸化して得られた
選択酸化膜がトランジスタに対するフィールド部を規定
するので、エミツタ層形成のための開口部を設けるため
の写真製版は、このシリコン膜パターンに合わせて写真
製版すればよいので、エミツタ層とベース電極につなが
るシリコン膜との距離およびエミツタ層とフィールド部
端部との距離に含まれる写真製版重ね合わせマージンを
低減することができ、ベース面積の低減がもたらされる
ため、ベース−コレクタ間容量を小さくすることができ
、かつベース抵抗をも小さくすることができ、周波数特
性が良好なトランジスタを備える半導体集積回路装置を
実現することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし’MIH図はこの発明の一実施例である
半導体集積回路装置の製造方法を示す工程断面図である
。第2図はこの発明の一実施例により作製されたトラン
ジスタの平面パターンを示す図である。第3図は第2図
の線Y−Y″に沿った断面構造を示す図である。第4A
図ないし第4I図は従来の半導体装置の製造方法の主要
工程を示す断面図である。第5図は第4A図ないし第4
I図に示される製造方法を用いて作製されたトランジス
タの平面パターンを示す図である。第6図は第5図に示
されるトランジスタにおける写真製版の重ね合わせ精度
によるエミツタ層と分離領域端部との距離変動およびエ
ミツタ層とベース電極につながるシリコン膜との距離の
変動を示す図である。第7図は従来のダブル・ベース構
造のトランジスタの平面パターンを示す図である。第8
図は第7図に示されるダブル・ベース構造のトランジス
タ素子のエミツタ層とベース電極につながるシリコン膜
との距離と写真製版の重ね合わせ精度に対する依存性を
示す図である。 図において、1はp−型シリコン基板、3はn−型エピ
タキシャル層(第1導電型半導体層)、6.61.62
は活性ベース層、7,71はエミツタ層、8,81はコ
レクタ電極取出層、9はベース電極、10はエミッタ電
極、11はコレクタ電極、51,52.53は外部ベー
ス層、102は分離酸化膜、101,105,106,
107゜108.110,111,112,113,1
14はシリコン酸化膜、201.202は窒化膜、30
1はレジスト膜、401はPSG膜(絶縁膜)、600
,601,602,603はシリコン膜、500.50
1,502,503,504は金属シリサイド膜である
。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コレクタ領域となる第1導電型の半導体層と、前
    記半導体層表面の第1の所定領域に形成されてベース領
    域となる第2導電型の第1の島領域と、前記第1の島領
    域表面の第2の所定領域に形成されてエミッタ領域とな
    る第1導電型の第2の島領域とを有する半導体集積回路
    装置であって、前記ベース領域となる第1の島領域は、
    前記第2の島領域を取り囲む活性ベース領域と前記活性
    ベース領域を取り囲むように形成される外部ベース領域
    とを備え、かつ前記半導体層表面の第3の所定領域には
    コレクタ電極取出層となる第1導電型の第3の島領域が
    形成されており、 前記活性ベース領域に接続されるように形成され、かつ
    前記活性ベース領域形成時の不純物拡散源となる第2導
    電型のシリコン膜と、 少なくとも前記シリコン膜と前記第3の島領域との間に
    、前記半導体層を酸化して形成される酸化膜とを備える
    半導体集積回路装置。
  2. (2)前記半導体層の周囲には素子分離領域が形成され
    ており、かつ前記シリコン膜の一方は前記素子分離領域
    上にまで延びて形成されるとともに前記外部ベース領域
    上にも形成されており、前記外部ベース領域上に形成さ
    れたシリコン膜と前記シリコン膜の一方が形成されてい
    ない分離領域端部との間には前記半導体層を酸化して形
    成される酸化膜が当該シリコン膜と接するように形成さ
    れていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載
    の半導体集積回路装置。
  3. (3)前記素子分離領域は厚い絶縁膜により形成される
    、特許請求の範囲第2項記載の半導体集積回路装置。
  4. (4)前記素子分離領域はトレンチ構造を用いて構成さ
    れる、特許請求の範囲第2項記載の半導体集積回路装置
  5. (5)コレクタ領域となる第1導電型の半導体層と、前
    記半導体層表面の第1の所定領域に形成されてベース領
    域となる第2導電型の第1の島領域と、前記第1の島領
    域表面の第2の所定領域に形成されてエミッタ領域とな
    る第1導電型の第2の島領域とを有し、前記ベース領域
    となる第1の島領域は、前記第2の島領域に接する領域
    に形成される活性ベース領域と、前記活性ベース領域を
    取り囲むように形成される外部ベース領域とを備え、か
    つ前記半導体層の第3の所定領域に形成されてコレクタ
    電極取出し領域となる第1導電型の第3の島領域とを少
    なくとも備える半導体集積回路装置の製造方法であって
    、 前記半導体層上にシリコン膜および耐酸化性膜をこの順
    に形成する第1の工程と 少なくとも前記外部ベース層となるべき領域上に前記耐
    酸化性膜を残すように前記耐酸化性膜を選択除去する第
    2の工程と、 少なくとも前記第2の工程で残された耐酸化性膜をマス
    クとして用いたエッチングを行なって、前記半導体層の
    前記ベース領域を除く領域上に形成されたシリコン膜を
    除去する第3の工程と、前記残された耐酸化性膜をマス
    クとした選択酸化を行なって、露出した半導体層表面と
    前記活性ベース層領域となるべき領域上のシリコン膜を
    酸化する第4の工程と、 残されたシリコン膜に第2導電型の不純物を導入する第
    5の工程とを含む、半導体集積回路装置の製造方法。
  6. (6)前記残された耐酸化性膜をマスクとしたエッチン
    グを行なって前記活性ベース領域となるべき領域上のシ
    リコン酸化膜を選択的に除去する工程と、 第1導電型不純物を導入して活性ベース層を形成する工
    程とをさらに備える特許請求の範囲第5項記載の半導体
    集積回路装置の製造方法。
  7. (7)前記活性ベース領域形成後、前記活性ベース領域
    上の予め定められた領域上に開口部を形成した後第2の
    シリコン膜を形成する工程と、前記第2のシリコン膜に
    第1導電型の不純物を導入する工程と、 前記第2シリコン膜より前記第1導電型不純物を前記活
    性ベース領域表面へ拡散させて前記エミッタ領域を形成
    する工程とを備える、特許請求の範囲第6項記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58172A (ja) * 1981-06-25 1983-01-05 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置の製造方法
JPS61131562A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法

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