JPS6340292A - 加熱器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、電磁調理器、電気湯沸し器等の調理用加熱器
に関する。

〈従来技術〉 従来の電磁調理器は、第５図の如く、金属鍋等の被加熱
物１を載置するためのトッププレート２と、該トッププ
レート２を通して前記被加熱物１を加熱するための加熱
コイル３を含む加熱手段Ｘと、前記被加熱物１の温度を
検出するための温度検知素子４（サーミスタ）と、該温
度検知素子４の温度信号により前記加熱コイル３への励
磁を制御する制御回路５とから構成される。

加熱手段又は、第６図の如く、加熱コイル３に交流電源
を整流平滑して供給する整流平滑回路６と、加熱コイル
３に高周波出力を発生させるインバータ回路７とから成
る。前記制御回路５はインバータ回路７を発振させる発
振回路８Ａと、前記インバータ回路７を前記温度検知素
子４を含む温度検知回路９の信号により停止させるため
の停止回路１０とが設けられて成る。なお図中ＴＲＩは
スイッチング素子としてのトランジスタ、Ｃ１は共振コ
ンデンサ、Ｄｌは保護ダイオードである。

く　発明が解決しようとする問題点　〉上記構成におい
て、トッププレート２の裏面に付けたサーミスタ等の温
度検知素子４で５＋！！１１の温度を間接的に検知して
いる。鍋１に水が入っている場合の鍋１の温度Ａとトッ
ププレート２の離面の温度Ｂ（温度検知素子の温度）と
の関係は第７図のようになる。この場合、第６図の温度
検知回路９の設定温度を９８°Ｃにすれば、鍋１の温度
Ａが１００　’Ｃになった時点で停止する。

しかし、鍋１に水が無い場合、第８図のように、同じ温
度検知素子４の温度Ｂが９８°Ｃの場合、鍋底の温度Ａ
は２６０°Ｃになる。したがって、誤って鍋１をテーブ
ル等に置いた場合にテーブルを損傷する。

本発明は、上記問題点に鑑み、被加熱物１としての鍋に
水が人っていない場合にも被加熱物１の温度が１００°
Ｃ程度までしか加熱させないことで火傷およびテーブル
の損傷を防止することを目的とする。

〈　問題点を解決するための手段　〉 本発明は、上記問題点を解決するために、第１゜２図の
如く、被加熱物１を加熱するための加熱手段又と、該加
熱手段Ｘを弱加熱と強加熱とに切替可能な駆動回路８と
、前記被加熱物１の温度を検出する温度検知回路９と、
前記駆動回路８にタイマー信号を出力するタイマー回路
１３と、前記温度検知回路９の空炊き温度信号により前
記加熱手段Ｘを停止させるための停止回路１０とを具え
、前記駆動回路３は、前記タイマー回路１３からの加熱
開始信号により前記加熱手段Ｘを弱加熱（６０Ｗ　）に
、また加熱開始時から所定時間経過後（２分後）にタイ
マー回路１３のタイムアツプ信号により前記加熱手段Ｘ
を強加熱（３５０Ｗ）に切替える機能を有せしめられた
ものである。

〈作用〉 本発明において、駆動回路８は、タイマー回路１３から
の加熱開始信号により加熱手段Ｘを弱加熱（６０Ｗ）と
するので、加熱開始時に火力を６０Ｗに下げて加熱する
と、鍋の温度がゆっくりと上昇するため、鍋の温度を検
知しやすくなる。すなわち、空炊きの場合、従来では第
８図の如く、３Ｏ秒で鍋１の温度が２６０°Ｃになるが
、出力を６０Ｗに下げているので、１分３０秒で鍋の温
度が１００℃程度に抑えることができ、鍋底の温度Ａが
１００℃になったときには、温度検知回路９が空炊きと
検知して停止回路１０が加熱を停止することになる。

また加熱開始時から所定時間経過後（２分後）にタイマ
ー回路１３のタイムアツプ信号により前記加熱手段Ｘを
強加熱（３５０Ｗ）に切替えるので、鍋に水が入ってい
る場合、その後は通常の加熱が行なえる。

〈実施例〉 以下、本発明を電磁調理器に用いた一実施例を第１図な
いし第４図に基いて説明する。なお、第５．６図に示す
従来の構成部品と同一機能を有するものは同一符号で付
す。

第１図は本発明の一実施例を示す加熱器の加熱回路図、
第２図は同じく構成ブロック図、第３図は空炊き時の鍋
底の温度Ａと温度検知素子（サーミスタ）の温度Ｂとの
関係を示す図、第４図は鍋に水が入っている場合の鍋底
の温度と温度検知素子との関係を示す図である。

図示の如く、本発明は　トッププレート２上に載置され
た被加熱物１を加熱するための加熱手段Ｘと、該加熱手
段Ｘを弱加熱（６０Ｗ＞と強加熱（３５０Ｗ）とに切替
可能な駆動回路８と、前記被加熱物１の温度を検出しそ
の検出レベルを第一レベルと第ニレベルとに切替え可能
な温度検知回路９と、前記駆動回路８および温度検知回
路９にタイマー信号を出力するタイマー回路１３と、前
記温度検知回路９の空炊き温度信号により前記加熱手段
Ｘを停止させるための停止回路１０とを具えている。

そして、前記駆動回路８は、前記タイマー回路１３から
の加熱開始信号により前記加熱手段Ｘを弱加熱（６１’
）に切替え、また加熱開始時から所定時間経過後にタイ
マー回路１３のタイムアツプ信号により前記加熱手段Ｘ
を強加熱（３５０Ｗ）に切替える機能を有せしめられて
いる。また、前記温度検知回路９は、タイマー回路１３
の加熱開始信号により設定温度を第一レベル（６０°Ｃ
）に切替え、加熱開始から所定時間経過後に第二レベノ
喧９８°Ｃ）に切替える機能を有せしめられている。

前記加熱手段又は、加熱コイル３に交流電源を整流平滑
して供給する整流平滑回路６と、加熱フィル３に高周波
出力を発生させるインバータ回路７とから成る。該イン
バータ回路７は、スイッチング素子ＴＲＩ、保護ダイオ
ードＤ１および共振コンデンサＣ１を有し、整流平滑回
路６に接続される。

前記駆動回路８は、コンデンサＣ１および抵抗Ｒ１，Ｒ
２を有する発振回路８Ａがら構成され、抵抗Ｒ２と並列
に強弱切替スイッチＳｌ（アナログスイッチ）が接続さ
れる。この切替スイッチＳ１は、前記タイマー回路１３
に接続される。そして、発振回路８ＡはコンデンサＣ１
と抵抗Ｒ１もしくはコンデンサＣ１と抵抗Ｒ１＋Ｒ２で
発振周波数が決まる。すなわも、切替スイッチＳ１がＯ
Ｎのときに周波数が大となり、ＯＦＦのときに周波数が
小となる。

なお、インバータ回路７は発振回路８Ａから発振周波数
が高くなれば火力が下がる方式である。

前記温度検知回路９は、トッププレート２の裏面に固設
された温度検知素子４（サーミスタ）と抵抗Ｒ４とが直
列に接続され、抵抗Ｒ５，Ｒ６，Ｒ７が直列に接続され
、抵抗Ｒ６とＲ７の中間点をマイナス入力側に接続し温
度検知素子４と抵抗Ｒ４との中間点をプラス入力側に接
続するコンパレータ１４が設けられ、該コンパレータ１
４の出力端は停止回路１０の一端入力側に接続されて成
る。

そして、前記抵抗Ｒ５と並列に切替スイッチＳ２（アナ
ログスイッチ）が接続され、該切替スイッチＳ２がタイ
マー回路１３に接続される。そして切替スイッチＳ２の
ＯＮのとき設定温度が第一レベル（たとえば６０℃）と
なり、ＯＦＦのとき第ニレベル（たとえば９８’Ｃ）に
設定される。

前記停止回路１０は、たとえばＡＮＤ回路であり、その
入力端には前記発振回路８Ａの出力および前記温度検知
回路９のコンパレータ１４の出力が入力され、該停止回
路１０の出力端は前記インバータ回路７のスイッチング
素子ＴＲＩのベース端子に接続される。

前記ダイマー回路１３は、コンデンサＣ２と抵抗Ｒ３と
により時間が設定されるもので、本実施例では加熱開始
から２分後にタイムアツプ信号を出力する。そして、そ
の出力端に前記切替スイッチＳｌ、Ｓ２が接続される。

上記構成において、加熱開始時に運転スイッチのＯＮに
よりタイマー回路１３が作動し、コンデンサＣ２、抵抗
Ｒ３で決まる時間タイマー回路１３はＨになり、切替ス
イッチＳｌ、Ｓ２をＯＮする。そうすると、発振回路８
ＡはコンデンサＣ１゜抵抗Ｒ２で決まる周波数（高周波
数）となり、火力を下げる（６０Ｗ）。また温度検知回
路９は切替スイッチＳ２がＯＮとなり、コンパレータ１
４のマイナス側入力端には抵抗Ｒ６とＲ７の分圧値が入
力され、設定温度は第一レベル（６０’Ｃ）に設定され
ている。

設定時間後（２分後）、タイマー回路１３はタイムアツ
プ信号りを出力し、切替スイッチＳ　１．Ｓ２をＯＦＦ
する。しだがって、発振回路８ＡはコンデンサＣ１と抵
抗Ｒ１，Ｒ２により周波数が決まり、低周波数となり、
火力が強＜（３５０Ｗ＞なる。また、温度検知回路９ち
コンパレータ１４のマイナス入力側は抵抗Ｒ５，Ｒ６と
Ｒ７との分圧値が人力され、設定温度が高く（９８℃）
なる。

このように、加熱開始時に火力を６０Ｗに下げて加熱す
ると、鍋の温度がゆっくりと上昇するため、鍋の温度を
トッププレート２の裏面で検知しやすくなる。すなわち
、空炊きの場合、従来では第８図の如く、３０秒で鍋１
の温度が２６０°Ｃになるが、出力を６０Ｗに下げてい
るので、１分３０秒で鍋の温度が１００℃程度に抑える
ことができ、このときのトッププレート２の裏面温度は
６０℃となる。温度検知回路９の設定温度は第一レベル
（６０’Ｃ）に設定されているので、コンパレータ１４
からＬ信号が出力され、停止回路１０が動作して、イン
バータ回路７への出力を停止し加熱を停止させる。すな
わち、鍋底の温度Ａ力弓ＯＯ°Ｃになったときには、空
炊きと検知して加熱を停止することになる。

次に鍋１に水が入っている場合、第４図のように２分後
でも鍋の温度Ａおよびトッププレート２の裏面温度Ｂは
ほとんど上昇しない。したがってタイマー回路１３で２
分間だけ発振回路８Ａの周波数を変えて火力を下げると
ともに温度検知回路９の設定温度を６０℃にしておけば
、２分間は停止せずに加熱する。さらに、２分後、発振
回路８Ａの周波数を低周波数に変えて本来の火力（３５
０’ｖＶ　）および本来の設定温度（９８°Ｃ）にすれ
ば水を沸騰させ、自動的に停止する。

したがって、鍋の空炊きを未然に防止でき、特にホテル
で使用するポット等の湯沸かし専用機器に利用すればそ
の効果大である。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、加熱手段又は、上記実施例の如き、高周波出力
を発生するインバータ回路に限らず、単なるヒータにな
るものであってもよい。また、タイマー回路等はマイク
ロコンピュータの機能を利用したちのであってもよい。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明においては、駆動
回路は、タイマー回路からの加熱開始信号により加熱手
段を弱加熱とするので、加熱開始時には被加熱物（鍋）
の温度がゆっくりと上昇し、鍋の温度を検知しやすくな
り、空炊き検知を容易に行うことができ、また温度検知
回路が空炊きと検知した場合、停止回路が加熱を停止す
るので、鍋に水が入っていない場合にも鍋の温度の上昇
を抑えることができ、火傷およびテーブルの損傷を防止
することができる。そして、加熱開始時から所定時間経
過後にタイマー回路のタイムアツプ信号により前記加熱
手段を強加熱に切替えるので、鍋に水が入っている場合
、その後は通常の加熱を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す加熱器の加熱回路図、
第２図は同じく構成ブロック図、第３図は空炊き時の鍋
底の温度Ａと温度検知素子（サーミスタ）の温度Ｂとの
関係を示す図、第４図は鍋に水が入っている場合の鍋底
の温度と温度検知素子との関係を示す図、第５図は従来
の加熱器の構成ブロック図、第６図は同じくその詳細図
、第７図は空炊き時の鍋底の温度Ａと温度検知素子（サ
ーミスタ）の温度Ｂとの関係を示す図、第８図は鍋に水
が入っている場合の鍋底の温度と温度検知素子との関係
を示す図である。 Ｘ：加熱手段、Ｓｌ、Ｓ２：切替スイッチ、１：被加熱
物、２ニドツブプレート、３；加熱コイル、４：温度検
知素子、３：駆動回路、８Ａ：発振回路、９：温度検知
回路、１０：停止回路、１３：タイマー回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加熱物を加熱するための加熱手段と、該加熱手段を弱
   加熱と強加熱とに切替可能な駆動回路と、前記被加熱物
   の温度を検出する温度検知回路と、前記駆動回路にタイ
   マー信号を出力するタイマー回路と、前記温度検知回路
   の空炊き温度信号により前記加熱手段を停止させるため
   の停止回路とを具え、前記駆動回路は、前記タイマー回
   路からの加熱開始信号により前記加熱手段を弱加熱に、
   また加熱開始時から所定時間経過後にタイマー回路のタ
   イムアップ信号により前記加熱手段を強加熱に切替える
   機能を有せしめられたことを特徴とする加熱器。